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月乃星綬さん パステルアート展
駒ヶ根市在住のパステルアート作家、月乃星綬さんの作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、30年以上前のものから近作までおよそ60点が並んでいます。 月乃さんは京都府出身のパステルアート作家で、今年の6月から駒ヶ根市に住んでいます。 パステルアートは、粉状の染料を指で塗る画法です。 展示してある作品は、妖精を主人公に20年以上前からストーリーが繋がっているということです。 富士山を作品の中に入れることも多く、「色合いやグラデーションを楽しんでもらいたい」と話していました。 月乃星綬さんのパステルアート展は、12日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那中央病院「信州型総合医育成プログラム」に認定
伊那中央病院は、高齢化が進む地域に対応できる医師を育てる長野県の「信州型総合医養成プログラム」に認定されました。 総合医は特定の臓器や疾患に限定せず全身を幅広く診療できる医師のことです。 長野県では、医師不足が依然深刻で、高齢化が進んでいることから、総合医の養成に取り組む医療機関を認定しています。 来年度開始分は、伊那中央病院を含む県内16病院が認定されました。 認定された病院では、県の奨学金制度の利用者や初期臨床研修医などに対してプログラム受講者を募り、来年4月から研修を始めます。
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南アルプスジオパーク 再認定
10月から11月にかけて行われた南アルプスジオパークの再認定審査の結果が9日発表され、南アルプスジオパークは「再認定」されました。 日本ジオパーク委員会では審査結果について、「自治会を中心とした非常に熱心な取り組みがあり、地域活動をけん引するリーダーが生まれている。また教育活動が実践され、非常に高度な解説がされている」としています。 日本ジオパーク委員会では、4年に一度、ジオパークを活用した取り組みや見どころの保全が行われているか再認定審査をしています。 南アルプスジオパークは、平成20年12月に日本ジオパークに認定されていて、今回、2回目の再認定となりました。
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「航空宇宙特区」に伊那市・箕輪町が追加指定
これから発展が期待される航空宇宙産業の育成に向けて、国が特区を指定する「アジアNO.1航空宇宙産業クラスター形成特区」に、新たに伊那市と箕輪町が追加指定されました。 特区となった自治体内の指定企業が優遇措置を受けられます。 特区の参加企業に指定された、伊那市福島の精密部品製造業株式会社テク・ミサワです。 今年から航空事業に参入し、飛行機の主翼に使われる部品を製造しています。 飛行機の部品の製造には、1000分の1ミリの非常に高い精度が必要だということです。 航空宇宙産業クラスター形成特区は、航空宇宙産業の育成を目指し国が設けたものです。 これまで県内では飯田地域の5市町村が指定されていましたが、県は区域拡大を目的に9月に追加指定の申請を行っていました。 今回、伊那市、箕輪町など上伊那、諏訪地域の10市町、23社が新たに指定されました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内の参加企業は伊那市では、㈱テク・ミサワ、㈱ハイデックス、箕輪町ではシキボウ(株)、有限会社伸和工作の4社です。 企業は航空宇宙関連の設備投資をする際に税金の優遇措置などが受けられます。 長野県は、「特区の拡大を通じて、県内の技術の高度化や生産拡大を加速させていきたい」としています。
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い~な雑穀フェスタで料理教室
