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3日の暴風雨 倒木や農業用ビニールハウスの倒壊などの被害
伊那市で最大瞬間風速30メートルを記録した、3日の暴風雨で倒木や農業用ビニールハウスの倒壊などの被害がでました。
伊那市では、長谷杉島など市内11か所で倒木被害が発生しました。中部電力伊那営業所によりますと、倒木などにより、3日夕方から4日にかけて市内319戸で停電が発生しましたが、すべて復旧しているという事です。
また、伊那北保育園では、3日午後5時半頃、街路樹が敷地内に倒れこみました。
雷が落ちたため、倒れたのではないかということです。
木は、停めてあった車の上に倒れたため車にキズがつくなどの被害がありましたが、けが人はありませんでした。
JA上伊那のまとめによりますと、ビニールハウスの倒壊が伊那市で13棟、箕輪町で1棟、南箕輪村で6棟発生し、高遠町地区で19万円あまりのイチゴの苗の被害が出たという事です。
建物では、伊那市狐島で天竜川漁業協同組合の会館の屋根がめくりあがり破損すなどの被害がでています。
伊那市、箕輪町、南箕輪村とも、けがをした人はいなかったという事です。 -
南箕輪村消防団に初の女性本部長
平成24年度の南箕輪村消防団の任命式が1日に村民センターで行われ、松澤さゆりさんが本部長に任命されました。
松澤さんは「気の引き締まる思い。みんなのお手本になるよう頑張りたい」と話していました。
南箕輪村消防団には今年度 18人が入団し、団員数は男性195人、女性22人の合わせて217人となり、1割が女性団員となっています。 -
グランセローズ大芝でキャンプイン
BCリーグ信濃グランセローズは1日、南箕輪村の大芝高原野球場でキャンプインしました。
グランセローズは、BCリーグの公式戦が始まった平成19年から南箕輪村の大芝高原でキャンプを行っています。
キャンプインした選手は、今月21日からのシーズン開幕に向け汗を流していました。
今シーズン、9人の新戦力を補強したグランセローズは初優勝を目指します。
大芝高原野球場でのキャンプは8日までを予定していて4日には同じBCリーグの石川ミリオンスターズとの練習試合が予定されているほか、7日には少年野球教室も開かれます。
公式戦は21日に開幕。
5月3日には伊那県営球場で、プロ野球、横浜DeNAの2軍と対戦することになっています。 -
村マレット同好会 大芝マレットゴルフ場を整備
南箕輪村マレットゴルフ同好会は、4月からのシーズンに備えて、大芝マレットゴルフ場の清掃を29日行いました。
29日は、南箕輪村マレットゴルフ同好会の会員68人が、竹箒などを手に、大芝マレットゴルフ場に集まりました。
同好会は、毎年、シーズンが始まる4月を前に、マレットゴルフ場の清掃を行っています。
今年は、同好会の要望に答えて、村が整備を行いました。
地形に見合ったグリーンが作りなおされたほか、大会の運営などに使われる東屋の雨よけが設置されました。
またカップが、直径18センチから20センチへと主流の規格に統一されました。
会員は、グループに分かれて、ゴルフ場の枯葉や、まつぼっくりなどを除いていました。
南箕輪村マレットゴルフ同好会は、4月3日の初打ちを予定しています。 -
南箕輪村南原住宅団地 焼却灰今年度除去工事困難
南箕輪村南原の住宅団地に埋め立てられていた焼却灰の除去工事は、今年度中の着工が困難だとして、28日の伊那中央行政組合議会で処分費用を減額する補正予算案が可決されました。
この日開かれた伊那中央行政組合議会で処分費用9千万円を減額する今年度補正予算案が可決されました。
唐木一直南箕輪村長の説明によりますと、当初は今年度中の着工を予定していましたが、詳しい工事設計をする中で、新たに3軒の住宅を移転しなければ工事ができない事がわかったという事です。
新年度予算にも工事費用は計上されず、工事着手は、平成25年度後半になりそうだという事です。
この日の伊那中央行政組合議会では他に、▽伊那中央病院の救命救急センター指定に伴い新たに救急科を設置すること▽形成外科の医師1人と救急科の医師1人を含む医療従事者を、44人増やして594人とする条例改正案が可決されました。 -
伊那中病 決算見込み額 5億8千万円の黒字
伊那市の伊那中央病院の今年度の決算見込み額はおよそ5億8千万円の黒字となることが報告されました。
