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西春近北保育園 お年寄りと交流
伊那市の西春近北保育園は、地域のお年寄りとの交流会を24日、保育園で開きました。
保育園の近くの下島と沢渡の高齢者クラブのお年寄り11人が今日、西春近北保育園を訪れ、園児およそ100人と交流しました。
西春近北保育園では、野菜づくりや季節の行事の際にお年寄りを招いています。
保育園での交流が今回で最後となる年長園児は、日頃練習しているけん玉を披露。
子ども達の姿に、お年寄り達は目を細めていました。
篠田千栄子園長は「子ども達にとってお年寄りは甘えられる存在だと思う。交流を通して多くの事を学んでほしい」と話していました。 -
和と洋の融合 SO-LABライブ
和楽器と洋楽器で構成するバンドグループ、SO-LABのライブが22日、伊那市のいなっせで開かれました。
SO-LABは、琴、尺八、ギター、パーカッションの5人グループで、2000年に結成されました。
毎年この時季にライブを行っていて今回で9回目になります。
この日は、ジャズやブルースを邦楽用にアレンジした曲やオリジナル曲などを披露しました。
第1部は故郷をテーマに、第2部は春をテーマにした曲が演奏されました。 -
伊那北保育園 冬のギャラリー
園児の作った作品を地域の人に見てもらおうと、伊那市の伊那北保育園は、冬のギャラリー展を23日から、開いています。
保育園の一室に設けられた会場には、年長から未満児までの作品およそ100点が並んでいます。
伊那北保育園では、1年に3回ギャラリー展を開いています。
このうち年中園児は、折り紙を使って作った雪だるまのちぎり絵などを展示しています。
冬のギャラリー展は、2月3日金曜日まで開かれています。 -
上の原保育園で平和の大切さ学ぶ平和学習会
伊那市の上の原保育園で23日、平和の大切さを学ぶ平和学習会が開かれました。
平和学習会は、自分達が暮らす地域の戦争遺跡について知り、平和の尊さについて考えるきっかけにしてもらおうと、年長園児を対象に今回初めて開かれました。
上の原保育園の付近には、パイロット養成や特攻機製造を目的に、昭和18年に作られた旧陸軍伊那飛行場の格納庫の跡があります。
23日は、上の原保育園を育てる会の委員で、伊那飛行場について詳しい久保田誼さんが講師を務めました。
久保田さんは、「格納庫や防風林など、みんなの身近な暮らしの中にも戦争の歴史が残っています」などと話しました。
年長園児19人は、久保田さんの話にじっと耳を傾けていました。
上の原保育園の板山ひとし園長は「全てを理解できなくても何か1つでも頭に残って、平和について考えるきかっけになればうれしい」と話していました。 -
上伊那の木材を使った、建築部材や木製玩具の展示
上伊那の木を使った、建築部材や、木製玩具の展示、上伊那木づかい運動が23日から伊那市の伊那合同庁舎で始まりました。
この展示は、地域の木材の利用促進を図ろうと長野県上伊那地方事務所が開いたものです。
出品しているのは、上伊那森林組合、株式会社ウッドレックスのほか、伊那市の木工職人などでつくる、ウッドフォーラム伊那です。
ウッドフォーラム伊那は、伊那市と友好提携を結んでいる新宿区の赤ちゃん誕生記念として、木のおもちゃを贈る事業を行っています。
上伊那森林組合は、上伊那のカラマツを使った学校用の机とイスなどを展示しています。
県では、木のぬくもりを感じてもらうことで、上伊那地域の木材の利用促進を図りたいとしています。
県では、地域の木材を使うことで、山の手入れが進み、災害に強い森林が増える効果にも期待しています。
この上伊那木づかい運動の展示は、27日まで伊那合同庁舎2階の県民ホールで開かれています。 -
市民ネットワーク伊那が支援物資募集
災害ボランティア団体市民ネットワーク伊那では東日本大震災の被災地、宮城県石巻市などに送る支援物資として、肌着や洗濯石鹸などを募集しています。
市民ネットワーク伊那では復興支援プロジェク「やっぺし東北」と連携をとりながら年末年始に支援物資として防寒着を募集しました。
呼びかけにより16箱分が集まり、宮城県石巻市などに配られました。
支援物資は復旧復興に歩きだした地元商店に迷惑がかからないようにとの考えから、「やっぺし東北」の情報を元に「その時必要な物を必要な人に必要な分だけ」送ることとしています。
