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校舎横の手作りリンクでスケート
伊那市の西春近北小学校の校舎北側に作られたリンクで25日、スケートの授業が行われました。
授業は今シーズン初めてということで氷に慣れていない児童らは四つん這いになってリンクにあがりました。
2年生の児童30人が半分に分かれて今年初めてのスケートをしました。
西春近北小学校では毎年陽の当らない校舎北側に水を張り縦18メートル、横9メートルのリンクを作っています。
ここ数日の冷え込みで氷に厚みが出て滑ることができるようになりました。
スケートは1、2年生を対象に週2回ほど行い2月には岡谷市のスケート場で授業を予定しています。
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フィンランドの視察報告
去年10月にフィンランドの北カルヤラ県を訪問した、白鳥孝伊那市長をはじめ林業関係者などによる視察報告会が24日、伊那市役所で開かれました。
視察報告会では北カルヤラ県を訪問した14人のうち8人が話をしました。
報告会で上伊那森林組合の池亀真樹さんは「フィンランドは国土の面積、森林の面積ともほぼ日本と同じだが、年間の木材の収穫量は3倍ほどある。国際経済のなかで生き残るために国家戦略として林業に取り組んでいる」と話していました。
白鳥市長は「フィンランドの北カルヤラ県とのつながりを、一次産業に軸足をおいた地方都市をつくるきっかけにしていきたい。」と話していました。
伊那市は令和元年に北カルヤラ県と林業などの分野で協力関係を築いていく覚書を交わしていて、今回の訪問もその一環として行われました。
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伊那市社協 職員を被災地に派遣
伊那市社会福祉協議会は能登半島地震の避難所支援のため、職員1人を26日から石川県能登町に派遣します。
石川県能登町に派遣されるのは、障害者多機能型事業所ゆめわーくの生活支援員、三浦正也さんです。
25日は、福祉まちづくりセンターで壮行会が開かれました。
三浦さんは、長野県災害福祉広域支援ネットワーク協議会の災害派遣福祉チーム、DWATに登録しています。
市社協のDWATの派遣は今回が初めてで、三浦さんは、高齢者や要介護者を受け入れる福祉避難所で活動するということです。
林俊宏会長は、「被災者の立場にたって支援を行ってきてください」と激励しました。
三浦さんは、26日から30日まで現地で活動する予定です。
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伊那西小 木材の活用を考える授業
伊那市の伊那西小学校では学校林の整備が進められています。
それに合わせて伊那西小では木材の活用を考える授業が行われています。
25日は校舎南側の林で全校児童69人が見守る中、長さ25メートルのカラマツの木が切り倒されました。
伊那西小学校では70年前に防風林として植えた2,000本の木から枯れ枝が落ちる危険性があるため、5年前からおよそ1ヘクタールの林で伐採を進めていて、今回0.3ヘクタールで伐採を行います。
これまでに切った木は森のステージの材料に使い、ステージは音楽会などの行事で使われています。
今回伐採する木は、児童の希望を聞いて使い方を考えるということです。
伐採のあと、校舎で森林整備について話を聞きました。
きょうは長野県林業総合センターの小山泰弘さんや、伊那市の木工業株式会社やまとわ社長の中村博さんが講師を務め、児童に「木は生き物です。整備した森林を観察してください」と話していました。
林にはマラソンコースが設置されていて、児童は今後森林の成長を見守っていくということです。 -
日本の音を未来にコンサート 箏男と共演
伊那市のいなっせジュニア和楽器講座に通う子ども達が出演する「日本の音を未来にコンサート」が、21日に開かれました。
コンサートには、箏奏者で「箏男」こと大川義秋さんがゲスト出演し、子どもたちと一緒に演奏を披露しました。
大川さんは、福島県双葉町出身のプロの箏奏者です。
2020年に男性和楽器パフォーマンス集団の1人としてメジャーデビューした大川さんは、箏の全国コンクールで2年連続1位となるなど実力も持ち合わせています。
ジュニア和楽器講座には、伊那市と南箕輪村の小中学生35人が通っていて、去年8月から月に1回練習を重ねてきました。
この日の本番では、大川さんのオリジナル曲など2曲を披露しました。
