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協力隊「アクティビティガール」に松元さん
伊那市は、女性をターゲットに、自然を活用した観光に力を入れていこうと、新たに1人の地域おこし協力隊を任命しました。
新たに地域おこし協力隊に任命されたのは、鹿児島県出身の松元麻希さん34歳です。
9月2日に伊那市役所で委嘱式が行われ、白鳥孝市長から委嘱書が手渡されました。
松元さんは山岳雑誌の出版社に勤めていた経験があり、南アルプスなどにもよく来ていたということです。
伊那市では、女性目線での山岳観光やアウトドアを通じた地域の魅力発信する「アクティビティガール」として松元さんを協力隊に任命しました。
松元さんは「自然好きな人にはたまらない自然があるのが伊那市。女性目線で発信していきたいです」と話していました。
白鳥市長は「得意とするアウトドアを、女性の視点から盛り上げていってもらいたい」と話していました。
松元さんの任期は、9月1日から1年更新で、最長で2022年9月1日までの3年間となっています。 -
町の縁側まちあるき
伊那市社会福祉協議会は、地域の魅力の発見や人が集える場所の掘り起こしをしようと、「まちの縁側まちあるき」を5日伊那市の中心市街地で行いました。
まち歩きには、長野県シニア大学の学生やOB、一般のほか、伊那中学校の1年生など約60人が参加し、4つのグループに分かれ行いました。
伊那合同庁舎を出発し、地域の人から町の歴史について話を聞いたり、縁側に認定されている場所を見学しました。
このうち荒井にある理容カラキの唐木寛武さんは、「昔は客が順番待ちの間に将棋を指したりして交流の場になっていた」と当時の様子を話していました。
まち歩きは、人と人が緩やかにつながる居場所づくりの取り組み「まちの縁側」の視点で町を歩くことで、地域の可能性を掘り起こしていこうと、伊那市社会福祉協議会が初めて行いました。
伊那合同庁舎に戻ると、歩いて気づいた街の良かったところや問題点、人が集うためのアイデアなどを書き出しました。
それぞれのアイデアや感想をグループごとに発表していました。
まちの縁側は、縁側のような場所を地域に広げる取り組みで、平成27年度から始まり現在市内50か所が認定されています。
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上の原で事故 意識不明の重体
4日午後9時30分頃、伊那市上の原の市道で乗用車が歩行者をはねる事故がありました。
はねられた伊那市の40代の男性は、意識不明の重体です。
伊那警察署の発表によりますと、意識不明の重体となっているのは、伊那市美篶のパート従業員 伊藤辰永さん43歳です。
4日午後9時30分頃、市道を南から北へ向かっていた伊那市の会社員貝瀬将哉さん21歳が運転する普通乗用車が、道路を横断していた伊藤さんをはねたものです。
この事故で、伊藤さんは頭を強く打ち意識不明の重体となっています。
事故現場には横断歩道や信号機はありませんでした。
伊那署では事故の原因について調べを進めています。
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市長 100歳長寿者訪問
伊那市の長寿者訪問が4日から始まりました。市内で今年100歳になる人は、男女合わせて28人です。
4日は、白鳥孝市長が東春近の下平繁さん宅を訪れ、祝い状や肖像画を贈りました。
下平さんは、大正8年5月28日生まれの100歳です。
現在は次女と2人で暮らしています。
下平さんは、旧制伊那中学校、現在の伊那北高校出身で、13期生です。
昭和16年12月から、現在の富岡製糸場に勤め、翌年は太平洋戦争で戦地に赴きました。
終戦後の昭和21年5月に伊那に帰ってきたということです。
その後、29歳から30年間高校教師として県内の高校で主に生物の教師を務め、昭和54年3月に飯田風越高校の校長を最後に、定年退職しました。
定年退職後は、市の教育委員となり、教育委員長を務めました。
