-
建築士から見た熊本地震
熊本地震で被害を受けた住宅の罹災証明を発行するため現地調査を行った伊那市の一級建築士による調査報告会が12日伊那図書館で開かれました。 報告をしたのは、社団法人日本建築家協会長野地域会会員で、伊那市在住の一級建築士丸山幸弘さんです。 丸山さんは、5月29日から6月2日にかけて熊本の嘉島町を訪れ、罹災証明を発行するための2次調査を行いました。 建築基準法改正前の古い木造建築の倒壊が多いことや改正後の建物でも建て方の変化に耐震補強が追い付いていない現状を報告。 丸山さんは、「想像していた以上に被害が大きいと感じた」と話し、「これからは行政や市民、建築士が常に危機感を持ってともに考えていかなくてはいけない」。とまとめました。 会場には、建築士や行政、一般合わせて25人が訪れ、丸山さんの話に耳を傾けました。
-
旧井澤家住宅で三味線イベント
三味線や民謡などの演奏を楽しむイベントが、12日に伊那市の旧井澤家住宅で行われました。 このイベントは伊那市の伊那部宿を考える会が地域住民との交流をはかろうと毎年行っていて今年で4回目です。 今日は、駒ケ根で活動している三味線晴駒会が三味線と日本各地の民謡を演奏しました。 最後は、伊那地方の民謡「伊那節」が披露されました。 会場にはおよそ60人が訪れ、演奏を楽しんでいました。
-
祭式講習会
上伊那の神社の神主が、祭式での作法を学ぶ講習会が15日に伊那市の上伊那招魂社で開かれました。 講師は岡谷市の小井川加茂神社の宮司で長野県神社庁祭式講師の有賀寛典宮司が務めました。 祭式講習は、長野県神社庁上伊那支部が神職の教養を高めようと毎年開いていて今年で34回目です。 この日は支部に所属する神社の神主7人が参加し作法について学びました。 祭式で使う敷物の敷き方や、神様へのお供え物を置く三方と呼ばれる台の受け渡し方などを学びました。 ある神主は、「神様にご奉仕する身なので、失礼のないようしっかりとした正しい祭式作法を身につけたい。」と話していました。 上伊那支部では、祭式講習会の他に文化財の保護や保全についての勉強会など開くということです。
-
車いすの介助者用のいすを寄贈
国際ソロプチミスト伊那はホールでの観覧で使う車いすの介助者用椅子を17日、伊那文化会館に寄贈しました。 国際ソロプチミストは女性の地位を高める奉仕活動を行っている団体です。 寄贈したのは、背もたれがクッションになって長時間座っていても疲れにくいタイプのものです。 色もまわりの椅子と同じものを使い今回2脚を贈りました。 これまで伊那文化会館では折りたたみ式のパイプ椅子を使っていたということで、宮澤敏夫館長は「演奏会など長時間のイベントでもゆったりと楽しんでいただける。」と感謝していました。 国際ソロプチミスト伊那では向こう4年間に2脚ずつ合わせて8脚を伊那文化会館に寄贈するということです。
-
不登校や発達障害の引きこもり支援へ
不登校や発達障害で引きこもりとなっている人たちを支援するNPO法人子ども・若者サポート「はみんぐ」が17日発足しました。 17日は伊那市のいなっせで発足式が行われ元学校教諭など関係者およそ20人が出席しました。 「はみんぐ」は不登校や発達障害などにより、引きこもりがちな子ども、若者の居場所の提供や学習支援を行います。 それにより社会とかかわりながら自立していくためのサポートを行います。 伊那市内ではこれまでに不登校や引きこもりの子どもを支援する上伊那子どもサポートセンターや、若者参加のまちづくり協議会がありました。 目的を同じくするそれらが一つとなり法人化の準備を進めNPO法人子ども・若者サポート「はみんぐ」として新たにスタートすることとなりました。 「はみんぐ」ではおよそ30人態勢で20人ほどをサポートしていくということです。 発足会には元伊那市教育長の北原明さんが招かれ話をしました。 北原さんは「現代は競争原理から子どもたちを開放してあげる場所が必要です。 誰にでも社会の中で居場所と出番があり個人として尊重されなければなりません」と話していました。
-
女性向け農業機械講習会
