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酒造りに適した酒米の開発 収穫作業
酒造りに適した酒米の開発を目的とした試験品種の収穫作業が、20日、伊那市御園で行われました。 20日は、御園の田畑毅さんの37アールの圃場で5月に植えた試験品種の収穫が行われました。 試験品種の栽培は、長野県の酒蔵の有志でつくる「酒米研究会」と県農業試験場が酒造りに適した新たな酒米を開発しようと行っているもので、上伊那では今年で2年目です。 試験場が所有する品種のなかで、穂が短くて倒れにくく粒が大きい醸造に適したものを、今年の5月に植えました。 今年は、50俵ほどの収量を予定していて、全て高遠町の仙醸が買い取り、来年1月に純米吟醸用の原料米として使用します。 その後、この地域に適した酒米かどうかデータを取って調べるということです。
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亜細亜大学生が伊那の地域性を学ぶ
東京の亜細亜大学の学生が13日伊那市美篶青島の矢島信之さんの案内で伊那の歴史や食文化に触れました。 伊那を訪れたのは亜細亜大学の夏目重美教授のゼミを受けている37人です。 夏目教授が井月俳句大会に俳句を投稿したことが縁で井上井月顕彰会の矢島さんと知り合いになりました。 伊那市高遠町でゼミの合宿が行われその中で矢島さんの話を聞くことになりました。 矢島さんは川の氾濫による被害を少なくするための霞堤防などについて話をしました。 また伊那の食文化を知ってもらおうと用意したイナゴやサナギなどを学生に振る舞いました。 学生は地元の人から直接話を聞くことでこの地域について理解を深めていました。
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通称「ビリギャル」の著者、坪田信貴さん講演会
通称「ビリギャル」の著者、坪田信貴さんの講演会が、24日、伊那文化会館で開かれました。 学年最下位の女子高校生が1年間で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した実話を書いた本、通称、ビリギャルの著者、坪田さんが県内で講演を行うのは今回が初めてです。 坪田さんは、「勉強ができない事で自信をなくしてしまう子供がいるが、勉強は正しい方法で一生懸命やればできるようになるもの。」と話していました。 講演会は、伊那市西町のcafe tiesと、県内の若手経営者でつくる伊駒考動倶楽部などが実行委員会を作り開いたものです。 cafe tiesは、人と人とのつながりをコンセプトに今年4月にオープンしてから半年を迎えた事から、地域への感謝の気持ちを込めてこの講演会を企画したという事です。
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東部中学校吹奏楽部定期演奏会
伊那市の東部中学校吹奏楽部の定期演奏会が24日伊那文化会館で開かれました。 演奏会には、1年生から3年生までの部員83人の他、OBやOGも出演しました。 東部中学校吹奏楽部では、練習の成果の発表の場として、年に一度定期演奏会を開いています。 今年は中部日本吹奏楽コンクールの県大会で金賞を受賞し、来月開かれる本大会に長野県代表として出場します。 演奏会では、コンクールの課題曲の他、JPOPやアニメソングなどを披露しました。 演出も生徒が考えたということで、一年生が踊って会場を盛り上げる場面もありました。 3年生は今回の演奏会で引退になるということで、「3年間の想いをこめて演奏をしたい」と話していました。
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今年は5週連続そば三昧
信州そば発祥の地をPRしようと、毎年秋に、毎週にそばイベントを開催してきた伊那市ですが、今年は5週連続のそばイベントを開催します。 伊那市ではこれまで、4週連続でそばイベントを開催してきましたが、今年は5週連続にするとしています。 これまでの、内の萱の行者そば祭り、農業公園みはらしファームの信州伊那新そばまつり、高遠城址公園の山麓一の面会同フェスタ、高遠そば新そば祭りに加え、今年は伊那スキーリゾートのきのこ王国とコラボした西春近新そば&きのこ祭を行うとしています。 白鳥市長は、信州3大そばの産地の一つとされる長谷・入野谷の原種のそばを復活させる取り組みを紹介し、「数年かかるが、江戸時代に食べられていたものが味わえるようになると思う。」と今後に期待していました。
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伊那市高遠町で燈籠祭
伊那市高遠町で燈籠祭が行われ、本祭りの23日は、山車や高遠ばやしが商店街を練り歩きました。 高遠ばやしは、霜町、相生多町、新町の3つの連が練り歩きました。 山車は、仲町と本町の2つの連が巡行しました。 ご祝儀をもらった店の前では、威勢のいい三三七拍子が響いていました。 燈籠祭は、豊作と無病息災に感謝する鉾持神社の例祭として行われています。 稲穂に見立てた赤いほうずき提灯が並び、商店街を彩っていました。
