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長野県公衆衛生専門学校 12人卒業
長野県公衆衛生専門学校の卒業式が6日行われ、歯科衛生士になるための3年間の課程を学んだ12人が学び舎を巣立ちました。 式では、合木康典校長から卒業生1人1人に卒業証書が手渡されました。 卒業生12人のうち、上伊那出身は7人です。 卒業生12人全員が、県内の歯科診療所への就職が決まっているということです。 在校生を代表して、島﨑美桜さんは「初心忘るべからず、という言葉を胸に歯科衛生士として熟練の域に達しても向上心を忘れないでください」と送辞を述べました。 卒業生を代表して稲原有妙子さんは「これからが本当のスタートだという気持ちで、患者さんに信頼してもらえる歯科衛生士を目指します」と答辞を述べました。 式の最後には卒業生全員で「旅立ちの日に」を歌いました。
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二十四節気「啓蟄」 最高気温11.8度暖かい一日
6日は二十四節気の一つ「啓蟄」です。 大地が暖まり冬眠していた虫が春の訪れを感じ、穴から出てくる頃とされています。 この日の伊那地域の最高気温は11.8度で3月下旬並みの暖かい一日となりました。 長野地方気象台によりますと、7日以降は曇りの日が続き、1週間程は寒気の影響で最高気温が平年より3度~4度程低くなると予想しています。
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就活スケジュール変更後初の企業説明会
就職スケジュール変更後初めての上伊那地区企業説明会が、6日伊那市の伊那市民体育館で開かれ、地元就職を希望する学生が参加しました。 上伊那地区企業説明会は毎年ハローワーク伊那などが開いています。 個別企業説明会には、去年より11社多い上伊那の49社が参加しました。 説明会には既卒者を含め去年より67人多い164人が参加し、人事担当者から会社の概要や製品の説明を受けました。 今回は、5日から市民体育館隣の勤労者福祉センターで開かれている中央アルプスビジネスフェアとの同時開催です。 来年春卒業予定の学生から就活のスケジュールが変わり企業説明会の開催が3月からになったため、スケジュール変更後の上伊那での就職説明会はこの日が初めてです。 上伊那では毎年就活解禁日より2か月程遅れて企業説明会を開催していましたが、早い段階で地元企業への関心を持ってもらい、都市部の学生を地元に誘致しようと今年は解禁と同時期に開催しました。 中央アルプスビジネスフェアの会場では、駒ヶ根市出身の落語家で上伊那就活応援団長の春風亭愛橋さんよる企業ツアーが行われました。 ツアーには71人が参加し、愛橋さんの案内で会場内を周っていました。 主催したハローワーク伊那では「近年は都市部の大手企業の採用が増加しているので多くの学生に地元に帰って就職してもらえるよう参加企業を増やすなどの取り組みをしていきたい」としています。 次回の上伊那企業の説明会は、4月18日に初めて東京都の銀座NAGANOで開かれる予定です。
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高遠城址公園 4月9日開花予想
日本気象協会は6日、今年3回目の桜の開花予想を発表しました。 高遠城公園は4月9日開花と予想しています。 日本気象協会の発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は平年より3日早く、去年より1日遅い、4月9日と予想しています。 満開は、平年より3日早く、去年より2日早い、4月14日と予想しています。 日本気象協会によりますと、長野県の3月から4月前半にかけての気温は、平年並みかやや高めに推移するということです。 画像提供:日本気象協会
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東日本大震災から4年 3.11の今③ 海苔網がつなぐ絆
