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伊那公園でシキザクラ見ごろ
伊那市中央の伊那公園で、春と秋の年2回花を咲かせるシキザクラが今見ごろです。
シキザクラは、4月上旬頃と10月末頃の年2回開花し、花は5枚一重で薄く淡いピンク色です。
春は開花と同時に新芽も芽を出し、秋は自らの葉が落ちるじきに開花します。
春のほうが花は大きいということです。 -
障害者社会就労センターの製品販売会 企業で初開催
伊那市内の障害者社会就労センターの製品販売会が9日、(株)キッツ伊那工場で開かれました。
企業での販売会は初めてで、伊那市社会福祉協議会では、施設利用者の工賃アップなどに期待しています。
キッズ伊那工場の昼休み時間に合わせて販売会が開かれ、伊那市内4つの障害者社会就労センターの製品が販売されました。
今回の販売会は、キッツ伊那工場が何か地域に貢献したいと社協に申し出た事がきっかけで開かれました。
企業での販売会は今回が初めてで、社協では施設利用者が自立して暮らしていけるよう工賃アップにつながればと期待しています。
現在、伊那市内の施設の工賃は一人あたりひと月1万2千円前後で、少しでも多くの人に製品を買ってもらい、その利益を利用者に支払えるような仕組み作りが必要です。
販売会では、手作りの織物やジャム、小物などが販売され、訪れた従業員は好みのものを見つけ買い求めていました。
キッツ伊那工場と社協では、今後も定期的に販売会を開いていくという事です。 -
マロニーにタカトウコヒガンザクラ植樹
伊那市は、企業誘致した食品製造会社、マロニー株式会社伊那工場に、門外不出とされるタカトウコヒガンザクラの苗木10本を寄贈し、9日現地で植樹しました。
コヒガンザクラは、工場敷地内の南側の斜面に植えられました。
白鳥孝伊那市長と河内幸枝社長が社員らが見守る中、根元に土をかぶせました。
伊那市が贈った10本のタカトウコヒガンザクラは、5年生で、来年春には、花を咲かせるということです。
河内社長がこの場所からの眺望を気に入り伊那市への進出を決めていています。
河内社長は、「コヒガンザクラにあわせてピンクの服を着てきました」と喜んでいました。
白鳥市長は、桜の成長と同時に会社も成長していって欲しいとあいさつしました。
伊那工場は、今年6月に完成し、来年3月から本格操業が始まる予定です。 -
伊那公園のベンチ壊される
8日の午前、伊那公園のベンチがなにものかによって壊されているのが見つかり、公園を管理している桜愛護会は、「心無い行為で残念」と話しています。
8日の午前、会のメンバーが、公園内の東屋にあるベンチが壊されているのに気づきました。
これまでにもテーブルの上で花火をしたり、椅子の背板が壊されることがあったということです。
伊藤一男会長が今朝公園を管轄している伊那市駅前交番と市役所に連絡しました。
壊されたのは、6脚あるうちの一つで、愛護会の会員が寄贈したものです。
会では、「市民が集う場所でこうしたことが起きたのは、非常に残念」と話しています。
愛護会では、会員が交代で公園内を見回っていて、4日から8日の午前の間に何者かが壊したものと見ています。 -
従来の部局別予算枠配当制度を廃止
伊那市の来年度予算編成会議が9日市役所で開かれ、白鳥孝市長が、住民サービスを落とさず、財政健全化を進める予算編成にするよう幹部職員に指示しました。
伊那市は、平成24年度、環境、健康、観光、教育、農業の4k+Aを柱に事業を進めるとしています。
予算編成にあたり、これまで部局別に予算枠を配当する制度を廃止し、事業ごとに積み上げます。
伊那市では、部局別の配当をなくすことで、より効率的で効果的な予算編成ができるとしています。
今回改定された財政健全化プログラムによりますと、来年度は、施設使用料や負担金、ハード事業の見直しが盛り込まれていて、3億9,000万円の歳出削減を目指します。
伊那市は、17.6パーセントと、県下19市の中で2番目に高い実質公債比率を平成27年度には、15.7パーセントまで引き下げ、今年度257億円ある市債残高は207億円まで減らし、79億円の基金残高を98億円に増やす目標値を設定していて、さらなる財政の健全化を進めるとしています。