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伊那バス観光が南アジオパークの旅
伊那バス観光株式会社は、南アルプスジオパークガイドの会と連携して初めての一般向けツアーを20日に行いました。 伊那市高遠町の板山露頭です。 ここでは、南アルプスの山中を北から南へ一直線に走る中央構造線の断面をみることができます。 ツアーには、地元を中心に約20人が参加し、南アルプスジオパーク認定ガイドの北原滋夫さんから説明を受けました。 昨年9月に開催された日本ジオパーク南アルプス大会で、7つのコースのジオツアーが大会参加者を対象に行われました。 そのうちの展望コースが今回一般向けに民間の旅行会社により初めて行われました。 中央構造線板山展望台では、西側がけわしく、東側がなだらかな地形を上からながめました。 参加者たちは、秋晴れのもと、行楽気分でジオパークの魅力に触れていました。
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美篶バトミントン主催 B-1大会
美篶バドミントン主催のバドミントンNo.1を決めるB―1大会が、20日、伊那市民体育館メインアリーナで開かれました。 今年で8回目となる大会には、南信地域の高校生から60代まで208人が参加しました。 美篶バドミントンは、美篶小学校の体育館で週1回練習をしていて、大会は競技人口を増やすことを目的に毎年この時期に開かれています。 参加者に1試合でも多く楽しんでもらおうと、1チーム最低3試合が組まれ、男子と女子に分かれてダブルスで勝敗を競いました。 参加者の7割が高校生ということですが、大人も負けじとハツラツとしたプレーで盛り上げていました。 美篶バドミントン代表の松下始さんは、「参加者同士交流の場にもなっているので、これからも続けていきたい」と話していました。
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旧井澤家住宅で野点の茶会
伊那市西町の旧井澤家住宅で20日、野点の茶会が開かれました。 茶会は、日本の文化に触れてもらおうと、旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会が開いたものです。 伊那市山寺の福澤登美子さんが指導する表千家の教室の会員らが、抹茶と和菓子を振舞いました。 また抹茶茶碗は、20日まで旧井澤家住宅で展示を行っていた浦野真吾さんの高遠焼を使用しました。 伊那部宿を考える会の中村國義会長は、「天気にも恵まれ最高の雰囲気の中で行えてよかった」と話していました。
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国体出場伊那市在住の選手・監督 壮行会
26日から和歌山県で開かれる第70回国民体育大会に出場する伊那市在住の選手の壮行会が17日、市役所で開かれました。 この日は、国体に出場する伊那市在住の選手と監督11人が市役所を訪れ、林俊宏副市長と北原秀樹教育長に出場の挨拶をしました。 壮行会に参加した選手と監督は、陸上、サッカー、バレーボール、バスケットボール、軟式野球、弓道の競技に出場します。 選手はそれぞれ、「1回戦を突破したい」「自分の力を精一杯発揮したい」「応援してくれる人の思いを背負って頑張りたい」など決意を述べました。 林副市長は「今まで培った力を発揮して目標が達成できるように頑張ってください」と激励しました。 第70回国民体育大会は、26日から和歌山県で開かれます。
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伊那谷住宅建築展
伊那市などに住む建築士による住宅建築展が19日から伊那市の伊那図書館で始まりました。 会場には、伊那谷の建築士の仕事を紹介したパネルや模型などが展示されています。 「逆手に取る」がテーマで、「土地が狭い」「日当たりが悪い」「予算が少ない」などといった悪条件をうまく活用した建築のアイデアをパネルで紹介しています。 建築士の仕事を多くの人に知ってもらおうと開かれているもので、伊那市などの建築士11人が参加しました。 会場内には、高さ3メートルのグリーンウォールも展示されています。 間伐した際に出た不要なスギの葉を利用して制作されました。 20日は午後1時半から酒屋に飾られ新酒ができたことを知らせる「杉玉」を作るワークショップが行われます。 伊那谷住宅建築展は27日(日)まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。
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信州大学農学部 創立70周年祝う
