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計画策定に向けアンケート実施へ
南箕輪村は、来年度で終了する「子ども・子育て支援事業計画」の新たな計画策定に向けて、年度内にアンケート調査を実施します。
17日夜は村役場で子ども・子育て審議会が開かれ、保育・教育関係者や保護者など、委員10人が出席しました。
アンケートは、保護者の就業状況や子育ての環境、教育に関する要望などを聞くもので、村内の保育園・幼稚園・小学校に通う子ども、およそ2,000人の保護者を対象に2月頃実施する予定です。
このアンケートの結果を元に、来年度、1年間かけて審議会が計画を策定します。
宮下努会長は「子ども達が健全に育っていける環境づくりのために考えていきましょう」と話していました。 -
南箕輪村議会議員に戒告の懲罰
南箕輪村議会本会議最終日の14日、常任委員会で同僚議員に
対し無礼な発言をした山﨑文直議員に公開の議場における戒告の
懲罰が科されました。
懲罰動議は当該者の山﨑議員を除く8人で採決が行われ全会一致で可決されました。
この問題は常任委員会で請願の審議中に大熊惠二議員が「そのレベルでは話にならない」と発言したことに対し山﨑議員が「それじゃ出て行かし」と返したもので、これにより大熊議員らが
懲罰動議を出したものです。
懲罰特別委員会の原悟郎委員長は「これからは議員同士尊重しあい2度とこのようなことがおこらないようにしたい。」としています。
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村議会懲罰特別委 戒告処分決定
南箕輪村議会懲罰特別委員会が13日役場で開かれ、山﨑文直議員に対して出された懲罰動議に対する審査の結果、「公開の議場における戒告」とすることを決めました。
懲罰特別委員会は、対象となる山﨑議員、動議を発動した大熊惠二議員、唐澤由江議員、議長の丸山豊議員を除く6人で構成されています。
大熊議員らが提出した懲罰動議によりますと、3日の福祉教育常任委員会で高校再編に関する請願を審査する中で大熊議員が山﨑議員に「話にならない。そのレべルでは話にならん」と発言し、山崎議員が「それじゃ、出て行かし」と不適切な発言を行ったという事です。
審査の結果、委員会の進行など疑問点はあるが「出ていかし」というのは「言論の自由を奪う」などの理由で「議場での戒告処分」とする事を決めました。
地方自治法が定める中で戒告は最も軽い懲罰です。
委員会の審査の結果は14日の本会議で報告され採決などが行われます。
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今年の世相反映 変わり雛
南箕輪村神子柴の岩月人形センターで今年の世相を反映した変わり雛5点が展示されています。
メジャーで活躍した大谷翔平選手と全米オープンテニスで優勝した大阪なおみ選手の「Oh!ニッポン半端ないって雛」
高円宮家三女の絢子さまと会社員の守屋慧さんの結婚を祝う「ご慶事雛」
音楽で平成を彩った、安室奈美恵さんと小室哲也さんの「さよなら平成雛」
夏の台風の迷走や記録的な猛暑など異常気象に翻ろうされた「特別警戒の夏雛」
がんの免疫治療法の研究でノーベル賞を受賞した本庶佑さんと妻の滋子さんの「ノーベル賞受賞雛」の5点が展示されています。
変わり雛は東京上野の人形メーカーが昭和21年から毎年製作し今年で74回目の展示となります。
岩月人形センターの先代のオーナーがこの会社で修行した事が縁で変わり雛を展示しています。
島尾和男社長は「かわり雛をみて1年を振り返るきっかけにしてもらいたい」と話していました。
変わり雛は来年の3月3日まで展示されています。
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村議会 懲罰特別委員会設置
3日の南箕輪村議会の福祉教育常任委員会で山﨑文直議員が不適切発言を行ったとして、大熊惠二議員と唐澤由江議員が提出した懲罰動議について12日開かれた南箕輪村議会で審議されました。
挑発動議の提出を受け村議会は懲罰特別委員会の設置を決め、13日処分が決定する予定です。
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信大 山ぶどうワイン販売
