-
JA上伊那入組式 新規採用職員18人
新年度を前にJA上伊那で一般企業の入社式にあたる新規採用職員の入組式が伊那市のJA上伊那本所で29日行われました。
式では、JA上伊那の御子柴茂樹組合長が新入職員一人一人に辞令を手渡しました。
2019年度は男性9人、女性9人の18人が採用されました。
御子柴組合長は「人と人との繋がりを大切に、農家の皆さんの声を聞き、何を求められているのか考え行動してほしい」と話していました。
新規採用職員を代表して福永遥輝さんは「困難な課題に立ち向かう勇気と、変化に対応する人間力を持って取り組んでいきたい」と誓いの言葉を述べました。
辞令を受け取った18人の職員は4月1日から、金融・営農・共済などぞれぞれの部署で社会人としてのスタートをきります。
-
次世代EVで「移動診療」検討
伊那市は、トヨタ自動車が開発した次世代電気自動車を、中山間地などの医療サービスに移動診療という形で活用できないか、検討しています。
伊那市はソフトバンクとトヨタ自動車が半分ずつ出資する会社モネ・テクノロジーズと、協力自治体として協定を締結しています。
28日、都内のホテルで、モネの取り組みやビジョンについて、発表するイベント「モネサミット」が開かれました。
協定を締結している自治体や、パートナー企業など600人ほどが集まりました。
目玉となっているのは、次世代電気自動車です。
自動走行する車両で、移動手段となるほか、荷物を運んだり、移動店舗などとしての活用に期待が高まります。
この日は、伊那市の白鳥孝市長が、イベント会場を訪れ、モネの宮川 潤一社長と握手を交わしました。
伊那市がモネと連携を検討しているのが、医療での活用です。
なお、モネ・テクノロジーズは、全国で17の自治体と協定を締結していて、そのうちの1つが伊那市となっています。
-
春の高校伊那駅伝 県勢連覇ならず
全国の高校生ランナーが早春の伊那路を駆け抜ける「春の高校伊那駅伝2019」が24日、伊那市陸上競技場を発着に行われ、男子は広島県の世羅が、女子は宮城県の仙台育英が優勝しました。
男子は、午後0時10分にスタートし、6区間42.195キロをタスキで繋ぎました。今年は県内外から109チームが出場しました。
市街地の沿道には多くの人たちが訪れ、選手に声援を送っていました。
第2中継所の美篶のみぶの里では、通所者が選手に声援を送ったほか、地元の上原獅子舞クラブのメンバーが太鼓と笛の演奏で盛り上げていました。 -
ありがとうプロジェクト報告会
不用品を集めて発展途上国の教育支援に役立てる取り組み「ありがとうプロジェクト」を行っている伊那市や南箕輪村などの企業は19日、伊那中学校で支援活動の報告会を開きました。
この日はありがとうプロジェクトのメンバーが伊那中を訪れ、現地の映像を見ながら報告をしました。
ありがとうプロジェクトは伊那市のリサイクルマートNEW伊那店と南箕輪村の丸中産業、東京都の鈴可の3社が2年前から行っている活動です。
廃棄物として出されるものやリサイクルで持ち込まれる中古品の中から使える品を集め、カンボジアに送って教育支援をしています。
伊那中ではおととし、何か協力できないかと、家庭で使わなくなったものを文化祭で集め、トラック1台分ほどの物資をプロジェクトのメンバーに渡しました。
今年2月、メンバーがカンボジアを訪れ、初めて子ども達に直接物資を届けました。
現地では、子ども達とサッカーなどをして交流もしたということです。 -
井口さんフィギュアで練習に熱
フィギュアスケートの県大会で優勝した箕輪中学校1年生の井口せなさんは更なるレベルアップを目指して日々練習に励んでいます。
音楽に合わせ演技を披露しているのは、箕輪中学校1年生で長野フィギュアスケートクラブに所属する井口せなさんです。
井口さんは週に5日、岡谷市や長野市のリンクで練習に励んでいます。
小学1年生の時にテレビで演技を見て選手に憧れ、フィギュアスケートを始めました。
去年6月にはアメリカに渡り合宿を行ったほか、全国中学校スケート大会フィギュア競技の長野県予選で優勝しました。
