-
オペラ春香
今年6月に上演されるオペラ春香のチケットが3月6日から発売開始となります。
26日は、伊那市のいなっせで発売に先がけ進行状況などの説明がありました。
オペラ春香は伊那市の名誉市民故・ス木東六さんが韓国南原を舞台にした純愛物語を基に1947年に作曲しました。
このオペラを市民の手で上演しようと2010年から出演者を募集し現在、上伊那を中心におよそ140人が集まりました。
去年6月には1年前イベントとしてプレコンサートを開いた他、これまで春香の関連したイベントなども行っています。
現在は、月3回のペースで本番に向けて練習を重ねています。
チケットは3月6日(火)から伊那文化会館と伊那市生涯学習センターの窓口で販売します。
S席が4000円。A席が3000円、全席指定となっています。 -
新山小児童がお雛様見学
伊那市の新山小学校の児童が27日、地区住民が飾りつけたお雛様を見学しました。
伊那市の下新山公民館には、地区住民が飾りつけたお雛様が並べられています。
家庭で飾らなくなったお雛様を持ち寄ったもので7檀飾りのほか、押し絵雛や吊るし雛などもあります。
児童らは地域の人たちから、いつ頃作られたものかなど説明を聞きながら交流したほか、児童らがお礼にお雛様の歌を歌っていました。 -
伊那RCが弥生高で課外授業
伊那ロータリークラブは、今後の進路選択や職業を考えるうえで役立ててもらいたいと、伊那弥生ヶ丘高校で課外授業を、23日行いました。
課外授業では、伊那ロータリークラブの会員で、会社の経営者など10人が講師を務めました。
これは、伊那ロータリークラブが、地域貢献の一環で毎年行っているもので、今年で6年目になります。
授業を受けたのは1年生240人ほどです。2年生になり、大学受験への準備を始める前に、高校生のうちにやっておくべきことや働くこととはどんなことかを学びます。
1年生は、金融や福祉医療など、それぞれ自分が関心のある分野の講師から話を聞きました。
佐藤整骨院を営む佐藤賢司さんは、「どんな仕事に就きたいかという目標と、なぜ勉強するのかをという手段を一致させる事が大切。目標に向かって少しでも早く、明日からでも対応していくといい」と話していました。
伊那ロータリークラブの小林孝行会長は、 「人生の先輩達の話が高校生の役に立てばうれしい」と話していました。 -
小水力発電の設置事例学ぶ
自然エネルギーの普及について考える学習会が25日、伊那商工会館で開かれ、小水力発電の設置事例などを学びました。
会場には上伊那を中心におよそ50人が集まり講師の話に耳を傾けました。
学習会は、自然エネルギーの普及を目指し去年12月に個人や企業、大学などで発足した上伊那地域自然エネルギー普及協議会が開いたものです。
学習会では、全国小水力利用推進協議会の松尾寿裕さんが、全国の小水力発電設置事例を紹介しました。
松尾さんは、山梨県都留市が、市役所に20キロワットの発電ができる水車を設置した事例をあげ、初期投資の半分以上を市民有志に負担してもらい、夜間などの電力を売電し、その収益を投資した市民に還元していく方式を採用していることを紹介しました。
松尾さんは「自分たちで使うエネルギーは自分たちで作る時代。利益が循環して持続的な収益も得られるし、地域づくりにもつながる」と地域主導の小水力発電のメリットについて説明していました。 -
富県ふるさとまつり
第32回富県ふるさとまつりが26日、伊那市の富県ふるさと館で開かれました。
富県では、秋に文化祭を行いますが展示のみでステージ発表が無いため、毎年この時期に各種団体が一同に会し発表するのが恒例です。
この日は、地域に伝わる獅子舞や太鼓などの保存会、公民館で開かれているダンス教室など24団体、およそ300人が日頃の練習の成果を披露しました。
このうち南福地祭事会は、地域に伝わる獅子舞を披露しました。
富県には、北福地、貝沼にも獅子舞がありますが、南福地の獅子舞は、雌獅子が、御幣と鈴を持ち、優雅に舞うのが特徴です。
