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地蜂の巣コンテスト 愛好家が苦戦
地蜂の巣の重さを競うコンテストが、21日、伊那市で開かれました。今年は天候の影響でエサが不足し巣も例年の半分程度の重さということで、地蜂愛好家にとって苦戦の年になったようです。
午前8時半、会場のみはらしファームには、次々と巣が持ち込まれ、煙幕を使って気絶させた蜂を取り除く作業が行われていまいた。
コンテストは、伊那市地蜂愛好会が毎年開いているもので、今年で15回目になります。
愛好家らは、今年の6月末に山で蜂追いをして巣を採取し、地蜂に砂糖水やレバーなどを与えて育ててきました。
しかし、夏の間の猛暑や雨が少なかった影響で自然界のエサが不足し巣のできが悪く、例年の半分程度の重さだということです。
出品した愛好家も、今年は苦戦の年だったと話します。
審査の結果、今年初めて出品した伊那市富県の栗林秀吉さんが、3.5キロで優勝しました。
例年の優勝は4キロから5キロ台ですが、3キロ台
での優勝は、15年のコンテストの歴史の中で初めてだということです。
伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉会長は「来年に期待したい」と話していました。 -
宇宙開発の一端 体感
宇宙航空研究開発機構JAXAが、地域住民と意見交換をするタウンミーティングが20日、伊那市創造館で開かれました。
タウンミーティングは、宇宙開発の専門家と交流することで、その開発や研究の一端に触れてもらおうと、全国各地で開かれているものです。
長野県内での開催は2度目で、会場には、県内外からおよそ60人が集まりました。
この日は、有人宇宙環境利用ミッション本部事業推進部長の上野精一さんと、宇宙輸送系システム研究開発センターセンター長の沖田耕一さん、広報部長の寺田弘慈さんの3人が、これまで携わってきた事例や日本の宇宙開発について説明していました。
このうち、国際宇宙ステーション「きぼう」の開発に携わったほか、宇宙ステーション計画の総合調整やとりまとめを業務としている上野さんは、国際宇宙ステーションについて、日本が保有する「きぼう」の部分は、スペースシャトルで3回に分けて部品を運んだことなどを説明していました。
質疑応答では、普段聞くことができない宇宙開発について、多くの質問があがっていました。
ある男性の「長野県はものづくりの地域。その長野県が宇宙開発においてどのような役割を担っていけるのか」という質問に、上野さんは「長野県のものづくりの技術や精神が、日本のものづくりを支えている。逆にその技術を伸ばしていけるよう研究開発に努めていきたい」と話していました。
タウンミーティングは今回が84回目で、JAXAでは意見交換を積み重ねて、多くの人に宇宙開発に関心を持ってもらいたいとしています。 -
「赤い夕顔の花」出版記念 橋爪まんぷさん原画展
伊那市在住の漫画家、橋爪まんぷさんが挿絵を手掛けた絵本、伊那谷ものがたりシリーズ第一作「赤い夕顔の花」の出版を記念して、18日からベルシャイン伊那店で、絵本の原画展が開かれています。
会場には、絵本の原画21点が展示されています。
絵本は、伊那谷各地で語り継がれている話をもとに描いた絵本「伊那谷ものがたりシリーズ」の第一作となるものです。
文は箕輪町在住の作家、小沢さとしさんが、絵は橋爪さんが担当しました。
「赤い夕顔の花」は、戦国時代にあった下伊那の領地争いと、伊那市高遠町の樹林寺に伝わる「夕顔観音菩薩」の伝説をもとにつくられた物語です。
地元に伝わる民話などを掘り起し、地域に目をむけるきっかけにしてもらおうと作られた絵本で、今後、10冊程度出版していく計画です。
会場には他に、おとぎ話のワンシーンに四字熟語を添えたイラスト30点も展示されています。
伊那谷ものがたりシリーズ第一作「赤い夕顔の花」出版記念、原画展は23日(火)まで伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 -
