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春の高校伊那駅伝PR
「春の高校駅伝まであと○日」竏秩B新伊那市誕生、男子第30回大会の節目を記念してコース変更した、春の高校伊那駅伝(3月18日)の新コースになった同市美篶上川手の三峰川右岸農道沿いに、開催日までのカウントダウン看板が設置されている=写真。
手作り看板を設けたのは、同地区の会社員白鳥博文さん(46)。毎夕数字を入れ替え、大会をPRしている。白鳥さんは上伊那農業高校2年生の時、第1回大会に出場し1区の区間優勝者。思い出のある大会に感謝を込め竏秩A看板を設置したという。
大会名と開催日、残り日数をA3判の7枚の看板に記し、上下線沿いに2対立てた。大会日まで残り20日を切るころには、現在の看板に手を加え、工夫する予定。当日は横断幕で選手らを応援したいという。
白鳥さんは「選手たちには悔いのないレースを展開することを期待する。走る人が楽しんでもらえるよう応援し、県外ランナーには伊那市で走った思い出を残してもらえれば嬉しい」と話している。 -
服部幸應食育講演会
上伊那農業協同組合(JA上伊那)による「フレッシュミズ大学」の公開講座が20日、伊那市狐島のJA本所であった。受講者など、100人以上が参加。講師に迎えた服部栄養専門学校校長の服部幸應さんは、大人の責任として子どもたちに食育をしていくことの重要性を訴えた=写真。
服部さんは、現在の死因のほとんどが、食事によって引き起こされていることや、はしの持ち方、いただきますといって食べるなどといった食事マナーがどんどん低下している日本の現状を指摘。また、食料の約6割を輸入で賄っている半面、約4分の1が残飯として捨てられていることに触れ、「大人がこのことを分かって指導してあげなければならない時代」と語った。
また、子どもと関わっていく上では、0縲・歳にできるだけスキンシップを取り、3縲・歳はできるだけ家族の誰かと食事をとれる環境を整えることで、好き嫌いとなくしたり食事のマナーを伝えていくことの重要さを訴えた。 -
マルミ写真塾が作品展
箕輪町松島のカメラ用フィルター製造の「マルミ光機長野工場」の社員でつくる、マルミ写真塾の写真展「趣くままに」は2月5日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。
商品開発のためにカメラのことを学ぼう竏窒ニ6年前に有志で発足し、本年で5回目の展示。地元の山や花、鳥などを題材に半切縲・つ切りサイズの新作を、メンバー5人が27点を出品している。
使い心地を確かめるため、自社製品を使って撮影した作品も一部ある。特殊なフィルターで日の光が広がる様子を「霧」のようにぼやかしたり、光量を調節して水の上の木の葉の動きをスローシャッターで捕えたりして、写真を撮る魅力を伝えている。
マルミ写真塾代表の唐沢豊長野工場長は「新しい商品のアイデアを生むため、これからも、もっと写真について理解を深めていきたい」と話している。
土・日曜日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
伊那小のガラス割られる
23日午前6時58分ごろ、伊那市の伊那小学校東側の児童玄関のガラスなどが割られているのを、出勤した教諭が発見した。伊那署は、ガラスなどを割った犯人について捜査を進めている。
発見した藤松伸二郎教頭によると、同教頭が玄関の施錠を確認した22日午後9時30分から23日朝までに犯行があった。22日は翌日の午前0時過ぎまで職員が仕事をしていたが、物音など変った様子はなかったという。
被害があったのは、約1メートル四方の厚さ5ミリのガラス7枚と、蛍光灯1本。割れたガラスには、蹴破ろうとした靴跡が残っていたというが、犯行の方法は詳しく分かっていない。
同小学校は、臨時の全校集会を開き、北原和俊校長が「警察官も調べているので安心して、心を落ち着いて生活するように」と、全校約750人に呼び掛けた。
今後は、地域住民らの協力を得て警戒していきたいとしている。被害のあった玄関へ警報機を設置することも検討している。 -