今回募集しているのは、肌着下着のほか、洗濯石鹸、柔軟剤です。
肌着下着は新品のみで、サイズは男女Mサイズ以上としています。
支援物資は28日土曜日、午後6時までに伊那市通り町のカフェあびえんとで受け付けています。 -
自主防災アドバイザーなど研修会
地域の自主防災組織を支援する自主防災アドバイザーや自主防災組織のリーダーらを対象にした県の研修会が22日、伊那市役所で開かれました。
研修会は県が毎年開いていて、21日と22日の2日間で県内2会場で開かれました。
中南信会場の伊那市役所にはおよそ160人が参加し、今年度、自主防災アドバイザーに追加委嘱される9人に委嘱状が渡されました。
研修では、参加者が災害時の避難所運営をゲームで模擬体験しました。
年齢や被災状況などが書かれたカードを避難者に見立て、体育館や学校の教室に割り振っていきました。
参加者は、「高齢者はトイレの近くがいいのでは」「家が全壊で帰る場所がないので体育館の奥がいい」などと話しながらゲームを進めていました。
県では、避難所運営の模擬体験を通して災害をイメージし、安心安全のための備えに役立ててほしいと話していました。 -
みはらしファームで「せいの神」
伊那市西箕輪羽広の農業公園みはらしファームで正月飾りを燃やして無病息災・五穀豊穣を願う「せいの神」が22日に行なわれました。
「せいの神」は、みはらしファームと羽広区合同で行なわれています。
みはらしファーム入り口の牧草地には、各家庭で飾った門松やしめ飾り、2012本の〆の子が積み上げられました。
中心の竹は、高さ15メートルで、関係者は、県内でも最大規模と話しています。
午後1時、ファーム関係者や区の役員、地元の小学生など7人が点火し、火は、煙とともに次第に大きくなっていきました。
30分ほどすると中心に飾られた竹が崩れ落ち、火はますます大きくなっていきました。
この「せいの神」。一般的には、どんど焼き、三九郎などと呼ばれ、小正月の1月15日近辺に各地域で行なわれています。
羽広では、15日に獅子舞の舞い合わせもあり、毎年この時期に行なわれています。
せいの神は、「歳の神」がなまったものとされていて、この地域ならではの呼び名となっています。
この日、西箕輪の上戸でも地区独自にどんど焼きが行なわれました。
上戸は、14日からでえもんじが行なわれていて、でえもんじをおろす20日以降に地区のPTAが中心となり行っています。
この日集められた正月飾りや去年のでえもんじで各戸が家に飾っていた巾着飾りなどが燃やされました。
せいの神・どんど焼きでは、燃え残ったおきでもちを食べます。
このもちを食べると一年間病気をしないという言い伝えがあります。 -
交通安全に役立てて
長野・岐阜・愛知に12の営業所を持つ東海西濃運輸株式会社の労働組合は、交通安全に役出ててもらおうと、伊那交通安全協会に28万円を寄付しました。
20日、東海西濃運輸労働組合の渡邉修執行委員長が、伊那交通安全協会の堀内四郎会長に現金28万円を手渡しました。
東海西濃運輸では、毎年10月にカンガルー運動と題して無事故運動を展開しています。
運動は、昭和42年からこれまで44年間続いていて、労使650人が一体となって取り組んでいます。
今回の寄付は、その運動期間中に集まった募金を伊那安協に贈ったものです。
伊那安協の堀内会長は、「交通安全運動に有効に使わせていただきたい」とのべ、感謝状を贈りました。
安協では、のぼり旗の製作や危険箇所の看板設置費用に充てる予定です。 -
公設民営方式を視野に検討
新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設の規模について検討する「施設整備検討委員会」が21日、いなっせで開かれ、上伊那広域連合は事業方式について、公設民営方式を視野に検討を進めていきたい考えを示しました。
事業方式については、他の施設の実績から、公設公営、公設民営、民設民営などの方式について説明がありました。
その中で、公設民営方式は、自治体が建設し所有するため地元や住民から信頼を得やすい、長期的な運営業務を民間に委託することで競争原理が働き、コスト縮減を実現できることなどから、公設民営方式による施設建設、運営を視野に入れ、参入意欲の確認、経費削減効果などを調査したうえで決定していくとしています。
この日は安全対策や熱利用、残渣処理計画についても説明があり、今後検討していくことを確認しました。