女性向けの農業機械講習会が16日に伊那市西箕輪のJA菜園で開かれ、トラクターなど機械を使った実技講習が行われました。 講習会は、農業者の高齢化に伴い年々農業を行う女性が増えていることから、事故防止や日々の農作業に役立ててもらおうとJA上伊那が開いたものです。 トラクターや耕運機、刈払機を使って基本的な機械の動かし方の実技講習が行われました。 参加者はエンジンのかけかたやレバーの握り方などを一つ一つ確認しながら機械の使い方を学んでいました。 講習会は午前と午後に分けて開かれ農家を中心に40人が参加しました。 JA上伊那では、参加希望者も多く好評なので、来年以降も続けていきたいとしています。
-
山荘ミルクバラ見頃
伊那市横山のレストラン山荘ミルクでは650本のバラが見頃を迎えています。 山荘ミルクの敷地には、400種650本のバラが植えられています。 10年前から植え始め、毎年少しずつ数を増やしています。 今年は例年より2週間ほど早い今月初め頃から咲きはじめ、見頃は今月いっぱいだということです。
-
子どものアイディア時計展表彰式
こどもたちからアイディア時計を募集して展示する「こんな時計があったらいいな!アイディア展」の表彰式が、12日に伊那市西箕輪の登内時計記念博物館で行われました。 作品は、県内外から絵画39点、工作323点が集まり、10点の作品が入賞しました。 絵画の部金賞には飯島町の米山陸人くん10歳の作品が選ばれました。 作品のタイトルは、「野菜を早く育てて守れ時計」です。 工作の部金賞には宮田村の田中葵さん11歳の作品が選ばれました。 作品のタイトルは、「勉強応援ガールズ」です。 アイディア展は、6月10日の時の記念日のイベントとして毎年開かれていて、今年で7回目です。 アイディア展は6月いっぱいまで登内時計記念博物館で開かれています。
-
インターネットとバス路線で買い物弱者支援
伊那市の白鳥孝伊那市長は、買い物弱者への支援として、インターネットとバス路線を活用したバーチャルマーケットを、新山地区で7月から試験的に行う考えを示しました。 これは、16日、伊那市役所で開かれた市議会6月定例会の一般質問で議員の質問に答えたものです。 白鳥市長は、「脳いきいき教室の講座にあつまった高齢者に、インターネットを通じて、中心商店街の商店の商品を注文してもらい、商品をバスに乗せて教室終了までに届ける。このようなバーチャルマーケットを、7月から新山で試験的に始めたい」との考えを示しました。 これにより、地域公共交通の利用促進、買い物弱者支援、中心市街地の活性化につなげたいとしています。 バーチャルマーケットは、7月に第1回を行う予定で、年度内に4回実施し、事業が軌道に乗れば、新山以外にも広げていきたいとしています。
-
常円寺で筆供養
仏教の経典を書き写す写経会(え)を毎月開いている伊那市山寺の常円寺で、使えなくなった筆に感謝する筆供養が、16日行われました。 この日は、毎月の写経会に参加しているメンバーを中心に35人ほどが参加し、古くなったり使えなくなった筆を供養しました。 常円寺には、筆塚があり、昔は供養を行っていたということですが、数十年行われなくなっていました。 写経会のメンバーから、使えなくなった筆もごみ箱に捨てられないとの声が上がり、供養を行うことにしました。 メンバーは筆を供えると手を合わせ焼香していました。 角田 泰隆住職は、「今使っている筆も日ごろ手入れをして、大切に活かしていくことを心がけてもらいたい」と話していました。 常円寺では、来年以降も6月に筆供養を行っていきたいとしています。
-
思沢川ホタル舞う
伊那市御園の思沢川では、ホタルが舞いはじめ訪れた人たちを楽しませています。 午後8時近くになると、ホタルが舞いはじめます。 14日は家族づれなどおよそ60人が訪れ、暗闇に舞うホタルが放つ光を楽しんでいました。 もともとこの辺りはわさび畑でしたが、担い手が無く遊休荒廃地となっていました。 地区住民有志でつくる「思沢川に蛍を育てる会」が、20年前から整備をはじめ、今ではホタルがみられるスポットとなっています。 この辺りは街灯がなく、メンバーが作った竹の灯篭が、訪れた人たちを誘導します。 今年は例年より1週間ほど早い11日から舞い初め、ピークは今週末になりそうだということです。
-
伊那北吹奏楽部 19日に定期演奏会