塩尻河川敷男女焼死体事件 民事訴訟で他殺立証
塩尻市の奈良井川河川敷で02年10月、男女2人の焼死体が見つかった事件で、亡くなった会社員酒井宏樹さん=当時(24)=の両親(伊那市西春近)が生命保険会社に、保険金の支払いを求めた訴訟の判決が23日、地裁飯田支部であった。被告側の「死亡は自殺によるもので支払い義務はない」との主張に対し、松田浩養裁判長は、死亡保険金約3500万円を支払うことを命じた。遺族は息子が他殺されたことを民事訴訟で立証した。
02年10月12日夜、宏樹さんの乗用車が燃え、車内で宏樹さん、車外で交際相手の女性=当時(24)=の遺体が見つかった。塩尻署は捜査本部を設置せず、事件、自殺の両面で捜査し、宏樹さんの「無理心中」との見方を強めていた。
殺人事件として遺族は、県警に捜査本部設置を求める行政訴訟を起こすも04年6月に却下された。他殺であることを認めてもらうため、宏樹さんが02年1月に母親・倫子さん(51)を受取人として加入した保険会社を相手に03年12月、提訴していた。
判決文によると、裁判官は「宏樹の死は他殺であると認められる」とした。原告弁護人の長谷川洋二弁護士は、殺害直前に撮られたと思われる、2人が仲むつましく写った写真が判決の要因に触れた竏窒ニ主張。「写真からは(自殺するような)険悪な要素はまったくない」とした。
倫子さんは「最初から宏樹がそんなことをする子ではないことを分かっていた。ありがたい判決をいただき今は感無量。宏樹は亡くなってしまったがこれからは、息子の分まで頑張って生きたい」と涙をこぼして話した。
父親の覚さん(53)は「最終判断機関の裁判所が他殺であることを認めた。宏樹にかけられた無理心中という汚名を晴らすことができ、親として最低限度のことを息子にしてやれた気持ち」と感想。しかし、殺人を犯した犯人は捕まっていない竏窒ニし、県警には捜査本部を設置してきっちりと捜査してほしいことを伝える考えだ。 -
新い~なちゃんカードのサービス 2月1日開始
伊那市の多機能型ICカード「新い縲怩ネちゃんカード」のサービスが2月1日から始まる。カード所有者は、ポイントやプリペイド残高のデータを旧カードから新カードに移し変える必要がある。市コミュニティーカード協同組合の加盟店で2月1縲・日、ポイント5倍セールを展開する。
新カードはシステムの老朽化などで、アルプス中央信用金庫のキャッシュ機能などをはずし、ポイント機能(100円の支払いで1ポイントがつく)とプリペイド機能(現金をカードに入金して買い物などができる)を残した組合独自に切り替える。1ポイント1円で、有効期限は1年間。
今後、バックを持参した人にポイントがつくなど新たな機能を検討する。
加盟店は飲食、衣料品、書店、薬局など145店。店頭に、目印の赤い桃太郎旗が立つ。
端末機は市役所や伊那中央病院、みはらしの湯、羽広荘に置き、住民票の写しや入浴料などの支払いが可能。市営駐車場、「イーナちゃんバス」は対象外となる。
これまでのカードは、キャッシュカードとして継続使用する。
カード所有者は、市内、郡内など1万7千人。すでにダイレクトメールで新カード開始を知らせている。
データの移行作業は20縲・1日午前10時縲恁゚後6時、駅前再開発ビル「いなっせ」4階401会議室である。1枚につき5分程度で済む。
新規も無料で受け付ける。
切り替えた人の中から抽選で100人に図書カード(500円分)をプレゼント。
それ以降は事務局で対応するが、3月末を過ぎるとポイントは無効となる。
問い合わせは、事務局(TEL72・7000)へ。 -
伊那の方言を使った創作劇
伊那谷伝統文化公演が21日、伊那市生涯学習センターであった。伊那の方言を使った創作劇に、地域住民ら約300人が見入った。
昨年に続く第2弾で、NPO法人伊那芸術文化協会が伊那谷にある伝統芸能や言葉の文化を見直す機会にしようと企画。今回は県無形民俗資料に指定される山寺区の「やきもち踊り」、長谷に伝わる「ざんざ節」「キンニョンニョ」を取り上げた。