復本さん編纂の「井月句集」岩波文庫から出版
神奈川大学名誉教授で俳文学者の復本一郎さんがまとめた「井月句集」があす16日に、岩波文庫から出版されます。
復本さんは「井月の評価を高めるきっかけになることを期待したい」と話しています。
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人井上井月についてこう話すのは神奈川大学名誉教授で俳文学者の復本一郎さん。
復本さんは松尾芭蕉や正岡子規など俳人に関する調査、研究を行い、これまでに数多くの本を出版してきました。 -
第28回高等学校書道展を前に「揮毫会」
12日から伊那文化会館で開かれる第28回高等学校書道展を前に、11日、展覧会に参加する高校の書道部が、30mの巻物に校歌などを書く「揮毫会」を開きました。
会場となった伊那勤労者福祉センター体育館には展覧会に参加する32校が一堂に会し、一斉に揮毫が行われました。
揮毫会は、普段あまり取り組むことができない大作に挑戦し、今後の部活動の参考にしようと初めて開かれました。
巻物は、縦1.6メートル、横30メートルで1校あたり3mが割り当てられます。
伊那弥生ヶ丘高校は「紺碧」、高遠高校は「兜陵」、伊那西高校は「西恋」など、それぞれの学校を象徴する漢字に、校歌が書き添えられました。
揮毫会で制作された作品は、12日から開かれる長野県高等学校書道展で展示されます。
伊那文化会館では、12日からの開催に備え、生徒らが準備を行っていました。
書道展は県大会に相当するもので、推薦に選ばれた8作品は全国高等学校総合文化祭に出展されます。
会場には、漢字やかななど、過去最高となる427点が展示されます。
第28回長野県高等学校書道展は12日から14日(日)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれます。 -
美鈴工房パッチワークキルト展
美鈴工房キルト教室の作品展示会が6日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
会場には教室の生徒50人の作品およそ100点が並んでいます。
美鈴工房キルト教室は、上伊那の伊那、辰野、箕輪と飯田で教室を開いています。
教室では、色にこだわった作品づくりが行われていて、布の切れ端でも微妙な色合いを出すのに使えるということで、捨てないよう大切に扱っています。
代表の磯千恵子さんは「パッチワークは個性を表現する素晴らしい手法。会員の個性を見てもらいたい」と話していました。
美鈴工房パッチワークキルト展は、8日月曜日まで、伊那文化会館で開かれています。
また、会場内には作品や生地の販売コーナーもあり、売上の一部は児童養護施設たかずやの里に寄付されることになっています。 -
「きのこ中毒防止展」 毒きのこに注意
毒きのこによる食中毒を防ごうと、伊那保健福祉事務所などによる「きのこ中毒防止展」が、伊那市狐島のAコープ伊那店で開かれています。
これは、きのこ狩りのシーズンに合わせ、毒きのこによる食中毒を防ごうと、伊那保健福祉事務所と伊那食品衛生協会が毎年開いているものです。
80種類のきのこが並べられ、毒きのこはピンク、食用に適さないものは黄色、食用は白に色分けされています。
会場を訪れた人たちは、専門の指導員から毒きのこの特徴などを聞いていました。
今年はとくに、食用のウラベニホテイシメジによく似た「クサウラベニタケ」が多く発生し、鑑別の依頼も多数あるということです。
クサウラベニタケは、誤って食べると激しい嘔吐や下痢を起こす毒きのこで、傘の裏が白からピンク色に変化し、柄がもろいのが特徴だということです。
伊那保健福祉事務所によりますと、管内では、ここ10年以上、毒きのこによる食中毒は発生していませんが、県内では、平成22年に5件発生しているということです。