尺八を演奏した女子児童は、「緊張したけれど、練習通りできてよかったです」と話していました。
実行委員会では、「和楽器を大勢の人と演奏することの楽しさを感じてもらえればうれしいです」と話していました。
今回受講した子どもの8割は、来年度も継続するということです。 -
長谷総合支所の新庁舎見学会
上伊那産の木材をふんだんに使った、伊那市長谷の長谷総合支所の新しい庁舎の見学会が20日に開かれました。
20日は地域住民や林業関係者などおよそ40人が見学に訪れました。
長谷総合支所は建て替えが進められていて新しい庁舎は、柱や土台、梁に木が使われている大型の日本建築です。
使われているのは、長谷のヒノキや西春近のアカマツなど上伊那産材となっています。
新庁舎は木造平屋建てで、延べ床面積は689平方メートルです。
太陽光発電や自家発電設備も備え、災害時には地域の防災施設として使用される計画です。
長谷総合支所の新しい庁舎は、7月上旬の開所を予定しています。
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児童が言葉を残した石が見つかる
伊那市の伊那東小学校で54年前、1970年、昭和45年に当時の児童が思い思いの言葉を残した石がこのほど見つかりました。
こちらがその石です。名前とともに、「いつまでもよい学校でありますように」「努力」などとマジックで書かれています。ほかに「へのへのもへじ」と書かれたものもあります。
この石は去年12月、老朽化により崩れる心配があったことから取り壊しとなった門柱の基礎の部分から見つかったものです。
伊那東小学校によりますと門柱は開校71年目となる1970年、昭和45年に建てられたということで建立記念式典の写真が残されています。
見つかった石のうち文字が読めるもの20個ほどが廊下に展示されています。 -
上伊那総合技術新校 校地上農の方針示す
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が22日に伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、県教育委員会が校地を南箕輪村の上伊那農業高校にする方針を示しました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ケ根工業高校の4校を再編統合するものです。
県教育委員会では、周辺の道路環境や学習環境では大きな差はないとしましたが、実習に必要な敷地面積の確保、上伊那全域から通学がしやすいこと、外部の学校との連携がしやすいことなどの理由から、校地を上伊那農業高校にしました。
2月13日に開かれる次回の懇話会で、開校年度や募集学級数、施設整備などの再編実施基本計画案を示します。
今後は3月の県教育委員会定例会に計画案を報告し、来年度の県議会で関連議案の提出を目指すとしています。
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上伊那広域消防本部 災害地での活動を報告
能登半島地震に対する長野県の緊急消防援助隊として石川県珠洲市に派遣された上伊那広域消防本部の活動が終了し、23日に報告が行われました。
23日は第1次隊から4次隊までの中隊長らが伊那市役所を訪れ、上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に活動終了を報告しました。
上伊那広域消防本部では合わせて58人が今月10日からきのうまで、長野県大隊として石川県珠洲市で活動を行いました。
第1次隊は10日の午前0時に出発し、13日まで捜索や救出活動などを行いました。
第2次隊は12日から16日まで活動しました。
珠洲市から金沢市までの約135キロの道のりを、8時間かけ、ケガをした人の搬送をしたということです。
第3次隊は15日から19日、第4次隊は18日からきのうまで土砂災害の現場での捜索活動などを行いました。
雪や雨の影響で活動できない日もあったということです。
白鳥連合長は「献身的に働いてくれて感謝します。これからも常に災害に備え、今回の活動を活かしてもらいたい」と話していました。
長野県大隊では172隊600人、上伊那広域消防本部では16隊58人が派遣されました。
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伊那小智組 伊那ケーブルで番組製作体験
伊那市の伊那小学校5年智組の児童はどのようにしてニュース番組が作られているのかを学ぼうと伊那ケーブルテレビジョンを23日訪れました。
社会見学に訪れたのは伊那小5年智組の児童34人です。