信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうを使ったワインが完成し12日から販売が始まりました。
南箕輪村の信大農学部生産品販売所で12日からワインの販売が始まりました。
ワインに使われている山ぶどうは、植物資源科学コースの2・3年生が実習の一環で栽培したものです。
およそ40アールの圃場で、4月から毎週管理を行い10月初旬に収穫をしました。
今年は山ぶどうにとっては当たり年で、春から初夏にかけて天候が安定した事で房が大きくなり、夏に暑い日が続いた事で実は濃厚で糖度が増したという事です。
およそ4トン収穫し、そのうち2.7トンをワイン用に仕込みました。
信大農学部の山ぶどうワインは全部で2500本完成しました。
価格は720ミリリットル入りが2,200円、360ミリリットル入りが1,300円で、農学部の生産品販売所で購入することができます。
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信大 青汁の研究講座設置
南箕輪村の信州大学農学部はヤクルトヘルスフーズ株式会社からの寄付を受け青汁の成分や健康機能について研究する「ヤクルトヘルスフーズ青汁健康長寿研究講座」を12月設置しました。
研究を中心に行うのは食品化学研究室の片山茂准教授です。
片山准教授によりますと青汁は「体にいい」というイメージはありますが、その機能についてはあまり知られていないという事です。
研究講座では2年かけて、青汁の成分分析や遺伝子レベルでの研究を行い「どの成分」に「どんな効能があるか」を解明していく予定です。
信大とヤクルトの青汁の共同研究は平成23年から行われています。
これまでより規模を広げスピード感を持って研究を進めていこうとヤクルトが信大に2年間で2千万円の寄付を行い、信大は専門の講座を設置して研究を行います。
講座の研究成果はホームページや公開講座などで発表される予定です。
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南箕輪村産のりんごを園児にプレゼント
南箕輪村営農センターは村内で収穫したりんごを7日村西部保育園の園児にプレゼントしました。
村のりんごをPRする地産地消事業として行われたもので早速園児が試食していました。
りんごは村内全ての保育園や学校給食センターなどに合わせて1500個ほどが配られました。
村営農センターでは村内で採れたりんごを味わってもらうことで
地元農産物の消費拡大につなげていきたいとしています。
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「村創生総合戦略」の検証結果を答申
南箕輪村のむらづくり委員会は、村創生総合戦略の検証について5日、唐木一直村長に答申しました。
5日は、むらづくり委員会の宮原 袈裟夫会長と千 菊夫副会長が村役場を訪れ、答申書を唐木村長に手渡しました。
むらづくり委員会は今年8月から4回にわたり委員会を開き、村創生総合戦略について検証してきました。
35の項目について数値目標が達成できているかどうかを検証し、「順調」は25、「おおむね順調」は7、「努力を要する」は3と判断しました。
努力を要するとしたのは、●大芝高原の利用者数、●登下校見守りボランティアの実施回数、●防災に関する出前講座の開催数で、それぞれ目標値に達しなかったとしています。
宮原会長は、「総論としては順調に達成されているが、去年も指摘し改善されていない点があるのでさらなる努力をお願いしたい」と話しました。
唐木村長は、「指摘を参考にして、良い方向を見出していきたい」と話していました。
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上農3年生 大芝パンフ制作へ
南箕輪村の上伊那農業高校の3年生は、大芝高原をPRするパンフレットやプレゼンテーション用の資料を制作します。
5日は農業情報処理の授業を選択している3年生23人が大芝荘や味工房などを取材しました。
生徒達は7つのグループに分かれ、施設のアピールポイントや売れている野菜、お勧めのサービスを取材したり、写真を撮っていました。
大芝荘では、職員からイルミネーションなどのイベントを企画する事で県外からの集客につなげているなどと説明を受けていました。
