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秋葉街道を駆け抜ける
高遠町から下伊那郡南信濃村まで、日本最大の断層である中央構造線上に位置する秋葉街道約91キロを2日間かけて走破する「第15回中央構造線サイクリング大会」が30日、高遠町の高遠城址公園駐車場を出発点に開幕した。
5歳から79歳までの幅広い年齢層に加え、福岡県などの遠方を含め、県内外から両日で総勢230人余が出場。1日のみの参加も可能で、初日は約200人が力強くペダルをこいだ。
開会式のあいさつで伊東義人町長は「各地域の文化や歴史を味わってもらい、良い思いでになるように頑張ってほしい」と激励。街道沿線町村の今後の発展を願い、各町村代表がメッセージを携えて走る飛脚も同時にスタートした。
コースは文杭峠(標高1424メートル)と地蔵峠(1314メートル)を通過し、中央アルプスと南アルプスの山並みを楽しむことができる。初日は下伊那郡大鹿村、2日目は南信濃村までを駆け抜ける。
6歳と10歳の子どもと妻の家族4人で参加した浮洲和典さんは「家族で走るのは初めてで、楽しみ。1日のみだが、完走を目標に頑張りたい」と話していた。 -
幼稚園村で都会の園児たちが自然を体験学習
神奈川県の湘南やまゆり学園(本部・茅ヶ崎市)の園児たちが、28日から伊那市西春近の幼稚園村へ体験学習に訪れている。伊那谷の森や川、動植物に触れたり、マスのつかみ取りやトウモロコシの収穫などを体験し、都会で学べない本来の自然を直に学んでいる。
心を引き出し、思いやりや人としての姿勢を身につけてほしい窶狽ニ、体験を通じた感覚教育に取り組む同学園は、伊那市土地開発公社が分譲した「幼稚園村」に1991年、コテージを建設。以来、夏の体験学習は、年長園児の恒例行事となっている。今年は960人の園児が4グループに分かれて参加する。
高層ビルに囲まれた環境で育った子どもの中には、泥遊びもできない子もいるが、木々や虫などに触れ、本来の自然を体験した子どもたちの成長は著しく、後日ビデオで合宿の様子を見た保護者からも「感動した」と大きな反響があるという。
現場リーダーの飯塚一美さんは「家族と離れて生活する2泊3日は、子どもたちにとって辛いこともあるかもしれない。でも、だからこそ劇的な成長もある」と話していた。 -
ゴトー電機が伊那公園の遊具修理
伊那市上ノ原のゴトー電機(後藤博明社長)はこのほど、自社製品の回転式塗膜等剥離機ロータリーブラスターのプロモーションビデオ作成をかねて、伊那公園のさび付いていたブランコの修理をボランティアで行った。
25日からさびや古い塗装をはがす「ケレン」作業。雨の日を避けてさび止めを塗り、仕上げ塗装をした。
同社のロータリーブラスターは高性能のブラシを縦方向に回転させ、各種シーリングや古い塗装をかきとる機械。自動車整備工場など多く使用されている。
グラインダーと違い、「ケレン」する面が平面でなく球面や凹凸面であっても使い勝手が良いことから、同社ではこの機械の用途を建設産業などにも広げようとしている。
そのためのプロモーションビデオ作成を考えていたところ、小学校や公園にある遊具が素材として最適であることに気付き、市の商工観光課や建設課を通じて、伊那公園のブランコを修理することになった。
後藤社長は「丸パイプ状のもののケレンが容易にできることを示す実例が映像で欲しかった。プロモーションビデオ作りが、市民や子供のためになるならば一石二鳥。でも、実際に自分たちでやってみて、ケレン作業をする人の大変さが良くわかった」と話した。 -
リンゴオーナー開園祭
自分が気に入ったリンゴの木のオーナーとして収穫を体験する、上伊那農業協同組合のリンゴオーナー制度の開園祭が24日、伊那市や南箕輪村、箕輪町などの各リンゴ園で行われた。県内外から多くの参加者が訪れ、木を真剣に品定めしつつ、オーナーとなる木に名札をつるした。
収穫体験を通して、信州リンゴや農業への理解を深めてもらおう窶狽ニ、JA上伊那が行っているこの制度。申し込みのほとんどは、インターネットや新聞広告、知人を通して制度を知った県外者だという。
伊那市西箕輪の原農園も、この日開園祭を迎えた。園主の原伊一さんは「安全で安心な農産物の収穫を消費者に体験してほしい」と、今年から木の貸し出しを始めた。オーナーには東海地方や関東地方などから13件の申し込みがあった。オーナーの一人、静岡県の落合清さんは、この制度のの常連。今年は違った園も見てみたい窶狽ニ、原さんの農園に申し込んだ。孫を連れて訪れる収穫が、何よりの楽しみだという。
収穫は11月ころ。 -
アスベスト健康被害などの相談窓口開設
県は、アスベストに関する相談窓口を7月8日に開設し、平日対応しているが、23、24日も相談窓口を開設する。
