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ふるさと納税活用で市が温泉採取権購入へ
伊那市はふるさと納税を活用した温泉採取権の購入など4,100万円の補正予算案を11日伊那市議会に提出し即決されました。 市によりますと、みはらしの湯や羽広荘、温泉スタンドに使われる温泉の汲み上げは個人の所有者が毎分50リットル、市が100リットルで契約しているということです。 今回その権利を市が購入するもので購入費の2,100万円はふるさと納税を活用します。 温泉ポンプの設置工事など合わせて4,100万円の補正予算案を11日の市議会に提出し即決されました。 市では温泉採取購入権を購入する財産取得に関する議案を議会最終日に提出する予定です。
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ゲストハウス開業で中小企業庁長官賞受賞
中小企業庁が行っている創業スクールの受講者によるビジネスプランの中から優れたものを選ぶ全国創業スクール選手権で伊那市の埋橋幸希さんが中小企業庁長官賞を受賞しました。 埋橋さんは伊那市東春近で伊那市初の本格的なゲストハウス赤石商店を開業します。 ゲストハウスは宿泊費の安い宿で赤石商店は相部屋、素泊まり3500円から利用できます。 高校卒業後、東京に、進学、就職した埋橋さんは去年地元に戻り、人が交流できる場をつくりたいとの思いからゲストハウスの経営を決めました。 埋橋さんは経営者としてのノウハウを学ぼうと中小企業庁が行っている創業スクールに通い、その中からビジネスプランの優れたものを選ぶ全国創業スクール選手権にエントリーしました。 結果はスクールの受講者3050人中3人が入賞しそのうちの1人に選ばれた埋橋さんは優秀賞にあたる中小企業庁長官賞を受賞しました。 赤石商店は3月中のオープンを予定していて埋橋さんは「宿泊者や地域の人たちが交流できる場所にしていきたい。」と話しています。
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長野県公衆衛生専門学校卒業式
伊那市の長野県公衆衛生専門学校の卒業式が今日行われ、歯科衛生士の技術を習得した学生達が3年間過ごした学び舎を巣立ちました。 今年卒業を迎えたのは20人で、在校生らの拍手に迎えられました。 式では合木康典校長から卒業証書と専門士の称号が一人ひとりに手渡されました。 合木校長は、「理想の歯科衛生士像に終わりはない。周りが元気になるような衛生士になって欲しい。」と式辞を述べました。 卒業生代表の上村杏奈さんは、「今日がゴールではなく本当のスタート。患者さんから信頼され必要とされる歯科衛生士を目指します。」とあいさつしました。 卒業生は6日に歯科衛生士の国家試験を受験していて、28日に合格発表があります。 卒業生20人は全員が県内外の歯科診療所に就職が決まっていて、国家試験に合格すれば、春からそれぞれが歯科衛生士として新しいスタートを切ることになります。
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災害関係功労者表彰
去年9月に関東・東北地方をおそった豪雨被害への災害対策支援で貢献のあった南信地域の土木関係会社に2月23日、国土交通省から感謝状が贈られました。 今回感謝状が贈られたのは、伊那市の池田建設株式会社、守屋建設株式会社、箕輪町の浅川建設工業株式会社など、豪雨災害の復旧支援に南信地域から派遣された土木関係会社11社です。 天竜川上流河川事務所の中谷 洋明所長から伝達を受けました。 去年9月に関東・東北地方で起こった記録的な大雨では鬼怒川の堤防が決壊するなど、甚大な被害が出ました。 11社は9月10日から18日にかけて現地に赴き、ポンプ車による排水作業で、市街地に流れ込んだ水を河川に戻し、被災地の復興に貢献しました。 中谷所長は、「皆さんの働きは感謝状一枚で表しきれるものではない。土木技術はすぐに評価されるものではないが、地域住民を守り、自分の子供や孫が笑顔になることを願って仕事に励みましょう」と呼びかけていました。
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宮田最終処分場問題 白鳥市長「憂慮すべき」
宮田村で、放射性物質を含む廃棄物の最終処分場の建設が計画されている問題について、伊那市の白鳥孝市長は、「憂慮すべき問題と考えている」との考えを明らかにしました。 これは、10日に開かれた市議会3月定例会一般質問の中で議員の質問に答えたものです。 白鳥市長は、「廃棄物処理については知事が許可するもので発言する立場にないが、他の県の放射性物質が上伊那に持ち込まれることは憂慮すべき問題だと考えている」との考えを示しました。 更に、「自然豊かな伊那市を将来へ引き継ぐため、また天竜川上流の伊那市として責務ある対応をしなければならない。県の対応を注視しつつ、しっかり見極め対応していかなければならない」と話しました。
