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伊那地域の最低気温2.5度 今季一番の寒さ
21日朝の伊那地域の最低気温は2.5度と今季一番の寒さとなりました。
伊那地域の最低気温は午前4時59分に2.5度を記録しました。
平年より4.6度、20日より2.1度低く、11月上旬並みとなりました。
長野地方気象台によりますと、この寒さはしばらく続きますが、来週26日には一段落するということです。
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伊那北高校1年生が地域の先輩に話を聞く
伊那市の伊那北高校は地域で働く人達を講師に招いて話を聞く「こんにちは先輩」を21日に開きました。
21日は、製造業やサービス業、医療など地元で働く20人を講師に招き、「伊那谷で活躍する素敵な大人の魅力に迫る!」をテーマに、1年生が10の教室に分かれて話を聞きました。
市内の病院で助産師として働く下野理沙さんです。
下野さんは国境なき医師団として中東のイエメンに去年から今年にかけて派遣されていました。
生徒からの「海外で働いているときに、怖い経験をしたことはありますか」との質問に対し、
下野さんは「内戦状態だったので銃弾との恐怖と戦いながら仕事をしていた」と答えていました。
伊那市の株式会社ニシザワで人事を担当している酒井芳夫さんです。
生徒からの「面接を行うときに見ているポイントはありますか」との質問に対し、
酒井さんは「小売業は人と接する業種なので、明るく元気よく働ける人かを見ています」と答えていました。
「こんにちは先輩」は総合的な探求の時間の中で行っていて、生徒は11月から各自が取り組む課題研究の参考にしていくということです。
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園児が西山神社に幟旗を奉納
伊那市の西箕輪南部保育園の園児は、近くの西山神社に将来の夢などを書いた手作りの幟旗を20日奉納しました。
20日は年少から年長の園児、およそ40人が西山神社を訪れました。
西山神社では、毎年10月9日に例祭を行っています。
例祭は幟祭りとも言われ、神社に続く190段の参道階段の両脇に願い事を書いた旗を立てます。
昭和30年頃は、数千本に及んでいたという幟も近年は、立てる人が少なくなり、神社の賑わいを復活させようと8年前から西箕輪南部保育園の園児が協力しています。
園児達は将来の夢や両親への感謝の気持ちを書いた幟旗、およそ60本を立てました。
伊藤光森宮司は「西山神社の神様は高いところから皆さんを見守っています。家族たちと一緒に、お参りにきてください」と話していました。
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信州高遠美術館で泉石心さんの書道講座
伊那市高遠町の信州高遠美術館で9日、書道講座が開かれ受講生がてん書を学びました。
この日は、伊那市の書家、泉石心さんが講師を務め、10人がてん書を学びました。
てん書は、漢字の最も古い書体で、垂直・平行・原則左右対称が特徴の書体です。
受講者たちは、自分で決めた文字を組み合わせて書いていました。
泉さんは、ひとりひとりの作品を添削し、「見本にとらわれすぎず、自分らしく書いてみてください」などとアドバイスをしていました。
信州高遠美術館では、書道講座のほか陶芸やデッサンなどを学ぶアートスクールを開いています。
年度末には、講座で学んだ作品を展示する予定だということです。
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オンラインサロン「土曜はallla」スタート
伊那市荒井の旧消防署をリノベーションした、産業と若者が息づく拠点施設「allla」で、オンラインでのサロン「土曜はallla」の配信が9日から始まりました。
企画したのはallla運営協議会で、代表の毛賀沢明宏さんが司会を務めました。
初回のこの日、話題を提供したのは、宮島酒店の宮島 敏社長と、伊那市農林部長の富山 裕一さんです。
宮島酒店は、酒の原料となる米を無農薬や減農薬で契約栽培しているほか、米をほとんど磨かない低精白の酒造りに取り組んでいます。
宮島さんは、「磨かない酒を提案し、日本酒業界の本質を変えていきたい。」と話していました。
富山さんは、食料、水、エネルギーを自給できるように市として取り組んでいることを紹介していました。
この「土曜はallla」は、アフターコロナの伊那谷の産業経済についてや、SDGsのその先に目指す未来とはどのようなものかなどを議論する場として企画されました。
毎月第2土曜日の午前9時から配信されます。様々なゲストを招き、参加者も混ざって意見を交換します。
