-
上農高校に武蔵野市立第三中学校からお礼状が届く
上伊那農業高校園芸科学科食用植物コースの2年生の元へこのほど、12月始めにデザインアップルなどを贈った東京都武蔵野第三中学校の中学生からお礼状が届いた。
上農高校では9年前から、「セカンドスクール」として農業体験に訪れる第三中学校の生徒らを受け入れている。昨年5月も、中学生約100人が同校を訪れ、各のコースの2年生が体験学習をサポート。食用植物コースでは、2年生14人が初めてリンゴの摘果を体験する中学生を指導した。
そのリンゴを11月末に収穫し、10キロ詰め5箱を中学校へと贈ったところ、大判の模造紙に中学生一人ひとりのメッセージが書かれたお礼状3枚が届いた。
礼状には「おいしいリンゴをありがとうございます」「来年もおいしいリンゴを作って届けてください」など、思い思いの言葉が書かれており、高校生もそのメッセージを笑顔で眺めていた。
2年生の宮下未来さん(17)と小川愛美さん(16)は「中学生は土にも慣れていなかったので、教えるのは大変だったが、仲良くなれて良かった」と話していた。
今後、2年生は写真付きで第三中学校へ手紙を送ることを予定している。 -
ポコリットみなみみのわ
松寿荘でハーモニカ演奏南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」(高嶋一人代表)は10日、デイサービスセンター松寿荘を訪問してハーモニカ演奏を披露した。
地域貢献活動として04年の会発足当時から続けている訪問。夏と冬の年2回で、例年のクリスマス会を今年は新春訪問にし、8日からの3日間と25日からの3日間の計6日間。
「南箕輪村民歌」の合奏に始まり、お正月らしく「一月一日」、「雪」や「冬景色」など季節の曲を次々と演奏した。会員9人の息の合った合奏のほか、独奏で「祝い酒」「わたしの城下町」も披露した。
歌詞を書いた模造紙を準備し、演奏に合わせて利用者に一緒に歌ってもらう趣向で、利用者は大きな声で歌ったり、皆の歌と演奏を聞きながら楽しんでいた。 -
伊那消防組合06年の火災状況
伊那消防組合は06年に管内で発生した火災状況をまとめた。火災件数84件(前年比8件減)、死者3人(同5人減)、負傷者6人(同1人増)、被害総額1億6700万8千円(同2275万6千円増)。「放火・放火の疑い」は前年に比べて1件増の16件で、枯れ草火災が例年より増え、半数を占めたという。
内訳は「建物」43件(同2件減)、「その他(廃材・土手焼き)」31件(同4件減)、「林野」が5件(同1件減)、「車両」が5件(同1件減)。焼損面積は、建物2308平方メートル、林野20・9アール、車両5台。焼損棟数は全焼17棟など計53棟で34世帯、81人が被災した。
原因は、「放火・放火の疑い」(16件)、「たき火」(12件)、「火遊び」(6件)、「電気機器」(6件)の順で多い。
市町村別の火災発生数は、3市町村合併に伴い前年比4件増の伊那市47件(高遠町5件、長谷0件)のほか、辰野町が1件増の11件。箕輪町は同数の14件、南箕輪村は前年2番目に多い件数だったが6件減の12件だった。
同消防組合によると05年現在、全国的に見て出火原因は、「放火」が8年連続の上位で、火災件数の3割を占めるという。署員は放火予防対策として、家の周りを整理整とんしたり、センサーライトを設置したりするだけで効果があると呼び掛けている。
死者1人を出した伊那市高遠山室の住宅火災(昨年12月6日) -
南箕輪村消防団が夜警
住民の火災予防意識の高揚へ南箕輪村消防団は昨年暮れから、火災予防を呼びかけて村内の夜警を続けている。
冬期間恒例の夜警は昨年12月27日に始まり、3月末まで続く。火を扱うことが多く、空気が乾燥して火災が発生しやすい冬場に、消防車両で警鐘を鳴らしながら地域内を回り、注意を呼びかけることで住民に火災予防の意識を高めてもらう目的。併せて、村内には冬場の水位が低い場所があるため水利確保の確認、不審なところがないかなどの確認にも努める。
