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福祉避難所の設営 ゲームで訓練
伊那市と災害時に要支援者の受け入れに関する協定を結んでいる団体や市職員は、6日、福祉避難所の開設・運営についてゲームを使って学びました。
この日は、伊那市役所で研修会が開かれ25の施設や団体から70人が参加しました。
講師は兵庫県立大学大学院の阪本真由美准教授が務めました。
参加者は、5~6人で1チームをつくり、福祉避難所の開設・運営に当たるという想定です。障害者や外国籍の人など様々な人が避難してきます。また、トイレが使えないなどのトラブルが発生しその都度対応を迫られます。
参加者は部屋割りや、行政への応援要請など対応を考えていました。
参加したのは、伊那市と災害時における要支援者の受け入れに関する協定を結んでいる団体や施設、社協、市の職員などです。
伊那市では、平成18年7月豪雨の際に、避難所を運営しましたが、寝たきりの人が避難してきてもケアが受けられなかったり、腎臓病の人が食べられる食事がなく帰宅したなどの状況がありました。
災害に備えて、どのような準備や対応をすればよいか学ぶ機会にしようと今回初めて福祉避難所の設営・運営のための研修会を開きました。
伊那市によると、福祉避難所の設営の研修は全国でもまだ取り組んでいる自治体はあまりないということです。
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第4回ぽかぽかアート展
上伊那・飯田地域の11の障がい者施設の利用者が制作した手芸や絵画などの作品が並ぶ「第4回ぽかぽかアート展」が、伊那市の伊那文化会館で6日から始まりました。
会場には、手芸や絵画、書道などの作品およそ200点が並んでいます。
伊那市からは、ゆめわーくと伊那ゆいま~るの利用者の作品が並んでいます。
展示会は、個性豊かに自由に表現した作品を多くの人に見てもらおうと開かれたもので、今年で4回目です。
会場では他に、9月に開かれた第21回長野県障がい者文化芸術祭で最優秀賞と優秀賞に選ばれた作品も展示されています。
箕輪町の清水末子さんは、書道部門で最優秀賞に選ばれました。
淡々とした素朴な線で表現されていて、気品を漂わせていると評価されました。
第4回ぽかぽアート展は、9日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。
8日・9日は、利用者が作った布製品や絵葉書などの販売が行われます。 -
下小沢あかりの会が懇親会
伊那市下小沢の高齢者で作る下小沢あかりの会は、すいとんを作って楽しむ会を、6日、小沢地域交流センターで開き親睦を深めました。
センターの調理室では、大きな鍋ですいとんを作っていました。
他にも参加者が協力しながら巻きずしを作っていました。
下小沢あかりの会では、毎年、春とこの季節に、料理を作って味わう親睦会を開いています。
料理は、その年によって変わり、今年はすいとんを作ることにしました。
手際よく料理が完成し、参加者が味わっていました。
下小沢あかりの会では、この親睦会のほか、地区の伝統行事や、花壇の整備・年1回の旅行などで交流を深めているということです。
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八十二高遠支店に感謝状
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、伊那市高遠町の八十二銀行高遠支店に5日、伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の駒村公孝署長が八十二銀行高遠支店を訪れ、日戸淳支店長に感謝状を手渡しました。
11月15日、伊那市に住む70代の女性が高遠支店を訪れ、「100万円を振り込みたい」と窓口に申し出ました。
対応した職員の平澤綾さんが話を聞いたところ、女性は「息子が不倫をして示談金を支払うことになったので振り込まなければいけない」と、すぐにでもお金を振り込みたい様子だったということです。
平澤さんは、金額が大きいことや女性の様子から特殊詐欺を疑い、課長の上島敏実さんと女性を説得しました。
上島課長は直接犯人と電話をし、怪しい点がいくつかあると女性に話しましたが、女性は詐欺だと気づかなかったということです。
その後、駆け付けた警察官が説得を続けたところ、女性は詐欺に気づいたということです。