2日間の窓口は、健康に関しては県庁衛生部保健予防課(TEL026・235・7151)、建材・建築物の関しては同住宅部建築管理課(TEL026・235・7334)、アスベスト検査に関しては同生活環境部地球環境課(TEL026・235・7177)となっており、午前9時縲恁゚後6時の間、相談を受け付ける。
平日は、伊那保健所保健予防課(TEL76・6837)、上伊那地方事務所建設課(TEL76・6839)、同事務所生活環境課(TEL76・6838)が、それぞれの窓口となっており、受け付け時間は午前8時半縲恁゚後5時15分。 -
伊那小5年智組が森清和賞を受賞
本格的な手作りカヌーで伊那谷の川や湖沼など水辺の自然を探っている、伊那市の伊那小学校5年智組(北澤夏樹教諭、33人)はこのほど、愛知県豊田市で開かれた「第8回全国川の日ワークショップ」で活動を発表し、学童団体を対象とした特別賞「森清和賞」を受賞した(学童団体9団体のうち2団体が受賞)。<br> 同ワークショップは川辺の環境保全・改善に取り組んでいる全国のNPOなどでつくる実行委員会が主催し、毎年開いている。公募で集まった全国の市民団体など72団体(うち学童は9団体)が、2日間の1次、2次、最終選考で活動発表し、グランプリを決定した。<br> 智組は「カヌーをつくって川で遊ぼう」と題し、湖水などを安全に楽しく活用するためにカヌー遊びを始めた活動を、児童一人ひとりの言葉を通じて発表。惜しくも1次選考で落選したが、川と触れ合う子供らしい元気あふれる活動窶狽ネどの点が評価され、前実行委員長の名称を冠した同賞を獲得した。<br> 北澤教諭は「プレゼンテーションとしてはうまく表現できなかったが、川と親しんで遊んできた活動が評価され、ありがたかった」と感想を語る。<br> 4年生の始めから総合学習として活動をスタート。先ごろ、国土交通省・天竜川ダム統合管理事務所から「美和湖探検隊」として任命された。今後、自然に限らずさまざまな調査を美和ダム(長谷村)で進めていく。
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第4回高校改革プラン推進委員会
南信地区の高校統廃合問題などを話し合う第3区高校改革プラン推進委員会(池上昭雄委員長)は20日、飯田市の飯田高校で4回目の会合を開いた=写真。一部の委員から県教委に対して「財政問題とプランの関係性をより明確に示し、プランの具体的効用を公表してほしい」との要望が出たほか、地域部会設置を求める声と反対する意見が激しく対立した。<br> 岡庭一雄阿智村長は「根幹にある財政問題に十分配慮しつつ、統廃合に取り組む必要がある」とし、財政問題との関係性とプランに期待する具体的効果の公表を求めたが、県教委は「プランには少子化に伴い厳しくなる学校運営に配慮する思いもある。具体的効果は、ある程度整備対象校が決まらなければ示せない」と具体的な発言を避けた。 <br> 賛成と反対に二分した地域部会については、各地区の削減数合意がない現状で部会を設置すれば、一層議論が定まらないなどの理由から、今回も設置を見送った。<br> しかし岡庭阿智村長は「地元のことを地域が考えるのは当たり前」と話し、下伊那として独自に話し合いを進めていく意向を明らかにした。一方小坂伊那市長は「たたき台の扱いが明確になってから部会についても考えたい」とし、今後の動向を見守る姿勢を示した。<br>
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第7回伊那市はびろ高原マラソン大会
第7回伊那市はびろ高原マラソン大会が17日、西箕輪のはびろ農業公園「みはらしファーム」発着のコースであった。少し汗ばむ曇り空の天候のなか、参加者は自己記録更新を目指し、高原を力走した。<br> 入念な準備運動を終えた参加者たちは、スタート地点に並ぶと、号砲とともに勢いよく走り出した。<br> 今年のエントリーは787人で、45%が県外からの出場だった。カネボウ陸上競技部の榎田龍一さん、松山孝さんも参加した。<br> 上伊那関係分の入賞者(上位6位)は次の皆さん。<br>【10キロ】▽高校生縲・0歳未満男子(1)土橋勇一(伊那市)31分52秒(5)唐木正敏(伊那市)35分03秒▽高校生縲・0歳未満女子(2)埋橋志穂美(伊那市)41分53秒(6)荻原由美子(伊那市)49分15秒▽一般40歳以上男子(3)新井暢(箕輪町)35分27秒▽一般40歳以上女子(3)武田順子(伊那市)46分37秒(4)原かほる(宮田村)48分31秒(5)小林さい子(伊那市)50分26秒<br>【5キロ】▽高校生縲・0歳未満女子(1)宮澤加奈(辰野町)18分39秒(2)滝澤恵美(駒ヶ根市)19分08秒(4)伊澤妙之(伊那市)20分25秒(5)小林晶子(駒ヶ根市)22分44秒(6)山口彩夏(駒ヶ根市)23分39秒▽中学生女子(4)新村萌(南箕輪村)28分24秒<br>【3キロ】▽小学生男子(2)小林侑樹(伊那市)11分02秒(4)藤木悠太(飯島町)11分33秒▽小学生女子(1)森田遥(駒ヶ根市)10分57秒(3)中村夕貴(駒ヶ根市)12分11秒(4)向山優衣(伊那市)12分55秒(6)平岩なつみ(伊那市)13分05秒▽親子ペア(6)伊東秀子・玲奈(駒ヶ根市)11分55秒
