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南箕輪村長選挙あす告示
任期満了に伴う南箕輪村長選挙は7日、告示される。
6日現在、再選を目指す現職の唐木一直氏の一派が出馬を表明しているのみで、無投票の公算が大きくなっている。
共産党では、「合併論議の後の4年間、唐木村政が、必ずしも間違っていたとは思わない。候補の擁立も検討したが、選挙で争うまでにはいたらなかった。ほかの手段で、村政をよりよい方向へ進める方法を模索したい」と話していた。
また、前回の選挙で対立候補を擁立した住民有志でつくるチームグリーン南箕輪は、今回、対立候補の擁立を断念した。
この4年間の唐木村政については一定の評価をしているが、「村民の自主性、自発性を促した村民総参加の村政と、斬新な発想、リーダーシップを求めていきたい」と話している。
南箕輪村選挙管理委員会によると、昭和25年に公職選挙法が制定されて以来、村の歴史の中で村長選が無投票だったのは、昭和29年と平成5年の過去2回のみだという。
唐木氏の後援会では、無投票の公算が大きくなったことについて、「選挙はあるものと考え、準備を進めている」と引き締めを図っている。
3月2日現在、村の選挙人名簿に記載されているのは、男性5434人、女性5526人の計1万960人。
7日告示される南箕輪村長選挙は、立候補の届出が締め切られる午後5時の時点で、立候補者が唐木氏一人の場合は、唐木氏の無投票での再選が決まる。
村選挙管理委員会によると6日現在、立候補届出書類を持ち帰った人はいないという。 -
グランセローズが野球教室
信濃グランセローズは、南箕輪村大芝高原でのキャンプ最終日の5日、地元の小学生を対象に野球教室を開いた。
大芝野球場で開かれた野球教室には、南箕輪村の南小ドラゴンズや駒ヶ根、辰野の5つの少年野球チームなどが参加した。
子どもたちは、ポジションごとに分かれて選手とコーチから指導を受けた。
ピッチャーは、投球練習をしながらフォームを教わり、「キャッチャーミットを良く見て、そこに投げるイメージをしっかり持って」とアドバイスを受けていた。
内野手は足の使い方などを重点に教わり、南箕輪村出身の松澤俊充選手が投げる球を一人ずつ取って投げる練習を繰り返していた。
指導を受けたある子どもは、「うまい人に守備を教わって、うまくなった気がする」と話していた。 -
大宗館の有賀士郎さん講演会
島崎藤村など歴史上の人物に関わりの深い南箕輪村の大宗館に関する講演会が4日、村民センターで開かれた。
講演会は、地域に残された貴重な歴史に触れてもらおうと村教育委員会が開いたもので、約30人が訪れた。
大宗館の現在の当主、有賀士郎さんが講師を務め、古くから村に住んでいる有賀一族と大宗館の歴史について話した。
大宗館には、江戸時代中期から明治時代の貴重な資料が5千点ほど収蔵されていた。
また、数多くの文学者が訪れた歴史があり、水戸光圀の書や島崎藤村の作品「夜明け前」に関する資料など、学術的に貴重な資料が多く残されてきた。
有賀さんは、島崎藤村の母が有賀家の出身者であることから、「藤村の父と共に、有賀家も夜明け前に登場している。残された資料からもわかるように、両家にはとても深いつながりがあった」と話していた。 -
信濃グランセローズ 練習試合
南箕輪村の大芝高原でキャンプ中の、信濃グランセローズは今日、大芝野球場で練習試合を行った。
試合前には始球式が行われ、唐木一直村長が、今久留主成幸監督のミットめがけてボールを投げた。
練習試合の対戦相手は、佐久市のクラブチーム「佐久コスモスターズ」。
試合は、グランセローズが1点を先制したが、5回に1点を返されるなど接戦となった。
野球場を訪れた人たちは、今年の大芝キャンプ初めての練習試合ということもあり、雨が降る中傘をさしながら応援をしていた。
