-
貝沼区が防災ヘルメットそろえる
伊那市富県の貝沼区はこのほど、災害時に迅速な対応ができるよう、区役員が常に持ち歩く防災ヘルメットと懐中電灯をそろえた。
ヘルメットは、災害時に避難誘導などを行う区の役員が、常に持ち歩いてもらうため貝沼区が購入したもの。
これまで貝沼区では、防災対策として懐中電灯などが公民館に置かれていた。
しかし、実際に災害が発生した場合、公民館までとりに行っていたのでは対応が遅れるため、区の役員それぞれが防災ヘルメットなどを持ち歩き、災害時にそなえようと考えた。
ヘルメット横にはそれぞれの役職名が、後ろには名前と血液型が書かれている。
防災ヘルメットは6日に行う区の防災訓練でも、使用するという。 -
手良地区に「人材バンク」設立
地域で活躍する個人や団体を、学校教育や、社会教育に役立てる「人材バンク」の取り組みが、伊那市の公民館単位では初めて、手良地区で始まった。
2日夜は、手良公民館で、「人材バンク」の立ち上げ会が開かれた。
地域に住む優れた知識や技能を持つ団体や個人を学校教育などに活用していくこの制度の立ち上げを、手良公民館では、3年ほど前から検討してきた。
公民館が地区に呼びかけたところ、食育・料理・農業・芸術・趣味など29の分野から13団体32個人が登録した。
人材バンクは、学校の授業や総合学習で、また公民館のクラブ活動などで、学校や住民から講師の派遣依頼があった際、公民館が仲介し人材を派遣するもの。
登録された人材は、基本的にはボランティアで、学校教育などを支援する。
手良公民館では、地区の保育園や、小学校、高齢者学級などでの人材バンクの利用を見込んでいて、この制度により、地域の教育力を高めていきたいとしている。 -
みはらしイチゴの苗 定植
伊那市西箕輪のみはらしいちご園のハウスでは、来年1月からのいちご狩りに向け、苗植え作業が行われている。
2日は、朝から、羽広いちご生産組合のメンバー総出で、苗植え作業を行っていた。
いちご狩りで食べ比べができるようにと、ハウスごと、大粒で味の濃い紅ほっぺ、甘みが強い章姫、酸味がある女峰の3種類が植えられた。
みはらしいちご園には、19棟のハウスがあり、15万本の苗を植える。すべての苗を植えるには、30人が一日作業をして10日ほどかかるという。
みはらしいちご園のいちご狩りは来年1月から6月中旬まで楽しめ、その他にも、みはらしファームのとれたて市場で販売されたり、学校給食用に供給されるという。 -
伊那市のソフトボール 2チーム全国へ
今月ソフトボールの全国大会に出場する伊那市の2チームが1日、小坂樫男市長を表敬訪問した。
全国大会に出場するのは、59歳以上の男子の大会に出場する伊那シニアと35歳以上の女子の大会に出場するイナ昴です。
1日は、チーム代表のメンバーが市役所を訪れ小坂市長に全国大会出場の挨拶をした。
2チームは県大会で優勝し、伊那シニアは4年連続、イナ昴は3年ぶりの全国大会出場を決めた。
伊那シニアの河野みつお主将は、「チームワークを発揮し、優勝を目指したい」と抱負を話していた。
また、イナ昴の鳥羽二三子主将は、「全国大会の雰囲気にのまれず、まずは一勝したい」と話していた。
伊那シニアは今月25日から群馬県で、伊那昴は今月19日から静岡県で開かれる全国大会に出場することになっている。 -
上伊那地区賛助会がタオルなど寄付
お年寄りのボランティアグループ等で作る、上伊那地区賛助会は、31日、自宅で集めた、タオルやペットボトルのフタ等を伊那市社会福祉協議会に寄付した。
31日は、上伊那地区賛助会の唐澤 定(さだ)会長らが、タオルやペットボトルの蓋などを、伊那市社会福祉協会の唐澤正利事務局長に手渡した。
賛助会では、無理なく継続して行えるボランティア活動に取り組んでいて、古切手やプルタブ、ペットボトルのフタ集めの他、小学校や公園の清掃等をしている。
社協では、寄付されたこれらの物の一部を福祉団体に贈る他、活動費に充てていくという。 -
第4回伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会
伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会が3日、市役所で開かれ、生ごみの減量化、資源化を進める具体的な方法について話し合った。