なお、処理方式について委員会では、プラントメーカーに対して現在行なっているアンケート調査の回答をまとめ、3月頃を目処に方式を絞り込むことにしています。 -
シコクビエを味わう
17日のい縲怩ネ雑穀の日に合わせ伊那市の長谷中学校で17日、地元産のシコクビエを使ったパンなどの給食が出されました。
伊那市では、雑穀を食べてもらい、雑穀に興味を持ってもらおうと毎月17日をい縲怩ネ雑穀の日と制定しています。
長谷中学校の給食には、地元産のシコクビエを使った雑穀入りパンとグラタンが出されました。
17日は、い縲怩ネ雑穀ネットワークのメンバーも訪れ生徒たちと一緒に給食を味わっていました。
シコクビエは西アフリカ原産で栄養価が高くミネラルやビタミンを多く含んでいます。 -
「大寒」も最低気温0.6度
21日は二十四節気のひとつ「大寒」。1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。
伊那市長谷杉島の小松照子さんの家では、寒さを利用した保存食「凍り餅」づくりが行われています。
21日の伊那地域は、最低気温0.6度と暖かく4月上旬並の気候となりました。
この日は、小松さんが四角に切った餅を紙に包んで紐に結ぶ作業をしていました。
凍り餅は、水に浸した餅を凍らせ、さらに凍らせた餅を風にさらして乾燥させるものです。
この工程を踏むことで、カビが生えづらい保存用の餅になるということです。
小松さんはおよそ50年前から凍り餅づくりをしていて、この作業が小正月の恒例行事になっています。
小松さんは「毎年楽しみなイベント。年を重ねるに連れて大変になってきたが、今年も無事に作業をすることができて良かった」と話していました。
この日準備した餅は、来週冷え込みが厳しくなったころに外に出して乾燥させ始めるということで、餅は3月頃まで乾燥させるということです。 -
中学生ロボットコンテスト南信大会
中学生が自作のロボットで技術を競う長野県中学生ロボットコンテスト南信大会が21日、伊那市のいなっせで開かれました。
この大会は県内の中学校に参加を呼び掛けていて、8回目の今年は上伊那から5校、北信から3校の計8校から41チーム58人が出場しました。
競技は、ボールを高さの異なる筒に乗せて得点を競う「N竏池obo部門」と、拾った紙クズの数を競う「授業内部門」の2種目です。
中学生は、それぞれ自慢のロボットを操作して競技に臨んでいました。
大会の結果、N竏池obo部門では、西箕輪中学校の「青空クラブ」が優勝し、最高賞のロボット大賞を受賞しました。
「授業内部門」の優勝は同じく西箕輪中学校の「西箕輪E」でした。 -
伊那北保育園で餅つき
伊那市の伊那北保育園で20日、地域の人を招いて餅つき大会が開かれました。
餅つき大会には、園児と保育園の近くに住む住民合わせて110人が参加しました。
20日は、用意した餅米15キロを、園児らが10回ずつ交代でついていました。
伊那北保育園の高橋美智子園長は「子ども達も毎年楽しみにしている。今後も地域との関わりを大切にしていきたい」と話していました。 -
上戸で「でえもんじ」おろす
伊那市西箕輪上戸で、20日朝でえもんじが下ろされました。
地区の住民たちは、柱に飾られていた巾着袋を先を争うように自宅に持ち帰っていました。
20日の午前5時。雪が降る中でのでえもんじ下ろしとなりました。
でえもんじ柱は、14日に上戸集落のほぼ中心にある三ツ辻に建てられました。
小正月に今年1年の無事を祈って行なわれるでえもんじは、鎌倉時代末期に始まったとされていますが、正確な記録はありません。
上伊那では、辰野町と箕輪町で数箇所行なわれていて、伊那市では、上戸のみです。
太鼓の音で区民が集まり始めます。
午前5時半、1週間辻に建てられていたでえもんじ柱が倒されていきます。
柱が寝かされ飾りが外されると区民は競うように自分の気に入ったものを選びます。
飾りは、自宅に持ち帰り、巾着袋は神棚へ、花は玄関先に飾ります。
去年の古い飾りは、22日のどんど焼きで燃やすということです。 -
田中豊文さん初午のワラ馬づくりピーク
伊那市東春近の木工芸家田中豊文さんが、2月3日の初午に向けた縁起物のワラ午づくりに追われています。
初午は五穀豊穣を祈る2月最初の牛の日で、神社などで祭りが盛大に行われる地域もあります。