方言劇は、大学生かなが帰郷した場面を設定し、祖父母らが登場。県伊那文化会館付属劇団「南信協同」が演じ、劇の中で保存会員が踊りを披露した。
会話の随所で「おつくべ(正座)」「あっこ(かかと)」などの方言が使われ、SBCアナウンサー久保田祥江さんが一幕ごとに方言の意味や踊りの由来などを解説した。
観客はうなずいたり、笑ったりしながら楽しんだ。 -
いーな伊那市わたしのまち絵画展・写真展の表彰式
新市誕生記念イベント「『いーな伊那市』わたしのまち絵画展・写真展」の表彰式が21日、市駅前ビルいなっせであった。小学生から一般までの受賞者63人の内54人が出席し、一人ひとりに賞状を授与した。入賞作品は、同ビル5階ロビーで31日まで展示、以降は高遠町、長谷でも作品展を開く。
「わたしたちの伊那市」をテーマに、絵画245点(部門別・小学校低学年91点、同高学年92点、中学生62点)、写真35点の応募があった。審査は昨年11月末にあり、小学校低学年・高学年の部、中学校の部の3部門ある絵画と写真のそれぞれの中から最優秀賞となる「伊那市長賞」など5つの賞を選んだ。
富県小2年の田畑樹音ちゃん(8つ)は「目のでかい牛」で小学校低学年の絵画で伊那市長賞を受賞。「初めて見る牛の目はおっきかったのが印象的だった。うまく描けた自信はなかったけど選ばれてうれしい」と感想を述べていた。
入賞作品は、いなっせのほか、高遠町文化センター・高遠町総合支所(2月3縲・4日)、長谷公民館(同17縲・8日)でも展示する。
各部門で伊那市長賞を受賞した皆さん(右から写真・向山世男さん、小学校高学年絵画・小林侑樹君、小学校低学年絵画・田畑樹音ちゃん、中学生絵画・坊薗美佐さん) -
伊那ファイターズ第26期生6人卒団
上伊那の中学生の硬式野球チーム「伊那ファイターズ」は21日、箕輪町の伊那プリンスホテルで、第26期生6人の卒団式を開いた。保護者や在籍団員ら約80人が集まり、卒団生を盛大に送り出した。
三澤良男監督は6人一人ひとりの名前を挙げ、ぞれぞれの努力を称え、「高校でも野球を続けて大暴れしてもらいたい」などとエールを贈った。2年生代表の山口俊君(伊那市)は「伊那ファイターズのことを忘れず、さらに上を目指す姿を私たちに見せてください」と送辞のあいさつをした。
26期生主将の伊藤剛君(同市)は「努力をする大切さを学び、何事にも負けないという自信を持つことができた。皆さんの協力があって、恵まれた環境の中で練習ができたことに感謝したい」とあいさつした。 -
小学生らが白熱のスケートレース 市民体育祭
第53回伊那市民体育祭スケート競技会(=第29回小学校低学年児童スピードスケート記録会)は20日夜、同市ますみヶ丘の伊那西スケート場であった。市内などから66人が参加し、日ごろの練習の成果を発表した。
小学生1年生から45歳以上までがエントリーし、300メートル、500メートルの2種目を各学年男女別の部門で競った。クラスメートや保護者からの熱い声援に、選手たちは白熱したレースを繰り広げた。
結果は次の通り(上位3位に入賞した皆さん)。
【男子】
◇300メートル▼小学1年(1)小林竣一(伊那西)1分05秒92(2)橋原誠士郎(美篶)▼小学2年(1)山崎瑠(伊那西)1分44秒81(2)清水紀貴(同)(3)名取真司(西箕輪)▼小学3年(1)塩谷和士(伊那)1分11秒08(2)名取和博(西箕輪)
◇500メートル▼小学2年(1)橋爪凱(富県)1分29秒90▼小学3年(1)小林慶一(伊那西)1分25秒76(2)網野幸大(同)(3)小池柊平(同)▼小学4年(1)落合恒輝(西箕輪)1分38秒70(2)草田陸(伊那西)(3)網野豊(同)▼小学5年(1)大野田真二(伊那西)1分31秒84(2)山崎佑真(同)(3)武田達也(同)▼小学6年(1)田中聖人(伊那西)1分21秒11(2)小林政人(同)(3)小林省吾(同)▼中学生(1)後藤大樹(東部)1分13秒36▼成年30歳以下(1)武田英太=59秒07▼成年36歳以上45歳以下(1)中村弘幸=1分14秒00(2)小林一美(3)小池充▼成年46歳以上(1)伊東俊光=1分09秒41
【女子】
