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南信工科短大 オープンキャンパス
ものづくりの専門知識と実践技術を学ぶ、南箕輪村の長野県南信工科短期大学校のオープンキャンパスが15日、開かれました。
オープンキャンパスには、16組34人が参加しました。
参加者は各学科の授業内容や入試説明を受けました。
また、キャンパス見学では、職員から学校の概要や設備の説明を受けながら、校内を周りました。
見学の中で武久泰夫副校長は、「今後の社会で、ロボットやAIをコントロールする側になって活躍してもらいたい。」と、参加者に呼びかけました。
オープンキャンパスに参加したある高校生は、「最新の設備がそろっていて、将来にいかせる技術を身につけられそうだ。」と話していました。
今後のオープンキャンパスは、8月3日(土)と9月7日(土)に開かれる予定で、次回は模擬
授業が行われます。 -
村有害鳥獣 農業被害88万円
南箕輪村の昨年度の有害鳥獣による農業被害額は88万円でした。
14日は、南箕輪村役場で村鳥獣被害対策協議会が開かれ、昨年度の有害鳥獣の捕獲頭数などが報告されました。
昨年度、捕獲された有害鳥獣は、ニホンジカが16頭、イノシシが8頭、カラスが21羽となっていて農業被害額は88万円でした。
唐木一直村長は「ここ数年クマの目撃情報が増えているので、猟友会を中心に万全な体制を築いていきたい」と話していました。
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大芝高原 松くい虫被害確認
南箕輪村の大芝高原で松くい虫の被害木が13日に1本確認されました。
大芝高原で松くい虫の被害木が確認されたのは2017年以来2回目です。
南箕輪村によりますと大芝高原のみんなの森では枯れているアカマツが13日までに10本見つかっています。
10本のうち1本は松くい虫が原因で残る9本については、県の機関で調査しているという事です。
村では今回見つかった10本を「できるだけ早く」伐採する方針です。
松くい虫被害の拡大防止に向け、弱った木の伐採や、巡視を強化していくとしています。
大芝高原にはおよそ1万3千本のアカマツがあり、村では2千3百本を守るべき木として、重点的に薬剤注入を行うなど松くい虫対策を行っています。
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大芝高原まつりポスターなど図案決まる
南箕輪村の夏祭り第34回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの図案が決まりました。
ポスターの図案は南箕輪中2年の征矢真理菜さんの作品が選ばれました。
ポスターは200枚作られ、村内外の店舗などに配布されます。
うちわは南箕輪中2年の羽生美彩さんの作品が選ばれました。
うちわは来場者に配布されます。
パンフレットは南箕輪中3年の安藤雅さんの作品が選ばれました。
パンフレットは全戸配布されます。
今年は35点の応募があり、採用された作品を含む7作品が入賞しました。
今年の大芝高原まつりは8月24日(土)に予定されています。
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いも焼酎南箕輪会 芋の苗植え
南箕輪村の住民有志でつくる「いも焼酎南箕輪会」は11日、南箕輪村田畑の畑で、オリジナル芋焼酎の原料となるサツマイモの苗を植えました。
11日は会員およそ20人が、2400㎡の畑に焼酎用のサツマイモ「黄金千貫」の苗を5000本植えました。
マルチをかけた畝に約30センチ間隔で穴を開け、棒を使って苗を差し込んでいきます。
いも焼酎南箕輪会の北澤修会長は、「去年は猛暑の影響で出来が良くなかった。今年は去年以上の収穫を期待したい。」と話していました。
サツマイモの収穫は10月中旬から下旬にかけて行うということで、村のブランド酒「大芝の華」として醸造されます。 -
南信工科短大 総合課題成果発表
南箕輪村の南信工科短期大学校の2年生は、グループ毎に取り組んできた総合課題の成果発表会を12日学校で開きました。
LEDライトを使ったピンポンゲームや荷物の上げ下ろしをサポートするアシストスーツなどこれらは、南信工科短大の2年生が作った物です。
機械・電気の2つの学科の枠を越えたグループを作り、企画からものづくりまでを行う「総合課題」の授業で制作したものです。
今年は2年生が5つのテーマに分かれ制作に取り組んできました。
学生は設計や組み立てはもちろん、予算や納期の管理も行います。
