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台風21号 上伊那地域にも影響
超大型の台風21号は、23日の明け方に長野県に最も接近し、通過しました。 上伊那では、倒木による停電や交通機関の乱れなどがありました。 箕輪町の竜東線では、倒木により三日町から十沢橋の間で全面通行止めとなりました。 放送エリア内の3市町村では、分かっているだけで9件の倒木が報告されています。 上古田では、倉庫のトタン屋根が吹き飛ばされる被害がありました。 トタンは、倉庫東側の畑に落ちましたが、けが人はいなかったということです。 倒木などの影響で、上伊那地域のおよそ3,000戸が一時停電となりました。 交通機関にも影響が出ています。 JR飯田線は、23日の始発から午後2時30分頃まで運転を見合わせました。 中央自動車道は、伊北ICから諏訪IC間と、一宮御坂ICから国立府中IC間で、上下線ともに通行止めとなりました。 通行止めは、午後0時15分までに解除されました。 この影響で、中央高速バスは新宿行きが上下線で午後まで運休などの影響を受けました。 強風による農業被害も出ています。 伊那市西箕輪の山口貴之さんのぶどう園では、これから収穫を迎えるシャインマスカットやピオーネが強風の影響で落下していました。 山口さんによりますと、この場所だけで、被害額は10万円以上になるということです。
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衆院選投開票 長野5区宮下一郎さん5選
第48回衆院選の投票が、22日に行われ、即日開票されました。 長野5区は、自民党前職の宮下一郎氏が5選を果たしました。 22日は、支持者およそ70人が集まり、午後8時に当選確実の知らせが流れると拍手が起きていました。 宮下氏は、自民党前職の59歳。 平成15年の選挙で初当選し、財務副大臣などを歴任しています。 今回5区には3人が立候補し、宮下氏は9万1,542票を獲得し、5回目の当選を果たしました。 次点で、無所属新人の曽我逸郎氏が4万8,588票、次いで希望の党新人の中嶋康介氏が4万3,425票となっています。 長野5区の投票率は、前回選挙を5.25ポイント上回る65.11%で、伊那市は65.15%、箕輪町は67.49%、南箕輪村は64.7%となっています。
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JA上伊那年金友の会 5グループが発表
JA上伊那年金友の会の最大のイベント生きがい教室が19日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、5グループが日頃の活動の成果を発表しました。 生きがい教室のアトラクションでは、友の会を構成する5地区からそれぞれ1団体が歌や踊りなどを発表しました。 このうち高遠町・長谷のエリアとなる東部地区からは、フラメンコグループが踊りを披露しました。 JA上伊那年金友の会は、JAバンクを使って年金を受給している人たちでつくる組織で、上伊那には2万3,000人ほどいます。 年間で様々なイベントを行っていて、著名人の講演などを聞くこの生きがい教室は、中でも最大のイベントです。 今回は20回の節目で、アトラクションのほか、漫談と講演が行われ、1,400人が来場しました。
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上伊那の歯科医師や歯科衛生士などが研修
上伊那の歯科医師や歯科衛生士などを対象にした研修会が伊那市内で18日に18開かれ、口の中にできるがんについて知識を深めました。 上伊那歯科医師会が毎年開いている講習会で、歯科医師や歯科衛生士、歯科助手など245人が参加しました。 講師は、信州大学医学部付属病院の山田慎一准教授がつとめ、「お口の中にできるがん 歯科治療と健康との関わり」と題して話ました。 山田准教授は写真を示しながら口腔がんの種類を説明し「なかなか治らない口内炎があったら、がんの可能性があるので専門医に見てもらう事が大切です」と話していました。 上伊那歯科医師会では、口腔がんは進行すると手術も難しく命に係わるので歯科診療所で早期発見できるような目をしっかりと養っていきたい」と話していました。
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上伊那郡の60歳代の女性が特殊詐欺被害
上伊那郡内の60歳代の女性が73万円を騙し取られる特殊詐欺被害が19日発生しました。 伊那警察署の発表によりますと19日に被害者宅に役場職員を名乗る男から「健康保険の払い戻し金がある。ATMから受け取ることができるので指示通りに操作するように」との電話がありました。 指示通りATMを操作しその後被害者が金融機関に確認したところ2回にわたり合計73万円が他人名義の口座に振り込まれていることがわかったということです。 伊那署では還付金があるなどの電話があってもすぐに信用しないようにし家族や警察に相談するよう呼びかけています。