今年で創立70周年を迎える南箕輪村の信州大学農学部で、19日、節目を祝う記念式典が行われました。 19日は、農学部のOBや来賓などおよそ100人が集まり、70周年を記念して伊那市から寄贈されたタカトオコヒガンザクラの苗木3本を構内に植樹しました。 信大農学部の前身となる県立農林専門学校は、第2次世界大戦終戦の年の1945年昭和20年に開校しました。 4年後の昭和24年には、信州大学の設置に伴い農林専門学校を吸収する形で農学部が発足。 これまでに、9,375人の卒業生を輩出しています。 今年4月には、これまでの3学科制から複数のコースを専攻することができる1学科4コース制に改め、卒業後の活躍の場の広がりが期待されています。 第4期生で信州大学農学部の北澤秋司名誉教授は「開校当時は実験道具もなく、国や県の出先機関、民間企業から器具を借りてなんとか研究ができるような質素な大学だった。今後も、農学部の発展のために尽力したい」と話していました。 式典では他に、信州大学交響楽団のメンバーによる演奏が披露されました。 20日は、午後1時から農学部OBでスタジオジブリの宮崎吾朗さんと現役学生との特別対談が行われます。
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高遠ブックフェスティバル始まる
本をテーマにしたイベント「高遠ブックフェスティバル」が19日から伊那市高遠町で始まりました。 これは、地元住民や高遠町図書館などで作る実行委員会が、高遠を本の町にしようと毎年開催しているもので、町内のいたるところに本棚が並んでいます。 空き店舗の旧いてふやでは、県内6軒古本屋が出店しています。 旧ほていやでは、今回初めて伊那市内の書店が選んだ本が並びました。 「絵本」や「郷土に関係のある本」など、それぞれがテーマを持って選んだということです。 まちかど本棚は、町内およそ20か所に設置されています。 商店街だけでなく、町内をくまなく見て楽しんでもらおうと、今回は路地にも多く本棚が置かれています。 会場内3か所を周りページを集めると、高遠町出身の小説家島村利正の短編が完成する企画もあります。 高遠ブックフェスティバルは23日(水)まで行われます。 22日(火)には島村利正の読書会が開かれます。
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総合型地域スポーツクラブと行政の連携考える
伊那市の行政関係者と伊那市総合型地域スポーツクラブの連携について考える会議が11日、伊那合同庁舎で開かれました。 会議には行政関係者と総合型地域スポーツクラブの会員など30人が出席しました。 会議は行政とクラブとの連携のあり方について考えようと開かれたものです。 市は年間およそ100の講座をクラブに委託していて委託料は300万円となっています。 伊那市教育委員会スポーツクラブ振興課の辰ノ口祐三さんは「行政ではなくクラブだからこそ企業からの協賛を得られたり、安価で講師を頼むことができる」また「イベントでは信頼して協力を依頼することができる」としたうえで「市にとってなくてはならない組織」だと話していました。 クラブの課題としては財政状況の脆弱さがあげられ活動が継続できるよう検討していくとしています。
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安保法案廃案請願 議長決裁で不採択
18日の伊那市議会では、委員会で不採択となった安保関連法案の廃案を求める請願が本会議で採決され、賛成10、反対10と同数で議長決裁により不採択となりました。 さらに議員提出による廃案を求める意見書についても、賛成、反対同数の10人で、こちらも議長決裁により、不採択と決まりました。 この件についての討論では、「参議院での強行採決は異常事態」「選挙の争点にせず採決するのは卑怯、国民に問うべきだ」などとする意見が相次ぎました。
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安保関連法案可決 地域の受け止めは・・・
17日の参議院特別委員会で、安保関連法案が強行採決されました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内の市町村長や議長、一般はどう受け止めたのでしようか。 17日の午後4時半頃、参議院特別委員会で安保関連法案は、採決され、与党などの賛成多数で可決されました。 伊那市の白鳥孝市長は、「国民の理解は十分とは言えないが、今後、国民の平和と安全を守るための法案であることを国民が実感できる運用、行動を期待している。」とコメントを発表しました。 伊藤泰雄伊那市議会議長は、「戦争をさせないために抑止力のため。何もせず攻めないでくださいというのは国際社会じゃ通らない。 ただアメリカと一緒に海外に戦争に行くようなことは認められない。 当然国会でも止めなければならない。」と話しました。 白鳥政徳箕輪町長は、「もう少し整然と議論・採決をしてほしいと思った。 今の国会で決着をつけなければいけないとは感じていない。 もう少し議論続けても良かったのではないか。」と話しました。 木村英雄箕輪町議会議長は、「国民の理解が広まっていないと感じる。