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市議会総務委 風力発電事業計画の陳情は継続審査
伊那市議会総務委員会が19日開かれ、市民団体など5団体から出された入笠山・鹿嶺高原周辺の風力発電事業の陳情を継続審査とした。
陳情は、6月定例会の継続審査分を含め「中止」「推進」の立場から、それぞれ提出されている。
委員から「委員会だけで審議できるものではない。市全体にかかわる問題。先進地を視察研修し、判断したい」と継続審査を求める意見があり、全会一致で決まった。
先進地視察は10月下旬を予定。高地に建設された風力発電を考えているという。
陳情の提出は、風力発電の建設工事に伴う山岳地域の環境変化、南アルプスの景観破壊を懸念して中止を求める「三峰川みらい会議」(織井秀夫代表)、「伊那山仲間」(丸山正一会長ほか13人)。「地域振興につながる」と推進する「風力発電を推進する会」(中村英代表)「住める非持山づくり発起人会」(北原裕代表)で、事業を計画している三峰川電力も「地球温暖化防止の有効手段」と事業化に対して協力を求めている。 -
みはらしの湯で敬老の日企画
お年寄りに孫との時間を過ごしてもらおう竏窒ニ18日、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は、敬老の日にちなんだ入浴サービスを企画した。多数の家族連れがおじいさん、おばあさんとともに訪れ、憩いのひと時を過ごしながら祖父母孝行をした。
今回みはらしの湯では、子どもたちに一緒に来場した祖父母の背中を流してもらうことを条件に、その子どもの入浴料を無料にするというサービスを企画。核家族化が進む中、子どもたちと祖父母が一緒に入浴する機会も少なくなっており、敬老の日を機に、こうした触れ合いを楽しんでもらおうという試みで、この日ばかりはと竏窒ニ、小さな子どもたちが祖父母にやり方を教わりながら、一生懸命に背中を流す姿も見られた。
そのほかにも、70歳以上の来場者の先着100人には記念品を贈呈。愛知県春日井市から訪れた81歳の女性は、一緒に訪れた息子夫妻と記念品を受け取り、笑顔を見せていた=写真。 -
自慢の歌声で伊那と木曽が交流
伊那市のカラオケ教室「歌謡アカデミー」(今井ひろし主宰)は17日、伊那市駅前ビルいなっせで、「伊那路・木曽路カラオケ交流大会」を開いた。会場には約80人の観客が集まり、出演者約40人が歌などを披露した=写真。
権兵衛トンネル開通を記念した上伊那と木曽の愛好者の交流を目的とした初企画。それぞれが日ごろの練習の成果を発揮する計40プログラムの演歌を歌い上げた。
呼び掛けに応じて木曽からは3人が出演、上伊那の愛好者とデュエットを熱唱。関係者は「木曽としても、これをきっかけに交流を深めていきたい」と積極的な意見が聞かれた。
出演者たちは豪華な衣装に身を包み、演歌歌手の石川さゆり、天童よしみ、鳥羽一郎などの曲で自慢の歌声を会場に響かせた。観客からは大きな拍手がわいていた。 -
いなっせで仲間とともにファインアート写真展
伊那市境東の「キタハラカメラ」を利用する、上伊那の写真家や愛好者の作品が集まる「コンセプチュアルアート&ファインアート写真展」は24日まで、市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで開いている=写真。
写真家の山村晃弘さん(53)=同市荒井区=が「よくある風景写真ではない展示会を」と仲間7人に呼び掛け、初めて企画した展示。それぞれ5縲・0点の力作、合計約100点を並べている。
作品は中国の街並みや、セネガル人の女性、子ども、老人のポートレート、猫の暮らしに目を向けた写真などを出品。「伊那谷レベルの高い写真家の作品が集まった見ごたえある展示」(山村さん)。