伊那市の平成24年度予算案は、これから編成が始まり、年明けに原案が決定、理事者の査定を経て2月初旬に内示されます。 -
秋の叙勲 瑞宝双光章 伊那市荒井 木村時一さん(84)
3日に発表された秋の叙勲。伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、4人が受章しました。
受章者の喜びの声をお伝えするシリーズ最終日の8日は、瑞宝双光章を受章した、伊那市荒井の木村時一さんです。
開業医として地域医療に携わる傍ら、長年学校医を務め、学校保健に功績があったとして瑞宝双光章を受章した木村時一さんです。
東京大学医学部を卒業し、伊那市の伊那中央病院勤務を経て昭和37年に荒井に木村内科医院を開業。勤務医時代から60年近く、小学校や保育園の校医を務め、子ども達の健康を見守ってきました。
「ちょっとびっくりした。家内や従業員の皆さんがよくしてくれたので、こういうことが最後にあったと思う。感謝しています」
診察について「頭の先から足の先までしっかり診ておくこと。診察の順番を打診するとか、聴診器をやるとか、そういうのが一番大事。それで病気の半分くらいはわかるような感じがします」と話します。
学校医を務めていて、先天性の心臓疾患を見つけたこともあります。
「当時は先天性の心臓疾患がけっこうあった。それを見つけたことは今になるとうれしかった」と振り返ります。
医者として大事なことは、「患者さんが納得するように病気のことを説明すること、もし悪い病気にしても必ずいいこともあるからという慰めの言葉」だといいます。 -
高遠中学校 新聞を使った授業公開
社会科などで新聞を使った授業に取り組んでいる、伊那市の高遠中学校の公開授業が8日に行われました。
1年1組は、社会科の授業で新聞を使って原子力発電について学んでいます。
この日はその授業が公開され、県内の小中学校教諭が視察しました。
高遠中学校では、客観的事実や多角的なデータを活用する力を養おうと、昨年度から新聞を使った授業を取り入れています。
この日の授業のテーマは、「これからの日本は原子力発電をどうするべきか」です。
生徒は、新聞から得た情報をもとに「今すぐやめるべき」「徐々にやめていくべき」「このまま続けていくべき」のいずれかの立場に立ち、グループに分かれて意見を交わしていました。
高遠中学校では、「新聞を読むことで思考力、判断力を身につけてもらいたい」と話していました。 -
伊那市の基準宅地 県内4位の下落率
長野県は、土地取引や資産評価をする際の指標となる平成24年度の基準地価格を8日公表しました。
すべての市町村で、宅地の価格が、前回公表された平成21年度と比べ下落していて、伊那市の下落率は、4位と大きくなっています。
伊那市の基準宅地となっているのは、荒井の通り町2丁目で、1平方メートルあたりの基準価格は、47,300円でした。
前回平成21年度の価格57,200円と比べ、17.3パーセント下落していて、下落率は、野沢温泉村の23.9パーセント、須坂市の18.4パーセント、東御市の17.9パーセントに次いで、4番目に大きくなっています。
県では、下落の要因として、観光産業の低迷、郊外型量販店の進出による中心商店街の衰退などをあげています。 -
医療費の還付金を装う振り込め詐欺
伊那市で7日、医療費の還付金を装う振り込め詐欺被害が相次ぎ伊那警察署では注意を呼び掛けています。
伊那警察署の発表によりますと被害にあったのは市内に住む50代の女性と70代の男性です。
7日の午前中、伊那市役所職員を名乗る男から自宅に「医療費の還付金があります。社会保険事務所が担当します」などと電話がありました。
しかし、口座に入金が無かったため、被害者らは教えられたフリーダイヤルに携帯で電話をしました。
電話で男の言うととおりATMを操作した所、2人とも自分の口座からおよそ50万円を知らない口座に振り込んでしまったということです。