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3.11を前に 東部中と高砂中が交流
11日、東日本大震災から5年です。 被災地の宮城県仙台市の高砂中学校と、タカトオコヒガンザクラの縁で交流を続けている伊那市の東部中学校の生徒は、10日、インターネットのテレビ電話で交流しました。 東部中学校の体育館には、1~2年生600人が集まりテレビ電話を使って交流しました。 これまでの両校の交流をまとめた映像も上映されました。 2012年に東部中が高砂中にタカトオコヒガンザクラを送ったことが縁で、毎年交流しています。 植樹した桜は、翌年の2013年は1輪しか咲きませんでしたが、去年の春はたくさんの花を咲かせていました。 今年度は、生徒代表がお互いの学校を訪れました。 10月に、高砂中の生徒が東部中を訪れた際には、東部中が高砂中の校歌を歌い、高砂中の生徒を驚かせました。 今回は、高砂中の生徒たちが東部中の校歌を披露しました。 最後に互いの生徒会長が「絆宣言」をしました。 東部中と高砂中では、今年いっぱいかけて、絆を深めるテーマソングを一緒に作るということです。
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伊那市が地元産の間伐材を使って棺桶を製作
伊那市は、地元産の間伐材を使って葬儀用の棺桶を作り販売する、ハッピーエンドプロジェクトを進めています。 10日、市役所で棺桶がお披露目されました。 上伊那で間伐したスギを使ったものとカラマツを使ったものの2種類です。 スギは香りがよくカラマツは板目がキレイなのが特長です。 お披露目された棺桶に市の職員が実際に入り感触を確かめました。 伊那市では、地元産の木材を有効に利用し自然環境への感心を高めてもらうため、市内の子どもに木のおもちゃを贈る『ウッドスタート事業』を行っています。 今回のハッピーエンドプロジェクトは、人生の最後を迎える際に地元の木で作った棺桶で旅立ってもらおうというものです。 県の補助金250万円を受け、木工職人や葬祭組合、森林組合などで研究会をつくり棺桶の製作研究を進めています。 棺桶の重さはスギが16キロ、カラマツが21キロで、軽量化の研究も進めているという事です。 棺桶はロビーを通りかかった人たちの注目を集めていました。 伊那市では、供給体制の整備や価格調整などを行い、今年の10月をめどに市内の葬儀業者で販売を開始したいとしています。
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木曽福島から南アルプスへ直通バス 検討
伊那市の白鳥孝市長は、南アルプスへの登山客の利便性向上を図るため、木曽福島からの直通バスの運行を検討していることを明らかにしました。 これは、9日開かれた伊那市議会3月定例会一般質問の中で議員の質問に答えたものです。 登山シーズンに、茅野市から南アルプスの玄関口である長谷の戸台を結ぶ直通バス「ジオライナー」を運行していて3年目となり、認知されてきているとしています。 それに続くものとして、木曽福島から、権兵衛トンネルを通り南アルプスへ直行するバスの運行を検討していると話しました。 これにより、大阪や名古屋などからの登山客の利便性がアップします。 1日往復一便からのスタートになるだろうと話し、今年7月の運行を目標にバス会社などと可能性を検討していきたいとしています。 また、白鳥市長は高遠城址公園の周辺について、観光対策として桜とカエデの植樹を検討していきたいとしています。 そのうえで、早いうちに土地の所有者の確認や植樹にあった地質かどうかの調査を実施していきたいと答えていました。
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常円寺で針供養
折れたり、曲がったりして使えなくなった縫い針を供養する針供養が8日に伊那市の常円寺で行われました。 今日は上伊那和裁連盟と日本和裁士会のメンバー22人が針供養を行いました。 メンバーは使えなくなった針に感謝と上達の願いを込めて、こんにゃくに針を刺していきました。 針供養は、上伊那和裁連盟が発足した1968年から毎年行われています。 全国的には12月8日か2月8日に行われる針供養ですが、常円寺では近年は暖かくなるのを待って3月8日に行われています。 常円寺の角田泰隆住職は、「あらゆるものに命があることを大切に思い、これからも伝統を受け継いでいってほしい。」と話していました。