伊那署では「少しでも怪しいと思ったら詐欺を疑い、家族や知人にまず相談してほしい」と話していました。
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買い物弱者支援ネットワーク会議
高齢者などの買い物弱者を支援する地域づくりを考えるネットワーク会議が、4日伊那市防災コミュニティセンターで開かれました。
始めに、東京都で活動するNPO法人全国移動ネットワークサービス・河崎 民子さんが講演しました。
河崎さんは、全国各地の移送サービスや買い物支援の事例を紹介しました。
山口県の防府市では、月2回、介護予防教室をスーパーで行っていて、閉じこもりがちな高齢者を教室や買い物に誘い出す役割を担っていることを紹介していました。
講演の後には、新産業技術を使った宅配事業などテーマに分かれて分科会も開かれました。
会議には、様々な立場から買い物弱者支援について考える人たち90人ほどが参加しました。
主催した伊那市社会福祉協議会では、平成27年度から、高齢者に聞き取りを行っていて、これまでの調査から不便なのは買い物だけではない可能性があるとして、今回は交通の問題をテーマにしました。
伊那市社協では、それぞれの地域の実情に合った支援ができるよう地域づくりを進めていきたいとしています。
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宮脇さん90歳記念個展 開催
伊那市下新田の宮脇智明さんの90歳の卒寿を記念した個展が南箕輪村南原のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
昭和3年生まれの宮脇さんは今月12日に誕生日を迎え満90歳となります。
個展はこれを記念して開かれていて、これまで制作してきた木彫や絵画、絵手紙など70点あまりが展示されています。
60代の時に医者の勧めで木彫を始め、その後、絵画や絵手紙へと趣味を広げていきました。
日課は、朝5時に起床し朝食までの間、木を彫ったり、絵を描いたりしていると言う事です。
宮脇さんの卒寿記念展は28日まで南箕輪村南原のなごみの樹で開かれています。
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せんべいで詐欺被害防止へ
特殊詐欺被害防止に一役かおうと、伊那市に本店があるアルプス中央信用金庫は、14日の年金支給日に被害防止を呼び掛けるせんべいを配布します。
年金受給者を対象に窓口で配布するその名も「振り込みませんべい」です。
特殊詐欺被害防止に関心をもってもらおうと、被害防止のメッセージがせんべいに印刷されていて1800個を作りました。
アルプス中央信用金庫では、年金支給日にこれまで、菓子や粗品をプレゼントしていましたが、今回は、伊那警察署とタイアップして初めて配布します
アルプス中央信用金庫では、これまでも特殊詐欺被害を防止するための取り組みを行っています。
すべての支店のATMの画面に、振り込め詐欺防止を呼び掛けるメッセージが出るようになっています。
また、携帯電話の通話や操作をしたりしてATMを使用すると
店内で警告音が鳴るシステムも導入しています。
今年は、南箕輪支店と赤穂東支店で、詐欺被害を未然に防いだとして警察から感謝状が贈られています。
振り込みませんべいは、14日と17日の2日間すべての支店の窓口で配布されることになっています。
伊那警察署管内では今年1月から昨日までに5件1525万円の特殊詐欺被害が発生しています。
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みはらしいちご 収穫始まる
伊那市西箕輪のみはらしいちご園では、地元の直売所や洋菓子店に出荷するいちごの収穫作業が始まりました。
収穫作業は1日から始まりました。
みはらしいちご園を運営する羽広いちご生産組合の井踏岩夫組合長のハウスでは、まだ数は少ないものの、赤くて大きいいちごが実っています。
この時期はクリスマス用のケーキなどで需要が多くなります。
今年は秋頃暖かい日が多かったため、例年より少し早く実が大きくなったということです。
みはらしいちご園ではいちご狩りをすることができ、今シーズンは来年1月2日からの営業を予定しています。
観光客や地元住民にも人気で、去年は1月から5か月間の営業で、およそ7万人が訪れたということです。
