-
伊那小児童が東京ディズニーシーのステージで手作り楽器演奏
総合活動で手作り楽器に取り組む伊那市の伊那小学校6年仁組(赤澤敏教諭、33人)は5月9日、修学旅行で訪れる東京ディズニーシー(TDS)で楽器演奏を披露する。児童たちは毎日の練習に余念がない。本番は保護者有志らがバスツアーを組んで我が子の勇姿を見に駆け付ける。
仁組は4年生の2学期から手作り楽器に挑戦。笛師九兵衛(本名・北原有)さん=長谷村=の指導で、鳥笛やケーナ、太鼓など約10種類の楽器作り、演奏方法を学び、本年2月には市駅前ビルいなっせで単独コンサートもしている。
出演するのは「東京ディズニーリゾート・ミュージック・フェスティバル・プログラム」。音楽バンド、コーラス、ダンスなどさまざまなジャンルで活躍するアマチュアグループが毎日のように、入場者らを楽しませている。
保護者のアイデアで、同プログラムへ応募した。修学旅行(5月9竏・0日)の期間中に参加できれば竏窒ニ、選考のためのグループ紹介用のビデオテープを送ったところ見事、希望日に出演できることになった。
「花祭り」「ミッキーマウスマーチ」「ホールニューワールド」「コンドルは飛んで行く」の4曲(出演時間25分)の披露と、手作り楽器やクラスの活動も紹介。午前11時から、TDSドックサイドステージで演奏する予定だ。
本番に向けて児童たちは毎日、2時間ほどの練習に熱中。赤澤教諭は「外で演奏した経験がないのでどのくらい響くのか不安もあるが、子どもたちはお客さんを楽しませるための工夫に取り組んでいる」と見守る。
保護者有志は約20人参加のバスツアーを計画。発起人の小池秋男さん(48)=伊那市西町=は「子どもたちには楽しんでもらいたい。なかなか出演できるステージでもないので、一生の思い出になれば」と願っている。 -
伊那市に東春近小学校で不審者侵入対応訓練
伊那市の東春近小学校(橋爪伝校長、380人)と伊那署はこのほど、不審者侵入対応訓練を同校舎で実施した。職員らは訓練で、児童の安全確保と不審者対応の学校独自のマニュアルを再確認し、緊急時の対処方法を実践で学んだ。
訓練は3年目の取り組み。伊那署員が演じる不審者が、屋外と通じる、南側1階の2年東組の窓から侵入したとの想定で実施した。
不審者役は模造刃物を振り上げ「子どもはどこだ」などと大声を出して迫真の演技。2年東組の児童らは突然の出来事に驚いたものの、担任教諭が迅速に避難誘導したため、素早く逃げた。
不審者は集まった男性教諭らの制止を振りきって2階へ駆け上がるなどしたが、さすまたやほうきなどを持った7人の職員に囲まれると、壁に抑えつけられ取り押さえられた。
その間、犯人の行動などは校内放送で報告され、1階に教室のある1・2年生は体育館へ避難。残りの学年は安全が確保されるまで教室に立てこもった。
伊那署の生活安全課署員は総評で、避難する時に心がけてほしいことを注意。「先生の指示に従がって、単独行動はせず、皆で動くこと。自分の命ほど大切なものはないので、逃げているときに靴が脱げても引き返さないように」などと呼びかけた。 -
伊那市有線放送農業協同組合が総代会
伊那市有線放送農業協同組合(神田福治組合長)の第35回通常総代会が22日、県伊那文化会館であった=写真。総代約250人が出席し、06年度事業などの5議案を原案通り可決、承認した。
06年度事業では▽幹線等光ネットワークの配備と強化▽有線の付加機能・サービスのPRによる加入促進への取り組み▽保守保全への迅速な対応と放送の創意工夫、ホームページの活用・充実▽伊那市、JA上伊那との連携、提携関係の強化竏窒ネどを盛った。
今年度事業の中の一つとなる「IP電話サービス実施へ向けての実験と検討」については、5月の大型連休以降、実験を開始すると報告した。「IP電話」は電話をかける相手との間の通信経路を、インターネットを使用した電話ネットワークで、全国どこでも通信が可能になるという。
あいさつに立った神田組合長は、新規事業のIP電話などについて説明し「有線があってよかったと思ってほしい。末永く有線を愛してもらえるよう努力したい」と話した。
加入数は7420戸(前年度比59戸減)。 -
「伊那少年友の会」会員委嘱式 新会長に丸山義貞さん
伊那署は21日、「伊那少年友の会」の会員委嘱式を署内で開いた。2年任期に伴う委嘱替えで、会員は10人の退任者に代り、9人の新任者を迎えた計42人。新会長には丸山義貞さん=伊那市高遠町長藤=が選出された。