祭事会では、伝統の舞を守り、昔のままの姿を保存・継承しようと活動しています。
この日は、他に区内にある富県小学校の児童が一輪車を披露したほか、各種団体やサークルが日頃の練習の成果を発表していました。 -
伊那で合同就職説明会
来春大学や短大などを卒業予定の学生を対象にした長野県内の企業合同就職説明会が27日、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市の企業を中心に県内から8社が参加しました。
この合同就職説明会は去年の12月から今年の3月までに東京や県内各地で13回計画されていて、伊那会場は今回のみの開催です。
今日は学生74人が訪れました。
学生たちは、関心のある企業のブースをまわり、人事担当者から製品や業務内容などの説明を受けていました。
主催者によりますと、不景気を反映して、全体の参加企業数は去年より減少傾向にあるということです。
合同就職説明会は、開催地区の企業が中心となるため、各会場で参加企業が異なっています。
3月には諏訪や松本など5会場で開かれる予定です。 -
伊駒アルプスロード 4つのルート案
国道153号バイパス伊駒アルプスロードの4つのルート案が27日開かれた検討委員会で、示されました。
伊那市のいなっせで開かれた検討委員会には、関係する伊那市、駒ヶ根市、宮田村の議員や、区役員など20人が出席しました。
この日は、伊那建設事務所から、ルートが決まっていない国道153号バイパス伊駒アルプスロードのルート案が示されました。
ルート案では駒ヶ根市北の原を起点とし伊那市青島を終点としていて、駒ヶ根市、宮田村、伊那市西春近までの区間(1)と天竜川をわたった伊那市東春近、富県の区間(2)に分けます。
ルートは色分けした2本の線の間で絞り込まれることになっています。
区間(1)のルートA案は、宮田村の商店街を通ります。
ルートBは天竜川沿いを通過させるコースとなっています。
区間(2)のルートCは現在の地形に沿った形で道路をつくり、天竜川と三峰川に橋をかけます。
ルートDは天竜川沿いを通過するコースでこちらも天竜川、三峰川に橋をかけます。
今後は、区間(1)のABと区間(2)のCDを組み合わせたものと道路整備をしないという5つのケースで検討が進められます。
委員からは、農地への影響に配慮してもらいたいという意見や、国道153号の渋滞解消に最も効果のあるものにしてもらいたいという声があがっていました。
伊那建設事務所と関係自治体ではこれらのルート案に関する住民説明会を開き、意見を聞くことにしています。 -
そば打ち名人の会がネパールへ
伊那市そば打ち名人の会は日本のそば文化を伝えるため、来月5日から、ネパールを訪問します。
27日は、小林史麿会長など7人が伊那市役所を訪れ、そば打ち名人の会名誉会長の白鳥孝伊那市長にネパール訪問のあいさつをしました。
訪問はネパール政府から正式に招待されたものです。
そばの原産地とされている、ネパールはそばの効率的な栽培や活用の研究のため、信州大学農学部や、産直市場グリーンファームなどに視察団を派遣してきました。
それらの交流が縁で名人の会が招待されたもので、会員14人が8日間の日程で訪問します。
名人の会と交流があり南箕輪村などで飲食店を経営するネパール人のギリ・ケサラさんによりますと、ネパールでは、そばはそばがきにして食べるしか方法がなく現在新たな活用方法を模索しているということです。
名人の会では、日本のそばの調理方法や食べ方を伝えるほか、栽培農家との交流などを計画していて、ネパールのそば文化の発展に貢献したいと話しています。 -
キッズ王国 親子約800人来場
手作りの遊びが楽しめるイベント「キッズ王国」が26日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
キッズ王国は、冬に室内でできる手作りの遊びを楽しんでもらおうと、伊那市公民館運営協議会などが毎年開いているものです。