すでに開園初日の予約が入り始めていて、それまでに間に合うようハウス内では準備が進められています。
井踏組合長は「実際にみはらしいちご園に来てもらって、生のいちごの美味しさを感じてもらいたい」と話していました。
みはらしいちご園のいちご狩りは来年1月2日にスタートで、毎年12月中旬頃には年始の予約がいっぱいになってしまうということです。
また、みはらしファームでは元旦に20周年企画も予定しているということです。 -
伸和コントロールズ 無事帰還に感謝
先月11日に国際宇宙ステーションの宇宙実験サンプルを乗せたカプセルが地球に帰還しました。
カプセルに部品が使われた伸和コントロールズ株式会社は、無事の帰還に感謝し、3日に伊那市高遠町の弘妙寺にお礼参りをしました。
この日は幸島宏邦社長らおよそ10人がお礼参りで弘妙寺を訪れました。
伸和コントロールズの部品が使用されたカプセルの乗った国際宇宙ステーションの物資補給機「こうのとり」7号が9月に打ち上げられました。
ステーションの宇宙実験サンプルを格納したカプセルは、先月11日に太平洋の南鳥島近海に着水しました。
着水する際、機体の姿勢を制御するための窒素ガスを噴射するものとパラシュートを開く前のエアバック作動のバルブが伸和コントロールズのものです。
開発責任者の松田幸士さんは「大気圏に突入して、ようやくうちのバルブが起動して、ミッションが成功してとてもうれしい気持ちでした」と話していました。
打ち上げ前に、無事に帰ってくることを、弘妙寺に祈願していたことから、今回お礼参りをしました。
幸島宏邦社長は「ホッとしたというのが一番。うちの部品は目に見える場所にはなく黒子としてだったが、役に立つことができてうれしい」と話していました。
伸和コントロールズでは、今後も航空宇宙事業に取り組んでいきたいとしています。 -
功労表彰の2人が受賞報告
伊那市山寺の小牧文敏さんと阿部凱人さんは、社会体育の分野で功労があったとして、長野県教育関係功労者表彰を、このほど受賞しました。
4日は2人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
伊那市山寺の小牧文敏さん(80)は、伊那北高校で甲子園に2度出場した経験を活かし、KOAソフトボール部の監督を経て県のソフトボール協会理事長や副会長を歴任し、現在は顧問を務めています。
ソフトボールの普及や発展に功績があったとして表彰されました。
小牧さんは「本当にうれしく思います。みなさんのおかげで受賞することができました」と話していました。
伊那市山寺の阿部凱人さん(77)は、伊那北高校卓球部で松商学園を破り県大会で優勝するなどの経験を活かし、県卓球連盟の副理事長や上伊那卓球連盟の理事長などを歴任し、現在は会長を務めています。
卓球を通じて社会体育の振興に寄与したとして表彰されました。
阿部さんは「周りのみんなの支えがなければここまで続けてこられなかった。本当に感謝しています」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では他に、伊那市富県の北澤喜宏さんが学校教育功労を、伊那市境の前沢慈名さんが学校保健功労を受賞しています。 -
初心者歓迎 女子児童ソフト教室
初心者でも気軽にソフトボールを体験してもらおうと、女子小学生対象の教室が2日から伊那市の伊那公園屋内運動場で始まりました。
市内の女子小学生でつくる、アルプスい~なちゃんソフトボールクラブのメンバーと、初心者9人が参加し2月までの冬の期間ソフトボールの基礎練習を行います。
初回のこの日は、キャッチボールを中心に行い、初めての子ども達は、ボールの投げ方を教わりました。
練習では「投げる方向に足を向けるようにしましょう」と説明を受けていました。
あるスタッフは「9年後に伊那市で開かれる国体のソフトボール競技に向けて、少しでも選手が増えればうれしい」と話していました。
教室は年末年始を除く来年2月までの日曜日に開かれ、当日参加もできるということです。
【詳しくは】伊那市教育委員会スポーツ振興課78-4111 -
中国人留学生と餃子づくり
南箕輪村の信州大学農学部に留学している中国からの留学生と餃子を作って交流するパーティーが4日、伊那市の西箕輪公民館で開かれました。
この日は、中国からの留学生、金根さんと謝騁昊さんの2人を迎えて15人が餃子作りをしました。
主催した伊那日中友好協会は、日本と中国になじみ深い料理「餃子」を通して両国の交流を深めようと、伊那餃子会の協力のもと去年から行っています。