オンラインサロンへの参加登録は無料で、次回は、来月13日を予定しています。
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創造館で自主映画祭
伊那谷をはじめ全国各地で撮影された自主制作映画の上映会が、16日に、伊那市創造館で開かれました。
上映会では、伊那谷で制作された映画12作品と県外で活動する自主制作映画作家の作品7本が上映されました。
内容は、アクションやコメディ、ホラーなど様々です。
このうち、「やっと見つけたよ、吉住君。」は、創造館を中心に撮影されたもので、高校時代に転校した友人と夢の中で再会するという内容です。
「赤山洋太郎の二日」は、目の前で恋人を誘拐された主人公が、犯人の後を追い助け出すという内容です。
上映後には、監督や出演者がステージに上がり、撮影秘話を紹介していました。
ある監督は、「緊急事態宣言の影響でロケができず、急遽内容を変更することになり苦労した」などと話していました。 -
高遠高校福祉コース 防災学ぶ
伊那市高遠町の高遠高校の福祉コースは、今年8月の大雨による災害を受け、災害時にできることを学ぼうと、防災講座を19日初めて学校で開きました。
講座には福祉コースの1,2年生約40人が参加しました。
日本赤十字社長野県支部の救急法指導員の3人が講師を務め、三角巾を使った手当の方法を教わりました。
生徒たちは、基本の結び方やほどき方、たたみ方を教わった後、捻挫をした際に足首を固定する方法に挑戦していました。
高遠高校福祉コースでは、今年8月の大雨で、市内に避難指示が出され、県内でも各地で被害が発生したことから、災害時に高校生ができることを学ぼうと、初めて講座を開きました。
福祉コースでは今後も災害時における高校生の役割について学習を続けていくということです。
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春富中3年生がどんぴちゃ祭りを復活
伊那市の春富中学校の3年生は、平成18年豪雨で途絶えた東春近と西春近の伝統行事「どんぴちゃ祭り」を16日、復活させました。
祭りは、東春近と西春近を結ぶ殿島橋で行われる予定でしたが、強風のため春富中学校で行われました。
祭りでは、東西対抗の綱引きが行われました。
どんぴちゃ祭りは、東西対抗綱引き合戦が名物の伝統行事でしたが、平成18年豪雨で橋が被災したことで途絶えてしまいました。
そこで令和元年、地域を盛り上げようと当時の3年生が夏フェスとして祭りを行いました。
しかし、去年は新型コロナの影響で中止となってしまいました。
今回どんぴちゃ祭りとして復活させ、綱引きは3本勝負で、初めに3年生の女子生徒が自分の住む地区の方で綱を引き、東春近が勝ちました。
続く男子も東春近が勝ち、最終戦は地域の人も参加しました。
東西対抗綱引きは東春近が全勝という結果になりました。
会場には、フォトスポットとして生徒が作った写真フレームも設置されていて、祭りの記念に写真を撮っていました。
このほかに、吹奏楽部のマーチングの発表も行われました。
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県内で新たに2人の新型コロナ感染確認
長野県内で18日、新たに2人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
上伊那の感染確認は12日連続でありませんでした。
県と長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、長野市で2人です。
県と松本市の感染確認はありませんでした。
18日午後4時現在、県内で感染が確認されたのは8,833人で、入院は20人、死亡は96人です。
また、県は上田圏域の県独自の感染警戒レベルを、3から2に引き下げると発表しました。 -
最低気温6.8度 この秋1番の寒さ
18日朝の伊那地域の最低気温は、6.8度とこの秋1番の冷え込みとなりました。
だんだん寒くなるこの季節。暖かい温泉が恋しくなりますが、伊那市西箕輪の日帰り温泉みはらしの湯では、心温まる展示が行われています。
会場には、伊那市御園の多機能型事業所「ゆめわーく」の通所者の作品が展示されています。
折り紙や絵画、貼り絵、ぬり絵など、利用者がそれぞれ得意なものを作品にして展示しています。
展示は、29日まで行われています。 -
伊那市長選挙と伊那市議会議員選挙の日程が決まる
任期満了に伴い2022年に行われる伊那市長選挙と伊那市議会議員選挙は4月17日告示、4月24日投開票の日程で行われることが18日決定しました。
伊那市長と市議会議員の任期は2022年4月29日で任期満了となります。
18日に開かれた臨時の選挙管理委員会で市長選、市議選ともに2022年4月17日告示、4月24日投開票の日程で行われることが決まりました。