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GABA米の消費拡大へ研修会
健康に良いとされている機能性表示食品「GABA米」を幅広く周知していこうと伊那市のJA上伊那本所で研修会が8日、開かれました。 GABA米は、米に含まれるギャバを生かすよう加工したものです。 研修会は、ギャバ米の消費拡大などを促進しようと開かれたもので農業関係者40人が参加しました。 JA上伊那では、6次産業化の一環で、県内でも有数の収穫量を誇る上伊那産のコシヒカリの付加価値を高めようと2014年11月からギャバ米の試験販売を行っています。 8日は、上伊那などのギャバ米を手掛ける会社の水野英則さんが特徴や機能成分などについて話しました。 水野さんは「ギャバを含んだサプリメントや菓子、飲料などの商品が増えてきている。血圧を下げたりストレスを軽減したりする効果が期待できる」などと解説していました。 また、8日は料理研究家の横山タカ子さんによるギャバ米の特徴を生かした料理の提案会も開かれました。 ギャバ米大豆ごはんの他、上伊那産の野菜を使ったおかずや汁物を作りました。 JA上伊那では、さらに継続して販売を行いギャバ米の消費拡大を図りたいとしています。
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最高気温21.6度 5月中旬並み
6日の伊那地域の日中の最高気温は21.6度と5月中旬並みの暖かい一日となりました。 伊那市東春近の榛原河川公園では、マレットゴルフを楽しむ人の姿が多く見られました。 長野地方気象台によりますと低気圧の影響で7日の昼過ぎから雨となる見込みで、気温も平年並みになるということです。
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地域医療構想の実現に向けて 上伊那で初会合
「地域医療構想」の実現に向けて、上伊那地域の医療の現状や課題などについて話し合う上伊那医療圏地域医療構想調整会議が発足し7日、伊那市のいなっせで初会合が開かれました。 地域医療構想は、患者が必要とする医療体制を整えるため、団塊の世代が75歳以上となる平成37年の病床の必要量などを把握するものです。 上伊那は、人口10万人あたりの病床数が713床で、県の平均965床と比べ252床少なく、県内10圏域で最も少ないということです。 この日の会議には、上伊那地域の医療や福祉関係者など26人が出席しました。 会議では意見交換が行われ、委員からは「市街地から外れた医療体制の整っていない地域は、医者の回診を望んでいる声が多い」「他の地域へ患者が行かなくても済むように常勤の医師の体制を整えることが必要だ」といった意見がありました。 県では、上伊那を含めた10圏域の意見をまとめ、平成28年度中に「地域医療構想」を策定する計画です。
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伊那飲食店組合 新春大会
伊那市と南箕輪村の飲食店でつくる伊那飲食店組合の新春大会が7日に開かれ、組合員どうし親睦を深めました。 年に一度の交流会を兼ねた新春大会で、毎年この時期に開かれています。 挨拶で、伊那市中央のレストランしらかばの北原英之組合長は「賑やかな街づくりのお手伝いができるよう協力をお願いします」と話しました。 大会では、平成25年度、26年度の組合長など役員を退任したメンバーに感謝状が贈られました。 伊那飲食店組合は、春富、高遠町、長谷地区を除く伊那市と、南箕輪村の飲食店280店舗で組織され食品の安心安全な提供につとめています。
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伊那小6年春組 集大成の卒業公演
演劇などの舞台発表を通して表現の方法について学んできた伊那小学校6年春組の児童は、3年間の集大成となる卒業公演を1日伊那市のいなっせで行いました。 春組の児童は、演劇や合奏、お笑いの3つのグループに分かれ一つのステージを作る「春組座」として今年活動をしてきました。 このうち演劇のグループは、ファーストフード店に押し入った強盗と従業員とのやり取りをユーモラスに発表しました。 練習では、どうしたらお客に楽しんでもらえるかを考えながら、動きを大きくしたり、小道具を使うなどの工夫をしてきたという事です。 卒業公演では、最後にクラス全員で合唱を披露し、締めくくりました。
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伊那夜の街オリエンテーリング 580人が参加