地元産の野菜を使った具を、皮で包んで焼いたり茹でたりしました。
作りながら、お互いの食文化の違いなどを話していました。
伊那日中友好協会では「文化の違いや共通点を、食を通して知ることができた。これからも交流の輪を広げていきたい」と話していました。 -
上伊那が舞台の映画 来年9月上映へ
伊那市出身のタレント成美さんらでつくる信州フィルムパートナーズは、上伊那8市町村を舞台にしたふるさとシネマの上映を、来年9月に行います。
3日は、映画についての記者会見が開かれ、成美さんの他監督・脚本を手掛ける岡本英郎さんが概要を説明しました。
映画のタイトルは「霊犬戦士ハヤタロー」で、駒ヶ根市の光前寺をはじめ高遠城址公園やもみじ湖、大芝高原など上伊那8市町村で撮影を行います。
主人公は、JA上伊那の伝説保存課に勤めることになった女性です。その女性の周りで、700年前に霊犬早太郎が封印した妖怪が甦るというものです。
岡本さんは、ゴジラやモスラ、ウルトラマンなどのデザイナーとして活躍していて、特撮ものを得意としています。
キャストは現在調整中で、エキストラについては今月中に一般オーディションを行います。
成美さんら信州フィルムパートナーズは、地元の企業などから資金調達などを行っていて協力を呼び掛けています。
その他、地元で活躍する歌手の湯澤かよこさんとふかせひとひろさんが手がけた歌を、地元の子ども達でつくる「早太郎合唱団」が歌います。
撮影は一部始まっていますが、来年4月から本格的に行います。
上映は9月を予定していて、全国各地で上映するという事です。 -
天神山古墳からの出土品を市に寄贈
119年前に発見された伊那市美篶笠原の天神山古墳の出土品が、創造館に3日に寄贈されました。
3日は、長年出土品を管理してきた吉祥寺の前住職坂田徹恩さんと櫻井準笠原区長が創造館を訪れ、出土品を寄贈しました。
寄贈されたのは、119年前の明治32年に見つかったものです。
金環と呼ばれる金箔が施されていた耳飾りや勾玉、鉄の刀、古墳時代から平安時代まで生産されていた須恵器と呼ばれる土器など、分かっているだけで24点です。
天神山古墳があるのは、笠原の信号機から南東に400メートル進んだ場所です。
明治32年に、笠原村の住民が巨大な1枚岩を石垣にしようとこの場所を掘ったところ、それが石棺の蓋だったため、中にある人骨や出土品を発見することとなりました。
昭和27年には、当時の美篶村が村史の作成のため再発掘し、新たに勾玉などがでてきました。
これまで、古墳の近くにある吉祥寺が誰でも見学できるようにガラスケースに入れて管理していましたが、より多くの人に見てもらおうと所有者である区と相談し、寄贈されることになりました。
創造館の濵慎一学芸員は、98年前に撮影された写真と見比べ「出土品が当時と同じ状態で残っているのは大変珍しい。土器の形から6世紀後半から7世紀始めのものの可能性が高い」と話していました。
創造館では、来年2月にこれらの出土品を展示した特別展を開く予定です。
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迫力の響き「ニッポンドド御祭」
国内外の太鼓グループが一堂に集まり、3年ごとに1度開催される祭り「ニッポンドド御祭」が2日、伊那市の伊那文化会館で行われました。
県内を中心に、東京や神奈川、茨城など1都10県と、海外ではニュージーランドから、およそ400人の太鼓の打ち手が伊那市に集まりました。
60近くの太鼓グループが参加するこの祭りは、団体の垣根を越えて、合同で演奏を披露するのも魅力のひとつです。
関東合同の発表では、およそ100人がステージにあがり、「ドッコイ、ドッコイ」という掛け声に合わせて太鼓を打ち鳴らしていました。
会場にはおよそ1,400人が集まり、迫力ある演奏に聞き入っていました。 -
伊那マジッククラブ 恒例のショー
南信地域の奇術愛好家でつくる伊那マジッククラブのマジックショーが、25日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
マジックショーは、会員の1年間の練習の成果を披露する場として毎年この時期に開かれていて、今年で45回を数えます。
25日は、会員14人それぞれが得意としている手品を披露しました。
筒から傘や杖を次々と出すものや水と砂を使ったものなど様々です。
