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大手メーカーへ出荷用のジュース用トマト 研修会
調味料や食品の大手メーカーカゴメと契約しているJA上伊那のジュース用トマト専門部は11日、夏の収穫最盛期を前に出荷などについての研修会を開きました。 この日は、専門部のメンバーおよそ60人が、伊那市美篶末広でジュース用トマトを栽培する畑弘躬(ひろみ)さんの圃場でカゴメの社員やJA職員から説明を受けました。 専門部には、67戸の生産者が加盟していて、年間およそ700トンのジュース用トマトを出荷しています。 参加した農家は、収穫を前にトマトが日焼けしないようワラをかけたり、葉っぱをかけたりして日光を避けるようにするなど、具体的な対処法について教わっていました。 ある参加者は「手本になるような圃場で教わることができて大変勉強になった。参考にしたい」と話していました。 今年は例年に比べ10日ほど収穫期が遅れているということです。 カゴメの平林智授さんは「6月の朝晩の冷え込みで木が出来なかったのが生育の遅れにつながっていると思う。今ぐらいの気候が続けば収量も見込めると思う。7月20日までが勝負です」と話していました。 JA上伊那では、生産者ごとに収量の差が出ないよう、今後も定期的に研修会を開いていきたいとしています。
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ヨガマルシェin伊那
ヨガを体験するイベント「ヨガマルシェin伊那」が8日伊那市の伊那市民体育館で行われました。 イベントでは、伊那市在住の5人の講師が交代で指導に当たりました。 講師はそれぞれに特色があり、初心者向けのものや体力をつけるもの、美容に良いものなど、興味のあるヨガを好きなだけ受講することができます。 会場にはおよそ200人が訪れ、様々な体の動かし方を体験していました。 また、マッサージやカラーセラピー、天然酵母のパンの販売など、健康やリラクゼーションにかかわるブースも設けられました。 このイベントの運営にあたった伊那市総合型地域スポーツクラブは「様々な癒しを体験してもらい、日々の活力にしてほしい」と話していました。
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伊那まつり歴史学習
今年の伊那まつり市民踊りに参加する伊那東小学校の3年生の児童が10日、伊那まつりの歴史について学びました。 学習会は、まつりの歴史を知ってもらおうと、希望のあった学校で行われていて、10日は伊那東小学校の3年生およそ100人が学びました。 講師を務めたのは元伊那市役所職員で、現在はちんどん屋として活動する柘植晃さんです。 柘植さんは、お囃子の道具を使って、伊那まつりで踊られている伊那節と勘太郎月夜唄、ダンシングオンザロードのリズムを奏でながら、まつりの歴史を紹介しました。 柘植さんは、「時代の移り変わりとともに曲のリズムが早くなっている」と話していました。 また、「今年は勘太郎まつりから数えて60回目のまつりです。元気な声を出して踊ってください」と呼び掛けていました。 その後、3年生は、ダンシングオン・ザ・ロードのドラゴン踊りを披露しました。 伊那まつりは8月5日6日の2日間行われることになっていて市民踊りには100連およそ6,500人が参加することになっています。
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伊那青年会議所 商店主から聞き取り調査
一般社団法人伊那青年会議所は、移住定住のまちづくりの取り組みの一環として伊那市の中心商店街を訪れ商店主から聞き取り調査を行っています。 10日は、伊那青年会議所の波多江崇史さんら3人が、伊那市山寺のサイクルショップ大澤屋自転車商会を訪れ、3代目で両親と共に経営している大槻智明さんから話を聞きました。 聞き取り調査は、歴史ある街並みや景観、商店の情報などをSNSを通じて全国に発信することで、商店街に賑わいを呼ぼうと伊那青年会議所の地域の未来創造委員会が行っているものです。 店をやっていてよかったことやこれからの課題などを質問していました。 取材で得た情報は、伊那青年会議所のフェイスブックに掲載しています。 先月から取材を始め、これまでに16店舗から話を聞きました。 10月までに30店舗以上で話を聞く予定で、集まった情報を基に商店街マップを作成することにしています。
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マツタケ教室 30人が参加