上伊那農業高校では情報処理を学ぶ中で、大芝高原について情報発信しようと今回初めてパンフレットなどの制作に取り組みます。
パンフレットやプレゼン資料は来年1月16日までにまとめ、23日に大芝高原の職員を対象にした発表会を開く予定です。
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宮脇さん90歳記念個展 開催
伊那市下新田の宮脇智明さんの90歳の卒寿を記念した個展が南箕輪村南原のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
昭和3年生まれの宮脇さんは今月12日に誕生日を迎え満90歳となります。
個展はこれを記念して開かれていて、これまで制作してきた木彫や絵画、絵手紙など70点あまりが展示されています。
60代の時に医者の勧めで木彫を始め、その後、絵画や絵手紙へと趣味を広げていきました。
日課は、朝5時に起床し朝食までの間、木を彫ったり、絵を描いたりしていると言う事です。
宮脇さんの卒寿記念展は28日まで南箕輪村南原のなごみの樹で開かれています。
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信大のりんごジュース販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が実習で栽培したりんごを使ったジュースが完成し、5日から販売が始まりました。
りんごジュースは、植物資源科学コース・動物資源生命科学コースの2年生が実習の一環で栽培した「ふじ」を使って毎年作られています。
学生たちが摘花などの手入れから収穫までの作業を行いました。
今年は、夏の暑さで日焼けしたり台風の影響で落下や傷がつくなどの被害があったということです。
糖度が高く中身が完熟したものを学生が選別しジュースにしたということです。
信大農学部では「災難を乗り越えた貴重なりんごジュースが出来たので多くの人たちに味わってもらいたい」と話していました。
りんごジュースは、1リットル入りが450円、250ミリリットル入りが200円で、信大農学部の生産品販売所で購入することができます。
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南部小学校しめ飾りづくり
南箕輪村の南部小学校の全校児童は4日、正月用のしめ飾りを地域住民や保護者と一緒につくりました。
この日は、学校でボランティア活動を行う「ふくろうの会」のメンバー30人が学校を訪れ、児童たちにしめ飾りの作り方を教えました。
南部小学校では20年以上前から毎年、正月用のしめ飾りづくりを全校で行っています。
使ったワラは、5年生が米作りで育てたもので、地区ごと教室に分かれて親子で作りました。
しめ飾りは、各家庭の玄関に飾るということです。
南部小学校では「保護者も積極的に参加することで世代を超えて作り方を覚えられる。地域の人と触れ合いながら伝統文化の継承を大切にしていきたい」と話していました。 -
箕輪町議会と南箕輪村議会が開会
箕輪町議会と南箕輪村議会の12月定例会が3日開会しました。
箕輪町議会には4億7,900万円を追加する一般会計補正予算案など9議案が提出されました。
箕輪町議会は10日と11日に一般質問、17日に委員長報告と
採決が行われます。
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元アメフト選手らが子ども達を指導
アメリカンフットボールの国内リーグの元選手らによるフラッグフットボール講座が2日、南箕輪村民体育館で開かれました。
講座には、村内を中心に小中学生およそ40人が参加しました。
指導に当たったのは、日本代表選手を含むアメフトの元選手13人です。
高学年のグループでは、4チームに分かれて試合が行われ、選手らと一緒に子ども達が作戦を立てながらプレーしていました。
アメフトの選手はタックルなどで頭部に衝撃を受けることが多く、脳疾患との関係が研究されています。
今回、元選手らが自然や子ども達と触れ合うことにより、脳がどのように変化するかを国の調査の一環で調べます。
フラッグフットボールの普及に力を入れていて、大芝高原などがあり自然豊かなことから、今回南箕輪村が実験の会場として選ばれました。
