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伊那北小学校PTA 地域の憩いの場づくり
伊那北小学校のPTAと学校、地域住民でつくる地域協働の水辺づくり協議会は、2日、地域の憩いの場となる池の造成作業を学校の敷地内で行いました。 2日は、PTAと教員15人ほどが、池を作るための掘削を行いました。 理科の生物の観察に使うビオトープが老朽化したことから、学校側がPTAに改修を依頼しました。 保護者らは「ビオトープを地域の憩いの場になるような場所にしたい」との思いから、協議会を立ち上げ作業を行うことになりました。 市の補助金100万円を活用し、コンクリートを使わずにできるだけ自然に近い池を作ります。 廃材を使ったベンチづくりや、老朽化したフェンスの取り換えも行います。 作業は、2日を含めて4回予定されていて、11月下旬には完成記念式典が行われることになっています。
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西春近諏訪形の御柱祭 氏子総出で里曳き・建て御柱
七年目に一度の伊那市西春近諏訪形の御柱祭。1日は、区内の氏子総出で里曳きと建て御柱が行われ、一の柱が諏訪神社境内に納められました。 午後5時30分、約1キロの曳行を終えた一の柱が諏訪神社の境内に到着しました。 2人の登り手が柱に乗り、大勢の氏子が見守る中、建て御柱が行われます。 午後7時40分。無事に一の柱が立てられました。 最後は木遣りで締めくくります。 1日は氏子約500人が、一の柱の里曳きを行いまいした。 諏訪形の御柱祭は、いつの時代に始まったものか記録がなく明らかではありませんが、七年目に一度行われていて、前回は2010年、平成22年に行われました。 一夜開けた2日朝の諏訪神社、一の柱です。 この日諏訪神社秋の例大祭本祭りの日で、区内の保育園児から小学生が獅子を引き、境内で獅子舞などが奉納されました。 柱は次回、2022年、平成34年の御柱祭まで神社境内に建てられ、地区を見守ります。
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環境やエコについて考える伊那市環境展
環境やエコについて考える伊那市環境展が1日に開かれ、リサイクルや自然エネルギー、環境などに関するブースが並びました。 このうち、伊那中央衛生センターは、汚泥を発酵させて作った肥料で内藤とうがらしを栽培した実験結果を展示しました。 肥料を使ってないものは、25センチほどの背丈ですが、使ったものは40センチほどに成長しています。 中央衛生センターで処理している汚泥で作った肥料、バチルエースを使いました。 今年6月に植えて半月ほどで成長の差が明らかになりました。 バチルエースを与えた方は1か月半で花が咲き、実がなったという事です。 箕輪町松島の伊那炭化研究所は、上伊那の間伐材で作った炭で焼くピザ窯を展示しました。 カラマツやアカマツの間伐材を使って時間をかけて焼いた炭は煙が出ず火が長持ちするという事です。 窯は伊那市東春近の陶芸作家と共同開発しました。 伊那市環境展は、環境やエコについて楽しみながら学んでもらおうと、伊那市などでつくる実行委員会が毎年開いているもので、この日は、企業や団体などが48のブースを出展しました。
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旧伊那市地区では合併への不満の声はなし
伊那市合併10年を検証する懇談会が29日伊那市役所で開かれました。 旧伊那市7地区の地域協議会会長と副会長が出席し合併そのものに対する不満の声は聞かれませんでした。 懇談会は合併効果の検証を行うため伊那市議会事業点検評価特別委員会が開いたもので旧伊那市の7つの地域協議会会長と副会長15人が出席し意見を述べました。 特別委員会ではこれまでに高遠町と長谷でも同様の懇談会を開いていて、そこでは定住対策や道路整備の遅れ等不満の声が出ていました。 旧伊那市地区の懇談会では「合併が良かった悪かったではなく各地域の課題をそれぞれが共有し解決していくべきだ」という意見が出されていました。 旧伊那市、高遠町、長谷地域で懇談会を開いた伊那市議会事業点検特別委員会では出された意見を市政に反映させていきたいとしています。
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地域をきれいに 環境美化運動