3,000円で4軒の店をまわる伊那夜の街オリエンテーリングが、2日、伊那市の中心市街地で行われました。 午後7時。 合図とともに参加者が一斉に夜の街へと繰り出しました。 イベントでは、5、6人のグループに分かれ、指定された店をまわります。 1店舗30分、2時間で4軒をはしごするもので、店舗ごとに特別メニューが提供されます。 イベントは、地域の活性化につなげようと上伊那民主商工会が毎年この時期に開いていて、今年で12回目です。 参加店舗は64店で、580人が参加しました。 参加者は、店の人との会話を楽しみながら酒や料理を味わっていました。 上伊那民主商工会では、「歓送迎会や観桜期の時期となるので、店の選択肢が広がるきっかけになればうれしい」と話していました。
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芸術文化フェス 成果を発表
上伊那の芸術文化団体が一堂に集う芸術文化総合フェスティバルが伊那市の伊那文化会館で開かれました。 この催しは長野、松本、伊那の3会場で3日から開かれていています。 最終日の6日は、太鼓や大正琴などの6団体が練習の成果を発表しました。 このうち木村流大正琴伊那支部は、市内8つの教室のメンバー60人がステージで歌謡曲などを披露しました。 その中の「祭」は10年程前に製作した10分間のオリジナル曲です。 フェスティバルは、県内で活動する文化団体の日頃の活動成果の発表の場として長野県芸術文化協会が毎年開いています。
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認知症について理解を深め予防や改善を
認知症について理解を深め予防や改善につなげようと、まほらいな市民大学の講座の一環で、2月25日に講演会が開かれました。 まほらいな市民大学の受講生や卒業生など約100人が受講しました。 講師は伊那市美篶に住む後藤郁さんが務めました。 認知症は早期診断、早期治療が大事だという事で「何度も同じ事を言う、何に対しても興味をしめさない、化粧を面倒くさがるなどの変化に家族がいち早く気づいてほしい」と話していました。 後藤さんは平成22年から、認知症の人やその家族を見守り支援する「認知症サポーター」の養成講座で講師を務めています。
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県ロードレース伊那大会
第51回県ロードレース伊那大会が6日伊那市営野球場発着で開かれました。 大会には、県内外から514人が参加しました。 伊那市営野球場発着の10キロと5キロのコースで健脚を競いました。 参加者たちは、春の日差しを受けながらそれぞれのペースで楽しんでいました。
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いつまでも歌いつなぐ~伊那市内小中学校校歌~
伊那フィルハーモニー交響楽団の生演奏で伊那市内12の小中学校の校歌を歌う「いつまでも歌いつなぐ~伊那市内小中学校校歌~」が6日伊那市のいなっせでありました。 参加したのは、小学校7校、中学校5校の12校です。 伊那小学校は、3年から6年の合唱団を中心に38人が参加しました。 伊那フィルは、楽団結成30周年を記念して市内21校すべての学校の校歌をCD化しました。 今回のコンサートは、その記念と広く一般に校歌を聞く機会にしようと開かれたものです。 伊那フィルでは、CD化にあたり「校歌は地域をつなぐシンボルの意味がある。それぞれ特徴があり、雰囲気をつかみながら演奏した」と話しています。 この日の模様は、4月にご覧のチャンネルで放送します。
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3.11の集いinいな 陸前高田市の様子を聞く
「 3.11の集いinいな」が5日伊那市のタウンステーション伊那まちで開かれ、参加者が壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市の復興の様子を聞きました。 会場ではろうそくがともされ、参加者が黙とうをしました。 岩手県陸前高田市議会副議長の及川修一さんがタウンステーション伊那まちを訪れたほか、陸前高田市の山田壮史都市整備局長と災害FMのパーソナリティを務めた阿部裕美さんが現地からテレビ電話で参加しました。 及川さんは、陸前高田市の被災状況について、「最高で高さ17.6メートルの津波が来て、1,550人が亡くなり、建物は1件も残らないような状況でした」と説明しました。 山田都市整備局長は、「防潮堤の整備や盛り土(つち)で津波を防ぐとともに、津波がきても避難しやすい道路を整備し、多重防災という考えでまちづくりをしています」と話していました。 阿部さんは、「5年たってやっと、先がイメージできるようになってきました」と話していました。 集いは復興の現状と課題について語り合おうと、伊那市民有志でつくる実行委員会が2012年から毎年開いています。