これは、28日にひらかれた、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の議会全員協議会で報告されました。
入院や外来の収益など病院の事業収益は税抜きで102億8千万円、それに対し、人件費や材料費などの事業費用は97億円となり、事業収益から事業費用を差し引いた純利益は、およそ5億8千万円と見込んでいます。
去年12月には、純利益は4億6千万円ほどと見込んでいましたが、患者数の増加などにより更に増益となりました。
伊那中央病院では、平成20年度まで赤字経営が続いていましたが、経営努力などにより平成21年度から3年連続の黒字となっています。
伊那中央病院の事業費の4分の1は、本来であれば構成市町村が負担することになっていますが、事業会計が黒字の場合、高度医療負担額から相当額を減額するため、今年度分については実質的な負担がなくなるということです。
また、中央行政組合全員協議会で、救命救急センターと、研修センターなどの改修工事のスケジュールなどが示されました。
救命救急センターは、本館南側に増設される予定です。一般救急入り口のほか、救急車搬送入り口、要除染患者の入り口が設けられます。
レントゲンやCTの検査も、増築棟で行える計画です。
増築棟の2階には、口腔外科や患者の精神ケアを行う精神科診療室のほか、内視鏡やロボット出綬など最先端の医療機器が導入された研修センターが設けられる予定です。
救命救急センターは平成25年9月に完成、研修センターは、平成26年3月に完成予定です。 -
療育施設たけのこ園 竣工
南箕輪村の言葉や社会性の発達に支援が必要な小学校入学前の子どもを受け入れる療育施設「たけのこ園」が完成し27日、現地で竣工式が行われました。
完成した療育施設たけのこ園は、村の西部保育園東側に建設されました。
27日は、竣工式が行われ村の関係者など40人が出席し完成を祝いました。
施設の名前は公募の中から「たけのこ園」に決まりました。
建物は、木造平屋建て延べ床面積はおよそ554平方メートル、バリアフリー構造で床暖房と太陽光発電システムを完備しています。
総事業費はおよそ2億1000万円です。
建物に使用されている木材は大芝高園の間伐材や県産材が使われています。
多目的ホールをはじめ相談室や静養室、調理室などが設けられています。
定員は就学前の子供の単独通園が10人程度、保護者とともに通園する親子通園が15組程度を予定しています。
たけのこ園の開所は10月1日からを予定しています。
4月から園長や児童発達支援管理者など4人が開所に向けて準備を進めていくということです。
通園について村では、これから随時案内をしていくということです。 -
宮坂組 大芝高原をボランティア清掃
南箕輪村の建設会社宮坂組は、お世話になっている地元の役に立ちたいと18日、大芝高原の清掃作業を行いました。
宮坂組の社員有志30人ほどが清掃作業にあたりました。
宮坂組は、平成18年豪雨による天竜川の補強工事を行い、河川に堆積していた土砂の運搬経路として大芝高原を利用ました。
工事の時にお世話になった大芝高原や地元への恩返しをしようと、3年前からボランティア清掃を行っています。
社員らは4つのグループに別れ、水路に溜まった土や、ゴミなどを取り除いたり、歩道の落ち葉を掃いていました。
宮坂組では「継続する事により、大芝高原を訪れる人が気持ちよく使ってもらえる環境を作り、少しでも地元の役に立てれば」と話していました。 -
信州大学農学部で卒業式
南箕輪村の信州大学農学部で23日、卒業式が行われました。
今年度農学部を卒業するのは、学部生184人、修了生65人の合わせて249人です。
式では、山沢清人学長が各学部の卒業生と修了生の代表者に卒業証書を手渡しました。
農学部の中村宗一郎学部長は「これまでに学んだ知識を知恵に変え、新領域にひるむことなく挑戦してほしい」と式辞を述べました。
卒業生と修了生を代表して食料生産科学専攻の檀上理沙さんは「周囲の人に対する感謝の念を常に持ち、さらなる飛躍に努めたい」と話しました。
式が終わると、後輩らが卒業生に花束を渡したり一緒に写真を撮るなどして、卒業を祝いました。
信州大学農学部では、今年度卒業する学部生184人のうち100人が就職を希望していて、2月末現在の内定率は91%となっています。
残りの84人は、大学院などに進学を予定しているということです。 -
南箕輪村人事異動 課長級昇格1人
南箕輪村は4月1日付の人事異動を22日、内示しました。
異動は32人の小規模で、課長級への昇格は1人です。