通常点検の1日、15日に加え、5分団がそれぞれの計画に沿って週2、3回夜警活動をしている。時間はおよそ午後7時半ころから深夜まで。屯所に泊まったり、地域の消防組織と協力して夜警している団もある。
9日夜は、第3分団第2部の団員3人が神子柴の屯所に集合した。午後7時半に屯所を出発し、神子柴地区を1周して火の用心を呼びかけた。団員は、「ちょっとした油断で大きな火事になってしまう。火災のあった家を見ると本当に悲惨。わずかな心配りで火災は防げるので、注意を心がけてほしい」と話している。 -
南箕輪村議会臨時会
南箕輪村議会臨時会は9日開き、南箕輪小学校耐震補強工事設計委託料を盛り込んだ06年度一般会計補正予算案を原案通り可決し、閉会した。
同校北校舎の耐震補強工事で、設計委託料は77万円。予備費を77万円減額し、教育費の小学校費を77万円増額する。 -
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団出初式
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)と赤十字奉仕団(太田光子委員長)の07年出初式は8日、村民センターホールであった。団員は威風堂々と分列行進して役場駐車場で観閲を受け、式典に臨んだ。
宮島団長は、「昨年の7月豪雨災害で団員の連日における災害対応のおかげで被害を最小限に抑えることができた。献身的な活動を誇りに思う。高齢化社会で高齢者の火災を防ぐため住宅防災対策を啓蒙し被害を減らす必要がある」。太田委員長は、「豪雨災害で改めて団の役割の重大さを感じた。少しでも社会に役立つよう努めてきた。尊い体験を生かし、地域に根ざした奉仕活動を願う」と訓示した。定例表彰もあった。
出初式新春イベントは、最新はしご車からの菓子投げに約50人の親子らが集まり、消防車の試乗や、はしご車をバックにした記念撮影を楽しんだ。 -
松くい虫対策の募金箱設置
南箕輪村大芝高原のアカマツを松くい虫から守ろうと、南箕輪村森林セラピー協議会(大熊恵二協議会長)は、村内5カ所に「松くい虫対策募金箱」を設置した。協議会は、大芝高原のアカマツを守るため、村の緑を守るため、多くの協力を呼びかけている。
松くい虫被害は昨年、隣の伊那市でも東春近、西春近、美篶で被害木が発見された。村でいつ被害が発見されてもおかしくない状況として、村は松くい虫対策で薬剤樹幹注入の実施を決め、全体の約2割のアカマツを年次的に分散して処理する。
長期間の薬剤樹幹注入は村財政を圧迫するため、協議会が「松くい虫対策募金」を実施し処理費用にあてる。
募金箱は役場、村民センター、JA南箕輪支所、大芝荘、大芝の湯の5カ所に設置した。大熊協議会長は4日、JA南箕輪支所に募金箱を設置。訪れた人がさっそく募金してくれたという。
多額の募金は事前に協議会事務局の産業課商工林務係(TEL72・2176内線152)へ。 -
新たな門出 自覚新たに・南箕輪村で成人式
南箕輪村の成人式は3日、村民センターであり、116人の新成人(対象者175人・前年比11人減)が出席した。晴れやかな振り袖や新しいスーツに身を包んだ若者たちは、久しぶりに合う友人との再会を喜び、新たな決意とともに成人としての新たな門出を祝った。
式典で唐木一直村長は「自分の行動、責任、義務を持つことが大人になること。今日まで育み暖かく見守ってくれた家族や恩師に感謝の心を持って、歩んだ20年間を思い返してほしい。これからの村づくりを地域住民の一人として、一緒に担っていってもらいたい」と式辞を述べた。
新成人代表の瀧澤瑠璃さんは「私たちにも20回目の春がやってきた。地域の方、恩師、家族に感謝の気持ちでいっぱい。成人となり発言、言動にも慎重にならなければならないが、自分の行動次第では違った未来も開けるのだと思う。これからも多くの人に見守っていってもらいたいと思う」と謝辞を述べた。