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木にたずさわる17人の手仕事展
南箕輪村の伊那技術専門学校木工科を卒業したOB会のメンバー17人による「木にたずさわる17人の手仕事展」が、16日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれ、それぞれの個性が生きた小物や家具が、訪れた多くの人を楽しませている。<br> 展示会は今年で2回目。県外からの受講生も多い伊那技専のOBは、卒業すると全国各地へ散ってしまうため、OB会を兼ねてつつ地域の人に卒業生の活動を知ってもらおう窶狽ニ展示会を企画。今回は、県内外で活躍する20代縲・0代の作家が出展している。<br> 作風も対象物も異なる17人の木工だが、空間にインパクトを添えてくれるような作品という展は共通している。<br> また、それぞれの作家に、自分のほしい家具を気軽に相談できるのも、今回の展示ならではだという。<br> 入場は無料。18日まで。<br>
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大陶器市
全国各地の陶器約20万点が並ぶ「全国大陶器市」が、伊那市の鳩吹公園で開かれ、多くの陶器好きでにぎわっている。
伊那市で開かれるのは今年で5回目。窯元や卸業者などでつくる「全国大陶器市振興会」が主催する市は、有田焼や伊万里焼など、各地のさまざまな陶器が楽しめ、毎年楽しみにする人も多い。
日常食器から美術品、業務用食器など各種陶器がそろい、価格もさまざま。そのため、個人の用途や予算に合わせ、希望の数、購入できるのも市の魅力の一つ。窯元と提携しているため、気に入った陶器のオーダー注文もできる。
ビールを飲む機会が多くなるこの時期、泡がクリーミーになり、冷やして飲むことにも適した陶器グラスなどが人気だという。
瀬戸内や北海道などの産品を楽しめる「うまいもの市」も同時開催している。
24日まで。 -
高校野球
【長野オリンピックスタジアム】<br>高 遠<br>0022310-8<br>8020212×-15<br>軽井沢<br>(7回コールド)<br> 唯一の3年生・伊藤(郁)を主将に、1、2年生中心の若いチーム高遠は、初回から主戦・福澤が軽井沢打線に捕まり、8点を失う苦しい展開。その後、両チームともに点を取り合い、高遠は5回、酒井の安打などで、1死1、2塁の好機をつかみ、北原(仁)の右翼越え打、相手の後逸で3点差まで追いつく。しかし後半、リズムを取り戻したかと思われた、高遠打線の連打はなく、逆に追加点を与え、7回コールドの惨敗となった。<br> ○…保母崇監督<br> 高遠がやりたかった、内野の間を抜けるバッティングを相手にやられた。8点差をあきらめず追い上げで、チームの競いを感じたが届かなかった。<br> ○…伊藤郁也主将<br> 1点づつ取っていき、中盤の勢いで逆転したかった。(後輩へ向け)来年は今年を上回る強いチームに育つと思う。このチームで最後まで楽しめてよかった。<br>
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橋爪まさゆき陶芸展
落ち着いた色彩と個性的な形の花入れや茶碗などを手がける岡谷市在住の橋爪まさゆきさん(53)の第10回陶芸展が、14日から伊那市旭町のアートギャラリーミヤマで開かれ、生活を彩る食器などを中心とした約100点が、訪れた人々を楽しませている。<br> 「最初から最後まで自分の手で作り上げる」陶芸の魅力に引かれた橋爪さんは、栃木県の益子町と福井県の越前町で陶芸を学び、現在は土の質感や変化を表現できる焼締を中心とした製作活動を続けている。<br> 「焼締は灰のかかり方によっても表情が変化するが、完成してからも、土が徐々に変化して、作品が育つのでおもしろい」と話す橋爪さんの作品は、和の生活空間で生きる落ち着いた色彩を持つ一方、洋の空間でも調和する個性的な形をしたものが多い。<br> 今回は、10回を記念して記念品の贈呈もある。<br> 展示即売会は18日まで。入場は無料。<br>
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高校野球・辰野高校