このうち山口まゆみさんの「異次元の世界へようこそ」では、箱に入った女性と外にいた女性が一瞬にして入れ替わり、会場からは驚きの声があがっていました。
伊那マジッククラブでは、月に2回練習をしていて、「大きなステージで披露できることを励みに、会員一丸となって続けていきたい」と話していました。 -
ザザムシ漁が解禁
伊那市の天竜川では、伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が1日、解禁となりました。
伊那市の殿島橋下流でザザムシ漁をしているのは伊那市中央の中村昭彦さんです。
35年近くザザムシ漁を行っていて、その昔親せきの漁を手伝ったのがきっかけで始めたということです。
解禁日の初日の1日は、午前10時頃からザザムシがいる浅瀬で漁をしていました。
くわで石を掘り返し足を使って石の裏側についているザザムシを四手網と呼ばれる網に流し入れます。
10分ほどするとザザムシと呼ばれるトビケラやヘビトンボの幼虫が捕れていました。
冬場のタンパク源として食べられてきた伝統食で、醤油と砂糖、みりんで煮込み佃煮にして食べます。
これから水温が下がってくると脂がのってさらに美味しくなるということです。
中村さんは、捕ったザザムシを佃煮にして家族や友人などと味わうということです。
漁には虫踏み許可証が必要となります。
ザザムシ漁は来年2月末まで上伊那の天竜川で行われます。
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高遠町歴史博物館に有賀新館長
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館の新しい館長に、伊那市出身で名古屋市立大学で学部長などを務めた有賀克明さんが就任しました。
1日は市役所で辞令交付式が行われ、笠原千俊教育長から有賀さんに人事通知書が手渡されました。
有賀さんは伊那市手良出身で、現在は南箕輪村在住の70歳です。
名古屋市立大学人文社会学部で教授や学部長などを務めました。
笠原教育長は「さらに人々に親しまれる博物館となるよう期待しています」と訓示しました。
有賀さんの任期は来年11月30日までの1年間です。
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伊那ポリス安全・安心フェスタ
伊那警察署は、1日から始まる年末の交通安全運動や特別警戒に合わせた啓発イベントを、南箕輪村民センターで1日行いました。
伊那ポリス安全・安心フェスタは、楽しみながら交通安全や犯罪防止を住民に呼びかけようと伊那署が初めて行ったものです。
フェスタでは、伊那警察署のイメージキャラクターがお披露目されました。
管内4市町村出身の伊那署の職員5人組という設定で、チーム名は「伊那安全安心守り隊」通称「I♥MAT」です。
伊那市出身の三峰桜、箕輪町出身の剣紅葉、辰野町出身の蛍原未明、南箕輪村出身の笠松姉妹の5人となっています。
今後は、パネルを伊那署の玄関や街頭啓発の際に掲示するほか、防犯グッズやチラシなどにイラストが使われるということです。
また1日は、伊那市出身の歌手湯澤かよこさんが特別伊那警察署長に、キャラクターをデザインした漫画家の雨宮理真さんが特別警察署員に任命されました。
伊那署の署員の詞に湯澤さんが曲をつけた伊那警察署のイメージソング「勇気の花束」を初披露しました。
演奏は、署員でつくるバンド「伊那署ローメンズ」です。
駒村公孝署長は「これからも安心安全なまちづくりへのご協力をお願いします」と訪れた人たちに呼びかけていました。
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伊那まちまるごと子どもカフェ
子どもの居場所づくりに取り組んでいる上伊那地域子ども応援プラットフォームは、伊那まち丸ごと子どもカフェを1日、伊那市の中心商店街で行いました。
メインの会場となったシマダヤでは、子ども食堂が開かれ、昼時には親子連れでにぎわっていました。
メニューはカレーとサラダで、食材は地元の企業やフードバンク、福祉団体などから寄せられたものです。
およそ300人分を提供しました。
伊那まち丸ごと子どもカフェは、上伊那地域に子どもの居場所づくりを進めていく気運を高めようと伊那地域子ども応援プラットフォームがはじめて開いたものです。
イベントでは子ども食堂の他、段ボールで町を作って遊べるブースや街歩きなども行われました。