様々なレシピを知ってもらう事で雑穀の普及につなげようと、伊那市長谷で10日「い~な雑穀フェスタ・料理教室」が開かれました。 アマランサスを良く熱したフライパンでポップさせます。タルトの上に温野菜をのせて食べる「ベジデコケーキ」のトッピングになります。 料理教室は、伊那地域アマランサス研究会や伊那市などでつくる、い~な雑穀ネットワークが、毎年この時期に行っている「雑穀フェスタ」の一環で開かれました。 この日は市内を中心に32人が参加し、雑穀クリエーターの梶川愛さんのレシピを学びました。教室では、アマランサスをトッピングするベジデコケーキのほかに、もちきびともちあわ入りの冬野菜スープ、粉状にしたしこくびえと米粉でつくるガレットの3品を作りました。 梶川さんは、炒めたり、茹でたり、粉状にするなどして食感に変化がつくようレシピを工夫したという事です。 い~な雑穀ネットワークでは、栄養価の高い雑穀のより良い取り入れ方を知ってもらい普及に繋げていきたいとしています。
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そろばんコンクール 小中学生が計算の速さ、正確さ競う
日本珠算連盟が主催するそろばんコンクールが伊那市の伊那商工会館で10日に開かれ、子どもたちが計算の速さと正確さを競いました。 伊那市、箕輪町、南箕輪村にある8つのそろばん教室に通う小学2年生から中学1年生までの72人が参加しました。 かけ算、わり算、みとり暗算、みとり算の4種目で、制限時間内にどれだけ多くの問題を正確に解いたかで合計点を競います。 これまでそろばんを使わない暗算コンクールを毎年7月に行っていましたが、参加者の減少により去年は開催できませんでした。 今年はそろばんを使って解答するコンクールに変更したところ初心者でも参加しやすくなり、例年より20人近く増えたという事です。 採点の結果、最高得点者の「そろばん伊那一」は伊那東小学校3年の藤原拓海君に決まりました。 日本珠算連盟伊那支部によりますと、脳の活性化を目的にそろばんを始めるシルバー世代も増えているという事で「楽しさを多くの人に知ってもらい普及に努めたい」と話していました。
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信大公開講座 地域の新しい産業創出を考える
地域の人材育成を目的に信州大学が行っている公開講座が10日、伊那市のいなっせで開かれ環境を活かした新しい産業の創出について受講生がディスカッションしました。 「地域戦略プロフェッショナルゼミ」と題して平成26年から行われている公開講座です。 今回のテーマは、伊那市の中心市街地の環境を活かした新しい産業の創出です。 参加者からは「空き店舗や使っていない2階部分を活用して学習スペースを作ったらどうか」「京都にあるような川床をつくって水を切り口に豊かな自然をアピールしたらどうか」などの意見が出ていました。 講座は「環境共生の未来学」について学ぶもので来年3月までの全15回となっています。
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日本酒「やまむろ」 新酒完成で奉納
伊那市高遠町の地酒「やまむろ」の新酒が8日に出来上がり、関係者が鉾持神社の酒の神様に奉納しました。 「やまむろ」は、高遠町の酒販店などでつくる「高遠旨い酒研究会」が作っている日本酒です。 農事法人山室が作った酒米「ひとごこち」を使い、高遠の酒蔵「仙醸」で仕上げた、純高遠産の地酒です。 この日は、関係者12人が鉾持神社に祀られた酒の神様に「やまむろ」を奉納しました。 今年は、秋の長雨で酒米の出来が心配されましたが、大きな影響もなく良いものが出来上がったということです。 神事ではお神酒として「やまむろ」が配られました。 北原義克会長は「本当に美味しいと自信を持って言えるものが完成した。純高遠産の日本酒を楽しんでもらいたい」と話していました。 日本酒「やまむろ」は、1瓶1300円で、高遠町内の酒販店7店舗で11日から販売されることになっています。 【販売店】◆叶屋酒店 ◆旭屋酒店 ◆高田酒店 ◆酒舗にんべん ◆桜井酒店 ◆十一屋商店 ◆萬寿屋商店
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死亡事故多発で安全運転街頭啓発
交通死亡事故の多発により、長野県交通安全運動推進上伊那地方部は9日、伊那市役所前で街頭啓発を行いました。 この日は、伊那交通安全協会のメンバーや伊那警察署の署員などが、道行くドライバーに夜間の早めの点灯や減速など、安全運転を呼びかけました。 長野県は、上伊那地域での交通死亡事故が11月の1か月間で3件発生していることから、今月7日に「交通死亡事故多発警報」を発令しました。 死亡事故の発生件数は10件となり、今年5年ぶりに二桁になりました。 伊那警察署では「暗くなるのが早い時期。早めの点灯や見えにくい場所では減速するなど十分注意して運転して欲しい」と安全運転を呼びかけています。