小嶋惣逸署長は「子どもたちの健全育成や、安心安全な環境を守ることは私どもや地域にかせられた任務。皆さんの力を持ち合わせて、次代を担う子どもたちを育てていきたい」とあいさつ。
退任者に対しては「元気で活躍すると共に、今後も指導、アドバイスなどの支援をいただければ」と感謝した。
伊那少年友の会は非行少年の早期発見、補導などを目的に活動。伊那、箕輪、南箕輪、高遠(長谷含む)の4ブロックで構成され、本年度の初仕事は「街頭犯罪抑止強調月間」の初日(5月1日)、大型店で街頭啓発のチラシ配りを予定する。
伊那署によると、昨年管内で発生した刑法犯の検挙人数221人のうち、少年補導人数は全体の43パーセントとなる96人。このうち万引き、自転車盗などの犯行手段が簡単で、動機が単純な非行「初発型非行」が約6割を占めている。 -
ベル伊那で「日本画・洋画・版画大絵画市」 25日まで
伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで25日まで、展示販売会「日本画・洋画・版画大絵画市」が開かれている=写真。国内外の現役、物故作家約50人の作品、約80点が集まる展示会となっている。
0号縲・5号サイズを2万円から1千万円で販売。文化勲章作家の奥村土牛のリトグラフ「聖牛」、藤田嗣治の銅版画「魅せられたる河・ヴァンドーム」、葛西四雄の油絵「戸隠」などの注目作品が並ぶ。
関係者は「日本を代表する作家たちの版画から、人気作家の自宅に飾りやすいサイズの作品を特別価格で提供しています」と呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
ぱぱ・針であやなす糸の絵画(文化刺繍展)
全日本文化刺繍(しゅう)協会伊那ローズ支部(会員20人、田中清子支部長)は24日まで、「針であやなす糸の絵画竏瀦カ化刺繍展」を伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。糸と針で美しく描かれた額装や軸装など約60点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
伊那市の女性プラザ伊那、ペアーレ伊那の刺繍教室受講者や、個人参加者などでつくる同支部による展示会は2回目。50代縲・0代の女性が中心で、最高齢は84歳。今回は、駒ヶ根市の知的障害者総合援護施設・西駒郷で刺繍を学ぶ3人も作品を出展している。
糸の濃淡や、刺し方の違いで遠近感や立体感が表現できるため、花、動物、風景など、さまざまなモチーフを、日本画や洋画、水墨画風に表現している。
田中支部長は「何年も継続してやっている人もおり、手の込んだ作品もある。ぜひ見に来てほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時。 -
伊那市長選 無投票濃厚
新市発足に伴う伊那市の市長選・市議選が23日、告示される。市長選には、前伊那市長小坂樫男氏(70)=無所属・小沢=が出馬表明しているのみ。市議選は、旧市町村単位を区域とする選挙区で、いずれも定数を超え、選挙戦に突入する見通し。投開票は30日。
立候補届け出の受け付けは午前8時半縲恁゚後5時。場所は、市長選と市議選伊那選挙区が市役所5階、高遠・長谷の各選挙区が各総合支所。
各陣営は届け出書類の審査を受けたあと、選挙運動用腕章や街頭演説用標旗など「7つ道具」を持ち帰り、遊説に回る。
期日前投票は24縲・9日午前8時半縲恁゚後8時、伊那選挙区が市役所、高遠選挙区が町総合福祉センター、長谷選挙区が長谷総合支所でできる。
22日現在の有権者数は5万7210人(男2万7702人、女2万9508人)。
◆市長選
23日の動き
小坂陣営 午前6時、地元小沢区の中小沢神社で必勝祈願。8時半、中央区の事務所で出陣式を開いて第一声。街頭演説はせず、午前中に高遠・長谷、午後は伊那を回って遊説する。午後5時、事務所で決起大会を開く。無投票だった場合、当選セレモニーに切り替える。 -
伊那中央病院で防災訓練
伊那中央病院(小川秋実院長)で20日、夜間に出火したと想定した防災訓練があった。当日夜勤の医師や看護師など約40人が参加。初期消火、状況報告などの担当に分かれて訓練に臨んだ。
今月から3階西病棟の病床使用が開始されたのに伴い、消火班などの編成方法を一部見直した「自衛消防隊活動マニュアル」に添って訓練。任務遂行者が手順を熟知しているかなど、新マニュアルの問題点を浮き彫りにすることを目的に、初めて実施した。