2014年12月、いなっせ北側広場。 伊那商工会議所青年部企画のイルミネーションが行われました。 ここで使われたのは、海苔の漁で使う網です。 宮城県の漁師からもらったものです。 宮城県東松島市の海側に位置する、大曲浜地区。 海苔の養殖生産が盛んな地域です。 イルミネーションの網は震災前、ここで使われていました。 伊那商工会議所青年部の高見洋平さん。 今でも大切に網を保管しています。 高見さんは、去年11月、大曲浜を訪れ、漁師と一緒に海苔の漁も体験しました。 復興にむけて頑張っている漁師たちの事を伊那の人にも知ってもらい、東北に目を向けてもらおうと、網を使ったイルミネーションを企画しました。 震災直後、壊滅的な被害を受けた大曲浜。 震災後、漁師たちは、海苔の養殖が盛んな大曲浜を復活させようと奮闘しました。その時にみつけたのが、あの網でした。 大曲浜の海苔漁師、津田大さんは「道具をかき集める事しかできなかった。網一つでも貴重なものだった」と話します。 伊那商工会議所青年部の高見洋平さんは、そんな漁師たちの姿を見てファンなったと話します。「東北に関心を持つ、その事もこれからの復興支援の一つの形なのかな」- 漁師の津田さんは「今は復興の様子を見せたい。元に戻るだけじゃなく、進化した東北を見せる事が皆さんへの恩返し」と話していました。 午前5時半。今日も漁師たちが海へと向かっていきました。 伊那商工会議所青年部では、今月下旬にも義援金を東北に届けに行く予定です。
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東日本大震災から4年 3.11の今② 地域と被災地を本で結ぶ
「地域の情報の発信源として、図書館としては引き続きこういう活動をしているということを皆さんにお伝えしていきたいと思っています」 伊那市荒井の伊那図書館。 年間およそ10万人が訪れるこの図書館は、子どもからお年寄りまで多くの人が利用する、地域になくてはならない存在となっています。 2階の一角には、4年前に発生した東日本大震災後、すぐに設置されたコーナーがあります。 「東日本大震災情報交流ひろば」 震災に関する本や新聞を置き、情報を発信しています。 このコーナーを担当して4年目になる、職員の保科麻衣さん。 震災から3日経った2011年3月14日にこのコーナーを設置しました。 このコーナーには、古本の回収箱が設置されています。 「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」の古本回収ボックス。 津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市。 大津波が町を襲い、多くの公共施設と同様に図書館も大きな被害を受けました。 建物は全壊。職員7人全員が犠牲となり、置いてあった8万冊の本は全て流されてしまいました。 伊那図書館でゆめプロジェクトを担当している小牧のぞみさん。 ボックスに入っている本を見る度に支援の輪が続いていると感じるそうです。 震災後、上伊那にも多くの人が移住してきました。 離れて暮らしていても故郷のことに目を向けてほしい。地域の人にはあの日の出来事を忘れないでいてほしい。 伊那図書館では、地域と被災地を結ぶ取り組みをこれからも続けていきます。
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富県小2年生 味噌づくりに挑戦
伊那市の富県小学校の2年生が、生活科の授業で5日初めての味噌づくりに挑戦しました。 ゆでた大豆を器具に入れ、ハンドルを回してすりつぶしていきます。 富県小学校の2年生22人は、去年の7月から11月にかけて生活科の授業で大豆を育ててきました。 およそ50キロを収穫し、5日はそのうちの30キロを使って味噌を作りました。 すりつぶした大豆と、麹、塩、水を一緒に混ぜていきます。 児童は、掛け声をかけながら味噌を混ぜていました。 味噌は樽に詰められ、10か月間寝かせます。 100キロほどができるということで、各家庭に配ったり、クラスで食べる計画です。 富県小2年生は来年度、大豆を使って豆腐や醤油作りにも挑戦するということです。
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東日本大震災から4年 3.11の今① 4年目の苦悩と挑戦
「ブレちゃうのよね。ここにいたら福島の話題ゼロ。忘れていってしまう。でも忘れてはいけない。」 東日本大震災による福島から自主避難した果樹農家佐藤浩信さん。この時期は、リンゴの剪定作業に励んでいます。 佐藤さんは特色ある果樹栽培とビジネス戦略で福島を代表する農家として知られていました。佐藤さんが作る商品は、高級果物ギフトを扱う百貨店や老舗の果物店などで販売されてきました。 しかし、東日本大震災が発生。 福島第一原発事故により自主避難した佐藤さんは、被災直後の4月に西箕輪に再起をかけ移り住んできました。 佐藤さんは、移住してすぐに、桃とさくらんぼを西箕輪の畑に植えました。 去年の夏、4年目を迎え、4メートルほどに成長した桃が、初めての荷を迎えました。「まだ、納得の味じゃない…」 今回は、地元の直売所に出荷しました。 佐藤さんは、現状を打破する突破口を模索して、動き続けています。 月に2~3回は、福島に戻り、日曜日は、東京で商談会。2月は福島の農業者の代表として香港に。ニュージーランドの農業研修にも1週間、参加しました。 香港では、小売店でどのように日本の商品が扱われているか、その現状を確認しました。「福島がダメだってことはわかってはいたけど。福島の商品ぜんぜん売れない。どうしたらいいかわかんない。本当に全然わかんない」 福島の商品が売れない。この現実は佐藤さんに重くのしかかります。 佐藤さんの果物栽培。それは戦いだといいます。 福島県民が長野の地で、挑み続けて作り出す味を、ふるさと福島の再起のために役立てたい。 佐藤さんはその一貫した思いを、責務として自分に課して、戦い続けます。