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日本モウルド工業㈱に大萱産業適地売却
伊那市が所有する伊那市西箕輪の大萱産業適地を愛知県の製造業、日本モウルド工業株式会社に売却することが9日分かりました。 売却されるのは伊那市西箕輪の大萱産業用地約6,200平方メートルです。 売却先は愛知県で鶏卵容器や青果物容器、工業用緩衝材の製造を行う日本モウルド工業株式会社で売却価格は8,900万円です。 すでに仮契約は済ませていて9日、市議会に売却による収入を追加の補正予算案として提出しました。 平成30年には建設工事に着手し地元の雇用も考えているということです。
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ICTでカンボジアの生徒と交流
伊那市の新山小学校の児童がカンボジアの日本語学校の生徒とスカイプを使って9日交流しました。 スカイプを使って交流したのは、新山小学校唯一の5年生、竹村花さんです。 竹村さんは日本語のほか今回の交流に備えて勉強してきた英語で授業や行事、給食のことなど新山小学校での学校生活を紹介していました。 交流したのはカンボジアで日本語学校に通う15歳の生徒たちです。 この交流は情報通信技術ICTを活用し小規模校の活力ある教育を進める事業の一環で行われたものです。 ICT推進事業の関係者とカンボジアの日本語学校の校長が知り合いだったことから実現しました。 これまで上伊那地域の学校同士での交流はありましたが外国の学校とは初めてです。 新山小学校ではICTを活用した学習を進めることで人との交流の幅を広げていきたいとしています。
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子育て支援の協議結果まとまる
伊那市子ども・子育て審議会が1日伊那市役所で開かれ、子育て支援センター、保育園運営体制、病児保育の3つの部会の協議結果が報告されました。 審議会は、子育て支援について考えようと伊那市が開いたもので委員14人が出席しました。 会合ではこれまで部会ごとに協議してきた意見のまとめが報告されました。 子育て支援センター部会は、誰でも気軽に利用できるように使用料は無料にするほか、子育て世代への情報発信として様々なネットワークの活用など工夫が必要だとしています。 保育園運営体制部会は保育園は保護者や地域住民にとってなくてはならない存在であるため閉園は避けたいという思いは尊重されるべきだとしています。 病児保育部会は利用料金や対象、実施日など広域的な運用を検討し上伊那で統一した方がよいとしています。 これら各部会がまとめた意見は市長に提出され今後の子育て支援事業に生かしていくということです。
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第2回ぽかぽかアート展
南信地域の6つの障害者施設の利用者が制作した手芸や絵画などの作品が並ぶ「第2回ぽかぽかアート展」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、伊那市・辰野町・喬木村の6つの施設利用者の作品130点が並んでいます。 伊那市からは、障害者社会就労センターゆめわーくと、伊那ゆいま~るの利用者の作品が展示されています。 また会場では、9月に長野市で開かれた第19回長野県障がい者文化芸術祭で優秀賞以上に選ばれた作品20点も展示されています。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、写真部門の最優秀賞に箕輪町の熊谷義雄さんの作品が、優秀賞に箕輪町の土橋磐さんの作品が選ばれました。 文芸部門の優秀賞には、箕輪町の那須野操さんの作品が選ばれました。 障がい者文化芸術祭の入選作品は県内5つの会場で展示されていますが、他の展示会と合同で行うのは南信地域だけだということです。 主催した障がい者文化芸術祭実行委員会では「南信地域の施設はお互いに協力的でこのような展示会を開催することができた。多くの人に作品を見てもらいたい」と来場を呼び掛けていました。 第2回ぽかぽかアート展は、11日(日)まで伊那文化会館で開かれています。 10日には、鹿の革を使ったキーホルダー作りなどの体験会が開かれます。