7日と8日合わせて同じ手口の電話が9件あったということです。
伊那署では、ATMを使用しての還付金はない
携帯電話で指示されながらのATM操作は詐欺と疑うなど、被害防止を呼び掛けています。 -
井月の句心を書で描く
伊那ゆかりの漂白の俳人、井上井月の句を書で表現した作品展が、伊那市の伊那図書館で開かれています。
作品を展示しているのは、うた心を書で描く研究会で、20人が42作品を出しています。
井月をテーマにした映画ほかいびとが公開されるのを前に、その前哨戦として企画しました。
代表の向山竹脩さんは、句をまず理解し、配置や墨の濃淡でいかに効果的にその心を表現するかを追求していると話しています。
作品展は、13日日曜まで、伊那図書館の広域情報コーナーで開かれています。 -
雨どいなどの放射線量測定
長野県は、空間放射線量をより詳しく調べようと、県内全域の市役所や小中学校などで2回目の放射線量の測定を行っています。
今月、1日から調査が始まっていて8日は、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村、宮田村で行われました。
調査は先月、軽井沢町の高校と警察の雨どいなどで毎時1マイクロシーベルトを超える放射線量が検出されたのを受け実施されたものです。
今回は、7月に実施した県内の市役所や小中学校などで、放射線量が高いおそれがある、雨どいや側溝、草地などを新たに調査しました。
このうち伊那市役所では、上伊那地方事務所と南信教育事務所の職員2人が前回測定した市役所駐車場と屋上の他、新たに車庫棟の雨どいなどを調査しました。
地表と地上50センチ、地上1メートルの場所を測定し、30秒ごとに5回測って平均を出していました。
測定結果は9日、県のホームページで公表されるということです。
調査は、県内全域で今月21日まで行われることになっています。 -
南アルプス林道バス 4万1,375人が利用
伊那市長谷と北沢峠を結ぶ、南アルプス林道バスの今シーズンの営業が終了しました。
今シーズンは、去年より約3,900人少ない4万1,375人が利用しました。
南アルプス林道管理室によりますと、利用者の減少は8月の土日に雨が多かったことが影響しているという事です。
今年は4月25日から11月6日まで188日間営業し、利用者は、4万1,375人で去年より約3,900人減少しています。
最も利用が多かった日は、梅雨明け直後の連休となった7月17日で1,228人、次いで、紅葉シーズン中の3連休初日の10月8日で1,123人となっています。
南アルプス林道バスの来シーズンの営業は、4月25日からとなっています。 -
12人に功労者表彰
平成23年度の伊那市の功労者表彰式典が3日、伊那市役所で行われ、教育や産業、福祉などに功績のあった12人が表彰されました。
文化の日の3日、各市町村では、表彰式が行われ、功績のあった人達が表彰されました。
伊那市では、自治、教育文化、産業振興など5分野で12人に表彰状が贈られました。
白鳥孝伊那市長は「これからも健康に留意され明るく住みよい伊那市のために、ご指導をお願いしたい」と式辞を述べました。
教育文化功労の春日博人さんは「表彰の重みを心に刻み、市の発展のために努力をつづけていきたい」と話していました。 -
映画「一遍上人」高遠でロケ
伊那市に縁がある映画監督、秋原正俊さんの映画「一遍上人」の高遠での撮影が7日、建福寺で行なわれました。
ロケには、伊那谷フィルムコミッションのエキストラ40人が参加し、1歳未満の乳児3人も参加しました。
主役の一遍上人は、お笑いタレントのウド鈴木さんがつとめます。
7日は、伊那市高遠町の建福寺西門を鎌倉の関所に見立て、ロケが行なわれました。
一遍上人一行が関所を通ろうとする場面は、門番と争う横を通行人役のエキストラが通り過ぎていきます。
エキストラの中には、生後
1年未満の乳児3人も母親に抱かれて、参加しました。
秋原正俊監督は、祖父が高遠出身ということもあり、映画による地域おこしをしようと活動している伊那谷フィルムコミッションが、ロケを誘致しました。