3日は生ごみの減量化、資源化を進めるための具体的な方法を話し合うため、3グループに分かれて意見を出し合った。
そのうち、生ごみ処理機の導入については、「住宅が集中している市街地では、各家庭で個別の生ごみ処理機を持つことに抵抗がある」として、「市街地では一か所に収集するようにして、家が離れている郊外では、個別の生ごみ処理機を設置してもらうなど状況に応じた対応が必要」といった意見が出された。
また、地域とのつながりが薄いアパートやマンションの住民には、情報が伝わりにくいことから、「ごみの日に収集所の近くでチラシを配り、伊那市全体でごみの減量に力を入れていることを知ってもらう」などの意見が出された。
そのほかにも、「生活サイクルが違い、どうしても朝の時間帯にごみを出せない人もいる。そういう人のために、朝でなくてもごみが出せるごみステーションを設置してはどうか」などといった意見が出されていた。
委員会では、出された意見を集約して、次回、生ごみの減量化、資源化施策の最終案を出す予定。 -
市役所緑のカーテン涼しげ
伊那市役所の庁舎南側に、アサガオで作られた緑のカーテンが生えそろい、涼しげな影を作っている。
伊那市では去年から、エコ活動として植物によるグリーンのカーテンを庁舎南側に作っている。
昨年は、キュウリなどを植えたところ窓を覆うほどには成長しなかったということだが、今年はアサガオが涼しげな影を作っている。
市では、職員から好評だとして、来年は市民にも活動の輪を広げたい竏窒ニしている。 -
伊那市小中学校耐震化率公表
伊那市は2日、小中学校の耐震診断の結果と耐震化計画を公表した。
それによると震度6強の地震により倒壊の危険性が高いとされる建物は、7校9棟あることがわかった。
現在伊那市の小中学校には合わせて104棟の建物がある。
耐震診断の結果によると、国の耐震指標で震度6強の地震で倒壊の危険性があるとされる値が0.7未満の建物は2日現在の公表で64棟ある。
耐震化率は38.5%で県内19市のうち最も低い数字となっている。
また危険性が高いとされる値0.3未満の建物は、伊那小学校の中校舎と廊下、富県小の体育館、美篶小の管理教室棟、西春近北小の管理教室棟、伊那東小の体育館と玄関、東部中学校の管理教室棟、春富中学校の管理教室、特別教室で7校9棟ある。
伊那市では9月の補正予算に、約5億4千万円を計上し、順次耐震化工事を進めていく計画だ。
耐震化計画は緊急性のある小中学校合わせて13校34棟について平成22年度末までに耐震化工事を完了させ、耐震化率71.2%を目指す。
また東部中学校については、平成24年度までに現地での建て替えを計画している。 -
伊那市議会9月定例会開会
伊那市議会9月定例会が2日開会し、9億円を追加する総額309億円の伊那市一般会計補正予算案など27議案が提出された。
補正予算案のうち、歳出の主なものとして、小中学校の校舎耐震整備事業のほか、伊那北小学校の増築工事に7千万円、下県地域交流センターを新築する地域材利用促進対策事業に6700万円、緊急雇用創出事業に1千4百万円などが盛り込まれている。
開会あいさつで小坂樫男伊那市長は、5月に販売されたプレミアム商品券について、3億3千万円のうち、8月24日現在でおよそ70%が使われ、うち3分の1が大型店、3分の2が中小の商店で利用されたと報告し、一定の経済効果があったと評価した。
伊那市議会9月定例会は9日から3日間一般質問、18日に委員長報告、採決が行われる。 -
飯田線に青い119系が復活
JR東海は、25年ほど前に飯田線で走っていた青い塗装の電車を復活させた。
青地に白いラインの入った車体は、25年ほど前に飯田線を走っていた電車。現在主流となっている白地にオレンジのラインが入った119系の一番最初のモデルだ。
車体の青色は、天竜川と空の青を、白いラインはアルプスの雪と空を流れる白い雲をイメージしていると言われている。
飯田線では、国鉄時代の昭和58年にこの青色の電車が導入されたが、JRに移行する時、徐々に今の電車へと代わってきた。
飯田線内で走っていた期間はそれほど長くないが、電車マニアの間では今でも人気のある電車の一つという。 -
第30回東春近ハイキング
今年で30回の節目を迎える伊那市東春近公民館の区民ハイキングが30日、長谷地区で行われた。