コスモス、アジサイ、ツユクサなどの接写の写真は、花それぞれの色を鮮やかに写し出していて、会場を華やかにしている。作者は「接写をやると、普段とは違った見方で花を見ることができておもしろい」と話していた。 -
サンハート美和で長寿のお祝い
伊那市長谷の特別養護老人ホーム「サンハート美和」(西村美里施設長)で17日、長寿のお祝い会があった。利用者やその保護者など約100人が集まり、愛好者による太鼓の演奏などを楽しんだ。
施設では百歳以上の7人、白寿(99歳)3人、米寿(88歳)7人の計17人に記念品を贈呈。入所者の中で職員の手伝いをしてくれたボランティア協力者21人に対しては感謝状を送った。
太鼓演奏は同市富県の「丹生山太鼓」のメンバー6人が、秩父の「屋台はやし」などの3曲を披露。元気に暮してほしいとの願いを込めた、力強く、リズミカルな音色を会場に響かせ観客を喜ばせた。
西村施設長や丹生山太鼓の関係者は「これからも元気に長生きを」とあいさつで呼び掛けた。
この日は保護者らも多く駆け付け、各家族ごとでも長寿を祝う姿が施設内で見られた。 -
小中学生「トスカ」出演へ
10月19日公演のハンガリー国立歌劇場オペラ「トスカ」(県伊那文化会館など主催)に出演する、上伊那を中心とした小中学生で結成した合唱団の練習に熱が入ってきている。
地元の子どもたちに本格オペラ劇場との共演を楽しんでもらうための初企画。8月に募集したところ、上伊那、飯田市、高森町から小学2縲恍・w1年の17人(男5・女12)が集まり、9月上旬から練習に励んでいる。
「トスカ」はプッチーニ作曲の歌劇で、1800年のローマを舞台に繰り広げる男女の愛と死のドラマ。合唱団は全3幕中、第1幕に2度登場し、「聖歌隊」として、ナポレオンに勝利した歓喜の歌をイタリア、ラテン語で歌う。
指導する県少年少女合唱連盟理事長の三澤照男さん(63)=駒ヶ根市=は「第1幕は一番華やかになるので表現力が試される」とし、笑う練習も熱血指導。最初は緊張していた団員たちも日に日に、顔に表情が出てきたという。
ハンガリー国立歌劇場オペラ「トスカ」は県伊那文化会館で午後6時30分開演。チケットの問い合わせは、同文化会館(TEL73・8822)へ。 -
伊那市民吹奏楽団有志が金管アンサンブル
伊那市民吹奏楽団有志による「金管アンサンブルの夕べ」が16日夜、伊那市生涯学習センターであった。元NHK交響楽団首席トランペット奏者北村源三さんを特別ゲストに迎え、一緒に演奏を楽しんだ。
「金管竏秩vは不定期で開いているが、今回は市内の元N響メンバーを通じ、北村さんの出演が決まったことから日程を組んだ。
北村さんとの共演は初めてで、団員の金管奏者約30人は演奏曲目のうち「トランペット吹きの子守唄(うた)」など4曲を一緒に演奏。一曲ごとに、観客から温かい拍手が送られた。
曲の合間には、トランペットなど楽器や曲目の紹介もあった。
市民吹奏楽団の定期演奏会は10月に予定している。 -
「敬老の日」市長ら高齢者宅訪問し長寿祝う
伊那市は「敬老の日」の18日、市内在住の99歳(白寿)以上の高齢者宅を訪問して長寿を祝った。
年度内に105歳となる最高齢者、長谷の小松はるのさん=杉島出身=のもとには小坂樫男市長が訪問。「日本一を目指して、達者で長生きを」と声をかけ、花束などを手渡した。
また、富県出身の画家で、全日本肖像美術協会副会長の三浦輝峰さんから、最高齢者の肖像画を揮ごうしたいと申し出があり、知人である高遠町弘妙寺の田中勲雄住職による仲介で、小松さんの肖像画が贈られた。
小松さんは8年前に特別養護老人ホーム「サンハート美和」に入所。耳は遠いが、歩行器を押して歩いたり、身の回りのことはほぼ自分でこなすという。食事もよく食べ、煮物や漬物のほか、甘いものが好物。長寿の秘訣は「ぜい沢をしないこと」。