きのこ中毒防止展は、明日まで、伊那市狐島のAコープ伊那中央店で開かれていて、専門の指導員による鑑別も受け付けています。 -
アートビレッジ信州内に「アートスペース巧」オープン
伊那市長谷非持のアートビレッジ信州内に、芸術家の作品を展示する、「アートスペース巧」がオープンしました。
アートスペース巧は、伊那市長谷非持のアートビレッジ信州内にオープンしました。
ここに工房を構える、鍛金家の土屋豊さんが、各地の芸術家の作品を紹介するスペースを作ろうと
開設しました。
展示スペースは20坪で、現在、オープン記念として「精鋭作家招待展」が開かれています。
会場には、地元長谷や東信、県外などで活動する作家の、陶磁器や木彫
などの作品、約200点が展示されています。
アートビレッジ信州は、1995年に6人の工芸家が集まって、芸術活動の拠点として作られました。
土屋さんもそのメンバーのひとりで、発足からまもなく20年を迎えるにあたり、活動を活性化させようと、このアートスペースを作りました。
土屋さんは、今後、年4回ほど展示会を開いていきたいということです。
アートスペース巧オープン記念「東信・南信精鋭作家招待展」は、10日(水)まで、伊那市長谷非持のアートビレッジ信州で開かれていて、入場は無料です。 -
台風接近で収穫作業急ピッチ
大型で非常に強い台風17号の接近を前に、箕輪町中原の北原農園では、梨の収穫作業が行われていました。
35アールある北原農園の畑には、収穫を控えた梨が3万個以上実っています。
今年は雨が少なく日照時間が長かったため、甘みがのり出来は良いということです。
通常10日ほどかけて収穫作業をするということですが、30日から10月1日にかけて台風の直撃が予想されるため、急ピッチで作業を行っていました。
北原農園の北原次夫さんは「今年は本当に出来が良い。出来が良いだけになんとか台風をしのぎたい。もう10日遅く来てくれれば竏秩vと話していました。
長野地方気象台によりますと、大型で非常に強い台風17号は、30日の夜から10月1日の未明にかけて長野県に最接近する見込みで、早ければ30日の夕方から雨が降り始めそうだということです。
30日夕方から10月1日未明にかけての県内の総降水量は、多いところで120ミリを予想しています。
気象台では、雨、風が強いことが予想されることから、河川の増水、土砂災害、倒木、果実の落下などに注意を呼びかけています。 -
中アのニホンジカ駆除へ
ニホンジカによる食害対策を行っている南信森林管理署は今年度中に30頭を目標に中央アルプスに生息するニホンジカの駆除に取り組むことを決めました。
27日は、上伊那、下伊那、諏訪地区の市町村で構成する協議会が伊那市の南信森林管理署で開かれました。
協議会は各市町村が抱える国有林についての課題を南信森林管理署が聞き、その対策を検討するもので、27日は市町村長などおよそ20人が出席しました。
協議会では伊那市の白鳥孝市長が中央アルプスで目撃情報があるニホンジカについて、「爆発的に増える前に対策をとってほしい」と要望しました。
これについて南信森林管理署の田中徹署長は、「センサーカメラを設置し、現状把握につとめている。頭数が増える前に対応したいと」答えました。
センサーカメラは今年6月、標高1500メートルから1900メートルに4台、8月には2700メートルの登山道周辺に10台設置しています。
目撃情報やセンサーカメラにニホンジカが写っていたことにより南信森林管理署では10月から地元猟友会の協力により罠をしかけ、駆除することにしています。
協議会では中央アルプスでのニホンジカ駆除について、「木曽地域との連携も必要ではないか」との意見が出されていました。
駆除は雪が降るまでの間、継続して行っていく計画で今年度中に30頭を目標にしています。 -
平成23年度決算 5億3千万円の黒字
伊那中央病院の平成23年度決算は純利益が5億3千万円と3年連続で黒字となりました。
これは27日、伊那市役所で開かれた伊那中央行政組合議会で報告されたものです。