田本昌也さんは成人者代表として、命の尊さについて意見発表。「子どもとかかわり合って生きることの大切さを語れる大人になれば命の尊さを軽視することはない。これは一つの方法でしかないが、これらの積み重ねが今後の明るい未来につながっていく」とした。
祝賀会はジュースやビールで乾杯(南箕輪村) -
南箕輪村議選
4月26日の任期満了に伴う南箕輪村議会議員選挙は4月17日告示、22日投票の日程で行われる。
議員定数は今回の選挙で、現在の16から6減の10になる。定数問題は、村が自立の検討を始めたこと、地方分権を見据え議会の活性化を図ることなどを考え、村議会が検討特別委員会を設置。検討結果を基に04年9月の村議会定例会に条例改正案を提出し、「議会の機能を損ねることなく削減でき得る数として10人が妥当」と、定数削減を決めた。
次期選挙に向け昨年12月21日、現職の小坂泰夫氏(40)=無所属、田畑=が、再選を目指し出馬の意向を明らかにした。「自分の4年の成果を評価してもらう必要がある。頑張っていきたい」と意欲を見せている。
現職では、出馬を「前向きに検討している」のが4人。後援会や地元と話をし、1月いっぱいを目途に結論を出すとみられる。
現在3議席の共産党は、「党の決定を受けてから発表する」とし、今月中には明らかになる見通し。現在1議席の公明党は「党の決定がまだ」という。
このほかの現職は「まだ決めていない」「難しい問題で、まだ未定」としている。
議員定数が大幅に削減されることで、「前回選挙は参考にならない」「やり方も含め考えあぐねている」との声もあり、「結論を出すのは2月にずれ込むのでは」とする現職もいる。
今回の選挙は、「新人が出にくい選挙」との見方もあり、現段階では新人の名前は挙がっていない。 -
【新年号】年男年女
伊那市社会福祉協議会福祉活動専門員
南箕輪村北殿
中川峻介さん(23)地域に根ざした福祉を広めるため、昨年4月から災害マップ作りや赤い羽根共同募金の取りまとめなどをしてきた。
「福祉に関する複雑な知識や理念を日々取り入れていかなきゃいけないのは大変です」と振り返る。
大学で心理学を専攻していたが、社会福祉士の資格を取得するため卒業後、専門学校へ1年通った。
「心理学は対人面ですごく役に立つと思った。それに何か人のためになる仕事をしたかったんです」
現在は、「さまざまな人が地域の中で安心して暮らしていくためには何ができるか」を考えてながら動き回る日々。さまざまな人との交流を通じて、徐々に見えてきたこともある。
「単純にあいさつを交わしたり、会話をする中で、さまざまな人が一生懸命生きていることを感じる。その姿を見られるのは嬉しいです。来年は社会福祉士として成長できるよう、いろんな経験を積みたいです」 -
【新年号】年男年女南箕輪村神子柴
関さん親子
裕一さん(47)
大地君(11)
啓太君(11)兄・大地君と弟・啓太君は二卵性の双子。今年は父親の裕一さんと共に年男だ。「お腹にいる時から二人だったから、かみさんは大変そうだった。啓太は生まれた時小さかったから、すぐに子ども病院に運ばれたけど、その後は二人とも大きな病気もせず、割とすくすく健康に育ってくれている」と裕一さん。
二人がまだ小さかった時は、一人ひとり順番に夜鳴きするなど、大変なこともあったという。「でも、二人一緒にしておけば大丈夫だったから割と楽だった。今でも二人そろってないと不安なんじゃない?」と問い掛ける裕一さんに「そんなことないよ」と照れる。
気の合う遊び仲間だが性格はそれぞれ。兄的な存在感がある大地君はサッカークラブに所属しており、レゴブロックや工作が得意。一方の啓太君は家の手伝いなどに積極的。剣道をやっており、授業では理科の実験が楽しいという。
「今は元気でいてくることが一番。来年も健康で過ごせれば」 -
南箕輪村大芝高原「みんなの森」