映画「一遍上人」は、おどり念仏が民衆に受け入れられるまでの一遍上人の半生を描くもので、来年5月公開予定です。 -
史跡 七日市場跡の碑を建立
地域の歴史を後世に伝えようと、伊那市美篶笠原に七日市場跡の碑が建立されました。
この碑は、鎌倉時代末頃、笠原で毎月七日、十七日、二十七日に市場が開かれていたことから、その歴史を伝えようと建立されたものです。
6日は、碑の前で神事が行われ、笠原区の役員や、歴史研究家などおよそ20人が碑の建立を祝いました。
碑には、史跡七日市場跡と刻まれているほか当時、笠原が商業が盛んな地域として栄え、物流の拠点だったという歴史が記されています。
この一帯は当時の名残として七日市場という地名で呼ばれていす。
碑を建てた堀内功さんは、「笠原は平安時代から続く歴史のある地域です。多くの人にその歴史を知ってもらい、この土地に愛着を感じてもらいたいです。」
と話していました。 -
中尾歌舞伎 秋季定期公演
伊那市無形文化財に指定されている中尾歌舞伎の秋季公演が6日、伊那市長谷の「中尾座」で行われました。
中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる伝統芸能で、一時、戦争で途絶えていましたが、昭和61年に地元の青年たちが復活させました。
今回披露されたのは、「恋女房染分手綱重の井子別れの段」です。 -
秋の叙勲 旭日小綬章 三澤岩視さん(73)
3日に発表された秋の叙勲。伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、4人が受章しました。
受章者の喜びの声を、シリーズでお伝えしています。
2日目の5日は、旭日小綬章を受章した、伊那市福島の三澤岩視さんです。
伊那市議会議員として地方自治の発展に功績があったとして旭日小綬章を受章した、伊那市福島の三澤岩視さんです。
三澤さんは、1956年に上伊那農業高校を卒業し、1970年に精密部品の製造会社を創業。
1987年、市議会議員に立候補、初当選を果たします。
以来、6期、23年市議会議員を務めました。中でも、旧伊那市、高遠町、長谷村の合併の際は議長として高遠長谷地区に何度も足を運んでは対話を重ね、合併推進に力を注ぎました。
受章について三澤さんは「私のような者が、という気持ちもあるが、一生懸命やってきたのでうれしい。」
「市民から要望があれば率先して行動し、縁の下の力持ちとしてやってきた」と6期23年の議員生活を振りかえりました。
そして一番印象に残っている事に新伊那市の誕生をあげ、「合併は本当に苦労した。いやいや合併するというようなことがあってはいけないので、高遠・長谷に何度も足を運び対話を重ねてきた。絶対に合併するんだという気持ちでお願いに行った。」
そしてこれからの議会に期待する事は、との質問には次のように答えました。「批判される事などいろいろあると思うが、市民のためにとにかく一生懸命やってほしい」 -
山麓一の麺街道フェスタ
国道361号沿線地域のご当地麺料理を楽しめる「山麓一の麺街道フェスタ」が5日、6日の2日間、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれています。
今年で4年目を迎えた麺街道フェスタには、昨年と同じく5種類の麺料理が集まりました。
岐阜県高山市の高山ラーメンや木曽福島のすんきとうじそば、伊那のローメンやそばなどが販売されています。
麺街道フェスタは、「麺」と「街道」にスポットを当て、街道に隣接する地域の広域的な観光PRを目的に開かれています。
会場を訪れた人たちは、お目当ての麺料理を注文し、味わっていました。
山麓一の麺街道フェスタは6日も開かれます。 -
被災地支援で南三陸町海産物産展
東日本大震災の被災地を支援しようと、宮城県南三陸町の新鮮な海産物を直送・販売する物産展が、伊那市役所東側の伊那ハウジングセンターで開かれています。
会場には、サンマ、サケ、タコなど新鮮な海産物が並んでいます。
これらは9月25日に再開した宮城県の志津川魚市場から直送されたものです。