平成23年度は患者数、診療単価が増加したほか経費の抑制などにより、およそ5億3千万円の純利益を確保するとともに、累積赤字をおよそ19億円に縮減しています。
年間延べ患者数は外来で延べ19万3776人で前年度に比べ7952人、率にして4.3%増加しました。
伊那中央病院では今年度から救命救急センターと医療技術を習得するための研修センター増築のほか地下水上水道システム設置工事を計画しています。 -
第6次長野県保健医療計画に地域の意見を
県が策定を進めている、第6次長野県保健医療計画について地域の意見を取り入れようと、上伊那の連携会議が25日に発足しました。
25日に伊那合同庁舎で1回目の会議が開かれ、会長に上伊那地域包括医療協議会会長で医師の神山公秀さんが選任されました。
連携会議は、来年度から5年間を計画期間とする第6次長野県保健医療計画に地域の意見を反映させようと設置されたものです。
この日は県側から計画案が示されました。
それによりますと、これまでの第5次計画にはなかった在宅医療と精神疾患についての項目が新たに追加されました。
精神疾患の救急医療体制については、これまでの県内10の医療圏ごとの連携ではなく、北信、東信、中信、南信の4圏域単位での整備を目指すとしています。
また、在宅医療については、原則として市町村をひとつの医療圏域として連携体制を整えるとしています。
委員からは、「地理的に隣の医療圏へ救急患者を搬送した方が早い場合もある。圏域単位の整備だけにとらわれず、地域の実情を考慮すべき」などの意見が出されていました。
上伊那の連携会議は、あと1回予定されていて、県では、来年2月の策定を目指します。 -
信州ブレイブウォリアーズが伊那市長表敬
日本プロバスケットボールリーグbjリーグに所属する信州ブレイブウォリアーズは、10月20日に伊那市で行われるホーム開幕戦をPRしようと、24日、白鳥孝伊那市長を表敬訪問しました。
24日は、信州ブレイブウォリアーズを運営する信州スポーツスピリットの片貝 雅彦社長やブレイブウォリアーズの呉屋 貴教キャプテンなど、5人が市役所を訪れ、白鳥市長を表敬訪問しました。
信州ブレイブウォリアーズは、千曲市にホームタウンを持ち、昨シーズンからbjリーグに所属するチームです。
24日は、10月20日に予定されている伊那市で初めてのホーム開幕戦をPRしようと市役所を訪れました。
片貝社長は、「プロの迫力ある対戦を是非、生で見てもらいたい」と話していました。
白鳥市長は、コーチや選手の背の高さに驚いていました。
信州ブレイブウォリアーズは、20日(土)午後6時からと、21日(日)午後3時から、伊那勤労者福祉センター体育館で、埼玉ブロンコスと対戦します。 -
地区選抜県展
県内7箇所から選抜された優秀作品を展示する地区選抜県展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、県内全域から集まった日本画、洋画、彫刻、工芸作品107点が展示されています。
長野県美術展は、毎年1回開かれていますが、今年は会場の都合で開催が見送られました。
そのため、1年間の空白にならないよう、長野県美術展運営委員会の方針で、県内7つの支部の美術展の入選 作品の中から優秀な作品を選抜して、展覧会を開く事になりました。
県展では、洋画の出品作品では50号までとサイズが決まっていますが、選抜県展では規定がないため、最も 大きなもので200号の大作が並んでいます。
また、全県で審査する県展とは選出方法が異なるため、各地区の特色がみられるのも、見どころということです。
訪れた人は、「大きさも自由でのびのびとした力作ぞろい」自身の作品が展示されている人は、「各地区から選抜された作品がそろい、見ごたえがある。今回限りかもしれない展示会なので、出品できて幸運だった」と話していました。
この地区選抜県展は、27日(木)まで伊那文化会館展示ホールで開かれていて、23日と、26日には、県を代表する作家たちによるギャラリートークも予定されています。 -