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クマから身を守る方法学ぶ
クマから自分の身を守る方法などを学ぶ学習会が28日、伊那市の伊那西小学校で開かれました。
学習会ではクマのヌイグルミが登場しました。
児童たちはクマに襲われたときどのように身を守ればよいかを学びました。
学習会は学校近くに熊が出没することがある伊那西小学校が児童にその対応を身につけてもらおうと開かれたものです。
また同じく学校近くで昨年度、目撃情報があった高遠北小学校の児童もICT機器を使って学習会に参加しました。
講師を務めたのは信州大学農学部の瀧井暁子助教とゼミの学生です。
学習会ではクマのフンが用意され講師を務めた学生は「観察すると何を食べているかが分かります。」と話していました。
またクマの毛皮のほか頭の骨が並べられ児童たちが興味深げに触れていました。
瀧井助教は「クマに出会ってしまったときは、物を投げたり、大声で叫んだりせず、ゆっくり離れてください。」とアドバイスしていました。
また襲われてしまったときは「うつぶせになり首やお腹を守ってください。」と話していました。
伊那西小学校では2年に1度クマに関する学習会を開き児童の
安全意識を高めています。
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伊那市民吹奏楽団 第40回定演
伊那市民吹奏楽団の第40回定期演奏会が24日伊那文化会館で開かれました。
今年は40回記念として世界的に活躍するプロの演奏家との共演が行われました。
約60人の団員と共にドラム奏者の岩瀬立飛さんと、ハワイ生まれのトラペット奏者エリック・ミヤシロさんが演奏しました。
伊那市民吹奏楽団は昭和51年に発足しました。
初めての定期演奏会を昭和53年に開き、今年で40回目となります。
伊那市を中心に上伊那の10代から50代までの約60人が所属し、週2回練習を行っています。
伊那市民吹奏楽団は「いい音楽をしよう」をモットーに活動していて、「日々練習を重ね調和のとれた響きを大切にしていきたい」と話していました。
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南福地ふれあいの集い
伊那市富県の南福地の住民は昔ながらの地域の味を子ども達に伝えていこうと「ふれあいの集い」を開き五平餅とそばを作って交流しました。
五平餅は味噌とゴマの2種類のタレを作り炭火で焼きました。
そばは地域の高齢者が講師となり子ども達が一緒に作りました。
南福地地域社会福祉協議会は、昔ながらのふるさとの味を子ども達に伝えていこうと毎年この時期にふれあいの集いと題した交流会を開いています。
米やそば粉は地元で採れたものを使っています。
区民50人ほどが公民会に集まり、出来立ての料理を味わいました。
南福地社協では「高齢者の生きがいにもなり、孫の世代にとっては地域の事を知る機会にもなっている。世代を超えた交流を大切にしていきたい」と話していました。
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美篶小 昔の道具を体験
伊那市の美篶小学校の子供たちは、昔の人々の暮らしや仕事を、30日体験しました。
外では熱した鉄をハンマーで打つ鍛冶やトウモロコシの実を手動の機械で取り分け、家畜の餌を作る体験などが行われました。
美篶小学校では毎年開校記念日の12月1日に美篶小資料館にある道具を体験学習に役立てようと資料館運営委員会がこの体験教室を行っています。
今年は、12月1日が土曜日の為、30日に行われました。
体育館では縄ないや竹細工の体験も行われました。
縄ないではお年寄りから「力を入れこすり合わせるようにすると縄がなえます」等とアドバイスを受けていました。
美篶小資料館運営委員会では、「体験を通して地域の歴史を知る事で郷土愛に繋がればうれしい」と話していました。
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伊那市のスポーツ施設を視察
東ティモールオリンピック委員会の会長らが28日事前合宿の候補地としている伊那市のスポーツ施設を視察しました。
この日はオリンピック委員会のフランシス・カルブアディ・ライ会長らが伊那市を訪れ元東ティモール特命全権大使の北原巌男さんの案内でますみヶ丘のクロスカントリーコースなどを視察しました。
北原さんは「自然豊かで選手がトレーニングをする場所として