現在は、ひ孫の成長を見るのが一番の楽しみと話していました。
白鳥市長は、「来年は東京オリンピックもあり、その7年後にはリニアが開業予定です。これからも長生きしてください」と話していました。
伊那市で今年度100歳になるのは男性3人、女性25人のあわせて28人で、男性の最高齢は104歳、女性は106歳となっています。
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はらぺこ保護者ら山散策イベントの下見
伊那市東春近の野外保育園山の遊び舎はらぺこの保護者は4日、来月開かれる山を散策するイベントの下見を行いました。
この日は、伊那市の自然観察指導員の大村洋一さんを招いて、はらぺこ近くの山を散策しながら、下見をしました。
山の散策は、来月5日に予定されている「子育てを考える集い」のプログラムの一つです。
親子で自然に触れる機会をつくろうと、企画しました。
指導員の大村さんは、山で見つけたトンボの生態や、食べると舌が痺れる毒をもつ木の実を説明していました。
山の散策は、秋の昆虫や植物を探すコースになっていて、当日は虫取り網で虫を捕まえたりして楽しめるということです。
「子育てを考える集い」は毎年はらぺこが開いていて、今年で12回目です。
今年は10月5日(土)に予定されています。
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飲み歩きイベント 抽選会
飲み歩きで地域活性化を図ろうと、先月行われた伊那商工会議所の「COME ON いな人のみ屋さん」の特典の抽選会が28日、伊那市の伊那商工会館で行われました。
伊那市の飲食店177店が参加しました。
各店舗でスタンプを押してもらい、3つ集めた人がディズニーランドのペアチケットか、1万円分の食事券の抽選に応募しました。
ペアチケットは10組分、食事券は70人分です。
抽選には市外や県外からの物も含め、425人から応募がありました。
イベントを企画した伊那商工会議所地域資源活用委員会の飯島松一委員長は「スタンプを集めるパンフレットは、5000部中4000部が売れ、目標部数を達成できた。
イベント参加の呼びかけと見やすいパンフレットの作成が、イベント成功につながったと思う」と話していました。
当選者には9月10日(火)までにチケットが発送されることになっています。 -
老松場古墳 南信最古か調査
伊那市東春近の老松場古墳群で第3次調査が始まっています。
これまでの調査で前方後円墳であることが分かっていて、関係者らはこれが南信地方最古のものである確証を得たいとしています。
調査は、伊那市教育委員会と関西大学文学部考古学研究室が3年計画で行っているもので、今年で3年目です。
老松場古墳群は、東春近小学校の北側にあり、7基の古墳が確認されています。
最も大きい1号墳は、これまで二つの円形がつながった双円墳であると考えられていました。
しかし、平成27年に古墳について調べていた当時の東春近小学校の6年生が「前方後円墳」ではないかという疑問を持ち、測量の結果その可能性が高まりました。
これを受け、教育委員会と関西大学が本格的な調査を始めました。
昨年度までに古墳の一部を掘り、でてきた「葺石」と呼ばれる古墳の周りを覆っていた石の積み方から、前方後円墳であることが分かっています。
今回の調査では、後円部の表面を扇形に削り、作られた時期の特定を進めています。
教育委員会の他に、関西大学の考古学研究室の学生ら12人が、8月上旬から伊那を訪れ調査にあたっています。
調査は9月いっぱい行われます。
7日土曜日には、現地説明会が開かれます。 -
地元産の「泡」楽しもう! 泡フェス
地元産の素材を使ったりんごの発泡酒シードルやクラフトビールを楽しむことができる「泡フェス」が、7日、8日の2日間、伊那市荒井のセントラルパークで開かれます。
3日は、伊那市荒井の飲食店・ビストロなかしょくで記者会見が開かれました。
イベントでは、伊那谷を中心に県内10社のシードル20銘柄と、4社のクラフトビール8銘柄が一堂に並びます。