◇300メートル▼小学1年(1)小池楓(伊那西)1分17秒65(2)田中蘭(伊那)(3)唐木とも子(同)▼小学2年(1)唐木千聖(伊那西)1分03秒70(2)網野紅瑠美(同)(3)唐沢美空(同)▼小学3年(1)森本くるみ(伊那)1分34秒45
◇500メートル▼小学3年(1)小平美有(伊那西)2分04秒38(2)武田真由子(同)(3)伊藤舞花(同)▼小学4年(1)田中理土(伊那)1分52秒19(2)大野田百香(伊那西)▼小学5年(1)林怜奈(伊那西)1分48秒15(2)伊藤夏輝(同)▼小学6年(1)落合悟花(西箕輪)1分37秒82(2)田畑日向子(伊那西)(3)大野田美晴(同)▼成年(1)後藤美江子=1分12秒47(2)田中由里 -
はらぺこ保育園でたきびまつり
たき火で焼いたパンはどんな味?竏秩B伊那市富県北福地の自由保育園「はらぺこ保育園」は20日、「たきびまつり」を開いた。各地から多くの家族連れが集まり、たき火で作るおやつや昔ながらの火おこしに挑戦。新鮮な冬の遊びを楽しんだ=写真。
冬場は日常的にたき火を囲んでさまざまな遊びに取り組んでいる同園が、たき火を使った遊びを知ってもらおう竏窒ニ、企画した初めての試み。2年目を迎え、同園から地域に向けてメッセージを発信していきたい竏窒ニいう思いもあり、福音館書店『かがくのとも』の編集長・大石亨さんを迎えた講演会も企画した。
たき火でつくるバームクーヘン、おやき、竹に巻きつけて焼く「竹パン」の体験コーナーは人気で、子どももたき火と格闘しながら香ばしいパンを焼き上げ、笑顔でパンを味わっていた。
この日初めて同園を訪れた箕輪町の母親は「なかなか普段はできない体験。興味を持った」と話していた。 -
06年「時の人」の羽子板8枚を展示
伊那市入舟町のダイ十呉服店(池上直樹社長)で23日まで、「2006世相風刺羽子板展」が開かれている。
羽子板は、押し絵で8枚。紀子さまに抱かれた長男の悠仁殿下、高校野球で甲子園を沸かせた2人の投手、トリノオリンピックフィギュアスケートで金メダルを獲った荒川静香、バットを構えるプロ野球選手新庄剛志ら「時の人」がそろう。表情がそっくりで、髪の毛が浮き上がるなど立体的。高さ65センチ、幅24センチ。
人形専門店久月が毎年、世相を風刺した羽子板を作って発表している。同店が結社55周年の節目を迎えたことから、特別に借り受けた。
同店は「痛ましい事件が多いが、羽子板を見て少しでも楽しんでいただければ」と話している。
営業時間は午前10時縲恁゚後7時。 -
スポーツ活動指導者講習会
学校や地域のスポーツ活動指導者を対象とした研修会が18日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。伊那、諏訪地域の約50人が集まり、総合型地域スポーツクラブの現状とリラックス体操を学んだ=写真。伊那教育事務所主催。
スポーツ活動の指導に携わるうえで役立つノウハウを学んでもらおう竏窒ニ開催している取り組み。実演では、身体機能改善トレーニング公認A級指導士で本紙で「頑張っている人のがんばらない体操」を連載している山岸洋子さんを講師に迎え、体と心の関連性を見る体操とリラックス体操に挑戦。
山岸さんは「言葉は自分の力にもなるし体を壊すもとにもなる」と語り、肯定的な言葉をかけてあげた時は体に力が入る一方、否定的な言葉を聞くと力が入らなくなる無意識の現象を実演。「想いや言葉、触れ合いなどが体に与える影響は目に見えないが、粒子が細かいだけ」と説明した。また、否定的な言葉を言ってしまった場合も、肯定的な言葉に言い直すことで、体も健康に保つことができるとし、参加者の関心を集めた。 -
伊那商工会議所議員新年会
伊那商工会議所は18日、07年議員新年会を伊那市の越後屋で開いた。関係者や来賓など約90人が集まり、さまざま変化が起きている地域の発展のため、互い尽力していく志を新たにした。
あいさつに立った向山公人会頭は、都市部での景気回復が聞かれる中、地方は依然として厳しい財政状況が続いている現状を指摘。地域においては3市町村の合併や権兵衛トンネルの開通など昨年の大きな変化に伴い、さまざまな変化が生じつつあることを示し「商工会議所としても日本風景街道への取り組みなど、新しい活動を進めている。これまで取り組んできたものが一つでも形になるようにしていきたい」と語った。