東春近公民館では、毎年区民ハイキングを地区の内外で行なっていて、今年で30回目を数える。
絶好の好天に恵まれ115人が参加し、長谷の常福寺を発着点に4キロのコースを歩いた。
地元殿島城の城主、殿島大和守重国が祀られているという八人塚や国の重要文化財に指定されている熱田神社を回り、長谷の公民館長から説明を受けた。
参加者たちは、建築技法や彫刻技術見られる優れた職人芸術に触れていた。
東春近公民館では、合併した年に高遠地区でハイキングをしていて、今回は30回の記念として長谷地区で実施した。 -
青年のうたごえ祭典イン伊那
音楽を通じてはげましあい元気になろうと、8月29日と30日の2日間、青年のうたごえ祭典イン伊那が高遠青少年自然の家で開かれた。
このイベントは、不況により悪化する社会環境の中、歌声を通じてつながりあい元気を出していこうと開かれた。
実行委員会の呼びかけにより全国から20団体、70人が参加して歌声を披露し合った。
29日には、メインとなる野外音楽祭が開かれ、フォークギターの弾き語りや田楽座などゲストの演奏もあった。
長野市の戸谷英城実行委員長は、「青年たちの歌声のネットワークを生きる力にしていきたい」と話していた。
また地元から参加したある女性は、「派遣切りにあい、自分も元気になりたい。音楽を通して人とつながり元気を分かち合いたい」と話していた。 -
「防災の日」
各地で防災訓練「防災の日」の1日、伊那ケーブルテレビでは、緊急地震速報の配信テストを行った。
万が一の事態に正常に作動するかを確認するためで、午前9時に本社設備の試験ボタンを押し、テストが行なわれた。
一般契約者や学校などの公共施設100カ所が対象で、問題なく作動したことが確認された。
また、この緊急地震速報に基づいた訓練が、各地の小学校などで行われた。
伊那市の西春近北小学校では1日、地震速報を使った初めての本格的訓練を行った。
大きな地震がすぐに発生するとの緊急速報が流れると、児童たちは一斉に机の下にもぐり身の安全を確保した。
児童たちは揺れがおさまると、担任の指示に従い、校庭へ避難した。
西春近北小では、速報が流れた場合、すぐに机の下に入ることや倒れそうな棚やロッカーなどから離れ身の安全を確保するなど、具体的な行動を示したマニュアルが設けられている。
井上祐一教頭は、「どの教室の児童も、速報の音やアナウンスから緊急性を認識し、しっかり行動する事ができた」と話していた。 -
第3回ふれあい広場
伊那市の福祉の祭典、第3回ふれあい広場が30日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれた。
市内の各種団体62団体と介助や送迎、バザーの手伝いをするボランティアなど15団体の77団体が参加し、ステージ発表や作品の販売などを通して交流した。
好天に恵まれ、昼ごろになると会場は多くの人たちで賑わっていた。
感謝の気持ちを参加者が一枚一枚色紙に書いてはり、社協のイメージキャラクター「あいなちゃん」を完成させる催しや足湯コーナーが今年初めて設置された。
ステージでは、参加団体による歌や踊りの発表のほか、バルーンアートで活躍しているゴンベエワールドや社会人のお笑いプロレスごっこ団体、信州プロレスも出演し、会場を盛り上げていた。
実行委員長の出沢有希子さんは、「福祉を仕事にしている人やお年寄りと暮らしている人にとって、福祉は身近だが、そうでない人にも交流を通して考えてもらえるきっかけになれば」と話していた。 -
邦楽子どもの集い
伊那三曲協会が主催する第10回邦楽子どものつどいが30日、いなっせで開かれ、箏などの音色がホールに響いた。
上伊那各地の教室で学ぶ子どもたちの発表と研さんの場にしようと毎年開かれていて、今年で10回目を迎えた。
保育園児から高校生までの25人が、箏や三絃、十七絃の演奏を披露した。
保育園児は童謡を、中学生や高校生はより高度な楽曲を弾いた。
「さくら」は15人の合奏で、重厚な音色が響いていた。
伊那三曲協会の伊藤伶鵬さんは、「幼いころから日本の伝統楽器に触れることは幸せ。今後も集いを続け、伝統を継承していきたい」と話していた。 -
プールの利用状況まとまる
夏も終わり、各市町村が運営するプールの利用状況がまとまった。いずれのプールも、利用者の数が前の年を大きく下回った。