社会科の授業で番組制作を体験することでどのようにしてニュース番組が作られているのかを学ぼうと伊那ケーブルテレビジョンを訪れました。
この日は児童がアナウンサーやカメラマンを体験しました。
児童はカメラの使い方や原稿の読み方などについて社員に質問していました。
智組では今回の体験を元に、これまで総合学習の時間に学んだことを、今後映像にまとめて授業参観で発表するということです。 -
上農で八十二銀行と長野銀行が金融授業
お金に関する知識や判断力を身につけてもらう講座が19日に南箕輪村の上伊那農業高校で開かれました。
19日は1年4組の生徒41人が話を聞きました。
講師は八十二銀行伊那支店の清水口紀雄営業次長が務めました。
清水口さんは「資産形成にはリスクがあることを知った上で、将来に向けて準備していきましょう」と説明していました。
授業は、生徒が将来経済的に自立しより良い暮らしを送ることができるように、八十二銀行伊那支店と長野銀行伊那支店が共同で行ったものです。
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山の遊び舎はらぺこ 園児がしょう油しぼり
伊那市手良の認定こども園山の遊び舎はらぺこで園児がしょう油しぼりを18日に行いました。
この日は園児およそ30人がしょう油しぼりを行いました。
去年5月に大豆や麦など50kgを仕込み、庭に作られた小屋に半年間寝かせていました。
きょうは作ったもろみを布の袋に入れてしょう油をしぼりました。
園児が順番に袋を入れたふねと呼ばれる木箱の上に乗り、しょう油が出ると園児たちは歓声を上げていました。
はらぺこでは毎年この時期にしょう油しぼりを行っています。小林成親園長は「発酵食品を作る面白さを感じて、自分たちで作ったものを味わってほしい」と話していました。
完成したしょう油は園児が持ち帰る他、一年を通して給食で使うということです。
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東京芸術大学音楽部 市内中学生に合唱講習会
伊那市内の中学校の合唱部員が東京芸術大学音楽部の学生から合唱指導を受ける講習会が13日にいなっせで開かれました。
この日は東部中学校と春富中学校の合唱部の生徒25人が参加し芸大の声楽科の学生4人から合唱指導を受けました。
講習会では発声練習をした後、パートごとに分かれて練習をしていました。
芸大の学生は「音程を意識して歌ってください」「言葉を丁寧に言ってください」と指導していました。
伊那市では高遠町出身の伊澤修二が、東京芸術大学の初代校長を務めたことが縁で、伊澤修二音記念楽祭関連事業として東京芸大との交流を毎年行っています。
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伊那市 自衛隊への情報提供 除外可能に
伊那市は、自衛官募集のために自衛隊に提供している市民の個人情報について、来年度から提供を望まない人は除外する方針を示しました。
これは、22日に市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。
現在伊那市では、自衛隊長野地方協力本部からの自衛官募集に関わる依頼で、18歳・22歳になる市民の個人情報を提供しています。
市は、情報提供を望まない人への配慮のため、来年度から除外申請を受け付けます。
来年度の申請期間は、4月1日から5月31日までの2か月間です。
市では、ホームページや市報で周知するということです。
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ご当地お土産プロジェクト 木工製品が新登場
伊那市内の製造業者などでつくる「製造業ご当地お土産プロジェクト」は信州産木材と鹿の革をつかったキーホルダーを新しく販売します。
木工製品の商品化は今回が初となります。
こちらが信州産木材と鹿の革をつかったキーホルダー「生命のツブヤキ」です。
カモシカが「マジでゴミはもちかえれよ」、ライチョウが「おれらみせもんじゃねえんだわ」とつぶやいています。
材料には長野県産の間伐材や端材が使用されています。
ストラップの部分にはこちらも県産の鹿の革が使われています。
価格は1つ税込1,100円です。
22日は伊那商工会館で新商品の発表会が開かれました。
商品はキャラクターのセリフによって自然環境の課題を意識してもらおうと開発されました。
材料の調達から、加工、組み立てまですべてを地元で行うことで、間伐材の有効活用や輸送などによる環境負担の削減、雇用創出につながるということです。