伊那北高校の吹奏楽部は19日の定期演奏会に向け練習に励んでいます。 定期演奏会では、クラシックや映画音楽など10曲を披露する予定です。 14日はパート練習をしたあと、アニメ映画のテーマソングの全体練習を行いました。 この曲は、学生指揮者の一人3年生の小林智裕(ともひろ)さんが指揮を行います。 小林さんは、楽器ごとの音色やリズムを確認し、部員たちに指示を出していました。 小林さんは「本番まであと数日、みんなの力を引き出せるよう頑張りたいです」と話していました。 伊那北高校の吹奏楽部は、1年生から3年生合わせて54人で、ここ数年では最も多い部員数だという事です。 部長の池上笑さんは、「大編成の演奏を楽しんでもらい、観客の皆さんから、多くの元気をもらいたいです」と話していました。 伊那北高校吹奏楽部の定期演奏会は、19日午後2時から伊那文化会館で開かれます。
-
東京五輪 東ティモール合宿招致へ
伊那市の白鳥孝市長は、2020年の東京オリンピックで東ティモールの選手が事前合宿を伊那市で行うよう、招致していく考えを15日示しました。 これは15日開かれた伊那市議会6月定例会で議員の質問に答えたものです。伊那市と東ティモールは、元東ティモール特命全権大使を務めた伊那市高遠町出身の北原巖男さんが縁で民間レベルの交流が行われています。 東ティモールは、前回のロンドンオリンピックではマラソンに男女1人ずつ選手を派遣しています。 市内にはクロスカントリーコースがあり、鹿嶺高原では高地トレーニングが行えることから伊那市は北原さんを通して東ティモールの事前合宿を招致していく考えです。 7月には、東ティモールの特命大使が伊那市を訪れ、視察を行う予定だという事です。
-
元松本山雅選手講演会
「熱い想いを共感しよう」をテーマにした元松本山雅の選手の講演会が14日に伊那商工会館で開かれました。 講師を務めたのは、現役時代に松本山雅でプレーし、現在はチームスタッフとして活動する小澤修一さんと片山正人さんです。 松本山雅は、松本青年会議所のメンバーが中心となって運営に関わり発展していったクラブです。 講演会は、今後の活動の参考にしようと伊那青年会議所が企画しました。 講演ではクラブの歴史や試合でのエピソードなどが紹介されました。 小澤さんは、「松本山雅はクラブを通してひとづくり、まちづくりに貢献したいと考えている。青年会議所の活動と通じるものがある。」と話しました。 また片山さんは、「活動を地域に根付かせることが、ファンやサポーターの獲得に繋がり、地域の発展にも繋がる。」と話していました。 講演会は、伊那青年会議所の定期例会の中で開かれ、およそ50人が話を聞きました。
-
ハナマンテン収穫作業始まる
全国シェア70%を占める上伊那の特産小麦「ハナマンテン」の収穫作業が始まりました。 伊那市東春近田原の圃場では農事組合法人田原の組合員が、コンバインを使って、種用に栽培した小麦の収穫を行いました。 ハナマンテンは、県農業試験場が育成した品種で、上伊那では2007年から本格的に栽培を始め、今では全国シェアの70%を占めています。 ねばりがありこしが強いのが特徴で、麺への加工に適しているということです。 JA上伊那では、プライベートブランド「伊那華シリーズ」でハナマンテンを使用したうどんやラーメン、冷やし中華を販売しています。 上伊那では今年320haを作付け1,130tの収穫を目標にしているということです。 ハナマンテンの収穫は、種用の収穫が終わると一般用の収穫が始まり、7月上旬まで行われる予定です。
-
南アルプス食害対策協議会 ニホンジカ捕獲頭数が減少
南アルプス食害対策協議会の今年度の総会が10日に開かれ、各自治体でのニホンジカの捕獲頭数が、前年度より減少している事が報告されました。 伊那市役所で今年度の総会が開かれ、平成27年度のニホンジカの捕獲頭数が報告されました。 協議会を構成する自治体の猟友会に委託し捕獲された数は、伊那市が前年度より61頭少ない29頭、飯田市が53頭少ない68頭、富士見町が71頭少ない129頭で、合せて226頭となっています。 協議会では、鹿の目撃情報は減っているものの、生息地域が北上したり西山へ移っている可能性があるとして単純に個体数が減少したとは言い切れないとしています。 会長の白鳥孝伊那市長は「西山での捕獲頭数が増えているのが問題だ。中央アルプスの対策協議会とも連携して取り組んでいかなければならない」と話しました。 協議会では、今年度、中央アルプス野生動物対策協議会へ、毎年行っている防護柵設置作業の参加を呼びかけるほか、今後の連携を視野に連絡協議会の立ち上げを目指すという事です。
-
伊那ダイヤモンドツインズ