工科短大の設置場所5案示される
工科短大機能あり方検討会が18日、県庁で開かれ、設置場所について南箕輪村の伊那技術専門校の一部建て替えなど5つの案が示されました。
案によりますと設置場所は、南信地域で新たに土地を取得する新設のほか、既存施設の活用として南箕輪村、岡谷市、飯田市それぞれの技術専門校また飯田工業高校跡地の建物の一部建て替えを想定しています。
伊那技術専門校を活用した場合、敷地面積はおよそ2万3千平方メートル、建物面積は6千平方メートルとなります。
伊那技術専門校を改修した場合の事業費の試算は、15億3千万円で5つの案の中で最も低く、新設では36億7千万円となっています。
既存施設の活用のメリットとして今ある施設や機械設備が有効活用できるとしています。
またデメリットとして建設工事期間中、現行の職業訓練に支障が出ることをあげています。
検討会では工科短大機能のあり方について11月初めまでに意見をまとめ県に報告する計画です。 -
山岳写真協会南信支部 写真展
日本山岳写真協会 南信支部の第18回写真展 「貌(かたち)・季節の中で」が、伊那文化会館で17日から始まりました。
会場には14人の作品56点が展示されています。
全て、ここ1年ほどで撮影された作品で、春夏秋冬の順に並べられています。
日本山岳写真協会南信協会は、今年で創立18年目を迎えます。
主に、中央アルプス、南アルプスなど、地元の山岳を中心に撮影しています。
北アルプスで撮影された「朝霧の弓折岳」は、朝の光と、霧がつくるグラデーションをとらえた作品です。
こちらは北アルプスの燕岳で撮影された作品で、月の光に山々が浮かび上がっています。
南信支部には、最近、高校生などの若手や新人が入り、活性化しているということです。
この日本山岳写真協会南信支部「貌・季節の中で」は、17日(月)まで、伊那文化会館で開かれています。 -
煙で合図 西春近で「狼煙」復活
戦国時代に大名が通信手段として用いたとされる「狼煙」が8日、飯田地域や上下伊那地域で復活しました。
伊那市西春近には、およそ500年前の戦国時代に狼煙台として使われていた「物見や城」と呼ばれる場所があり、この日はそこで地域住民らおよそ70人が狼煙をあげました。
西春近自治協議会では、地域の人たちに物見や城を知ってもらおうと、去年から狼煙を復活させています。
戦国時代の武将、武田信玄は情報や通信の手法として伊那谷に狼煙ルートを構築したといわれています。
この日は、そのルートとなっている根羽村から伊那市までの13市町村、27か所の狼煙台跡で、リレー形式で狼煙があげられました。
西春近の物見や城に合図を送る予定だった中川村の陣馬形山は、あいにく雲に隠れ狼煙を確認することができませんでしたが、物見や城の他に伊那市内で狼煙をあげた、西春近北小や南小、富県の高烏谷山の狼煙は確認されました。
参加した小学生は「昔の人はこんなことを思いつくなんてすごい」「こんなに高く上がるとは思わなかった」と話していました。
西春近自治協議会の橋爪俊夫会長は「狼煙がこうしてあがり、違う場所の相手に伝わるということは実際にやってみると感慨深いものがある。子どもたちにも継承していってもらいたい」と話していました。
西春近自治協議会では「狼煙だけでなく、今後は地域間の交流もしていきたい」としています。 -
JC長野 15日に駒ヶ根市でイベント
県内18地区の青年会議所で構成する日本青年会議所長野ブロック協議会は、15日に「食べつくせ!信州の食・大集合」と題し県内各地の名物料理などを販売するイベントを行います。
4日に報道機関向けに説明が行われました。
15日は、午前10時から午後3時まで広小路を歩行者天国にし、伊那市のローメンや駒ヶ根市のソースかつ丼など飯山から飯田までの特産品を置いた20のブースが設置されます。
駒ヶ根市文化会館では、企業や商品のブランド化を手がける商品プロデューサーの安藤竜二さんを招き「地域のたからを世界に売り出す仕掛け方」をテーマに講演などが行われます。