市内の99歳は21人(男3、女18)、100歳は女性8人、101歳以上は23人(男6人、女17人)。 -
秋の味覚を味わう会
蜂の子料理をはじめとする秋の味覚が並ぶ伊那市地蜂愛好会(小木曽大吉会長)の「秋の味覚を味わう会」が18日夜、内の萱公民館であった。関係者や地元住民など約30人が集まり、めったに口にできない珍味や季節の味を楽しんだ=写真。
小黒川キャンプ場の管理所に蜂の巣ができたことをきっかけとして始まった会で7年目。今年は、春先の天候不順などが影響して、例年に無くクロスズメバチをはじめ、アカバチ、アシナガバチなどのハチの巣が不作が指摘されており、会の開催も危ぶまれていたが、会員らの尽力があり、開催を実現。提供者の中には、一人で90個の巣を確保した人もいた。
今年は、蜂の子のつくだ煮や成虫の唐揚げ、地域の郷土料理コブナのつくだ煮、しし鍋などに加え、なかなか食べられないドジョウの唐揚げ、シカ肉を使った「もみじ丼」、なども並んだ。
参加者は、酒とともにさまざまに味付けされた蜂料理を楽しみながら会話の花を咲かせていた。 -
かんてんぱぱで井波彫刻の作家3人による作品展
富山県南砺市井波で引き継がれている「井波彫刻」を、現代に伝える3人の職人による「木彫展竏猪リ彫りの詩竏秩vが18日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。仏像彫刻からオリジナル作品まで約25点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
井波彫刻は、戦国時代に焼失した浄土真宗大谷派井波別院瑞泉寺の再建に関わった京都本願寺の御用彫刻師・前川三四郎の技術に端を発する。現在も師弟制度のもと、その技術が継承されており、作品を出展する杉本英樹さん、半井淳士さん、関・ス雲さんは、井波でともに修行時代を過ごした同志。今回は、駒ヶ根市出身の杉本さんの地元ということで、かんてんぱぱホールでの展示会が実現した。
一人の職人がすべての工程を手掛ける井波彫刻は、職人それぞれの思いまでも表現し、木の素材が生かされている。今回は、一般の人にも親しんでもらえるよう、動物から仏像まで、さまざまな作品をそろえた。
出展者の一人、関さんは「海外の彫刻金との違いを見てもらい、温かさや良さを感じる心を取り戻してもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。 -
信大で防災における住民・行政・研究者のかかわりを考える公開シンポジウム、30日に
信州大学農学部山岳科総合研究所は、災害時における住民、行政、研究者のかかわりについて考える公開防災シンポジウム「平成18年豪雨土石流災害の検証と地域防災を目指して」を、30日に開く。
各地に深刻な被害をもたらした7月豪雨は上伊那地区に、土石流の発生、川の増水による破堤など、甚大な被害を与え、多くの住民に避難勧告・指示が発令される事態を招いた。
同研究所は、住民、行政、研究者は、それぞれの立場からこの災害と係わってきたが、その実態を改めて検証し、住民がなすべき災害時の対応や行政、研究者の役割、連携についてを考えるため、今回のシンポジウムを企画した。
当日は、治山工学などを専門とする北原曜教授が、上伊那の土石流災害について基調報告を行うほか、市町村職員や地区代表、消防関係者などが、当時の現場状況を報告する。また、パネルディスカッションによる意見交換も行う。
場所は農学部30番講義室で、午後1時半縲恁゚後3時40分。
問い合わせは、信大農学部農村計画研究室(TEL77・1537)内川さんへ。 -
雨にも負けず…小学校運動会
伊那市、箕輪町、南箕輪村の21小学校で16日、運動会があった。児童たちは毎日の練習を重ねてきた競技やダンスなどの種目を披露。悪天候に悩まされプログラムを一部変更する学校もあったが、友達や保護者らの応援を受けて、元気いっぱい走り回った。