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ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団 6月に伊那で公演
6月に伊那文化会館で開かれる、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の公演チケットの販売が始まっています。 ハンガリーの歴史ある名門楽団、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団は、6月に日本公演を予定していて、伊那文化会館での公演はそのツアーの一環です。 伊那での公演では、唯一、ピアニストの清水和音さんとの共演が行われます。 35年前、伊那文化会館の宮澤敏夫館長が大阪フィルハーモニー交響楽団のコントラバスの奏者だった頃、一緒に清水さんと演奏していた事が縁で実現しました。 演奏されるラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲は伊那で聴ける貴重な機会だということです。 チケットの販売は、伊那文化会館で始まっています。 公演は6月9日(火)午後7時から、伊那文化会館大ホールで行われます。
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柘植伊佐夫さん初の個展
伊那市出身でNHK大河ドラマで人物デザインを担当した柘植伊佐夫さんによる初めての展示会「UNITY」が3日から伊那市の伊那図書館で始まりました。 初日の3日は、柘植さんが伊那図書館を訪れ、オープニングセレモニーが行われました。 ヘアメークや衣装などを総合的に行う人物デザイナーとして活躍する柘植さんは、平成24年に伊那市の芸術文化大使に委嘱されています。 展示されているのは舞台やテレビドラマ、映画のデザイン画や脚本などおよそ500点です。 柘植さんが人物デザインを担当したNHKの大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」に使われた衣装を間近で見ることができます。 中には、柘植さんが伊那中学校時代に製作した作品も展示されています。 今回の展示は、柘植さんが描いた絵を伊那図書館に寄贈することがきっかけで、これまでの活動を見てもらおうと初めて開かれたものです。 柘植伊佐夫の世界展「UNITY」は、22日まで伊那図書館で開かれていて入場は無料となっています。 14日の午後4時30分からは柘植さんによるトークセッションが伊那図書館で開かれることになっています。
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県議選告示まで1か月 伊那市区はこれまでに2人が出馬を表明
任期満了にともなう県議会議員選挙の告示まで1か月となりました。 これまでに出馬を表明している立候補予定者を表明順で紹介します。 定数2の伊那市区にはこれまでに現職1人新人1人の、合わせて2人が出馬を表明しています。 現職4期目で西町の向山公人さん。72歳。議会会派の県政ながの会長です。 無所属新人で東春近の酒井茂さん。62歳。前の伊那市副市長です。 伊那市区では共産党を含む市民グループが候補擁立を検討していて今月中旬までには態度を明らかにするとしています。 県議会議員選挙は4月3日告示。12日投開票となっています。
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坂下神社で天神様
学業成就を願う天神様の祭りが28日、伊那市の坂下神社で行われました。 この日は坂下区の小学生や坂下神社の氏子およそ20人が集まりました。 天神様の祭りは菅原道真を学業の神様として祀ったもので、坂下区では坂下神社氏子総代会と坂下子供育成会が毎年この時期に行っています。 代表の児童が玉ぐしを奉納し、学業の成就を祈りました。 お参りが終わると、子ども達は絵馬に願い事を書いていました。 神官の伊藤光森さんは「神様はみなさんを見守っていてくれます。ここを通りかかったらお参りをして神様に顔を見せてください」と話していました。
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ひな祭り 飾り巻き寿司教室