26日は、およそ800人の親子が訪れた他、市内の中学生や高校生など150人がボランティアを務めました。
会場には、新聞紙をちぎって作った紙のプールや小麦粉ねんど遊びなど9つのコーナーが設けられました。
このうち、さかな釣りのコーナーでは、紙に書かれた魚の絵を、磁石を使って釣り上げていました。
伊那市公民館運営協議会では、「今後も地域に密着した子育てイベントを企画していきたい」と話していました。 -
伊那市で住宅火災 焼け跡から遺体
25日の夜8時10分頃、伊那市小沢で住宅が全焼する火事がありました。
焼け跡からこの家に住む男性と見られる遺体が見つかりました。
伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市小沢の原勇さんの住宅です。
火はおよそ2時間後に消し止められましたが木造二階建ての住宅、およそ200平方メートルを全焼しました。
焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
原さんは80歳の妻と2人暮らしで1階にいた妻は煙を吸って市内の病院に運ばれ命に別状はありませんでしたが2階にいた原さんは火事があってから行方が分からなくなっています。
伊那警察署では、身元の確認を急ぐとともに、火事の原因について調べを進めています。 -
観光客にローメンをPR
伊那の名物ローメンを多くの人に知ってもらおうと、伊那市西箕輪のみはらしファームで26日、ローメンの普及活動が行われました。
26日は、伊那ローメンズクラブに加盟する店主やローメン好きの市民で集まる伊那ローメンファン倶楽部など10人が観光客にローメンをPRしました。
これは、ローメンガイドブックが一新されたことや去年B1グランプリに出場したことなどからより多くの人にローメンを知ってもらおうと行ったものです。
ガイドブックにはローメンズクラブに加盟する店舗の食べ歩きマップの他、ローメンの歴史などが紹介されています。
メンバー達は、観光客らにローメンの説明をしながらガイドブックなどを配っていました。 -
伊那ロータリークラブが被災地支援で義援金贈る
伊那ロータリークラブは、東日本大震災で被災した子ども達の支援に役立ててもらおうと、福島県相馬市の相馬ロータリークラブに義援金を贈ります。
16日、伊那市内で開かれた伊那ロータリークラブの例会で、小林孝行会長が報告しました。
今年度の奉仕事業として計画したもので、福島県相馬市の子ども達を支援するものです。
会員や事業所などから集めた義援金はおよそ137万円で、来月、相馬ロータリークラブに届けるということです。
16日はほかに、地域でボランティア活動をしている個人や団体を顕彰するロータリー顕彰も発表されました。
今年は環境美化に取り組む「きれいなアクセス道路にしよう会」が選ばれました。
中島重治代表は、「月1回道路を清掃し、花を植えるなどしてきた活動が認められうれしい」と喜んでいました。 -
上伊那英語教育研究会講演会
上伊那の小中学校教諭でつくる上伊那英語教育研究会は18日、授業研究を兼ねた講演会を伊那市のいなっせで開きました。
講演会は年1回開いているもので、今年は初めて一般にも公開され、およそ90人が参加しました。
講演したのはNHKラジオ英会話の講師を務めている遠山顕さんです。
遠山さんは、英語を学ぶために、話したいことを話し、聞きたいことを聞くことが一番として、自分が好きなことの話ができるシチュエーションを作ることが望ましいと話していました。
勉強のポイントとして、英語は声に出して口を使うこと、一つの表現につき2通りの言い回しを覚えることなどをアドバイスしていました。 -
河川愛護団体2団体 県から感謝状
長年地域の道路や河川の美化活動に努めたとして、伊那市と箕輪町の河川愛護団体2団体に、県から感謝状が贈られました。
20日は、伊那建設事務所の原明善所長から、箕輪町道路河川愛護会の加藤壽一郎副会長と、小沢川河川愛護会の小松朝雄代表に感謝状が手渡されました。
