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上伊那地域編 案まとまる
伊那地域振興局は、若者の定着や滞在交流型観光などを盛り込んだ県の次期総合5か年計画の上伊那地域編の案を23日、まとめました。 23日は、伊那合同庁舎で上伊那地域戦略会議が開かれ、上伊那の市町村長らが出席しました。 各広域圏の目指す方向や必要な方策、数値目標を定めた地域編を次期総合5か年計画の中に盛り込みます。 まとめた案は、暮らしや人材育成など4本の柱で構成していて10年後のリニア中央新幹線開業を見据えた戦略を組み入れています。 このうち、伊那谷らしさを生かした循環社会の構築では、木質バイオマスの生産拡大と普及促進など自然エネルギーの地産地消を目指すとしています。 ペレットの生産量については、平成28年度の2,655tを平成34年度には1.5倍の4,000tに目標設定しています。 リニアを活かした地域づくりでは、行政サポートによる移住者を平成28年度の190人から300人としています。 平成27年の上伊那の年間の外国人宿泊者数は1万4千人で、県全体の2.0%にとどまっていることから、平成33年には外国人宿泊者数を3倍の4万2千人にしたいとしています。 この案は、今月末までに県にあげ、12月にパブリックコメントを募集することになっています。
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台風22号 29日夜のはじめ最接近
台風22号は、29日の夜のはじめ頃、長野県に最も接近する見込みです。 長野地方気象台によりますと、30日の正午から30日の正午にかけての24時間降水量は、南部の多いところで70ミリになる見込みです。 最大風速は13メートルでやや強い風が吹くとしています。 台風22号は30日の未明までには温帯低気圧に変わる見込みです。 長野地方気象台では、土砂災害や河川の増水、強風などに注意するよう呼び掛けています。
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伊那愛樹会 秋の盆栽展
上伊那の盆栽愛好家でつくる伊那愛樹会による秋の盆栽展が27日から伊那市のいなっせで 始まりました。 会場には松のほか銀杏や紅葉などの盆栽およそ30点が並べられています。 伊那愛樹会は会員10人ほどで活動していて毎年春と秋の2回展示会を開いています。 秋の展示会は定番の松のほか色付き始めた葉や果物なども並びます。 28日午後1時から鉢や苗木の展示即売会が開かれます。 伊那愛樹会による秋の盆栽展は29日まで伊那市のいなっせで開かれています。
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伊那愛石会 水石展29日まで
天竜川水系で集めた石を展示する伊那愛石会の水石展が28日と29日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。 27日は展示会を前に準備が行われ、会場には会員17人の作品32点が並べられました 伊那愛石会は天竜川水系で集めた石を毎年展示していて今回で57回目となります。 会員による審査の結果、最高賞の伊那市長賞には、駒ケ根市の安藤征義さんの滝石が、伊那ケーブルテレビジョン賞には箕輪町の川上敏夫さんの島形石が選ばれました。 水石展は28日と29日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。
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信州総文祭 郷土芸能部門プレ大会
来年8月に長野県で行われる全国高校総合文化祭のプレ大会が県内各地で行われています。 郷土芸能部門のプレ大会が22日、伊那市の伊那文化会館を会場に開かれました。 プレ大会には、県内の辰野高校と阿南高校の2校のほか、プロやアマチュアなど、太鼓演奏や伝統芸能に取り組む7団体が出場しました。 このうち辰野高校桜陵(おうりょう)太鼓部は、2曲を演奏しました。 また、地元からは、南箕輪村で活動する太鼓グループ「鼓龍(こりゅう)」と、伊那市富県で活動する歌舞劇団田楽座が太鼓や伝統芸能を披露しました。 全国高校総合文化祭・信州総文祭は、来年8月8日から10日まで、県内各地で開催されます。 本番も、伊那市の伊那文化会館で郷土芸能部門の大会が開かれる予定です。
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平成30年度入学公立高校 募集定員公表
長野県教育委員会は、来年度の公立高校の生徒募集定員を、26日に公表しました。 平成30年度から学科を改編する上伊那農業は、新しい4つの学科一括で、160人となっています。 赤穂は、普通科が今年度より40人少ない120人の募集となっています。 それでは、上伊那の状況をお伝えします。 辰野高校は普通120人、商業40人の募集です。 伊那北高校は、普通200人、理数40人の募集です。