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リニア開通を前に伊那谷の未来を考える
2027年のリニア中央新幹線の開通を前に、伊那谷の未来について考える講演会が、5日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 人口減少や社会保障問題などについて詳しい産経新聞社論説委員の河合雅司さんが、リニアの開通が伊那谷にもたらす効果などについて話しました。 河合さんは、「リニア駅は新幹線の駅とは違い、作ったからといって人が集まるというわけではない。多額の費用をかけるよりも、まずは今ある資源を活かすことを考えるべき」などと話していました。 講演会は、伊那谷の進むべき道について考えるきっかけにしてもらおうと、有志およそ10人が実行委員会を組織し企画しました。 会場には、地元の高校生や首都圏の大学に通う学生など、およそ200人が集まり、河合さんの話に耳を傾けていました。
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啓蟄 ポレポレの丘でスイセン咲き始め
5日は二十四節気の一つ「啓蟄」です。 大地が暖まり冬眠していた虫が穴から出てくるころとされています。 5日の伊那地域の最高気温は15.1度で4月上旬並みとなりました。 伊那市高遠町のポレポレの丘では、例年より3週間早くスイセンが咲き始めています。 ポレポレの丘を管理する高遠花摘み倶楽部の赤羽久人理事長によりますと、冬の間暖かい日が多かったことから、早く咲き始めたということです。 長野地方気象台によりますと9日日ころまでは気温が高い日が続くということです。
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みぶの里で春高駅伝応援旗づくり
3月20日に行われる春の高校伊那駅伝を応援しようと、伊那市美篶の高齢者複合福祉施設みぶの里で、応援グッズの制作が、3日行われました。 この日は、入所者が応援の旗を作りました。 ロゴがプリントされた紙に、メッセージを書き込み棒に張り付けていきました。 みぶの里が開所したのは、去年の5月で、春高駅伝の応援グッズを制作するのは今回が初めてです。 なかには、高校生が走る姿をイラストに描いた男性もいました。 みぶの里は春の高校伊那駅伝の男子第2中継所にもなっています。 当日、天気が良ければ入所者も外に出て、作った旗を振って選手を応援するということです。 みぶの里では、「旗の制作でリハビリにもなります。どこの高校を応援するなどの話題もでていて、皆さんとても楽しみにしています」と話していました。
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リニアロードマップ作成
リニア中央新幹線の開通に向けて、上伊那地域の景観づくりを県や市町村が連携して進めていくためのスケジュールを示したロードマップが作成されました。 2月25日に伊那合同庁舎で定例記者会見が開かれました。 このロードマップは、上伊那8市町村と上伊那広域連合、上伊那地方事務所の担当者で構成される上伊那地域景観行政連携協議会が作成しました。 平成26年に上伊那広域連合が公表した上伊那地域将来ビジョンの「景観の形成に向けて」に掲げる目標を達成するためのスケジュールが示されています。 「市町村ごとの景観づくり」と「広域連携による景観づくり」の大きく2つに分けられ、新たに「上伊那おもてなしルート景観協議会」を設置することなどが盛り込まれています。 協議会では、県や市町村で情報を共有し、2022年までに体制を整えてリニア開通に向け連携した取組みを推進していきたいとしています。 なお、この連携ロードマップは必要に応じ随時見直される予定です。
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伊那地区で初 空き家バンク登録
伊那市の伊那地区の物件が移住定住希望者へ空き家を紹介する空き家バンクに初めて登録されました。 先月伊那地区で初めて空き家バンクに登録された荒井にある木造2階建ての住宅です。 台所を含めて6部屋あり賃貸料は月3万5,000円です。 空き家バンク登録制度は移住定住対策として賃貸や売買可能な空き家の確保と活用を進めるため伊那市が創設したものです。 それらを専門的に行う、集落支援員の二瓶裕史さんは去年11月に市から委嘱され家主との交渉にあたってきました。 空き家バンク登録制度は平成23年度から高遠町と長谷で始まりました。 市によりますと現在47件が登録されていて、これまでに29件の成約があったということです。 二瓶さんによりますと3月中に伊那地区で新たに2件が登録される見込みで「活動の成果が表れ始めている」と話しています。 伊那市では18日に伊那市役所で空き家バンク登録相談会を開催する計画で登録希望者への説明のほか、制度の周知も図りたいとしています。