火災報知器が作動すると共に、出火場所の近くで働く職員から順に現場へ集合。消火器などで初期消火をしたり、被害状況を本部指揮官に伝えるなど、各自がそれぞれの担当任務に取り組んだ。
訓練が終了すると、伊那消防署の塩原正美予防係長が講評。「自分の役割が分かっていない部分もあり、流れが悪かった。いざという時に迅速な行動ができるようにしておいてほしい」と呼びかけた。
小川院長も「反省点を参考にして、次回はよりよい訓練ができるよう心掛けてほしい」と職員らの気持ちを引き締めた。 -
あす告示 伊那市長選・市議選
新市発足に伴い、伊那市の市長選・市議選が23日告示、30日投票の日程で行われる。市長選には、前伊那市長小坂樫男氏(70)=無所属・小沢=が出馬表明しているのみで、無投票の公算が大きい。市議選は、旧市町村を単位とした選挙区で、いずれも定数を超え、選挙戦は確実となっている。
【市長選】
小坂氏の後援会組織は、全域を網羅する形で29支部を設けた。新たに結成した高遠町・長谷の各支部は、有権者の8割ほどをまとめた。市内の企業や区など180件以上の推薦を得ている。
小坂氏は市町村合併に伴い、3月30日に市長を失職してから、約40カ所の集落や市議選立候補予定者の集会に出向き、出席した住民に政策などを訴えた。
後援会では「新たな立候補予定者が出るのか、23日午後5時までは分からない」と気を引き締め、選挙戦を想定して24日からの選挙運動の最終的な詰めをし、万全を期す。
市民有志は、住民主役のまちづくり構築のために新人擁立に動いたが、告示を前に「時間的な余裕がなく、選対が組めない」状況で「ほぼ不可能に近い」と悔しさをにじませる。
【市議選】
市議選(定数26)は初回に限り、旧市町村を単位とした選挙区を設ける。定数は伊那18、高遠5、長谷3で、それぞれ21人、8人、5人が出馬を表明。立候補予定者は各地域をそれぞれ回り、組織拡大を図っている。
伊那選挙区は、前職5人のうち3人が引退した西箕輪への他地域からの切り崩し、新人1人が加わった東春近の攻防などが展開される。
高遠選挙区は、立候補予定者5人が立つ中心部の高遠地区が激戦区。
長谷選挙区は、前回選挙が無投票だったことや定数が変わったことで、各陣営とも票読みに苦労している。 -
はら美術で野中ひろみ染織展
日展に3年連続入選した伊那市の染色作家・野中ひろみさん(59)の個展「過ぎし時と未来を綴ってVI」が20日から、伊那市旭町のはら美術で開かれている。日展、日本現代工芸展の入選作などを中心とした約100点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
野中さんは、古布に染めを施し、それを裂織にする「染織」という手法で自然の移り変わりなどを幻想的に表現している。
流れる雲の間に見える月を描いた「夜思抱月」、秋の紅葉に染まる八ヶ岳を表現した「愁麗」など、心象に写った神秘的魅力を表現。微妙な色合いが、作品を一層幻想的に引き立てている。
野中さんは「自然を見て感動する心を思い出したり、ほっとする気持ちを感じてほしい」話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。25日まで。 -
伊那郵便局で郵政記念日式典
伊那郵便局(藤原良明局長)で20日、第73回郵政記念日式典があった。伊那東部中学校合唱部を2年連続、「こども音楽コンクール」の最優秀賞となる文部科学大臣奨励賞受賞へ導いた顧問、唐澤流美子教諭が藤原局長から一日郵便局長に委嘱された。
藤原局長は「民営化への不安はあるが、今は、業務をしくしくと続けることが与えられた任務だと考える。局員と共に努力して取り組みたい」と式辞した。
唐澤教諭は、大分県に住む父親から一年間に送られてきた手紙の束を手に持って訓辞「親元を離れた18歳のころから手紙が送られてくる。父親の美しい字が、毎回変らないことで元気なんだと安心している。郵便物は送られてくるだけでなく、愛情も届けてくれる」と、日ごろの局員の仕事に感謝した。
式典では表彰状などの授与もあり、業務成績の向上に功績のあった貯金保険課の中村和行課長代理が「今一度初心に戻り、お客さまの立場に立ったサービスを提供していきたい」と代表して答辞した。
式典で表彰されたのは次の皆さん。
◇日本郵政公社総裁表彰▽30年勤続=山田清光(郵便課課長代理)清水文人(郵便課課長代理)唐木昭彦(郵便課総務主任)増沢清(貯金保険課課長代理)武居幸彦(貯金保険課総務主任)▽業務功績=有賀重治(貯金保険課課長代理)
◇信越支社長表彰▽業務功績=中村和行(貯金保険課課長代理)