【長野オリンピックスタジアム】<br><br>長野商業<br>300130110-9<br>022002112×-10<br>辰野<br><br> 辰野は初回、3点を追う劣勢から、相手投手を攻めたて2、3回に4点をもぎ取り1点をリード。しかし、同点にされると、5回、主戦宮川が死球、四球などで3点を取られ、逆に2点のリードを追う展開となり主導権を譲り渡す。<br> 辰野は6回、2点を返し1点差とするが、その後、両者とも2点づつを加え、最終回を迎える。<br> 辰野は中盤で主戦・宮川から継投した、多彩な球種を兼ね備える小林(朋)が長商下位打線を3者凡退に打ち取り、逆転勝利を狙う。先頭鮎沢が右翼前打で出塁。犠打や、相手の後逸、四球などで2死1、3塁の好機をつくる。池田監督はここで、4番北村を代え、ピンチヒッターに樋口を送り、勝負に出る。樋口は、真ん中へ甘く入った初球を迷わずスイングし、打球を右中間へ運ぶサヨナラ打で逆転。「1球目からいくつもりで勝負した。開ぅ哀薀狆って楽しくやろうと思っていた」と、辰野は、重要な場面で勝負強さを見せた樋口の、公式戦初打席初安打で勝利をつかんだ。<br> ○…池田剛幸監督<br> 7、8、9回で3点差以内なら、子供たちを信じて逆転できると思っていたので試合の流れとしては計算道理だった。樋口には、1回1打席の練習を続けさせてきたので準備は万端。期待に答えてくれて嬉しい。とにかく挑戦し、諦めず、みんなでつなぎ、次の試合も勝利したい。
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「おーい、山へ行こうよ」
KOA森林塾10周年記念出版KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)が主催するKOA森林塾が10周年を迎え、10年をふり返る記念書籍「おーい、山へ行こうよ」を出版。企画・KOA森林塾、編者・宮下武久、発行・伊那毎日新聞社。
KOA森林塾は、他に類例のない電子部品メーカーが主催する山造り教室として諸方面から注目され、開塾10年のうちに多士済済が塾生として修業。卒業生の中には、そのまま伊那谷などでの山仕事に就いたり、各地で山造りの催しを開催するなど活躍する人が多い。
本書は4章仕立て。1章は、同塾事務局が発行する「森林塾通信」に寄せられた塾生のエッセイをまとめたもの。どんな人物が、何をめざしてこの塾の門を叩いたかが興味深い。
2章は、KOA森林塾の看板講師の1人である島崎洋路元信州大学教授と、同塾に関わった山荘ミルクの向山美絵子さん、森林をテーマにした執筆活動を行う浜田久美子さん窶狽フ3人の鼎談。
3章は、卒業生が現在考え・活動していることの報告。KOA森林塾が日本の林業を取り巻く状況に何を投げかけたか、を卒業生が語る。
4章は、同塾のもう1人の看板講師、長谷村在住の林業家・保科孫恵さんが進めてきた長谷村での山造りのレポートである。
「10年をふり返る目的で編みましたが、時系列で10年の出来事を記述したものではないのいで、どこから読んでいただいてもかまいません」と、編者の宮下武久氏は述べている。
A5判 324頁 定価1800円+税。問い合わせは伊那毎日新聞社まで -
県看護大学のサモア研修生、中病で実習
駒ケ根市の県看護大学へ研修に訪れているサモア独立国の看護研修生2人が13日、伊那中央病院で病院実習をした。
異文化看護の視点を養うことを目的として同大学は、昨年から生徒同士の交換実習をしており、サモアの生徒が実習に訪れたのは今年が初めて。
ファアレガ・マプさん(27)とヘンリー・テイラーさん(23)は、今後2週間、県内医療施設などで実習や見学を行う。二人には日本の生徒が一人ずつ付ぅ肇鷓い、施設を一通り見学したり、患者の身体を清潔にするケアを実際に行った。
ファアレガさんは「サモアは、看病は家族が中心にするものだが、ここは看護婦が中心でやっており、文化の違いを感じた」と、実習の感想を話した。
サモアは発展途上国だが、90%を越える識字率に比例して保健衛生の水準は高い。しかし、物価水準の違いから、海外へ出る人が多く、看護士も例外でない。サモアがこのプログラムを助成するのは、サモア国内に看護士をとどめる意図もあるという。 -
県が水防法改定説明会
県土木部は7日、飯田市の飯田消費生活センターで水防法などの改定に関する説明会を開いた。天竜川と木曽川の流域の建設事務所と各市町村から実務担当者、約70人が参加した。
04年に全国的に台風被害が続出したことを受け、国会が水防法などを改定、5月から公布された。特に04年の災害では、従来実効的な対策が十分でなかった中小の河川での被害が大きかったため、改定法では、主要には県が管理する中小河川などで避難に有効な情報を集約・伝達することや、それを受けた市町村が迅速に避難などの対策を立てることが重視されている。