海産物産展は、伊那ハウジングセンター実行委員会、アド・コマーシャル協力会などが被災地支援のために計画しました。
訪れた人たちは、三陸沖で水揚げされた新鮮な海産物を買い求めていました。
海産物産展は6日までの2日間開き、およそ100万円を目標とする売上の全額を義援金として志津川魚市場に送るということです。
海産物産展は6日も午前10時から午後4時まで開く予定で、売り切れ次第終了となります。 -
初の研修で理解深める
上伊那リハビリテーション連絡協議会の初の研修会が5日、伊那合同庁舎で開かれ、事例発表などが行われました。
上伊那リハビリテーション連絡協議会は、機能の違う地域の病院同士が連携を高め、効率的で効果的なリハビリを地域で行なっていこうと発足したものです。
知識・技術の向上や、職種・機関を越えた連携強化、情報共有などを目的に、研修や地域リハビリの体制検討を行なっていきます。
今回が初めてとなる研修会には、医療従事者や行政の福祉関係者など、およそ100人が出席しました。
この日は上伊那の公立3病院に箕輪町の上伊那医療生協病院を加えた4病院から事例発表がありました。
生協病院は、ある患者に対し、達成可能な課題を提案することで、張りのある生活を送ってもらいながら回復をはかることができたと発表しました。
また伊那中央病院は、左半身が麻痺した患者に対し、左側に壁や手すりを置き歩行のリハビリをしたところ症状が改善してきたとの事例が報告されました。
発表に対して参加者からは質問があがり、お互いの仕事について理解を深めていました。
協議会の本田哲三代表は「知識を深め、連携を高めることで、最終的には自宅で介護ができる環境を作っていきたい。地域リハビリのモデル事業になるよう進めていきたい」と話していました。
協議会では、今後も研修会などを行い地域のリハビリの質を高めていきたとしています。 -
「野球盤」を再現!リアルソフトボール盤
野球のボードゲーム「野球盤」をソフトボールで再現した、「リアルソフトボール盤」の大会が5日、伊那市の富士塚スポーツ公園で開かれました。
2塁打、3塁打、ホームランなどと書かれたボードがグラウンドに置かれ、選手たちがヒットのボードを狙ってボールを打っていました。
これは、ボードゲーム「野球盤」をソフトボールで再現して、一風変わった形でソフトボールの街・伊那市をPRしようと、伊那商工会議所青年部が去年から始めたものです。
この日は、上伊那地域を中心に12チームが参加しました。
守備にはつかず、投球はピッチングマシン、ランナーはボードを使い、選手はバッティングだけを行います。
1試合2回に限り、信濃グランセローズの選手に代わりに打ってもらえる、代打券が各チームに配られ、点を取りたい場面で使用していました。
参加したある男性は「飛んだ場所によって成績が変わるため、運にも左右されるが、その分女性も楽しめるスポーツで良いと思う」と話していました。
商工会議所青年部の中島克也委員長は「若者たちが考えた変わったスポーツ。いろんな人に参加してもらいソフトボールの街、伊那市が少しでもPRできたらうれしい」と話していました。 -
高遠・長谷地域社協設立説明会
伊那市高遠町や長谷地区を対象に、地域社会福祉協議会の設立説明会が、29日、高遠町文化センターで開かれました。
説明会は、地域社協の活動を理解し、多くの地域で立ち上げてもらおうと、伊那市社会福祉協議会が開きました
市社協によりますと、区や常会などで組織する、地域社協は、旧伊那市には100ある一方、高遠町・長谷地域には12しかないということです。
市社協の職員は、「高齢化が進む中、住民が主体となり、福祉について特化し、課題について話し合うことが大切。地域で助け合い、支えあう、地域社協の設立が必要」と話していました。 -
秋の叙勲 旭日小綬章 塚越寛さん(74)
3日に発表された秋の叙勲。伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、4人が授章しました。
授章者の喜びの声を、シリーズでお伝えします。
初日の4日は、旭日小綬章を授章した、伊那食品工業(株)会長の塚越寛さんです。