伊那市内でごみ拾いや草とりなどを行う環境美化運動が30日行われました。 環境美化運動は秋の紅葉シーズンを前に伊那を訪れた人たちに気持ちよく過ごしてもらおうと伊那市観光協会の呼びかけで行われたものです。 今年で7年目の取り組みで30日は参加者がJR伊那市駅前などでごみを拾ったり草とりをしていました。 伊那市観光協会によりますと今年この運動に参加するのは61団体、1419人で30日を中心に各団体の都合の良い日に実施されます。 協会では「地域をきれいにすることで訪れた人に良い印象を持ってもらい来てくれた人がリピーターとなってもらいたい。」と話していました。
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サン工業株式会社 伊那市に300万円を寄付
伊那市西箕輪に本社を置く金属表面処理加工業サン工業株式会社は、子育て支援の充実に役立ててもらおうと伊那市に300万円を、30日に寄付しました。 30日は、サン工業の川上健夫社長ら4人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。 サン工業では、子育て支援や教育施設の充実に役立ててもらおうと、平成25年と26年にそれぞれ100万円、去年は300万円を伊那市に寄付しています。 川上さんは、「昭和24年の創業からまもなく70周年を迎えるが、その感謝の気持ちを子ども達のために活用してほしい」と話していました。 白鳥孝市長は、「小中学校で行っているICTを活用した遠隔授業に必要な機材と、保育園の備品購入にあてたい」と感謝していました。
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新バス路線「東春近線」10月4日から試験運行
伊那市の「伊那バス本社前」から東春近の「発電所上(はつでんしょうえ)」までを往復する路線バス「東春近線」が、10月4日から半年間試験運行します。 「東春近線」は、毎週火曜日の午前と午後に各一便運行します。 地図上の赤色部分が新しい路線です。 現在運行している富県・東春近地区循環バスの経路のうち、東春近方面を巡回する経路で、原新田・榛原・富県地区は通りません。 運賃は、大人310円、子どもは160円です。 これは、東春近地区協議会が、路線見直しの参考とするため、伊那市の交付金を活用し行うものです。 半年間の試験運行で、期間は10月4日~来年3月28日までです。 なお、富県・東春近循環バスは、従来通り運行するということです。
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60歳以上対象 貯筋運動教室 開始
全国的な介護予防のモデル事業を、伊那市総合型地域スポーツクラブが受託して行う、60歳以上を対象にした筋力トレーニング教室が、29日から、始まりました。 歌を歌いながら、かかとの上げ下げなどを行う筋力運動。 「線路は続くよ」の替え歌を歌いながら座ったままで体を動かします。 1セット行えば架空の貯筋100円がたまります。 運動すれば筋力を示す額がプラス、しなければマイナスとなる貯筋通帳に、毎日、貯筋額を記していきます。 これは、筋力を貯めると書いて「貯筋(ちょきん)運動」ステーションと呼ばれる事業で、健康・体力づくり事業財団の委託を受けて伊那市総合型地域スポーツクラブが実施します。 全国で19のクラブが委託されているモデル事業です。 29日は、市民体育館サブアリーナで初めての教室が開かれ、参加者が、身体測定や、筋力測定をしました。 定員を上回る36人の申し込みがありました。 参加者は、30秒に何回腹筋ができるか、スクワットができるかなどをして、自分の筋力を確かめていました。 教室は、毎週1回、12月まで全12回開かれます。 最終回には、初日行ったものと同じ筋力測定を行い、変化を調べるということです。
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10月16日はソースカツ丼半額
伊那名物ソースカツ丼を提供する店舗でつくる「伊那ソースかつどん会」は、発足10周年を記念して、10月16日にカツ丼半額イベントを行います。 29日は、ソースかつどん会北原 英之会長ら役員が記者会見を開き、半額イベントをPRしました。 ソースかつどん会は、伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルの開通後、カツ丼をPRしようと10年前に発足しました。 10年を迎え、さらに活動をPRしようと、今回半額イベントを開くことにしました。 今回イベントに参加するのは、会員の16店舗のうち10店舗です。 通常1000円~1200円のカツ丼が半額となります。 これまで100円・200円の値引きイベントはありましたが、半額は初めてだということです。 半額イベントは、10月16日(日)で、ポスターが掲示してあるかつどん会会員の店舗で行われます。