森林セラピーロード今春グランドオープン森林セラピーロードに認定された南箕輪村大芝高原「みんなの森」。日本初の『森林セラピー基地・セラピーロード』認定を受けた南箕輪村を含む全国10カ所の07年春一斉グランドオープンに向け、準備が進んでいる。
森林セラピー総合プロジェクトは、森の自然があやなす風景や香り、音色や肌触りなど、森のいのちや力を実感することで心身に元気を取り戻させようとするもの。林野庁などで構成する森林セラピー実行委員会が06年4月、認定した。
アカマツとヒノキ林が広がる「みんなの森」は、景観などを考え立木の伐採を最小限にしたウォーキングロードを整備している。
舗装は、管理車道は天然石透水性舗装、遊歩道は伐採した立木のチップや砕石を利用。特にウッドチップ舗装の歩道は弾力があり、ひざに負担をかけることなくウォーキングが楽しめる。ウォーキングコース「フォレストコース」(2・4キロ、約35分)も設定。ほとんどの遊歩道が舗装されているため、車いすの人も散策できる。
村は06年7月、森林セラピー協議会を発足した。協議の中心は、観光、食事、運動、温泉、医療、森林など村の特長を生かしたメニュー作りの検討、人材育成、森林整備、看板設置。10月29、30日に森林セラピーモニターツアーも実施した。
ツアーはセラピーロード散策、マレットゴルフ体験、温泉入浴、健康チェック、ストレスチェックなどを盛り込んだ。東京都、神奈川県、長野県内から19人が参加。「みんなの森」は「とてもよかった」と好印象で、ツアー全体も「満足」と好評だった。
06年は、住民有志による「信州大芝高原イルミネーションフェスティバル」、村商工会商業部会の「南みのわフェア」、村営農センターと地区営農組合主催「まっくん収穫まつり」と、大芝高原を拠点に初のイベントが次々と展開された。
セラピーロードの認定をきっかけに、大芝高原の森を総合的に活用した健康づくりを推進し、村民らの健康増進をはじめ森林セラピーの役割や重要性の理解を広め、観光振興にもつなげたい-との思いを抱く南箕輪村。「みんなの森」に春の光が差し込むころ、グランドオープンする。 -
南箕輪村消防団ホームページ公開
南箕輪村消防団(224人、宮島忠夫団長)が、独自に制作したホームページを公開している。
ホームページの制作は3年ほど前から話があったが、本年度になって住民に消防団そのものや、団の活動などを知ってもらおう-と制作に取り掛かり、12月から公開している。
内容は団の紹介、歴史、本部幹部役員や団員紹介、団行事の日程、防災のための日ごろの備え、いざという時のための心構え、団員募集など盛りだくさん。団員の顔写真なども載せている。
毎月の通常点検や夜警の日などに、団員自らが手を加えて更新する。素の団員を知ることができる不定期の団員紹介など、楽しめるページも充実させていく。
団員に火災情報などを知らせるメール配信機能も備えた。
消防団では、「皆さんのご意見をいただき、住民の声もくみ上げていきたい」としている。南箕輪村消防団(アドレスwww.mmmfc.net)。 -
大芝の湯ギャラリーで「俳句と花の写真展」
南箕輪村の酒井昌好さん南箕輪村北殿の酒井昌好さん(71)は、ふれあい交流センター大芝の湯ギャラリーで「俳句と花の写真展」を開いている。07年1月末まで。
酒井さんは、俳句誌「みすゞ」「河」「欅」などの同人で、上伊那俳壇会長や各地の俳句大会の選者を務めた。「伊那谷の四季の中で咲く花々が発する“命”に触れつつ写真に撮り、それに関する俳句を加えることで、そのときの心象風景をわかりやすく表現してみたい」と、3年ほど前から俳句と写真を一緒にした作品を発表している。
今回の展示作品は、新作の俳句と写真25組。古代ハスの写真に「晩学に夢膨らます蓮爛漫」、庭のカサブランカの写真に「蜻蛉休むカサブランカの蕾にて」、ハナミズキの写真に「朗々と鳶笛聞こゆ花水木」などがある。