女性を対象に健康や趣味、子育てなどをサポートするwee+は3日、ひな祭りのイベントとして、飾り巻き寿司を作り教室を開きました。 イベントはwee+が初めて開いたもので、上伊那から15人が参加しました。 講師は、飯島町在住の飾り寿司インストラクターの上原弘子さんがつとめ、巻き寿司で桃の花の作り方を指導しました。 巻き寿司の中身は、鯛の身に味付けをした、おぼろと、卵焼き、きゅうりです。 一緒に参加した子どもは完成が待ちきれず、見本の巻き寿司をほうばっていました。 参加者は指導を受けながら、20分ほどで巻き寿司を完成させていました。 この日作った巻き寿司は、家へ持ち帰り、夕食で家族と味わうということです。
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炭焼き窯完成で火入れ式
伊那市上牧の住民グループ上牧里山づくりの炭焼き窯がこのほど完成し1日、火入れ式が行われました。 炭焼き窯は地元の里山整備を行っている住民グループ上牧里山づくりがその活動の一環で作ったものです。 窯の中は縦170センチ、横が150センチ、高さ110センチほどでそのまわりをコンクリートと石などで固めています。 火入れ式には区の役員などおよそ15人が参加し窯の完成を祝いました。 かつて上牧では炭焼きがおこなわれていたということですが、次第に途絶えていったということです。 地区住民から復活させようという声があがり伊那市富県の「たかずや炭の会」の協力でおよそ80万円かけて窯を作りました。 里山整備で出た間伐材を燃やし炭をつくる計画で出来た炭は区民に配られるということです。 上牧里山づくりでは「炭焼きは里山の営みの原点。多くの区民に山に親しんでもらいたい。」と話していました。
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認定子ども園 市が支援へ
伊那市山寺にある私立の伊那緑ヶ丘幼稚園は3歳未満の子どもをあずかることができる認定子ども園として移転新築する計画です。 子育て世代の支援に力を入れている伊那市は2日開会した3月議会に移転新築を支援する予算案を提出しました。 緑ヶ丘幼稚園には現在およそ45人の園児がいます。 幼稚園では3歳未満の子どもをあずかることができませんが受け入れ可能となる認定子ども園に県から今月中にも認可される見通しです。 これにともない伊那市西町の小黒川パーキング西側に移転新築する計画で定員は120人、このうち未満児は42人を予定しています。 現在子どもをあずかる時間は午前7時半から午後6時までですが認可されれば午後7時まで延長されます。 またスタッフも10人ほど増員するとしています。 市内で緑ヶ丘幼稚園とすでに認定こども園に認可されている敬愛幼稚園を運営している宮原光生理事長は「働く母親を支援したい。」と話します。 平成23年に認可された敬愛幼稚園は現在97人ほどの園児がいてそのうち31人が未満児だということです。 子育て世代の支援に力を入れる伊那市では認定子ども園としての移転新築におよそ2億2,000万円を補助する予算案を市議会に提出しました。 新しい緑ヶ丘幼稚園は来年4月の開園を予定しています
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NEC長野閉鎖で波紋広がる
2月27日に発表のあった、伊那市のNEC長野の閉鎖は、地域に波紋を広げています。 2日に開かれた市議会全員協議会で白鳥孝市長はNEC長野の閉鎖の発表に「驚いた」と話し、「今後空き工場にならないようにNEC幹部と話を進め、企業誘致に積極的に取り組みたい」と話ました。 NECは、車載機器などを開発・生産している、伊那市のNEC長野、(長野日本電気株式会社)の機能を、平成28年度末までに東京の、NECプラットフォームズ株式会社に移管すると2月27日に発表しました。 NECは、平成26年7月にハードウェア開発・生産子会社4社を統合して、NECプラットフォームズを発足。ものづくりの顧客価値創造に向けたグローバル情報体制の拡充を進めているとしています。 NEC長野の閉鎖は、こうした取り組みの一環で、各拠点が強みを有する、ものづくり技術を融合すると共に集中投資を行うことで、グローバル競争力のある製品の創出を図るとしています。 NEC長野は、190人の従業員は、削減しない考えで、平成28年度末までに、NECプラットフォームズの各事業所に移すとしています。 家庭や諸事情などで異動が困難な人については、今後労働組合と話し合いを行い、早期退職も受け入れていくということです。 伊那市では、当面動きを見守る考えですが、ハローワークと連携して、従業員の雇用先の確保につとめていきたいとしています。
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第50回長野県ロードレース伊那大会