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江副行昭さん・江口智子 熔壌ガラス展
ガラス工芸作家・江副 行昭さんと、江口智子さんの2人展が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 83歳となる江副さんは、ガラス制作を始めて60年、高遠に工房を構えて35年になります。 ガラスと土を高温で溶かしてつくる熔壌ガラスは、江副さんが考案したものです。 熔壌ガラスに使う土が高遠にあったため、伊那に工房を構えました。 土を混ぜ込むことで、不透明となり、陶磁器のような質感になりますが、作り方は、ガラス工芸と同じように、空気を吹き込んで作ります。 今回は、江副さんの35年以上前の作品や、熔壌ガラスを始めた当初の作品も展示されています。 江副さんの弟子の江口さんは、熔壌ガラスの唯一の伝承者です。 土を混ぜ込まないカラフルな作品も多く制作しています。 今回は、二人合わせて200点を展示しています。 この江副さん、江口さんの2人展は、10月4日(火)まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
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富県公民館にササクレヒトヨタケ群生
傘が開くと一晩で溶けてしまうきのこ「ササクレヒトヨタケ」が、伊那市富県の富県公民館に生えています。 ササクレヒトヨタケは、春と秋の年2回群生するきのこです。 傘が開いてから一晩で溶けてなくなってしまうため、この名前が付けられました。 富県公民館では今週に入ってから生え始め、これまでで一番多い20個程が生えています。 公民館によりますと、きのこは5年以上前から毎年生えていて、例年は2、3個程度が生えるということです。
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諏訪形御柱祭 本場に向け騎馬行列練習
七年に一度の伊那市西春近諏訪形の御柱祭。 来月1日の祭りクライマックスに向け、準備が進んでいます。 諏訪形集落センター前では、毎日夜になると、伊那市の無形民俗文化財に指定されている騎馬行列の練習が行われています。 メンバーらは、騎馬練りの掛け声に合わせ、手足を動かしていました。 諏訪形には特にまとまった資料は無く、代々すべて先輩から口伝えで受け継がれてきたという事です。 今回、曲傘を担当する酒井博文さんと、小松太一さんは初めて騎馬行列のメンバーに選ばれました。 酒井さんは、これまで仕事の都合で地元を離れていて、2年前に実家に戻ってきました。 小松さんは、父親の道雄さんがこれまで曲傘を担当していましたが前回の御柱で引退した為父親の役を受け継ぎました。 騎馬行列の練習は7月中旬から始まり、本番が迫った今週は毎晩行なれています。 騎馬行列は、来月1日の午前11時20分から、一の柱の里曳きは午後2時35分から行われる予定です。
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伊那市寄付マルシェプロジェクト始動
赤い羽根共同募金に基づき、寄付付きの商品を販売し、地域に還元する伊那市寄付マルシェプロジェクト。 28日は、プロジェクトに賛同する企業と、伊那市共同募金委員会とのパートナーシップを結ぶ覚書の調印式が行われました。 伊那市寄付マルシェプロジェクトに賛同したのは現在7事業者です。 この日は、事業者と、伊那市共同募金委員会の代表が覚書に調印し取り交わしました。 賛同企業は、伊那市観光㈱、合同会社伊那力(いなぢから)、㈱小椋・赤えんぴつ、㈱介護センター花岡伊那店、有限会社フジサワ造花、あびえんと、アスタルシードルクラブの7事業者です。 寄付付きの商品やサービスを消費者に販売し、寄付分を赤い羽根募金に寄付します。 近年は赤い羽根募金が集まりにくくなっていることの解消や、地域貢献によるイメージアップで地元企業の振興につなげる狙いなどがあります。 覚書を取り交わし、今後、具体的な商品や、寄付分をいくらにするかなど、企業ごと個別に検討していきます。賛同企業は、順次商品の開発をすすめ、早いところで年内からサービスの提供を始めます。 赤い羽根共同募金は、10月1日から12月31日まで行われます。 昨年度は伊那市で1192万円余りがあつまり、うち、426万円が県内全域で、760万円余りが、伊那市の福祉事業で活用されています。 なお、赤い羽根募金の寄付付き商品を販売するプロジェクトは、伊那市が県内で初めてとなります。