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第22回書晋展
上伊那の書道愛好家でつくる書晋会の「第22回書晋展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで、12日から始まりました。 会場には、会員13人の作品およそ70点が並んでいます。 上伊那地域で書道の教室を開いている講師を中心に、各会派が一堂に会する作品展です。 漢字、かな、刻字など、様々な書体で表現しています。 書晋会では「バラエティーに富んでいて見ごたえある作品が並んでいるので、幅広い書の世界を感じてもらえると思う。」と話していました。 第22回書晋展は、18日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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赤果肉リンゴ新品種「いなほのか」発表
信州大学農学部の伴野潔教授は、そのまま食べることができる赤果肉リンゴ「いなほのか」を13日発表しました。 赤果肉リンゴの新品種「いなほのか」です。 これまでのものと比べ酸味がおさえられ、そのままでも食べやすくなったという事です。 13日はリンゴ農家が大学を訪れ伴野教授から品種の特徴について説明を聞いたり、試食をしました。 伴野教授は、平成11年から赤果肉リンゴの研究を始めました。 伴野教授によりますと、これまでのものは、酸の量が7~8パーセントでそのまま食べると酸味が強い事から酒の醸造など加工用に用いられているという事です。 いなほのかは、交配させた品種の中から酸の量が少ない系統を選び育てたもので、0.64パーセントとそのままでも食べやすい物ができたとう事です。 上伊那の苗木業者2社で、いなほのかの苗木の生産が進めらていて、訪れた農家も新たな品種に期待を寄せていました。 伴野教授は、今後はさらに色づきがよく、大きな実のなるリンゴの開発を進めていきたいとしています。
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伊那地域の最高気温29.1度 4日連続の夏日
11日の伊那地域の最高気温は29.1で、4日連続の夏日となりました。 伊那地域は、11日午後2時40分に最高気温29.1度を記録し4日連続の夏日となりました。 最高気温29.1度は、2013年に観測した29.5度に続いて10月の観測史上3番目に高い気温となっています。 長野地方気象台によりますと、12日は曇りや雨の予想で11日よりは暑さがやわらぎ涼しくなるという事です。
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上伊那広域消防本部 県消防学校での成果を査閲
上伊那広域消防本部は、8日に長野市の県消防学校を卒業した署員の訓練の成果を確認するための「査閲」を、11日に行いました。 8日に県消防学校を卒業したのは、今年度広域消防本部の職員に採用された18歳から22歳の4人です。 この日は、田畑公徳消防長や幹部など11人が査閲しました。 訓練は、火災が発生した建物に取り残された負傷者を救助するとの想定で行われました。 査閲は、消防学校での訓練の成果を確認し、署員も気持ちを新たにしようと初めて行われたものです。 田畑消防庁は、「地域の安心安全を守りたいという強い気持ちを達成できるよう、訓練に励み、一人前の署員になってほしい」と話していました。 4人は、今後半年間は訓練期間として病院での実習などを行っていくという事です。
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CATV杯ミニバス大会 男子・伊那DT3連覇
上伊那ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が9日駒ケ根市で開かれました。 男子は伊那ダイヤモンドツインズ、女子は駒ヶ根が優勝しました。 大会には、県内外から20チームが出場し男子決勝は、白のユニフォーム・伊那ダイヤモンドツインズと赤のユニフォーム・愛知県のいずみクラブの対戦となりました。 第3クォーターまではどちらも譲らない展開となりました。 第4クオーターにはいると、硬いディフェンスからペースを掴んだ伊那が得点を重ね、45対32で勝ち、3年連続優勝を果たしました。 女子の決勝は、白のユニフォーム駒ヶ根と青のユニフォーム・イナ・イーストの対戦となりました。 自力にまさる駒ケ根が序盤から得点を挙げ78対14で勝ち、2年連続の優勝を果たしました。 上伊那ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール大会、決勝の模様は、28日の午後2時からご覧のチャンネルで放送します。