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若宮団地 建て替え前提で調査へ
伊那市の白鳥孝市長は、市営住宅の若宮団地について、老朽化が進んでおり、建て替えを前提に調査を進めたいとの考えを示しました。 これは、8日開かれた市議会一般質問の中で、議員の質問に答えたものです。 若宮団地は、最も古い建物で昭和43年に建設され、老朽化が進んでいます。 修繕が必要となり、入居の募集を停止している建物もあります。 団地には226室あり、そのうち177世帯が暮らしています。 伊那市によると、そのうち、57世帯32%が、一人暮らしの高齢者だということです。 白鳥市長は、「国道153号伊那バイパスが整備されることも考えると、住環境が変わり、今後、若者、子育て世帯の需要も増えることが考えられる。建て替えを前提に、基本調査を進めたい」との考えを示しました。
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~大雪~ 平地でも雪が降る頃
7日は二十四節気のひとつ「大雪」です。平地でも雪が降る頃とされています。 伊那市高遠町西高遠の満光寺です。 雪の重みで松の枝が折れないよう、支柱から張った縄で枝を支える「雪吊り」を行い、本格的な雪のシーズンに備えています。 30年ほど前から雪吊りを行うようになり今では冬の風物詩として楽しみにしている地域住民もいるという事です。 長野地方気象台によりますと、7日夜遅く県南部は雪か雨の予報ですが、むこう一週間は高気圧に覆われ晴れる見込みです。
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伊那市 避難場所の情報伝達用テレビ購入、補助対象に
伊那市は、地区の公民館など災害時の指定緊急避難場所で、住民が情報収集するために必要なテレビの購入費用について、来年度から補助対象にする方針です。 今年9月の台風16号により、避難勧告が発令された高遠町長藤地区の状況を教訓にしたものです。 地区の公民館などに避難した住民が情報収集できるよう、自主防災会がテレビや、情報を書き込むホワイトボードなどを購入する場合に、伊那市が費用の7割を補助するものです。 7日の市議会一般質問で災害時の住民への情報伝達が課題となっている事について議員から質問がありました。 白鳥孝市長は「来年度から補助の対象にしていきたい」と答え、災害用の備品への費用の補助は、これまで消火器やテントなどを対象にしていましたが、情報収集に必要なテレビなども対象品目に加える考えを示しました。
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岡谷の仲田さん 折り紙の書籍を小中学校に寄贈
岡谷市の仲田征一さんは、伊那市内の小中学校全校に折り紙に関する書籍などを寄贈しました。 7日は、伊那東小学校で贈呈式が行われ、仲田さんから代表の児童に折り紙の本が手渡されました。 仲田さんは自宅のある、諏訪 地域を中心に5年前から小学校1年生を対象に本をプレゼントしています。 今回は、折り紙の技術が宇宙開発や医療分野などで活用されている事を知り、多くの子ども達にその素晴らしさを知ってもらおうと、南信地域の小中学校176校に本を贈る事にしました。 本は小学校が1校あたり12冊、中学校が6冊で、その他に、ひとクラスあたり折り紙500枚を一緒に贈りました 仲田さんは「折り紙は誰でも親しめ、古くて新しい技術。折り紙を通して大きく成長してほしい」と話していました。 ある児童は「本を見て動物や花など、新しい物に挑戦したいです」と話していました。
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下小沢あかりの会 そばや野菜味わい交流
伊那市の下小沢の住民でつくる下小沢あかりの会は、6日、打ち立ての蕎麦や地元の野菜を使った料理を味わい交流しました。 この日は、63歳から88歳の会員22人が、そばや持ち寄った野菜で料理を作りました。 そば打ちは去年に続き2年目で、今回は地元産のそば粉を使いました。 普段あまりそば打ちを体験していない会員も、得意な会員に教わりながら打っていました。 下小沢あかりの会は、地区の高齢者クラブとして8年前に発足し、現在は区内4つの花壇の手入れや高齢者宅の訪問などの活動を行っています。 テーブルには打ち立ての蕎麦や天ぷらなどが並び、早速味わっていました。 唐澤寿男会長は「会員同士顔を合わせることで情報交換にもなり楽しみも増える。これからも交流を続けていきたい」と話していました。