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幻の高遠在来そば 収穫
7月に種をまいた、幻となっている高遠在来種のそばの収穫作業が28日伊那市長谷浦の畑で行われました。 この日は、うす曇りの中収穫作業が行われました。 幻のそば復活に取り組んでいる伊那そば振興会のメンバーや、栽培指導を行っている信州大学農学部など関係者20人ほどが、そばを刈り脱穀しました。 高遠在来種のそばは、一般に栽培されているのものよりも小ぶりなのが特徴です。 高遠在来種はもう存在しないと考えられていましたが、長野県野菜花卉試験場にわずかに残っていて、20グラムから徐々に増やした大変貴重なそばです。 一般に栽培されている品種と交配するのを避けるため、他の栽培地から離れた長谷浦で、今年、種を増やすための栽培がおこなわれました。 譲り受けたのは300グラム。野生鳥獣の食害から守るため柵を設置し、花が咲けばロープを張って倒れないようにと、手をかけて栽培してきました。 そして、予想を上回る10キロほどを収穫することができました。 途中雨が降ってきたため、ブルーシートで覆って、信州大学農学部のハウスへ運びました。 収穫したそばは、ほぼ来年の種として活用されます。 予想を上回る収量だったため、協力者が味を見る程度だけ粉にして味わうということです。
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新しい診療所建設地決まる
伊那市が運営する国保西箕輪診療所の廃止に伴い新たに県厚生農業協同組合連合会が運営する診療所の建設予定地が旧西箕輪公民館跡地に決まったことが27日、市議会に報告されました。 27日、市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 それによりますと建設予定地は旧西箕輪公民館跡地で面積はおよそ2500㎡です。 伊那市国保西箕輪診療所は昭和29年に開業しました。 今後の医師確保が難しい事や平成17年度から赤字状態が続いていることから県厚生農業協同組合連合会が運営する診療所に変わります。 伊那市では現在の診療所を壊し、後利用については検討するとしています。 早ければ来年度中に建設工事に着手し、来年度内の開院を目指すということです。
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自宅で簡単ローメン販売へ
ローメンを提供する店舗でつくる伊那ローメンズクラブは、家庭で電子レンジを使って簡単にできる真空パックのローメンを開発しました。 電子レンジで簡単に作れるローメンで、スープ風と焼きそば風が味わえます。来月5日から東京都新宿区の三越伊勢丹で開かれる新宿フェスタでの販売に合わせて開発したものです。 製造は、真空パックなどの加工施設が整っている箕輪町の農産物販売所にこりこの加工場に依頼しました。 上伊那産の小麦粉ハナマンテンが麺に使われていてキャベツは地元産です。 蒸麺、マトン、キャベツが入った袋に水とごま油を入れて真空パックにします。 これにより、およそ2週間ほど日持ちするということです。 このまま、電子レンジで3分温めると本格的なローメンを味わえます。 クラブ会長の唐沢正也さんは「都会の人たちに伊那の名物を味わってもらいたい」と意気込んでいます。 真空パックのローメンは2食1500円で販売されることになっています。 伊那ローメンズクラブでは、伊勢丹での売れ行きなどを見て、地元でも販売していきたい考えです。
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保科正之の大河ドラマ化を目指す署名 猪苗代町から集まる