寒天の用途拡大、製造の近代化などに功績があったとして旭日小綬章を授章した塚越寛さんです。
1958年に、伊那食品工業に入社、83年に社長に就任。2005年から会長を務めています。
年輪のように、少しずつだが確実に成長する「年輪経営」を行い、創業以来48年間、増収、増益の記録を達成しました。
授章について、塚越さんは次のように話します。「社員と一緒に喜びたい気持ちでいっぱい。授章は、私一人でできることではないので社員一人ひとりの努力の結果という風にとらえています。当社に「伊那食ファミリー」という言葉があるように、家族経営を旨としてやっていますので、余計にそういう思いが強いですね。」
若い頃を振り返って、塚越さんは次のように話しました。「学生時代に、肺結核で、3年の闘病生活をしましたから、人生のどん底をなめているわけです。就職した時の伊那食品工業は、日本一汚くて貧乏な会社でした。今は、きれいだからと、当社の掃除が素晴らしいと、見学に来てくださるようになった。更には、こうして表彰されるようになった。つまりは末広がりできています。私としては昔を思い出すと、本当に感慨深いですね。人間というのは、スタート地点では、苦労があったほうがいいんじゃないでしょうか。最低からの出発というのは、むしろ喜ぶべきことで、人生の若いうちは、なるべく最低のほうがいいんじゃないでしょうかね。」
会社経営の根幹については、「最も根幹なものは、会社のファン作りだと思います。そういう人が一人でも多くなれば、会社は順調に行くだろうと。そのために会社は限りなく美しくなくてはならないし、ホスピタリティも良くなければならない。会社のあるべき姿もそこから出てくる。みんなが好きと言ってくださる会社になるために、では何をするかという答えがそこから出てくる。」と話していました。
また、東京に本社を移転しようと思ったことはないのかという問いに次のように答えました。「国家のあるべき姿として、東京に集中することは良くないというのは私の持論なんですよ。震災のときでも、インフラでも、全てにわたって過疎と過密が存在するような国は良くない。田舎でもこんないいことができるよ、というのを立証しなければいけないという思いがあります。都会の人が来たときに『広々としていいですね』『緑があっていいですね』と言われる会社をつくろうというので、つくったのがかんてんぱぱガーデンなんです。」
「創業5年位は別として、それ以外は会社としての不況は一度もないです。いつでも夢いっぱい、という会社ですから、それも評価の対象になっているかもしれないですね」 -
新山小の児童 蕎麦工場見学
伊那市の新山小学校の児童は、雑穀アマランサスを使った蕎麦を製造している伊那市高遠町の株式会社木曽屋を4日、見学しました。
4日は、新山小学校の3、4年生6人が木曽屋を訪れ、熊谷和寛社長から製造工程などの説明を聞きました。
3、4年生は、社会の時間に伊那市について学んでいることや、総合学習で蕎麦の栽培に取り組んでいることなどから見学会を開きました。
木曽屋では、通常の蕎麦やうどんの他、アマランサスを使用した製品なども作っています。
見学会では、児童からの「なぜアマランサスを使うのですか」との質問に対し、熊谷さんは「生産者や学者、加工業者など色々な人が関わることで、地域が活性化すると考えている」と話しました。
新山小の3、4年生は、12月中に蕎麦打ちを予定していて、この日学んだ事を活かしたいと話していました。 -
鳥インフル想定し訓練
伊那中央病院は、鳥インフルエンザへの感染が疑われる患者が発生したと想定した、受診、入院シミュレーションを4日に行いました。
鳥インフルエンザの疑いがある患者の受診要請の連絡を保健所から受けた伊那中央病院は、別棟にある診察室の準備をしました。
患者が到着すると検査を行い、鳥インフルエンザ要観察例と診断され、通路を閉鎖し、エレベーターを専用化して、患者を隔離しながら感染症専用病棟へと移送しました。
伊那中央病院は、空気が乾燥し、ウィルスが活発になる冬場を前に、今年初めて11月2日から8日を院内感染予防週間に決めて、啓発バッチの着用などで、職員や来院者の意識啓発に取り組んでいます。