また、地元産の食材を使ったガレットやパスタ、シードルやビールに合う和食など、伊那谷の飲食店9店の食事も味わうことができます。
渡邊竜朗代表は「全国でも有数の生産地となっている南信州のシードルと、新進気鋭のクラフトビールを楽しめるイベント。地元の資源を囲んで地元のみなさんと乾杯したい」と話していました。
イベントは、南信州の飲食店や酒造店、酒屋や農家でつくるアスタルシードルクラブが、これまで4回にわたり開催してきたシードルイベントをリニューアルしたものです。
イベントでは6枚綴りで1,500円のチケットが販売され、シードルとビールを飲むことができます。
泡フェスは、7日は午後5時から、8日は午前11時から伊那市荒井のセントラルパークで開かれます。 -
故・宮下源明さん 思い出作品展
去年5月に83歳で亡くなった伊那市西箕輪の宮下源明さんの思い出作品展が、みはらしの湯で開かれています。
会場には、生前宮下さんが描いた水墨画などおよそ30点が展示されています。
宮下さんは、平成8年に仕事中の事故により右足を切断し、以後義足生活を余儀なくされました。
リハビリの一環として絵を描くようになり、平成14年からは市内の水墨画教室に通いました。
平成17年からは毎年展示会を開いていて、これまでに9回開催してきました。
しかし体調を崩した宮下さんは、10回の節目を前に83歳で亡くなりました。
今回の展示会は、妻の花子さんら家族の他、水墨画教室で知り合った仲間が故人のために最後の作品展を開こうと企画しました。
会場には、初めて賞を受賞した作品や、晩年に好んで描いた墨彩画などが展示されています。
宮下源明さんの思い出作品展は、30日月曜日までみはらしの湯で開かれています。 -
豚コレラ 経口ワクチン緊急散布
長野県は、上伊那での野生イノシシの豚コレラの感染拡大を受け、3日、経口ワクチンの緊急散布を実施しました。
トウモロコシと米ぬかを混ぜた餌と一緒に山地にまきます。
緊急散布を行ったのは、伊那市西春近、西箕輪、横山と、宮田村の20か所で、合計400個の経口ワクチンを散布しました。
上伊那でのワクチン散布に7月29日に続き2回目で、県や伊那市、宮田村の職員や、猟友会の会員などが行いました。
伊那合同庁舎の正面入り口では、参加者がワクチン散布の注意事項の確認を行いました。
長野県によると、3日に、松本市で初めて豚コレラに感染した野生のイノシシが確認され、新たに6つの養豚場が監視対象となりました。
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東部中吹奏楽部 9月16日に定演
伊那市の東部中学校吹奏楽部は9月16日に開かれる定期演奏会に向けて追い込みに入っています。
東部中吹奏楽部は、3年生 28人、2年生26人、1年生24人の78人で活動しています。
演奏会では、みんなが知っている曲を聞いてもらおうと、「USA」や「嵐メドレー」などを演奏する予定で、きのうは振り付きで練習をしていました。
東部中吹奏楽部は夏に開かれた県大会では銀賞を受賞しました。
演奏会に向けて、夏休み中も練習してきたということです。
木下瑠菜部長は「3年生のソロや振り付けなど見所がたくさんあって、みなさんと楽しめる演奏会なので是非来てもらいたいです」と話していました。
東部中吹奏楽部の定期演奏会は、9月16日の午後1時から伊那市の伊那文化会館大ホールで開かれます。
入場は無料です。 -
大芦郵便局 五輪の記念品ならぶ
伊那市荒井の大芦郵便局では、2020年の東京オリンピックの寄付金付き切手などと一緒に、
1964年の東京オリンピックの記念品が並んでいます。
郵便局の一角には、1964年の東京オリンピック開催を記念して作られたバッジや切手など、およそ20点が並んでいます。
記念品の所有者は伊那市坂下の唐澤良二さんです。
日本郵便株式会社は「東京2020オフィシャルパートナー」で、普段から親しくしている唐澤さんの協力で、1964年の東京オリンピックの記念品も展示しています。