福島県猪苗代町の住民が集めた旧高遠藩主で名君とされる保科正之の大河ドラマ化を目指すための署名が27日、大河ドラマ化を目指す会に手渡されました。 この日は、7千人分の署名を預かった伊那市友好協会の北原公雄会長が「名君 保科正之公の大河ドラマをつくる会幹事会」の北原紀孝会長に手渡しました。 この署名は、伊那市と友好提携を結んでいる福島県猪苗代町で集まったものです。 伊那市と猪苗代町は、旧高遠藩主の保科正之の縁で2004年に友好提携を結びました。 伊那市と友好提携を結んでいる都市との交流を目的に発足した伊那市友好協会のメンバーが24日と25日に福島県猪苗代町を訪れた際に、猪苗代町の住民から署名を受け取りました。 これまでに、56万4千人以上の署名が集まっていて、会では11月にNHKに大河ドラマ化の要望をする予定です。
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10月5日 三越伊勢丹で内藤とうがらし・かぼちゃフェア
伊那市は、10月5日から東京都新宿区の三越伊勢丹で開かれる「内藤とうがらし・内藤かぼちゃフェア」に合わせ、オリジナルのローメンとソースかつ丼、信州そばを販売します。 26日は、市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長がイベントの概要について説明しました。 フェアでは、コラボレーション企画として内藤とうがらしを使ったローメン、ソースかつ丼、信州そばを提供します。 他に、長野県が全国一の生産量を誇るマツタケの販売ブースも設けられ、伊那市産のマツタケをPRします。 フェアは、10月5日水曜日から11日火曜日まで開かれます。 初日は、白鳥市長の他、JA上伊那の御子柴茂樹組合長と新宿区長の3人がトップセールスを行います。
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国有林野事業の推進 南アと中ア食害対策連絡協議会を設立へ
南信地区の国有林野事業の推進を図る協議会の総会が、26日、伊那市の南信森林管理署で開かれ、南、中央の両アルプスでの食害対策事業の連携強化を図るため連絡協議会が設立されることになりました。 南信地区国有林野等所在市町村長有志協議会の総会が開かれ、南信森林管理署が協議会設立の考えを示しました。 南アルプス食害対策協議会は平成19年に、中央アルプス野生動物対策協議会は今年2月に発足し、ニホンジカなどによる食害対策にそれぞれ取り組んでいます。 連絡協議会の設立は、連携強化を図りより広域的な取り組みを行おうというものです。 設立時期については未定ということですが、出席者からは「早い時期での設立」を要望する意見が出ていました。 意見交換では白鳥孝市長が、「南アルプスで行っている案内看板の統一を、中央アルプスでも実施してほしい」と要望しました。 総会には、南信地区の19の市町村の代表者が出席し国有林野事業について意見を交わしました。
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県清酒品評会 井乃頭県知事賞
毎年県が開いている清酒品評会で、伊那市西町の漆戸醸造が県知事賞を受賞しました。 県知事賞を受賞したのは、漆戸醸造の「井乃頭 純米大吟醸」です。 美山錦を39パーセントまで精米しています。 今年の春先に仕込んだもので、半年間熟成させまとまりのある酒に仕上がっているということです。 県の清酒品評会は、品質向上と日本酒産業の発展を目的に毎年開かれていて、今年で63回を数えます。 県内の60の酒蔵から、吟醸酒部門に132点、純米吟醸酒部門に94点の合わせて226点の出品がありました。 井乃頭は、純米吟醸酒部門で2年連続3回目となる県知事賞を受賞しました。 上伊那では、漆戸醸造を含め3蔵が受賞しています。 井乃頭 純米大吟醸は、一升瓶が4,000円、720ミリリットル入りが2,000円となっています。
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高遠の作陶家 展示会
伊那市高遠町の作陶家林秋実さんの作陶展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には皿やコップなどおよそ200点が並べられています。 林さんは陶器づくりをはじめて31年になり大量生産ではなくひとつひとつ丁寧な器作りをこころがけているということです。 林さんの作陶展は29日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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はびろの里で文化祭