全国大会ではフリー演技に進むことはできませんでしたが、今は次の大会に向け練習に励んでいます。
得意技は「スピン」。
20種類の技を滑ることができるということです。
井口さんは、27日に、全国トップレベルの大会への出場資格となる日本スケート連盟の「7級」のテストに挑戦するということです。
-
上伊那福祉協会と豊島区の法人が協定
社会福祉法人上伊那福祉協会は、東京都豊島区の社会福祉法人と災害時の相互応援協定を締結しました。
協定を締結したのは、上伊那福祉協会と東京都豊島区で福祉施設を運営する社会福祉法人フロンティアです。
13日に東京都豊島区で協定の締結式が行われ、上伊那福祉協会の平澤豊満理事長と、フロンティアの水島正彦理事長が協定書を取り交わしました。
協定は、災害時に施設を利用している高齢者や障害者を円滑に支援するため、要請に応じて食糧や水の提供、介護職員や医療職員の派遣などを互いに行うものです。
豊島区の社会福祉法人フロンティアは特別養護老人ホームなど16施設を運営しています。
豊島区と箕輪町は防災協定を結んでいて、上伊那福祉協会の平澤理事長が前の箕輪町長、フロンティアの水島理事長が前の豊島副区長という縁で協定が実現しました。
平澤理事長は「広域的に連携を進め、利用者の安全安心につなげていきたい」と話していました。
-
国画会南信支部展 大作並ぶ
全国規模の展覧会、国画会展に出品している南信地方の画家による国画会南信支部展が15日から伊那文化会館で始まりました。
会場には国画会の会員など10人が油絵やアクリル画など18点を出品しています。
昨年まで10回開催してきた新視象展を改め今年から国画会
南信支部展となりました。
展示されている作品の多くは5月から東京で開かれる国画会に
出品されるということです。
国画会南信支部展は17日まで伊那文化会館で開かれています。 -
伊那駅伝を看板でPR
伊那市美篶のナイスロード沿いには、24日に開かれる春の高校伊那駅伝をPRする看板が設置されています。
-
南信工科短期大学校の2期生が卒業
平成28年度に開校した南箕輪村の長野県南信工科短期大学校2期生の卒業式が12日行われました。卒業生の就職内定率は97%となっています。
卒業式には専門課程の35人と短期課程の4人が出席しました。
大石修治校長は「現在のような技術革新が激しい社会では実践的な技術、技能を備え第一線で活躍できるような人材が必要です。
ここで培ったことを活かしこれからのものづくり産業を推し進めてください。」と激励しました。
式ではほかに卒業生を代表して松本勇輝さんがあいさつをしました。
専門課程で就職を希望している33人のうち32人が内定していて内定率は97%となっています。
内定先企業の地域別内訳は上伊那が19人、下伊那が4人、諏訪が3人、県外が3人で業種別では製造業が27人と最も多くほかに通信業が2人などとなっています -
南信一水会展 100号の大作並ぶ
南信地域の作家による南信一水会展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
南信一水会は西洋絵画の公募展、一水会展に出品している南信地域の作家の集まりです。
会場には会員13人が描いた風景画など46点が展示されています。
農村の集落や山並みなど県内の風景を描いた100号の大作が多く並んでいます。
南信一水会は平成19年に上伊那在住者による伊那十日会として発足し今は下伊那や諏訪からも加わり展示会は10回の節目となります。
会場にはチャリティー作品も展示されていて売上の一部は日本赤十字社に寄付されるということです。
また前の会長で去年81歳で亡くなった竹内徹さんの作品も展示されています。
南信一水会展は18日まで開かれています。
-
木村流大正琴伊那支部が演奏
木村流大正琴伊那支部は、長野県芸術文化総合フェスティバルの伊那会場となった伊那文化会館で10日演奏を披露しました。
演奏を披露したのは、木村流大正琴伊那支部の60人です。
4つのグループに分かれ、アニメソングや歌謡曲などを演奏しました。