もう少し十分な審議が必要。 しかし、みんなが考える機会ができたということはそれはそれで評価するべきかと思う。」と話しました。 唐木一直南箕輪村長は、「国や国民を守ることは国の責任であるが、その中でいろんな疑問も出てきている。 民主的な国会運営ができていたのか疑問。 多くの国民が慎重審議や廃案を求めているので、もう少し国民の理解を得てから採決するべきだった。」と話しました。 原悟郎南箕輪村議会議長は、「強行採決は、本当に日本の国会かと不思議に思う状態だった。 国民に分かりやすい資料や説明が必要。しっかり時間をかけて審議するべきである。」と話しました。 一般市民は今回の強行採決をどのように受け止めたんでしょうか。 街の声です。 10代男性「強引に決めた感じ。国民の意見を取り入れてほしい」 30代男性「アメリカとの関係があり必要だとも思う」 20代女性「政治に詳しくないのでわからない」 80代男性「大事な法案だからじっくり時間をかけて合意して決めることが必要」 70代女性「孫を戦争にとられたくない」 40代男性「戦争を始める法案。70年間戦争をやらずに来た。安倍内閣はやっちゃいけない」 40代男「アメリカとの関係がありしょうがない」 70代男性「国民にもっと説明してから採決しなければだめ」 10代男性「国防面からしょうがない」 60代男性「自民党はもう少しみんなの意見を聞くべきだ」 70代男性「真剣に国や我々を守ってくれるのはどこなのか。早い成立を願っている」 20代女性「子どもたちが戦争に行くことにならなければよいが」 50代男性「強行採決はちょっとやりすぎ。もう少し時間をかけたほうが良かった」 18日午後4時半過ぎには、伊那谷九条の会のメンバー3人が、伊那市内で、安保関連法案の廃案を求める街頭アピールを行いました。 代表の角(すみ)憲和(のりかず)さんは、「自衛隊が武器により人を殺し、殺される、戦争の現実が迫っている。 廃案にするためにも、ぜひ皆さんも声をあげてほしい」と呼びかけていました。
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秋の全国交通安全運動はじまる
21日から始まる秋の全国交通安全運動に合わせて、ドライバーに安全運転を呼びかける啓発活動が18日、伊那市役所前で行われました。 啓発活動には、伊那交通安全協会や伊那市交通指導員、自動車販売協会の会員など70人が参加し、ドライバーに安全運転を呼びかけました。 運動の基本は「子供と高齢者の交通事故防止」で、「信濃路は ゆとりの笑顔と ゆずりあい」をスローガンに掲げています。 今年に入って伊那警察署管内では17日現在で323件の交通事故が発生していて、3人が死亡しています。 亡くなった3人はいずれも65歳以上の高齢者だということです。 秋の全国交通安全運動は、21日から30日まで行われます。
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田楽座 旧たかずや体育館で稽古場公演
伊那市富県を拠点に活動する歌舞劇団田楽座は、9月25日と26日に、恒例の稽古場公演を開きます。 今回は、購入することになった旧児童養護施設たかずやの里の体育館で、演目を披露します。 田楽座では、現在、本番に向けて、連日、稽古を行っています。 稽古を行っているのは、旧たかずやの里の体育館です。 たかずやの里が東春近の新しい施設に移転したため、田楽座が体育館を購入することになりました。 中には幕が張られ、公演の準備が整えられています。 田楽座では、毎年、この時期に、稽古場公演を行っていて、今年で22回目です。 今回の演目は、小学校などで主に披露している「おまつり てれんどろん」です。 滋賀県に伝わる祭り「水口囃子(みなくちばやし)」をアレンジしたものや、創作民話、太神楽(だいかぐら)などを披露します。 出演するメンバーも若返りが進み、7人中6人が20代です。 今回の演目では、移動式の舞台も用意されています。 今回の公演は、新たな拠点のひとつとなる体育館の披露の意味合いもあります。 おまつりてれんどろんの公演は、25日と26日の2日間、それぞれ、午後1時からと午後7時からの1日2回行われます。 入場料は大人千円、子ども500円となっています。 (歌舞劇団 田楽座 電話78―3423)
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伊澤修二音楽祭へ市民合唱団練習開始