最適です。」と説明していました。
ライ会長は「私がここに住んでいれば毎朝走りたくなるすばらしいコースだ」と話していました。
この日はほかに市民体育館や陸上競技場なども視察しました。
東ティモールは伊那市を2020年東京オリンピック・パラリンピックの合宿候補地としていて市では選ばれることを期待しているとしています。
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油流出想定 ダムで訓練
伊那谷・木曽谷の12の発電所と高遠ダムを管理する県企業局南信発電管理事務所は29日、高遠ダムで防災訓練を行いました。
訓練では、大規模な地震によってダム周辺の施設から油が流れ出たとの想定で行われました。
職員は、下流に油が流出しないよう布の中に吸着率の高い活性炭が入ったオイルフェンスを張りました。
訓練は、地震や災害の発生で水質事故が起きた時に迅速に対応できるよう毎年行われています。
南信発電管理事務所や上伊那地域振興局の職員などおよそ30人が参加しました。
南信発電管理事務所では「万が一の時には住民に被害が出ないよう対応したい」としています。 -
伊那異業種交流研究会 シンポジウム
伊那商工会議所の異業種交流研究会が主催する伊那に進出してきた企業などから将来展望を聞くシンポジウムが、28日 伊那商工会館で開かれました。
Nシンポジウムでは、伊那市の林 俊宏副市長や、伊那商工会議所の川上健夫会頭のほか、他地域から伊那に進出してきた企業や、地元で活躍する事業所など7社が、パネルディスカッションを行いました。
伊那市に来てからのメリット・デメリットについて、でん粉麺製造のマロニーは、「物流は良いが、人が動くための交通面は利便性が悪い。」
長持ちするパンを製造しているパネックスは、「外国人労働者を雇用しているが、今後さらに増えることが予想されるため生活しやすい場所を提供する必要がある」などと話していました。
林副市長は、県外に進学し伊那に戻ってくる学生は2~3割だという数字を紹介し、「地元企業を知ってもらい卒業後帰ってきてもらえる取り組みをさらに進めたい」と話していました。
パリコレクションなどで、メイキャップアーティストとして活躍する南箕輪村の美容業・シュールの網野 裕美さんは、「東京では埋もれてしまったかもしれない夢が、地域だからこそ挑戦し続けることができた」と話していました。
このシンポジウムは、伊那異業種交流研究会が、初めて開いたもので一般に公開されました。
シンポジウムは、12月22日からご覧のチャンネルで放送する予定です。
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在職20年で表彰
伊那市区選出の向山公人県議会議員と上伊那郡区選出の小林伸陽県議会議員ら5人は、県議会から在職20年の表彰を29日に受けました。
29日開会した11月県会の本会議中に表彰されました。
自民党の向山県議は、当選回数5回の76歳。
共産党の小林県議は、当選回数5回の75歳です。
代表して向山県議が謝辞を述べました。
表彰は、県議会議員表彰規定に基づくもので、在職20年表彰は、5人が対象となりました。 -
高遠町歴史博物館館長に有賀さん
伊那市教育員会が公募していた高遠町歴史博物館の新しい館長に伊那市出身で南箕輪村在住の有賀克明さんが来月から就任します。
有賀さんは伊那市手良出身で昭和23年生まれの70歳です。
名古屋市立大学人文社会学部教授や人文社会学部長を務めました。
有賀さんは「市民が作る歴史博物館が必要だ。歴史が見え、その時代の自分がそこに見える場所にしていきたい」と話していました。
就任式は12月1日に行われることになっています。
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車いすなどを寄贈
信越郵便局長協会に所属する伊那市内13の郵便局でつくる上伊那東部会は、伊那市社会福祉協議会に車椅子などの介護用品を21日、寄贈しました。
21日は、会を代表して4つの郵便局長が訪れ伊那市社会福祉協議会の伊藤隆会長に目録を手渡しました。
寄贈したのは、車いす2台と歩行器2台、リハビリ用の道具1台です。
車椅子は乗り降りが楽に出来る最新式のものだということです。
高遠郵便局の高橋晴彦局長は、「有効に使っていただきたい」と話していました。
伊那市社会福祉協議会の伊藤会長は「高齢者福祉施設で活用させていただきたい」と感謝していました。