3月の全国ミニバスケットボール大会で優勝した伊那ダイヤモンドツインズは、12日箕輪町を訪れていた阿部守一長野県知事に優勝を報告しました。 伊那プリンスホテルで開かれた優勝報告会には、優勝メンバー8人と松永義夫監督らが出席し、阿部知事に全国大会優勝を報告しました。 チームを代表してキャプテンだった梅原ましろさんが「中学でも1人1人が上を目指してがんばっていきたいと思います。」と抱負をはなしました。 阿部知事は、「素晴らしい成績を残してくれてうれしい。優勝を糧にして、勉強にスポーツにがんばってもらいたい。」と激励しました。 当時小学6年生だったメンバーの全員が中学でバスケットを続けているということです。
-
プロドライバー事故防止コンクール表彰
県内の運送会社やバス会社などを対象とした第38回プロドライバー事故防止コンクールで、伊那警察署管内の8事業所と個人2人が表彰されました。 14日は伊那警察署で表彰伝達式が行われ、内川政澄署長から受賞者に表彰状が手渡されました。 優秀事業所に選ばれたのは4事業所で、伊那市の伊那バス株式会社、伊那市のジェイアールバス関東株式会社中央道支店、南箕輪村の株式会社JAアグリエール長野伊那営業所、辰野町の辰野タクシー株式会社です。 プロドライバー事故防止コンクールは、対象事業所の7月から12月までの業務上の事故防止への取り組みを評価するものです。 今回は県内から665事業所が参加しました。 優秀事業所に選ばれた伊那バス株式会社の中村健二専務取締役は「従業員は毎日交通安全という意識でやっている。適度な緊張感を持ってこれからも取り組んでいきたい」と話していました。 内川政澄署長は「コンクールの期間以外でも引き続き取り組みを続けて1件でも事故が起きないようにお願いします」と話しました。
-
循環バスを活用して新山を巡るツアー
伊那市富県新山を走る新山地区循環バスを使って区内の自然や料理を楽しむツアーが、14日行われました。 午前9時29分、新山地区循環バスが、最初の目的地「トンボの楽園」の最寄り停留所に到着しました。 ツアー1回目の今日は、市内から11人が参加しました。 トンボの楽園では、日本一小さいと言われる1円玉程の大きさのハッチョウトンボを見学しました。 今年は5月から孵化が始まり、現在最盛期を迎えていて、多くのハッチョウトンボが飛び交っています。 ツアーは、新山を通る循環バスの運行を維持していくため利用者数の増加を図ろうと、新山地区循環バスを育てる会が中心となって初めて企画しました。 これまで、市街地と新山を結ぶルートは美篶地区を経由していましたが、育てる会の提言により、今年4月から貝沼・桜井を経由するルートに変更となりました。 ルートが変わったことで、去年は1便あたりの平均が3.4人だったのが、今年は6.8人に増え、1か月の利用者数も62人から108人に増えたということです。 ツアーは16日(木)にも開催される予定で、トンボの楽園で観察したあと、レストランやパン屋を訪れる内容となっています。 また、秋には、きのこ狩りがメインのツアーも企画しているということです。
-
北沢峠に休憩所 開所式
夏山シーズンを前に、登山者の休憩所が南アルプスの北沢峠に作られ、開所式が14日行われました。 休憩所は、安全登山に向けた普及啓発の拠点にしようと環境省が北沢峠の山梨県側と長野県側の2か所に整備したものです。 14日は、伊那市や国の関係者など20人が出席し、テープカットで完成を祝いました。 建物は木造平屋建て、延床面積は51㎡となっています。 およそ40人が腰かけられるベンチが設置されている他、登山情報を見る掲示板も設置されています。 この他、山岳写真家の津野祐次さんが南アルプスの四季を映した写真も展示されています。 2か所の総事業費はおよそ3800万円となっています。 休憩所がつくられたことにより、悪天候でも安心できる環境となりました。 施設の管理は、伊那市が行うことになっています。 利用出来るのは、バスの運行時間のみとなっていて、伊那市では「自然を楽しむ人たちに快適に利用していただきたいです」と話していました。 北沢峠周辺では、高山植物のクリン草が咲き始めています。 伊那市営南アルプス林道バスは、あすから北沢峠までの全線が運行開始となります。
-
フォレストがサービスで地方創生大臣賞