伊那小学校(北原和俊校長、756人)は、全校児童を4チームに分けた対抗戦。全校参加の大玉送りやリレー、棒倒し、組体操など全26種目で「スポーツの秋」を満喫した。
2学年ごとの合同綱引きでは、それぞれ4チームがトーナメント戦。「せーの!」の掛け声と共に縄を全力で引き合う児童、中には勢い余って尻もちをつく姿もあり、周囲を和ませていた。
来入児による「まわれ、まわれ、かざぐるま!」では、園児たちがはじける笑顔で校庭を走り回った。北原校長は「元気な姿を見て、来年皆と仲良くなれることを確信した。入学するのを首を長くして待ってる」と呼び掛けていた。 -
高遠高校・英語クラブ ALTと留学生の歓迎会開く
伊那市の高遠高校の英語クラブ(魚谷沙央里部長)は14日夕、同校のALT(英語指導助手)と短期留学中の学生の2人のために歓迎会を開いた。ALTの出身国の家庭料理をつくり、皆で国際交流の和を広げた=写真。
歓迎を受けたのは7月に赴任した南アフリカ出身のALT、ニール・マルガンさん(34)と、9月上旬から2週間の日程で留学しているタイのプラチャクル・シャマイポンさん(17)の2人。
この日は、部員やクラブ顧問の中西温子教諭ら約15人集まり、マルガンさんの母親のレシピでアフリカの家庭料理「ミルクタルト」を調理。小麦粉、バター、卵などを混ぜて焼くといった簡単な料理だが、手順などを聞くのはすべて英語で会話が進んだ。
生徒たちは中西教諭の手助けをもらいながら積極的に質問するなどして交流。マルガンさんにでき上がった料理の味を聞くと「家に帰った気分になる」と笑顔を生徒たちに見せていた。
シャマイポンさんは「制服のスカートの丈や、箸を使う文化に最初は驚いたが、皆が親切に接してくれてうれしい」と感想。魚谷部長は「歓迎会をきっかけに英語や異国文化についてふれあう機会にしたい」と話していた。 -
中電「米村でんじろうのおもしろ実験室!!」
中部電力の小学生サイエンスクラブ「エルゴン友の会」プレミアムイベント「米村でんじろうのおもしろ実験室!!」が16日、県伊那文化会館であった。南信地区を中心とした会員と、その保護者ら約400人が会場に集まった。
身近なものを使って科学の楽しさを提供する、米村さんの今年で7年目を迎えるサイエンスショー。伊那のほか、静岡県、愛知県、三重県、岐阜県などの7会場で、科学に関心を高めるための楽しいショーを繰り広げている。
「光と視覚」をテーマに、実験キットによる観客参加型のステージを展開。オープニングは水素、酸素の混合ガスの点火により、一瞬で爆発する「エアバズーカ」で会場をわかした。
イベント定番の「風船まき実験」では、直径1メートル以上ある各色の風船数十個が会場に登場。子どもたちは歓喜の声をあげながら遊び、普段意識することのない空気の重さを体験した様子だった。 -
創業塾が開講
伊那商工会館で16日、創業希望者を対象にした「創業塾」が開講した。伊那市を中心に、南信から21人の申し込みがあり、それぞれサービス業や製造業などの創業を目指す。
小規模事業者を取り巻く経営環境は厳しく、開業率よりも廃業率が上回る状況で、創業を実現できるように支援し、新規開業の促進、地域雇用の創出などを図る。
初回、講師に経営コンサルタント星井あき子さん=飯田市=を迎え、成功する創業の心構え、ビジネスヒントとアイデアの発想方法などを聞いた。
星井さんは「創業は決して楽ではないが、楽しいこと。『やる』ことを決断することが大切」と前置きし「自分はどういう価値があるのか。だれかにとって貢献できるビジネスである心構えを持ってほしい」と事例を交えながら話した。
創業塾は10月上旬まで5回の日程で、マーケティング戦略や資金繰りの考え方、事業計画書の作成などを学ぶ。終了後、個別に作成した事業計画を発表するプレゼンテーションがあり、優秀なビジネスプランに「起業チャンピオン賞」を贈る。