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「地産地消応援隊」に市内の農家4人認定
伊那市が食育推進のために事業者などの連携を図る「地産地消応援隊」に市内の米農家4人が認定されました。 4日に認定者の内の1人で伊那市富県の伊東佳保里さんに、隊員証とポスターが贈られました。 伊東さんは10年程前から父親の陽一郎さんに教わりながら米作りを始めました。 「安心」「安全」「おいしい」をモットーに、必要最低限の農薬しか使わず、自分達で肥料を手作りして米作りに取り組んでいます。 また、全国米・食味分析鑑定コンクールでは、毎年のように入賞しています。 「地産地消応援隊」は、国のガイドラインに沿って生産された農産物を市内に販売している生産者などを対象に認定され、市のホームページに紹介されます。 伊東さんの他には、いずれも米農家の伊那市富県の羽場操さん、伊那市御園の羽場敏さん、伊那市西春近の北原清一さんが認定されています。
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東春近小学校6年生 手作りのアスレチックが完成
伊那市の東春近小学校の6年生は、総合的な学習の一環で校庭にアスレチックを作りました。 東春近小の6年生65人は、県の補助金を活用して、ヒノキの間伐材やタイヤを使ったアスレチックを校庭に作りました。 6年生のある児童は「いろいろな遊び方ができるので、下級生にはおもしろい遊び方を見つけて楽しんでもらいたい」と話していました。
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井月しのぶ俳句大会 東京と伊那で開催
泊の俳人井上井月をしのぶ俳句大会などが3月と9月に東京と伊那市で開催されます。 井上井月顕彰会の北村皆雄会長らがこのほど記者会見を開き、3月に東京で開かれる「井月忌の集い」と9月に伊那市で開かれる「千両千両井月さんまつり」の概要などを説明しました。 北村会長は「井月忌の集いと、井月さんまつりの2つを伊那の文化活動の両輪としていきたい」と話しました。 井月忌の集いは、3月5日に東京で開かれます。 俳句大会や小林一茶や種田山頭火を研究する俳人の金子兜太さんの映画が上映されます。 井月さんまつりは9月に伊那市で開かれます。 伊那の勘太郎や山頭火と井月についてのシンポジウムなどが予定されています。
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御子柴正人さん「桜咲く信州四季洋画展」
伊那市荒井在住の御子柴 正人さんの油絵展、桜咲く信州四季洋画展が、西箕輪のみはらしの湯ロビーで開かれています。 会場には、6号から80号までの近作を中心に13点が展示されています。 伊那を中心に、県内の風景を描いた作品が展示されています。 こちらの作品は、信州ねんりんぴっくで県知事賞を受賞した作品「寒風(かんぷう)」です。春を待ち、寒さに耐える桜を描きました。 御子柴正人さんの作品展は、28日までみはらしの湯ロビーで開かれています。
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閉園となる高遠第4保育園さよならの会
伊那市の高遠第4保育園は、今年度末をもって閉園となります。 3日は、地域の人々や卒園した人たちを招いて、さよならの会を開きました。 この日、未満児から年長まですべてのクラスが歌や劇、リズムなどを発表し、地域の人たちに披露しました。 年少は、大きなサツマイモを収穫する劇を行いました。 年少クラスだけではサツマイモを抜くことができず、会場みんなの声援をうけて、やっと収穫していました。 最後の卒園児となる年長には、特別養護老人ホームさくらの里の利用者が作ったコサージュがプレゼントされました。25日に行われる卒園式で身につけます。 年長は、保育園での思い出を発表しました。 そのあと、これまでの卒園生の写真や、子どもたちの普段の様子などの映像が上映されました。 高遠第4保育園は、昭和53年に開園しました。 保育園の統廃合により閉園となります。 さよならの会は、4日、5日も予定していて、保育園を開放し映像の上映などを行います。 3月25日の卒園式の後、閉園式が行われ、38年の歴史に幕を下ろします。