第50回長野県ロードレース伊那大会が3日、伊那市の市営野球場を発着に行われました。 大会には22の都府県から838人がエントリーしました。 県ロードレース伊那大会は、伊那市や長野陸上競技協会が毎年開いているものです。 一般の部、高校の部、40歳以上の壮年の部、女子の部、中学男子の部に別れ5キロから16キロのコースを走ります。 ある参加者は、「50回の記念に参加しました。雨の中ですががんばります」と意気込んでいました。 沿道には住民が応援に駆け付け、参加者に声援を送っていました。
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県議選伊那市区 酒井氏事務所開き
任期満了に伴う県議選伊那市区から立候補を表明している新人の酒井茂さんの後援会は1日、伊那市内で事務所開きを行いました。 伊那市上新田に設けられた事務所には支持者およそ100人が集まりました。 新人で前の伊那市副市長の酒井さんは支持者を前に「健やかな地域づくりに取り組んでいきたい」と訴えました。 酒井さんは「定住促進、人口減少に歯止めをかけるということから働く場を確保していく。 それには農業振興、観光振興を図って働く場というものを安定的にしていかなければならない。 また女性の皆さんが定住したい住み続けたいというような、まちづくりを行うために子育てや介護の場から女性の負担を軽減し女性を尊重する施策も進めていかなければならない。 リニアの開通を見据えた観光振興あるいは153号伊駒アルプスロードの整備といった基盤整備も計画的に進めていきたい。」と述べました。 後援会は市内竜東地区を中心に支部を設置していて今後はミニ集会を予定しています。 定数2の県議選伊那市区はこれまでに酒井さんのほかに現職の向山公人さんが立候補を表明しています。
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雛飾りに囲まれ雅楽の演奏会
伊那市西町の旧井澤家住宅で、雅楽の演奏会が1日に開かれました。 演奏したのは、東京都と埼玉県在住の演奏家3人です。 これは3日まで行われている雛飾りの展示に合わせ、行われたものです。 演奏会には90人が訪れ、雅楽の調べに耳を傾けていました。
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巣立ちの春 上伊那の高校で卒業式
3月に入り、卒業式シーズンを迎えています。 1日は、上伊那の3つの高校で卒業式が行われ、生徒達は慣れ親しんだ学び舎を後にしました。 上伊那のトップをきって、辰野高校、高遠高校、赤穂高校で卒業式が行われました。 このうち、高遠高校では今年度92人が卒業を迎え、新井正紀校長から、各クラスの代表に卒業証書が手渡されました。 新井校長は「人生の明確な志を持ち、一度や二度の失敗を恐れず自分の知恵と努力で未来を切り開いてほしい」と式辞を述べました。 卒業生を代表して平岩誉之さんは、高校生活を振り返りながら新たな道へ踏み出す決意を述べました。 式の後、各クラスでは最後のホームルームが行われました。 3年C組では、担任の宮下翔教諭から一人一人に卒業証書が手渡されました。 証書を受け取ると、生徒はクラスメートに感謝の言葉を伝えていました。 高遠高校では、47人が大学や専門学校などへ進学、33人の就職が決まっています。 就職希望者のうち、31人が県内、2人が県外企業に内定しているという事です。 上伊那地域のこの他の高校では、3日から7日に卒業式が行われます。
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坂下で学業成就願う天神様
学業成就を願う天神様の祭りが28日、伊那市の坂下神社で行われました。 28日は坂下区の小学生や坂下神社の氏子およそ20人が集まりました。 天神様の祭りは菅原道真を学業の神様として祀ったもので、坂下区では坂下神社氏子総代会と坂下子供育成会が毎年この時期に行っています。 代表の児童が玉ぐしを奉納し、学業の成就を祈りました。 お参りが終わると、子ども達は絵馬に願い事を書いていました。 神官の伊藤光森さんは「神様はみなさんを見守っていてくれます。ここを通りかかったらお参りをして神様に顔を見せてください」と話していました。
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日影の「池上屋敷」一族 親睦会