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台風21号 上伊那農作物被害1,435万円
23日に最接近した、台風21号の上伊那の農業被害は、額にして1,435万円、面積では57.5ヘクタールでした。 長野県のまとめによりますと、台風21号の影響で、農作物や生産施設などに被害が生じ、県内全体では、2億7,000万円の被害額でした。 伊那市では、りんごで300万円とパイプハウスで21万円のあわせて321万円、箕輪町ではりんごで272万円、南箕輪村ではりんごで42万円の被害がありました。 上伊那全体では、1,435万円、57.5ヘクタールの農地で被害が発生しました。 長野県では、今後、農業改良普及センターが生産団体などと連携して、被害農家に対し栽培管理などの技術指導を行っていくとしています。
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「中小企業経営と地域との関わり」6割がプラスの影響
アルプス中央信用金庫がまとめた伊那谷・経済動向中小企業景気レポートによりますと、祭りへの参加や商店街の活性化など地域での活動が会社の経営にプラスの影響を及ぼしていると回答した企業が6割近くを占めました。 あるしんの取引先203社に対し「中小企業経営と地域との関わり」について実施したアンケートで、約9割の企業が何らかの地域活動に取り組んでいると回答しました。 地域活動が自社の経営に及ぼす影響については、57.2%の企業が「プラスの影響」または「どちらかといえばプラスの影響」と回答しました。 地域活動の内訳は、「祭りなどのイベントへの参加」が一番多く49.2%、次いで「商店街・中心市街地の活性化」が32.4%、「観光振興活動」が24.9%となっています。 また、今年7月から9月の業況について「良かった」とする企業の割合25.4%から「悪かった」とする企業の割合22.2%を引いた業況判断指数は3.2でした。 「良かった」とする企業の割合が「悪かった」とする企業の割合を上回り業況判断指数がプラスになったのは、調査が始まった平成15年9月以降初めてです。
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地域医療の現状把握 「産科」足りない45%
「上伊那地域医療構想調整会議」が23日夜、伊那市のいなっせで開かれ、県が実施したアンケートで、「産科・産婦人科が不足している」と答えた人が45.5%という結果が報告されました。 この日の会議では、地域医療の現状として、県が実施した医療に関する意識調査の結果が示されました。 上伊那では、280人を対象に調査を行い、193人から回答を得ています。 地域で不足している医療について、「産科・産婦人科」が最も多く45.5%、次いで、「総合診療科」が31.7%、皮膚科が26.9%でした。 また、医療行政で力を入れるべきことについては「がん対策」が最も多く46.4%、次いで「医療と介護の連携」が35.2%、「在宅医療」が25.1%でした。 6年に1度見直しを行っている、地域医療構想と保健医療計画の平成30年度からの構想・計画の策定に向け、県内10圏域で開かれたもので、医療従事者や市町村の職員など30人が出席しました。 2025年には団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になることから、この日の会議では「今後は医療と介護の連携を強化していく」とした方向性が参加者に説明されました。 12月頃に2度目の会議が開かれる予定で、県の医療審議会などを経て、今年度末に新たな構想と計画が決まることになっています
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秋の長雨 そばの収穫に影響
10月に入り伊那地域では秋雨前線の影響で13日から雨やくもりの日が続き、23日には台風21号による被害も出ました。 この影響でそばにも被害が出ています。 箕輪町上古田の唐澤孝文さんのそばの畑です。 台風前の収穫を予定していましたが、雨でコンバインを動かすことができず、通過後の24日に作業を行いました。 そばは風で倒れ、実は畑に落ちてしまいました。 通常、畑1枚で90キロの収穫を目標にしていますが、採れたのは50キロほどでした。 唐澤さんは「実にしっかり色がついてから刈り取りをしようと思っていたら、長雨と台風でこうなってしまった。自然が相手だから難しい」と話していました。 箕輪町木下にあるJA上伊那箕輪ライスセンターでは、16日からそばの受け入れを行っています。 例年毎日のように持ち込みがありますが、今年はまだ3回のみだということで、JA上伊那ではそばの収量は例年より少なくなりそうだと予想しています。 箕輪ライスセンター米穀担当の永井伸悟さんは「ものは良いものができている。雨で収穫がなかなかできなかったことで収量は落ちそうです」と話していました。