試合の結果は、2対2の引き分けとなった。
グランセローズのキャンプは5日までの予定で、5日は少年野球チームへの指導が行われることになっている。 -
南箕輪村マレット同好会初打ち
南箕輪村マレットゴルフ同会は2日、大芝高原内のマレットゴルフ場で今シーズンの初打ちをした。
大芝荘の山崎文直支配人と、同好会の伊澤文雄会長が初打ちをした。
大芝高原マレットゴルフ場は1日から今年の利用が始まっている。
同好会は週2回、大芝でプレーをする計画で、シーズン最初のこの日は80人が参加した。
会員は4人ずつのグループに分かれ、さっそく球を打つ感触を楽しんでいた。
伊澤会長は、「今年も元気に楽しくプレーしていきたい」と話していた。
大芝高原マレットゴルフ場は今年から、3つあるコースの一つ、白樺コースが9ホール増えて18ホールになり、コースが充実したという。 -
「初歩の切り絵講座」受講生作品展
南箕輪村公民館の切り絵講座で学んだ人たちの作品展が8日まで、村民センターで開かれている。
会場には、約40点の作品が並んでいる。
出品しているのは今年1月から3月まで開かれた「初歩の切り絵講座」の受講生。22人が、計3回の講座で切り絵の基礎を学んだ。
今回は、学習の成果を地域の人に見てもらおうと、講座の中で制作したもののほか、自宅で作った作品も展示しているという。 -
小中学校で入学式
入学式シーズンの到来。3日は、伊那市と南箕輪村の小中学校10校で入学式が行われた。
このうち、伊那市の新山小学校では、竹内遥希君と山岸亜未瑠君の2人が入学した。
新山小学校の岩崎勝幸校長は、「学校では、正しい心を強くするよう勉強を頑張って下さい」と2人に声をかけた。
新山小は、児童数の減少が進んでいて、全校児童36人と伊那市で一番小さい学校。今年度から、自然に囲まれた教育環境を生かし、市内全域から通学可能な「小規模特認校」となった。
新入生の一人山岸君は障害があり、より良い環境で教育を受けさせようと、制度を利用し地区外からの入学となる。
山岸君の両親は、「地域を上げ学校や子どもたちを支えていることに共感し、新山小への入学を決めた」と話していた。
また、地区に住む竹内君の両親は、「保育園では1人だけの卒園式で寂しそうだったが、同級生ができ、子どもも喜んでいる」と話していた。
式では、4年生から6年生でつくる新山子供太鼓のメンバーが演奏を披露し、2人の入学を祝った。
入学式のピークは6日で、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校20校で行われる。 -
南箕輪村中部保育園 入園式
南箕輪村内5つの保育園で2日、入園式が行われ、173人の園児が入園した。
このうち南箕輪村中部保育園では、未満児を含む55人が入園した。
保護者とともに初めて来園した入園児は、肩に黄色いリボンをつけ、緊張した様子で入園式に臨んでいた。
高島みよし園長は、「保育園では友達や先生と楽しく遊びます。元気よく通ってきてください」とあいさつした。
このあと年長の園児らがリズムを披露し、新しい友達の入園を歓迎した。
式が終わり教室に戻った入園児の中には、保護者の顔が見えず、泣き出してしまう子もいた。
村内では、去年よりも36人多い173人が入園していて、全園児数は549人となっている。 -
南箕輪村消防団に女性幹部誕生
南箕輪村消防団の救護長に田畑の石川明美さんが任命され、県内でも珍しい女性の消防団幹部が誕生した。
1日夜、南箕輪村消防団の任命式が村民センターであった。
救護長に任命されたのは、田畑の会社員、石川明美さん。
石川さんは、20代前半に入団し、10年以上にわたり、積極的に消防団活動を行ってきた。
平成19年度には救護班長、20年度は副救護長を歴任し、今年度は幹部の救護長に任命された。