創業塾は3年目の取り組みで、これまで旅行業、飲食業、製造業などを創業した受講者がいる。昨年は3件だった。 -
山のキノコ出始め
秋の味覚キノコが、直売所などで並び始めた。伊那市ますみヶ丘のグリーンファーム(小林史麿代表)には、さまざまな種類のキノコとともにマツタケも出始め、秋の到来を告げている=写真。
今年の出始めは例年より半月ほど遅れたが、種類、量ともに多く、現在はハナビラタケ、アカタケ、サクラシメジなどが並んでいる。
(1)適度な湿気(2)暑さの戻りがない竏窒ネど、キノコが生えるための条件は整っており「今後もいろんな種類のキノコがたくさん採れるのでは」と小林代表。
7月の降水量が多かった今年は、マツタケの発育条件も整っており、豊作への期待も高い。
今後は、ハナイクチ、アワタケ、アミタケなどといった種類が順を追って姿を見せる。 -
オードリーで敬老祝賀会
敬老の日を前に15日、伊那市東春近の終身型老人ホーム「オードリー」は、敬老祝賀会を開いた。21人の利用者が、会食や地元の踊りグループによる発表を楽しんだ。
昨年5月に開所した同施設は、今年が初めて敬老祝賀会を企画。式典では、施設内最高齢の平沢志女子さん(99)に、市から送られた祝い状などを贈呈した。
この日は、南箕輪村の生駒流日本舞踊グループ「扇翔の会」と、駒ヶ根市のフラダンスグループ「プアシスターズ」が、同施設を訪問。扇翔会の田丸福子代表は「お元気な姿を拝見できてうれしい。この会はもう12年近く続いており、ここの利用者の中にも一緒に踊っていた仲間がいる。一生懸命努めさせていただきたい」と語り、「浮雲ふたり」など7演目を披露した。また職員10人がこの日のために練習してきた「ちんから峠」を披露し、お年寄りの笑顔を誘っていた。 -
フロンティアが伊那インター工業団地へ進出
伊那市西箕輪の精密加工業フロンティア(菊池睦昭社長)が、伊那インター工業団地に進出する。25日、市土地開発公社と事業用地の売買契約を結ぶ。
工場が手狭になったことや、本社付近の道路が狭いことなどから、移転新築する。調印式後、10月上旬に着工、来年2月の完成、稼働を目指す。
新規雇用は当面、3縲・人を考えている。
敷地面積は6600平方メートルで、現在地の6・6倍。一部2階建ての鉄骨造りで、延べ床面積は1650平方メートル。作業場、事務所などを設ける。工場の中央には、緑の空間を設け、工場にいながらリラックスできるスペースにする。天井から光が差し込むようになっており「小さい企業でも、自分たちの技術で世界にはばたく」思いを形にする。
移転に伴い、現本社は定年退職して独立したいという人に、場所の提供ができればとしている。
同社は、金型部品や専用機部品の単品受注生産を中心とし、顧客の要望に応じている。 -
伊那署管内の小中学生防犯ポスター審査会
伊那市、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那防犯協会連合会と伊那署は15日、同署の道場で、管内の小中学生を対象に集めた防犯ポスターの審査会を開いた=写真。
15小学校4中学校(小学4年竏鋳・w3年)から応募があった378点(全年比33点増)の中から、各学年一人ずつ(中学2年は応募多数のため2人)の7作品を県審査会へ送る推薦作品として選出。そのほか金賞など入賞作品も選んだ。
伊那弥生ヶ丘高校美術科担当の宮澤芳博教諭、小嶋惣逸署長ら8人が、作品が訴えるメッセージ性、色使いなどのバランスを審査。防犯ブザーを持ち歩くなどの不審者に注意を促す趣旨のポスターが多かった。
入賞作品は、10月中旬の地域安全運動に合わせて、伊那市内の大型店で展示する。
推薦作品などに選ばれたのは次のみなさん。