「生命のツブヤキ」は22日から有限会社スワニーのオンラインショップで購入できます。
今後は、県内の山小屋や道の駅、土産店などで随時販売する予定です。
また新たなキャラクターも追加予定です。
なお、「製造業ご当地お土産プロジェクト」の商品は今回で第7弾となります。
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伊那中学校 マイチャレ発表会
伊那市の伊那中学校の生徒は、冬休み中にそれぞれが興味のあるテーマに沿って研究した「マイチャレンジ」の発表会を、22日に開きました。
22日は、全校生徒が縦割りのグループに分かれ、1~2年生が発表を行いました。
1~2年生は、「リンゴの変色を防ぐ液体は塩水以外に何があるか」や「睡眠中に見る夢は操作できるのか」「円安・円高とは何か」など、それぞれが興味を持った内容について調査しまとめたことを発表しました。
伊那中学校では、主体的に学ぶ力を養っていこうと、5年前から年3回の長期休みの課題として「マイチャレンジ」を実施しています。
3年生は、3年間のマイチャレンジを通して得たことを踏まえて、1~2年生にアドバイスを送っていました。
伊那中学校は、今年度から2年間、県が指定する「学びの改革パイオニア校」となっていて、22日は県内の教育関係者などが見学に訪れていました。
伊那中学校では、「お互いの研究結果を聞きあうことで、視野を広げるきっかけにして欲しい」と話していました。 -
中心商店街を盛り上げる 冬街ほっとガーデン
冬の伊那市中心商店街を盛り上げようと、温かい飲み物などを提供する冬街ほっとガーデンが21日に創造館で開かれました。
この日は、地元の飲食店など5店舗がホットコーヒーやホットワインなどを提供しました。
このイベントは、客足が落ち込む冬の伊那市中心商店街を盛り上げようと、西町の有志で作るイナマチヒトコネクトが初めて開いたものです。
訪れた人は、用意された焚き火のそばで飲み物を飲みながら温まっていました。
地元のジャズシンガーによる演奏も行われました。 -
西箕輪上戸で大文字下ろし
20日は1年で最も寒さが厳しくなる頃とされる大寒です。
伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事「大文字」の柱が地域住民によって下ろされました。
午前5時10分、太鼓を打ち鳴らすと地域住民およそ70人が柱を建てた辻に集まりました。
20日の伊那地域の最低気温は午前5時18分に氷点下1.2度となりました。
住民たちは、ロープを引っ張りながら、さすまたを使いゆっくりと柱を下ろしていきました。
区内安全や五穀豊穣を願う、「大文字」は柱を毎年1月14日に建て、20日に下ろす江戸時代から続く上戸の小正月の伝統行事です。
巾着などの飾りが取り付けられた長さおよそ12メートルの柱がゆっくりと倒されました。
10分ほどで下ろされると、住民が巾着などを取り外していきました。
その後、住民たちに、お神酒が振舞われました。
取り外した巾着や花飾りは各自が家に持ち帰って玄関や神棚などに1年間飾っておくということです。
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市民目線で情報を発信 「まち記者」募集
伊那市は、地域課題や魅力などを市民目線で情報発信する「まち記者」を募集しています。
本格的な活動を前に、新聞記事作成や動画制作のノウハウを学ぶ講座を開きます。
まち記者は、市民が取材をしながら地域に寄り添うボランティアの市民記者のことを言います。
伊那市の魅力や地域課題を発見したり、郷土愛の醸成や地域ブランドの磨き上げにつなげていこうというものです。
伊那市は、伊那ケーブルテレビを含む伊那記者クラブの協力を得て、記事の書き方や動画制作・人に伝わりやすい読み方などのノウハウを学ぶ講座を来月2日から伊那市の産業と若者が息づく拠点施設alllaを主会場に5日間にわたり開きます。
新聞記事作成編は、記事の書き方や写真撮影のノウハウなどを学ぶ他、中心商店街でのインタビューを予定しています。
動画コンテンツは、動画制作0のノウハウを学び、音声放送は、基本的なアナウンススキルの習得や放送原稿の作成をします。
対象は高校生以上で受講料は無料です。
今月31日まで伊那市企画部地域創造課地域ブランド推進係で参加を受け付けています。
まち記者が取材した記事などは伊那市が検討しているオープンデータサイトで掲載する予定です -
本町実業団 高遠桜だるま販売