村消防団によると、子育てが一段落してから再度入団した女性が幹部になるケースはあるが、石川さんのように若いうちから活動を続け、幹部に任命されるケースは県内でも珍しいという。
石川さんがリーダーを務める救護班は、災害時などに救急処置ができるよう訓練を重ねると共に、AEDの使用法などの講習会を開く。 -
すくすくはうす、デビューの日を設置
南箕輪村は、子育て支援施設の利用拡大を目指して、初参加者でも気軽に利用できるよう、「デビューデー」を毎月1日に設けた。
南箕輪村の子育て支援施設「すくすくはうす」は、誰でも無料で利用することができる。
利用したことのない人が初めて利用する時、溶け込みやすい環境を作ろう竏窒ニ、今年度から毎月1日をすくすくデビューデーとすることにした。
デビューデーには手遊びやわらべうた遊びなど、イベントを行って交流のきっかけを作る。
これまでの施設利用者は、1日平均10組から15組で、ほとんどがリピーターだという。
指導員を務める伊藤美代さんは「誰でも気軽に利用できる環境づくりをしていくので、多くの人に利用してもらいたい。」と話していた。 -
むらづくり賞表彰
南箕輪村むらづくり賞の表彰式が30日、村役場で行われた。
入賞した2団体の代表に唐木一直村長が表彰状を手渡した。
むらづくり賞は、住民が自発的に取り組んだ去年1年間の活動が対象で、今年は3団体の応募があった。
大賞を受賞したのは、信州大芝高原イルミネーションフェスティバル実行委員会。大芝高原で秋にイルミネーションフェスティバルを開き、地域の活性化に貢献した。
代表の有賀章治さんは、「村に元気ができるように、今年も開催したい」と話していた。
このほか、むらづくり賞は、きれいなアクセス道路にしよう会が受賞した。 -
信濃グランセローズ キャンプイン
プロ野球独立リーグ、北信越BCリーグの信濃グランセローズは28日、南箕輪村の大芝高原にキャンプインした。
大芝野球場でキャンプインセレモニーがあった。
あいさつで三沢今朝治球団社長は、「温泉や室内練習場など設備がそろっている。けがのないよう充実したキャンプにしてほしい」と選手に呼びかけた。
チームを迎え入れた南箕輪村の加藤久樹副村長は、「春季キャンプは村の風物詩になっている。新監督の下、がんばってください」と激励した。
また今年からチームの指揮を執る今久留須成幸新監督が今年の決意を述べた。
このあと監督や選手がけがなくキャンプを過ごせるよう、ベースやマウンドを酒や塩で清めた。
大芝高原でのキャンプは4月5日までの予定で、期間中選手による少年野球チームへの指導や紅白戦などが行われる。 -
信濃グランセローズ 大芝に到着
プロ野球独立リーグ、ベースボールチャレンジリーグの信濃グランセローズが27日、キャンプのため南箕輪村に到着した。
キャンプ地の南箕輪村大芝高原に到着したのは選手、監督ら34人。南箕輪村でのキャンプは3年目で、大芝荘に宿泊し、大芝高原内のグラウンドで練習をする。
南箕輪村の唐木一直村長は、「村民をあげて歓迎している。優勝を目指して練習を積んでください」とあいさつした。
グランセローズの今久留住成幸監督は、「悲願の優勝目指し、一日一日を大切に過ごしたい。ご声援お願いします」とあいさつ。また、南箕輪村出身の松澤俊充選手もあいさつした。
グランセローズは、4月5日までの11日間大芝高原に滞在し、その間オープン戦を行うほか、少年野球教室なども予定している。 -
南原保育園卒園式
今年度をもって建て替えられる南箕輪村の南原保育園で27日、卒園式が行われた。
南原保育園は、1976(昭和51)年に建てられ、この33年間におよそ670人の園児が卒園した。
この日は、この園舎での最後の卒園児たんぽぽ組25人が卒園を迎えた。
園児たちは一人ひとり、原訓子園長から卒園証書を受け取った。
卒園証書を受け取った子どもたちは、それぞれ保育園での楽しかったことを発表し、保護者に証書を手渡した。