1964年当時、高校3年生だった唐澤さんは、砲丸投げに興味があり、テレビでよく陸上競技を観ていたと言います。
2020年の東京オリンピックの寄付金付き切手は1シート940円で販売しています。 -
カモシカシードル アジア最大審査会で最高賞
伊那市横山でリンゴを使った発泡酒などを醸造している、カモシカシードル醸造所のシードルが、アジア最大の審査会「フジ・シードル・チャレンジ」で国内で唯一最高賞のトロフィー賞を受賞しました。
トロフィー賞に選ばれたのは、「La 2e saison Doux(ラ・ドゥージィエム・セゾン)」と名付けられた、紅玉とシナノスイートを使った甘口のシードルです。
すっきりした飲み口と、程良い甘さと酸味が特徴です。
日本で8月に開かれたアジア最大のシードルの審査会「第三回フジ・シードル・チャレンジ2019」には、世界6か国から54点が出品されました。
2016年創業のカモシカシードル醸造所は、出品から3年目にして、初めて最高位のプラチナ賞を受賞。
さらにその中から選ばれる5部門の最高賞・トロフィー賞の内、「甘口部門」と「国別部門」の2部門で受賞しました。
入倉浩平所長は「一番最初のページに名前が書いてあったのは本当にびっくりした」と話していました。 -
藝大卒業生が東部中生徒へ合唱指導
伊那市の東部中学校の生徒は2日、東京藝術大学大学院を修了した指揮者から合唱指導を受けました。
指導を受けたのは、東部中学校の全学年の生徒およそ900人です。
講師を務めたのは、東京藝術大学大学院を修了し、合唱指揮者として活躍する黒川和伸さんです。
生徒たちは、11月の合唱コンクールで歌う曲の指導を受けました。
黒川さんは、「背筋をのばすこと」、「歌うときに口をとがらせること」、「目は指揮者で、口は真正面に」、と3つのポイントを生徒にアドバイスしていました。
こうした東京藝術大学と伊那市の学校との交流は、高遠町出身の伊澤修二が東京藝術大学の初代校長を務めたことが縁で行われています。
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市議会・町議会 9月定例会開会
伊那市議会9月定例会が3日に開会し、5億9千万円を追加する一般会計補正予算案など29議案が提出されました。
補正予算案の主な内訳は、産業用地の整備費用に2億円、テレビを使って高齢者などの生活を支援する「ICTライフサポート・チャンネル構築事業」に4,000万円などとなっていて、総額5億9千万円を追加するものです。
今議会では他に、旧伊那消防署の建物を利用する「産業と若者が息づく拠点整備事業」の請負契約の締結に関する議案が提出されています。
建物の1階には多目的室や交流スペースが設けられる他、2階にはオフィス4部屋と市誌の編纂を行う歴史研究室1部屋が、地下には女性や高齢者などを対象にした内職スペースが設けられる内容です。
また、前原に建設が予定されている大規模太陽光発電施設の計画の見直しなどを求める陳情1件が提出されています。
市議会9月定例会は、11日から13日までが一般質問、25日に委員長報告と採決が行われます。
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伊那市野底の佐々木治郎さんの写真展
伊那市野底の佐々木治郎さんの、春夏秋冬をテーマにした風景の写真展が、伊那市のアルプス中央信用金庫本店で開かれています。
写真が趣味の佐々木さんは、15年ほど前から県内外で風景写真を撮影しています。
テーマは春夏秋冬で、春の桜から冬の雪景色まで全20点が展示されています。
写真展は6日まで開かれています。
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VRなどを使い高遠城址公園 通年観光へ
伊那市は、高遠城址公園の通年観光と交流人口の拡大を目的に、VR・仮想現実など映像の最先端技術を活用した観光事業に取り組みます。
伊那市議会全員協議会が2日に、伊那市役所で開かれ、市が事業の概要について説明しました。
これは、VR・仮想現実、AR・拡張現実など映像の最先端技術を活用して行うものです。