議会事務局長に総務課行政係長の堀正弘さん(51)が昇格します。
今回の異動は、子育て支援課の新設をはじめ係の名称変更などの機構改革に伴うものです。
異動総数は32人、課長級の異動は3人となっています。 -
消防広域化 伊那消防組合は協議会設置を決定
上伊那地域の消防広域化について、伊那消防組合議会は22日、広域化に向けた本格的な検討を行う協議会に進むことを決めました。
広域化については、伊那消防組合と伊南行政組合の本部機能を一本化し、1つの消防本部と指令センター、現在ある6つの消防署で業務を行うとする将来像が示されています。
22日は、広域化へ協議を進めることについて、各市町村議会の意見集約の結果が報告されました。
伊那市は「賛成」、辰野町は「やむを得ない」、箕輪町は「同意する」、南箕輪村は「賛成」でした。
これを受け、伊那消防組合としては、広域化に向け検討を行う協議会に進むことを決めました。
伊南行政組合の意見集約は28日に行われます。
伊南でも了承された場合は、7月頃に協議会を設置し、広域消防運営計画を策定します。
順調に進むと、平成27年度中に広域消防が発足する見通しです。 -
むらづくり賞 南原地区まちづくり景観形成住民協定者会
南箕輪村の発展に貢献した団体などに贈られる、むづくり賞に、南原地区まちづくり景観形成住民協定者会が選ばれました。
21日は、役場でむらづくり賞の表彰式が行われました。
むらづくり賞を受賞した、南原地区まちづくり景観形成住民協定者会は、地域の景観保護を目的に平成13年に発足、およそ6年かけ、区内全戸と区外に住む地権者、合わせて503戸から同意を得て、平成19年に県知事から景観育成団体として認定を受けました。
協定者会では、建物や屋外広告物等への基準を設けた他、桜の植樹や花壇整備などを行っています。
伊藤恒男副会長は「今後も景観保護を通して、区民の絆を深め村の発展に貢献していきたい」と話しました。
唐木一直村長は「村では先進的な取り組み。活動を参考にしながら全村に広がるよう努力したい」と話していました。 -
国道153号伊那バイパス開通
国道153号伊那バイパスの伊那市福島地区ふるさと農道から竜東線までの700メートル区間が20日、開通しました。
20日は、長野県や関係市町村・地元地権者など150人が参加して、テープカットやくす玉わりをして、交通安全を祈願し、開通を祝いました。
東部中学校吹奏楽部が演奏を披露し、開通に花をそえました。
今回開通したのは、伊那市福島から竜東線までの700メートル区間で、暫定2車線です。
国道153号伊那バイパスは、箕輪町木下から伊那市青島までの全体延長7.6キロの計画で、平成22年度までに箕輪町木下から、新しい天龍橋を含む2.7キロが、部分供用されてきました。
関係する市町村でつくる伊那バイパス促進期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は、「全体が整備される事で更に効果が発揮されることと思う。上伊那からリニア中央新幹線へのアクセスとしても重要な道路。計画では4.2キロ残っているが、早期実現に期待する」と挨拶しました。
事業主体の伊那建設事務所は、開通により、伊那市の中心市街地とのアクセス性が向上し、上伊那広域のネットワークの形成が図られることが期待されるとしています。また国道153号伊那バイパスの残り4.2キロについても順次着手し、早期の全線開通を目指したいとしています。
その延長となる伊那市青島から駒ヶ根市までをつなぐ伊駒アルプスロードについては、計画ルーとが決定しておらず、現在検討が進められています。 -
上農ISO14001の内部監査員養成講習会
南箕輪村の上伊那農業高校は、緑地工学科の生徒を対象にした環境マネージメントシステム・ISO14001の内部監査員養成講習会を16日、開きました。
上農高校では、緑地工学科の2年生を対象に、昨年度から要請講習会を開いています。
講習会は、15日と16日の2日間の日程で開かれ、生徒36人が受講しました。
講師は、愛知県の東海工業専門学校の職員、望月博達さんが務めました。
望月さんは「ある部署の監査を行う時は他部署の人間が監査を行う。監査員は、公平な立場で判断しなければならない」などと、話していました。
望月さんによると、自然環境に配慮した経営システムの構築を目指す企業や自治体が増えていて、ISO14001の内部監査員養成講習を修了すれば、就職活動にプラスになるということです。