原園長は、「皆さんはこの建物での最後の卒園児。楽しい思い出をいっぱいありがとう。明るく元気な1年生になってください」と祝いの言葉を贈った。
新しい建物は、駐車場部分も利用するかたちで建て替えられ、面積は現在よりも広い約1000平方メートルとなる。完成は来年度中を予定している。 -
南箕輪村長選 立候補届出書類等事前審査に1派
任期満了に伴い4月7日告示、12日投開票の日程で行われる南箕輪村長選挙の立候補届出書類の事前審査が26日、南箕輪村役場で行われた。
審査には、現職で再選を目指している唐木一直氏の一派が訪れ、届出書類の審査を受けた。
村長選挙は現在、現職が立候補を表明しているのみで、ほかに表立った動きはない。 -
大芝高原マレットゴルフ場整備作業
南箕輪村マレットゴルフ同好会は24日、日頃使用している大芝高原内のマレットゴルフ場を整備した。
会員80人ほどが参加して、コース内の松葉を片付けたり、松ぼっくりや枯れ枝などを拾った。
同好会では、コースをきれいにし、ここを訪れる人たちにも気持ちよく使ってもらおうと、春と秋の2回、ボランティアで整備作業をしている。
今回は、今シーズンから使用する新たなコースを中心に行った。
松葉が積もっていると、ボールが転がりにくくストレスになってしまうということで、会員は、「整備したコースで、気持ちよく心身ともに健康づくりをしてもらいたい」と話していた。
大芝高原マレットゴルフ場は、4月1日オープンで、同好会では2日に初打ちを予定している。 -
南箕輪村商工業振興資金審議会
南箕輪村商工業振興資金審議会が23日、南箕輪村役場で開かれ、不況のあおりを受け、村制度資金を利用する中小企業が増加した竏窒ニの報告があった。
村商工会や金融機関の代表など7人に委嘱書が唐木一直村長から手渡され、会長に、南箕輪村商工会会長の田中秀明さんを再任した。
審議会では、今年度の村制度資金の利用状況の報告があった。
村制度融資は、2.6%の貸付金利のうち1%を村が補助する。
今年度、村の制度資金を利用した中小企業は、合計66件、金額は約2億2千万円だった。
利用の内訳は、66件のうち48件が、不況対策や経営安定化対策としての運転資金調達のための借り入れだったという。
また、10月以降の利用件数が増えているため、村では、景気後退のあおりを受けた企業が増加したとみている。
この他、現在2.6%となっている村制度資金の金利引き下げについても話し合ったが、次回までに他の市町村との比較を行い、決定することになった。
次回の審議会は、4月以降に行われる。 -
南箕輪村長選に向け、現職の唐木一直氏が事務所開き
期目の再選を目指し、南箕輪村長選挙に出馬表明している現職の唐木一直氏が21日、南箕輪村の南殿コミュニティーセンターで事務所開きをした。約300人の支持者が集まり、さらに結束を強めていくことを誓った。
後援会の有賀正会長は「この4年間はかつて経験したことのない厳しい時代だったが、唐木氏は熱意を持って続けてきた。2期目のスタートをみなさんの力で押していただきたい」と、結束を呼びかけた。
また、唐木氏は「子育てに優しく、活力あふれる村づくりを進めたい。視点を住民に置き、村民のみなさんのための村政をしていきたい。いまだ相手の見えない選挙だが、多くの村民の皆さんに私の思いを訴えていきたい」と支持を求めた。
南箕輪村長選挙は4月7日(火)告示、12日(日)投開票。
現在のところ、立候補を表明しているのは唐木氏一人で、4年前の村長選で候補者を擁立した住民グループ「チームグリーン」は、今回は候補者の擁立を見送ることにしている。
また、共産党は、党として候補者を立てる考えはないものの、「ほかから擁立を求める声がある」として、現在も候補者の擁立を模索している。
しかし、いまだに候補者の特定にはいたっていない。 -
信州大学農学部で卒業式