▽推薦作品=原田卓弥(伊那小4)大杉望(伊那東小5)飯島千晴(東春近小6)小島のどか(西箕輪中1)立石彩香(同中2)高野萌恵子(箕輪中2)保科和也(高遠中3)▽金賞=伊藤大貴(南箕輪南部小4)赤羽郁海(箕輪中部小5)八木彩花(東春近6)城取紗希(西箕輪中1)宮島愛(同中2)柴綾美(箕輪中2)伊東有紗子(高遠中3)▽銀賞=向山翼(手良小3)小澤佳奈子(伊那東小4)小松みか(高遠小5)松村綾香(南箕輪南部小6)加藤将高(南箕輪中1)渡辺美樹(同中2)北村早織(西箕輪中2)中田千恵(高遠中3)▽銅賞=北原稜(伊那北小4)加藤美沙貴(南箕輪南部小5)吉岡優子(西箕輪小6)山崎貴也(南箕輪中1)加藤優(同中2)有賀由希子(箕輪中2)櫻井亜衣璃(高遠中3)▽佳作=中山圭介(高遠小5)杉本美玲(伊那東小6)湯澤圭(東春近小6)浦野茜(西箕輪中1)篠田瑞生(南箕輪中1)松田詩織(箕輪中2)落合美月(同)田畑瑠美(同) -
世界の絨毯展 19日まで・ベル伊那
シルクを使った手織りの中国製じゅうたんなどを展示販売する「世界の絨毯展竏鋳シ輸入超目玉品あり竏秩vは19日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
じゅうたんは3縲・帖までのサイズや各種色をそろえ、絵柄は中国の古典的なものなど花柄や幾何学模様のデザインが豊富。玄関マットなども含めて合計約300点が並ぶ。
展示品の中には羊毛を草木染めし、手織りしたイラン製の「ギャベ」の出品している。 商品は1縲・割引きで販売。取扱方法やクリーニングの仕方の説明もしている。関係者は「触れてみてから、自分のお気に入りの一品を選び、楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
美篶公民館・美篶中央保育園の改築
老朽化に伴い、改築を計画している伊那市の美篶公民館・美篶中央保育園の建設予定地が決まった。15日、市議会総務委員会協議会で報告があった。
地元の美篶公民館・支所建設推進委員会(赤羽要委員長)の役員会で決定し、22日、建設推進委員会へ報告する。
美篶公民館・支所と美篶中央保育所は隣接。現在地に加え、西側の水田など約1万平方メートルを拡張し、敷地面積1万1500平方メートルを確保する。現在地に保育所、西側に公民館・支所、その中間に駐車場を造る。敷地内にある老人憩いの家は公民館か、保育園に併設する形を検討する。
民有地はすべて買収。地権者7人の合意は得ている。
保育園は07年度に設計、08年度に建設、09年度に開園の見込み。公民館・支所は、保育園より先行して建設する。
用地交渉が難航したため、当初計画より1年遅れ。
保育園の改築は、01年度に策定した保育園整備計画で、美篶中央と美篶東部の統合が盛り込まれ、120人規模とする。美篶中央は67年の建設で、市内で一番古い。園児数は美篶中央が81人、美篶東部が25人。
今後、委員会内に保育園について考える部門を設け、建設中の保育をどうするのか検討していく。 -
伊那観光協会、ふるさと全国県人会で木曽側とともに観光PR
開通した権兵衛トンネルを利用して、伊那側と木曽側、双方の観光を楽しんでください竏秩B47都道府県の郷土芸能や特産品などを一堂に紹介するイベント「ふるさと全国県人会まつり」がこのほど、名古屋市で開かれ、伊那観光協会はトンネルで距離が縮まった南木曽町とともに参加。互いの地域の魅力をPRした。
伊那側のキャラバン隊には、観光協会やみはらしファームが参加。リンゴ、インゲン、スイートコーン、キュウリなどの農産物やザザムシやイナゴの佃煮など、地方ならではの産品も販売。野菜は「新鮮で安い」と評判で、ほとんどが即日完売した。また今回は、伊那まつりおどり振興会のメンバーも参加し、「ダンシング・オン・ザ・ロード」や「勘太郎月夜唄」を、チンドン屋の音楽に合わせて披露し、会場を楽しませた。