また阿部守一知事が参加してマニフェストを検証する大会も開かれる予定です。
長野ブロック協議会の坂東武文会長は、「多くの人に足を運んでもらい青年会議所の活動を知ってほしい」と当日の来場を呼びかけていました。 -
「高遠おやきの会」東京の大学生に指導
伊那市高遠町の主婦でつくる「高遠おやきの会」は、5日、農業研修で高遠を訪れている東京の大学生に、おやきづくりを指導しました。
この日は、食品の開発や製造、流通などを学んでいる聖栄大学食品学科の1年生90人が、高遠おやきの会のメンバーからおやきづくりを学びました。
高遠おやきの会は、高遠に伝わる郷土食を次の世代に引き継いでいこうと、地元の主婦4人が集まり、今年5月に発足しました。
普段は、地域のイベントでおやきの販売を行っていて、この日は、大学生におやきの作り方を指導しました。
メンバーは、小麦粉に混ぜる水の量に注意すること、手の平のサイズに生地をのばしたら、あんを包みやすいよう、外側を薄くすることなどをアドバイスしていました。
聖栄大学では、「地元で採れたものをどう加工し、保存するかが、その土地その土地で考えられてきたことを学生たちに学んでほしい」と話していました。 -
伊那市高遠町芝平で表現力・感性磨く
舞台上での表現力や感性を磨く、合宿型ワークショップが、伊那市高遠町の廃校になった三義小学校芝平分校で行われています。
このワークショップは、東京を拠点に表現力など舞台芸術の指導を行っている「舞台芸術の学校」が企画したものです。
合宿には、その学校で学ぶ生徒と一般、合わせて15人が参加しています。
舞台芸術の学校では、表現力や感性を効果的に高められる、自然に近い環境で練習をしようと、およそ20年前から高遠町芝平で合宿を行っています。
23日から6日間のプログラムの中で、3人のプロの芸術家から指導を受けます。
合宿では、参加者による共同作品の制作も進められています。
インスピレーションで手に取った物に、自分が大切にしているものを投影して、それを表現するという作品です。
舞台芸術家で指導にあたっている小池博史さんは「都会にいると閉じ込みがちな気持ちを自然の中では解放できる。素晴らしい環境の中で練習をすることで、みんな日を追うごとによくなっているのがわかる」と話していました。
作品は26日に完成させて、全員で演じるということです。 -
グランセローズ 伊那で福井に敗戦
プロ野球BCリーグの信濃グランセローズは、25日、伊那市の伊那県営野球場で福井県の福井ミラクルエレファンツと対戦し1-6で敗れました。
この日は開会セレモニーで、地元の小学生で作るダンスチーム、「エムズスターズ」がダンスを披露しました。
グランセローズは、野球を通じて地域の活性化や県民との共生を目指していて、地元の子どもがアトラクションなどで登場します。
始球式では、手良小学校2年の小松快希くんがピッチングを披露しました。
試合は、3回表に先制点を奪った福井ミラクルエレファンツが、その後も追加点を奪い、6-1で信濃グランセローズを下しました -
技能五輪の経験を子どもに伝える
10月に長野県で開かれる技能五輪全国大会。技能五輪出場経験者が子どもたちにものづくりの楽しさや働くことの魅力を伝える出前講座が18日、伊那市の女性プラザ伊那で開かれました。
この日は、伊那市内で体験学習を行っているはなまる地域探検隊の小中学生や高校生など60人が参加しました。
出前講座は、10月に長野県で開かれる技能五輪と、障害者が技能を競うアビリンピックをPRするとともに、仕事の魅力を知ってもらおうと、県内各地の小中学校などで2年前から開かれています。
(株)マツハシ冷熱伊那支店の齋川淳さんと菓匠Shimizuの圃中智穂さんが講師を務めました。
齋川さんは2010年に冷凍空調技術で、圃中さんは去年洋菓子製造で技能五輪に出場しています。
齋川さんは空調機器などに使われる冷媒配管について、子ども達に説明していました。