優れたサービスをつくり届ける仕組みを表彰する第1回日本サービス大賞の地方創生大臣賞に、伊那市に本社を置く建設業・フォレストコーポレーションが選ばれました。 第1回日本サービス大賞はサービス産業生産性協議会が主催し、今年初めて行われたもので、全国の優れたサービス表彰します。 フォレストコーポレーションは、全国で8件が選ばれる地方創生大臣賞を受賞しました。 フォレストコーポレーションは、家づくりにおいて、「施主自らが木を選び伐採するところからアフターケアまでサービス全体を通して家族の物語と感動を創出している」と評価されました。 なお、853件の応募から、最高賞となる内閣総理大臣賞には、クルーズトレイン「ななつ星㏌九州」が選ばれたほか、全31件が受賞しています。
-
ふるさと納税寄付額 伊那市全国で8位
伊那市のふるさと納税の昨年度の寄付額は、25億8300万円で全国の自治体でトップ8位に入ったことが分かりました。 総務省が、14日発表したふるさと納税に関する現況調査の結果によると、伊那市は、件数にして3万400件、額にして全国の自治体で8位となる、25億8300万円をうけいれました。 伊那市では、返礼品として農産物や特産品、市内企業の商品など特典を充実させています。 総務省の結果を受けて、伊那市では、「海産物やブランド牛など、農水産物に恵まれた自治体が上位に入る中、8位の結果は健闘したといえる。多種多様な魅力ある特典をそろえたことや、PRに力を入れ、申請しやすい環境を作ったことが成果につながったのではないか」としています。 なお、昨年度の全国のふるさと納税の受け入れ額の総額は1653億円で、前の年度と比べ4.3倍に増加しています。
-
伊那バス 信大が開発した夏秋いちご「恋姫」 栽培
伊那市の伊那バス株式会社は、信大農学部が開発した夏秋いちご「恋姫」の栽培に取り組んでいます。 7月には、このいちごを使ったイベントが伊那市のみはらしファームで開かれます。 伊那市西箕輪の伊那バスが管理するビニールハウスです。 およそ300平方メートルのハウスが7棟あり、1万700株の苗が植えられています。 伊那バスでは、去年アグリ事業部を立ち上げ、今年から恋姫の栽培に取り組んでいます。 いちごは、一般的に冬から春が旬ですが、恋姫は夏場の需要に応えようと信州大学農学部が平成21年に開発した品種です。 他の夏秋いちごと比べ糖度が高く生食にも向いているということです。 収穫のピークは、7月から8月を予定していて、主に関東方面に出荷され、東京の老舗フルーツ専門店「新宿高野」でも販売されることになっています。 7月17日には、このいちごを使ったイベントが伊那市のみはらしファームで開かれます。 イベントでは、タカノフルーツパーラーのメニュー開発総責任者森山登美男さんが講師を務め、恋姫と伊那市産のブルーベリーを使ったパフェの試食会などが開かれることになっています。
-
手づくりの「第九」演奏会
伊那市を中心に地元の音楽愛好家が出演する手づくりの「第九」演奏会12日日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 演奏会には伊那フィルハーモニー交響楽団、一般公募した第九合唱団、プロのソリスト4人が出演し、総勢250人でベートーヴェン作曲の交響曲第九番を演奏しました。 手づくりの演奏会は、1988年に伊那文化会館の落成記念をきっかけにスタートし、これまでに12回開かれてきました。 今回は伊那市合併10周年を記念し開かれたもので、音楽文化が地域に定着しその役割を果たしたとして今回で最後となります。 北沢理光実行委員長は、「この30年で地域にも音楽文化が根付いてきた。特に市民でオーケストラができるようになったのはとても意義のある取り組みだったと思う」と話していました。 この演奏会の模様は、7月にご覧のチャンネルで放送します。
-
耕作放棄地 羊におまかせ
羊を活用した耕作放棄地対策が伊那市高遠町藤澤で行われます。 12日は、羊を放す予定の場所の草刈りや牧柵の設置が行われました。 高遠町藤澤水上の藤澤川の右岸約3,000平方メートルのこの荒廃地に羊が放される計画です。 羊に草を食べてもらい農地管理の省力化につなげようという狙いです。 12日は、事業を進める高遠町山村活性化協議会のメンバーら地元を中心に40人が参加し、放牧にじゃまになるススキを刈ったり、羊が逃げないようにする牧柵を設置しました。 ここは、もともと水田でしたが、鹿や猪の被害や担い手不足により耕作放棄地となっています。 羊を放すことで、景観の向上も期待でき、「メリーベリーファーム」として整備する計画です。 羊の放牧は、信州大学農学部の協力を得て、6月中に始まる計画です。