マツタケ博士・藤原儀兵衛さんによる、マツタケ教室が9日伊那市富県新山の山林で開かれました。 教室には、伊那市内を中心に30人が参加しました。 講師を務めたのは、マツタケの生産を始めて50年以上になる伊那市富県新山の藤原儀兵衛さんです。 藤原さんは「マツタケが育ちやすい環境をつくるには、落ち葉などを数年ごとに取り除く事が必要だ」と話していました。 また、シャクジョウソウがあるとマツタケが出にくくなるので、見つけたら抜き取る事が大切だと教えていました。 ある参加者は「教えてもらった事を参考にして、自分の山でも豊作になるよう頑張りたいです」と話していました。 教室は、マツタケの生産技術向上や地域の活性化を目的に伊那市が平成23年度から、夏と秋の年2回開催しています。
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高校野球 上伊那勢の試合結果
9日行われた夏の高校野球長野大会の上伊那勢の結果をお伝えします。しんきん諏訪湖スタジアムで行われた伊那弥生ケ丘対長野西の試合は1対4で長野西が勝ちました。 高遠対上田東の試合は、延長13回の末、4対2で高遠が勝ちました。 勝った高遠は、11日に松本県ヶ丘と対戦します。 松本市野球場で行われた駒ヶ根工業対梓川は、4対6で梓川が勝ちました。
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みのわ~れオープン1周年
箕輪町が去年7月に地域交流スペースとしてイオン箕輪店内に整備した「みのわ~れ」のオープン1周年記念イベントが今日、行われました。 みのわ~れは、障がい者の地域活動と子育ての支援機能を持つ施設で、去年7月に町が整備しました。 9日は、好きなフード2つと1ドリンク、子どもが楽しめるゲームの料金がセットで600円のお得なチケットも販売され、昼時には家族連れで賑わっていました。 箕輪町によりますと、去年7月のオープンから年度末まで、およそ1万8千人がみのわ~れを利用したということです。 町では、「今後もコミュニケーションの場として多くの人に利用してもらいたい」と話していました。
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上伊那ポンプ操法大会 小型で伊那が優勝
上伊那の消防団の1位を決めるポンプ操法とラッパ吹奏の大会が9日、伊那市役所駐車場で開かれ、小型ポンプ操法の部で伊那市が優勝しました。 大会には、市町村の各部門で優勝した分団が出場しました。 ポンプ車操法の部には、7チーム、小型ポンプ操法の部とラッパ吹奏の部には8チームが出場しました。 選手たちは、県大会出場を目指しきびきびとした動きで競技に挑んでいました。 今年は、40年余り使われてきた優勝旗が一新されました。 競技の結果、ポンプ車操法の部は、辰野町が優勝、準優勝は駒ヶ根市、3位は箕輪町でした。 小型ポンプ操法の部は、伊那市の手良分団第3部が優勝しました。 準優勝は南箕輪村、3位は駒ヶ根市でした。 ラッパ吹奏の部は辰野町が優勝、準優勝が駒ヶ根市、3位が伊那市でした。 優勝チームは、30日に中野市で開催される県大会に出場することになっています。
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最高気温33.3度 高温注意情報も
8日の伊那地域の最高気温は平年を6.4度上回る33.3度で、この夏1番の暑さとなり、3日連続の真夏日となりました。 8日の伊那地域の最高気温は33.3度でこの夏一番の暑さとなりました。 長野地方気象台では今年初めての高温注意情報を出し、熱中症に注意するよう呼びかけました。 また、この先の一週間も30度を越える日が続く予報です。 上伊那広域消防本部によりますと、午後5時現在熱中症の症状で搬送された人はいないということです。
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伊那中央病院の病児・病後児保育施設 来年1月から開始
伊那中央行政組合は、伊那中央病院の敷地内に建設予定の病児・病後児保育施設の受け入れを来年1月から開始する計画です。 28日に開かれた伊那中央行政組合議会全員協議会で報告されたものです。 病児・病後児保育施設は伊那中央病院の敷地内にある院内保育所の園庭に建設されます。 来月着工、12月に完成の予定で、受け入れは来年1月からの予定です。 定員は6人で、病気療養中の子どもや回復期の1歳から小学6年生までの子どもが対象です。 全員協議会では、平成28年度の決算が8年連続で黒字となる見込みである事が報告されました。 純利益は453万円で、入院患者数は前年度より4千人余り増の11万9,772人、外来患者数は前年度より約3千人増の20万7,938人でした。 医師数の増加などで受け入れ患者数が増えた事が黒字化に貢献しているという事です。なお、去年7月に再開した里帰り出産の取り扱い件数は100件でした。
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人と人をつなぐ「夢縁日」 西春近で9日まで