説明会では、県土木部の村山幸男企画員が(1)大河川の洪水予報などの充実(2)浸水想定区域の調査・設定対象を中小河川にまで拡大しハザードマップを作成(3)災害時の指示伝達系統の整備やハザードマップの周知徹底をはじめ警戒避難体制の充実(4)水防団の退職報償金制度の創設などによる水災防止体制の強化-などのポイントを話した。
当面は国や圏の支援のもとに、各市町村ごとに浸水想定区域の調査とハザードマップ(災害時避難地図)の作成を進めることになる。
04年の経験にもとづいて国・県・市町村が真剣に取り組むべき課題だが、説明の途中から居眠りを始める参加者の姿が目立った。 -
信大外国人留学生、地域支援者との交流会
南箕輪村の信州大学農学部で11日、外国人留学生と、その支援者との交流会が開かれた。行政や学校関係者、団体など、地域の人80人と、アジアを中心とした留学生約20人が参加し、自国の話題をしながら交流を深めた。
現在農学部の留学生は59人。国費留学生以外にも、財団などから奨学金を受けている私費留学生も多い。また、慣れないこの地で生活する留学生にとって、地域支援者の助けは精神的にも大きな支えとなっているという。
農学部は、地域支援者と留学生の関係を深めるための交流会を毎年開いている。
留学生は自己紹介の後、自国の話や日本でのエピソードを披露。90・ス以上がイスラム教徒だというバングラディッシュ出身のマハムド・エムディ・アリフさんが「日本で食事をする時は、おいしそうなものでも豚肉が入っていれば食べられないのでがっかりする」と話すと、会場から笑いがおきた。
その後、留学生らが手作りしたお国料理などを並べて懇親会が開かれた。地域からは、伊那市そば打ち名人の会が留学生にそばを振舞った。 -
県が中小企業新事業活動促進法を説明
上伊那地方事務所商工雇用課は6日、県伊那合同庁舎で中小企業新事業活動促進法説明会を開いた。上伊那の企業などから約50人が参加、中小企業の経営革新の意義と、それに対する国・県の支援策の概要などを聞いた。
従来から中小企業の経営革新に関しては(1)中小企業経営革新支援法(2)中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法(3)新事業創出促進法-の3法があり、支援策などが定められていたが、このほどこれらが統合されて中小企業新事業活動促進法が制定された。
新法では特に、新たに事業を起こす「創業」、企業活動の合理的発展を目指す「経営革新」、他業種などとの新たな企業コラボレーションの道を開く「新連携」-などに重点をおいて様々な支援策が盛り込まれていると政府は説明している。
説明会では、県商工部ビジネス誘発課の伊藤正智氏が、「経営革新」に焦点をあてて解説。経営革新計画を作成し承認を受けることは、「支援が受けられる」ということだけでなく、自社の現状と課題を見極め、計画的かつ積極的に事業活動の取り組む良い機会になると話した。
また、県中小企業振興公社の新事業支援チームの大口昭次氏が他業種の企業などとの新しい連携が新たなビジネスチャンスを産むと考えられると説明した。 -
社会人権教育研究協議会
箕輪町文化センターで8日、05年度社会人権教育研究協議会が開かれた。
幅広い人権教育のさまざまな取り組みを学び、今後の活動に役立ててもらおう窶狽ニ、上伊那・諏訪地区の学校関係者や市町村の担当者などを対象に伊那教育事務所が主催。会は、福祉施設などで腹話術を通じたボランティア活動をしているNPO「腹話術友の会おかや」の腹話術で始まった。堀内一光さんは、冗談を交えながら人形とのやり取りを披露。腹話術は人の中に入って行く手段の一つ窶狽ニいう堀内さんは、腹話術を通して心を開くようになった認知症患者の話も発表した。
また、伊那教育事務所の山越和男所長は「近年のいじめは、携帯やパソコンを使ったものも多く、大人の目が届きにくくなっている。また、大人が中心となってメディアから流入する知識について考え、新しい人権侵害につながらないようにしていかなくてはならない」と話した。 -
前田麻里新作版画展はじまる
現代洋画壇で人気の若手女流作家・前田麻里の版画展「前田麻里新作版画展縲怏ヤと夢と愛縲怐vは12日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。<br> つぶらな瞳の少年、少女をはじめ、動物や花などを、可愛らしく表現した20余点を、1万9千円から8万4千円で販売している。<br> 作品は、ピアノを弾く女性の周りに鳥たちが集まる「森で奏でる」、花かごに乗った2人の男女が空を飛ぶ「夢をのせて」、女性が花飾りを頭に付けた「花の精」のほか、「オカリナを吹く少年」「花のメロディー」などがある。<br> 午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。
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中部電力・飯田支店と長野支店が統合