伊那市の伊那市民プールは本年度、7月4日から8月30日までに44日間、営業した。
期間中の利用者数は前年の2万1355人より約6200人少ない1万5142人で3割少減少となった。
箕輪町のみのわ町スイミングプールは、7月11日から8月17日までに22日間、営業した。
利用者数は、前年の4035人より約1570人少ない2462人で約4割減少した。
南箕輪村の大芝村民プールは、7月11日から8月23日までに39日間、営業した。
利用者数は、前年の7695人より約2200人少ない5435人で、3割減少となった。
各施設では7、8月とも雨の日が多かったことが利用者が少なくなった一番大きな原因とみている。 -
井月顕彰会が初の講演会
伊那に足跡を残した漂泊の俳人井上井月の業績を文化遺産として顕彰する井上井月顕彰会は、29日いなっせで初めての講演会を開いた。
井上井月顕彰会は、一般社団法人として、去年12月1日に設立された。
漂泊の俳人井上井月や門下の俳人たち、また、井月を支えた人たちの業績を文化遺産として顕彰することを目的としている。
今回が初めての講演会で、井上井月と近世文学の流れの演題で、清泉女学院大学で近世文学・俳諧史を教える玉城 司教授が講演した。
玉城さんは、立派な井月像とみすぼらしい井月像を切り口にして、井月には、2つの面があったと説明した。
明治時代に政府からゆるされた教育者として、また一方で、そうした生き方を否定し、漂泊の俳人として行脚する生き方。
玉城さんは、「井月は、いつも両者のはざまで葛藤し続けたのではないか」と分析していた。
会場には、井月の映画化に意欲をみせる俳優の小椋一郎さんをはじめ多くの井月ファンがつめかけ、講師の話に耳をかたむけていた。 -
伊那小恒例のPTAバザー
伊那小学校の恒例行事、PTAバザーが29日、小学校の体育館で開かれた。
バザーは各家庭で使われなくなったものや、子ども達が総合学習で作ったものを販売する場として毎年開かれている。
今年は37のブースが並び、会場は多くの人でにぎわった。
子どもが着られなくなったスキーウェアや使わなくなった日用品など、様々なものが格安で販売されていた。
また1学年の児童は、自分たちで育てたジャガイモをフライドポテトにして販売し、人気を集めていた。
PTA会長の西村正史さんは「今年も盛況で非常にうれしい。子ども達にお金を稼ぐ大変さを学んでもらえたと思う。」と話していた。
なお今回の売り上げは学習用品の購入や、授業の活動費などに充てられるという。 -
美篶保育園 親子でクッキング
伊那市の美篶保育園で今日、園児とその保護者がともに食事を作る、親子でクッキングがおこなわれた。
これは、食べることの大切さや楽しみを知ってもらおうと美篶保育園がおこなったもの。
29日は、年長園児とその保護者24組が参加し、じゃがいもピザとパンプキンゼリーを作った。
メニューは地元美篶に住む、生活指導員の酒井さつきさんが考えたもので、季節の野菜をふんだんに使った、栄養バランスのとれたものにしたという。
子どもたちは、親に手伝ってもらいながら慣れない手つきで、じゃがいもの皮をむくなど、食事作りに挑戦していた。
1時間ほどかけてピザとゼリーができあがると、参加者全員で味わった。
美篶保育園は今年4月に美篶東部保育園と、美篶中央保育園が統合してできたもので園児およそ150人が通っている。
美篶保育園では地元農家が作った野菜を園で消費する地産地消の活動を推進していて、地域の協力を得ながら園児らの食への関心を高めていきたいとしている。 -
全国交通安全母の会キャラバン隊が来伊
みんなですすめよう交通安全をスローガンに、全国を回っている交通安全母の会キャラバン隊が28日、伊那市を訪れた。
東京都文京区にある社団法人全国交通安全母の会連合会が、県交通安全婦人団体連合会とともに28日伊那市を訪れた。
県交通安全婦人団体連合会の久保田紀代会長が、内閣府特命担当大臣交通対策本部長から託されたメッセージを読みあげ、伊那市の酒井茂副市長に伝達した。
交通安全母の会キャラバン隊は、全国を7つのコースに分け、伊那市を訪れたキャラバン隊は、山梨、静岡、長野、新潟などを回り、9月11日に東京に戻る。
伊那市役所での伝達式が終わるとキャラバン隊は、上の原保育園に移動し、園児の保護者を対象にした交通安全教室が開かれた。