ある子どもは「普段経験できるようなことじゃない、すごい難しいことを教わった。毎日やっているなんてすごいと思った」と話していました。
齋川さんは「小さい子どもも多かったが、少しでもかっこいい仕事だと思ってくれたらうれしい」と話していました。
圃中さんは、子ども達が持っている夢を描いた夢ケーキを子ども達と一緒に作っていました。
参加した子どもは「すごい技術を持っているんだなと思った。将来の仕事選びに役にたちそう」と話していました。
圃中さんは「仕事を選ぶときに、昔こんな経験したな、と思い出してくれたらうれしい」と話していました。
出前講座を開く長野県では「良い体験をしてもらえたと思う。大会の緊張感のある中での技術も見に来てもらえたら」と話していました。
技能五輪は10月26日から松本市と諏訪市で、アビリンピックは10月20日から長野市で開かれる予定です。 -
(株)国興 伊那市に車イス3台寄贈
諏訪市に本社を置く、機械、工具などの専門商社(株)国興は、8日、伊那市に車イス3台を寄贈しました。
この日は、国興の高知尾敏之社長らが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
贈られた3台の車イスは、6月に伊那商工会議所で国興が展示即売会を開いた際の売り上げの一部で購入したもので、1台あたり6万8千円です。
国興の高知尾社長は、「東日本大震災以降、日々の仕事の中で何かできないか考えてきた。これからも地域のお役に立てるよう続けていきたい」と話していました。
車イスは市役所に置き、高齢者や障害者など、必要な市民に貸し出すということです。 -
歌手のあさみちゆきさん 伊那市の観光大使に
井の頭公園の歌姫として知られる、歌手のあさみちゆきさんが11日、伊那市の観光大使に任命されました。
この日、伊那文化会館で開かれたあさみちゆきさんのコンサートの中で、白鳥孝伊那市長からあさみさんに委嘱書が手渡されました。
あさみさんは、2001年に東京都吉祥寺の井の頭公園でストリートミュージシャンとして音楽活動をスタート、2003年のデビューから今年で10年目を迎えます。
6年前から毎年伊那まつりに合わせて伊那市でもコンサートを開いています。
あさみさんは「伊那市のことを多くの人に知ってもらえるよう、観光大使の名刺をいろんな場所で配りたい」と話していました。
伊那市は各界で活躍する著名人に伊那市の魅力を発信してもらうため「伊那市特命大使」を設置していて、任命はあさみさんで6人目となります。 -
箕輪進修高III部 全国の舞台で太鼓披露
箕輪進修高校III部の生徒有志でつくる太鼓チームは、12日に富山県で行われる全国高等学校総合文化祭のステージ発表で太鼓を披露します。
10日は箕輪進修高校で激励会が開かれ、唐澤義雄教育長や同窓会員の前で生徒が演奏を披露しました。
箕輪進修高校III部では、前進の箕輪工業高校定時制の時代に総合的な学習の時間で演奏した太鼓を現在でも引き継いでいます。
総合文化祭では、今年12年ぶりに定時制・通信制部門が復活し、箕輪進修高校はステージ発表のオープニングで演奏することになっています。
ここ1週間ほどは3時間ほどの練習を毎日行っていて、この日は練習の成果を披露していました。
太鼓チームリーダーの渋谷巧君は「楽しみながら、でも絶対に成功させるという気持ちを持ってがんばってきたい」と話していました。
唐澤教育長は「熱い気持ちを持って、精一杯の演奏をしてきてほしい。富山県に箕輪の音を響かせてきてください」と話していました。
全国高等学校総合文化祭のステージ発表は12日に行われることになっています。 -
次期森林づくり県民税 住民説明会
今年度で終了予定の森林づくり県民税について、来年度以降も継続の意向を示す長野県は、上伊那地域の住民を対象にした説明会を8日夜、伊那合同庁舎で開きました。
この日は、上伊那地域の住民およそ50人が、県から説明を聞きました。
県は、平成25年度以降に実施を計画している次期森林づくり県民税の案を6日に公表しています。