箕輪町道路河川愛護会は、昭和62年から町内の道路や河川のゴミ拾い、アレチウリの駆除などを行ってきました。
小沢川河川愛護会は、平成2年から、小沢川周辺の草刈りや河川清掃の他、小学生を対象にした水質検査学習を行ってきました。
今年度の感謝状は、県全体で18団体に贈られるということです。 -
学業成就願い坂下で天神様祭り
伊那市の坂下神社天神天満宮で、地域の子どもたちの学業成就を願い天神様祭りが25日行われました。
天神様祭りは、坂下子供育成会が毎年行っているもので、およそ40人が参加しました。
2月25日は、学問の神様とされる菅原道真の命日で、各地で天神様祭りが行われています。
参加した小学生は、頭を下げて、勉強ができるようにと祈っていました。
坂下子供育成会の唐澤良二会長は、「健康で勉強も遊びも頑張ってほしい」と話していました。 -
形骸化した都市計画道路3路線廃止の見通し
今から60年前に伊那市で都市計画決定され形骸化した道路が都市計画道路としては、廃止される見通しとなりました。
路線区域は、建築制限がなくなります。
廃止される見通しとなつたのは、昭和27年に計画決定された1.8キロのかとう河東線、昭和27年に計画決定された600メートルの春日町狐島線、昭和56年に計画決定された760メートルの高遠長藤線の3つの都市計画道路で、廃止理由は、費用対効果が低い、既存の道路で代替可能、近くに代替路線が開通したことなどがあげられています。
24日市役所で開かれた都市計画審議会で廃止案が示され、委員からは、廃止を歓迎する声が相次ぎました。
市は、今後地元説明会などを行う計画で、平成24年度中の廃止決定を目指します。 -
諏訪形区の災害復旧の現状を市長に説明
地域の山を災害に強い山にしようと活動している伊那市西春近の諏訪形区を災害から守る委員会は25日、白鳥孝伊那市長に平成18年豪雨で災害にあった貝付沢の現状について説明しました。
この日は、白鳥市長と委員会の会員などおよそ50人が現場を訪れ、現状を確認しました。
諏訪形区は、平成18年豪雨災害で貝付沢から流れ出た土砂の流出や大水による床下浸水の被害を受けました。
地元住民らで作る、諏訪形区を災害から守る委員会では、災害に強い山作りをしていこうと、ケヤキやクヌギなどを植樹する活動などを継続して行なっています。
市長による視察は現状を見てもらい、今後につなげていこうと企画されました。
委員らは、植樹したクヌギが全てサルに食べられてしまったことなどを白鳥市長に説明していました。
また、貝付沢の砂防えん堤周辺を見まわるための巡視路の設置について要望していました。
白鳥市長は「本当に大変な作業を継続してやっている。一生懸命やっている活動に対して支援するのが私達の仕事。出来る限り応援していきたい」と話していました。
酒井久委員長は「充実した視察をしてもらうことができた。自分たちだけでは資金的に厳しい面もあるので、少しでも支援してもらえたら」と話していました。
諏訪形区を災害から守る委員会では、クヌギやケヤキの植樹など、自分たちでできる活動を今後も出来る限り継続していきたいとしています。 -
前沢川砂防事業の現状を地元に説明
平成18年の豪雨災害で土砂が中央自動車道まで流れだした伊那市西春近柳沢の前沢川で進められている砂防事業の経過説明が25日、現地で行われました。
この日は地元住民などおよそ30人が参加して県の職員から説明を受けました。
説明会は、事業の進捗状況を知ってもらおうと伊那市が開いたものです。
平成18年の豪雨災害では、前沢川上流部で大規模な土砂崩落が発生し、土石流が中央自動車道まで流れ出しました。
平成18年度から砂防事業が始まり、現在、えん堤部分の工事がほぼ完了しています。
県の職員からは、流れだした土砂を溜め、上部の砂などを少しずつ流していく作りになっていること、鉄のパイプで大きな岩や流木を食い止めるようになっていることなどが説明されました。