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高遠城址公園で冬支度
伊那市高遠町の高遠城址公園では、本格的な雪の到来を前に桜の冬支度が始まっています。 高遠城址公園では、毎年秋のイベントが終わった11月下旬から来年の花見シーズンに向け作業を行っています。 6日も公園内などの桜を管理する桜守3人が作業を行っていました。 枯れた枝を払ったり伸びすぎた枝を剪定していきます。 手が届かない所は、高所作業車を使って行われます。 高所作業車を使って作業するのはこの時期だけです。 これは、雪の重みで枝や幹が傷まないように行われているもので、来年の春、見事な桜を咲かせるために欠かせない作業です。 公園内にはおよそ1500本の桜があり、雪の重みで折れそうな枝には支柱を建てていきます。 桜守の西村一樹さんは「花芽がたくさんついているので、来年も見ごたえがある花が咲くと思います」と話していました。 高遠城址公園での作業は今月22日まで行われます。 年明けからは、市内各地の桜の木を見て回るということです。
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障がい者週間に合わせ販売会
3日から9日までの障がい者週間に合わせて、障がい者福祉施設による販売会が6日から伊那合同庁舎で開かれています。 販売会は、障がい者の工賃アップにつなげようと9年前から伊那保健福祉事務所が開いています。 初日の6日は、伊那市・箕輪町・南箕輪村の4つの施設の利用者と職員が、手作りの手芸品やお菓子、花などを販売し、昼時には職員たちが買い求めていました。 このうち伊那市西箕輪のチャレンジセンター笑顔の時間では、鹿の皮を使ったキーホルダーなどを販売し人気を集めていました。 伊那保健福祉事務所によりますと、去年全体の売り上げは16万7千円で毎年約1万円ずつ伸びているということです。 販売会は、9日まで伊那市の伊那合同庁舎で開かれていて、上伊那にある9つの施設が日替わりで販売します。 販売時間は正午から午後1時までとなっています。 伊那保健福祉事務所では「障がい者が当たり前に暮らせるような社会づくりに協力してほしい」と話していました。
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理容師組合から図鑑のプレゼント
伊那市理容師組合は5日、伊那市の東春近保育園に図鑑3冊を寄贈しました。 この日は、理容師組合の丸山明彦青年部長から園児に図鑑が手渡されました。 理容師組合では、日頃の感謝の気持ちを込めて、地域に貢献しようと毎年歳末募金を行っています。 去年からその募金を使って図鑑を購入し、市内の保育園に寄贈しています。 今回贈られたのは、鳥・魚・宇宙の図鑑で、会が終わると子ども達は早速読んでいました。 丸山さんは「子ども達が未来に向けて色々なことに目を向けられるようになってくれたらうれしい」と話していました。 理容師組合では、来年までかけて市内全ての保育園に図鑑を贈ることにしています。
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伊那西高校文芸クラブ 3人が全国文芸コンク入選
伊那西高校文芸クラブの生徒が、全国高等学校文芸コンクールの短歌部門で入選を果たしました。 入選したのは伊那西高校文芸クラブの3年生3人です。このうち、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、小椋環(たまき)さんが優良賞、清水ちさとさんが入選となっています。 小椋さんの作品は『本棚に 独り立ちたる 羅生門 「寂しげだね」と 呟いた君』というもので、図書館で作品作りをしている時に本の整理をしている友人を見て思いついたものだということです。 また清水さんの作品は『ちさと ちさと ちさと と呼んだ白兎 覚めれば眼鏡の 数学教師』というもので、授業中居眠りをしてしまった自分を題材にしたということです。 また、飯島町の森脇蘭さん作品も優良賞に選ばれています。 顧問の伊藤あけみ教諭は「それぞれ挑戦して納得のいく作品を出品できた。3年間つくり続けたことが力になった」と話していました。 表彰式は10日に東京都の東京工科大学で行われることになっています。