◇所属長表彰▽郵便局事業貢献団体=伊那警察署、伊那中央石油、伊那市旭町町内会▽業務功績=永山登志行(郵便課総務主任)北村仁(郵便課主任)増沢清(貯金保険課課長代理)平澤尚(貯金保険課主任)井沢登史(貯金保険課主任) -
伊那署など 小冊子「こどもごしんじゅつ」を作成
伊那署と伊那防犯協会連合会は、子どもを守る対策の一環として小冊子「こどもごしんじゅつ」を作成した。管内の22小学校の全児童に配れるよう約6700部を用意。今後は各学校の防犯講話などで活用される。
小冊子は、子どもが日常生活の中で心がけなければいけない注意事項がまとめられている。一人で歩く時、留守番をする時竏窒ネど、児童が自分の身を守るための対処方法を掲載。例えば、車に乗った人から話し掛けられた場合は「ぜったいに車に乗らない」などと紹介している。
内容は小学3年生までに習う漢字を使用。イラストや、署員の家族をモデルに使った写真なども盛り込まれ、視覚的に興味を引くよう工夫した。
小冊子はA5判、6ページ、オールカラー刷り。 -
伊那市議選情勢(3)長谷区
新市発足に伴う伊那市の市長選・市議選は23日告示、30日投票の日程で行われる。市議選(定数26)は初回に限り、旧市町村を区域とした選挙区を設ける。定数は伊那18、高遠5、長谷3で、それぞれ21人、8人、5人が出馬を表明し、いずれも選挙戦に突入する見通し。旧市町村別に情勢を探る3回目。
長谷選挙区は、他選挙区に比べ低調な出足だったが、定数3に対し、これまでに前職4人、新人1人が出馬の意向を示している。党派は、無所属4、共産1。地区別では非持に前職1人と新人1人、溝口に前職2人、杉島に前職1人が立つ。
非持地区は、非持山から前職の北原幸彦氏、前職3人が引退した非持からは、区の有志が擁立した新人の中山彰博氏が名乗りを挙げた。有権者約550人の大票田である非持で唯一、立候補を表明している中山氏の陣営は「他地区からの切り崩しで有権者の多さが逆にあだとなることがあるし、油断はできない」と、区の一本化を図って確実に足元を固めていく。
非持山の北原氏は有権者約230人の地盤を守り、非持や候補者を出していない他地区を中心に勢力を広げる構え。
溝口からは前職の羽場好美、宮下金典の2氏。羽場氏は有権者約390人の地元のほかに、47歳の若さを看板に全域の若者層から支持を狙う。共産党の宮下氏も地元を固めながら、黒河内や中尾などの草刈り場を中心に全域からの集票を図る。
杉島からは前職の佐藤八十一氏が立つ。約90人と有権者は少ないが、浦、市野瀬、中尾といった昭和の合併で長谷村となる以前の旧伊那里村からの票を集める。旧伊那里区域は約500人の有権者数を誇り、他地区からの切り崩しにも固い防衛をみせる。
前回選挙が無投票に終わったことや、定数が変わったことなどで、各陣営とも票読みに苦労しながらも、これまでのような地縁を頼りとした確実な地盤固めを図る陣営、大票田の切り崩しや草刈り場への勢力拡大を目指す陣営、いずれもあいさつ回りなど精力的に前哨戦こなす。
有権者数は3月2日現在で1839人(男851人、女988人)。 -
キープこどもの森作品展
NPO法人「キープこどもの森」に通う知的障害児などの創作作品が並ぶ「願いをかなえるプーキくん展」が19日から、伊那市立図書館のギャラリースペースで開かれている。豊かな感性で描かれた絵画や創作物など約70点が訪れた人の目を楽しませている=写真。
県内3カ所と沖縄に活動拠点を持つキープは、知的障害者の一時預かりなどを主体とした事業に取り組んでいる。作品展は飯田市で開催しているが、伊那市では初めてとなる。キープ伊那、キープ辰野を利用する約20人が、ちぎり絵、水彩画、クレヨン画、写真などさまざまな作品を出品している。
大人には思いつかない発想力や観察力があり、色使いなども個性的。自分の描き方にこだわりを持つ子どももおり、普段はあまり話さなくても、その絵から、その子が考えていることなどが伝わってくるという。
作品展を担当する赤沼正菜さんは「子どもたちが何を伝えたいのかなどをなんとなく感じてもらい、楽しんでほしい」と話していた。
入場無料。25日まで。 -
食生活改善推進協議会上伊那支部総会
県食生活改善推進協議会上伊那支部(推進員545人、六波羅弘美支部長)の06年度定期総会が19日、伊那市の県合同庁舎であった。約160人が参加し、本年度事業を承認した=写真。
05年度は、おやこの食育教室講習会や高校生の「食」支援講座などを実施し、健全で健康によい食生活の普及に取り組んできた。7年前に始めた「在宅介護食ボランティア事業」は好評で、継続的に実施しているのは県下でも珍しいという。