-
若者が中心となり街頭集会
選挙権の18歳への引き下げを受け、11日伊那市のいなっせで、若者が中心となった街頭集会が開かれました。 若者たちに政治に関心を持ってもらうきっかけにしようと、市民有志でつくる信じられる未来プロジェクトが開きました。 いなっせ北側広場には、高校生を含む若者世代を中心に40人ほどが集まり、政治に対する思いや不満、反戦や脱原発を訴えました。 大学生有志による団体、シールズの中心メンバーで筑波大学4年の本間信和さんも加わり「自分で考え行動しよう」と訴えました。 参加者は、反戦や脱原発のプラカードをかかげアピールしていました。 プロジェクト代表の山本真吾さんは、「さまざまな意見があってしかるべきなので、まずは国や政治に対し自分たちで考えられるようにしたい」と話しています。
-
向山県議会議長 就任祝賀会
3月15日付で長野県議会議長に就任した伊那市区選出で5期目の向山公人さんの就任祝賀会が12日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。 祝賀会には阿部守一知事や市町村長、各種団体の代表など270人が出席し、向山さんの第90代議長就任を祝いました。 発起人代表の白鳥孝伊那市長は、「伊那谷の大きな転換期に就任された。上伊那全体の発展に尽力していただきたい」とあいさつしました。 阿部知事は、県議との昔のエピソードを披露しつつ、車の両輪として県政発展を誓い、「今年度は大きなイベントが目白押しなので、ともに長野のおもてなしをしていきたい」と祝辞をのべました。 孫3人から花束の贈呈を受けた向山さんは、表情をほころばせ議長就任の抱負を述べました。 向山さんは、「県民が安心して生活できる真の地方創生に実現を目標に取り組んでいきたい。信条としている普段着のままの政治姿勢を原点に今後も精一杯努力していきたい」と謝辞をのべました。
-
諏訪形御柱祭「斧入れ」
七年に一度行われる伊那市西春近諏訪形の御柱祭で四本の御柱を伐採する斧入れ式が12日、区内の山林で行われました。 午前7時半、最も太い一の柱の斧入れ式が貝付沢で行われました。 柱の近くには祭壇が設けられ、祭りの安全を祈願する神事が行われました。 塩や酒で清めを行い、斧入れ班の浦野明由班長が、柱に切りこみを入れました。 その後、木遣りが行われ一の柱の伐採が始まりました。 柱が倒れると、参加した氏子らは、写真を撮ったり、年輪を数えたりしていました。 その後、2から4の柱の伐採が行われ、午後1時半過ぎにすべての柱が倒されました。 四本の御柱は、山に寝かされ、9月の山出しの時を待ちます。
-
写真展 なんじゃもんじゃ
見た人が「これはなんじゃ?」と不思議に思う写真が並ぶ第14回写真展なんじゃもんじゃが、伊那市の伊那図書館で始まりました。 会場には、伊那市境のカメラ店カメラのキタハラに通う小学生から90代までの作品およそ60点が展示されています。 作品展の名前は、ヒトツバタゴ 別名なんじゃもんじゃの木からつけられています。 腕前を競うのでなはく、観た人が不思議に思うような写真を展示しています。 今回は「じまんのペット」というコーナーがあり、ペットを題材にした作品およそ30点が並びます。 中には、被り物をした猫の写真、猫耳をつけた人形の写真など、ユニークなものもあります。 第15回写真展なんじゃもんじゃは19日(日)まで、伊那図書館で開かれています。
-
KEESに製品広がり スマホスタンド・積み木完成
伊那谷のアカマツの間伐材を使った組み立て式の木製キットをつくっている伊那市のキーズプロジェクトでは、新たに木製のスマホスタンドや積み木を製作しました。 今年4月に完成したキーズのスマートフォンスタンドは、溝にスマートフォンを入れ、立てかけることができます。 スピーカーの位置に穴が開いていて、音が聞こえるようになっています。 木のおもちゃ「キーズミニ」は、穴が開いたブロックと棒を組み合わせて、積み木のように遊べます。 キーズは伊那谷のアカマツの間伐材を使った木製キットで、これまで鉢カバーなどが作れる大きなものが販売されていました。 キーズプロジェクトでは、より日常に近いところで使ってもらおうと、4月から新たな製品づくりに力を入れています。 キーズプロジェクトでは伊那市荒井のワイルドツリーで14日(火)と18日(土)にスマホスタンドづくりのワークショップを開く予定で、料金は2000円となっています。