参加したある男性は「災害の時以来この場所に来ていなかったが、かなり工事が進んでいる。これで万が一の時も安心することができるのかなと思う」と話していました。
伊那市建設課建設調査係の斉藤正秀係長は「地元のみなさんに現状を知っていただき、災害への意識を改めて持っていただけたと思う」と話していました。
事業は来年度末の完了を目指していて、総事業費はおよそ6億5千万円となっています。 -
ポルトガル語学校で防災講座
伊那市は、上牧にあるブラジル人のポルトガル語学校で、24日、防災おでかけ講座を開きました。
講座では、緊急地震速報が流れたとの想定で、避難訓練が行なわれました。
伊那市は、上牧にあるブラジル人のポルトガル語学校で、24日防災おでかけ講座を開きました。
ポルトガル語学校にいる0歳から10歳までの15人の子どもたちは、遊具の中や机の下に身を隠したあと、安全が確認されると建物の外に非難しました。
伊那市上牧のポルトガル語学校「エスコーラ・アルコ イリス」には、20人のブラジルの子どもたちが母国語で学んでいます。
ミヤモト・マルシア校長が、地震に対しての備えに不安を感じ伊那市に相談したところ、危機管理課が防災おでかけ講座を開きました。
おでかけ講座は、今年度65回を数えますが、外国語学校での開催は初めてです。
講座では、東日本大震災を通しての地震発生のメカニズムや雨の重さを肌で感じてもらおうと傘におもりをつけての体験も行なわれました。
市の防災担当職員は、「皆さんが日本にいて地震や大雨があり災害が起きていやになったら日本人として悲しい。みんなが笑ってすごせるように大人も一緒になって災害を減らす備えをがんばりましょう」と呼びかけていました。 -
高遠で交通安全住民決起大会
1月29日の交通死亡事故を受けて、24日伊那市高遠町で交通安全住民決起大会が開かれ、死亡事故ゼロに向けて思いを新たにしました。
会場では、1月の死亡事故現場となった下山田地籍の夜の県道が映し出され、夜間は見えづらくなることを確認しました。
決起大会には、高遠地区の高齢者クラブの会員らが参加し、事故防止に向けて気持ちを新たにしていました。
伊那市の酒井茂副市長は、「意識を高めていただき、安全で住みやすい地域にしていってほしい」とあいさつ。
伊那警察署の関原敬泰署長は、「死亡事故ゼロをなしとげる覚悟。ご協力をお願いします」とあいさつしました。
高遠地区交通安全協会の前田茂会長は、「交通安全は、人のためでなく、自分のためにと意識を変えることが特効薬」と話しました。
大会では、シートベルトやチャイルドシート、夜行反射材の着用の徹底、道路を横断する際の安全確認などを盛り込んだ決意表明を確認し、悲惨な交通事故をなくすよう意識の高揚を誓っていました。 -
南アルプスジオパーク協議会 発足
ジオパークを活用した地域振興などに取り組もうと、南アルプスジオパーク協議会が24日、発足しました。
協議会では今後、ホームページを活用したPR活動の他、ガイドの養成などを行います。
24日は、協議会の設立総会が伊那市役所で開かれ、関係者およそ40人が出席しました。
協議会は、伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村の4市町村や観光協会などで組織されていて、会長には、白鳥孝伊那市長が選ばれました。
ジオパークは、地球の成り立ちなどを見ることが出来る場所で、南アルプスは平成20年にジオパークに認定されました。
協議会では今後、日本ジオパークネットワーク事業へ参加し、活動の拡大やPRなど、全国のジオパークと連携した取り組みを行うということです。 -
伊那市所得の多い世帯の保育料引き上げへ
伊那市は、所得の多い家庭に対する保育料の引き上げについて23日、保育行政審議会に諮問しました。
23日は、伊那市の原武志保健福祉部長が、保育行政審議会の黒河内浩会長に保育料の引き上げについて諮問しました。
保育料の引き上げは、国の保育料徴収基準額の変更に合わせて行われます。