2月11日に伊那市高遠町で行われる高遠だるま市に合わせ、商店主らでつくる本町実業団は「高遠桜だるま」を販売します。
本町実業団は、タカトオコヒガンザクラをあしらった「高遠桜だるま」を販売します。
色はピンク、赤、白、黒の4色で、大きさは17センチから28センチまでの3種類です。
福入・幸とかかれたもののほか、「合格」と書かれたものもあります。
価格は税込みで、小が2,200円、大が3,300円、特大が4,800円となっています。
予約はやなぎさわ呉服店で2月8日まで受け付けていて、当日販売も行う予定です。
(電話94-2203)
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園児が地元の材木で工作
伊那市の木育事業の一環で、上の原保育園の園児は19日に地元の材木を使った工作を行いました。
19日は上の原保育園の年長園児49人が、地元産の材木を使った工作に挑戦しました。
伊那市では、幼少期から木に親しんでもらおうと、保育園などで木育事業を行っています。
この日は市内4つの木工事業者と団体から8人が協力しました。
園児たちは材木を切ってもらったり、接着剤でくっつけながら自由に好きな作品を作っていました。
伊那市では「木の手触りなどを感じて、自然や森林などに興味を持ってほしい」と話していました。
今年度は、東春近保育園と高遠第2・第3保育園でも工作を行います。
完成した作品は各自家に持ち帰ったということです。
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国際ソロプチミスト伊那 車いす寄付
奉仕活動団体の国際ソロプチミスト伊那は伊那市の伊那中央病院にきょう車いす1台を寄付しました。
Nきょうは国際ソロプチミストの原孝子会長ら3人が中央病院を訪れ、本郷一博院長に車いすを贈りました。
今回は病院からの要望で高機能車いすが寄付されました。
定価でおよそ17万円でリクライニング機能や、後ろへの転倒防止機能が付き、畳んで収納できるものです。
集中治療室に置かれるということです。
国際ソロプチミストは女性の地位向上を目的に活動する奉仕活動団体です。
{原孝子 会長}
本郷院長は「これまで集中治療室には高機能車いすが無かったのでありがたい」と話していました。 -
伊那市人権擁護委員 委嘱・感謝状伝達
人権についての相談の対応や啓発活動を行う、伊那市の人権擁護委員の委嘱式と感謝状伝達式が18日に市役所で行われました。
この日は、新たに人権擁護委員に任命された、西春近の丸山勝治さんと、長谷の西村貢一さんに白鳥孝市長から委嘱状が伝達されました。
人権擁護委員は、人権についての相談の対応や啓発活動を行うもので、伊那市には10人います。
またきょうは、1期3年委員を務めた西春近の浦野博さんと長谷の中山俊博さんに感謝状が贈られました。
白鳥市長は「献身的な活動に感謝します。これからも人権擁護活動への支援をお願いします」と話し、委嘱された2人には「市民が安心して暮らせるような活動をしてください」と話しました。
新たに任命された丸山さんと西村さんの任期は、2027年までの3年となっています。
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大谷翔平選手から届いたグローブ 児童にお披露目
メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が全国の小学校に贈った野球のグローブが伊那市と箕輪町の小学校にも届き、17日お披露目されました。
伊那市の西箕輪小学校では、全校児童約370人が参加し贈呈の会が開かれました。
代表の児童がグローブを箱から出し、全校にお披露目していました。
グローブは、各校に右利き用2個と左利き用1個の3個が贈られました。
内側には大谷選手のサインが印字されています。
早速各クラスの代表児童がグローブをはめ、キャッチボールをしました。
グローブに添えられていた大谷選手からのメッセージを太田聖尚校長が読み上げました。
グローブは、12日に伊那市に届き、17日に市内15の小学校に届けられました。
西箕輪小学校では、授業で活用していくということです。 -
伊那市観光協会 児童に保科正之のマンガ
一般社団法人伊那市観光協会は伊那市高遠町の高遠小学校の5年生に旧高遠藩藩主保科正之のマンガ冊子を16日プレゼントしました。
この日は「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」幹事会の北原紀孝会長や伊那市観光協会の職員が高遠小学校を訪れ、5年生の児童に保科正之のマンガ冊子を手渡しました。