教室では、チャイルドシートの安全性について学び、保護者たちはチャイルドシートの選び方や取り付け方について理解を深めていた。 -
伊那市成人式出席率わずかに減少
今年度から公民館単位で開催となった伊那地区成人式の全体の出席率は63・9%で、昨年度よりわずかに減少した。
これは28日開かれた伊那市教育委員会定例会で報告されたもの。
伊那地区の成人式は14日、15日の2日間、市内8地区で開かれた。
対象者は787人、出席者は503人。出席率は63・9%で、昨年度の64・8%より0・9%減少した。
出席率が最も高かったのは手良地区で22人のうち20人が出席し90・9%、最も低かったのは西箕輪地区で91人中42人が出席し46・2%だった。
各地区の公民館長や職員から、「会場の規模が大きすぎず、一体感があって良い」という意見の一方、「地区単位の開催では中学、高校の友達に会えない」などの意見があったという。 -
美篶小5年1組ドラム缶風呂楽しむ
伊那市の美篶小学校の5年生が学校でキャンプをし、27日夜はドラム缶風呂を楽しんだ。
美篶小学校5年1組の児童は、エコについて学習する中で、自然に触れ合う活動を行ってきた。
子どもたちからキャンプをしたいとの声が挙がり、半年の学習のまとめとして、27日から28日にかけて、学校の中庭でキャンプをした。
キャンプのメインイベントの一つが、ドラム缶風呂。
ドラム缶を磨いて、準備を進めてきた。
男湯と女湯の2つのドラム缶が用意された。
夜、夕食を終えた子供達は、順番にお風呂に入っていた。
子どもたちは、森の中での宝探しや、保護者がお化け役をつとめる肝試しを楽しみ、テントで一泊して、28日も学校に通っているという。 -
伊那市の中学校で新型インフル集団発生
長野県は27日、伊那市内の中学校で新型インフルエンザが集団発生したと発表した。
県によると、新型インフルエンザに感染したのは伊那市内の2人の生徒で、今月25日に県に連絡があった。
伊那市教育委員会によると27日現在、2人のうち1人は症状が回復し登校しているという。
またこれによる学級閉鎖などの措置はとっていない。 -
いーな元気応援セミナー始まる
介護保険制度の対象になる65歳を迎える人に、制度に関する知識を深めてもらうセミナーが26日、伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれた。
この日は伊那市内に住み、今月65歳になる人たちが集まり、介護保険制度の概要などの説明を受けた。
セミナーは、伊那市が初めて企画した。
介護保険制度は、介護を必要とする高齢者や障害者などが、適切な福祉サービスを受けるための制度で、65歳以上はすべての人が適応の対象となる。
セミナーでは、これまで給料などから天引きされていた介護保険料を、65歳からは自分で納めに行かなければならないことなどの説明があった。
また、健康相談の時間もあり、訪れた人たちは血圧検査などを受けながら、現在気にかかっていることを保健師に相談していた。
セミナーは今後、その月に65歳になる人を対象に毎月開かれる予定。 -
西春近北保育園にりんごジュース
地産地消を進めようと25日、伊那市の西春近北保育園の園児に、長野県産のりんごジュースが贈られた。
地産地消を推進する県のイメージキャラクター「旬ちゃん」も登場し、県農政部やJA上伊那のメンバーと一緒に、園児にりんごジュースを手渡した。
このりんごジュースは、長野県内で去年とれたりんごを使って作られた果汁100%のジュース。
JA全農長野が、長野のりんごをPRし消費拡大につなげようと、県内の小中学校や保育園の子どもたちにプレゼントしている。
りんごジュースを受け取った子どもたちは、お礼に歌をうたった。
今回伊那市には、6保育園に合計800本が贈られていて、西春近北保育園には園児全員と職員に1本ずつ渡るように120本が贈られた。
りんごジュースは、それぞれ家に持ち帰り、家族と一緒に味わうという。 -
学校花檀コンクール 長谷中が中央審査へ
学校花壇の出来ばえを評価する学校花壇コンクールの地方審査で、中央審査推薦校の一つに長谷中学校が選ばれた。
長谷中学校の花壇は、造園委員会の生徒が管理している。