06年度は、昨年度制定された食育基本法などに伴い、おやこ食育教室などを一層推進していく。
渡辺庸子伊那保健所長は「“私たちの健康は私たちの手で”をスローガンに頑張ってほしい」と激励した。
同支部の会員数は現在545人。県下でも2番目に規模が大きく、活動回数もトップクラスにある。 -
伊那市議選情勢(2)高遠区
新市発足に伴う伊那市の市長選・市議選は23日告示、30日投票の日程で行われる。市議選(定数26)は初回に限り、旧市町村を区域とした選挙区を設ける。定数は伊那18、高遠5、長谷3で、それぞれ21人、8人、5人が出馬を表明し、いずれも選挙戦に突入する見通し。旧市町村別に情勢を探る。
高遠選挙区は、定数5に対し、前職7人、新人1人が出馬を表明。党派は、無所属7、共産1。地区別では、高遠が前職5人、河南が前職1人と新人1人、藤沢が前職1人。
高遠選挙区の中心部、高遠地区は、西高遠から前職の飯島進、伊東實、春日嗣彦、関森照敏、原浩の5氏が表明。このうち相生町から飯島、伊東、関森の3氏が立つ。激戦区とされる高遠地区は、各陣営とも地域の票のみを頼りに戦えない厳しい状況にある。地区内の東高遠や周辺部の長藤と三義をはじめ、大票田の藤沢に入り込むなど、全域からの票獲得に必死だ。
一方、新市発足により衰退が懸念されている周辺部の藤沢、長藤、三義の3地区は、前職が4人引退するなか、新人の擁立に苦戦するなど有権者約980人の大票田、藤沢に伊藤明由氏ただ一人が立つのみ。激戦の高遠地区からの切り崩しで「入り乱れた状況」(伊藤陣営)にある。候補者を出していない三義と、長藤北中部地域からの確実な集票を狙い勢力を広げる「守りながら攻める」姿勢をみせている。
河南地区は、下山田から前職の野々田高芳氏、上山田から新人の平岩国幸氏の2人。いずれも地元の推薦を受けての出馬だが、地元票だけでは当選は難しく、約900人の有権者がいる地区内の小原、勝間をはじめ、長藤、三義への拡大も図る。
各陣営とも「貧乏くじを引くわけにはいかない」と、票獲得に向け、動きも活発化してきている。
3月2日現在の有権者数は5971人(男2828人、女3143人)。 -
【登場】美篶小学校校長 北原寛さん(58)
教員歴は約33年。中野市の中野平中学校が初任校。原中、駒ヶ根東中、西箕輪中など、南信地域の中学を中心に教べんを取ってきた。途中、自分の教育哲学を見つめ直そう竏窒ニ、上越教育大学大学院で2年間勉強。教育に対する姿勢は誠実だ。
前任は小規模校の長谷小学校の教頭。児童人数はこれまでの約4倍以上となる学校が、校長職の初任地となった。「子どもたちの多さに圧倒ぎみです。しかし、素直さを持っている児童には変りはない。その表情に救われています」。
「子どもたちの感性を引き出す」ことが教育理念。物事を一定の見方からだけでなく、いろいろな向きから見れるしなやかさ。人間、誰もが持っている感性を育てられればうれしいという。
1学期始業式のあいさつで児童たちに呼びかけた言葉が2つある。▽「だいじょうぶ」困っている人に声をかけられるやさしいこころ▽「おはようございます」きょうも明るいあいさつで1日のはじまり竏秩B
日々の学校生活を過す中で、人と人とのふれあいの一歩となる「思いやり」や「あいさつ」。これらを通じて、友人の持っている新たな一面を発見したり、その新たな一面を見出した自分を発見する児童たちには、固定的でない・スしなやか・スな考え方の持ち主に成長してほしいという願いが込められている。
趣味は大学生時代に熱中した硬式テニス。最近はプレーする機会がないというが、同年代の教諭仲間と共に、また始めようと計画を立てている。
伊那市日影在住。妻、自分の母親との3人暮らし。 -
伊那西小でシイタケの駒打ち
伊那市の伊那西小学校(臼井和夫校長、78人)敷地内にある学校林(林間)で18日、恒例の児童によるシイタケの駒打ち作業があった。
駒打ちの原木は林間にあった樹齢40年以上のナラの木を間伐し、細い幹や枝などを活用。長さ90センチほどに切りそろえ、児童一人ひとりが植菌できるよう、約80本を用意した。
上伊那地方事務所の環境森林チームの3人を講師に招いて作業。5年生13人が一本の原木に20縲・5個の穴を電気ドリルで開けて準備をととのえると、全校児童が木槌を使ってトントンと小気味よいリズムを林間に響き渡らせた。
本年までに植菌された原木の管理は毎年、4年生が担当している。育ったシイタケは保護者や職員などに対して販売。売り上げ金は児童会の活動費に役立てられている。