田中さんは、足を悪くした高齢者などに贈ろうと16年前から毎年ワラ馬を作っています。
作業は正月から始まり、現在ピークを迎えています。
ワラ馬は、北信の初午祭りをヒントに田中さんがつくり方を考案したオリジナルのワラ細工です。
雄と雌のセットとなっていて、雄はりりしく、雌は草を食べているところを表現したということです。
飾りの紐は、田んぼをすずめから守るためのおどし用の紐を使い、赤い布で鞍を、毛糸で手綱を作ります。
1日に4体が限度という事で、今年は100体、50セットを完成させる予定です。 -
旧吉良町の住民伊那市を表敬訪問
吉良上野介の使用人で後に僧となった理鏡坊の縁で、旧吉良町、現在の西尾市の住民9人が17日、伊那市を表敬訪問しました。
伊那市役所を訪れたのは、旧吉良町の山本一義前町長ら9人です。
理鏡坊は、全国を行脚した後伊那市の仲仙寺や青島で晩年を過ごしたとされています。
西尾市では、去年11月、理鏡坊について語る集いを開いたところ、約400人が集まるなど、理鏡坊や吉良上野介に関心が高まっているということです。
語りを担当した田中ふみえさんは「平和を求めている今こそ、吉良上野介が表舞台に立つ時だと思う。悪党とされている吉良の本当の姿を、伊那市と共に広めていきたい」と話していました。
白鳥市長は「これからも繋がりを大切にして、様々な分野で交流を深めていきたい」と話していました。 -
伊那東保育園 園児が邦楽を楽しむ
伊那市の伊那東保育園で18日、琴や尺八などの演奏が行われ、園児が日本の伝統楽器の音色を楽しみました。
この日は、伊那東保育園の園児69人が演奏を聴きました。
演奏したのは、保育園の地元中央区に住む春日英二さんら3人です。
春日さんらは、子ども達に日本の伝統音楽に親しんでもらおうと市内の保育園や小学校で演奏会を開いています。
この日は、アニメの主題歌や童謡など8曲が披露され、知っている曲が演奏されると園児らは一緒に唄って楽しみました。
春日さんらは「和楽器は特別なものではなく身近なものだという事を感じてもらいたい」と話していました。 -
春高駅伝に東北の高校招待
伊那市は3月18日に開催予定の春の高校伊那駅伝に、招待校として、東北の高校4校を招きます。
伊那市によると、招待するのは、男子が岩手県の一関学院と福島県の学法石川、女子が、岩手県の盛岡女子と福島県の田村の4校です。
宮城県の仙台育英高校にも声をかけましたが、海外遠征と重なっているため、参加できないということです。
この出場枠は、東日本大震災の被災地である東北3県の高校を招待しようと、初めて設けられました。
東北3県では、駅伝の練習量や部員も減っていることなどを知り、活動を支えようと市が新たに設けました。
伊那市では、「去年は、震災直後ということもあり、駅伝を中止とした。出場できなかった高校生たちの思いや、震災を風化させないよう、復興1回目の大会を盛り上げたい」と話しています。
なお、伊那駅伝の招待校は、男子15校、女子12校で、過去最多となっています。 -
伊那市議会臨時会 学校耐震化など補正予算案可決
伊那市議会臨時会が18日に開かれ、小中学校の耐震化のための費用などを盛り込んだ補正予算案などが可決されました。
この日開かれた市議会臨時議会で、約15億8,700万円を追加する一般会計補正予算案が可決されました。
内訳は、小学校耐震整備事業に約2億9,400万円、中学校耐震整備事業に約7億2,300万円などとなっています。
今回の補正は国の第三次補正予算に伴い学校の耐震化を前倒しして行うもので、小学校では、伊那東小、手良小、新山小など10校、中学校では、東部中、長谷中の2校の耐震化を平成24年度中に完了させる予定です。
伊那市では、平成26年度末までに市内の小学校15校、中学校6校全ての耐震化を行う計画です。
また伊那市は、平成21年に高遠町地区で発生した水道凍結事故に伴う損害賠償金約200万円を盛り込んだ補正予算案を、この日の市議会臨時議会に提出し可決されました。
市の説明によりますと、平成21年に発生した水道凍結事故は、水道使用を中止する届出に基づいて市が水道を止める作業を行ったところ、栓が完全に閉められておらず水が凍結し、給湯器などの機械が損傷したものです。
この日の臨時議会で賠償金約200万円を盛り込んだ補正予算案が提出され可決されました。
伊那市では再発防止として、所有者の立会、閉栓後の確認を徹底するとしています。