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台風21号 上伊那地域にも影響
超大型の台風21号は、23日の明け方に長野県に最も接近し、通過しました。 上伊那では、倒木による停電や交通機関の乱れなどがありました。 箕輪町の竜東線では、倒木により三日町から十沢橋の間で全面通行止めとなりました。 放送エリア内の3市町村では、分かっているだけで9件の倒木が報告されています。 上古田では、倉庫のトタン屋根が吹き飛ばされる被害がありました。 トタンは、倉庫東側の畑に落ちましたが、けが人はいなかったということです。 倒木などの影響で、上伊那地域のおよそ3,000戸が一時停電となりました。 交通機関にも影響が出ています。 JR飯田線は、23日の始発から午後2時30分頃まで運転を見合わせました。 中央自動車道は、伊北ICから諏訪IC間と、一宮御坂ICから国立府中IC間で、上下線ともに通行止めとなりました。 通行止めは、午後0時15分までに解除されました。 この影響で、中央高速バスは新宿行きが上下線で午後まで運休などの影響を受けました。 強風による農業被害も出ています。 伊那市西箕輪の山口貴之さんのぶどう園では、これから収穫を迎えるシャインマスカットやピオーネが強風の影響で落下していました。 山口さんによりますと、この場所だけで、被害額は10万円以上になるということです。
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衆院選投開票 長野5区宮下一郎さん5選
第48回衆院選の投票が、22日に行われ、即日開票されました。 長野5区は、自民党前職の宮下一郎氏が5選を果たしました。 22日は、支持者およそ70人が集まり、午後8時に当選確実の知らせが流れると拍手が起きていました。 宮下氏は、自民党前職の59歳。 平成15年の選挙で初当選し、財務副大臣などを歴任しています。 今回5区には3人が立候補し、宮下氏は9万1,542票を獲得し、5回目の当選を果たしました。 次点で、無所属新人の曽我逸郎氏が4万8,588票、次いで希望の党新人の中嶋康介氏が4万3,425票となっています。 長野5区の投票率は、前回選挙を5.25ポイント上回る65.11%で、伊那市は65.15%、箕輪町は67.49%、南箕輪村は64.7%となっています。
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JA上伊那年金友の会 5グループが発表
JA上伊那年金友の会の最大のイベント生きがい教室が19日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、5グループが日頃の活動の成果を発表しました。 生きがい教室のアトラクションでは、友の会を構成する5地区からそれぞれ1団体が歌や踊りなどを発表しました。 このうち高遠町・長谷のエリアとなる東部地区からは、フラメンコグループが踊りを披露しました。 JA上伊那年金友の会は、JAバンクを使って年金を受給している人たちでつくる組織で、上伊那には2万3,000人ほどいます。 年間で様々なイベントを行っていて、著名人の講演などを聞くこの生きがい教室は、中でも最大のイベントです。 今回は20回の節目で、アトラクションのほか、漫談と講演が行われ、1,400人が来場しました。
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上伊那の歯科医師や歯科衛生士などが研修
上伊那の歯科医師や歯科衛生士などを対象にした研修会が伊那市内で18日に18開かれ、口の中にできるがんについて知識を深めました。 上伊那歯科医師会が毎年開いている講習会で、歯科医師や歯科衛生士、歯科助手など245人が参加しました。 講師は、信州大学医学部付属病院の山田慎一准教授がつとめ、「お口の中にできるがん 歯科治療と健康との関わり」と題して話ました。 山田准教授は写真を示しながら口腔がんの種類を説明し「なかなか治らない口内炎があったら、がんの可能性があるので専門医に見てもらう事が大切です」と話していました。 上伊那歯科医師会では、口腔がんは進行すると手術も難しく命に係わるので歯科診療所で早期発見できるような目をしっかりと養っていきたい」と話していました。
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上伊那郡の60歳代の女性が特殊詐欺被害
上伊那郡内の60歳代の女性が73万円を騙し取られる特殊詐欺被害が19日発生しました。 伊那警察署の発表によりますと19日に被害者宅に役場職員を名乗る男から「健康保険の払い戻し金がある。ATMから受け取ることができるので指示通りに操作するように」との電話がありました。 指示通りATMを操作しその後被害者が金融機関に確認したところ2回にわたり合計73万円が他人名義の口座に振り込まれていることがわかったということです。 伊那署では還付金があるなどの電話があってもすぐに信用しないようにし家族や警察に相談するよう呼びかけています。