こちらは、電子ピアノの音に反応し、LEDが光りスクリーンにCGが映し出される装置です。
見るだけでなく、音で光を操る参加型イルミネーションを目指してきました。
南信工科短大の大石修治校長は「グループで同じ目的に向かって進む事の大切さを学び、今回の経験を就職したあとも活かしてほしい」と話していました。
きょう発表した研究成果は修正を加え、9月に開かれる校内のイベントで展示する予定です。
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地域野菜の魅力 学内販売でPR
南箕輪村の信州大学農学部の学生有志は、地元の農産物の魅力を発信する取り組みの事業化を目指しています。
その第一歩となる生野菜サラダの販売が、農学部キャンパス内にある生協の購買と食堂で始まっています。
生協の購買ではおしゃれな箱に入った生野菜が売られています。
「伊那谷サラダの十二ヵ月」と名付けられたこちらは、ひと箱321円で、毎週10箱出荷しています。
レタスや五寸人参など旬の野菜10種類が入っています。
この取り組みは地域の農家・飲食店のシェフなどでつくる会社「結屋(ゆいや)」の運営に参加している学生や大学院生など7人のチームが企画しました。
11日は、チームに参加する学生のうち4人が、学内で記者会見を開き、概要を説明しました。
会見で信大農学部博士課程の岩本啓己さんは「学生、大学がもっと地域の食とか農業とかと近い距離になる。学内で勉強しているだけでなくて、地域の食とか農業とかとつながっていくことが理想」と話していました。
学生チームが所属する「結屋」では、飲食店からリクエストのあった新鮮な野菜を農家から集め、配送を行っています。
今回、同じキャンパスで学ぶ仲間たちに伊那谷の魅力をもっと知ってもらおうと、生協での販売を企画しました。
大学院生の坂田章太郎さんは「『農学部は何もない』とみんな言うが、自分たちで活動してみて、伊那には良いところがいっぱいあると気付いた。それをみんなに知ってもらいたい。地域の美味しいものを生協に置いてもらい、食の感動を知ってもらって、地域に目を向けるきっかけにしてもらえればうれしい」と話していました。
岩本さんは「もっと大学と地域、食と農業の距離が近くなって一緒に何か地域を盛り上げていく、一緒に問題を解決していく、そういう関係がつくっていけたらいいな、と思う」と話していました。
今後は地域の他の大学や短大にも営業をかけるなどして、この取り組みを採算ベースに乗せていきたいとしています。 -
乗合タクシー 8割が「満足」
伊那市が今年の3月に高遠町と長谷で行った乗合タクシーの実証運行のアンケート結果がまとまりました。
回答した人の8割がこの取り組みについて「満足している」と答えています。
市議会全員協議会が10日市役所で開かれ、市がアンケート結果を報告しました。
乗合タクシーは、タクシー客の予約状況に応じて人工知能AIが最適な配車やルートを示すものです。
実証運行は、今年3月12日から5日間行われ、延べ207人が利用しました。
アンケートは、97人から回答がありました。
乗合タクシーについて「非常に満足している」が52%「満足している」が28%で、合わせて8割の人が満足していると回答しています。
良かった点については、「自宅前や目的地前までの乗り降りができた」が83.6%「当日に予約ができる」が60.7%でした。
一方改善が必要な点については、「予約に手間がかかった」が24.6%、「運行時間が短かった」が16.4%となっています。
利用する場合の運賃について、最も多かったのは「500円程度」で47%、「250円程度」が19%、1,000円程度が10%でした。
また、このサービスによる運転免許証の返納の可能性については6割が「きっかけになると思う」と回答しています。
今年度は1か月程度の実証運行を行う計画で、2021年度中の本格導入を目指します。 -
コテージ整備・プリン工房整備を申請
南箕輪村は国の地方創生拠点整備交付金第2回募集について大芝高原内でのコテージ整備とプリン工房整備を申請することを10日村役場で開かれた村議会全員協議会で報告しました。
コテージ整備は10人用2棟を新設するもので企業研修の受け入れや夏場の観光客増を見込んでいます。
事業費は8,300万円です。
プリン工房は大芝の湯の一部を改装するもので事業費は1,430万円です。
地方創生拠点整備交付金は地域資源を活用し観光や農林水産業の振興を図る施設などが対象となっていて補助率は2分の1です。
採択事業が公表されるのは8月上旬だということです。
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上農生 甘酒で地域活性化考える