伊那市西箕輪の老人保健施設はびろの里の文化祭が25日行われました。 文化祭では職員のステージ発表が行われたほか利用者が作った作品が展示されました。 ステージ発表ではお年寄りが知っている懐かしい曲が披露され利用者も手拍子をしたり口ずさんだりして楽しんでいました。 文化祭ではほかに諏訪共立病院の作業療法士、中塚聡さんが「自分らしい生活を目指して やってもらうリハビリから、やりたいリハビリ」と題して話をしました。 中塚さんは歌が好きだった寝たきりのお年寄りをカラオケボックスに連れて行った、らうれしそうにしていた体験を例にあげ「リハビリは歩く練習だけでなく、その人がやりたいことができるようになることが目標だ」と話していました。 文化祭には利用者の家族も集まり職員やそれぞれの家族同士で交流を深めていました。
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吹奏楽クラブと合唱クラブ 初の合同定期演奏会
伊那西高校の吹奏楽クラブと合唱クラブ合同の定期演奏会が25日伊那文化会館大ホールで開かれました。 定期演奏会は3部構成で行われ吹奏楽と合唱合わせて16曲が披露されました。 吹奏楽クラブと合唱クラブが合同で演奏会を開くのは今回が初めてです。 箕輪町在住の音楽家、唐沢史比古さん作詞作曲の「坂道の向こうに」は伊那西高校の通学路を歩きながら沸いたイメージを曲にしたものです。 演奏会実行委員会は「今年から大ホールでの開催、そして吹奏楽クラブ、合唱クラブの合同演奏という大きな一歩を踏み出すことができた。これまで支えてくれた皆さんに感謝の気持ちを込めて演奏しました。」と話していました。
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髙木東六さん偲び 10月17日にコンサート
作曲家で伊那市名誉市民の髙木東六さんの没後10年メモリアル交流コンサートが来月17日に伊那市のいなっせで開かれます。 髙木東六さんは1945年、昭和20年に空襲で東京の家を焼かれ知人のつてで伊那に疎開してきました。 作曲家だった髙木さんは伊那で合唱指導にあたるようになり、その時使っていたピアノが伊那市創造館に保管されています。 曲づくりにも力をいれ伊那市の歌のほかこの地域の学校の校歌も数多く残すなど伊那で7年半にわたり暮らしました。 特に1950年昭和25年にヒットした「水色のワルツ」は髙木さんが天竜川沿いを歩いていた時にメロディーが浮かんできたといわれています。 その天竜川沿いには髙木さんの音楽活動を称えるモニュメントがあり「水色のワルツ」を聞くことができます。 そんな髙木東六さんの遺志を継ごうと結成された合唱団ザ・シワクチャーズ伊那のメンバーが今日、髙木さん没後10年のメモリアルコンサートに向け伊那市のいなっせで練習をしていました。 ザ・シワクチャーズ伊那は2007年に髙木さんとの心のつながりを持ち続けようと発足しました。 コンサートの実行委員長の北沢理光さんは「音楽文化を伊那の地に広めた髙木さんの功績は大きい」と話します。 コンサートは髙木さんが指導していた横浜の合唱団、ザ・シワクチャーズ横浜との合同で行われることになっていて日時は10月17日午後2時から場所は伊那市のいなっせで入場料は500円です。 また18日午前10時半から伊那市創造館でミニコンサートも行われます。
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第100回 伊那市スポーツ少年団球技大会
伊那市スポーツ少年団の第100回球技大会が25日、伊那市の美すずスポーツ公園運動場で開かれました。 25日は軟式野球が行われ、100回を記念し出場した9チームに記念品として公式ボールが贈られました。 伊那市スポーツ少年団は、青少年の健全育成を目的に昭和43年に創設されました。 軟式野球やミニバスケットボール、サッカーなどの競技で、小中学生あわせておよそ600人が登録しています。 球技大会は、年間3回開かれていて、30年以上の歴史を持っています。 柴満喜夫本部長は「多くの人の支えで、100回を迎えることが出来た。 オリンピック選手のように、スポーツで感動を与えられる選手になれるよう頑張ってください。」と話していました。 決勝戦は美篶スポーツ少年団と西春近南部スポーツ少年団の対戦となりました。 結果3対0で美篶野球スポーツ少年団が優勝しました。