同地方事務所職員によると今回の原木からは来秋ころに収穫できる見込みで、早ければ来春ころ。4年生の小池真里奈ちゃん(9)は「しっかりした大きなキノコが出てきてくれれば」と期待していた。 -
三峰川右岸「青島堤防」並木ライトアップ幻想的
伊那市美篶の三峰川右岸沿いにある「青島堤防」の桜並木のソメイヨシノが満開だ。地元住民でつくる青島堤防桜保存会(橋爪正昭会長)は本年度限定となるライトアップの演出。集まってくる桜愛好者らを幽玄の世界へ導いている。
ライトアップされている木は、市道(通称・ナイスロード)の両脇に位置する堤防の桜10本。会員の一人が勤める電気工事会社から借りた投光器7基が、桜を照らしている。観桜期中は毎日、会員が午後6時ころに設置し、同10時過ぎに撤去している。
近くに電源がないため、三峰川護岸修繕工事を請け負う「原建設」(南箕輪村)の仮設電源を使用。地域貢献になれば竏窒ニの好意で、電気料無償で提供してもらっている。工事は5月下旬までのため、ライトアップは今春限りの予定。
堤防沿いの桜は、洪水時の堤防決壊防止などのため、大正時代に数百本植えたが、昭和後期に砂利採取の車両道路に使用することから大半が撤去。現在は樹齢約90年のソメイヨシノ約40本だけが残っている。
青島堤防桜保存会は96年から、病害虫防除や施肥などの管理に当たるなど尽力。観桜期に咲く見事な花は、地元のみならず、県外から訪れる人にも親しまれている。 -
伊那ナイターソフトボール連盟06年度開幕
伊那ナイターソフトボール連盟(関達也会長)は18日夜、伊那市の富士塚スポーツ公園グラウンドで06年度の開会式をした。本年度は30回目の節目のリーグ戦。前年度に続いて1チーム増の計25チーム(約250人)が集まり、ナイターソフトの開幕を祝った。
前年度優勝チームが優勝旗などを返還すると、関会長が「歴史と伝統のある伊那ナイターソフトボール連盟も今年で30歳を迎える。ぜひ、今年度は感謝の気持ちを忘れず、グランド整備などに尽力してほしい」とあいさつした。
選手代表の「インターフェア」主将、小林栄一郎さん(35)=箕輪町木下=が「30年に華を添えられるよう一生懸命、精一杯にプレーします」と選手宣誓した。
式後には、春季トーナメント大会(18チーム参加)の初戦2試合を開始。選手らはナイター開幕の緊張もみせず、生き生きと楽しみながらプレーした。
春季トーナメント大会は6月初旬に予定している決勝、3位決定戦を残して5月中旬までに終了。リーグ戦(2リーグそれぞれで総当り)は5月中旬に開幕し、9月中旬まで試合が組まれている。秋季トーナメント大会は9月中旬から10月中旬まで開かれる。
トーナメント大会とリーグ戦は、富士塚スポーツ公園グラウンド、伊那市営球場を主会場に優勝を目指して熱戦を展開する。
30周年記念として同連盟では9月下旬、式典を開く予定で、富士塚スポーツ公園グランドに記念碑設立と桜の苗木2本を植樹する予定。2リーグそれぞれの優勝チームに贈られる優勝旗が後援者の好意で、30年振りに新しく仕立てられる。 -
市議選・事前審査2日目
新市発足に伴い、23日告示、30日投票の日程で行われる伊那市の市議選(定数26)立候補届出書類・選挙公報等事前審査が18日、市役所であった。伊那の竜西・竜東が対象で、7派が出席した。
17日と合わせると、20派。残る1派は書類が整わないと連絡があり、これまでに出馬を表明した立候補予定者がそろった。 -
木裏原でお手玉遊び
子どもからお年寄りまで、昔懐かしいお手玉を一緒に楽しもう竏窒ニ16日、伊那市東春近の木裏原公民館でお手玉会があった。約30人が参加し、お手玉を楽しみながら交流を深めた。木裏原社会福祉協議会主催。
同社協は例年、桜の時期に70歳以上を対象としたお花見会食会をしてきたが「多くの人が集まるこの機会をみんなで楽しもう」と今年はさまざまな年代が楽しめるお手玉会を企画。飯島町の「伊那谷お手玉の会」の亀山福治さん、ちず子さん夫妻を講師に招いた。
亀山さんは「米国の文化が入ってくるとともに日本のお手玉は廃れてきたが、ここへきてさまざまな効果が見直されている」と語り、ボケ防止や心の安定などに効果を発揮することを説明した。お手玉遊びは手だけでなく、足や頭など、全身を使ったさまざまな遊び方に挑戦した。
参加したお年寄りは「小さいころはかなりやったんだよね」と昔を思い出していた。 -
市議選・情勢(1)伊那