鎌倉時代以前から続くという伊那市日影新子の池上さん一族は、28日に近くのビニールハウスに集まり、ぼたん鍋を囲み親睦を深めました。 28日は2歳から91歳まで、7家族26人が集まり、ぼたん鍋を楽しみました。 伊那市日影新子に住む池上姓の一族、9戸は、池上屋敷と呼び合っています。 本家の池上喜恵さんです。 池上さん宅は鎌倉時代以前から日影に住んでいると伝えられていて、自宅には明治時代以前に建てられたとされる土蔵の蔵もあります。 親戚や近所の付き合いが薄れていく中、お年寄りと子どもたちが触れ合う場を設けようと、今回初めて4世代での親睦会を開きました。 池上屋敷では今後も親睦会を開き、一族の絆を深めていきたいとしています。
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春の全国火災予防運動を前に街頭啓発
3月1日からの春の全国火災予防運動を前に、伊那消防署の署員は2月28日、伊那市内の大型店で街頭啓発を行いました。 アピタ伊那店では、伊那消防署の署員2人が火災予防を呼びかけました。 春の全国火災予防運動は、屋外でのたき火や土手焼きなどが多くなるこの時期に毎年行われています。 署員は、買い物客にパンフレットを配り、火災予防を呼びかけていました。 伊那消防組合管内の去年の火災発生件数は49件、今年の発生件数は、きのうまでで10件となっています。 春の全国火災予防運動は3月1日から7日までとなっています。
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女声合唱「吾木香」発足 来年4月交流演奏会
上伊那地域を中心とした女声合唱団吾木香が27日に発足しました。 今後は、来年4月に伊那市で開かれるスイスのアカペラ合唱団との交流演奏会に向け練習を重ねます。 伊那市のいなっせで開かれた発足式では、自己紹介の後早速初めての練習を行いました。 20代から60代までの団員27人は、音楽の教員や専業主婦など様々ですが、いずれもこれまで音楽に携わってきた人が集まったということです。 演奏会で共演するスイスのアカペラ合唱団が創立30周年を記念して伊那市を訪れることになり、既存の合唱団ではない新しい集まりを作って交流しようと、吾木香が発足しました。 合唱団の名前「吾木香」は、日本語の美しさを合唱で表現したいという思いから名づけられています。 音楽の教員として県内の小中学校で40年以上指導した指揮者の白鳥彰政さんは「これまで学んできたことをいったんリセットし、新たな気持ちで質の高い音楽を目指していきましょう」と呼びかけていました。 今後は、来年4月に伊那市で開かれる交流演奏会に向け、月に3回のペースで練習を行います。
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上伊那の主力野菜 白ネギ播種作業
上伊那の主力野菜白ネギの播種作業が、伊那市西春近で本格的に始まりました。 作業は、5月の中旬まで行われます。 伊那市西春近の池上清朝さん宅のビニールハウスです。 播種作業は、1月中旬から始まり現在本格化しています。 池上さん宅では、7棟のハウスでおよそ10年前から白ネギの播種と育苗を行っています。 白ネギは、ブロッコリー、アスパラと並ぶ上伊那の主力野菜で、中京方面を中心に今年度はおよそ1,300トンが出荷されています。 池上さん宅では、辰野町から飯島町までの農家が栽培する分の苗を出荷していて、今年はおよそ9,000枚を予定しています。 現在播種が行われているのは、太くて柔らかく甘みが強い品種の白ネギです。 種は小さいため、機械で蒔けるようコーティングされています。 植えられた種は、およそ2か月かけて育てられ、JA上伊那を通して各農家に配られます。 播種作業は、家族が集まる週末に行われていて、この日も一家総出で作業にあたっていました。 白ねぎの播種は5月中旬まで行われます。
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井上井月顕彰会前会長堀内さんお別れの会
今年1月9日に94歳で亡くなった井上井月顕彰会前会長の堀内功さんのお別れの会が、28日に開かれ、およそ160人が故人を偲びました。 伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれたお別れの会には、井上井月顕彰会の関係者の他、親族や友人などおよそ160人が参列しました。 堀内さんは、大正9年に伊那市美篶笠原で生まれ、東京で健康食品を販売する会社の会長を務めていました。 平成20年からは井月顕彰会の会長として句集の発行や句碑の建立などを行ってきました。 伊那食品工業の塚越寛会長は、弔辞で堀内さんとの思い出を振り返りました。 伊那市の白鳥孝市長は「堀内さんが大切にした伊那谷の風景や人々の営み、井月を広く知ってもらうための取り組みを次世代に継承していきたい」と挨拶しました。 他に、顕彰会副会長でお別れの会実行委員長の竹入弘元さんは「井月に関しては、何十年も親しんでこられた人。その活躍はめざましいものだった」と感謝していました。 顕彰会の新しい会長となった北村皆雄さんは、「井月を広めるためにやることはいっぱいある。会員共々がんばっていきたい」と誓いを述べました。