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第22回書晋展
上伊那の書道愛好家でつくる書晋会の「第22回書晋展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで、12日から始まりました。 会場には、会員13人の作品およそ70点が並んでいます。 上伊那地域で書道の教室を開いている講師を中心に、各会派が一堂に会する作品展です。 漢字、かな、刻字など、様々な書体で表現しています。 書晋会では「バラエティーに富んでいて見ごたえある作品が並んでいるので、幅広い書の世界を感じてもらえると思う。」と話していました。 第22回書晋展は、18日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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赤果肉リンゴ新品種「いなほのか」発表
信州大学農学部の伴野潔教授は、そのまま食べることができる赤果肉リンゴ「いなほのか」を13日発表しました。 赤果肉リンゴの新品種「いなほのか」です。 これまでのものと比べ酸味がおさえられ、そのままでも食べやすくなったという事です。 13日はリンゴ農家が大学を訪れ伴野教授から品種の特徴について説明を聞いたり、試食をしました。 伴野教授は、平成11年から赤果肉リンゴの研究を始めました。 伴野教授によりますと、これまでのものは、酸の量が7~8パーセントでそのまま食べると酸味が強い事から酒の醸造など加工用に用いられているという事です。 いなほのかは、交配させた品種の中から酸の量が少ない系統を選び育てたもので、0.64パーセントとそのままでも食べやすい物ができたとう事です。 上伊那の苗木業者2社で、いなほのかの苗木の生産が進めらていて、訪れた農家も新たな品種に期待を寄せていました。 伴野教授は、今後はさらに色づきがよく、大きな実のなるリンゴの開発を進めていきたいとしています。
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伊那地域の最高気温29.1度 4日連続の夏日
11日の伊那地域の最高気温は29.1で、4日連続の夏日となりました。 伊那地域は、11日午後2時40分に最高気温29.1度を記録し4日連続の夏日となりました。 最高気温29.1度は、2013年に観測した29.5度に続いて10月の観測史上3番目に高い気温となっています。 長野地方気象台によりますと、12日は曇りや雨の予想で11日よりは暑さがやわらぎ涼しくなるという事です。
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上伊那広域消防本部 県消防学校での成果を査閲
上伊那広域消防本部は、8日に長野市の県消防学校を卒業した署員の訓練の成果を確認するための「査閲」を、11日に行いました。 8日に県消防学校を卒業したのは、今年度広域消防本部の職員に採用された18歳から22歳の4人です。 この日は、田畑公徳消防長や幹部など11人が査閲しました。 訓練は、火災が発生した建物に取り残された負傷者を救助するとの想定で行われました。 査閲は、消防学校での訓練の成果を確認し、署員も気持ちを新たにしようと初めて行われたものです。 田畑消防庁は、「地域の安心安全を守りたいという強い気持ちを達成できるよう、訓練に励み、一人前の署員になってほしい」と話していました。 4人は、今後半年間は訓練期間として病院での実習などを行っていくという事です。
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CATV杯ミニバス大会 男子・伊那DT3連覇
上伊那ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が9日駒ケ根市で開かれました。 男子は伊那ダイヤモンドツインズ、女子は駒ヶ根が優勝しました。 大会には、県内外から20チームが出場し男子決勝は、白のユニフォーム・伊那ダイヤモンドツインズと赤のユニフォーム・愛知県のいずみクラブの対戦となりました。 第3クォーターまではどちらも譲らない展開となりました。 第4クオーターにはいると、硬いディフェンスからペースを掴んだ伊那が得点を重ね、45対32で勝ち、3年連続優勝を果たしました。 女子の決勝は、白のユニフォーム駒ヶ根と青のユニフォーム・イナ・イーストの対戦となりました。 自力にまさる駒ケ根が序盤から得点を挙げ78対14で勝ち、2年連続の優勝を果たしました。 上伊那ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール大会、決勝の模様は、28日の午後2時からご覧のチャンネルで放送します。