企業の商品や個人の手作り雑貨などの展示販売「夢縁日」が伊那市西春近であす9日まで開かれています。 伊那市内を中心に諏訪や飯田などの企業や個人による約80のブースが並んでいます。 夢縁日は、人と人との出会いのきっかけにし地域の活性化を図ろうと、異業種交流会で知り合った市内の有志が毎年開いています。 会場では、手作り雑貨などが販売され、訪れた人たちが好みの品を買い求めていました。 夢縁日は9日まで伊那市西春近の住まいDEPOショールームで開かれています。時間は午前10時から午後4時までステージ発表などのイベントも企画されています。
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洋画家の大作並ぶ「第3回信州創展」
上伊那在住の洋画家の大作を展示した「第3回信州創展」が伊那市の伊那文化会館で開かれています。 展示会を開いているのは、伊那市、駒ヶ根市、辰野町、南箕輪村在住の洋画家7人でつくる創の会です。 2013年から1年おきに開いていて、今回で3回目になります。 会場には前回の展示会からこれまでに制作した近作25点が並んでいます。 メンバーは50代から80代で、中央の展覧会に出展経験があるメンバーの大作を、一堂に集めて展示する機会にもなっています。 事務局をつとめている伊那市美篶の坂本勇さんは、三峰川堤防のコスモスを描きました。 枯れかけてもなお存在し続けようとする力強さを表現したという事です。 創の会では、「会派を越えてお互いに刺激しあい、地域にもその影響が広がっていけばうれしいです」と話していました。 第3回信州創展は14日(金)まで伊那文化会館で開かれています。
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東京芸術大学の学生が高遠高校で演奏披露
東京芸術大学音楽学部の学生2人が、3日、伊那市高遠町の高遠高校を訪れ、フルートとピアノの演奏を披露しました。 演奏したのは、フルート専攻の田村桃子さんと、ピアノ専攻の松本佳子さんの2人です。 東京芸大では、学生が全国各地の学校などに出向きミニコンサートや演奏を指導する活動に取り組んでいます。 高遠町出身で東京芸大の初代校長を務めた伊澤修二が縁で、高遠高校では年に2回行われています。 3日は、芸術コース音楽専攻と合唱部の生徒25人が演奏を聞きました。 授業の最後には、生徒が歌を披露しました。 ある生徒は、「感情を音だけで表現していてすごい。合唱でも1つひとつの言葉を大切にして表現できるようにしていきたい」と話していました。
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伊那市 東京五輪で東ティモールホストタウンに決定
伊那市は2020年の東京オリンピックで交流のある東ティモールのホストタウンに登録されました。 7日は第4次登録のホストタウンが発表がされ伊那市を含め新たに41件が認定されました。 ホストタウンはオリンピックの開催効果を全国に広げ、地域活性化や観光振興につなげる取り組みで、人的、経済的、文化的な相互交流を図るものです。 これまでに全国の179件が登録され、県内では7件が登録されています。 伊那市は、伊那市高遠町出身で、初代東ティモール大使の北原巖男さんが縁となり、2009年から交流を始め今回は、選手団の事前合宿誘致を行っています。 事前合宿の誘致をする中で、東ティモールとさらなる交流を深めようと、ホストタウンの登録を目指したという事です。 東ティモールと伊那との縁を作った北原さんはホストタウン決定について「伊那と東ティモールのさらなる文化交流のきっかになってほしいです」と話していました。 伊那市教育委員会の北原秀樹教育長は「東京五輪も東ティモールもさらに近くに感じられる。伊那市全体に歓迎ムードを高め、事前合宿誘致へはずみをつけたいです」と話していました。 伊那市ではオリンピック大会中の事前合宿や応援の他、大会直後には報告会などを開き、選手団との交流を計画しています。
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真夏日の中りんご農家が作業
7日の伊那地域の最高気温は30度を超え2日連続で真夏日となりました。 7日は強い日差しが照りつける中りんご農家が作業を行っていました。 伊那市大泉新田の白鳥勲さんのりんご畑では強い日差しが照りつけるなか極早生「夏あかり」の「誘引」と呼ばれる作業が行われていました。 枝を下げヒモでくくり付けることで木の形を整え風による落下を防ぐもので3人が作業にあたっていました。 夏あかりはお盆の贈答用やお供え物として需要があり8月はじめに出荷されるということです。 長野地方気象台によりますと伊那地域の最高気温は32.6度となっています。 向こう1週間は最高気温、最低気温ともに平年並みか平年より高くまた平年よりかなり高くなる所もあると予想していて熱中症など健康管理に注意するよう呼びかけています。 なお上伊那広域消防本部によりますと7日午後4時15分現在熱中症による搬送はないということです。
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伊那北生が85チームを先導