信州大学農学部の卒業式が23日、南箕輪村キャンパスであり、248人の学生が、社会へと巣立った。
この日は、食糧生産学科、森林科学科、応用生命科学科の学生、大学院生などが、袴やスーツに身を包み、各科の代表者が、小宮山淳学長から卒業証書を受け取った。
小宮山学長は「みなさんは、大学で生涯にわたり学習する基礎をみにつけた。これらの成果に誇りと自信を持ち、社会へと力強く踏み出してください」と卒業生に花向けの言葉を送った。
また、卒業生を代表して、森林科学科の和田鉄平さんが謝辞を述べ「大学では、学問の奥深さを知り、かけがえ仲間との出会う事が出来、密度の濃い時間を過ごすことができた。社会へ出ても大学での経験を生かし、新しい出会いを大切にしたい」と語った。
式の終了後は、会場の外に後輩たちが駆けつけ、花束を贈り、先輩の卒業を祝った。 -
南箕輪村長選に向け、現職の唐木一直氏が事務所開き
期目の再選を目指し、南箕輪村長選挙に出馬を表明している現職の唐木一直氏が21日、南箕輪村の南殿コミュニティーセンターで事務所開きをした。
この日は約300人の支持者が集まり、さらに結束を強めていくことを誓った。
後援会の有賀正会長は「この4年間はかつて経験したことのない厳しい時代だったが、唐木氏は熱意を持って続けてきた。2期目のスタートをみなさんの力で押していただきたい」と、結束を呼びかた。
また、唐木氏は「子育てに優しく、活力あふれる村づくりを進めたい。視点を住民に置き、村民のみなさんのための村政をしていきたい。いまだ相手の見えない選挙だが、多くの村民の皆さんに私の思いを訴えていきたい」と支持を求めた。
南箕輪村長選挙は来月7日(火)告示、12日(日)投開票となっている。
今のところ、立候補を表明しているのは唐木氏一人で、4年前の村長選で候補者を擁立した住民グループ「チームグリーン」は、今回は候補者の擁立を見送ることにしている。
また、共産党は、党として、候補者を立てる考えはないものの、「ほかから擁立を求める声がある」として、現在も候補者の擁立を模索していますが、これまでに候補者の特定にはいたっていない。 -
地価公示竏宙ノ那市ではいなっせ付近が6・1%マイナス
国土交通省は23日、平成21年1月1日現在の地価公示価格を発表した。
県内の地価の状況は、商業地は17年連続、住宅地は12年連続下落。下落幅も拡大している。
調査は全国の約2万8227カ所で実施。県内では45市町村341地点で行われた。
エリア内の各市町村で下落幅の最も大きい地点は、次の通り。
伊那市は、荒井の「いなっせ」付近の商業地が1平方メートル当り、8万1800円から7万6800円と6・1パーセントマイナス。
箕輪町は、松島の中心市街地商店街の商業地が、1平方メートル当り、4万8500円から4万6千円と5・2パーセントマイナス。
南箕輪村は、沢尻の住宅地が、1平方メートル当り、2万2900円から2万2400円と2・2パーセントマイナスとなっている。
県全体では、商業地が17年連続下落し、前の年と比べ4・2パーセントマイナス、住宅地が、12年連続下落し、前の年と比べ、マイナス3・1パーセントとなっている。 -
南箕輪村災害時要援護者協定
南箕輪村は、災害が発生した場合の要援護者の受け入れについて、村内外の福祉施設と協定を結んだ。
19日、協定を結ぶ10施設のうち7施設の代表者が南箕輪村を訪れ、調印式が行われた。
この協定は、避難所での生活が困難な要介護認定者や寝たきりのお年寄りなどを災害発生時に受け入れてもらえるよう村が要請した。
唐木一直村長は、「平成18年7月豪雨の際、避難勧告を出したが、要援護者の受け入れ先まで頭が回らなかった。このことを教訓に皆さんと協定を結び、スムーズな避難が出来るようにしたい」と話していた。
今回協定を結んだのは、村内や伊那市、箕輪町の老人ホームや宅幼老所、障害者支援施設など10施設。