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伊那地域の最高気温28.6度 8月下旬並み
10の伊那地域の最高気温は、8月下旬並みの28.6度まで上がり、3日連続の夏日となりました。 伊那地域では、午後2時26分に最高気温28.6度を記録し、暑い1日となりました。 長野地方気象台によりますと、11日も気温は高くなる予想で、10日と同じくらいの暑さになるということです。 12日以降は曇り空が広がり、気温も下がりそうだということです。
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秋は足踏み 最高気温26度の夏日
8日の伊那地域は日中の最高気温が26度となり9月中旬並みの夏日となりました。 高気圧に覆われ晴れ間の広がった伊那地域では午後2時9分に最高気温26度を記録し9月中旬並みの夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、9日以降も気温の高い日が続く予想ですが12日頃から平年並みに戻る見込みです。
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交通安全に功労 緑十字銅章伝達
交通安全に功労のあった人や優良な運転者を表彰する緑十字銅章の伝達式が、5日伊那市の伊那警察署で行われました。 伝達式は、伊那警察署・伊那交通安全協会・高遠地区交通安全協会・安全運転管理者協会上伊那支部の合同で行われました。 伊那警察署の熊谷 猛彦署長が表彰状を伝達しました。 交通安全功労者は、7人が表彰を受けました。 優良運転者は、9人が表彰を受けました。 優良安全運転管理者は1人が表彰を受けました。 伊那交通安全協会の春日 昇会長は、「これからますます高齢者の事故が増えると思うので、今後も皆さんの力を貸してほしい」と話していました。 受賞者を代表して交通安全功労者の杉本 進さんは、「この受賞を機に、より一層、無事故無違反に努めたい」と謝辞を述べました。
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消防隊員と消防団員が連携を確認
上伊那広域消防本部の隊員と消防団の幹部が火災発生時の連携を確認するための検証会が6日、伊那市の伊那消防署で行われました。 検証会には、上伊那広域消防本部の隊員27人と、上伊那8市町村の消防団の幹部26人が参加しました。 上伊那広域消防本部の火災の出動基準は、災害の規模や状況によって4段階に定められています。 今回は、一般的な住宅での火災を想定した第1出動による指揮体制について検証しました。 現場指揮本部が設置され、被害の状況を確認した後、消防団員に指示が伝えられました。 その後、意見交換が行われました。 消防団員からは「慌ただしい現場で誰に声をかけるのが適正か教えてほしい」「交通規制など警察との連携も強めたいので訓練に関係機関も参加できたら良いと思う」といった意見が出されていました。 検証会は今年で3年目で、広域消防本部では「実際の現場で更なる連携がとれることを目指して課題などをもう一度確認していきたい。」としています。
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伊那中病 北棟竣工式
健診センターや美容外科、がん治療のための放射線施設などを備えた、伊那中央病院の北棟が完成しました。 5日は、病院を運営する伊那中央行政組合の関係者などがテープカットを行い、竣工を祝いました。 北棟は、本館の北側に建設されました。 鉄筋コンクリート造りの耐震構造の2階建てで、延べ床面積は4,300平方メートルほどです。 去年10月に着工し、今回建物が完成しましたが、医療機器の設置は、今後、順次行われます。 1階には、健診センター・放射線施設・訪問看護ステーションが設置されました。 健診センターでは、新たな検査を導入し、人間ドックの受け入れを増やします。 放射線施設では、がん病巣に集中的に照射でき、治療効果が高く副作用が少ない高精度放射線治療装置・リニアックを導入します。 病気の診断やがんの早期発見につなげるPET・CTを上伊那で初めて導入します。 2階には、美容外科・レストランなどがあります。 美容外科は、形成外科から独立して移設し、しわやシミなどに対する抗加齢治療なども実施します。 レストランは、本館から北棟に移設することになり、南アルプスが一望できます。 北棟は、大型機器の搬入・設置を順次進め、全面稼働は来年4月を予定しています。 なお、7日(土)に予定している病院祭では内覧会を開くということです。
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上伊那の放課後児童クラブがスキルアップ交流会