「花は無心だが、見ていると美しさ、優しさ、毅然とした強さを持っていて、人間が本来持っている憧れ、愛情を感じ、励まされる」と酒井さん。「多くの方にご批評いただきたい」と話している。 -
日本ピスコ 南箕輪村へ寄付
南箕輪村の空気圧機器製造メーカー「日本ピスコ(本社・岡谷市)」は28日、歳末助け合い運動として、同村へ8万3591円を寄付した。塩ノ井にある伊那第2工場の佐々木和実総務課長らが役場を訪れ、唐木村長へ寄付金を受け渡した=写真。
南箕輪村に工場を設けてから約20年続いている恒例の寄付。本年も伊那第1工場(北殿)と第2工場の各職場へ募金箱を回し、従業員約250人から寄付金を募ったという。
佐々木課長は「村の福祉のために使ってください」と受け渡し、唐木村長は「毎年の寄付、ありがとうございます」と感謝した。 -
南箕輪村06年ニュース
◇1月 ▽24日=地域担い手育成対策懇談会開催▽26日=村内小中学校パトロール用ベスト完成
◇2月 ▽2日=村消防団(田畑・沢尻)ポンプ車入魂式▽4日=権兵衛トンネル開通▽23日=むらづくり講演会
◇3月 ▽4日=親子わんぱくランド06開催
◇4月 ▽1日=指定管理者制度導入▽14日=信州大芝高原みんなの森セラピーロード認定
◇5月 ▽1日=保育園に運動プログラム導入▽24日=村消防団(神子柴)小型動力ポンプ入魂式
◇6月 ▽20日=南原地区まちづくり景観形成住民協定締結▽25日=大芝高原音頭Newヴァージョン2006完成発表会
◇7月 ▽18日縲・梅雨前線豪雨により避難指示など発令、北殿駅南西斜面ひび割れ災害発生▽28日=大芝高原音頭で使う竹の鳴り物の名前が「舞竹(マイバンブー)」に決定
◇8月 ▽1日=伊那ケーブルテレビ南箕輪村専用チャンネル本放送開始▽23日=むらづくり住民懇談会▽26日=第21回大芝高原まつり開催▽27日=花火大会
◇9月 ▽3日=村地震総合防災訓練・消防団非常召集訓練▽6日=まっくん見守り隊発足・住民による防犯パトロール開始▽25日=むらづくり委員会答申
◇10月 ▽13日=上伊那郡市育樹祭・大芝高原で開催▽14日=初のイルミネーションフェスティバル(縲・9日)▽22日=商工会南みのわフェア初開催▽29日=第1回まっくん収穫まつり開催▽29日=森林セラピーモニターツアー(縲・0日)
◇11月 ▽3日=村民文化祭▽3日=村表彰授与式▽20日=まっくんファーム設立
◇12月 ▽3日=第7回オール信州「村」ソフトバレーボールフェスティバル開催 -
南箕輪村の大芝温泉など各施設年末年始営業案内(12月28日縲・7年1月6日)
南箕輪村の大芝の湯は1月1日午後1時から、玄関前で太鼓グループ「鼓龍」による打ち始めで新年の営業を始める。1日から1週間、イベント風呂「松竹梅とボタンの香湯」もある。施設の風呂の一つを、縁起のいい松、竹、梅に、干支「亥」にちなんでボタンの4種類の入浴剤を入れた香り風呂にする。
年末年始の営業日程は次の通り。
◇大芝荘 ▽宿泊=28・29日営業、30日縲・日休業、2日縲怏c業▽宴会=28日縲・0日営業、31日・1日休業、2日縲怏c業▽レストランパル=28日縲・0日営業、31日・1日休業、2日縲怏c業(2日はスタンプサービス)▽風呂=28日午前中休業、29・30日営業、31・1日休業、2・3日営業(2日粗品プレゼント)、4日休業、5日縲怏c業
◇大芝の湯 ▽温泉=28日休業、29日縲・日営業(31日午前10時縲恁゚後4時・受付3時まで、1日午後1時縲・時・受付5時まで、1日は粗品プレゼントと味工房の甘酒サービス)、4日休業、5日縲怏c業▽食堂=29日縲・日までメニュー限定で営業、4日休業▽プラザ=28日休業、29日正午縲怏c業、30日縲・日休業、5日縲怏c業▽味工房=28日休業、29日営業、30日縲・日休業、5日縲怏c業
◇公園管理事務所 28日縲・日休業
◇まっくんバス 29日運行、30日縲・日休業、4日縲怏^行 -
05年一般会計決算など可決 伊那消防組合定例議会