中部電力は1日、経営の一層の効率化を推進するため、組織改定の一環として、県内の飯田支店と長野支店を統合した。飯田支店は、長野支店「飯田営業所」「伊那営業所」「飯田電力センター」として生まれ変わった。<br> 統合により、飯田支店の総務、経理などの中間管理部門を長野支店に一本化し、営業、配電部門などはそのまま残し、飯田営業所とした。伊那電力センターについては廃止し、業務を分割して「諏訪電力センター」(分割区域=伊那市以北)と、「飯田電力センター」(宮田村、駒ヶ根市以南)に統合。伊那営業所の業務についてはそのまま変らない。<br> また、飯田支店ではこのたび、53年の歴史を記録として残すために、記念誌「飯田支店の歩み」を発行した。飯田支店の高木元明支店長のあいさつ文から始まり、従業員らの働く様子をとらえた写真や、同支社発足からの歩みを解説した年表などを掲載。A4判、150ページ。<br> 飯田支店(設立当初は飯田支社)は、電気事業再編成による中部電力発足の翌年、1952年3月に開設。以来50年余にわたり、天竜川上流部の水力発電を一貫管理する拠点、南信地域における電力の販売と流通の拠点として重要な役割を果たしてきた。
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食べたよ!青パパイア(5)
私は食いしん坊で、実家に帰るといつも母(井地千代子さん)が作るパパイア料理を楽しんでいたんです。味噌汁に入れたりサラダにしたりしているうちに、もっといろいろ使えないかなって思ったんですよ。肌もつやつやしてくるみたい。
弟が亡くなってかなり落ち込んでいた母も、青パパイア料理に出会って、やっと何か打ち込める物を見つけ、立ち直った感じでした。平安山さんたちのおかげだと思っています。ありがとうございました。
【ボロジノ・ヨーグルト】
(1)青パパイアを1センチ角のさいの目に切り、水・砂糖で煮る。南大東島特産黒糖を使うと気分もバッチリ。最後に香りつけにブランデーを少々。島で生産が始まった黒糖ラム酒でも良いでしょう。煮えたら冷ます。大きさや味付けはお好みで。
(2)市販のヨーグルト(もちろん自家製でも可)を器に盛り、煮た青パパイアをトッピング。イチゴやオレンジなど好みのフルーツを添えても良いです。
(3)後は食べるだけ。青パパイアはナタデココのような食感で、繊維質も多いし、煮ても壊れない特殊なビタミンCも豊富だそうです。
※ボロジノは南大東島の別名
【パパイアフライ】
(1)青パパイアは皮を剥き、縦に2つに割って種を取ってから、約1センチ幅にスライス。
(2)普通にフライを揚げる要領で衣を着け、やや低めの温度からじっくりと揚げます。最後は高温でカラっと。
(3)油を切ったら、盛り付けて、飾りの緑を少々。ウスターソース、トンカツソース、ほかにおろし酢醤油なども合います。 -
伊那市でイラクの現状講演会
戦火にさらされ続けたイラクの現状を多くの人に知ってほしい窶狽ニ、湾岸戦争などで使用された劣化ウラン弾被害について語る「イラクの人たちは今…森住卓、西村陽子講演会」が8月20日、伊那市民会館で開かれる。
湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾によってばら撒かれた放射能原子は、広島に落とされた原爆の1万4千倍から3万6千倍に及ぶという。放射能汚染された環境は、10年以上経過する現在も、白血病や奇形児出産、ガンなどの病気をもたらしている一方、不安定な情勢が続く国内は、慢性的な医薬品不足になっており、治療を受けられないまま死んでいく人も多い。
こうした惨状を撮り続けている報道写真家、森住さんの写真は、時には目を背けたくなるほどの衝撃的なものもあり、多くの人に戦争の残酷さを訴えている。
森住さんの活動に衝撃を受けた伊那市東春近の畑春彦さんら有志が今回の講演会を企画。森住さんの活動を通して、大人から子どもまで多くの人にイラクの実情を知ってもらい、戦争について考えてほしい窶狽ニ、参加を呼びかけている。
また当日は、湾岸戦争以降、イラクの小児病院に薬を届けている「アラブの子どもとなかよくする会」を通して病気に苦しむ子どもたちの支援を続けている長野県出身の西村さんも講演する。
講演会は午後2時から伊那市民会館である。前売り券は大人千円、中高生500円。(当日は大人1500円、中高生800円)。収益は「アラブの子どもとなかよくする会」に寄付する。
現在、講演会の運営を進めてくれる実行委員や、チケット・チラシを預かってくれる店なども募集している。
問い合わせはイラク講演会実行委員会(・ス090・7252・1100)畑さんへ。 -
洪水バイパストンネル試験運用開始
美和ダム土砂流入抑制長谷村美和ダムへの土砂流入を抑制するために設置された洪水バイパストンネルが5日、初めて試験運用され全長4300メートルのトンネルに水が通った。