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伊那地域の最高気温28.6度 8月下旬並み
10の伊那地域の最高気温は、8月下旬並みの28.6度まで上がり、3日連続の夏日となりました。 伊那地域では、午後2時26分に最高気温28.6度を記録し、暑い1日となりました。 長野地方気象台によりますと、11日も気温は高くなる予想で、10日と同じくらいの暑さになるということです。 12日以降は曇り空が広がり、気温も下がりそうだということです。
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秋は足踏み 最高気温26度の夏日
8日の伊那地域は日中の最高気温が26度となり9月中旬並みの夏日となりました。 高気圧に覆われ晴れ間の広がった伊那地域では午後2時9分に最高気温26度を記録し9月中旬並みの夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、9日以降も気温の高い日が続く予想ですが12日頃から平年並みに戻る見込みです。
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交通安全に功労 緑十字銅章伝達
交通安全に功労のあった人や優良な運転者を表彰する緑十字銅章の伝達式が、5日伊那市の伊那警察署で行われました。 伝達式は、伊那警察署・伊那交通安全協会・高遠地区交通安全協会・安全運転管理者協会上伊那支部の合同で行われました。 伊那警察署の熊谷 猛彦署長が表彰状を伝達しました。 交通安全功労者は、7人が表彰を受けました。 優良運転者は、9人が表彰を受けました。 優良安全運転管理者は1人が表彰を受けました。 伊那交通安全協会の春日 昇会長は、「これからますます高齢者の事故が増えると思うので、今後も皆さんの力を貸してほしい」と話していました。 受賞者を代表して交通安全功労者の杉本 進さんは、「この受賞を機に、より一層、無事故無違反に努めたい」と謝辞を述べました。
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消防隊員と消防団員が連携を確認
上伊那広域消防本部の隊員と消防団の幹部が火災発生時の連携を確認するための検証会が6日、伊那市の伊那消防署で行われました。 検証会には、上伊那広域消防本部の隊員27人と、上伊那8市町村の消防団の幹部26人が参加しました。 上伊那広域消防本部の火災の出動基準は、災害の規模や状況によって4段階に定められています。 今回は、一般的な住宅での火災を想定した第1出動による指揮体制について検証しました。 現場指揮本部が設置され、被害の状況を確認した後、消防団員に指示が伝えられました。 その後、意見交換が行われました。 消防団員からは「慌ただしい現場で誰に声をかけるのが適正か教えてほしい」「交通規制など警察との連携も強めたいので訓練に関係機関も参加できたら良いと思う」といった意見が出されていました。 検証会は今年で3年目で、広域消防本部では「実際の現場で更なる連携がとれることを目指して課題などをもう一度確認していきたい。」としています。
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伊那中病 北棟竣工式
健診センターや美容外科、がん治療のための放射線施設などを備えた、伊那中央病院の北棟が完成しました。 5日は、病院を運営する伊那中央行政組合の関係者などがテープカットを行い、竣工を祝いました。 北棟は、本館の北側に建設されました。 鉄筋コンクリート造りの耐震構造の2階建てで、延べ床面積は4,300平方メートルほどです。 去年10月に着工し、今回建物が完成しましたが、医療機器の設置は、今後、順次行われます。 1階には、健診センター・放射線施設・訪問看護ステーションが設置されました。 健診センターでは、新たな検査を導入し、人間ドックの受け入れを増やします。 放射線施設では、がん病巣に集中的に照射でき、治療効果が高く副作用が少ない高精度放射線治療装置・リニアックを導入します。 病気の診断やがんの早期発見につなげるPET・CTを上伊那で初めて導入します。 2階には、美容外科・レストランなどがあります。 美容外科は、形成外科から独立して移設し、しわやシミなどに対する抗加齢治療なども実施します。 レストランは、本館から北棟に移設することになり、南アルプスが一望できます。 北棟は、大型機器の搬入・設置を順次進め、全面稼働は来年4月を予定しています。 なお、7日(土)に予定している病院祭では内覧会を開くということです。
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上伊那の放課後児童クラブがスキルアップ交流会