市が取り組む地方創生アルカディア構想の一環で、今年度から3年間の制作期間を予定しています。
今年度は、VRを用いた「高遠城 歴史探訪VRシアター」に取り組みます。
高遠城に残る史実「高遠城の戦い」をベースに、CGを作成します。
専用のゴーグルなどを使うと、その場にいるような感覚を味わうことができるということです。
事業費は、3年間で3,000万円を予定しています。
VRシアターは、今年度中の完成を予定しています。
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10月に小さな森の芸術祭
地域の人たちに芸術に親しんでもらおうと10月に伊那市の伊那西小学校で小さな森の芸術祭が行われます。
1日は、芸術祭に向けたワークショップが行われました。
10月に行われるイベントは、伊那西小学校の学校林を活用し芸術を広めていこうと学校区の住民でつくる実行委員会が初めて企画したものです。
1日は、伊那西小学校の多目的施設いな西てらすで、学校周辺でとった草や葉をつかったワークショップが行われました。
芸術祭実行委員長で地元で創作活動をしている弥生さんが指導にあたりました。
1日は、地区住民8人が参加し、身近な植物を半透明の紙の上に置いて押し花風にして作品を仕上げました。
これを何枚も作り、つなぎ合わせると人が入れるドーム型の作品が出来上がるということです。
日が差すと草や葉が浮かび上がり作品を楽しむことができます。
弥生さんは、「作品を作ることで普段みている植物の見方が変わってくる」と話していました。
小さな森の芸術祭は10月6日に伊那西小学校で開かれます。
松本芸術館の芸術監督などをつとめる串田和美さん脚本の演劇「月夜のファウスト」の上演や絵本作家による読み聞かせなど様々なイベントを計画しています。
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信濃GSが地区優勝
後期優勝へのマジックナンバーを1としているルートインBCリーグ、信濃グランセローズは1日、伊那市の伊那スタジアムで石川ミリオンスターズと対戦し見事優勝しました。
1日は、伊那スタジアムで公式戦が行われ、午後1時に試合が始まりました。
2対1で迎えた7回裏、信濃は指名打者の佐門のタイムリーツーベースで1点を追加しリードを広げます。
さらに1点を追加した、信濃は9回に最後のバッターをサードフライに打ち取り4対2で石川に勝利し伊那の地で優勝を決めました。
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井月さんまつり いなっせで開催
「第7回千両千両井月さんまつり」が31日と9月1日の2日間、伊那市のいなっせで行われました。
1日目は、井月が生きた伊那の幕末維新の時代をテーマにした講演会などが開かれました。
講師を務めたのは、元高遠町歴史博物館館長の北原紀孝さんです。
北原さんは、「幕末から明治維新の中でも、俳人として作品を残してきた井月はたくましい」と話していました。
また、いなっせでは井月の作品や、井月の美しい字体を目指した市内の小学生の習字が展示されました。
「千両千両井月さんまつり」は、江戸末期から明治初期に、放浪の俳人として伊那を訪れた井上井月の生涯やその時代について考えるイベントです。
まつり2日目は、「第28回信州伊那井月俳句大会」が開かれました。 -
キャッシュレスの促進 セミナー
10月の消費税率引き上げに伴うキャッシュレス化を進めようと、27日、伊那市の伊那商工会館で「キャッシュレスアンドモバイル決済セミナー」が開かれました。
セミナーには南信エリアの事業者らおよそ20人が参加しました。
講師は、塩尻市の中小企業診断士の中村剣さんが務めました。
中村さんは「長野県はキャッシュレスの普及率が低い」とし、「日常生活にQRコードやプリペイドカードを取り入れ、社会の生産性を向上させることが重要だ」と話しました。