南箕輪村の上伊那農業高校は、甘酒をとおして地域活性化を考えるイベントを7日大芝高原味工房で行いました。
7日は上農の2年生と一般の参加者が甘酒の新しい味わい方について学びました。
講師は、辰野町で甘酒の移動販売をする白鳥杏奈さんです。
生徒達は白鳥さんが店で出している甘酒を豆乳でわったものや、甘酒とヨーグルトを使ったパフェ、を試食しました。
上農のコミュニティデザイン学科では地元の人を講師に招き、上伊那の課題やその解決方法について学ぶ授業を行っています。
今年度はこの他に食品加工や香りについて学ぶ事にしています。
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上農生と南部小児童が花の苗植える
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒と南部小学校の児童が3日、大芝高原に花の苗を植えました。
この日は、上農高校の園芸科学科観賞植物コースの3年生10人と南部小学校の4年生33人が大芝高原内の花壇に花の苗を植えました。
植えたのは、アフリカンマリーゴールドの苗1000株で、信州大学農学部の学生が育てました。
花壇整備は、南箕輪村の花いっぱい推進協議会が進めている活動のひとつです。
上農生と児童は、黄色とオレンジの花が交互に咲くように40センチ間隔で苗を植えていました。
花は、7月に見ごろを迎えるということです。 -
ふるさと納税増加 1億4,700万円
南箕輪村議会6月定例会が3日開会し一般会計補正予算案など8議案が提出されました。
一般会計補正予算案は2,000万円を追加するものです。
主な事業としてプレミアム商品券事業に1,500万円などとなっています。
開会のあいさつで唐木一直村長は昨年度のふるさと納税について報告しました。
村の昨年度のふるさと納税の件数は1万3,610件、金額は1億4,700万円ほどで前の年度を件数で2,085件、金額で1,200万円上回ったということです。
南箕輪村議会は12日と13日に一般質問、14日に委員長報告と採決が行なわれます。
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民謡発表交流会
県内外の民謡団体が日頃の練習の成果を発表する第8回民謡発表交流会が南箕輪村の南殿コミュニティセンターで1日開かれました。
オープニングでは、全参加団体が東北地方に伝わる「南部俵積唄」を披露しました。
交流会には県内の他、東京や埼玉から12団体が参加しました。
日頃の練習の成果を披露し技術を高めあうとともに、全国各地のの民謡を楽しもうというもので、上伊那の愛好家で作る伊那谷民謡会が中心となり開いています。
伊那谷民謡会会主の伊藤てつ子さんは、「各地の民謡を楽しむとともに伝統文化を後世に伝えていきたい」と話していました。
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バイパス 2027年までの完成要望
国道153号伊那バイパスの建設促進期成同盟会の総会が伊那市役所で29日に開かれ、リニアが開通する2027年までに全区間の開通を要望する事などが決議がされました。
総会には、伊那市や箕輪町、南箕輪村の地域住民や農業団体、行政関係者などおよそ60人が出席し、153号バイパスの早期完成を国や県に求めていくことを確認しました。
期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は「リニアの経済効果を十分発揮する為にも、2027年までに完成するよう、国・県に求めていきたい」と挨拶しました。
伊那バイパスは箕輪町木下から伊那市美篶青島までのおよそ7.6キロの区間です。
現在は伊那市福島から美篶方面に向かい工事が進められていて2021年までに伊那市の若宮団地まで開通する予定です。
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元協力隊員が村の野菜をPR
宮崎県出身で、昨年度まで南箕輪村の地域おこし協力隊として活動していた内山祐輔さんは、村内の野菜を県外に売り込む会社を起業しました。
28日は、南箕輪村北殿の空き家をリフォームした事務所で、野菜の梱包作業などを行っていました。
「株式会社ベジかける」と名付けた会社では、村内の農産物を、生産者と一緒に県外に出向いて販売し、野菜を通じた地域間交流を図ります。
事務所の入口では、地元の旬の農産物や、内山さんの出身地宮崎県のフルーツも販売しています。
内山さんは、地域おこし協力隊員として味工房の直売所で働いた経験から、多くの人に村で獲れた野菜を味わってもらおうと、起業しました。