それによりますと、個人の年額は現行通りの500円で、実施期間は平成25年4月1日からの5年間としています。
森林税を使った新たな取り組みとしては、間伐材の搬出促進、県内各地の特色を活かした持続可能な森林づくりモデル事業の構築、市町村の水源林取得経費の支援などをあげています。
説明会の後に行われた意見交換では、住民から「森林税の継続には賛成するが、これまでの取り組みで足踏み状態になっているものもある。県がもっとリーダーシップを発揮して取り組みを進めていく必要がある」などといった意見が出ていました。
県庁森林政策課の有賀秀敏課長は「意見を参考にして新たな森林税の構築に活かしていきたい」と話していました。
県では説明会の他にパブリックコメントを募集していて、住民の意見も参考にしながら、県議会9月定例会に条例改正案として提出することにしています。 -
伊那市手良の酪農家 酒井秀明さん東海農政局長賞を受賞
伊那市手良の酪農家、酒井秀明(しゅうめい)さんは、牛乳の品質や衛生管理がすぐれているとして、長野、愛知、岐阜、三重の4県の酪農家のうち、1位にあたる東海農政局長賞を受賞しました。
8日、酒井さんがJA上伊那本所を訪れ、御子柴茂樹組合長に受賞の報告をしました。
酒井さんが受賞した、東海農政局長賞は、長野、愛知、岐阜、三重にある1052件の酪農家のうち、牛乳の品質、衛生管理が最も優れているものに贈られるものです。
審査は、脂肪やタンパク質、細菌の数、体細胞数など5項目を検査します。体細胞数は少ないほど牛が健康であることを示すもので、その数が少ない生産者を上位とする方法で順位を決めます。
今回の審査で、1ミリリットルあたりの体細胞数が平均で23万個であったのに対し、酒井さんの牛乳は6万3千個と少なかったということです。
御子柴組合長は、「後継者育成のためにこれからも頑張ってほしい」と話していました。 -
伊那地域 8月観測史上初めての猛暑日
2日の伊那地域の最高気温は35.4度で8月の観測史上最高を記録しました。
この日の伊那地域は最高気温35.4度を記録する猛暑日となりました。
伊那市の8月の観測史上では初めての猛暑日となります。
長野地方気象台では8日連続で高温注意情報を出していて、今週末までは暑い日が続きそうなので熱中症に注意するよう呼びかけています。 -
農業クラブ全国大会リハーサル
日本学校農業クラブ全国大会のリハーサル会議が、26日、伊那市のいなっせで開かれました。
会場には、北信越からの農業高校18校から、400人ほどが参加しました。
9つの分科会に分かれて、農業クラブの活動を知ってもらうには、就農者を増やすにはどうしたら良いかなど3つのテーマについて話し合いました。
就農者を増やすためにどうすればよいかを検討した分科会は、「きつい・汚いなど農業の嫌なイメージを改善するにはどのような活動をすればよいか」などの意見が出されていました。
リハーサル会議は、長野県でおよそ20年ぶりとなる日本学校農業クラブの全国大会が10月に開かれることから、大会を運営する実践能力を高めようと開かれました。
運営を担当するのは、上伊那農業高校と、塩尻志学館で、会議の運営や、写真での記録などを行なっていました。
日本学校農業クラブ全国大会は、10月24日・25日の日程で開かれる予定です。 -
木下知美さん 植物題材にペン画作品展
飯田市在住の木下知美さんによる、ボールペンで植物を描いたペン画の作品展が、伊那市御園の雨ことばカフェで開かれています。
カフェ2階のギャラリーには、植物を題材にした作品7点が展示されています。
木下さんは、現在22歳。
東京の女子美術大学短期大学部を卒業後、飯田市に戻り、働きながら制作を続けています。
伊那市で個展を開くのは初めてで、植物をテーマした作品を展示しています。
ペン画は、木や厚紙、キャンバスにボールペンで絵を描くもので、筆圧を変えて太い線や細い線を表現しています。
木下知美さの個展は、伊那市御園の雨ことばカフェで、7月22日(日)まで開かれています。