受講した生徒は、「認証を取得して就職活動に活かしたい」と話していました。 -
卒業式シーズンがピーク
卒業式シーズンがピークを迎えています。
15日は、伊那ケーブルテレビ放送エリア内の3校の小中学校で、卒業式が行われました。
このうち、南箕輪村の南箕輪中学校では、男子79人、女子74人の合わせて153人が、卒業を迎えました。
式では、柴俊春校長から生徒1人ひとりに卒業証書が手渡され、卒業生は引き締まった表情で受け取っていました。
柴校長は「人との出会いから多くの事を学び、自分を成長させ、夢に向かって力強く歩んでほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表して林舞香さんは、支えてくれた友人や両親に感謝の気持ちを伝えました。
卒業生は、在校生や保護者に見送られ、3年間の思い出がつまった学び舎を後にしました。
小中学校の卒業式は、中学校は16日、小学校は17日がピークです。 -
伊那技術専門校 26人が修了
南箕輪村の伊那技術専門校で15日、修了式が行われました。
2年間の普通課程2つの科と、6か月間の短期課程2つの科のあわせて26人が、修了証書を受け取りました。
修了生は上伊那地域のほか松本市や諏訪市などの出身で、年齢は19歳から64歳までです。
遠藤昌之校長は、「生産現場の中で工夫と改善ができる中核的な技能者になってほしい。信じる道に大きな気概を持って進んでください」と式辞を述べました。
修了生を代表してメカトロニクス科で2年間学んだ小坂章吾さんは、「これから新しい道に進み、社会に貢献できるよう一層努力していきたい」と決意を述べました。
修了生26人のうち、現在19人の就職が内定しているということです。 -
みなみみのわフォトグランプリ
2011みなみみのわフォトグランプリの最優秀賞に、伊那市の向山世男さんの作品が選ばれました。
向山さんの作品「秋の並木道」は、信州大学農学部のゆりの木並木を写した作品です。
6回目となるフォトグランプリには、上伊那から45点が寄せられました。
14日夜、作品選考会が開かれ、向山さんの作品が選ばれました。
村では、入賞作品を、役場や大芝荘で展示したり、広報などで活用し、村の観光PRに役立てたいとしています。 -
上農果樹班 SBC学校科学大賞受賞
巨峰の栽培方法や保存方法などについて研究をした、南箕輪村の上伊那農業高校の果樹班は、第10回SBC学校科学大賞を受賞しました。
13日は上伊那農業高校で大賞受賞の伝達セレモニーが行われ、塩崎正校長から果樹班の3年生の代表メンバーに賞状と盾が手渡されました。
果樹班では、今年度、巨峰など粒の大きいブドウの栽培や保存方法の研究をしました。
研究では、ブドウの木の皮を剥ぐことにより、ブドウの色つきを良くする栽培方法の検討や、収穫したブドウの品質を保ちつづける、適正温度について比較実験を行いました。
上農高校によりますと、観察の過程やデータを丁寧にとりまとめている点などが評価されたということです。
上伊那農業高校の塩崎校長は、「研究で得た工夫と努力を忘れないでほしい」と話していました。 -
南箕輪村不適切受給問題 村長改めて陳謝
南箕輪村の唐木一直村長は、県からの補助金の不適切な受給問題について改めて陳謝したうえで、今年度の補助事業をすべて調査した結果、他には問題がなかったことを報告しました。
14日に開かれた村議会一般質問で、補助金の不適切な受給についての議員からの質問に答えたものです。
唐木村長は、「改めてお詫び申し上げるとともに、二度と起こらないよう再発防止に努める」と陳謝しました。
村が再発防止策として取り組んだ実施中の補助事業の再調査については、今年度行っている92件について全て調査をした結果、問題はなかったと報告しました。
補助金の不適切受給問題は、県が村に交付した約1千万円の補助金について、村が事実と異なる報告を県にしたもので、補助金の全額を返還するとともに、村長を始めとする関係職員の処分も行われました。
唐木村長は、「再発防止に努め、職員が村民のために仕事をしていくシステムの構築が私の使命」と話していました。 -
伊那飲食店組合 新春大会
伊那市や南箕輪村の飲食店が加盟している伊那飲食店組合の新春大会が5日、伊那市内で開かれました。
新春大会は組合の交流を図ろうと開かれたもので、会場にはおよそ100人が参加しました。
大会の中で櫻井信久組合長は「厳しい経済状況の中、組合員が一致団結して地域を盛り上げていきたい」と挨拶しました。