自動車整備事業に携わる、ある参加者は、「顧客の料金の支払い方法の1つとして、キャッシュレスを検討してみたい」と話していました。
9月10日には、キャッシュレス決済時の人やデータの流れがわかる体験会も計画されていて、伊那商工会議所は、参加者を募集してい -
ピザ窯づくり 墨つけ・仕口加工
総合学習のピザ窯づくりを通して森林整備などを学んでいる、南箕輪小学校の児童は27日、伊那市の株式会社相模工匠の工場で、ピザ窯の小屋の接合部分の加工を行いました。
児童たちは、接合する形を書く「墨付け」をおこなった木材に、慎重にノコギリの刃を入れていきました。
これは、木材と木材を接合する「仕口」をつくる作業で、木造建築では重要な作業になります。
ノコギリで切断した部分は、木の接合をしやすいように、かんなで「加工」をしました。
児童たちは今後、小屋の屋根づくりなどを行っていくということです。 -
戦国時代に思い馳せ 狼煙リレー
下伊那郡根羽村から諏訪地域までを、日本古来の伝達手段「狼煙」でつなぐ、南信州狼煙リレーが31日に行われました。
伊那市東春近では小学生が参加して狼煙を上げました。
午前10時に根羽村で上げられた狼煙の合図は、10時25分に伊那市へと伝わってきました。
煙を確認すると、東春近原新田の一本松公園でも小学生が狼煙台に点火しました。
一本松公園には、東春近小学校の6年生や地区住民などおよそ100人が集まりました。
狼煙台には、油分が多く煙が出やすいことから杉の枝が使われました。
この日は風が強く横に流されましたが、次の狼煙台にもリレーされたということです。
参加した児童らは「あんなに高く煙が上がるとは思わなかった」「昔の人たちがいろんな方法を考えたから今の暮らしがあるんだなと思った」と話していました。
東春近公民館の野溝和人館長は「たくさんの子どもに参加してもらえてうれしかった。少しは戦国時代に思いを馳せてもらえたんじゃないかな、と思う」と話していました。
狼煙リレーは、戦国時代に武田信玄が、伊那谷で狼煙を使っていたことから、再現させることで地域間交流を図ろうと行われているものです。 -
スナック成美オープン
信州ご当地タレントの成美さんは、飲食店開業に意欲のある人に貸し出すチャレンジショップでスナックの営業を始めます。
29日は、記者会見が開かれました。
チャレンジショップは山岳関係者や飲食店主などでつくるアスタルプロジェクトが起業や出店のきっかけにしてもらおうとJR伊那市駅北側のグルメ横丁に整備したものです。
29日は、代表の八木択真さんから成美さんに店のカギが手渡されました。
成美さんは、伊那市出身のタレントで地域の活性化や地方創生に向けた地元好きが集まる店にしたいとオープンすることを決めました。
地元産のシードルや飲み比べができる5種類のリンゴジュースの他、野菜をつかった成美さんの手料理が提供されます。
スナックは期間限定で12月末までの営業となっています。
10月からは木・金・土曜日のみの営業になります。
アスタルプロジェクトでは空き店舗となっていた建物を取得しグルメ横丁の再生に取り組んでいます。
6店舗を改装し、このうち3店舗には串揚げや中華料理などの店が入り営業しています。
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コンビニでレジ袋配布
長野県は、レジ袋削減の取り組みの一環として、コンビニエンスストアの店頭でマイバッグの配布を30日行いました。
30日は、伊那市中央のセブンイレブン伊那中央店の店頭で、県の職員がマイバッグを配布しました。
県のPRキャラクターアルクマが描かれたオリジナルデザインで、130枚ほどを配布しました。
県では「レジ袋削減県民スクラム運動」やプラスチックごみ削減に取り組む「信州プラスチックスマート運動」を推進しています。
コンビニでの啓発活動は今回が初めてです。
訪れた人たちは、早速マイバッグを使って買い物をしていました。
また、環境省ではレジ袋有料化を法令で義務化する方針を今年6月に示しています。
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伊那市子ども子育て審議会