8日開幕する夏の全国高校野球長野大会で、伊那市の伊那北高校の生徒が、開会式の入場行進の先導と開幕試合の始球式を務めます。 伊那北高校2年の桐山尚子さんです。 桐山さんは、来年8月に県内で初めて開催される、全国高校総合文化祭「信州総合文化祭」の生徒実行委員長を務めていることから長野県高校野球連盟から推薦されました。 部員不足で出場できないチームの選手や、野球に限らず活躍している高校生が選ばれています。 桐山さんは、吹奏楽部に所属していて、野球経験はありません。 そのため、先月から伊那北高校のブルペンで投球練習をしていて、監督や同級生から投げ方などの指導を受けています。 野球部員たちは、桐山さんの投げる様子を見守っていました。 桐山さんは、他に開会式で参加する85チームを先導します。 伊那北高校野球部は、今年34年振りのシード権を獲得していて、夏の大会での活躍が期待されています。 開会式は、午前10時30分、開幕戦は午後1時から松本市野球場で行われます。 尚伊那北高校の初戦は11日で、松商学園と小海高校の勝者と対戦します。
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盆踊りで男女の縁結び
伊那市富県の歌舞劇団田楽座が設立したNPOは、今年の夏・盆踊りで独身男女が出会う縁結び企画を行います。 田楽座では、5年前から、全国各地の盆踊りを踊って楽しむ盆踊りnightというイベントを行ってきました。 全国から参加があり、人気の企画となっています。 この企画を男女の出会いの場にしてみてはどうかと、いなし出会いサポートセンターに持ち掛け、縁結びイベントを行うことになりました。 田楽座は、今年、郷土芸能をさらに普及していくためのNPO法人ふるさと芸能研究所を立ち上げました。縁結びイベントはそのNPO法人が主催で行います。 盆踊り縁結びイベントは、8月12日(土)に、田楽座が稽古に使用している「創造の館」を会場に行われます。20代~30代の独身男女20人ずつを募集します。アルコールの提供があるため、駅までの送迎があるほか、浴衣の着付けサービスもあります。参加費は男性7,000円、女性3,500円となっています。 問い合わせ:田楽座0265-78-3423
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最高気温30.4度 熱中症に注意を
6日の伊那地域の最高気温は、8月上旬並みの30.4度まで上がり、暑い一日となりました。 長野地方気象台によりますと、7日は6日よりも日中の気温が高くなる見込みで、伊那地域の最高気温の予想は32度となっています。 蒸し暑さが続くため、気象台では熱中症など体調管理に気を付けるよう呼びかけています。
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南アルプス遭対協が夏山シーズンに合わせて救助訓練
南アルプスでの救助活動や遭難防止に向けた取り組みを行っている南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会のメンバーは6日、伊那市長谷で救助訓練を行いました。 この日は、長谷の鷹岩で、南ア遭対協の救助部のメンバー19人が救助訓練を行いました。 訓練は、本格的な夏山シーズンに合わせて毎年行っています。 この日は、滑落した人を引き上げて救助する訓練を行いました。 メンバーは、伊那市役所の職員を中心に30代から40代の人たちです。 南ア遭対協の主な管轄エリアは、南アルプスの北部、鋸岳から塩見岳までです。 去年は7月と9月に出動し、それぞれ1人ずつの救助にあたりました。 救助者は、いずれも単独で入山し、道に迷ってしまい救助の要請をしたということです。 夏山では道に迷うケースが多く、遭対協では「山に入る際は、最低限地図やコンパスを持ち歩くなど山を甘く見ないで登山を楽しんでもらいたい」と話していました。
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アルプス中央信用金庫 献血に長年協力して表彰
伊那市荒井に本店を置くアルプス中央信用金庫は、40年以上に渡り献血に協力したとして、県献血推進協議会長表彰を受賞しました。 6日は、アルプス中央信用金庫の地田俊彦常勤理事総務部長に表彰状が伝達されました。 あるしんでは、年に1回献血を行っていて、昨年度は23人が協力したということです。 40年以上に渡り組織的に協力していて、400ml献血にも積極的に参加しているということです。 地田総務部長は「今回の受賞が今後の励みにも繋がる。多くの人に献血の輪が広がることを願っています」と挨拶しました。 この他に、辰野町の米玉堂食品株式会社が、上伊那郡市献血推進対策協議会表彰を受賞しました。
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とにかく元気!83歳 現役審判