キャラバン隊の一員として参加した伊那観光協会の柘植晃さんは「トンネルの開通は知っていても『入り口はどこにあるのか』という声や『伊那側のどこにでるのか教えてほしい』という質問も多く、なんらかの方法で知らせていく必要があると感じた。伊那から木曽まで30分前後で行けることを説明すると、びっくりするお客さんも多かった」と話していた。 -
農産物マーケティング研修会
農業者や農産物販売者、旅館、レストラン関係者などを対象とした農産物のマーケティング研修会が14日、伊那市狐島の上伊那農業協同組合本所であった。約120人が参加。農業ジャーナリスト・青山浩子さんを講師に迎え、消費者目線での販売戦略の重要性などを学んだ。上伊那地方事務所など主催。
これまでの農家は、団体や卸売り業者を通じて販売を行っていたため、販売への関心は高くなかった。しかし「安心・安全」への消費者ニーズが高まる中、独自の販路を持ち、自身の農産物がどのように消費されているかを知りたいと考える生産者が増加。こうした人たちに、今後のヒントを模索してもらおう竏窒ニ、研修会を企画した。
青山さんは、消費者の95%が食の安全に関心を持ちながら、実際には外観や価格で購入している現状を提示。「生産者の思いを消費者に理解してもらうことの必要性がある」とし、(1)消費者目線での販売(2)地元に隠れた魅力的な素材を最大限活用すること(3)商業、工業分野との連携竏窒iめながら農業振興に消費者を巻き込み、生産者側は経営感覚を持ってほかとの関係を築き、農と食のマーケット拡大に努めていくことが必要であることを示した。 -
三峰川にツルボ咲き始める
稲刈りシーズンを控え、伊那市三峰川の河川敷では、初秋の花「ツルボ」が咲き始めた=写真。澄んだ青空の下、淡い紅紫色をした小さな花を無数に咲かせ、秋の訪れを告げている。
ツルボは日本列島を縦断して分布するユリ科の多年草で、土手や田んぼの畦などでも見ることができる。春には芽を出すが、夏の間に一度は枯れ、秋の彼岸が近づくころには回復し、花を咲かせる。
鱗茎は食べることができ、飢餓時の食料として役立てられた歴史もある。
ツルボが終わるころ、それと入れ替わるように彼岸花が咲き始める。 -
世界的トロンボーン奏者・ミリエールさんが生演奏
伊那市の春富中学校で13日夜、パリ国立音楽院教授で、世界的なトロンボーン奏者のジル・ミリエールさん(54)を招いたコンサートがあった。セッションした同中学校吹奏学部員や集まった観客約250人を優雅な音色で魅了した。
ミリエールさんは吹奏学部顧問の知人と交友があり、広島県の音楽大学へ技術指導のため来日した際、伊那を訪問。中学校PTAの父親母親委員会「いぶきの会」(登内康子会長)が保護者交流を目的に毎年企画する「ふれあいコンサート」へ出演した。
コンサートはジャズやブルース、ピアノとの協奏曲など、アンコール3曲を含めた全6曲を披露した。吹奏学部員51人と共に「オーバー・ザ・レインボー」も演奏。同じパートの松浦真衣さん(3年)は「一緒にできたことが思い出になった」と感動した様子だった。
ふれあいコンサートは3年目で、これまでも数々の演奏家が出演してきたが、「世界のミリエールさん」の登場に会場は拍手喝さい。伊藤博徳PTA会長は「トロンボーンが表現豊かな楽器だと知った。今日の余韻を明日の活力にしたい」とあいさつした。 -
伊那市マレットゴルフ協会が市へ寄付
伊那市マレットゴルフ協会(諸田秀会長)は14日、市へ3万5147円の寄付をした。諸田会長ら4人が市役所を訪れ、小坂樫男市長へ「環境保護へ役立てて」と手渡した。
寄付金は同協会の創立15周年記念大会(10日・マレットパークはびろ)で参加者101人から募った。自然と共生しながらマレットゴルフを楽しんでいることへの感謝の気持ちとして寄付した。