伊那飲食店組合は、およそ330店が加盟していて互いの結束を図りながら集客に努めています。
組合では、地域の活性化を目指そうと抽選で景品や利用券などが当たるイベントを今年の秋に行う計画です。 -
伊那消防署の新庁舎建設予定地 富士塚グラウンド周辺に
老朽化などにより新しい伊那消防署庁舎の建設について協議してきた検討委員会は、伊那市の富士塚グラウンド周辺を候補地とする検討結果をまとめました。
12日は、検討委員会の橋爪重利委員長が伊那市の白鳥孝市長と南箕輪村の唐木一直村長に報告書を手渡しました。
委員会では、去年6月から6回にわたり新庁舎の建設場所や規模について協議してきました。
これまでの会議で、旧上伊那農業高校定時制グラウンド、美篶工業団地、伊那中央病院周辺、富士塚グラウンド周辺の4か所が候補地にあがっていました。
利便性や立地条件など27項目について委員11人がそれぞれ点数をつけました。
その結果、最も多かった富士塚グラウンド周辺が983点、次に多かった伊那中央病院周辺が971点でした。
伊那中央病院周辺と僅差だったことについて委員会では、集計による評価結果を尊重したとしています。
庁舎については、敷地面積8,000平方メートルほどの規模と報告しました。
検討結果については、3月22日に開かれる伊那消防組合議会全員協議会で報告されます。 -
消防広域化 協議参加を了承
伊那市議会全員協議会が12日、伊那市役所で開かれ、伊那消防組合と伊南行政組合消防本部を統合する広域化に向けた協議に参加することが了承されました。
広域化は地震など大規模災害に対応するため消防力の強化を図ろうと進められるものです。
また、今後整備される消防救急無線デジタル化と通信指令センターの整備費用について統合した場合とそれぞれの組合で行ったときの合計では、およそ2億1千万円の経費節減になるということです。
議員からは、反対意見はなく、広域化に向けた協議に参加することが了承されました。
また南箕輪村議会全員協議会も12日、村役場で開かれ、両組合の統合に向けた協議に参加することが了承されました。
今月22日には伊那消防組合議会が開かれ広域化についての判断がされる予定です。 -
南箕輪村社会福祉協議会 シンボルマーク決定
南箕輪村社会福祉協議会で募集していたシンボルマークが8日に決まりました。
南箕輪村社協では、地域の人達により親しんでもらえるようにとシンボルマークを募集していました。
17人から応募があり、8日に開かれた検討委員会の結果、南箕輪村大芝の横道崇さんの作品に決まりました。
「ふれあう手、かよう心」をキャッチフレーズに、南と心をかたどったマークになっています。
南箕輪村社協では今後、このマークを車やTシャツなどにつけ活用していくということです。 -
伊那技専修了課程発表会
伊那技術専門校を3月に修了するメカトロニクス科と情報システム科の訓練生が、8日、修了課題の発表を行いました。
8日は、メカトロニクス科と情報技術科の2年生12人が取り組んできた成果を披露しました。
伊那技専では、毎年、修了生が課題に取り組んでいますが、全校の前でプレゼンテーションを行うのは今年が初めてです。
プレゼンテーションの後は、完成した装置を披露しました。メカトロニクス科のA班は、タッチパネルで音符の長さや音階を入力し、自動的に演奏させる機械を作りました。B班は、おもちゃの車の色センサーで識別し、記憶・管理させる観覧車型の機械を作りました。
牧田英明訓練指導員は、「習ったことだけでなく、プラスアルファの知識・技能が必要となる。チームで動くのでコミュニケーション能力も向上し、会社に入っても生かせると思う」と話していました。 -
村でコンプライアンス研修会
南箕輪村は、県からの補助金を不適正に受給した問題をうけ、再発防止を図ろうと職員対象にしたコンプライアンス研修会を7日、村民センターで開きました。
南箕輪村は、平成21年度から22年度にかけ事実と異なる報告をし県からの補助金を不適正に受給したとして、この補助金の全額1000万円余りを返還しています。
研修会は、問題発生を受け不祥事の再発防止と公務員倫理の徹底を図ろうと保育士を除く全職員を対象に開かれこの日は41人が出席しました。
講師を務めた、南箕輪村の顧問弁護士長谷川洋二弁護士は、「公務員の給料は民間企業と違い税金で賄われている。公務員は全体の奉仕者でなければならない」と話し
「信用を失わないよう、日々の業務から、職員としての自覚が必要」と話していました。