第31回長野県芸術文化総合フェスティバルは、2月28日から3月10日まで、県内3会場で各種演奏やダンスの発表などが行われてきました。
演奏の最後を飾った曲、鎌倉玄幽では、大正琴独特の哀愁を帯びた音色が会場に響いていました。
支部長の麻生由紀子さんは、「だれでも気軽に弾ける大正琴の魅力を多くの人に知って欲しい」と話しています。 -
テレビで商品注文 買い物弱者支援
中山間地の買い物弱者支援などを目的に伊那市が進める、空飛ぶデリバリーサービス事業の一環で、自宅のテレビから商品を注文することができる伊那ケーブルテレビのサービスの実証実験が、伊那市長谷中尾で行われています。
5日は、中尾座で報道機関向けの説明会が開かれました。
サービスは、ケーブルテレビの画面でリモコンを使って商品を注文することができます。
新型チューナーにインターネットを接続して使用する、次世代データ放送「ハイブリッドキャスト」を利用したものです。
リモコンを操作し、買い物画面を開くと、画像付きの商品情報が表示されます。
商品を選んで「注文する」のボタンを押すと注文が完了し、商品を扱う店のタブレットやパソコンなどの端末に注文が入ります。
テレビで注文システムの実証実験は、4日から7日まで中尾区の6世帯を対象に行われていて、注文された商品は伊那ケーブルテレビのスタッフが対象世帯に配送しています。
実験で注文した中尾に住む男性は「こういう場所に住んでいると、何かあって出られない時に、届けてもらえると良い」と話していました。
「空飛ぶデリバリーサービス事業」は、中山間地で課題になっている買い物弱者を支援するため、伊那市が大手電気通信事業者のKDDIに委託し、伊那ケーブルテレビと共に2020年度の実用化を目指して進めている事業です。
テレビで注文するとドローンが拠点となる道の駅南アルプスむら長谷から、中尾座まで商品を運び、ボランティアなどが家まで届けるという仕組みです。
伊那市企画政策課の重盛巧課長は「今住んでいる地域に住み続けてもらうという意味でも、この仕組みが役に立っていくのではないかと期待している」と話していました。
今月中にテレビでの受発注とドローン配送とを連携させた実証実験も行われる計画です。 -
箕輪中部小小池君 ドイツ遠征へ
箕輪中部小学校6年の小池悠太郎君は、日本フェンシング協会の海外派遣メンバーに選ばれ、3月3日から1週間ドイツに遠征します。
25日は小池君が箕輪町役場を訪れ、白鳥政徳町長に報告しました。
小池君は箕輪中部小の6年で、南箕輪村の南箕輪わくわくクラブフェンシングスクールで練習をしています。
2018年8月に開かれた、日本フェンシング協会主催の全国大会で3位入賞し、今回の海外派遣メンバーに選ばれました。
ドイツでは、最初の4日間、現地のフェンシングクラブの練習に参加し、その後は欧州各国のジュニア選手が出場する国際大会に出場する予定です。
小池君は「日本のフェンシングとヨーロッパのフェンシングは違うので、良いところを吸収してきたいです」と話していました。
白鳥町長は「レベルの高いヨーロッパで、同じ年代の選手がどんなフェンシングをするのか見て、体感して、さらに強くなれるよう頑張ってください」と激励していました。
なお、箕輪町では同じ国際大会への個人としての出場は、町出身で国内ランク2位の西藤俊哉選手以来となります。 -
伊那中央病院の新院長に本郷一博教授
伊那中央病院の川合博院長が今年度で退任することにともない、新たに信州大学医学部付属病院の本郷一博教授が院長に就任することが25日分かりました。
本郷教授は1953年生まれの65歳で伊那市出身です。
伊那北高校を卒業後、信州大学医学部に進み現在は信州大学医学部脳神経外科教授です。
これまでに信州大学医学部付属病院の病院長などを歴任し専門は
脳腫瘍の外科治療などで新院長就任は4月1日です。
-
ツアーで南アの魅力をPR
2018年10月に行われた鹿嶺高原と伊那まちを結ぶモニターツアーの商品化を目指す伊那商工会議所の特別委員会は、9月に大阪で開かれる観光イベントでツアーを紹介することを、19日に開かれた会議で確認しました。