また、来賓に招かれた小坂樫男市長は権兵衛トンネルの交通の交流を課題に挙げ「市としては企業誘致が進んでおり、求人難への懸念もあると思うが、木曽の方から来てもらったり長谷の方へ帰ってきてもらう政策を進めていかなければならないと考えている」と語った。
また、永年役員勤続者に対して日本商工会議所が贈呈した感謝状の伝達もあった。 -
JA上伊那が合格祈願大豆を発売
大豆の栄養に授かって志望校に合格しよう竏秩B上伊那農業協同組合(JA上伊那)は19日、今年の「合格祈願大豆」を発売した=写真。
農産物検査に合格した特定加工用大豆は、「マル合」の検査印が付けられる。これにちなんで昨年から限定販売するようになった合格祈願大豆。すべて上伊那産の大豆を使用しており、販売前には駒ヶ根市の五十鈴神社で合格祈願をしてもらった。パッケージには風水で良いとされる黄色を用い、五角(合格)にカットするなどの工夫を凝らしている。
JA上伊那ファーマーズあじ縲怩ネやAコープの伊那中央店、こまがね店など5店舗で扱っているほか、インターネットでの通信販売もしており、昨年は遠方からの注文もあったという。
1袋は150グラム。価格は税込みで千円(インターネット通販の場合は送料込みで1850円)。限定300袋となっている。 -
JA上伊那の『上伊那の郷土料理』が発刊累計1万部を突破
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が発刊している地元の郷土料理集『縲恤黷ゥら娘に伝えたい縲恟繹ノ那の郷土料理』がこのほど、発売開始から4年目にして発刊累計1万部を突破した=写真。
JA上伊那生活部会員などの協力で、2002年に作成したこの本は、地元の郷土料理約200点を季節ごとに取り上げ、作り方からゆえんまでを紹介している。発売から2カ月で6千部を完売。その後もコンスタントに売れ続け、6度目の増刷となった今年、累計1万部に到達した。
漬物シーズンとなる秋には販売数が増える傾向にあり、購入者の中には正月料理を作るの時に活用する例もあるという。
担当職員は「嫁いできた女性へのプレゼントには最適。今はおじいさんおばあさんと一緒に暮らさない家庭も増えているため、そういう家庭の主婦にも重宝されている」と話していた。
本は、上伊那のAコープ店、農産物直売所、主な書店で購入することができる。
A5判、192項。価格は1500円(税別)。 -
い~なちゃんカード TDLに20人を無料招待
伊那市コミュニティーカード協同組合(中村紘司理事長、154店)は19日、伊那商工会館で東京ディズニーランド(TDL)日帰り旅行無料招待者の抽選会があった。中村理事長らが応募券を引き、無料招待者20人を決めた。
昨年12月15日縲・月14日の売り出し期間中、加盟店で飲食や買い物をし、伝票3枚を集めて申し込む方法で募ったところ、市内を中心に、329枚の応募があった。
応募者の中から100人を優待。応募者全員に優待の応募通知を郵送し、先着順で受け付ける。優待希望者は、1人5千ポイント、または現金1万円が必要となる。
旅行日は2月17日。
問い合わせは、事務局(TEL72・7000)へ。 -
地産地消セミナー開催
身近な大豆の簡単な調理方法を学ぼう竏窒ニ20日、伊那市の農村女性グループ「農村女性ネットワークいな」(溝上かつ子会長)による地産地消セミナーが伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。約15人が集まり、豆腐づくりに挑戦した=写真。
農業後継者の育成や農村の振興を目的とした活動を展開している同グループが、地元食材をテーマに毎年1回開催しているセミナー。今回は「豆を食べて豆に暮らそう豆は元気の源」をテーマとして、豆腐作りをメーンとした簡単な大豆料理3種を選んだ。