上伊那の放課後児童クラブのスタッフや支援員を対象にしたスキルアップ交流会が伊那市の創造館で4日に開かれ、子どもと一緒に楽しめるレクリエーションを学びました。 講師は、長野県レクリエーション協会会長の竹中雅幸さんが務め、子どもと一緒に楽しめるゲームを紹介しました。 笑顔、笑い、ユーモアの3つをモットーに参加者と一緒に「後出しジャンケン」などを体験しました。 竹中さんは、集まってまず最初に緊張をほぐすために手軽にできる遊びを知っていると、コミュニケーションがとりやすい雰囲気をつくれるとアドバイスしていました。 スキルアップ交流会は、伊那保健福祉事務所が毎年この時期に開いるものです。小学校の放課後児童クラブでの支援内容が多様化する中、スタッフのレベルアップを図っていきたいという事です。
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上伊那手打ちそばスタンプラリー 12月まで
上伊那広域連合は、信州そば発祥の地として上伊那のそばの認知度をあげ集客につなげようと、地域の特産品があたるスタンプラリーを12月まで実施しています。 2万部を作成し上伊那8市町村の観光窓口などで配布しています。 スタンプラリーには、上伊那で手打ちそばを提供している44店舗が参加しています。 上伊那を4つのエリアにわけ、それぞれのエリア内のスタンプ4個と好みの店舗のスタンプ4個の合計8個を集めて応募すると抽選で10人に8千円相当の伊那谷八蔵飲みくらべセットなどが当たります。 3エリアのスタンプ3個では、五平餅や米などが当たります。 上伊那広域連合では、信州そば発祥の地として上伊那のそばの認知度を上げるとともに、地域住民や観光客に食べ歩きをしてもらい、そば店の売り上げ向上にもつなげようと初めてスタンプラリーを実施しました。 上伊那手打ちそばスタンプラリーは12月24日まで行われています。
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JA上伊那フォトコンテスト 最優秀賞に向山世男さんの作品
上伊那の「農のある暮らし」と「魅力ある風景」をテーマに募集したJA上伊那のフォトコンテストで、最優秀賞に伊那市荒井の向山世男さんの作品が選ばれました。 最優秀賞のJA上伊那組合長賞に選ばれた向山さんの作品です。 駒ヶ根市東伊那で撮影した写真で、田植えをする人と中央アルプスが写っています。 全体のバランスが良く、上伊那らしい季節感を捉えている点が評価されました。 向山さんは、去年に続き2年連続で最優秀賞に選ばれました。 フォトコンテストは、JA上伊那が合併した年から行われていて、今年で22回目です。 今年は、県内外の60人から175点の作品が寄せられました。 入賞した作品は、広報誌る~らるの表紙に使用されるほか、11月11日のJA上伊那まつりの会場で展示されることになっていま
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ごみ袋変更後初めての収集日
上伊那地域では、10月から指定ごみ袋が変更となりました。 エリア内では、伊那市と南箕輪村の一部で、2日、変更後初めての収集日を迎えました。 このうち伊那市では、生活環境課の職員8人が日影区などのステーションのごみ出しに立ち合いました。 変更となったのは、燃やせるごみの大が30円から50円に値上がりした他、1枚40円の中袋が新たに設けられました。 燃やせないごみは、30円から40円に値上がりしています。 これまでの袋を使用する場合は、差額分のシール式証紙を貼る必要があります。 中には、証紙が貼ってあったものの、枚数が足りないものもありました。 日影区のごみステーションでは、午前8時30分までに36個の燃やせるごみが出され、このうち2つは証紙が貼っていなかったため、説明して持ち帰ってもらったということです。 ごみ収集業者らは、ごみ袋が適正なものかどうかを確認しながら回収していました。 上伊那広域連合では、「週末に証紙を買い求める人が多くみられたが、貼らずに出しているものもあった。あすが初めての収集日となる地区もあるので、引き続き周知を図りたい」としています。
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上伊那8月 有効求人倍率1.78倍
上伊那地域の8月の有効求人倍率は、前の月を0.08ポイント上回る1.78倍でした。 ハローワーク伊那では「引き続き堅調に推移している」として、判断を据え置きました。 8月の有効求人数は4800人、有効求職者数は2699人で、有効求人倍率は前の月を0.08ポイント上回る1.78倍でした。 ハローワークによりますと、製造業の求人数がおよそ千人と全体の2割近くを占めていて、今後もまとまった求人意欲があるという事です。 8月の有効求人倍率は、長野県全体では1.62倍、全国では1.52倍となっています。