伊那市子ども子育て審議会が29日、伊那市役所で開かれ、園児数減少地域の保育園の在り方などについて意見を交わしました。
29日は今年度1回目の子ども子育て審議会が開かれ、市が今年3月に示した小規模保育園のあり方などについて定める保育園整備計画の改正案などについて意見を交わしました。
改正案では「継続的に園児数が20人未満と見込まれる保育園は、将来に向けた保育園の在り方を検討し、方針を示す」としています。
委員からは「目安となる基準はあったほうがよい」といった声や、「子どもを育てる上でどう影響があるのか考えた上で基準を考えるべきではないか」などの意見が出されました。
また、市が事業者に対して行った保育園の民営化に関するアンケート結果については、9月2日の伊那市議会全員協議会で示すとしています。
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監視対象の養豚場 豚コレラ陰性
長野県は豚コレラの監視対象に指定した伊那市と宮田村の養豚場の立入検査を行った結果を
29日、発表しました。
どちらの養豚場からも豚コレラは検出されませんでした。
長野県は28日までに立入検査を行い、死亡した豚の有無や、豚コレラ特定の症状があるかを
確認しましたが、異常はありませんでした。
また、飼育されている一部の豚から血液を採取し、検査した結果、豚コレラは陰性でした。
伊那市と宮田村の養豚場では、当面の間、豚の様子を毎日、家畜保健衛生所に報告することが義務付けられています。
また、出荷や他の農場に移動させる時にも、体調不良の確認や検温をおこなうということです。 -
青葉の会写真展 風景写真並ぶ
伊那市内の写真愛好家でつくる青葉の会の写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、会員12人の作品24点が並んでいます。
会員は風景を中心に県外や海外でも撮影をしていて、年に2回程、合同の撮影会を開いています。
青葉の会の黒宮範明会長は、水面の動きを写真に収めました。
「刻・過ぎさりし」は、水面に浮かぶ桜の花びらが、水の動きと共に流れていく物悲しさを感じてほしいということです。
青葉の会は、市内の60代から80代の写真愛好家で活動していて、今年で23年目になります。
「青葉の会2019年度写真展」は、来月4日(水)まで開かれています。
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伊那食品工業が春富中にデジタル印刷機寄贈
伊那市の伊那食品工業株式会社は28日、地元の春富中学校にデジタル印刷機を贈りました。
この日は、塚越英弘社長が春富中学校を訪れ、1台115万円相当のデジタル印刷機2台と置台を贈りました。
印刷機の耐用年数が経過したという学校からの要望に応えました。
伊那食品工業は、これまでも図書や吹奏楽の楽器など教育現場に必要なものを寄贈しています。
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東ティモールの留学生 高校生と交流
上智大学に留学している東南アジアの国・東ティモールの女子大学生2人が27日から伊那市を訪れていて、28日伊那西高校の生徒と交流しました。
伊那西高校を訪れたのは上智大学理工学部1年のメリッサさんと、ジョバーニアさんの2人です。
二人は卒業まで上智大学で学びます。
28日は伊那西高校の生徒たちに教わりながら、太鼓とけん玉を体験しました。
東ティモールの留学生の訪問は、元東ティモール全権大使で伊那市のふるさと大使の北原巖男さんが、民間レベルの交流を進めていこうと企画しました。
交流会の最後に、2人は東ティモールの歌を披露しました。
メリッサさんとジョバーニアさんは伊那市役所も訪れ白鳥孝市長に挨拶しました。
白鳥市長は、東京オリンピックパラリンピックで伊那市が東ティモールのホストタウンになっている事から「さらに交流を深めていきましょう」と呼び掛けていました。