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伊那ビデオクラブ 伊那市内の公民館に高遠物語寄贈
ビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブは、伊那市合併10周年を記念して制作したドキュメンタリー映像作品「高遠物語」を5日、市内の公民館と分館に寄贈しました。 5日は、伊那公民館で贈呈式が行われ、伊那ビデオクラブの赤羽仁会長が細江孝明伊那市公民館運営協議会長に目録を手渡しました。 伊那ビデオクラブでは今年、県の元気づくり支援金を活用して高遠の歴史や文化をまとめた「高遠物語」を制作しました。 寒ざらし蕎麦やだるま市、名君保科正之など、地域に伝わる祭りや文化、それを継承する人たちに焦点をあてた1時間15分の作品です。 DVDは、全編と分割編の2枚入りを100本作り、そのうちの93本を市内の公民館と分館に寄贈しました。 伊那ビデオクラブでは、公民館の他に伊那図書館や高遠歴史博物館などにも寄贈するとしています。
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西春近北小学校3年生 プロ棋士から指導受ける
総合的学習の時間に囲碁を学んでいる伊那市の西春近北小学校3年生は、5日、プロ棋士から指導を受けました。 5日は、駒ヶ根市出身で日本棋院中部総本部の大澤健朗棋士2段が西春近北小を訪れ指導しました。 3年生27人は、1年生から囲碁を学んでいます。 担任の小林千景教諭が小学生の頃日本棋院駒ヶ根支部の北村俊郎さんから囲碁を習っていたことから取り組むようになり、現在は週に1回学んでいます。 5日は、北村さんの他駒ヶ根支部のメンバーも訪れ指導していました。 休憩時間に子ども達は、プロ棋士から囲碁を打つうえでの基本構えや打ち方などを学んでいました。 来年2月には、駒ヶ根支部主催の大会に出場することになっています。
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B1グランプリスペシャル 伊那市・ローメン魅力発信
B1グランプリスペシャルが、3日、4日の2日間、東京都のお台場で開かれ、伊那市と伊那ローメンZUKUラブが地域の魅力をPRしました。 今年で10回目を迎えるB1グランプリは「スペシャル」と銘打って、これまでの地方開催から、初めて都市開催となりました。 「行きたいまち・住みたいまち・応援したいまち」をテーマに、ご当地料理だけでなく、地域の魅力のPRが採点項目に追加され、投票対象が自治体になりました。 各ブースには地域のPRコーナーが初めて設けられ、それぞれ趣向を凝らしたPRを行っていました。 伊那市は、子育てや山との共生をポイントに訪れた人達にPRをしました。 また今回は、クラブの関係者だけでなく、市の職員や高遠高校・上伊那農業高校の生徒が伊那市やローメンをPRしました。 大会は、今回初めて都市開催となりましたが、来場者数は伸びず、2日間で過去2番目に少ない20万人の来場にとどまりました。初日には列ができるブースがほとんど見られませんでした。 そんな中ローメンは、テレビ番組での紹介の効果もあり、「ローメン」を目的に食べに来る県外者の姿も見られました。 埼玉県から訪れた人は「テレビで見て食べてみたいと思い来た。あっさりしているけど、ニンニクやマトンなどパンチの効いたものもあり美味しかった」と話していました。 大会の結果、56地域中、伊那市と伊那ローメンZUKUラブは、10位入賞には届きませんでした。 伊那ローメンZUKUラブの中川義徳会長は「これまでローメン・クラブメンバーを中心にやってきたが、初めて地域ぐるみでPRができた。そういった点では良い大会になったと思う」と話していました。
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上伊那ベースボールサミット