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東高遠の諏訪社にタカトオコヒガンザクラの苗木を植樹
伊那市高遠町東高遠の諏訪社で25日、例祭が行われ、タカトオコヒガンザクラの苗木が植えられました。 伊那市高遠町東高遠の諏訪社では、毎年この時期に例祭を行っています。 6月に52年ぶりに長野県を会場に行われた全国植樹祭を祝って今回苗木が植えられました。 今回植樹したのは、全国植樹祭の時に皇后陛下がお手植えしたものと同じタカトオコヒガンザクラです。 この日は氏子およそ50人が集まり、全員で苗木に土をかけました。 東高遠の諏訪社は元々高遠城内にあり、高遠城の鎮守の神として崇められていたとされています。 例祭では毎年、地区の平穏を願い子ども相撲が奉納されています。
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長さ50メートル!長~い太巻き寿司づくり
伊那市の伊那緑ヶ丘幼稚園と緑ヶ丘敬愛幼稚園の園児とその保護者が24日、長さ50メートルの太巻き寿司を作りました。 伊那緑ヶ丘幼稚園の廊下に、園児と保護者約250人が並び、長さ50メートルの太巻き寿司を作りました。 このイベントは、今年度伊那緑ヶ丘幼稚園が移転新築されたことを記念して2園合同で初めて行いました。 両園のPTAが企画し、みんなで一緒に何かを作り上げたいと太巻き寿司を作ることにしました。 のりの上に酢飯をしき、きゅうりや卵、チーズなど各自で持ち寄った具材を乗せました。 全員で息を合わせて巻き上げると、50メートルの太巻きを持ち上げ記念撮影をしました。 伊那緑ヶ丘幼稚園PTAでは、「みんなで作り上げた達成感が感じられた。初めての合同行事だったが、これからも続けていきたい」と話していました。
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地域医療構想素案示す
上伊那医療圏地域医療構想調整会議が23日開かれ、県が「地域医療構想」の素案を示しました。 それによりますと、2025年度に上伊那で必要な病床の数は1,153床と推計されています。 現在上伊那圏域で稼働している病床の数は1,186床で、2025年度は推計で1,153床が必要としています。 在宅医療の増加と人口の減少が病床数の減少につながるとしています。 また在宅医療の1日当たりの人数の推計は、2013年度の推計値が1859人なのに対し、2025年度は2,225人と、およそ20%増加することが見込まれています。 課題としては、医療従事者の確保や、在宅医療・介護を継続して提供できる体制の整備が挙げられています。 委員からは、「長野県は保健師が多い地域なので、保健師が活躍し地域で看取っていけるような仕組みを作っていけたら」「訪問看護士の増員が課題」といった意見が出ていました。 長野県地域医療構想は、団塊世代が75歳以上となる2025年度を見据えた医療体制の構築を目指すもので、県ごとに策定されます。 23日出された意見は県の策定委員会に提出されます。 地域医療構想は今年度中の策定を目指しています。
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「いわて国体」出場選手を激励
10月1日から始まる「いわて国体」に出場する伊那市在住の監督、選手の壮行会が23日、市役所で開かれました。 選手や監督、13人が出席し、一人一人、大会での目標を話しました。 今年伊那市から国体に出場するのは、水泳、バレーボール、体操、セーリング、ソフトテニス、馬術、フェンシング、空手の8種目、15人です。 選手らは、「これまでの経験を活かし入賞したい」「一戦一戦を大切にしたい」「日本一の演技をしたい」などと抱負を話しました。 林俊宏副市長は「仕事や学業と両立しながら練習してきた成果を発揮して目標を達成してください」と激励しました。 第71回国民体育大会は来月1日から岩手県で開催されます。
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伊那市美篶三峰川堤防 彼岸花が見ごろ
伊那市美篶の三峰川堤防沿いで、秋の彼岸の頃に咲く「彼岸花」が見ごろとなっています。 美篶青島の住民が平成26年に植えたものです。 堤防に約200本が植えられていて、黄金色の田んぼを背景に鮮やかな赤色の花を咲かせています。 まだ蕾のものもあり、来週はじめ頃までは新しい花芽が出そうだという事です。