伊那市美篶の桜田浅吉さん。 日本ソフトボール協会の公認審判員です。 昭和9年生まれの83歳で孫が2人います。 審判歴は30年以上。とにかく元気でジャッジの正確さには定評があります。
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バーチャル高校野球で全試合を生配信
朝日新聞長野総局と長野朝日放送、日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会の3者は、高校野球情報サイト「バーチャル高校野球」で全試合を生配信します。 バーチャル高校野球は、朝日新聞と朝日放送が共同で運営する高校野球の情報サイトです。 4回戦までを県内のケーブルテレビ19社が準々決勝以降は長野朝日放送が撮影し、各高校の試合を配信します。 大会の全試合を生中継で配信するのは全国的にも例がありません。
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ブルーベリーの出荷始まる
夏にかけて収穫期を迎えるブルーベリーの出荷作業が伊那市高遠町の勝間で5日から始まりました。 伊那市高遠町勝間の、地元有志でつくる勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」は、桜以外の観光資源にしようとブルーベリーの栽培に取り組んでいます。 作業は、5日から始まり、組合のメンバーたちがびくを腰に巻いて色づいたブルーベリーを収穫していました。 今年は、春先に雨が少なかったことから10日ほど収穫が遅いということですが、甘みが強く出来は上々だということです。 収穫した品種は、甘みと酸味が程よく混ざったブルーレイとブルークロップの2種類です。 ここで採れたブルーベリーは4年前から東京都の老舗フルーツ専門店新宿高野で開かれているフェアで販売されています。 今年も13日まで開かれているフェアで店頭に並ぶ他、地元の直売所などでも販売する予定です。 朝、摘んだブルーベリーは、選別した後、大きさごとにパック詰めされます。 ブルーベリーの収穫作業は、今月いっぱい行われることになっています。
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高遠高校振興会総会 地域づくりの核となる学校づくりを
伊那市高遠町の高遠高校振興会総会が5日に開かれ今年度も地域と連携した教育活動を実施していく事などが報告されました。 高遠高校で総会が開かれ、地域と連携して生徒が取り組む教育活動について報告がありました。 今年度は新たに、福祉コースで「高遠町バリアフリーマップ」を作成するほか、文理進学コースで「高遠検定」を創設するという事です。 長野県教育委員会は、今年3月に新たな教育の推進と県全体の高校再編計画の基本理念を盛り込んだ「学びの改革 基本構想」を策定しました。 来年度以降に旧通学区ごとに具体的な検討を進め個別の再編計画を策定する計画です。 振興会会長の白鳥孝市長は「地域に根差した活動を発展させ、なくてはならない学校となるようあり方を考えていきたい」と話していました。
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伊那市平成28年度ふるさと納税受入れ額 全国2位
伊那市の平成28年度のふるさと納税の受入れ額が、全国2位だったことが4日にわかりました。 総務省は、平成28年度のふるさと納税に関する調査結果をまとめ、4日に発表しました。 それによりますと、伊那市は5万9千件、72億500万円で、1,788の自治体の中で2番目の額となっています。これは、前年度の25億8,300万円の2.8倍となっていて、順位も6つ上がっています。 最も多かった宮崎県都城市は、52万8千件、73億3,300万円でした。 伊那市によると、平成28年度に返礼品として多く選ばれていたのは、ドライブレコーダーやロボット掃除機などの家電製品だということです。 商工業の活性化を目的に、地域企業が関係する家電製品などを、ふるさと納税の返礼品として扱ってきましたが、総務省からの見直し要請を受け、6月から家電製品やカメラなどを返礼品から除外しました。 白鳥孝市長は「2位だったということは結果として捉え、納税してくださったみなさんに何に使ったのかわかるようにすること、また、ふるさと納税という素晴らしい制度が続いていくように、国とのやりとりをきちんとしていくことが大事だと思う」と話していました。 伊那市では、薪やペレットの宅配を返礼品として扱い始めているほか、体験型ツアーなども検討しています。 また、事業者を対象に返礼品のアイデアを募集していて、多くの参加を呼びかけています。
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西駒登山を前に中学生が市長から山の魅力学ぶ