新市発足に伴う伊那市の市長選・市議選は23日告示、30日投票の日程で行われる。市議選(定数26)は初回に限り、旧市町村を区域とした選挙区を設ける。定数は伊那18、高遠5、長谷3で、それぞれ21人、8人、5人が出馬を表明し、いずれも選挙戦に突入する見通し。
旧市町村別に情勢を探る。
初回は伊那選挙区。定数18に対して、21人が名乗りを上げる。市町村合併で失職した前職18人、新人2人、元職1人。党派は無所属16人、共産党3人、公明党2人。
地区別にみると、前職5人のうち3人が引退した西箕輪は、前職倉田節子、前沢啓子の2氏が立つ。新人については「地区内で何とか立てたい」とする動きがあったが、家族の了解が得られないなどの理由から、今のところ擁立まで至っていない。有権者4790人と大票田で、他地区の立候補予定者が積極的に入り込んでいる。
東春近(有権者数4375人)は、前職飯島光豊、伊藤泰雄の2氏に加え、新人野溝直樹氏が立つ。民主党の推薦を受けた野溝氏は「建設的、実効的な施策を打ち出せる市議として役に立ちたい」と全市的な支持をねらう。
西春近(5066人)は元職飯島尚幸、前職春日晋治の2氏。北部と南部でほぼ地盤が分かれているものの、立候補予定者が前回より1人増えた東春近からの切り崩しで激しい攻防が続く。
手良は前職小平恒夫、新人竹中則子の2氏で、いずれも地元区の推薦を受けているが、有権者数1940人と少なく、他の地区から新たな票を獲得する必要がある。竹中氏は、市女団連OB有志らでつくる「明日を担う女性の会」が「政策決定の場へ女性を送り出したい」と擁立。1月下旬に出馬の意向を固めてから、全域に支持を広げている。当初、女性票の獲得に手ごたえを感じていたが、ここへ来て「やはり地元の人に」との流れが見られ、引き締めを図っている。
美篶(5551人)は前職黒河内浩、矢野隆良、若林徹男の3氏。特に決まった地盤割りがなく、フリーの立場でそれぞれが動く。手良に近い笠原や南割などに立候補予定者がおらず、票の取り合いになっている。
伊那は、有権者数2万4700人余のところ、前職新井良二、小林信、柴満喜夫、中村威夫、馬場秀則、前田久子、三沢岩視、柳川広美の8氏が立つ。竜東で5人、竜西で3人。引退した中央区高沢勝氏の地盤に、馬場氏らが切り込む。
富県(2886人)は、前職下島省吾氏のみ。安泰ムードが漂うが、攻めよりも守りの選挙は難しいと地盤を固める。
農繁期と重なり、告示前は支持者の協力を得るのが難しい状況。いずれの立候補予定者も「(落選する)3人の中には入りたくない」と票獲得に必死で、地元を中心に、あいさつ回りなど精力的にこなしている。 -
伊那市の東春近小でお花見給食
伊那市の東春近小学校(橋爪伝校長、380人)で18日、お花見給食があった。待ちに待った児童たちは校庭などに飛び出し、満開のソメイヨシノを眺めながら食事を楽しんだ。
1年生は6年生と、2年生は5年生と、3年生は4年生と共に、桜の木下で会食した。児童らは温かい陽気の下、会話を交えながら満喫。時折吹きつける風でまい上がった花びらが、食事の上に落ちてくることすら話題にして楽しんでいた。
この日の給食は、おにぎり、春巻き、エビすり身の団子、ミニトマト、チーズケーキなど。彩も美しく、子どもたちが好む食材を使った、栄養士が工夫を凝らした弁当を食べた。
1年生の下平航誌君(6つ)は「皆で外で給食が食べられてうれしい」と、大好きなおにぎりを口の中に詰め込んでいた。 -
伊那署管内 「交通安全運動」期間中の事故発生状況
06年度「春の全国交通安全運動」(6竏・5日)の10日間、伊那署管内で発生した人身事故は前年と比べて7件少ない、4件だった。死亡者は1人(前年比1人増)、けが人は4人(同10人減)。期間中は歩行者が関わる事故や交差点内の事故の発生が目立っている。
管内では同運動初日、高齢者が運転するミニバイクによる交通死亡事故が発生。事故は信号機のない、4差路交差点で起きた。昨年は交通死亡事故全5件のうち、2件で高齢者2人が死んでいる。
期間中、県下の交通事故発生は、人身事故313件(前年比61件減)、死者数2人(同1人減)、けが人414人(同55人減)と、減少傾向。しかし、16日現在の死亡数は27人で、そのうち約60パーセントを占める17人が高齢者だ。
伊那署の中山邦夫交通課長は「運動期間中だけでなく、常に事故を起こさないという意識を再確認してほしい。一人ひとりが意識して思わなければ事故はなくならない」と話している。 -
高遠伊那東LCがつくしんぼ保育園に遊具購入助成金寄付
高遠伊那東ライオンズクラブ(細田行一会長)は18日、伊那市御園のつくしんぼ保育園(宮田克思園長)に遊具助成金として10万円を寄付した。