冊子には保科正之の生涯が描かれていて、A5サイズの16ページです。
北原さんは「保科正之のことを学び、歴史に興味を持ってください」と話していました。
児童は「地域の歴史についてもっと学びたいと思った」と話していました。
伊那市観光協会は歴史を知り郷土愛を深めてもらおうと毎年市内の小学5年生に保科正之のマンガ冊子をプレゼントしています。
今後、市内15校の小学5年生へおよそ600冊贈るということです。 -
伊那市長谷春日さん宅 切り干し大根作り
伊那市長谷の春日孝徳さん夫妻は、冬の寒さを利用して作る保存食、切り干し大根作りを行っています。
作業を行っているのは、長谷非持の春日孝徳さん89歳です。
15年ほど前から、自宅で切り干し大根を作っています。
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日本の音を未来にコンサート 21日に開催
伊那市のいなっせジュニア和楽器講座に通う子どもたちや地元奏者による「日本の音を未来にコンサート」が、21日(日)に開かれます。
14日は、いなっせで本番を前にリハーサルが行われ、演奏する曲を練習しました。
「いなっせジュニア和楽器講座」は、伊那市と南箕輪村の小中学生35人が受講しています。
去年8月から月に1回練習を重ね、コンサートでは2曲を披露します。
コンサートには、福島県出身のプロの箏奏者で「箏男」として活動する大川義秋さんがゲスト出演し、子どもたちと一緒に演奏します。
他に、地元の和楽器奏者も出演します。
講座を開く日本の音を未来に実行委員会の伊東忍代表は「子どもたちと楽しく心を一つにして演奏したい」と話していました。
日本の音を未来にコンサートは21日(日)午後2時から伊那市のニシザワいなっせホールで開かれます。
入場は無料です。
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引持の獅子舞 地区の安泰願う
伊那市高遠町引持に伝わる「引持の獅子舞」が14日、地域住民に披露され、集まった人たちが地区の安泰や無病息災を願いました。
14日は引持生活改善センターで、4年ぶりに獅子舞が披露されました。
引持の獅子舞は獅子とひょっとこが一組となって舞います。
かつては朝まで飲み明かしながら日の出を待ち地区の安泰を願う「お日待ち」の行事で舞っていたということです。
現在は地区の30代から60代の住民ら22人で作る引持獅子舞保存会が行っています。
途中、ゆったりとした舞から荒々しい舞に変化します。
獅子が体についたノミを食べるユニークなしぐさもありました。
会場には地域住民約40人が集まり、今年一年の家内安全や無病息災を願っていました。
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高遠高校で選挙出前授業
新たに有権者となる高校生に選挙へ関心を持ってもらおうと伊那市の高遠高校で選挙出前授業が9日に行われました。
この日は実物の投票箱などを使って模擬投票が行われました。
生徒たちは県知事選を想定した選挙公報を見て、それぞれ投票し選挙の仕組みを学んでいました。
この授業は学校からの依頼で行われたもので県と市の選挙管理委員会の職員が選挙出前授業を行いました。
今年度18歳をむかえ有権者となる3年生の生徒91人が体験しました。
長野県選挙管理委員会の関ひよりさんは「テレビや新聞などの信頼できる媒体から情報を集めて、考えの近い候補者に投票してもらいたい」と話していました。
去年4月の県議会議員選挙の投票率は44.47%、10代の投票率は22.39%でした。
若者が投票に行かなかった理由として「面倒だった」「選挙に興味がなかった」が上位を占めたということです。
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羽広の獅子舞 仲仙寺に奉納
伊那市西箕輪羽広で400年以上続く伝統行事「羽広の獅子舞」が、14日仲仙寺に奉納されました。
午前8時、雄獅子と雌獅子による舞が始まりました。
口を閉じているのが雄獅子、口をあけているのが雌獅子で、2頭の舞合わせが特徴です。
大きく静かに舞う「肇国の舞」や剣を使い悪魔を打ち払う「剣の舞」など、5つの舞を舞い合わせしました。
羽広の獅子舞は市の無形民俗文化財に指定されていて、区内全戸が会員となる羽広獅子舞保存会が受け継いでいます。
14日は、地域の人やアマチュアカメラマンなど50人ほどが本堂を取り囲み、さかんにシャッターを切っていました。
区内の家をまわる戸毎舞は省略し、仲仙寺での奉納の後、区内の7つの集会所で舞いました。