グループに分かれた参加者たちは、普通の大豆、黒豆、青大豆の豆腐づくりに挑戦。ミキサーですり潰した大豆をしばらく煮ると、大豆の良い香りが部屋の中に漂った。そのほか、簡単にできるナガイモのきな粉団子やおからサラダなど、さまざま大豆料理を学び、試食会でその味を楽しんでいた。
溝上会長は「若いお母さんの中には大豆がどういう風になっているかを知らない人もいる。今後は収穫体験なども提供していければ」と話していた。
上伊那は品種の一つ、ぎんれいを中心に大豆を作る農家も多いという。 -
伊那市・富県「トムキャロット」 小麦粉粘土遊び
伊那市の富県公民館の未就園児とその保護者を対象とした、子育て教室「トムキャロット」は19日、富県ふるさと館で、小麦粉を使った粘土遊びをした。地域住民を中心とした会員18組40人が参加し、それぞれが手作り粘土を使って、思い思いの形を作り楽しんだ。
粘土は、薄力粉と水、塩、食用菜種油などをパンの生地を練るようにして作った。幼児が口に入れても安全性であることを考え、井上美弥代表が作り方を紹介。「自宅でも手作り粘土で遊べる」ことが狙いだという。
食紅で色付けた、ピンク、緑、黄色などの粘土は見た目も鮮やか。子どもたちは、母親と一緒になって、アニメキャラクターや、雪だるま、飛行機、バナナ、などを作るのに夢中。なかにはお気に入りを友達同士で交換し合うなどして交流も深めていた。 -
小学生防火作品コンクール審査会
伊那防火管理協会は19日、伊那公民館で、伊那消防組合管内の小学生を対象とした防火作品コンクールの審査会を開いた=写真。ポスターと書道の部の各最優秀賞1点ずつを選び、ポスターは伊那東小4年の小林莉歌ちゃん、書道は同小6年の郷頭愛(まな)ちゃんの作品に決まった。
防火意識を高めるための恒例事業。ポスター、書道、作文の部へ管内の小学4縲・年生から342点の応募があった。この日は、最優秀賞のほか、小学校教諭らが審査をし、ポスター19点、書道14点の優秀賞も決めた。
ポスター、書道の部の優秀賞以上の入賞作品は、「春の火災予防運動」期間中(3月1日竏・日)、各市町村の役場や大型店などで展示。作文の部は後日、審査があり、入選作品は有線放送で発表する予定。 -
米倉斉加年「憂気世絵展」 ベル伊那・23日まで
名優として舞台・テレビなどで活躍する一方で、自らを浮世絵ならぬ「憂気世絵師」と称する米倉斉加年(まさかね)氏の作品展は23日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。同店では初めての開催。
日本や西洋の女性、子どもをモチーフとした肉質画、版画の計40余点を展示販売している。版画は「レフグラフ」と呼ばれる、日本の伝統工芸品である越前和紙の上に最新デジタル技術によって画像処理した世界で初めての技術だという。
「花のスカーフをした女」「春を待つ女」など会場に並んだ作品それぞれは、色彩豊かな色の表現。「鋭く幻想的で美しい女性や、かわいい子どもたちを描いた作品などが見る人を魅了している」(関係者)。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
上の原保育園の園児らがお年寄りと交流
伊那市の上の原保育園の園児らが17日、地元の高齢者でつくる「菊の会」や上の原地区社会福祉協議会のメンバーなど約15人と正月遊びをしながら交流を深めた。
年に4回ほどのペースで交流をしている同園と菊の会。昨年は運動会や観劇にも招待された。
年明けということで今回は、こま回しやカルタ、百人一首などといった昔ながらの正月遊びに挑戦=写真。お年寄りが読み上げるカルタを園児らが拾ったり、男性参加者から難しい綾取りの方法を習う園児の姿が見られた。
また、年長園児は生活発表会で演奏した和太鼓も披露し、お年寄りらを楽しませた。
核家族化により自分の祖父母と一緒に住まない園児らも増えているが、交流会を重ねるほど園児たちもお年寄りに懐き、互いに顔を覚えるようにもなってきているという。 -
伊那西高校の合唱コンクール
伊那市の伊那西高校は18日、合唱コンクールを伊那市民会館で開いた=写真。3学年17クラスが、課題曲の「ローレライ」と自由曲の2曲を合唱。自由曲で「一詩人の最後の歌」を歌い、美しいハーモニーを披露した3年5組が、見事優勝に輝いた。