協会の会員は現在約160人で、新市発足後は旧高遠町、長谷村の愛好者も参加。月に2回の月例大会を開き、技術を磨き、プレーヤー同士の交流も深めている。 -
みはらしの湯で三沢栄さんの作品展
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は、伊那市西箕輪在住の三沢栄さんの油絵作品展を1階ロビーで開いている。静物画を中心とした13点が、訪れた入浴客の目を楽しませている=写真。
伊那美術協会会員である三沢さんは、上野の森美術館の二科展に作品を出展したり、アルプス信用金庫信大前店で展示会などをしてきたが、みはらしの湯での展示は初めて。コンクールの出展作なども並べた。
もともと絵の心得はあったが、油絵を始めたのは子育てが一段落した11年前から。色の塗り重ねによりモチーフの表情をさまざまに表現しており、「足跡」をテーマとした作品なども展示している。
9月末まで。 -
高遠青少年自然の家、心身に障害のある子どもたちのための自然体験プログラムの開発に着手
国立信州高遠青少年自然の家は、心身に障害のある子どもたちを対象とした「自然体験活動プログラム」の開発を進めている。自然・農業体験などを通して互いの交流を図り、社会性、自立心を育むことを目的としたプログラムで、信州大学教育学部などの協力も得ている。開発したプログラムは各公立施設などに報告し、実践的に活用していくことを考えている。
一般的に障害を持つ子どもは、野外で活動する機会が少なくなりがちで、そうした子どもを対象とする体験プログラムも少ない。しかし、野外活動は子どもたちにさまざまな刺激を与え、環境や自然に関心を持つきっかけになったり、生き物に対する優しさを学ぶなど、人格形成に反映されることも多い。
プログラムは、障害を持つ子どもたちにもこうした環境を提供し、心身の成長を促すことを目指しており、実際に子どもたちに体験してもらいながら、遊びの体系を検討していく。 -
かんてんぱぱで向井敏一さんの個展100回記念展
個展100回を達成した箕輪町の洋画家・向井敏一さん(59)の記念油絵展が19日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。四季の美しさをそのままに描いた作品約60点が、訪れた人の目を楽しませている。
県内だけでなく、東京、岐阜などでも個展を重ねてきた向井さん。100回目に当たる今回は「山河の四季」をテーマに、山や湖のの移ろいを描いた新作を多数そろえた。
仙丈ケ岳、西駒など、山々をテーマとした作品は、季節に合わせて移ろうふもとの情景が、青がかる美しい山々を、異なる趣へと変化させている。
向井さんは「長野県の山はほかと比べても美しい。空気感や風の流れを感じながら、気軽に見てもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後3時)。19日まで。 -
伊那ローターアクトがたかずやの里で交流
伊那ローターアクトクラブ(平田智洋地区代表)はこのほど、伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」の児童たちと交流した。
ローターアクトクラブは、奉仕・支援活動を通して親ぼくを図ることを目的して、世界各地で活動を展開している。日本では、9月10日を「アクトの日」としてその前後の休日に会員らが統一行動を実施。伊那ローターアクトクラブでは、クラブ結成以来、20年近い交流を続けている「たかずやの里」を毎年訪問しており、今年も7人の会員が訪れた。
今年は、ゼリー作りと小麦粘土を使ったクラフト作りに挑戦。子どもたちは、ローターアクトのメンバーに習いながら粘土を作ることから始め、出来上がった小麦粘土でウサギやハートなどのオリジナルのペンダントを作成した。出来上がったゼリーは全員で味わい、交流を深めていた。