今日のシミュレーションもその一環で、院内感染を防ぐため、患者の隔離を重点に取り組みました。 -
映画「ステキな金縛り」美術セット展示
伊那市高遠町で撮影された三谷幸喜監督の映画「ステキな金縛り」の美術セットが、松本市の映画館で展示されます。
展示されるのは、伊那市高遠町の個人が所有する、映画に使われた看板や案内板などの美術セットです。
映画の中で、主人公の深津絵里さんが、西田敏行さん扮する落ち武者の幽霊を探しに訪れた村として、去年の夏、高遠町三義地区で撮影が行われました。
美術セットはこの撮影のときに使われたものです。
29日からの映画公開にあたり、松本市の映画館シネマライツから伊那谷フィルムコミッションに企画展の話があり、美術セットを貸し出すことになりました。
美術セットは上映期間中、シネマライツの劇場内に展示されるということです。 -
障害者の日の集い
伊那市福祉団体連絡協議会は29日、障害者の日の集いを開き、東日本大震災の被災地でボランティア活動をした人たちの話を聞きました。
集いは、誰もが安心して暮らせる地域づくりを考えようと開かれました。
シンポジュームでは被災地でボランティア活動をした人など4人が、いざという時の心構えなど話しました。
このうち、岩手県でボランティア活動をした伊那市社会福祉協議会の北原幸吉さんは、「被災地では、立ち直っていくという強い思いが大事だと感じた」と話しました。
宮城県でボランティア活動をしたイベント企画グループ「笑龍」代表の平澤正貴さんは、「隣りの人、友達、仕事関係の人など周りの人のことを知って、みんなで助け合うことが大切」と話していました。 -
西駒山荘 今シーズンの営業終了
伊那市観光(株)が経営する西駒山荘の今シーズンの営業が終了し2日、ヘリコプターによる荷下げ作業が行われました。
朝8時、山荘の管理人や伊那市観光の社員を乗せたヘリコプターは、伊那市の鳩吹公園駐車場から、西駒ケ岳の標高2,600メートルにある山荘を目指して飛び立ちました。
30分後、ヘリは、登山客の宿泊に使った毛布や、発電機用のバッテリーなどを機内に積んで公園駐車場へ戻ってきました。
西駒山荘は今シーズン、7月9日から10月10日まで94日間営業し、528人が利用しました。
雨が多く、2度の台風でキャンセルもありましたが、去年と比べて34人の減少にとどまりました。
利用者は、個人の登山客が中心で半分ほどがリピーターだという事です。 -
高遠小学校2年生 蚕の飼育学習発表
伊那市の高遠小学校の2年生は27日、1学期に蚕を飼育した学習の成果を、地域の人達に発表しました。
この日は、伊那市高遠町の旧馬島家住宅で、高遠小の2年生45人が地域の人達を招いて発表会を開きました。
2年生は今年6月に駒ヶ根市のシルクミュージアムを見学した事がきっかけで蚕の飼育をしてきました。
発表会では、グループごと、繭の指人形劇や、蚕の替え唄、俳句などを披露しました。
子ども達は、「最初は触る事ができなかったけれど、エサやりをしているうちに触れるようになった」「糸を吐いて繭を作り始めた時はうれしかった」と話していました。
高遠小学校では、「子供と地元の人が関わりながら学習する事で地域を賑やかにしていきたい」と話していました。 -
伊那食品工業野村さん 電話応対コンクール全国大会で優秀賞入賞
伊那市の伊那食品工業株式会社に務める野村静香さんは、電話応対の技術を競う「電話応対コンクール全国大会」で優秀賞入賞を果たしました。
10月28日に札幌市で開かれた全国大会には、県大会を勝ち抜いた60人が出場し、野村さんは見事6位入賞を果たしました。
電話応対の技術の向上を目的に開かれているコンクールには、地区予選から数えるとおよそ1万2千人が参加しました。
飯島町出身の野村さんは、伊那食品工業株式会社に入社して2年目で、主に通信販売の受注業務に携わっています。
野村さんは電話応対について「お客様の立場にたって対応することを第一に考えている」と話します。
伊那地区協会からは全国大会への出場も、初めてとなっています。