上伊那の放課後児童クラブのスタッフや支援員を対象にしたスキルアップ交流会が伊那市の創造館で4日に開かれ、子どもと一緒に楽しめるレクリエーションを学びました。 講師は、長野県レクリエーション協会会長の竹中雅幸さんが務め、子どもと一緒に楽しめるゲームを紹介しました。 笑顔、笑い、ユーモアの3つをモットーに参加者と一緒に「後出しジャンケン」などを体験しました。 竹中さんは、集まってまず最初に緊張をほぐすために手軽にできる遊びを知っていると、コミュニケーションがとりやすい雰囲気をつくれるとアドバイスしていました。 スキルアップ交流会は、伊那保健福祉事務所が毎年この時期に開いるものです。小学校の放課後児童クラブでの支援内容が多様化する中、スタッフのレベルアップを図っていきたいという事です。
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上伊那手打ちそばスタンプラリー 12月まで
上伊那広域連合は、信州そば発祥の地として上伊那のそばの認知度をあげ集客につなげようと、地域の特産品があたるスタンプラリーを12月まで実施しています。 2万部を作成し上伊那8市町村の観光窓口などで配布しています。 スタンプラリーには、上伊那で手打ちそばを提供している44店舗が参加しています。 上伊那を4つのエリアにわけ、それぞれのエリア内のスタンプ4個と好みの店舗のスタンプ4個の合計8個を集めて応募すると抽選で10人に8千円相当の伊那谷八蔵飲みくらべセットなどが当たります。 3エリアのスタンプ3個では、五平餅や米などが当たります。 上伊那広域連合では、信州そば発祥の地として上伊那のそばの認知度を上げるとともに、地域住民や観光客に食べ歩きをしてもらい、そば店の売り上げ向上にもつなげようと初めてスタンプラリーを実施しました。 上伊那手打ちそばスタンプラリーは12月24日まで行われています。
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JA上伊那フォトコンテスト 最優秀賞に向山世男さんの作品
上伊那の「農のある暮らし」と「魅力ある風景」をテーマに募集したJA上伊那のフォトコンテストで、最優秀賞に伊那市荒井の向山世男さんの作品が選ばれました。 最優秀賞のJA上伊那組合長賞に選ばれた向山さんの作品です。 駒ヶ根市東伊那で撮影した写真で、田植えをする人と中央アルプスが写っています。 全体のバランスが良く、上伊那らしい季節感を捉えている点が評価されました。 向山さんは、去年に続き2年連続で最優秀賞に選ばれました。 フォトコンテストは、JA上伊那が合併した年から行われていて、今年で22回目です。 今年は、県内外の60人から175点の作品が寄せられました。 入賞した作品は、広報誌る~らるの表紙に使用されるほか、11月11日のJA上伊那まつりの会場で展示されることになっていま
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ごみ袋変更後初めての収集日
上伊那地域では、10月から指定ごみ袋が変更となりました。 エリア内では、伊那市と南箕輪村の一部で、2日、変更後初めての収集日を迎えました。 このうち伊那市では、生活環境課の職員8人が日影区などのステーションのごみ出しに立ち合いました。 変更となったのは、燃やせるごみの大が30円から50円に値上がりした他、1枚40円の中袋が新たに設けられました。 燃やせないごみは、30円から40円に値上がりしています。 これまでの袋を使用する場合は、差額分のシール式証紙を貼る必要があります。 中には、証紙が貼ってあったものの、枚数が足りないものもありました。 日影区のごみステーションでは、午前8時30分までに36個の燃やせるごみが出され、このうち2つは証紙が貼っていなかったため、説明して持ち帰ってもらったということです。 ごみ収集業者らは、ごみ袋が適正なものかどうかを確認しながら回収していました。 上伊那広域連合では、「週末に証紙を買い求める人が多くみられたが、貼らずに出しているものもあった。あすが初めての収集日となる地区もあるので、引き続き周知を図りたい」としています。
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上伊那8月 有効求人倍率1.78倍
上伊那地域の8月の有効求人倍率は、前の月を0.08ポイント上回る1.78倍でした。 ハローワーク伊那では「引き続き堅調に推移している」として、判断を据え置きました。 8月の有効求人数は4800人、有効求職者数は2699人で、有効求人倍率は前の月を0.08ポイント上回る1.78倍でした。 ハローワークによりますと、製造業の求人数がおよそ千人と全体の2割近くを占めていて、今後もまとまった求人意欲があるという事です。 8月の有効求人倍率は、長野県全体では1.62倍、全国では1.52倍となっています。
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旧指定ごみ袋 「シール式証紙貼付を」