災害発生時には、避難所での生活が困難な要援護者の中で、必要性の高い人から優先的に福祉避難所へ移送される。
移送先では、生活場所や生活物資の提供などが行われる。
受け入れ先となった施設の代表らは、「災害時に受け入れられるよう準備を整えたい」「給食施設や重度の介護を行える施設がある。出来る限り協力したい」などと話していた。
村によると、去年9月現在で村の要援護者台帳に登録している村民は約160人。
これは登録をしている人の数で、実際に援護が必要な人はもっと多いという。 -
定額給付金申請の受け付け始まる
南箕輪村で18日から、定額給付金の申請受け付けが始まった。村役場には多くの人が申請に訪れ、職員が対応にあたっていた。
定額給付金の指定口座への振り込みは毎月8日、18日、28日の3回で、南箕輪村では初回の振り込みが4月8日になるという。
伊那市では、19日に申請書を各家庭に発送することにしていて、受け付けは来週から、振り込みは4月中頃を予定している。
箕輪町では17日から受け付けが始まっていて、初回の振り込みは28日が土曜のため27日を予定している。
定額給付金の申請の受け付けは、それぞれの自治体の申請受付開始日から6カ月間となっていて、各市町村では早めの申請を呼びかけている。 -
南ア食害対策活動報告会
ニホンジカによる南アルプスの植物への被害対策を検討している南アルプス食害対策協議会が17日、活動報告会を南箕輪村の信州大学農学部で開いた。
対策協議会は、被害調査やシカの防護柵の設置などをしてきた。
報告会では、協議会に参加している団体がその状況を報告した。
そのうち南信森林管理署は、ニホンジカの罠による捕獲を昨年度から行っていて、3月13日現在、捕獲数は58頭だという。
管理署では、「初めての試みだが、期待を上回る成果があった」と報告した。
信州大学農学部は、動物、植物、土壌の3つの分野から調査をしている。
動物の分野を研究するチームでは、ニホンジカの行動を分析した。
それによるとニホンジカは、狩猟期間は猟が禁止されている区域で行動し、期間が終わると以前の生活区域に戻ること、綾線を越えて山梨県側と長野県側を往復していることなどを報告した。
そのうえで、綾線上にはシカの防護柵が設置できないことから、往復をいかに防ぐかが課題竏窒ニした。
協議会では、来年度もシカの防護柵のメンテナンスなどを継続して行うとしていて、「緊急避難的な対処療法だが、さまざまな機関と連携し、できることからやっていきたい」としている。 -
野生動物対策センター設置
南箕輪村の信州大学農学部は、野生鳥獣による農業や林業などへの被害を無くそうと、問題対策の専門家を養成する野生動物対策センターを全国で初めて設置した。
対策センターの事務局を置く農学部キャンパス内の食と緑の科学資料館で16日、記者会見があった。
唐澤豊農学部長は、「農学部には、動物・農業・野生植物などさまざまなスペシャリストがいる。これらの知識を総合的な観点で生かして、人材を育成し地域の要望に応えていきたい」とあいさつした。
野生動物対策センター長で、農学部副学部長の土井元章教授は、「野生鳥獣の問題解決には、問題の発生した場所ごとの対策が必要。センターでは、問題を総合的に判断し対策をたてられる人材を育てたい」と話していた。
センターでは来年度、人材育成のプログラムとして、社会人を対象に実技を含めた研修会を開く計画。
研修会は夏と春それぞれ5日間の日程で、動物の生態や被害対策方法、捕獲方法など具体的な対策を学ぶ。
5月にセンター設置のキックオフシンポジウムを開催するほか、学園祭や動物愛護週間に合わせて啓発活動などをしていく予定。
信大農学部によると、京都大学や岐阜大学などに野生動物の研究や保護を目的とした施設はあるが、野生鳥獣対策のスペシャリストを育成する機関の設置は全国で初めてのケースとなるという。 -