元日本代表の飾磨宗和さんは「自然の中を歩いたり、初めて会った選手たちと大勢の子ども達に指導をしたり、脳にとても良い影響があるのではないかと思う」と話していました。
南箕輪村では「会場として使ってもらえることもうれしいし、子ども達にとっても良い経験になる」と話していました。 -
倒木で村道4時間通行止め
30日南箕輪村神子柴の村道で倒木があり、現場付近は午前6時から4時間以上にわたり通行止めとなりました。
倒木が発生したのは、南箕輪村神子柴の村道7号です。
倒れたのは直径50センチのマツで枯れた事が原因だとみられ、この林は私有林だという事です。
午前7時30分頃から撤去作業が始まり午前10時30分に通行止めは解除されました。
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在職20年で表彰
伊那市区選出の向山公人県議会議員と上伊那郡区選出の小林伸陽県議会議員ら5人は、県議会から在職20年の表彰を29日に受けました。
29日開会した11月県会の本会議中に表彰されました。
自民党の向山県議は、当選回数5回の76歳。
共産党の小林県議は、当選回数5回の75歳です。
代表して向山県議が謝辞を述べました。
表彰は、県議会議員表彰規定に基づくもので、在職20年表彰は、5人が対象となりました。 -
まっくんバス利用者6%増
南箕輪村公共交通会議が22日に役場で開かれ、村内巡回バスまっくんバスの今年度の運行状況などが報告されました。
今年度のまっくんバスの利用者数は、10月末現在7,921人、月平均1,132人で、昨年度の同じ時期と比べて6%増となっています。
また1便あたりの乗車人数は3人でした。
8月17日に実施した、まっくんバス無料乗り放題デーでは、昨年度の2倍以上の96人が利用したということです。
村では「無料乗り放題デーを実施した効果は若干あり、利用者は堅調に増えている」としています。
伊那市・箕輪町・南箕輪村を結ぶ伊那地域定住自立圏運行バスの今年度の利用者数は、9月末現在9,749人で、昨年度の同じ時期と比べて2,368人増えています。 -
村の人口1万5,500人
南箕輪村は、村の人口が1万5,500人になったと21日に発表しました。村が総合計画で設定した2025年度の目標人口を7年早く達成するものです。
村によりますと、2013年9月に人口が1万5000人になり、その後約5年間で500人増加したという事です。
村では2025年度の目標人口を1万5500人と設定していましたが、7年早い達成となりました。
村では、子育て世代の転入が比較的多く、その世代が第2子、第3子と子育てしている事が増加の大きな要因とみています。
唐木村長は「今後も住んでよかった、住み続けたいと思ってもらえるよう、安全・安心のむらづくりに努めたい」とコメントしています。
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信大農学部でシクラメン販売開始
南箕輪村の信州大学農学部で、毎年人気のシクラメンの販売が20日から始まりました。
生産品販売所にはシクラメンがずらりと並び、販売開始を聞きつけた人が買いに訪れていました。
植物資源科学コースの2年生が授業の一環で育てたもので、およそ20品種1,600鉢が用意されました。
値段は1鉢1,200円で、なくなり次第販売終了になります。 -
小学生が消防署の仕事を学ぶ
南箕輪村の南部小学校の児童は、消防署の仕事を学ぼうと伊那市の上伊那広域消防本部伊那消防署を5日、見学しました。
5日は、南部小学校の4年生43人が、伊那消防署を訪れ施設や消防車両などを見学しました。
4年生は、社会科の授業で「火事を防ぐには」をテーマに学習していて、消防署の見学は、その一環です。
消防車や救急車の見学では、署員から備え付けられている機材などの説明を受けていました。
署員は、「火災の時は、現場までのルートや消火栓の位置をモニターで確認してから出動しています」と子ども達に話していました。
出動時の防火服を着たり、およそ8キロの空気呼吸器を背負う体験も行われました。
南部小学校の4年生は今後、地元で活動する消防団について学習するということです。
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上伊那完全優勝で5連覇達成