市議会議員の定数は21人です。
10月18日現在の選挙人名簿登録者数は男性26,923人、女性28,210人の合わせて55,133人となっています。
伊那市長選挙、伊那市議会議員選挙は来年4月17日告示、24日投開票で行われます。
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VC長野トライデンツ 開幕2連敗
バレーボールVリーグ男子1部VC長野トライデンツの16日の試合結果です。
VC長野トライデンツは、ホームで東レアローズと対戦し、セットカウント0対3で敗れました。
次の試合は、23日土曜日にアウェーでパナソニックパンサーズと対戦します。 -
サークルひまわりのたねが社協に寄贈
今年7月に解散したバリアフリーのまちづくりについて考えるサークルひまわりのたねは、残った活動費を活用し、牽引式車いす補助装置を伊那市社会福祉協議会に9月21日寄贈しました。
21日は、元会員の宮坂和恵さんが福祉まちづくりセンターを訪れ、伊那市社会福祉協会の森田英和事務局長に牽引式車いす補助装置を手渡しました。
今回贈ったのは車いすに装着することで、人力車のように車いすを牽引することができる道具です。
サークルひまわりのたねは、車いす利用者の視点でバリアフリーのまちづくりについて考えようと1989年に発足しました。
これまでに市内の施設のバリアフリー環境を示した福祉マップの製作などを行いました。
近年会員が減少し活動の継続が難しいとして解散することとし、残りの活動費で伊那市社会福祉協議会にこの補助装置を寄贈することにしました。
森田事務局長は「ハイキングなど、日常でも使える道具。有意義に使わせていただきたい」と話していました。
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まほらいな市民大学と大学院 修了証書授与式
まほらいな市民大学と大学院の修了証書授与式が伊那市のいなっせで9月28日行われました。
28日は学長の白鳥孝市長から修了生に証書が贈られました。
今回の修了生は、まほらいな市民大学の22期生42人と大学院6期生8人のあわせて50人です。
まほらいな市民大学は2年間で47単位の取得が必要ですが、新型コロナの影響で11の講座が中止となり、36単位の取得となりました。
1講座あたりの受講率は83.9パーセントでした。
白鳥市長は「生涯学習の礎が築かれたと思う。これからも地域社会に力を活かしてください」と式辞を述べました。
修了生を代表して平澤寿志さんは「年齢や経歴が違う皆さんと交流できた。卒業してからも日々を充実させていきたい」とあいさつしました。
大学院生を代表して齋藤奈美子さんは「貴重な経験になった。これからも学び続け、地域で活かせるようにしていきたい」とあいさつしました。
まほらいな市民大学の来期は、11月8日に入学式が予定されています。
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左官組合プラス会 補修作業
上伊那の左官工の有志でつくる上伊那左官組合プラス会は、伊那市内の小学校や施設で傷んだ個所を補修するボランティア活動を17日、行いました。
上伊那左官組合プラス会は毎年、社会貢献の一環として、市内の公共施設や小学校などの補修ボランティアをしています。
17日は、メンバー9人が参加して信州高遠美術館や東部中学校など11か所で作業を行いました。
このうちセントラルパークでは、段差部分の石が浮いていた箇所を補修していました。
上伊那左官組合プラス会では、ボランティア作業の他に、2か月に1度、横の連携を図るため意見交換会などを行っています。
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市民の森に巣箱を設置
鳥の住みやすい森をつくろうと伊那市ますみヶ丘の市民の森に17日、子どもたちが巣箱を設置しました。
17日は、はじめに専用キットで鳥の巣箱を作りました。
地域住民などでつくる伊那西平地林整備委員会が、秋の森を楽しみながら鳥の住みやすい環境をつくろうと開いたもので市内の小学生ら30人が参加しました。
子どもたちは、高所作業車に乗せてもらい、樹木の3mほどの高さの場所に巣箱を縛り付けていました。
また、鳥の餌となるジューンベリーやアキグミの苗木などの植樹も行われました。
また、高所作業者に乗って鳥になった気持ちで空中観察をする体験も行われました。
伊那西平地林整備委員会では今後、鳥の観察会も計画しています。
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暴力追放 伊那市民大会 市街地をパレード