今月末に西駒登山を控える伊那中学校の2年生は4日、白鳥孝市長から山の魅力などについて教わりました。 伊那市が、開かれた市政の推進を目的に行う「市長と語りた伊那」の一環で行われました。この日は、2年生およそ120人が、登山の経験が豊富な白鳥市長から話を聞きました。 白鳥市長は、標高が100メートル上がるごとに気温が0.6度下がることなどを説明し「過酷な環境でもきれいな花を咲かせる高山植物を見たり、仲間と助け合ったりしながら登ることが登山の魅力です」と話していました。 ある生徒から「西駒ケ岳で絶滅したコマクサが、持ち込まれたことで復活したのは良いことですか」との質問があがると、白鳥市長は「別の場所から持ってきて植えることが良いこととは言えないけれど、この花しか食べない虫もいる。生態系を守っていくためには、今は残しておかなければならない」と答えていました。 ある生徒は「山の上は不便なことも多いと思うけど、登ってみないとわからない魅力がたくさんあることがわかった」と話していました。 伊那中の西駒登山は、27日から2日間行われる予定です。
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美しい道路環境に 標識の清掃作業
道路環境の整備を行う事業所などでつくる「県交通安全環境施設協会」は4日、標識やカーブミラーの清掃作業を行いました。 この日は、協会に加盟する上伊那地域の6事業所が参加して、道路沿いに立てられた標識などを掃除しました。 作業は上伊那地域の国道など、17路線、総延長227キロの道路沿いで行われました。 作業員は、汚れた標識の前に車を停めると、水をかけてブラシでこすり、汚れを落としていました。 清掃作業は、安全で快適な道路環境の確保を目的に、毎年この時期に行われていて、今年で30回目になります。 協会では「活動を通じて、地域のみなさんに標識の重要性を知ってもらうことで事故防止につながればうれしい」と話していました。
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キャリアフェスin春富中
地元の企業や団体が参加し、仕事に対する思いなどを伝え地域のことを知ってもらう「キャリアフェスin春富中」が、伊那市の春富中学校で4日に開かれました。 キャリアフェスには、伊那市内から42の企業と団体が出展しました。 春富中学校の全生徒と長谷中学校の1、2年生合わせて480人が参加しました。 上新田の美容院のブースではヘアメイク体験が行われ、美容師の仕事を学んでいました。 長谷の中尾歌舞伎保存会のブースでは、実際に使っている衣装を着る体験が行われました。 春富中PTAでつくる「おやじのブース」では、昭和の生活を再現したちゃぶ台返し体験が行われました。 キャリアフェスin春富中は、産学官が連携してつくる「伊那市キャリア教育推進委員会」が初めて開いたものです。 伊那市キャリア教育推進委員会では「生徒たちには地域の産業や文化を知ってもらう機会になり、地域の活性化に繋げていきたい」と話していました。
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伊那市民プールで清掃作業
15日のオープンに向け、伊那市の伊那市民プールでは、清掃作業が行われています。 3日は、伊那市と伊那市振興公社の職員7人が清掃を行いました。 水を抜いたプールには、オフシーズン中の泥や落ち葉がたまっていて職員らはスポンジなどを使って取り除いていました。 今年度、老朽化に伴い50mプールが廃止となることから、利用料金を100円値下げし、大人が500円、中学生以下が200円となります。 昨シーズンは平年並みの1万5,973人が利用しました。 今シーズンは15日から営業することになっていて初日は入場無料となっています。 また、高遠スポーツ公園プールも、15日からオープンします。
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立教大学野球部部長と監督による講演会
立教大学野球部部長と監督の講演会が、1日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。 講演会は、上伊那地域の立教大学OB・OGでつくる伊那立教会が開いたもので、市内の中学校野球部員などおよそ130人が集まりました。 立教大学野球部部長の前田一男さんと監督の溝口智成さんが話をしました。 立教大は、1909年に創部し、1921年に東京六大学に加盟しました。 OBには、読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄さんがいます。 立教大は、今年の春のリーグ戦で、平成11年秋以来35シーズンぶり13度目の優勝を果たしました。 部長の前田さんは、大学が目指す文武両道の精神について話しをしました。 監督の溝口さんは、「人との比較だけでなく自分の力が増すことに楽しみを持って練習をしてほしい」と、集まった野球少年たちに呼び掛けていました。 講演の最後には、リーグ戦のV2を願って伊那立教会から大学に米俵2俵が贈られました。