17日と18日にわたって行われた県縦断駅伝で、上伊那は、見事5連覇を達成しました。
2位のオール諏訪を7分以上引き離しての圧勝でした。
18日のフィニッシュとなる飯田市の飯田合同庁舎。
上伊那のアンカー大倉孝典選手がトップで飛び込みました。
2日間の通算タイムは、11時間41分22秒。
初日に続き、今日もトップでゴールした上伊那は、2位のオール諏訪に7分以上の大差をつけての完全優勝で、見事5連覇を達成、優勝回数も最多の38に伸ばしました。
大会2日目の18日は、午前8時に松本城をスタートしました。
17区から18区にタスキをつなぐ伊那中継点は、地元上伊那を応援しようと多くの人がかけつけました。
17区は、上伊那・諏訪の主将対決で、10時半過ぎ、オール諏訪の主将牛山選手とデッドヒートを繰り広げた上伊那の主将高梨選手がほぼ同時のタスキリレーでした。
いったんは、先頭をオール諏訪に譲ったものの、20区で区間優勝した箕輪中学校の山川選手、21区の宮下選手の力走でトップを奪い返し、アンカーの大蔵選手が午後1時15分ごろ、2日目のフィニッシュとなる飯田市の飯田合同庁舎にトップでゴールし、完全優勝での5連覇達成となりました。
2位は、オール諏訪
3位は、長野市
4位は、飯田下伊那
5位は、上田東御小県
でした。 -
南箕輪村女性模擬議会
南箕輪村内の女性が生活に身近な課題などについて質問する女性模擬議会が、13日村役場で開かれました。
女性模擬議会では村内の女性8人が質問しました。
堀綾子さんは、「出産後の女性や夫に対するメンタルヘルスケア」について質問しました。
唐木村長は、「要望が多ければ実施する方向で考えていきたい」と答えていました。
南箕輪村女性議会は、男女共同参画の推進を目的に開かれたもので、村議会事務局によりますと、およそ30年ぶりだということです。
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西箕輪線 路線バス継続へ協議
伊那バス株式会社が運行する路線バス「西箕輪線」が年間3千万円以上の赤字となっていることについて、南箕輪村の唐木一直村長は、「路線を維持していく方向で進めていきたい」との考えを示しました。
村議会全員協議会が、12日に役場で開かれ、西箕輪線の現状について説明がありました。
西箕輪線は、伊那市西町の伊那バス本社前を起点に、伊那中央病院や信大農学部を通って西箕輪与地南までを結ぶ路線です。
片道13.1キロで、このうち南箕輪村分は3キロです。
利用者は年間3万3,000人で、平日は12便運行しています。
年間で伊那市は278万円、南箕輪村は82万円を補助していますが、昨年度の赤字額がおよそ3,700万円となり路線の維持が困難なことから、伊那バスではさらなる支援を求めています。
赤字額を全額補助した場合の村の補てん分は861万円です。
先月開かれた伊那市地域公共交通協議会では、存続を前提に村と協議していくことが了承されています。
唐木村長は、「運行日や本数の見直しも含めて、伊那市、伊那バスと協議していく」との考えを示しました。
全協では他に、一般質問や本会議で村長などが議員の質問に対して逆質問することができる「反問権」を村議会基本条例に追加することが了承されました。
反問権は、来年3月議会から与えられます。 -
手話と共生する社会を 聴覚障害者大会
第24回長野県聴覚障害者大会が、南箕輪村民センターで11日に開かれ、手話言語による会話や発信がどこでもできる共生社会を目指す、とした大会宣言が採択されました。
大会では宣言の他、市町村の手話言語条例制定の実現や、聴覚障害者の防災対策の構築、就労・雇用の拡充など、8つの大会決議案が示され、採択されました。
また、長年に渡り聴覚障害者の福祉向上に寄与したとして、今年4月に亡くなった、伊那市西箕輪の城取定幸(さだゆき)が表彰され、妻の香(かおる)さんが表彰状を受け取りました。
城取さんは、上伊那聴覚障害者協会の会長を務めたほか、高校生に手話を教えるなどの活動を通じて普及活動を進めました。
香さんは「いつも出かけては活動していた。受賞はとてもうれしいです」と話していました。
大会には、県内各地の手話サークルや手話通訳ボランティアなど、およそ180人が出席しました。 -
恩徳寺 大銀杏見ごろ
南箕輪村沢尻の恩徳寺で、村の天然記念物に指定されている大銀杏が見頃を迎えています。