「暴力追放・地域安全 伊那市民大会」が16日に開かれ、参加者が市中パレードで暴力団の追放や特殊詐欺被害の防止などを呼びかけました。
パレードには伊那市消防団や防犯協会、交通安全協会、区長会などから約100人が参加しました。
伊那市では、昭和62年に美篶で暴力団の発砲事件があり、同じ年の市議会で暴力団追放都市宣言が決議されました。
市民大会は、翌年の昭和63年から毎年開かれています。
今年度の大会では、「暴力団を恐れない、金を出さない、利用しない、交際しない」の4つの運動の推進のほか、特殊詐欺被害の防止に努める事、飲酒運転は絶対にしないなどとする大会宣言が採択されました。
参加者は、いなっせ前からJR伊那北駅前までをプラカードを持ちながら行進し、地域の安全を呼びかけていました。
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伊那市応援便 引き渡し
伊那市は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため帰省ができない県外に住む学生を応援しようと食料品などを入れた応援便の家族への引き渡しを15日から市役所で始めました。
伊那市学生応援便は、新型コロナの感染拡大防止で、帰省できない学生の不安な気持ちを少しでも和らげようと行われていて、今回で4回目です。
ローメンやパン、五平餅などが入った詰め合わせセットです。
今回は、1039人分の申し込みがあったということです。
15日は、事前予約をした人たちが応援便を受け取りに訪れていました。
受け取り期間は17日まで、市役所1階103会議室で午前9時から午後7時までとなっています。
受け取りは予約申し込みをした対象者の家族のみとなっいています。
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伊那仏画研究会「心の旅路」
仏画を学ぶ伊那仏画研究会の、第7回作品発表会「心の旅路」が伊那市のいなっせで15日から始まりました。
会場には、会員12人と講師の作品40点が飾られています。
伊那仏画研究会は、高森町の仏画家 松尾隆康さんの指導を受けていて、今年で20年目になります。
会員は、松尾さんが描いた仏画を筆で写して作品を描きます。
墨で描いた作品のほか、金粉や顔料などで色を付けた作品もあります。
なかには1年かけて書き上げた作品もあるということです。
第7回作品発表会「心の旅路」は19日(火)までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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小中学校にありがとうプロジェクトの協力を依頼
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の2年生は15日、不用品を集めて海外の子どもたちの教育支援に役立てるありがとうプロジェクトへの協力を市内の小中学校に依頼しました。
この日は、伊那弥生ケ丘高校2年生の代表生徒3人が伊那養護学校で行われた市内の小中学校の校長会に出席し、ありがとうプロジェクトへの協力を依頼しました。
2年生は、「総合的な探求の時間」で13グループに分かれて地域を中心とした課題研究を行っています。
このグループでは、ありがとうプロジェクトをもっと効率よく広範囲で行う方法はないか考えてきました。
そこで、地域の小中学生に海外で生活に苦しむ同じ年代の子どもたちの状況を知ってもらい、一緒に手助けをしたいと考え、校長会で協力を求めました。
不用品は各家庭で段ボールに入れて回収をしますが、集めやすいように生徒が作った回収ボックスを各学校に配布する予定です。 -
伊澤修二記念音楽祭にむけ高遠北小で動画撮影
東京芸術大学の初代校長を務めた伊那市高遠町出身の伊澤修二をたたえる音楽祭が、今月30日に伊那文化会館で行われます。
音楽祭に出演する高遠北小学校で、事前指導のための動画撮影が、14日に行われました。
この日は体育館で、5~6年生が、当日披露する音楽劇を練習し、その様子の撮影が行われました。
毎年、出演する学校を対象に、東京芸術大学の教授による事前指導が行われています。
しかし、新型コロナの影響で直接、教授が伊那にきて指導することが難しいため、様子を撮影して動画を送り、指導を受けることになり ました。
高遠北小学校が披露するのは「きつねにだまされた話」という音楽劇です。
長藤に残る民話をもとにしたオリジナル作品で、藤沢に伝わる片倉音頭や、三義の獅子舞など、地元の民俗芸能が登場します。
子どもたちは7月末から練習をはじめ、2学期から本格的に、練習に取り組んできたということです。
高遠北小学校の子どもたちが出演する第35回伊澤修二記念音楽祭は、30日に伊那文化会館大ホールで行われます。