唐木一直村長は「なぜ、問題が起きたのかを職員全員で考え、村の信頼回復に向け勤めてきたい」と話していました。 -
南箕輪村議会 3月定例会開会
南箕輪村議会3月定例会が6日開会し村側から25議案が提出されました。
提出されたのは、県から補助金を不適正受給した問題の処分として、村長と副村長の給料を減額する条例改正案など25議案です。
今議会にはこの他に総額47億7千万円の新年度一般会計予算案などが提出されました。
南箕輪村議会3月定例会は3月16日までの11日間で、14日と15日が一般質問、16日に閉会する予定です。 -
間伐材の利活用で地域活性化
間伐材の利用や森づくりなどについて学ぶ学習会が3日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。
会場には、県内を中心におよそ70人が集まり、情報を交換しました。
県内の6団体で作る「森林に学ぶネットワーク運営委員会では、より良い森林や環境づくり、地域活性化などを目的に県内を中心に学習会を開いています。
今回の学習会では「間伐材の利活用に挑戦」をテーマに学生や企業、団体が活動を発表しました。
このうち、伊那市で薪ストーブの販売などを行なっている株式会社DLDは、間伐材を使った薪活用のメリットなどを説明しました。
DLDでは、2007年から薪の宅配サービスを行なっていて、上伊那地域で薪の需要が増えている現状を説明し「薪の活用は木材の地産地消につながる」と話していました。
間伐材を有効に活用することで、薪ストーブユーザー、林業関係者、薪を作る人、配達する人など、薪を中心に循環が生まれ地域の活性化につながると説明していました。
ある参加者は「今まで気づかなかった活用法を学ぶことができた。自分の地域でも活かしてみたい」と話していました。 -
キャンドルで気仙沼を応援
東日本大震災から1年を迎える11日日曜日、震災で被害を受けた宮城県気仙沼市では、地域を元気にしようとキャンドルイベントが開かれます。そのイベントを伊那地域からも盛り上げようと3日、キャンドル作りが行われました。
この日は、ミツロウなどを販売している南箕輪村のワイルドツリーでキャンドルづくりが行われました。
キャンドルイベントへの協力は、伊那市に住む野溝清美さんが気仙沼出身で、イベントのスタッフに加わっていることから企画されました。
このイベントは、キャンドルに追悼の意を込めて、また未来への希望を込めて行われるものです。
野溝さんは「この支援活動がこれで終わらず、息の長い活動になっていくように、これからも多くの人に支援してもらいたい」と話していました。
参加した人たちは、キャンドルを作り終えると、カードに被災地へのメッセージを書き込んでいました。
参加したある女性は「実際気仙沼に行くことはできないけど、この地域から想いが届くようにメッセージを書きました」と話していました。
野溝さんは9日に気仙沼へ向かう予定で、現地でもキャンドルづくりを計画しています。 -
上農高校3年生コサージュ作り
南箕輪村の上伊那農業高校園芸科学科の3年生は、3日の卒業式を前にコサージュ作りを2日に行いました。
コサージュ作りを行ったのは、観賞植物コースの3年生13人です。
学校生活で学んだ事を活かそうと、園芸科学科の生徒全員分のコサージュを毎年製作しています。
生徒らは、ピンクやオレンジの花を1つひとつ丁寧に飾り付けていました。
ある生徒は「3年間の思いを込めて作りました。このコサージュを胸に、3日の卒業式では胸を張って歩きたいです」と話していました。 -
伊那消防署 新しい救助工作車導入
伊那消防署は、大規模災害に備え、新しい救助工作車を導入しました。
新たに導入されたのは、5人乗りの救助工作車1台です。
油圧を活用した大型の救助器具などの救助用資機材を充実させました。
他に、作業中であることを知らせるLEDタイプの表示板が、車両後部に新たに設置されました。
乗車スペースは、天井が高くなったことで、車内での準備が可能になり、より迅速な対応がとれるということです。
救助工作車は、これまでの車両の老朽化に伴い導入され、費用はおよそ8,400万円です。
うち、2,400万円は国の補助金で賄われます。
2日は、伊那消防署で入魂式が行われ、関係者およそ50人が集まりました。
伊那消防組合の白鳥孝組合長は「ハード面での充実は、市民にとっても心強い。いつ発生するか分からない大規模災害に備え取り組んでほしい」と話していました。