レベルアップと野球人口拡大を目的に第2回上伊那ベースボールサミットが3日伊那市の東部中学校で開かれました。 サミットには、上伊那地域の高校や中学の野球部の監督のほか、少年野球チームの監督・コーチ、さらに保護者など210人が参加しました。 参加者の中には、女性の姿も多く見られました。 実行委員長の久保村智上伊那農業高校野球部監督は、「第1回のサミット以降、確実に小中高の連携が深まっている」とあいさつしました。 実行委員会によりますと、平成27年度の少年野球在籍者は、676人でしたが、28年度は、13人増え、689人となっています。 さらに、中学から高校の野球の継続率は、55%から64%にアップしたということです。 サミットでは、打撃、守備、走塁、投手、チームづくりの5つのテーマで分散会が開かれました。 同時に開催されたスコアブック講座には、教室に入りきらないほどの保護者が参加し、ルートインBCリーグの主任公式記録員からノウハウを学びました。 実行委員会では、10年後に少年野球人口100人増、継続率10%アップを目標に設定しています。
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伊那ファイターズ 3年生5人が卒団
中学生の硬式野球チーム「伊那ファイターズ」の卒団式が4日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。 この日は、伊那ファイターズの三澤良男会長から、卒団生ひとりひとりに修了証が授与されました。 伊那ファイターズは、上伊那地域の中学生でつくる硬式野球チームで、現在1年生から3年生までの32人で活動しています。 今年は3年生5人が卒団しました。 浦野博監督は「どの大会でも3年生が引っ張ってファイターズらしい諦めないプレーで戦ってくれた。新しいステージでの活躍を期待しています」とあいさつしました。 卒団生を代表して唐木太地(たいち)くんは「たくさんの人に支えられて大好きな野球ができて幸せだった。最高の3年間をありがとうございました」とあいさつしました。 卒団生5人は、上伊那地域の高校を中心に進学し、今後も野球を続けるということです。
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女子小学生ソフトボール教室始まる
女子小学生を対象にしたソフトボール教室が、伊那市の伊那公園屋内運動場で4日から始まりました。 この日は、伊那市内で活動する女子小学生ソフトボールチームのメンバーや、初心者の児童など、およそ20人が参加しました。 教室は、ソフトボールのまち伊那市で小学生がソフトボールと触れ合う環境が少ないことから伊那市スポーツ推進委員などが行っているものです。 参加者の中には、ボールに触るのが初めての児童もいて、慣れるために手にボールを持って走るなど、レクリエーションを中心に行いました。 ある指導者は「教室を通じて、まずはソフトボールを知ってもらうこと、そして良い友達をつくってもらうことができたらうれしい」と話していました。 教室は2月まであと9回行われる予定で、途中からの参加も可能だということです。
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ボアルース長野が子供たちを指導
伊那少年サッカースクールの練習に今日、長野市の社会人フットサルチームのメンバーが訪れ、子どもたち指導しました。 3日は、伊那市民体育館メインアリーナで練習が行われ、長野市の社会人フットサルチーム「ボアルース長野」のメンバー4人が、子どもたちを指導しました。 ボアルース長野は、去年の北信越リーグで優勝したチームで、子ども向けにサッカーの指導をしていることから、伊那少年サッカースクールが依頼しました。 1年生から3年生までのクラスでは、ボアルースのメンバーがゴールキーパーとなり、一緒にミニゲームを楽しんでいました。 伊那少年サッカースクールでは、「こういった機会を通じて技術向上につなげていきたい」と話していました。
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伊那市荒井区が「しめ縄作りを楽しむ会」
手作りのしめ飾りで新しい年を迎えようと伊那市の荒井区は「しめ縄作りを楽しむ会」を3日にいなっせで開きました。 区民30人が参加し正月用のしめ縄を作りました。 講師は今年から73歳の北原文明さんが務めます。 30年以上続く荒井区のしめ縄作りを楽しむ会で3代目の講師となります。 北原さんは、地域のお年寄りから教わり30年以上前からしめ縄を作っているという事です。 参加者は、北原さんのアドバイスを受けながら縄を綯っていきました。 最後におかめと扇子、御幣を飾り付けて完成です。 それぞれ持ち帰り正月に玄関に飾ります。 荒井区では「この1年を振り返って新しい気持ちで新年を迎えたい」と話していました。