内山さんは「うまくアピールできていない部分があることを感じていた。売り込みに行って、生産者と消費者の精神的な距離を縮めることができればと思います」と話していました。
利用している建物は3階建てで、今後、2階部分では異業種の人たちが情報交換をしながらインターネットを使って仕事ができる「コワーキングスペース」にする計画です。
内山さんは「村内には集まって話ができるようなコミュニティスペースがないとも感じていたので、そういう場所を自分で作っていこうと思い計画した」と話していました。
コワーキングスペースは、7月頃の完成を目指しているということです。
なお、ベジかけるの農産物の販売はすでに始まっています。 -
信大 ジュース・ワイン販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が育てた山ぶどうを使ったジュースと、ナイアガラを使ったワインの販売が、28日から始まりました。
ジュースとワインに使われているぶどうは、信大農学部の植物資源科学コースと動物資源生命科学コースの学生が育てたものです。
去年10月に、山ぶどう4,500kg、ナイアガラ1,274kgを収穫しました。
去年は、初夏から秋にかけて雨が少なく暖かい日が続き、ぶどうにとっては最適な気候だったため、山ぶどうはここ数年で特に糖度が高い出来になったということです。
ナイアガラも、房が大きく粒が揃い、糖度が高く仕上がったということです。
山ぶどうジュースは835本限定で、1本1,000円、ナイアガラワインは974本限定で、1本1,500円です。
山ぶどうジュースは毎年人気で、去年は2日間で完売したということです。
また今回は、信州大学の創立70周年に合わせて、ワインやジュースの記念セットも販売されます。
山ぶどうのジュースとワインのセットが3,600円。山ぶどうワインとナイアガラワインのセットが4,100円です。
キャンパス内にある生産品販売所で購入できます。
●時間:午前8時45分~午後5時まで
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VC長野 巻き返し誓う
バレーボール男子Vリーグ1部VC長野トライデンツの昨シーズン報告会が25日伊那市内で開かれました。
笹川星哉代表は1勝26敗に終わった昨シーズンについて
「格上のチームを相手に苦しいシーズンだった。リーグ終盤は
セットカウントを奪うなど手ごたえを掴むことが出来た。」と
振り返りました。
今シーズンは新たに3人の選手を迎え巻き返しを誓いました。
VC長野は昨シーズンリーグ最下位の10位でしたが2部リーグに1部ライセンス取得チームがなかったため入れ替え戦は行われず今シーズンも1部で戦うことが決まっています。
男子バレーボールVリーグ1部は10月26日に開幕します。 -
南原のフクロナデシコ見ごろ
南箕輪村南原の国道361号沿いにある伊藤(いとう)照夫(てるお)さんの畑でフクロナデシコが見ごろとなっています。
畑はおよそ40アールで、ピンク色のフクロナデシコが一面に咲いています。
今年は例年より5日ほど咲き始めが遅いということで、今が見ごろを迎えています。
27日は県内外からフクロナデシコを見ようと訪れていました。
伊藤さんによると花は来月10日ごろまで楽しめるということです。 -
ガールスカウト第26団入団式
ガールスカウト第26団の入団式が25日、伊那市の福祉まちづくりセンターで行われました。
新入団員は小学校低学年が加入するブラウニー部門に4人、小学校高学年のジュニア部門に1人です。
5人は入団の証として、平澤恵美子団委員長からチーフをかけてもらいました。
平澤恵美子団委員長は、「自らやりたいことを見つけて『みんな仲良く』を合言葉に、仲間と協力して取り組んでほしい。」と話していました。
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南箕輪FCジュニア全国大会出場挨拶
南箕輪村のフットサルチーム、南箕輪FCジュニアが22日、村役場を訪れ第29回全日本U‐12選手権全国大会への出場挨拶をしました。
22日は、南箕輪FCジュニアの選手ら13人が村役場を訪れ、フットサル全国大会出場を決めたことを唐木一直村長に報告しました。
4月に開かれた長野県大会に、FCジュニアからAチームとBチームが出場し、このうちAチームが初出場で初優勝を果たし、全国大会出場を決めました。
唐木村長は報告を受け、「南箕輪村の代表として、これからにつながるような戦いをして頑張ってください」と話していました。
全国大会は8月10日から12日に東京都で開かれる予定です。