テーマは「開華」で、サルビアやマリーゴールドなどで、大きな花が咲いている様子を表現している。
審査では、花壇を立体的に見せる美しさなどが評価された。
コンクールは、学校環境の美化と情操教育に役立てていこうと、毎年春と秋の2回行われている。
伊那ケーブルテレビエリア内ではほかに、奨励賞に高遠小学校と高遠中学校、上伊那園芸振興協議会長賞に西春近南小学校と東春近小学校が選ばれた。
中央審査は来月7日から行われる予定。 -
トムキャロットが流しそうめん
伊那市の富県公民館の子育て学級「トムキャロット」で活動する保育園入園前の親子10組が26日、流しそうめんを楽しんだ。
トムキャロットでは、未就園児の親子を対象に、年間を通してさまざまなイベントを行っている。
保護者から「季節に合ったイベントをやりたい」という要望があり、今回初めて流しそうめんを企画した。
子どもたちは、竹の上を流れてくるそうめんを箸やフォークでつかみ、つゆにつけて味わっていた。
中には、手で豪快につかみ取る子どももいて、周囲の親子を楽しませていた。 -
伊那市長谷の民宿みらい塾で「アミーゴな午後」
伊那市長谷の民宿「みらい塾」で26日、コーヒーと音楽を楽しむ「第1回アミーゴな午後」が開かれた。
木で手作りした笛とハープを使って演奏活動をしている伊那市長谷在住のグループ「あるみかん」が演奏した。
みらい宿では、音楽を聞きながら、友人や家族と一緒に午後のゆったりとした時間を過ごしてもらおうと、今回初めて「アミーゴな午後」と題したイベントを企画した。
演奏が終わると、コスタリカ産の高級豆を使っていれたコーヒーと、ナスの洋風おやきが振る舞われ、訪れた人たちは約2時間、ゆったりとした時間を過ごした。
また、みらい塾では、ここで育てた新鮮な野菜を直売するマーケットも新しく設けた。
マーケットの設置は不定期だが、今はカボチャやスイカ、ゴーヤなどの夏野菜を中心に販売している。
みらい塾のコーヒーと音楽を楽しむイベント「アミーゴな午後」は、11月まで毎月開かれる予定で、定員は30人、料金は2千円。 -
伊那スキーリゾート後継会社決定
今期から営業再開昨シーズンから営業を休止している伊那市西春近の伊那スキーリゾートの後継会社が決まり、今シーズンから営業を再開することが決まった。
26日伊那市役所で開いた定例記者会見で、小坂樫男伊那市長が明らかにした。
新たに営業を請け負うのは白馬村の株式会社クロスプロジェクトグループ。同社はスキー場やスポーツ施設、飲食店の運営を全国展開している。
契約は地権者とヤマウラの間で行われ、クロスプロジェクトグループはヤマウラから営業の譲渡を受けた。
クロスプロジェクトグループの辻隆社長は「伊那スキーリゾートは立地、雪質など非常に魅力のあるスキー場。なくしてしまうのはもったいないと思いヤマウラに話を持ちかけた」と話す。
伊那スキーリゾートは、これまで駒ヶ根市の株式会社ヤマウラが経営してきたが、集客数が毎年減少していて、経営状況が厳しいことから昨シーズンから営業を休止していた。
これまで営業してきたヤマウラは「伊那市をはじめ、地元のみなさんに喜んでもらえ、当社としても非常に喜んでいる」とコメントしている。
伊那スキーリゾートは今年12月から営業を再開する予定で、子どもに楽しんでもらえるよう小学生以下のリフト料金無料の日を設けるほか、モーグル専用のコースを設置するなど誰でも楽しめるスキー場を目指すという。
辻社長は「みなさんが楽しめる環境を準備していくので、ぜひ足を運んでスキーやスノーボードの楽しさを味わってください」と話している。 -
伊那市高遠町でコンビニ強盗
25日午前1時25分ころ、伊那市高遠町のコンビニエンスストアに強盗が入り現金3万円を奪って逃走した。
店員にけがはなかった。
伊那警察署の発表によると、事件があったのは伊那市高遠町のセブンイレブン高遠小原店。
アルバイト店員の男性1人が店番をしていたところ店に入ってきた若い男が刃物の様な物を振り上げ金を出せと脅迫し、レジにあった現金3万円ほどを奪って逃走した。
店員の男性にけがはなかった。
逃げた男は、年齢が10代から30代ぐらいで身長はおよそ160センチメートルから165センチメートル。黒っぽい長袖の上着とズボンを履き、帽子をかぶり白いマスクを着けていたという。
伊那警察署では強盗事件として、現在逃げた男の行方を追っている。