「南アルプス観光魅力創出プロジェクト特別委員会」がこの日伊那商工会館で開かれ、今年度のモニターツアーの結果などをまとめました。
2018年10月に1泊2日7,000円のプランで企画されました。
1日目は鹿嶺高原でトレッキングやバーベキューを行い、雷鳥荘に宿泊。
2日目は伊那の市街地で、着付け体験や、地域のまつりを見たり、酒蔵を訪れたりしました。
参加者は定員50人に対し45人でした。
委員会では今後、企画したモニターツアーを伊那バスのツアーとして確立させる予定で、9月に大阪で開かれるツーリズムエキスポジャパン2019でも紹介するということです。
栗原敦司委員長は「伊那市の、伊那谷の役に立つようなツアーに仕上げたい。リニアの完成も見据え、インバウンドの誘客にも狙いを定めたい」と話していました。
ツアー参加者からは、伊那市までのアクセスなどについて不満の声もあったということで、委員会では「今後改善しながら商品化を進めていく」としています。 -
ビッグデータ使い製造業の活性化
地域の産業や観光、人口など、様々な情報を見ることができるウェブサイト「RESAS(リーサス)」を活用して、伊那市の製造業の活性化について考えるワークショップが19日、市役所で開かれました。
ワークショップには、RESASの運用に携わる国の職員や大学教授、事業経営者などおよそ20人が参加しました。
RESASは地方創生の推進を目的に、2015年に内閣府がリリースしたウェブサイトです。
誰でも簡単に地域の産業構造や人口、人の動きなどを見ることができます。
この日は市の職員が「市内製造業の課題解決を通じた経済の活性化」についてRESASを活用してまとめた内容を発表しました。
伊那市の製造業の7割ほどが市内の企業間での取引を1割しか行っていないとして「地域の企業間での繋がりが弱いことから、企業間のネットワーク強化が課題解決につながるのではないか」と発表していました。
これを受けて、参加者からは「大学に進学した学生が地元に戻ってきたくなるように地元企業の魅力を伝えることにつながれば」「データで見えた特徴に特化した事業に取り組んでいく必要があると感じた」などの声が聞かれました。
ワークショップはRESASを有効活用してもらおうと国が各地で開いているワークショップで、県内での開催は2回目です。
伊那市では「今回まとめた内容を案のひとつとして、地域経済の活性化に活かしていきたい」と話しています。 -
「伊那谷で育った中村不折に続け!子どもたちの書初め書道展」開催
小学5、6年生の書初め作品が並ぶ「伊那谷で育った中村不折に続け!子どもたちの書初め書道展」で伊那北小学校6年生の竹之内史織さんの作品が最高賞の中村不折賞を受賞しました。
16日に伊那文化会館で表彰式が行われ入賞者に表彰状が贈られました。
竹之内さんは保育園のときに習字を始め現在書道8段だということです。
竹之内さんの作品について実行委員長の泉石心さんは「これだけの書を書けることは素晴らしい。字の形、全体のまとめ方、線の強さが良かった。これからも書道を続けてもらいたい。」と話していました。
書道展は上伊那書道協会などが伊那谷で育ち日本を代表する書家として活躍した中村不折にちなみ開いているものです。
会場には上伊那を中心とした小学5、6年生の作品およそ420点が展示されています。
実行委員会は「児童たちが自然体で書き上げた作品を見てもらいたい。」と話していました。
書道展は24日まで伊那文化会館で開かれ、その後はアルプス中央信用金庫の本店や各支店で開かれます。 -
冊子「わたしたちの街の社会見学」寄贈
伊那市の総合広告会社アド・コマーシャル株式会社は地域にある企業の仕事の内容などをまとめた冊子「わたしたちの街の社会見学 上伊那版」を上伊那の小学校に寄贈しました。
15日伊那市役所で贈呈式が行われ協賛企業代表で伸和コントロールズ株式会社執行役員長野事業所長の佐々木勇さんが伊那市教育委員会の笠原千俊教育長に冊子のパネルを手渡しました。