現在伊那市の保育料は、前年度の所得に応じ13階層に分かれています。
およそ1,000万円以上の収入があり、所得税額が73万4,000円を超える世帯の階層を増やして、平成24年7月から14階層にするとしています。
引き上げの対象となるこの世帯の園児数は、平成23年7月現在12人で、案が通ればおよそ40万円の増収になるということです。
審議会では、今年度中の答申を予定しています。
また、統廃合が進められている伊那東保育園について、統廃合となった場合の跡地に、緑ヶ丘敬愛幼稚園が園舎の移転を検討しているとの説明が伊那市からありました。
民設民営で、延長保育や未満児保育を取り入れた子ども園として、現在市と話し合いを進めているということです。 -
社会を明るくする運動長野県作文コンテストの表彰式
社会を明るくする運動長野県作文コンテストの表彰式が20日、美篶小学校で行われ、児童2人に賞状が手渡されました。
20日は、上伊那地区保護司会の木下俊明副会長から、児童2人に賞状が手渡されました。
作文は、家庭や学校生活の中で体験した事を基に、命や非行などについて感じたことを書くものです。
県の審査で入選となった6年の竹松奈津希さんは、伊那養護学校の児童と交流した際、1つになれた時の喜びを書いたということです。
他に、4年の立林葵さんが上伊那地区保護司会奨励賞に選ばれました。
なお、今年度、上伊那の小中学校で4人が優秀賞に、6人が入選となっています。 -
熊谷友幸さん写真展
伊那市在住の映像クリエイター熊谷友幸さんの写真展が、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。
会場には、熊谷さんが撮影した伊那谷の風景写真などおよそ50点が展示されています。
熊谷さんは、およそ30年前からテレビ番組の制作などに携わわり、現在は伊那谷各地の自然や風景をハイビジョン映像や写真で記録し発信しています。
会場には、雲海の上に広がる南アルプスと富士山を北アルプスの槍ヶ岳から撮影したものや、およそ1ヶ月をかけて、三峰川で撮影に成功した警戒心の強い野鳥ヤマセミの写真も展示されています。
熊谷さんは、「写真をとおして伊那谷の自然を見つめなおすきっかけにしてほしい」と話し、来場を呼びかけていました。
熊谷友幸写真展縲怩モるさとを旅するは、来月31日まで、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。 -
新山小 被災地に送るビデオレター撮影
伊那市の新山小学校の児童会は、東日本大震災の被災地の中学校に送るビデオレターの撮影を、23日行いました。
23日は、児童会長の前澤 倭(やまと)君と、副会長の橋爪 竜生(たつき)君が、ビデオカメラを片手に、教室を回りビデオレターを撮影しました。
ビデオレターは、「奇跡の避難」で知られる岩手県の釜石東中学校に送られます。
子どもたちは、釜石東中学校の生徒に向かってメッセージを送っていました。
新山小学校の児童会は、今年1月に、全校で被災地支援に取り組む事を決めました。
釜石東中学校では、中学生から本を読みたいという希望があがっていて、児童会では、本を贈ることにしました。
新山小学校には、釜石東中の生徒からどんな本が読みたいかという希望と、メッセージが届きました。
メッセージは、本を楽しみにしていることなど、感謝の言葉があふれています。
児童会が地域の人やPTAに声をかけたところ、150冊の本が集まりました。
本を贈ることにあわせて、全校ひとりひとりが書いた手紙と、ビデオレターを送ることにしました。
集まった本と手紙、ビデオレターは、23日、釜石東中学校宛に送られます。
新山小学校では、これをきっかけに釜石東中学校との交流を続けていきたいとしています。 -
伊那市 二酸化炭素削減目標6%
伊那市環境審議会は、2018年度までに二酸化炭素の排出量を6%削減するとの計画案を、22日にまとめました。