同ライオンズクラブの創立30周年記念事業の一環。細田会長と井口公雄・記念大会実行委員長が訪れ、宮田園長に手渡した。同保育園で長年使用していた積み木が老朽化したため、木製の大型積み木1セット分の購入費に充てた。
宮田園長は「子どもたちは喜んで遊んでいるし、大変ありがたい。末永く使わせていただく」と感謝した。
記念事業は、伊那市富県の自由保育所「はらぺこ」や、美篶の養護老人ホーム「みすず寮」などの施設や団体にも図書や家電製品を贈っている。 -
加藤学後援会伊那支部設立記念講演会
加藤学後援会と民主党長野県第5区総支部は16日、民主党副代表広中和歌子氏を招いた記念講演会を伊那市駅前ビル・いなっせで開いた。広中氏は「公正で共生できる社会」をテーマとして、生活者の視点にたった医・職・住を充実を訴えた=写真。
民主党長野県第5区総支部の加藤学代表の後援会伊那支部は今月10日に設立した。講演会には来賓として羽田雄一郎参議院議員も招いた。これまで民主党上伊那支部はあったが、後援会組織はなかったため、同地区での支持基盤強化を目的として伊南、伊北支部と共に設立した。
広中副代表は、自由主義経済やグローバル化の進む裏側で、非正規雇用の増加、フリーター、ニート問題など格差社会が拡大している小泉政権の問題点を指摘。政権交代により公正な社会を実現することを強く訴えた。
伊那支部は今後、設立総会を開き、方針を検討していく。将来的には民主党上伊那支部を伊北、伊那、伊南に分けることも検討している。 -
山寺やきもち踊り
酒盛りとユニークな踊りを繰り返し、最後は鳥居の外へ一気に走り出す奇祭「やきもち踊り」が16日、伊那市山寺区の八幡社白山社合殿であった。輪になって踊る羽織はかま姿の保存会員に「もっと足を上げろ」などとげきも飛び、集まった観客を楽しませた。
やきもち踊りの始まりは、記録として残っているのは約220年前。実際には鎌倉時代末期ころからあったのではとも言われている。くし焼きのアユ、ドブロク、タバコで宴を囲み、足を上げて飛び上がりユニークに踊る竏窒ニいう動作を3回繰り返す。踊りの終了と同時に全員が鳥居の外へ走り出すが、一番最後になると「厄持ちになる」と言われているため、全員必死で逃げる。曲が最後に近づくと、踊りの輪が鳥居側に偏りはじめ、観客からは笑いが起こった。
近年は、暗黙の了解で保存会長などが最後になるケースが多く、今年も原長四郎保存会長が厄を背負った。
厄持ちとなった人はその後すぐに厄払いを受ける。 -
伊那公園さくらまつり
伊那市中央区の伊那公園で16日、「さくらまつり」があり、仲間同士、家族連れで訪れた多くの人が、見ごろを迎えた桜とカラオケを楽しんだ。
まつりを企画する伊那桜愛護会(伊藤一男会長)は例年、太鼓演奏やカラオケ大会なども催して、来場者を楽しませているが、今年は、前日に降った雨のため、カラオケ大会のみとなった。
近年は、高遠の桜を見学した後に伊那公園を訪れる県外者もいるという。この日は午前中だけで約120人が来場し、鮮やかに色づいた桜を見学していた。
桜は現在は八分咲きで、今週半ばころまでが見ごろとなる。
伊那公園には、ソメイヨシノ、コヒガンザクラなど約12種類282本の桜があり、今後はロトウザクラなどを植樹し、さらに種類を増やしていく計画がある。伊藤会長は「今後は珍しい桜を植樹して桜の博物館にし、3月から4月まで桜が楽しめるようにしたいと考えている」と話している。 -
伊那北高・薫ヶ丘クロスペンアカデミー本年度開校
伊那北高校生の土曜補習を目的に設立された「薫ヶ丘クロスペンアカデミー」の本年度開校式が15日、市民会館であり、同校卒業生で弁護士の御子柴一彦さんを招いた記念講演があった。集まった生徒、保護者、地域住民ら約900人は御子柴さんの話に耳を傾けた。
同高校では野球に明け暮れた御子柴さん。進学した慶應義塾大学の野球部では、3年生時の春のリーグ戦で20打数10安打6打点と活躍し、優勝した。現在は弁護士として法廷に立っている。
「野球と私竏瀦カ武両道を目指して竏秩vと題した講演では高校、大学時代に熱中した野球や、7回目の挑戦でやっとの思いで合格した司法試験の苦労話などを話した。
御子柴さんは今までの人生を振り返り「私にとっては野球以外、楽しみというものはない。しかし、何か一つのものに打ち込められることで、楽しい人生が送れるのではないかと考える」と語った。
質疑応答では後輩野球部員から「接戦の試合で気をつけることは」との質問。御子柴さんは対して「失敗を恐れず、後悔しないように自分の実力を出しきること」と助言した。