冊子は子どもたちに地域産業への理解を深めてもらおうと作られたもので上伊那の39の企業が紹介されています。
笠原教育長は「地域の子どもたちの育ちに思いを寄せていただいていることをありがたく思う」と話していました。
冊子は地域別に県内47の市町村に配られ上伊那版は上伊那8市町村の小学4年生と5年生に贈られます。
-
伊那で坂部の冬祭り
長野県の南端天龍村の霜月神楽、「坂部の冬祭り」の神事の一部が、3日伊那市のいなっせで披露されました。
坂部の冬祭りは、天龍村坂部の大森山諏訪社で1月4日午後6時から5日正午まで18時間にわたり行われている神事です。
600年続いているといわれ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
伊那芸術文化協会が、伊那でも見てもらおうと招き、保存会の中心メンバー10人が代表的な場面を舞台上で再現しました。
1月5日午前5時ころに最初の面が登場するたいきり面や湯立て神事の本舞、動作にメリハリのある天公鬼面、ユニークな魚釣りの4つの場面です。
保存会が外に出て舞を披露するのは珍しく、会場を訪れた人たちは、霜月神楽の世界に浸りました。
伊那芸術文化協会の松山光理事長は、「少子化で伝統文化は減っていく傾向。いかに後世に伝えていくかが課題だ」とあいさつしました。
天龍村坂部は、11軒14人が暮らす地域で、保存会では、「来年は、ぜひ現場に来て見てほしい」と話しています。
-
直売サイトで農家と消費者結ぶ
インターネットを通じて農家・直売所・生産者を結ぶ、ウェブサイトの全国一斉スタートを前に、南箕輪村のファーマーズあじ~なで8日、デモンストレーションが行われました。
ウェブサイトには、直売所の最新の入荷情報などが掲載され、家にいても店の情報を見ることができます。
この日はあじ~なで報道向けのデモンストレーションが行われました。
農産物直売情報サイト「チョクバイ!」には、全国各地の直売所が登録される予定で、長野県でも800店以上ある直売所や道の駅、すべての登録を目指しています。
店内に置かれた野菜の横にはウェブサイトと連動した、農家情報のポップが貼られます。
ポップ内にあるQRコードから農家の詳しい情報を見ることもできます。
買い物に訪れていた飲食店経営の男性は「生産者の方の顔や情報がより見られるようになるというのは、買う側からしたらうれしいです」と話していました。
ウェブサイトを通じて、生産者には農産物のPR効果や消費者の声の収集、消費者には買い物情報や安心安全な環境を提供しようと運用が計画されています。
農業マーケティング会社「ファーマーズ・ガイド」が今年夏頃の運用開始を目指しているもので、県内の直売情報については伊那市の広告代理店アド・コマーシャルが行います。
赤羽通会長は「農家のみなさんが売れる環境をつくることで自立を促したい。こういった活動も地域への恩返しのひとつです」と話していました。
農家や直売所のサイトへの登録は無料で、夏の本格稼働に向けて今後、登録促進を図っていくということです。 -
全県一斉に高校入試 前期選抜試験
高校入試前期選抜試験が8日、県内一斉に行われました。
南箕輪村の上伊那農業高校では、午前8時過ぎ、受験生が会場に向かっていました。
上伊那の公立高校では、伊那弥生ケ丘高校を除く7校で前期選抜試験が行われました。
上農高校では、生物生産・生命探究・アグリデザイン・コミュニティデザイン、4つの学科合わせて171人が志願していて、倍率は上伊那で最も高い2.14倍となっています。
県内全体ではおよそ6,800人が前期選抜試験に志願していて、このうち上伊那の7校には623人が志願しています。
長野県教育委員会によりますと、入試にかかわるトラブルはなかったということです。
前期選抜の合格発表は、15日に行われる予定です。 -
アルストロメリアで農林水産大臣賞
伊那市東春近の花き農家、酒井弘道さんが育てたアルストロメリアが信州フラワーショーウィンターセレクションで最高賞の
農林水産大臣賞を受賞しました。