なお、伊那市は、NECライティング伊那工場の補助金返還問題で、NECライティングに800万円の解決金支払い義務を認めた調停案の議案提出は見送りました。 -
新伊那消防署建設候補地公表
老朽化が進む伊那消防署の新たな建設候補地となる、伊那市内の4地域が明らかになりました。
これは、18日、伊那市役所と南箕輪村役場でそれぞれ開かれた議会全員協議会の中で報告されました。
選定された候補地は次の4地域です。
伊那市中央の上伊那農業高校定時制跡地。
伊那市下川手の美焉工業団地。
伊那市山寺に隣接する小四郎久保の伊那中央病院周辺。
伊那市荒井の富士塚グラウンド周辺の4地域です。
候補地については、去年6月から、伊那消防署新庁舎建設検討委員会で検討が進められてきました。
慎重に検討を進めたいとする委員会の意向などから、これまで候補地については、公表されていませんでした。
次回の委員会は2月に予定していて、委員11人が、利便性や立地性、経済性などの27項目で評価を行い、合計点が一番高い1カ所を選定します。
新庁舎建設候補地は、3月に伊那市と南箕輪村の理事者に報告される予定です。
新しい伊那消防署は、敷地面積およそ8千平方メートルで、平成27年度の完成を目指します。 -
富県小の児童が狩り体験
県の史跡に指定されている伊那市富県の御殿場遺跡で17日、富県小学校の児童が弓矢を使って狩り体験をしました。
狩り体験をしたのは富県小学校の4年生と6年生の児童です。
御殿場遺跡では縄文時代中期の竪穴住居などが発掘されていて現在、復元された竪穴住居の屋根のふき替え工事が行われています。
縄文時代について学んでもらおうと伊那市が開いた狩り体験では児童達が、段ボールにかかれた動物を目がけ弓で矢を放っていました。
児童は、竪穴住居を見学したり、創造館の学芸員から縄文時代生活について話を聞きました。
学芸員の・ス慎一さんは「竪穴住居は縄文時代の人達が定住生活をおくりはじめた頃からつくられたもの。土器や弓矢を発明し生活をしていた」と児童達に説明していました。 -
新春書画と干支「辰」作品展
今年の干支「辰」にちなんだ書画などの作品展が、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。
会場には、龍を描いた掛け軸や書、工芸品など85点と、絵手紙240枚が並んでいます。
干支にちなんだ作品展は今年で5回目です。
伊那市出身の小坂芝田などの作家の作品から、伊那部宿を考える会の会員の力作まで多彩な作品が並びました。
今年は、書家の池上信子さんが井上井月の句を凧に書いた作品も特別出品されています。
昨年に続き、絵手紙の指導をしている倉科照子さんに今年届いた絵手紙の年賀状240枚もあります。
伊那部宿を考える会では、展示を通してこの施設に親しんでもらい、交流の場になればうれしいと話しています。
今年の干支「辰」にちなんだ作品展は29日(日)まで、旧井澤家住宅で開かれています。 -
伊那青年会議所新春会員大会
伊那青年会議所の2012年度新春会員大会が14日、伊那市内で開かれ、新しい役員体制での活動がスタートしました。
大会には会員、来賓などおよそ70人が出席しました。
2012年度の第45代理事長に就任したのは、伊那ケーブルテレビジョン取締役総務部長の向山賢悟さんです。
向山理事長は、「郷土愛と仲間を大切にし、若き世代の力を結集してこの地域がもっとよくなるように頑張っていきたい」と決意を述べました。
大会では、今年度の取り組みが確認されました。
今年度の主な事業は、地域ブランドフレーズ「い縲怩セに」の浸透、経営品質を取り入れたまちづくり、ふれあいを大切にした青少年育成事業です。
経営品質を取り入れたまちづくりでは、今年8回目となる伊那経営フォーラムを、地域力アップを目指して開くということです。
伊那青年会議所は1月から12月が年度になっていて、役員任期は1年です。
会員は30人で、地域は箕輪町から宮田村までとなっています。 -
春が近づく「春近神社」で合格祈願
受験シーズンもいよいよ本番です。
伊那市の春富中学校の3年生は、「春が近づく」とのいわれから、春近神社で志望校の合格を祈願をしました。この合格祈願祭は、地元中学生の合格を祈願をしようと、神社の氏子らでつくる役員が初めて行いました。
17日は、春富中の3年生、およそ170人が神社を訪れました。生徒たちは本殿に入ると、お払いを受け、代表者が玉ぐしを奉納し、全員で合格を願いました。