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これがわたし -LGBTQ-
長野県出身のシンガーソングライター伊藤ひよりさん。
体は男性として生まれましたが心は女性のLGBTQです。
LGBTQのLはレズビアン、女性同性愛者。Gはゲイ、男性同性愛者。Bはバイセクシュアル、両性愛者。
Tはトランスジェンダー、心と体の性が一致していない人。Qはクエスチョニング、自分の性が分からない人を表しています。
伊藤さんは「性同一性障害というのが学生のときからよく聞かれるようになり自分もそうなのかな、でも受け入れたくない。自分は女だっていうふうに言い聞かせていた部分があり目をそらせていた。」と言います。
伊藤さんが高校生にこれまでの体験や思いについて語る講演会が開かれることになりました。
講演で伊藤さんは「音楽活動をする前は保育士として働いていた。新学期を迎えたとき私のクラスの保護者が『あの先生は男なのに女みたいでおかしいから保育園を変えたい』を泣いて訴えてきた。
こんなふうに性別が違って生まれてきてしまったから自分は役に立つことができない。子どもたちの保育をすることもできない。誰にも受け入れてもらえないというふうに自分を責めました。」と話していました。
それでもまわりの先生のおかげで子どもたちと向き合うことができたと感謝していました。
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サイクルツーリズムガイドの養成講座
伊那市の一般社団法人長野伊那谷観光局は自転車に乗り観光地を案内するサイクルツーリズムガイドの養成講座を9月27日に開きました。
9月27日の養成講座は伊那市高遠町の高遠城址公園内で開かれ、上伊那全域からおよそ20人が参加しました。
講師を務めたのは辰野町のまちづくりサイクルアドバイザーでガイドの小口良平さんです。
小口さんは8年半かけて世界157か国を自転車で旅をしたということです。
体験ガイドサイクリングでは参加者たちが基本的な自転車の扱い方を学んだほか、高遠町の香福寺などの観光地を巡るルートを走行しました。
この養成講座は、上伊那地域で活躍するガイドを養成するため、必要な知識やスキルを身につけてもらおうと長野伊那谷観光局が初めて開きました。
養成講座はあと2回開催されるということです。
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看護師への第一歩 准看護学院で戴帽式
伊那市の上伊那医師会附属准看護学院で13日、半年間の学習の節目としてナースキャップが与えられる戴帽式が行われました。
この日は、今年4月に入学した1年生18人が戴帽式を迎えました。
戴帽式は、半年間基礎的な知識を身につけた学生たちを准看護学生として認める儀式で毎年この時期に行われています。
式では、学生たちがナースキャップをかぶせてもらったあと、ナイチンゲール像から火をもらい、ろうそくを灯していました。
そのあと看護の精神をうたった「ナイチンゲール誓詞」を朗読しました。
学生代表の、伊那市の小林佐友里さんは、「人に寄り添い思いやりの心を忘れずに、学びと努力を重ねていきたいです」と抱負を述べました。
学生たちはこれから本格的に看護の勉強をして、来年2月からは上伊那の病院や福祉施設などで実習を行うということです。
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第96回伊那美術展
伊那美術協会が主催する第96回伊那美術展で、伊那市高遠町の陶芸家、浦野真吾さんの作品が最高賞を受賞しました。
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通学路や道路整備 春富中で講演
伊那市が進める安全で快適な道路整備の在り方について検証する「道路空間整備システム構築プロジェクト」に関する講演会が伊那市の春富中学校で開かれました。
11日はプロジェクトのアドバイザーで「暮らしと移動」についてのジャーナリスト楠田悦子さんが講演しました。
11日は春富中の全校生徒およそ370人が楠田さんの話を聞きました。
講演会では、自転車を使った街づくりを進めているヨーロッパの都市を紹介しました。
楠田さんは「日本では車の運転ができる人を中心に町ができていて、運転ができない人のための暮らしや移動の仕組みが作れていないと感じた。安全な通学路や高齢者が出かけやすい街づくりを作っていきたい」と話していました。
伊那市は昨年度から、東京都の道路舗装会社と連携し、自動車以外の目線も含め安全で快適な道路整備の構築を目指す「道路空間整備システム構築プロジェクト」に取り組んでいます。
プロジェクトでは、生徒の6割が自転車通学をしている春富中学校の通学路を対象に、道路状況の調査を行っています。