酒井さんのアルストロメリアは花が大きく形がそろっていて色付きの良いことなどが評価されました。
信州フラワーショーは切り花などの品質や栽培技術の向上を目的にJA全農長野などが開いているもので南信を中心に全県から369の切り花などが出品されました。
1日は伊那市のJA南信会館で一般公開され近くの保育園児らが
花を楽しんでいました。
-
トルコギキョウ播種始まる
長野県が出荷量全国一位で、上伊那の主力品種の花「トルコギキョウ」の播種作業が伊那市東春近で始まりました。
29日は、農事組合法人いなアグリバレーのハウスで、栽培農家およそ20人が作業にあたりました。
大きさ1ミリ以下の種を、専用の器具を使ってトレイの決まった場所に落とします。
このトレイ1枚から300本のトルコギキョウが育ちます。
トルコギキョウは、長野県が出荷量全国一位の花で、上伊那は諏訪に続いて県内二番目の産地となっています。
今年は去年よりも10万本多い270万本を目標に掲げていて、1日におよそ30万本分の種を播きます。
いなアグリバレー理事の伊東雅之さんは「育苗作業は花を育てる上で一番と言ってもいいぐらい重要な作業です。良い花を育てて、一番を目指したい」と話していました。
上伊那産のトルコギキョウの出荷量は10年前と比べて2倍近くになっていて、日本一の産地を目指しています。
生産しやすく、比較的価格が安定していることから若手の就農者も増えているということです。
大阪出身で去年就農した松田大地さん(38)は「土地や気候が良いから移り住んだというのもあるけれど、トルコギキョウに力を入れている産地で一緒にできたら、という想いもあり、この場所で就農しました」と話していました。
育苗したトルコギキョウは、4月に90戸の農家に配布されることになっています。
収穫・出荷は6月から始まり、8月のお盆の時期にピークを迎えるということです。 -
特色ある県産品をPR
長野県内各地の特色ある商品とサービスエリアのテナントや大型スーパーとをつなぐ「長野県産品商談会」が29日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
商談会には県内34の事業者が出展し、商品のPRをしました。
上伊那からは、7団体が参加しました。
伊那市西箕輪の醸造会社「In a daze Brewing(イナデイズブルーイング)」の冨成和枝さんは、2月から販売を開始するクラフトビールについて説明していました。
伊那市西町の農家「やーくんfarm」は、自分たちで育てているブロッコリーを多くの人に食べてもらおうと試作したパウンドケーキやポタージュの試食品を提供していました。
並んだ商品を見に訪れたスーパーなどの仕入れ担当者は、味見をしたり説明を聞いたりして、興味のあるものを持ち帰っていました。
会場を訪れたある参加者は「地元色の強いものがあれば取り入れていきたい」と話していました。
主催した県では「知られていない県産品の発掘やPR、出展者の商談技術向上につながってほしい」と話していました。 -
県議選 告示まで2か月
定数2の上伊那郡区には新人1人と現職1人の合わせて2人が出馬を表明しています。
共産党の新人で南箕輪村南殿の山崎健志さん58歳。
上伊那医療生活協同組合の総務部長です。
自民党の現職4期目で辰野町宮木の垣内基良さん69歳。
平成29年3月から1年間県議会議長を務めました。
県議選は3月29日告示。4月7日投開票となっています。
-
信州の障害者の芸術作品展「ザワメキアート展」
信州の障害のある人たちの芸術作品展「ザワメキアート展」が、伊那市の伊那文化会館で10日から始まりました。
色彩が鮮やかなもの、同じモチーフを繰り返し描いたもの、想像で作り出された漢字などが会場に並びます。
この展示会は公募展で、県内全域162人から応募があり、そのうち選ばれた20人の作品が展示されています。
「ザワメキアート展」は、長野県が、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、行っているもので今年で3回目 です。