南箕輪村議会閉会
南箕輪村議会3月定例会は13日、委員長報告と採決が行われ、19議案すべてが原案通り可決された。しかし、来年度一般会計予算の一部で、条例に抵触するため、予算の執行を一部凍結するという異例の対応をとることとなった。
問題となったのは、一般会計予算に計上されていた職員の給与の昇給に関する部分。
南箕輪村では、国家公務員の給与との整合をとるため、職員給与の抑制をしてきたが、今年1月から抑制をやめることとし、本年度の補正予算と来年度予算に必要経費を計上していた。
村では、職員の能力に応じて給与の引き上げを行う人事評価制度を導入しているため、給与の抑制を解除すると条例に抵触することになる。
これを受け村では、職員給与の昇給にかかわる来年度予算の執行を凍結することとした。
また、すでに職員に支払われた分は返済させる方針。
予算案は採決の結果、賛成多数で可決された。
凍結される予算は約620万円、関係する対象職員は約70人となっている。 -
巣立ちを前に各地で贈り物
卒業式を目前に迎え13日、地域から卒業生や園児たちにプレゼントが届いた。
南箕輪中学校では、村のボランティア連絡協議会のメンバーらが、卒業しても地域のことを忘れないでほしい竏窒ニ願いを込めて作った「愛の鈴」を、卒業生133人に贈った。
これは、10年以上前から南箕輪村で行われているもので、鈴は村のボランティア関係者が、一つひとつ手作りした。
連絡協議会の丸山博志会長は、「卒業しても村のことを忘れず、健康に育ってほしいとの願いを込めた。大事に使ってほしい」と話した。
また、卒業生代表の清水李野さんは、「地域のみなさんから学んだことを、今後の生活にも生かしていきたい」と話した。
南箕輪中学校の卒業式は17日に行われる。 -
南箕輪村長選挙立候補届出手続き説明会
出席は現職の1派のみ任期満了に伴い4月7日告示の南箕輪村長選挙の立候補届出手続き説明会が12日、村役場で行われた。
説明会には、すでに出馬を表明している現職の唐木一直氏の一派のみが出席し、注意事項や書類の取り扱いなどについて説明を受けた。
南箕輪村長選挙については現在、現職が立候補を表明しているのみで、ほかに表だった動きは出ていない。
村長選挙は、26日に立候補届出書類など事前審査が行われ、4月7日告示、投開票は4月12日となっている。 -
大芝高原味工房が竣工
15日オープンへ南箕輪村大芝高原内に建設が進められてきた味工房が完成した。
村や関係者が参加して12日、竣工式が行われた。
新しい大芝高原味工房には、パン、アイスクリームなどの工房や売店、軽食喫茶、足湯などを設けた。
村で取れた安心安全な農作物を使った商品を製造販売している村の女性たちでつくる「味工房の会」も、竣工を喜んだ。
この日は見学会も行なわれ、参加者が早速足湯を楽しんでいた。
施設は木造平屋建て、延べ床面積は約500平方メートル。総事業費は約1億7千万円。
南箕輪村の唐木一直村長は、「大芝高原の新たな玄関口として、また南箕輪村のブランドを発信する場所として、活用していきたい」と話していた。
新しい味工房は15日にオープンし、割引サービスなどがある。 -
南原保育園で年長児親子清掃
南箕輪村の南原保育園で8日、年長園児とその保護者が保育園の掃除を実施した。
同園では例年、卒園を前にしたこの時期に年長園児とその保護者が感謝の気持ちを込めて園の掃除をしている。
この日は教室や職員室、トイレなど園全体を協力し掃除した。
子どもたちは、窓拭きや雑巾がけを中心に、保護者は高いところや、大きな棚の後ろ等の掃除を実施。掃除を終えた保護者会会長の塩沢篤さんは「来年度、園舎は建て代えられ、この園舎ともお別れとなる。33年間の感謝の気持ちを込め、皆で楽しく掃除する事ができました」と話していた。
南原保育園の卒園式は27日に行われる。