今月末には、通学路の危険か所を生徒と一緒に点検する計画です。
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伊那谷を辿る「徒然さんぽ」の原画展示
郷土誌「伊那路」で伊那谷の名所や神社仏閣を絵と文章で辿る「徒然さんぽ」を連載している吉田勝美さんの展示会が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、吉田さんが描いた「徒然さんぽ」の原画や記事27点と油絵7点が展示されています。
吉田さんは、駒ヶ根市在住の66歳で、元小学校の教諭です。
地域の名所の歴史や自然を絵と文で辿る「徒然さんぽ」の連載は、2019年8月から始まり、現在も続いています。
吉田さんは、毎回その場所に出向き、資料や感じたことを元に絵や文章をかいているということです。
これまでに、辰野町から中川村までの27か所を描きました。
「伊那谷・徒然さんぽ展」は18日(月)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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ロボコン南信大会 東部中が優勝
手づくりロボットで技術力を競う中学生ロボットコンテストの南信大会が10日に伊那市内で開かれ、東部中学校のチーム同士の決勝となりました。
南信大会には、伊那市の伊那中学校と東部中学校、南箕輪村の南箕輪中学校など南信地域の6つの中学校から28チームが出場しました。
ルールは毎年変わり、今年はマイクロプラスチックによる海洋汚染に問題意識を持ってもらおうと企画されました。
ロボットを操作してマイクロプラスチックに見立てたボールを、再生工場をイメージしたペットボトルに入れていきます。
枠の色と同じボールを入れると1つにつき1点加算され、色の違うボールを入れると減点となります。
また、フィールド上には再生工場を起動させるスイッチに見立てたアイテムが2つあり、プログラミングにより自立走行させたマシンを使って反応させると、1つにつき5点が加算されます。
これを2分間行い得点の多いチームが勝ちです。
6月にルールが決まり各チーム準備を進めてきましたが、新型コロナの流行によりおよそ2週間部活動ができなくなりました。
その影響もあり、参加は去年より7チーム減り、マシンの完成が間に合わず当日棄権するチームもありました。
予選リーグの後、決勝トーナメントが行われました。
決勝戦は、東部中学校のチーム「Freedom」と同じく東部中学校のチーム「π満図」の顔合わせとなりました。
長いアームを活かし得点が5倍の中央の黄色いペットボトルを狙った「Freedom」に対し、「π満図」は1度に多くのボールを入れる作戦をとりました。 -
伊那市が震度7想定災害対策本部訓練
伊那市は震度7の地震発生から2日後と3日後を想定した災害対策本部訓練を11日に伊那市役所で行いました。
訓練は、糸魚川-静岡構造線断層帯で最大震度7の地震が発生したとの想定で行われました。
発災から47時間後を想定した災害対策本部会議では、各部が現状報告をしました。
報告では災害廃棄物と一般廃棄物の区別についてや水道や電気などライフラインの復旧について報告が行われました。
本部長の白鳥孝市長からは安否の確認、人命救助に最善を図ることを指示しました。
訓練では伊那市長谷から、職員で構成される災害バイク隊がドローンで撮影を行い、その映像が本部に中継されました。
発災発生から3日後を想定した会議では1ヶ月先までを見据えた対策として、罹災証明書の発行や小中学校の再開時期の検討について報告が行われました。
伊那市ではこれまで、発災直後を想定した訓練を行っていましたが、被災者の生活再建をスムーズに進めるため、発災2日後から1ヶ月後を見据えた応急段階の訓練を今回初めて行いました。
訓練を通して、白鳥市長は「報告の優先順位をつけることや支援物資の受け入れ体制の確認、小中学校の給食施設の活用など検討していきたい」と話していました。
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県内で新たに3人新型コロナ感染確認
長野県内で10日、新たに3人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
上伊那の感染確認は4日連続でありませんでした。
県と長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、上田市で1人、長野市で2人の合わせて3人です。
松本市の感染確認はありませんでした。
10日午後4時現在、県内で感染が確認されたのは8,804人で、入院は38人、死亡は96人です。