午前11時にゲートが開けられ、まず毎秒10トン、続いて同20トン規模で水が流された。ダム下の排水口対岸に集まった国土交通省三峰川総合開発工事事務所(三峰総)の職員や関係者など約50人が見守る中、開門約20分後コンクリートを溶かしたような灰色の水が勢い良く流れ出した。午後も試験運用され、午後5時に終了した。
トンネルは、ダム上流の大規模な分派堰・貯砂ダムとセット。洪水時に美和ダムに流れ込む土砂のうち粗い土砂は貯砂ダムで止め、細かい土砂は分派堰でせき止めてバイパストンネルに迂回、ダム下に放出する。01年1月に着工、4年の歳月をかけて05年5月に完成した。総工事費は170億円。
三峰総によれば、美和ダムには三六災害や72‐73年の大出水を始め毎年大量の土砂が流入し、ダムに溜まった土砂は(堆砂)は02年までに約2000万立方メートルにも及んだ。その一部500万立方メートルはは砂利資源や盛土材として利用したが、恒久的な堆砂対策なしには美和ダムの機能維持が難しいとして、多目的ダムでは全国初の同施設の建設となった。
今後は、流入量が毎秒100トンを超える時には、この堆砂システムを運用して、ダム上流からダム下に直接水を流す予定。当面2年間は試験期間とされているが、実質的には運用開始といえる。美和ダムでの状況を見て、小渋ダムでも同様の施設建設を進めるとされており、170億円をかけたシステムの効果がどう出るか注目される。 -
JA生き物調査交流会
生き物調査を通じて自分たちが食べたり販売する上伊那米の栽培環境を確かめよう窶狽ニ5日、生活クラブ生協組合神奈川のメンバー37人が、伊那市東春近にある上伊那農業協同組合の水田で生き物調査をした=写真。
現在、上伊那農業協同組合の日本生活協同組合への出荷量は年間2万5千俵。うち、約8千俵を同クラブ会員に供給している。今年度、上伊那農業協同組合が伊那市などの一部水田で本格的に減農薬栽培を始めたことをきっかけに「一層減農薬栽培を進めてもらおう」と、同クラブは、上伊那米を会員が年間契約できる米の一つとして扱っていくことを決めた。それに合わせて今回は、会員に上伊那米を勧めていく役割を担うメンバーが「上伊那米の生育環境を知った上で、会員に勧めていこう」と、研修に訪れた。
参加者らは、農薬の影響を受けやすいカエル、イトミミズ、ユスリカなどの生息状況を調査。
クラブの藤村康子副理事長は「食べる人とつくる人の顔が見える関係づくりを進め、将来的には特定契約栽培を目指したい」と話していた。 -
社会保障フォーラム開催
箕輪町産業会館で2日、上伊那社会保障推進協議会などが主催する社会保障フォーラムが開かれた。日本高齢者運動連絡会の篠崎次男事務局長をパネラーに招き、6月22日に国会で可決した介護保険見直し法案の問題点について議論を交わした。
篠崎氏は、現在介護給付の約5、6割を占める軽度者を、一律に予防給付対象とする今回の法案は、難病の人なども介護給付対象外になってしまう可能性があることを指摘。また、在宅利用者との負担差をなくすために、施設での食費や居住費を全額自己負担にするとしている点も、経済的理由から利用できない人が増加するといった問題を訴えた。
その上で「国の基準はモデルケース。私たちは、一つ一つ細かい点を明らかにしつつ、自治体交渉でこうした問題点を許さないよう、各市町村に働きかけてかなくてはならない」と話した。
##(写真よこ)
##(了) -
長野県陶芸展
県内25人の陶芸家による「第26回長野県陶芸展」が2日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれ、それぞれの個性が際立つ陶芸作品約600点が訪れた人々を楽しませている。
同会場で、この陶芸展が開かれるのは、今年で2回目。
長野県は、もともと陶芸が盛んではなかったが、25年ほど前から、豊かな自然環境や、窯を持つのに適した山間地が多いこの地に魅了され、県外から多くの陶芸家が移り住むようになった。
そんな中「県内陶芸家同士が交流し、作風の違う互いの作品を批評し合ったり、若い作家がアドバイスを受けられる場をつくろう」と、陶芸家篠田義一さんら長野県陶芸作家協会を設立。以降26年間、この陶芸展は続いており、県内陶芸家の約6、7割が過去に出展している。
篠田典明会長は「陶芸有数の地で技術を習得してきた各作家の作品は、それぞれの良さがある。昨年も見てくれた人は、各作家、1年間の変化も楽しんでほしい」と話していた。
入場無料。10日まで。
##(写真よこ)
##(了) -
シリーズ・青パパイアの道〈第1回〉
青パパイアが取り持つ心温まる縁で、伊那市住民と沖縄県南大東村民との民間レベルの交流が始まった。3月初め、南大東島を訪ねた「伊那市民訪問団」の道中を、シリーズで紹介する。
この住民相互のつながりあいは、今後どのような展開を見せるのだろうか?