上伊那広域連合では来月1日から指定ごみ袋が変更されることにともない、これまでの袋を使用する場合はシール式証紙を貼付するよう呼びかけています。 指定ごみ袋は来月1日から燃やせるごみの大が1枚30円から50円に燃やせないごみが30円から40円にそれぞれ料金が変わります。 それにともないこれまでのものを使う場合は差額分のシール式証紙を貼付する必要があります。 シール式証紙は市役所の窓口のほか指定ごみ袋の取扱店で購入することができます。 なお平成31年4月以降はシール式証紙を貼付しても指定ごみ袋は使用できなくなるということです。
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応急危険度判定士 養成講習会
地震で被害を受けた建築物が引き続き使用できるかどうかを判定する応急危険度判定士の養成講習会が、28日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 講習会には、上伊那の建築士12人が参加しました。 応急危険度判定士は、地震の際に被害を受けた家屋が、引き続き安全に使用できるかどうかを応急的に判定します。 建築士会上伊那支部の要望を受けて、長野県が初めてこの時期に新規登録希望者の講習会を開きました。 判定士は、地元で発災した場合、避難所となっている場所が安全かどうかを判定します。 また、他地域で発災した場合、長野県の要請を受けて派遣され、一般住宅の判定を行います。 長野県内には現在、1,519人、上伊那には、143人の応急危険度判定士がいます。 県内全体では2,000人の登録を目標にしているということです。
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観光地めぐる周遊バス 519人利用
上伊那地域振興局が今年8月中に運行させた観光地を巡る周遊バスは、合計で519人、1日平均で19.2人が利用したことがわかりました。 周遊バスは、8月1日から27日までの27日間、JR伊那市駅から、大芝高原・はびろ農業公園みはらしファーム・かんてんぱぱガーデン・駒ヶ根高原を1日2往復するコースで運行されました。 利用人数は合計で519人、1日当たりの平均は19.2人、1便あたりの平均は9.6人でした。 最も利用が多かったのは最終日の27日で64人、最も少なかったのは2日の6人でした。 利用者の内訳は、上伊那が7割、県内が1割、県外が2割でした。 上伊那地域振興局では、「一定の手ごたえがあった」として、今後について検討したいとしています。 なお、この事業は長野県が各地域の振興局へ独自予算として配分している地域振興推進費を活用していて、事業費はおよそ230万円となっています。
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上伊那農商工マッチング交流会
農作物の生産者や加工業者と、それを仕入れて販売する観光事業者や食品関連企業とを結びつける上伊那農商工マッチング交流会が、27日に伊那市の伊那商工会館で開かれました。 会場には、上伊那を中心に農作物を生産する農家や加工業者の21のブースが並び、観光事業者や飲食店、食品関連企業の担当者が訪れ、それぞれのブースを見てまわりました。 交流会は、農作物の生産者とそれを仕入れて販売するバイヤーを結びつける場として上伊那地域振興局などが開いたもので今年で4回目となります。 去年は交流会をきっかけに10件の取り引きが成立したという事です。 今年は「地消地産」をテーマにしていて、バイヤーが欲しい物は何かを知る事で、売れるものを生産していくための仕組みづくりを進めていきたいとしています。
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企業の昼食支えた組合 60年の歴史に幕
上伊那地域の工場や事務所に昼食用の弁当を配達している伊那市工場福祉事業協同組合、通称「伊那べんとう」が、今月末で解散しおよそ60年の歴史に幕を下ろします。 26日は、注文を受けた弁当2000食が車に積み込まれ、上伊那地域のおよそ250社に向けて出発していきました。 伊那べんとうとして知られる「伊那市工場福祉事業協同組合」は、昭和37年に伊那市西町に設立されました。 高度経済成長により地域で電子部品工業などが急成長する中、昼食を供給する仕組みがなかったことから、地元企業の経営者らが立ち上げました。 事業所からの注文を受けて昼食用の弁当を配達するほか、春の高校伊那駅伝や伊那まつりのスタッフ用の弁当なども供給しています。 施設の老朽化が進み、現状の設備では継続が難しいこと、また、コンビニエンスストアなどが増え、昼食を供給するという当初の目的を達成したことから、22日に開かれた理事会で解散が決まりました。 矢澤克明専務は「なくなってしまうのは残念だが、事業所の皆さんの昼を支えるという当初の目的は達成できた。派手ではないが、健康のことを考えた弁当でみなさんの昼を支えたという自負はある」と話していました。 この日は、昭和43年から35年間勤めた元社員の中村憲雄さんが訪れ、写真を見ながら当時を懐かしんでいました。 中村さんは「忙しい時は1日に6,000食を配っていた。少し遅れてしまったりすると授業員の皆さんが待ち焦がれた様子で迎えてくれた。組合の役目はしっかり果たせたのではないかと思う」と話していました。