この日、伊那市役所で開かれた審議会で、伊那市地球温暖化対策実行計画の最終案が示されました。
計画案では、京都議定書で基準年に定められた1990年度を基準として、伊那市の二酸化炭素排出量を2018年度までに6%削減するとしています。
削減に向けては、市民、企業、行政が一体となって▽再生可能エネルギーの活用、▽省エネライフ教育、▽森林整備と間伐材の有効利用などに取り組むとしています。
伊那市によりますと、2009年度の二酸化炭素排出量は、55万7,600トンで、2008年度と比べて5.7%、1990年度と比べて17%増加しているという事です。
計画では、2018年度までに44万8,000トンを目標としています。
この計画案は近く白鳥孝市長に報告され、今年度中に正式決定する事になっています。
また、この日の審議会で、飼い犬のフンや死がいの放置の禁止や自動販売機へのごみ箱設置義務など、ポイ捨て禁止に関する条例改正案が示されました。
この条例改正案は、市議会3月定例会に提出される予定です。 -
2月22日 餃子の日感謝デー
伊那地域の飲食店でつくる伊那餃子会は、2月22日を餃子の日感謝デーとして、割引サービスなどを行いました。
伊那餃子会は、餃子を「包む」のごろ合わせで2月22日を餃子の日としています。
伊那市境の花ぜんでは、通常350円のところを割引価格の220円で餃子を提供し、昼時には、次々と注文が舞いこんでいました。
伊那市を中心とした11の飲食店でつくる伊那餃子会は、餃子を通した地域活性化を目指していて、地元野菜やアマランサスを使った餃子、信州味噌を使った味噌だれの開発などに取り組んでいます。
餃子の日の今日は、加盟店で割引やくじ引きなどのサービスが行われました。
伊那餃子会会長で花ぜん代表の羽生義秀さんは「おいしい餃子を食べてもらい、より多くの人に伊那の餃子に関心をもってもらいたい」と話していました。 -
伊那食品塚越会長 100万寄附
伊那食品工業株式会社の塚越寛会長は、児童擁護施設「たかずやの里」の環境整備などに役立ててもらおうと22日上伊那広域連合に100万円を寄附しました。
この日は、伊那食品の塚越会長らが伊那市役所を訪れて、白鳥孝上伊那広域連合長に100万円分の小切手を手渡しました。
寄附した100万円は、昨年、叙勲を受けた塚越会長の祝賀会の会費の一部や、個人的な好意を合わせたものです
塚越会長は、「たつずやの里が財政面で困っていること新聞記事でよんだ。これが、支援の火種となり、多くの人に関心を持ってもらえれば」と話していました。
白鳥連合長は「子ども達の為役立つよう使っていきたい。今後、たかずやの里の支援を目的とした基金の創設を検討していきたい」と話していました -
大学生が酒造りを学ぶ
新潟大学の学生が、伊那市高遠町の株式会社仙醸で酒造りについて学んでいます。
インターンシップで仙醸を訪れているのは伊那市長谷出身で新潟大学農学部3年の伊藤七実子さんです。
21日は、大吟醸をしぼる作業を体験しました。
伊藤さんは、杜氏から話を聞いたりして作業をしていました。
仙醸でのインターンシップの受け入れは今回が初めてで、黒河内貴社長は、「大学で学ぶことの出来ない酒造業の伝統産業を肌で感じてほしい」と話していました。
伊藤さんは、今週の25日まで実習を行うことになっていて、麹造りや酵母の培養などについて体験するということです。 -
春日姫の供養
高遠城主、仁科五郎盛信の側室だった春日姫の供養が11日、伊那市高遠町の弘妙寺で行われました。
この日は、春日姫が追っ手に捕らえられた伊那市高遠町の元半対(はんずい)集落の住民4人が出席しました。
春日姫は、織田軍が高遠城を攻めてきたとき、城をのがれて半対の集落に身を隠しました。
しかし、追っ手に捕まり殺されてしまったという言い伝えがあります。
江戸時代から明治の初めにかけ半対集落に不幸な出来事がたてつづけに起きた事から、それ以降毎年、春日姫の供養を行っています。
ある出席者は、「今後もこうした行事を続け後世に残していきたい」と話していました。