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春感じるクリスマスローズ
信濃クリスマスローズ愛好会は、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜ホールでクリスマスローズ展を開いています。 会場には、会員が育てたクリスマスローズ160鉢が並んでいます。 愛好会は、上伊那を中心に会員は30人です。 会では、「原種から交配した最新の花までさまざまな色や形が楽しめる。好みのものを探してほしい。」と話しています。 クリスマスローズ展は、3月1日までかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれています。
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井月顕彰会新会長に北村監督
井上井月顕彰会の理事会が27日伊那市手良の井上井月顕彰会館で開かれ、1月に死去した堀内功会長の後任に、映画ほかいびとの監督をつとめた北村皆雄さんが決まりました。 顕彰会は、27日記者会見を開き、新しい役員体制を発表しました。 副会長の下島大輔さん、竹入弘元さん、平澤春樹さんは留任し、新しい会長に北村皆雄さんが選ばれました。 北村さんは、美篶出身、東京都在住で、映画監督です。 堀内前会長とは、父親の代から親交があったということです。 顕彰会では、今後5年をめどに昭和5年初版でこれまでに5回の改定版が出ている井月全集を全面的に改定し刷新した新しい井月全集を出版する考えを発表しました。 北村会長の任期は、堀内前会長の残任期間となる平成28年11月30日までとなっています。 なお、28日は、高遠さくらホテルで堀内功前会長のお別れの会が予定されています。
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ポスター掲示場 お礼にランチバッグ
県議会議員選挙を1か月後に控え、伊那市の障害者就労支援施設輪っこはうす・コスモスの家では、選挙用ポスター掲示場の地権者へのお礼の品づくりが行われています。 伊那市山寺にある伊那市社会福祉協議会の障害者就労支援施設、輪っこはうす・コスモスの家です。 3階の縫製班の部屋にはミシンの音が響きます。 作っているのは、ランチバッグ。 3人の職員と施設を利用している2人の障害者が協力しながら作業を進めていました。 伊那市選挙管理委員会によりますと、選挙の際、市内に設置するポスター掲示場は、297か所で、そのうちの100か所は、個人が所有する土地の一部や庭先です。 選管では、そのお礼にと日帰り温泉施設の入浴券などを渡していましたが、去年8月の県知事選挙で初めて輪っこはうす・コスモスの家にお礼の品の製作を発注 しました。 前回の知事選では、トートバッグ、今回は、ランチバッグにしました。 受注した単価は、1つ1,800円、100個なので18万円の売り上げになります。 1つ仕上げるのに慣れた職員でも2時間はかかるという今回のバッグ。 2月初旬から作業をはじめようやく先がみえてきました。 こちらの利用者は、これが7個目です。 「職員と同じレベルに仕上げなければならないのでとても緊張しますが、出来上がると楽しい」と話していました。 普段は、メガネケースやまくら、エコバッグを作って販売している縫製班ですが、思わぬ市からの発注にうれしい悲鳴をあげています。
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食育川柳 特選5作品を表彰
伊那市食育推進会議が市内の小中学生を対象に募集した、食育川柳の入選作品が決まりました。 25日は、伊那市役所で授賞式が行われ、特選に選ばれた5人に賞状が贈られました。 伊那小6年の桜井花穏さんの「ご飯食べ 心も体も ほっかほか」 伊那東小6年の小田切美泉さんの「母の味 大人になっても 忘れない」 同じく伊那東小6年の山下紗花さんの「テーブルに 笑顔が集まる 晩ご飯」 美篶小5年の小澤空河君の「伊那谷の 広い自然に 旬の物」 長谷小6年の片山清葉君の「食べ物で 心も育つ 背ものびる」です。 食育川柳は伊那市内の小学5年生から中学3年生までを対象に募集し、509点の応募がありました。 また、地産地消やヘルシーメニューを提供する「い~な食育応援隊」に、新たに4店舗が登録され、ポスターと認定プレートが贈られました。 新たに登録されたのは、伊那市中央のしらかば、伊那市長谷の平家の里、伊那市下新田の梨麻、伊那市山寺のHIFUMIの4店舗です。 い~な食育応援隊は、今回を合わせて、13店舗が登録されています。