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南箕輪村ゲートボール春季大会
南箕輪村の大芝高原屋内運動場で村ゲートボール連盟の春季大会が22日、開かれました。
大会はオープン大会で、南箕輪村から6チーム、伊那市から3チーム、合わせて9チームおよそ70人が参加しました。
3チームずつに分かれ各2試合のリーグ戦を行い、順位を競いました。
村ゲートボール連盟の唐木達さんは、「伊那市とより交流を深めるため今年からオープン大会にしました。親睦を深めることもでき、大会も活気づいていました。今後も多くの人に出場してもらいたいです。」と話していました。
大会の結果、1位は伊那市の笠原でした。
今後は、夏と秋にもオープン大会を予定しています。 -
大芝高原西側にMTBコース
南箕輪村は今年度、観光客の誘客などを目的に、大芝高原西側の村有林にマウンテンバイクコースを新設します。
21日は、コースの設計や造成を委託されていて、伊那市長谷でマウンテンバイクコースづくりをしている名取将さんが現地を視察しました。
コースは、大芝高原マレットゴルフ場の西側にある村有林に新設されます。
名取さんは、コース取りが出来そうな場所にテープで印をつけていました。
先月伊那市西箕輪にオープンしたマウンテンバイクコースは、緩やかな傾斜地になっています。
大芝高原西側に新たに作られるコースは、およそ8万平方メートルと敷地は広いものの平坦なため、西箕輪のコースに比べ、子どもでも楽しめる初心者向けのコースになるということです。
今年度は下草を刈り、土を盛らずに仮設的なコースにするということです。
名取さんは「初心者の人でも、子どもさんでも楽しめるコースを作りたい。木々の間をすりぬける冒険のような感じになると思う」と話していました。
マウンテンバイクコースは、村内に若者を呼び込むことや、村民の健康増進を目的に村が設置するものです。
事業費は184万円で、このうち130万円は長野県の元気づくり支援金が使われます。
作業は6月1日から行われる予定で、7月末までにコースを完成させる計画です。 -
恩徳寺 クロユリが咲く
南箕輪村の恩徳寺で、今年もクロユリが咲いています。
60年以上前に先代の住職が育て始めたクロユリです。
今年は春先の気温が低かったせいか、例年よりも開花が遅かったということです。
今年は100本のクロユリが花を咲かせ、後2日ほど楽しめるということです。
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経ヶ岳バーティカルリミット
南箕輪村の大芝高原を起点に、中央アルプス北端の経ヶ岳山頂を駆ける「経ヶ岳バーティカルリミット」が18日、行われました。
この日は、県内外から訪れたランナーおよそ1000人が参加しました。
大芝高原から経ヶ岳山頂を経由し、大芝高原へ戻る、全長19キロメートルのロングコースには400人が参加し、標高2296メートルの経ヶ岳山頂を目指してスタートしていきました。
またほかに、4合目を経由する12キロメートルのショートコースなどが行われました。
参加したランナーは、「自然を満喫したい。」「無事に完走したい。」などと話していました。
大会の結果、ロングコースは、静岡県の公務員、近藤敬仁さんが2時間4分5秒で優勝しました。近藤さんは、「景色もよく、楽しく走ることができた。」と話していました。
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シニア世代交流会で脳トレ
60歳以上のお年寄りが楽しみながら脳のトレーニングなどを行うシニア世代交流会が17日南箕輪村の北殿公民館で開かれました。
交流会は北殿地区社会福祉協議会が開いたもので地区住民約50人が集まりました。
老化防止には指先を動かすとよいということで新聞紙を長くちぎったり折りたたんだりしていました。
また手拍子やじゃんけんによる脳のトレーニングも行われました。
北殿地区社会福祉協議会では今年度6回の交流会を予定していて
小学生との交流や花壇整備、諏訪方面へのバスハイクなどが計画されています。
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南箕輪中伝統 経ヶ岳強歩大会
標高2,152メートルの経ヶ岳8合目を目指す、南箕輪村の南箕輪中学校の伝統行事「第67回経ヶ岳強歩大会」が、16日に開かれました。
午前7時に、大芝高原プール横から生徒434人が一斉にスタートしました。
経ヶ岳強歩大会は、一人ひとりが目標に向かって努力することを身に付けてもらおうと毎年開かれています。