5年間の計画で、伊那に巡回するのは今回が初めてです。
障害者の作品には、どこか心がザワザワと不思議な感覚を覚えるものがあるとして「ザワメキアート展」と名付けられています。
この展示会は、22日(火)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれ、2月には、東京の銀座NAGANOで開催されることになっています。
-
ポーラ☆スター 発表会
伊那・塩尻ジュニア新体操ポーラスターの発表会が23日、伊那市民体育館で開かれ、子どもたちが日ごろの練習の成果を披露しました。
発表会では、伊那と塩尻の保育園児から高校生まで110人が、学年やレベル別に演技を披露しました。
ポーラスターは、県内の新体操の底辺拡大を目指し、当時伊那弥生ヶ丘高校の教諭だった橋爪みすずさんが平成2年にスタートさせました。
新体操発表会は、毎年この時期に開かれていて、伊那が27回、塩尻が25回になります。
「ポーラースター」とは、北極星の意味で、橋爪さんが「北極星はどこにいても見つけることができる。人が目標とするような選手になってほしい」という願いを込めて命名しました。
発表会の冒頭には、来春小学校を卒業する6年生が1人ずつ発表を行いました。
発表を終えると12人に母親から花束が贈られました。
代表の橋爪みすずさんは、「それぞれの個性が輝くようにこれからも子どもたちを磨き続けていきたい」としています。
この発表会の模様は、来年1月4日の午前9時20分からご覧のチャンネルで放送します。 -
防犯ポスター 矢野さん知事賞
伊那市の東部中学校1年の矢野樹(いつき)さんが描いた防犯ポスターが、長野県防犯ポスターコンクールで最高賞の県知事賞を受賞しました。
17日は矢野さんが伊那警察署を訪れ、駒村公孝署長に受賞を報告しました。
矢野さんのポスターは「特殊詐欺」の被害防止を呼びかけるもので、特に色使いにこだわったということです。
矢野さんは「まさか選ばれると思っていなかったので本当にうれしい。高齢者の人たちが詐欺に騙されないようになればと思い描きました」と話していました。
防犯ポスターコンクールは県防犯協会連合会などが開いていて、今年は県内の小中学生からおよそ8,500点の応募がありました。
矢野さんの作品を含む、伊那警察署の審査を通過した23点の作品は、12月22日から来年の1月8日までベルシャイン伊那店で展示されることになっています。 -
伊那ファイターズ第38期生が卒団
伊那市の中学生の硬式野球チーム、伊那ファイターズ第38期生の卒団式が9日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。
卒団式では修了証が団員一人一人に手渡されました。
第38期生は伊那市が7人、南箕輪村が1人、辰野町が1人、
岡谷市が1人の、合わせて11人です。
送辞で西村樹主将は「先輩のプレーがお手本であり目標でした。
誰よりも野球が上手くなりたいと練習する姿は誇りに思います。」と話していました。
卒団生を代表して宮澤樹君は「ともにプレーした仲間と勝った喜びや負けた口惜しさを分かち合えたことは大切な思い出です。
高校ではよきライバルとして甲子園をかけて戦うことを楽しみにしています。」と話しさらなる飛躍を誓っていました。
第38期生は夏の大会で全国出場は逃しましたが、あづみ野テレビ杯、長野日報杯で優勝しています。
-
インフルエンザが流行期に入る
長野県はインフルエンザが流行期に入ったと12日発表しました。
県では今月3日から9日までの1週間に1医療機関あたりの患者数が流行開始の目安となる1人を上回ったことから県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表しました。
このことから、かからないようにするために石鹸を使った十分な手洗いやマスクの着用のほかうつさないようにするために具合が悪ければ早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。