クラス対抗で行われる年に一度のコンクール。それぞれのクラスで自由曲を決め、11月ころから早朝や放課後空き時間に練習を重ねてきた。
各クラスは、指揮に合わせて今までの練習の成果を披露。また今年は、吹奏楽部、合唱部の発表に加えて同校の卒業生で昭和音楽大学短期大学部を卒業した有賀みなとさんによるピアノ演奏もあり、観客を楽しませた。
最後は全校生徒約500人で課題曲を合唱。美しい歌声が場内に響き渡った。
コンクールの結果は次の通り。
(1)3年5組(2)2年5組(3)3年1組、3年3組 -
人事評価制度の説明会
伊那市は17、18日、人事評価制度(能力評価のみ)の試行に向けた説明会を市役所で開いた。部長・課長を集め、導入スケジュールや能力評価シートについて説明した。
人事評価は、人材育成の観点から職務の遂行の貢献度を数値で評価するもの。
29日縲・月20日、部長や課長の管理職66人を対象に試行。07年度から業績評価を加える。評価は部局長が理事者、課長は直属の部長が当たる。
7月から課長補佐・係長で試行。管理職の試行で浮き彫りになった問題点を改善し、08年度、一般職を含めて本格導入する。
あいさつに立った酒井助役は「住民の視点に立った行政運営が大切。長野県一のまちづくりには、行政組織のグレードアップが必要と考える」と述べ「評価される人が納得できる形で、公平性、信頼性がなければならない。甲乙をつけるものでなく、職員の長所を伸ばし、短所を直していくもの」と理解を求めた。
そのあと、総務課人事係の担当職員が、決断力、構想力、統率力など階層別の能力評価の要素などを説明。
期待される職員像として▽奉仕者として、市民の視点に立つ▽視野を広げ、職務に反映させる▽迅速に対応する竏窒ネどを位置づけている。
県内19市のうち、13市が導入・試行している。 -
伊那と南箕輪の議員が懇談
伊那市議会と南箕輪村の懇談会が17日、伊那市の羽広荘であった。市議26人、村議13人が出席し、自由に意見交換した。
議題には、議員定数の削減、西部1号線沿いの景観形成住民協定の締結、風力発電事業をめぐる議会と理事者とのねじれなどが挙がった。
自立の道を選んだ南箕輪村の村議は、合併後の総合支所や地域協議会の機能、住民の反応などを尋ねた。高遠町・長谷地域の市議は「職員の人事交流で、総合支所の顔ぶれが変わり、あいさつしてくれる人が少なくなった」「合併して良い、悪いの効果は、そう表れていない」と答え「住民が合併して良かったと思えるように、取り組むことが大切」とした。
「近い将来、上伊那一本の話が出てくるのではないか」との意見もあった。
懇談会は、上伊那北部6市町村で合併研究会を持つなどしたが、枠組みが崩れ、5年ほど中断。隣同士で関わりが深いことから、懇談の機会を設けた。 -
伊那商工会議所がIT研修
伊那商工会議所は17日、伊那商工会館でIT(情報技術)活用研修会を開いた。商業関係者を中心に約30人が集まり、インターネット・メールの活用方法を学んだ。
本年年、伊那商議所が会員を対象にした情報化の実態を把握するアンケートから、メールの活用は全体で74%と高かったが、観光接客業、商業は50縲・0%にとどまる結果が出た。メールの利便性を理解してもらい、さらに事業効果を上げていこうと県経営者協会上伊那支部情報委員会などの協力を得て研修の場を持った。
講師は、プログラム作成やネットワークのシステム構築などを手がける「キャリコ」(駒ケ根市)社長の小林正信さん。インターネットとメールの活用方法、ネットショップの概要や事例などを解説した。
ネットショップの流通量は年間、部品の調達など業者間が100兆円、業者と消費者間が1兆円で、どんどん伸びている状況という。
「リアルタイムで情報発信できる、地域が限定されないなどの特徴を持つが、膨大な労力がいる」と成功例の少なさを指摘。「運用を外部の専門業者に委託しているところも多い」とした。