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の4市町村でつくる伊那消防組合議会の12月定例会は25日、伊那市役所で開き、05年度一般会計歳入歳出決算認定など、条例案件、補正予算案件3件について、原案通り可決、承認した。
昨年度の歳入総額は12億9718万69円(前年比0・4パーセント減)、歳出総額は12億8775万612円(同8・7パーセント減)だった。決算の概要として、同年度4月に発生した伊那消防署の災害対応特殊はしご車の転倒事故に伴う修繕、辰野消防署に寄贈のあった高規格救急自動車の高度救命処置資機材の購入などをあげた。
06年度一般会計第2回補正予算については、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ608万8千円を減額し、歳入歳出予算の総額を11億9506万6千円とした。前年同期比6・6パーセントの減額となった。 -
行政相談委員に南箕輪村の清水貴男さんを委嘱
南箕輪村大泉の清水貴男さん(63)が25日、総務省の行政相談委員の委嘱を受けた。村役場で長野行政評価事務所の山田真行政相談課長が、委嘱状を交付した。
行政相談委員は国民と行政をつなぐパイプ役で、総務省が委嘱する。県内は144人、村は清水さん1人。無報酬のボランティアで、月2回の行政相談に応じ、内容によって担当行政機関につなぐ。相談内容は、道路やガードレールの補修の要望などが多いという。
清水さんは、「行政そのものが地域住民に近くなるように、何でも相談に応じていく。気安く、気楽な気持ちで相談に来てほしい」と話している。任期は09年3月まで。
相談は第1・3金曜日、村民センター2階の小会議室。午前10時から11時まで受け付ける。1月最初の相談日は5日。 -
年末の交通安全運動
南箕輪村安協が交通指導所設置南箕輪村交通安全協会は23日、年末の交通安全運動に合わせて村内大型店の2カ所に交通指導所を設置し、啓発チラシを配って交通安全を呼びかけた。
11日に始まった年末交通安全運動期間中に、村内では3件の事故が発生し、2人が死亡している。
街頭活動は村安協の50人が参加し2カ所に分かれた。のぼり旗を立て、交通安全のたすきをかけて買い物客らに啓発チラシとティッシュペーパーのセットを手渡し、安全運転、シートベルト着用などを呼びかけた。
村安協の清水貴男副会長は「大変な事態になっている。交通事故がないよう地域の中で啓蒙活動していきたい」とあいさつ。伊那警察署南箕輪村駐在所は、「どうしても事故が減らないのが現実。一人でも多くの人が交通安全に関心を持って村民に広めてほしい。交通安全が合言葉になるよう、事故のない明るい村にしてほしい」と話した。 -
クリスマスのおはなしむら&贈り物作り
南箕輪村公民館と村図書館は23日、12月のいろいろ物作り体験会とおはなしむら合同企画「クリスマスのおはなしむら&贈り物作り」を村民センターで開いた。子どもたちが夢中になってサンタクロースとクリスマスツリーを作った。
今回の「おはなしむら」は、地元ボランティアの協力で英語による「クリスマスの贈り物クイズ」。動物の鳴き声やシルエットから動物を当て、子どもたちがプレゼントの入った袋の中からクマに靴、ダチョウに靴下などクリスマスの贈り物をして楽しんだ。
サンタとクリスマスツリーの飾り作りは、画用紙で円錐形を作り、緑色の紙をツリーに見立てて毛糸や綿、折り紙などできれいに飾りつけた。赤い紙はサンタクロースで、眉毛やひげ、ベルトなどを付け、目を書いて作り上げた。
メッセージカードはサンタクロースあてに書く子どもが多く、中は「秘密」。書き終わるとサンタクロースにカードを背負わせた。
子どもたちは、「ちょっと難しいけど、うまくできた」「玄関に飾りたい」と話していた。 -
南箕輪村水田農業推進協議会