恩徳寺の境内には、樹齢およそ360年の大イチョウがあり、現在見頃となっています。
幹の太さは3.5メートル、高さは20メートルで、昭和54年に村の天然記念物に指定されました。
恩徳寺によりますと、見頃はあと1週間ほどだということです。
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炭で松くい虫対策
炭を撒いて土壌改良を行いマツに抵抗力をつけることで松くい虫被害を防ごうという取り組みが南箕輪村神子柴で行われています。
9日は南箕輪村の神子柴区共有財産組合が管理している林で炭を撒く作業が行われました。
組合員はマツのまわりの落ち葉を取り除き炭を撒いていきました。
これによりマツに抵抗力がつき病気になりにくくなるということです。
炭を撒いたマツには目印としてピンクのヒモが取り付けられました。
付近では松くい虫被害が確認されていて伐採する樹木には黄色のヒモが取り付けられています。
取組は5年目で、これまでに炭を撒いたマツおよそ40本のうち松くい虫被害が確認されたのは2本だということです。
南箕輪村では、完全に防ぐ事はできないが他の場所と比べ発生のリスクは低くなっているとみて、今後もその効果について検証を進めていくとしています。
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秋の叙勲 征矢 鑑さん
2018年秋の叙勲。高校教諭などとして長年教育に関わった教育功労で瑞宝小綬章を受章した南箕輪村塩ノ井の征矢 鑑さんの喜びの声です。
「思いがけないことで、本当にはじめは驚きましたけれど、長いことやってきたことが次の世代に繋がっていけるのかなと思い綬章をお受けすることにしました。」
征矢さんは、社会科の教員として、県内各地で教鞭をとり、阿智高校で教頭に、飯田風越高校の校長には、国際教養科が新設されたときに就任しました。
生徒たちとのかかわりの中から学ぶことも多かったと話します。
「昭和50年代に定時制で勤めていた時は、経済的に恵まれない、家庭に恵まれない、そういう子どもたちが非常に多かったんですね。かえって私が教えられるというようなことがありました。」
定年退職後は、南箕輪村の教育長を8年間務めました。
「学校に行っては、職員の中に病人が出ないかどうか、あるいは子どもたちの中に困った状態になっている子どもはいないかどうか、そういうことに意を砕いたつもりでいます。教育に大切なことは、温かみのある心豊かな子どもたちが育つ環境を保障してやるということではないだろうかと思っています。」
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南箕輪村 村民文化祭
南箕輪村の文化団体の発表の場、村民文化祭が、3日・4日の2日間、行われました。
村民センターでは、公民館活動で制作した作品展示や、ステージ発表が行われました。
作品展示では、ちぎり絵や陶芸作品など村民が取り組んできた作品が展示されていました。
センターの2階では、公民館活動で表千家を学ぶメンバーとわくわくクラブで茶道を学ぶ子どもたちがお点前を披露していました。
訪れた人たちは作法を教わりながら、お茶を楽しんでいました。
体験した子どもたちは、「緊張したけれど、伝統に触れられて面白かった」と話していました。
ステージでは、村内で活動する36団体が篠笛や合唱など様々なジャンルの発表を行いました。
主催した南箕輪村文化団体連絡協議会の原 俊朗会長は、「村内で活動する文化団体が一堂に会して心の交流につなげたい。村の一体感、まとまりが醸成されればうれしい」と話していました。
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小倉 孝一さん集大成の彫像展
南箕輪村北殿の小倉孝一さんは、長年趣味で制作してきた彫像の集大成となる展示会を開きました。
展示会は、南箕輪村の北殿公民館で3日・4日の2日間にわたり開きました。
小倉さんは、現在86歳。小学校の教諭として勤める傍ら、25歳から趣味として彫像を始めました。
粘土で像を作り、型を取って石膏を流し込んで作る彫像は、体力が必要なため、彫像の制作活動は60歳で終えました。
作った像は100体を超えていて、今回は集大成として、お気に入りの作品30点ほどを選んで展示会を開きました。