地域では春近神社に参拝すると、その名称から、春が近づくといわれてます。
花畑樹彦宮司は「多くの人の支えられている事に感謝し、合格の便りが届くよう頑張って下さい」と話していました。
県立高校の入試は、前期選抜が2月8日、後期選抜が3月7日に実施される予定です。 -
真冬の怪談「怪談兄妹」
怖い話の読み聞かせをする「怪談兄妹」による、怪談の朗読が14日、伊那市の伊那図書館で行われました。
怪談話をしたのは、伊那市の赤羽哲也さんと妹の三和さんです。
妹の三和さんが怪談の本を読み、兄の哲也さんは黒子姿にキツネの面をつけ、楽器を使って効果音を出していました。
会場にはおよそ60人の親子連れが訪れ、話しに聞き入っていました。
怖い話が好きな2人はタレントで怪談の語りで有名な稲川淳二さんのライブに行ったこともあるということです。
怪談兄妹の三和さんは、18日の午後1時過ぎからSBCラジオでオリジナルの怪談話を披露する予定で、多くの人に聞いてもらいたいと話しています。 -
交通安全を祈願
伊那警察署管内で去年死亡事故が多発したことを受け、今年1年の交通安全を祈願するだるまの眼入れ式が 17日、伊那警察署で行われました。
これは、伊那市などが定めた毎月、17日の交通安全伊那の日に合わせ伊那警察署と伊那交通安全協会の共催で行われたものです。
伊那署員や交通安全協会の会員20人が交通安全と書かれたダルマに眼入れをしていきました。
伊那署管内では去年、前の年に比べて4人多い13人が事故で亡くなっていて、その多くが高齢者となっています。
この数字は、平成に入ってもっとも悪かった平成13年と同じ数となっています。
伊那署では今後、毎月17日の交通安全伊那の日に合わせシートベルトやチャイルドシートの徹底など取り締まりを強化していくということです。 -
伊那まつりテーマ「明日へ」
今年40回目を迎える伊那まつりのテーマが16日、伊那市役所で開かれた伊那まつり企画会議で「明日へ」に決まりました。
テーマは、今年40回の節目の年を迎える事から、伊那まつりを次へつなげていこうと「明日へ」に決まりました。
サブテーマは「心をひとつに明日へがんばろう日本」です。
また、企画会議では踊り方や「伊那節・勘太郎月夜唄」の在り方などについてグループに分かれて意見を出しました。
委員からは「伊那節をアップテンポにして踊り方をアレンジしてはどうか」などの意見が出されていました。 -
市内少年剣道クラブで鏡開き
伊那市内にある2つの剣道クラブで15日、鏡開きが行われ、剣士たちが新たな気持ちで稽古に臨んでいました。
伊那少年剣道クラブは、伊那東小学校体育館で鏡開きを行いました。
去年の1月以降に新しくクラブに入った17人が、稽古の成果を披露しました。
代表の伊藤勉さんは「剣道ができることへの感謝の気持ちを忘れず、たくさん練習してもっと強くなってほしい」と話しました。
小学5年の橋爪太一君は、「しっかり稽古をして丈夫な体を作り、ずっと剣道を続けて明るい大人になります」と誓いの言葉を述べました。
クラブ員30人は、防具をつけて合同稽古に励んでいました。 -
全国太鼓フェスティバル実行委員会に寄付
伊那市西春近の株式会社まつり工房は、太鼓グループなどから集めた義援金およそ130万円を、陸前高田市の全国太鼓フェスティバル実行委員会に寄付しました。
16日は、まつり工房代表の北原永さんが、全国太鼓フェスティバル実行委員会会長の及川修一さんに、義援金130万538円を手渡しました。
まつり工房では、太鼓グループなどに呼びかけ、これまで2回に分けて合計240万60円を実行委員会に届けています。
今回は3回目の寄付ということで、及川さんが、お礼を兼ねて伊那市を訪れました。
陸前高田市は、太鼓の盛んな地域で、全国太鼓フェスティバルが行われていました。
これまでに北原さんが、プロデュースしたグループも出演し交流が続いていました。
しかし東日本大震災により、市民およそ2万4000人のうち2000人が亡くなり、22回続いてきた全国太鼓フェスティバルも開催できませんでした。
しかし北原さんらの義援金により、去年10月にナゴヤドームで太鼓フェスティバルを開催することができました。
及川さんは、今年10月に、全国太鼓フェスティバルを、陸前高田市で開催したいと考えていて、「太鼓を通して陸前高田の思いを全国に伝えたい。」と話しています。