南箕輪村水田農業推進協議会が21日、村役場であり、06年度の水稲作付け・転作状況や07年度の事業方針などが示された。
南箕輪に示されていた来年度当初配分数量は1698トン。作付け面積に換算すると約258ヘクタールとなり、本年度実績の268ヘクタールを下回る。しかし上伊那では、米を中心とした産地作りを進めるために本年度の生産実績を来年度の当初目標として調整する合意がされており、不足分となる10ヘクタールは地域間調整や加工米で対応していく。
また、国の新しい経営所得安定対策に伴い南箕輪村では、担い手に位置付けられているまっくんファーム加入者への土地集積や作業依託を進め、転作田の解消、作業の効率化を図る方針。担い手育成に重点を置いた事業展開を図る。
唐木村長は「11月に一村一営農組織であるまっくんファームが設立した。これからはまっくんファームを中心として担い手の問題などに取り組んでいってほしい」と語った。 -
南箕輪村議選
現職の小坂泰夫氏出馬の意向07年4月26日の任期満了に伴う南箕輪村議会議員選挙で、現職の小坂泰夫氏(40)=無所属、田畑=が21日、出馬の意向を明らかにした。現在1期目。
小坂氏は「前回選挙で最低得票数で当選し、4年間やってきた。自分の4年の成果を評価してもらう必要がある。頑張っていきたいと思っている。選挙は厳しいことは確かなので、皆さんにご批評いただくつもりも含め、出馬を決めた」と話している。 -
松くい虫対策募金
森林セラピー協議会が実施へ南箕輪村大芝高原のアカマツを松くい虫から守るため、森林セラピー協議会が村に提案した「松くい虫対策募金」について唐木一直村長は21日、「協議会が主体となって実施してほしい」と、大熊恵二協議会長に返答した。今後、協議会が窓口となって募金を始める。
協議会は、松くい虫対策で村が方針を示している薬剤樹幹注入の処理費用にあてる「松くい虫対策募金」の実施を提案していた。
唐木村長は、検討の結果、「村が主体となって募金活動を実施するには条例整備、募金の管理、運用上の事務が多く長い時間が必要で早急に対応できない」とし、「協議会が主体となって実施し、村は後援者として協力したい」と述べた。
大熊会長は、「法的なことが分からずに村にお願いしたが、協議会のメンバーを中心に、村にも側面から応援いただき、村民が大切に守っているアカマツの保存に役立つよう、協議会が窓口になって一生懸命頑張りたい」と話した。
今後、来年1月の村報で募金を広報し、1月早々に役場、村民センター、JA南箕輪支所、大芝関連施設の6カ所に募金箱を設置する予定。窓口への直接の募金は役場産業課内の協議会事務局で受け付ける。 -
上伊那中部校長・教頭会が合同研修
上伊那の伊那市、南箕輪村の小中学校の校長、教頭らは16日、同市駅前ビルいなっせで、年に一回の上伊那中部校長教頭合同研修会を開いた。元県中学校長会長の毛涯章平さん(84)=豊丘村=の講演を通じて、学校運営者に何が求められているかを確認した。
研修会には、約50人の校長、教頭が参加した。県内の小中学校長を歴任し、豊丘村教育委員長も務めた毛涯さんは「教師・その憧れと自戒」と題して、自分の教職生活で学んだことを坦々と話し、教育者に必要なことを伝えた。
毛涯さんは、教師として歩み出した時の目標を振り返り、教師に対する憧れとして掲げた▽不易なるもの▽豊かな人間性▽円熟への憧れ竏窒フ3つについて講話。円熟への憧れではユーモアが必要とし「子どもの悩みをちょっと高みから眺め、子どもの緊張を受け流す能力が大切」と話した。
また、それらの憧れに対しての「肩書きに合う中身を持て」との自戒の重要性も訴えた。
上伊那中部の小学校校長教頭を前に話す毛涯さん -
高校生もAED取扱習得
南箕輪村の上伊那農業高校(北原光博校長)は19縲・2日の4日間、1年生を対象としたAED(自動体外式除細動器)などの一次救命処置の講習会を開いている。講師に伊那中央病院(伊那市)の医師や看護師らを招き、生徒らが処置方法を習得する。