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上伊那広域消防本部の救急救命士 合同訓練
上伊那広域消防本部の救急救命士が、知識や技術の統一を図るための合同訓練が26日に消防本部で行われました。 訓練には、6つの消防署から18人が参加しました。 救急救命士は、救急車に同乗して、医師の指示のもと点滴や心肺停止時の電気ショック、気道確保などの救命処置を行います。 消防本部には現在73人の救急救命士がいて、それぞれの消防署で月に1回訓練を実施していますが、消防本部内で知識や技術を統一しようと、今回初めて合同で行われました。 3人で1つの隊をつくり、人形を使って心臓マッサージや薬剤投与を行いました。 訓練が終わると、他の消防署の隊員から、気づいた点やアドバイスを聞いていました。 上伊那広域消防本部によりますと、救急車の出動回数は年間およそ6,600件で、1日平均18回だということです。
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パーキンソン病患者・家族交流会
難病・パーキンソン病の患者とその家族を対象にした交流会が、21日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。 この日は、患者や家族など10人ほどが参加し、笑いヨガを体験しました。 パーキンソン病は、神経系統に異常が生じて、手が震えたり、体が強張ったりと運動機能に障害があらわれる難病です。 主催した伊那保健福祉事務所は、これまでも、難病患者の交流会を開いていますが、パーキンソン患者に限定した会は今回初めて開きました。 笑いヨガでは講師の呼びかけに合わせて、声を出しながら手をたたいたり万歳したりしました。 上伊那では現在、患者や家族が思いを共有し、情報交換を行う「友の会」設立に向けた動きが始まっています。 全国や県全体では、パーキンソン患者の友の会がありますが、より身近に集まれる組織の設立を目指しているということです。
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伊那節大会・ふるさと芸能祭
伊那節の歌唱力を競う伊那節大会と、伊那谷の伝統芸能を披露するふるさと芸能祭が、24日、伊那市のいなっせで行われました。 歌唱力を競う伊那節歌唱コンクールには、県内各地から27人が出場しました。 出場者は、太鼓や三味線、尺八の生演奏に合わせて歌を披露していました。 コンクールは、伊那節を今後も次世代に引き継いでいこうと、伊那節振興協会などが組織する実行委員会が2年に1度開いています。 今年は、27人中7人が初参加でした。 伊那節は、節回しが独特で、音程も高低差があり、全国的にも難しい民謡だということです。 最優秀賞には伊那市長谷の岩崎 厚子さんが選ばれました。 第2部のふるさと芸能祭では、まほら伊那民謡会やざんざ節保存会など7団体が発表を披露しました。
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花卉品評会 県知事賞・田中さん(伊那市)
上伊那花卉品評会が22日、伊那市役所で開かれ伊那市の田中理一さんのカーネションが最優秀賞にあたる県知事賞を受賞しました。 田中さんのカーネーションは花のボリュームや、白い色に透明感が出ている点が評価されました。 この品評会は花卉農家でつくる上伊那花卉生産者会議が開いているもので、カーネーションの他に、アルストロメリアやバラなど165点が出品されました。 出品された花は予約販売がされ訪れた人たちが買い求めていました。
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アスタル シードルの新酒楽しむイベント
伊那市内の飲食店などでつくるアスタルシードルクラブが手掛けるシードルの解禁を祝うイベント「シードル・ヌーヴォー」が、20日夜、伊那市のセントラルパークで初めて開かれました。 地元のリンゴを使い、地元の醸造所で加工した純伊那産のアスタルシードルは、今年で3年目になります。 このイベントは、アスタルシードルの解禁を祝うものですが、それ以外にも伊那谷の3つの醸造所がシードルを出品し、全部で10種類を飲み比べることができます。 訪れた人は、6枚つづり1,500円のチケットを購入し、飲み比べていました。 セントラルパークには、10店舗が出店し、ローストポークの串焼き、ゴルゴンゾーラのキッシュ、肉のテリーヌなど、シードルに合う料理を提供していました。 これまでも、シードルの解禁を祝うイベントは行ってきましたが、街中での開催は今回が初となります。 アスタルシードルクラブでは、今後、このイベントを定着させ、伊那谷のシードルを育てていきたいとしています。