コースは全長8.3キロで、ゴールは、標高2,152メートルの経ヶ岳8合目です。
スタート地点との標高差はおよそ1,200メートルです。
スタートから30分ほどで、最初の生徒が2合目を通過しました。
ここからは急な上り坂が続き、道幅も狭くなります。
生徒たちは息を切らして登っていました。
中には、木の枝を杖にして歩く生徒もいました。
大会の結果、男子は2年でサッカーのクラブチームに所属する上田卓輝君が1時間36分37秒で優勝、女子は3年で陸上部の高木萌子さんが1時間58分36秒で優勝しました。
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鹿児島系の牛 バイテクで増やそう
南箕輪村の上伊那農業高校で、品質の良い鹿児島系の肉牛を増やそうと、受精卵の移植が16日に行われました。
上農高校には鹿児島系の牝牛が1頭いて名前は「ふくよ」です。
上農高校では、肉質が良いこの鹿児島系の牛を増産したいと考えていますが、過去に4回「ふくよ」が出産したのは すべて牡牛で出荷するしかありませんでした。
そこで、バイオテクノロジーの技術を使って鹿児島系を増やすことにしました。
16日は、上農高校の牛の繁殖に協力している箕輪町にラボを持つ小松洋太郎獣医師に依頼し、受精卵移植を行いました。
移植の様子を生徒たちが見学しました。
「ふくよ」にはホルモン剤を投与し複数の卵子を排卵させ、血統が良い鹿児島系の牡牛の精子を人工受精させてあります。
子宮内に液体を流し込み、受精卵を取り出します。
顕微鏡で調べると、3つの受精卵が採取できていました。
この3つの受精卵を、違う3頭の牝牛の子宮に移植していきます。
移植を行ったのは、上農高校の卒業生で受精卵移植師の資格を持つ柴勇一郎さんです。
特別なカテーテルを使って、受精卵を子宮に注入していました。
受精卵が受胎したかどうかは、40日ほどで分かり、出産は来年2月中旬になるということです。
なお、受精卵移植を行っている高校は全国的にも珍しいということです。
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迷い子を保護し高校生に感謝状
伊那警察署は、迷い子を保護したとして南箕輪村在住の辰野高校1年の橋爪宏明さんに15日、感謝状を贈りました。
15日は、辰野高校で贈呈式が行われ、伊那警察署の石坂達雄署長から橋爪さんに感謝状が贈られました。
今月9日、南箕輪村を一人で歩いていた幼児を帰宅途中の橋爪さんが保護しました。
伊那警察署によりますと幼児は、買い物に出かけた母親を追いかけ道に迷っていたということです。
橋爪さんは、泣いていた幼児に声をかけ手をつないで近くの商業施設へいき警察に通報しました。
買い物から帰宅した母親は、子どもがいないことに気がつき110番通報していて保護の知らせに安堵したということです。
石坂署長は「子どもが犯罪や事故に巻き込まれるケースがある中、適切にしっかり保護をしていただいた」と感謝していました。
辰野高校の宮原明和校長は「機転を利かせて自分で考え行動してくれた」と喜んでいました。
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南部小2年生 どんぐり植え
南箕輪村の南部小学校2年生の児童は、去年の秋大芝高原で拾ったどんぐりを信州大学農学部の畑に8日植えました。
南部小2年生の1組と2組の50人が信大農学部の敷地内にある畑に植えていきました。
3センチほどの穴をほり、どんぐりを横にして土をかぶせました。
これは大芝高原の松クイ虫対策として広葉樹への樹種転換の一環で行われているものです。
どんぐりは1年ほどたつと、50センチから1メートル程の大きさになります。
きょう植えたどんぐりは、1週間ほどで発芽するという事で、1年半畑で育て来年の秋に大芝高原に植樹される予定です。
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下水処理場の太陽光発電で300万円節減
南箕輪村が、田畑の下水道終末処理場の経費削減を目的に去年3月に設置した太陽光発電設備の1年間の発電量が、およそ300万円分だったことが、14日にわかりました。
この日は、村議会全員協議会が役場で開かれ、発電量が報告されました。
太陽光発電設備は去年3月に、経費削減を目的に設置されました。
総事業費は4,500万円で、このうち1,500万円は国の補助金を活用しています。
2018年4月から2019年3月までの発電量は、16万7,736キロワットアワーで、全体の18パーセントにあたるおよそ300万円の削減につながったということです。