県の指導で今年度から、全県下の高校1年生が救急救命療法を学ぶことになった。同高校では、4日間に分けて一年生161人、4クラスが心臓マッサージ、人口呼吸方法などの講習を受ける。
初日の19日は、生産環境科の生徒42人が受講した。スライドの説明を受けた後、受講者一人ひとりが人形を相手に実技講習。AEDの取り扱いを学んだ女子生徒は「緊急時にはパニックにならないよう気を付けたい」と話していた。
県では、県下の公立高校にAEDを昨年度、一斉配備した。上伊那農業高校では1月の配備から一度も使用する事例は発生していないという。
AEDの取り扱い方法を学ぶ上農高校の1年生 -
南箕輪村の年賀状
残りわずか南箕輪村のイメージキャラクター「まっくん」と大芝高原をデザインした村の年賀状が残りわずかとなった。南箕輪郵便局で販売しており、村は「購入はお早めに」と話している。
広報活動の一環で毎年作っている年賀状。例年は写真を使っていたが、今年は子どもから高齢者まで幅広い年代に使ってもらえるように淡い色調のイラスト画にした。
村のイメージキャラクターになりデザインを一新した「まっくん」を村内外に広めたいと、羽織袴姿のまっくんと、来年の干支(えと)のイノシシの親子を描き、背景は村の財産である大芝高原で自然の豊かさをアピールしている。
イラストは、はがきの下3分の1ほどの大きさ。文字の縦書き、横書きの両方に対応できる。 -
信大ヤマブドウワインの販売開始
信州大学農学部は19日、今年の「ヤマブドウワイン」の販売を開始する。学生の生産したヤマブドウで作った学部ブランドのワイン。昨年は2日で売り切れてしまう人気だった。20アールから約1・3トンを収穫した今年は、1200本を販売する。担当者は「今年は若干酸味が多く、昨年とはまた違った味。数に限りがあるので、購入を考えている人は早めに購入していただけたら」と呼びかける。
同学部は「生産実習だけでなく、農産物の加工、販売までを知ることを通じて食物が家庭の食卓に届くまでを知ろう」と昨年から、学部ブランドのワイン販売を開始した。
ヤマブドウの生産は食料生産科学科の2年生が担当。醸造は塩尻市の醸造業者に依頼しており、一部の学生は製造過程を見学に訪れた。昨年8月には種類販売免許を取得しており、将来的には学生に販売を担ってもらうことなども考えている。
価格は1本2500円。初日は午後2時から構内の生産品販売所で販売する。
問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1318)へ。 -
南箕輪村職員労働組合青年部
クリーンアップ作戦でごみ拾い南箕輪村職員労働組合青年部は16日、クリーンアップ作戦で、天竜川河川敷のごみ拾いに取り組んだ。
地域をきれいにしようと取り組む年1回の恒例事業。南殿から神子柴までの天竜川河川敷約4キロの区間を、16人が2班に分かれ、南北両側から歩いて2班が合流するまで約1時間、ごみを拾った。
職員は燃えるごみ、燃えないごみ別に袋を用意し、堤防道路下の用水沿い、草むらなども見て歩いた。空き缶が多く、ペットボトルやビニール類などもあった。
青年部は村道6号線沿い、北原地区の森の中など毎年場所を変えて実施。河川敷は2回目。 -
沢尻南交差点 供用開始
国道361号の権兵衛トンネル開通で増えた交通量を緩和するために新設した、同国道と県道伊那箕輪線(通称・春日街道)が交差する伊那市の沢尻南交差点の信号機は15日夕、供用を開始した。
国道に対して、県道の沢尻交差点(南箕輪村)からほぼ直角に接する道路を県などが3月末に新設して出来た沢尻南交差点。その後の交通量を調査し、交通量増加を確認した伊那署などは、11月から交差点に信号機を設置し始めていた。
県道の両側に民家が集まっているため、信号機設置のほか、交差点付近の県道に横断歩道を設け、歩行者用信号機も設置した。
沢尻南交差点に設置した信号機が供用開始に