※文中敬称略
「私らが作る青パパイアを、本土でただ一カ所だけ販売してくれている伊那市の皆さんとお会いできて、なんかもう、胸が一杯です」
南大東島青パパイア生産組合の沖山吉人は、伊那市訪問団一行21人をこう言って歓迎した。訪問一泊目。生産組合が準備した歓迎会。司会を沖山が勤めた。宴席には、地元産のサワラを使った名物大東寿司を初め、ムロアジ・アブラムツなどの魚料理が所狭しと並んだ。もちろんサラダや炒め物などの青パパイア料理も…。
「こんなご馳走、何日も前から準備したんだろうな」。これまで島を2回訪ねている井地千代子は思った。
島で生産者組合をリードする平安山正治は、かつて勤務した長野NEC(伊那市)で上司だった。家庭の事情で30数年ぶりに島に戻った平安山から、「売り物にならず島にゴロゴロ落ちている青パパイアを何とかできないか」と相談を持ちかけられたのは03年の12月だった。
以来、同島産の青パパイアを取り扱う本土で唯一の窓口役を担ってきた。もともと青パパイア料理が好きだったこともあり、手づくりレシピを付けて販路の拡大も図った。無償のボランティア。「何の得にもならないのにバカじゃないのと言われたわ」と笑う。
訪問団結成を呼びかけたのは伊那市の産直市場グリーンファーム代表の小林史麿。遥か海の彼方で取れた青パパイアを熱心に扱う井地の心に秘めた思いを知った小林は、「心と心をつなぐのも産直市場の役目だ」と2つ返事で販売を引き受けた。
グリーンファームで青パパイアを購入し、口づてに、また、本紙紙面の特集記事などを通じて、青パパイアが取り持つ井地と平安山の海を越えた心のつながりを知った人々が、次々と訪問団への参加を表明した。
「どんな方がパパイアを売って下さっているのか、どうしても会いたかった」「こんな島のパパイアを誰が買ってくれているのか知りたかった」……
真っ黒に陽に焼けた生産組合員が繰り返し繰り返し語る言葉に訪問団も胸が熱くなった。
泡盛の杯が重なり、三線(さんしん)の音に乗せて沖縄民謡が次々と歌われた。当然のように伝統舞踊カチャシーを踊り出す島の人々。踊りの輪に入った訪問団の提案で、最後には「勘太郎月夜歌」を山と海の人々全員で、歌い踊った。
「こんなことになるなんて夢のようだ」。井地は思った。
【毛賀沢明宏】 -
伊那諏訪家畜畜産物衛生指導協会総会
伊那諏訪家畜畜産物衛生指導協会は30日、伊那市西箕輪の羽広荘で総会を開いた。05年度事業報告などを承認したほか、長年書記を務めてきた伊那市西春近の寺山真寿美さんに感謝状を贈呈した。
先日、茨城県で鳥インフルエンザが確認されたことを受けて、県内各地区の家畜保健衛生所も、ニワトリやアヒルを50羽以上飼育している養鶏農家などや、保育所を対象に異常の有無を確認しているが、今のところ異常は確認されていない。
会長を務める伊那市の小坂市長は「BSEや鳥インフルエンザなど、世間を騒がせている家畜伝染病は、未然に防ぐ必要があり、地域で畜産物の飼育に当たっている人々には一層予防に取り組んでほしい」と話した。
同協会は牛などに感染するヨーネ病などの早期清浄化のために、自主淘汰(とうた)や検査を畜産農家に促し、安定的経営と安全・高品質な畜産物生産支援をしていく。
##(了) -
記者室
##(本文)
「教育者が教育されなければならない」という言葉がある。人に物を教える者は、いつも学び続けよ窶狽ニの意ではない。教えることそのものを通じて・そのただ中で、教えられねばならぬ窶狽フ意だ▼教育制度の変更にかかわる者も同じはずだ。教育制度を変えようとする行為そのものの中で、現場や地域や生徒の声に耳を傾けて学び、自分の行為への社会的反響の中に、自己の現存を見なければならないのではないか▼制度を変えようとする人々は、変えねばならぬ事情と目標を声高に叫ぶ。だが、なぜそうなったかの反省を語ったことがあっただろうか?駒工・箕工の統廃合。余りに唐突な発表の背後には、現在の高校教育に対するどんな評価と反省があるのだろうか?