必要な条件として▽手間、または金をかける▽個人情報の漏えいなどセキュリティーを確保する▽ほかよりも優れたサービスを提供する竏窒ネどを挙げた。 -
西春近商工会が臨時総会
伊那市の西春近商工会(野溝和男会長、240人)は18日、西春近商工会館で臨時総会を開いた。高遠町商工会、長谷村商工会と合併する議案1件を承認。3商工会でいずれも承認されたことになり、4月1日、伊那市商工会がスタートする。
野溝会長は、合併に至るまでの経過に触れ「補助金の削減で、合併せざるを得ない」苦渋の決断と述べ「さらに発展するための事業を考え、関係機関の協力を得ながら頑張っていきたい」と同意を求めた。
出席者約50人は合併理由やこれまでの経過など説明を受け、賛成多数で承認した。
合併は長谷、西春近を解散し、高遠町を存続する定款変更合併で、組織の経済基盤の確立や経済環境の変化に対応した小規模事業者の経営指導などに当たる。高遠商工会館に事務所、長谷、西春近に各支所を置く。
10年4月を目途に商工会と商工会議所の統合を予定し、補助金減額に対応するため、3年間、3商工会の拠出金で補てんする。 -
西箕輪中で熱戦! 百人一首大会
伊那市の西箕輪中学校は18日、全校生徒180人を対象とした新春恒例の百人一首大会を開いた。体育館に集まった生徒たちは、クラスの枠を超えてグループを作り、それぞれで熱戦を繰り広げた=写真。
全生徒を1グループ5縲・人ずつの27グループに分けクラスマッチ形式で対戦。各クラスの総合獲得枚数をクラス人数で割った平均枚数で競い合い、上位3クラスのほか、各グループの最多獲得者を表彰する。
本年に入ってから国語の授業で学んできた学習の成果が試された。札が少なくなるにつれて激しさは増し、一枚の札に何人もの手が伸びてもつれ合い。詠み手が詠んだ瞬間、各グループで歓喜の声がわいた。
グループの中には、各クラスの実力者を集めた選抜グループも3つ構成。その一つのグループで最多獲得(27枚)の2年西組の千代苑加さん(14)は「すべての句をひたすら暗記するのがコツ」と話していた。 -
手良憩の家でハーモニカグループ「ハニー・コーン」がボランティア演奏会
伊那市内の女性でつくるハーモニカグループ「ハニー・コーン」(橋爪紗英子代表)が17日、手良地区にある老人憩の家「手良荘」のミニデーサービスで、ボランティア演奏会を開いた。約10人のお年寄りが集まり、昔懐かしい音のハーモニーに聞き入った=写真。
メンバーは、生涯学習センターの6回講座でハーモニカを学んだ仲間。講座終了後も「ハーモニーいなっせ」として活動を続けてきたが、自分たちの練習の成果をさまざまな人に聞いてもらいたい竏窒ニ、そのうちの12人で「ハニー・コーン」を発足。昨年12月から公民館は福祉施設での演奏披露活動を開始した。
活動4回目のこの日は、「雪」「靴がなる」などの童謡・唱歌、約10曲を披露。昔懐かしい曲に合わせてお年寄りも元気良く歌い、会場には和やかな空気が流れた。
メンバーは「ボランティアは自分にも若さをもらえて生きがい」と話していた。 -
英語で観光ガイドクラブ発足
外国人旅行者などに、地元の名所や伝統を英語で観光ガイドできるようになることを目指す「英語で観光ガイドクラブ」(倉田嘉明代表)が16日、伊那市のカフェあびえんとで結成式を開いた。約15人のメンバーが集まり、将来への思いや今後の活動について話し合った。
同クラブは、伊那国際交流協会が企画した「英語講座竏抽マ光ガイド編竏秩vの受講生のうち、継続的な活動の必要性を認識した一部の有志が検討してきたもので、一般から公募した新メンバー数人も加わった。旅行会社関係者や観光ガイド実践者もおり「将来的には海外の人にもっと伊那谷へ来てもらえるようにしたい」「観光ガイドを始めていかに地元のことを知らないか思い知った」などと語った。
主な活動は(1)地域の歴史・文化とそれを観光ガイドするための英語の習得(2)観光ガイドテキストの作成(3)実践学習竏窒ネどで、会員からは「郷土食や温泉をルートに盛り込んだ観光コースを作成しては」などといった声も挙がった。
同クラブは今後も随時会員を募集していく。
申し込み・問い合わせは伊那国際交流協会(TEL72・7706)へ。