来月31日に予定されている第29回伊澤修二記念音楽祭に向け、市民合唱団の練習が伊那文化会館で始まりました。 16日夜は、参加を申し込んだ市民70人ほどが、初練習を行いました。 今回、市民合唱団が挑戦する曲は、ヨハン・シュトラウス2世作曲の「美しく青きドナウ」です。 音楽祭は、高遠町出身で、東京芸術大学初代校長の伊澤修二の縁で毎年開かれていて、東京芸大のオーケストラが、演奏を披露しています。 市民合唱団も、オーケストラと共演する予定です。 練習は、毎週1回、計7回予定されていて、10月7には、東京芸大の学生が指揮をし、合唱団を指導する予定です。 また、今回の伊澤修二記念音楽祭に合わせて、本番終了後に市民合唱団と芸大オーケストラの伴奏による「伊那市の歌」の収録も予定されています。 来年度音楽祭が30周年を迎えることを記念して行われるもので、CDにして市内の小中学校や公民館などで活用するということです。 伊澤修二記念音楽祭は10月31日(土)に予定されています。 市内の小学生などが出演する第1部は、高遠町文化体育館で、午前9時から開かれ、入場は無料です。 市民合唱団や東京芸大のオーケストラが出演する第2部は伊那文化会館で午後1時から行われ、入場料は500円となっています。
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「くらしに生きる手仕事展」 古布リメイク作品を展示販売
古布をリメイクした作品の展示即売会が、17日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には、昔の着物など古布をリメイクした作品約600点が展示販売されています。 出展しているのは、上伊那や諏訪、木曽などに住む作家10人です。 手作り小物を販売するイベントで知り合った仲間で、毎年3月と9月に展示会を開いています。 代表の塀和紀代子さんは「同じものが二つとできないリメイクの魅力を知ってもらいたい」と話していました。 くらしに生きる手仕事展は、23日(水)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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K・絵画サークル 第6回作品展「K展」
伊那市高遠町を拠点に活動しているK・絵画サークルの第6回作品展が、17日から、伊那市のいなっせで開かれています。 会場には、日本画やアクリル画、油絵など11人の作品36点が展示されています。 高遠高校の元美術教諭で国画会会員の北原勝史さんが指導するK・絵画サークルは、高遠高校が地域住民を対象に行った学校開放講座で学んだメンバーが中心となって2009年に発足しました。 月2回教室を開いていて、30年以上絵を描いているベテランもいます。 年々力もついてきているという事で、県展や伊那美術展での入賞、入選作品も数多く展示されています。 この1年で制作した力作が並び、今年は50号の大作が増えたという事です。 代表の大脇弘造さんは「メンバーそれぞれの個性を楽しんで欲しい」と話していました。 第6回K展は、23日(水)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの審査会が16日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で開かれ、西箕輪中学校1年の宮下いのりさんの作品がポスターに採用されることが決まりました。 ポスターに採用されることが決まった西箕輪中学校1年の宮下いのりさんの作品です。 「仕上げが美しく、毎日コツコツ歯を磨くことの大事さをかわいらしく表現している」と評価されました。 16日は上伊那歯科医師会館で審査会が行われました。 コンクールには、上伊那の小中学校から665点の応募がありました。 ポスターは250枚用意され、上伊那の小中学校や市町村などに配布されるということです。
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農商工マッチング交流会
上下伊那の農業関係者と食品関連企業の連携を進める上伊那農商工マッチング交流会が16日伊那市の伊那商工会館で開かれました。 交流会では上下伊那の農家と農産加工業者が出展しました。 この交流会は、上伊那地域の農畜産物を食品関連企業や観光事業者にPRし、新たな連携作りのきっかけにしてもらおうと上伊那農業改良普及センターなどが開いたもので、今回で2回目です。 出展者は、試食などを用意し、食品関連の業者に農産加工品などをPRしていました。 主催者のまとめによりますと、前回の交流会では11件の取引が成立したということです。 上伊那農業改良普及センターでは、「今後も農産物をPRできる機会を作っていきたい」と話していました。
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市議会総務委員会 安保法案廃案もとめる請願 「不採択」
伊那市議会総務委員会は、安全保障関連法案の採決強行を止め廃案を求める意見書を提出する請願について不採択としました。 採決の結果、請願は賛成3、反対3と同数になり、委員長決裁により不採択となりました。 市議会には、安保関連法案の採決強行をやめ廃案を求める意見書を提出することを求める請願が市民有志から提出されています。 議員からは、「国会で十分審議がされていない」「憲法9条の精神を守るべき」といった、賛成意見や、「安保関連法案は、9条の範囲内で戦争を防止するもの」「抑止力を高め、国民の幸福を守る必要がる」といった反対意見が出されていました。 傍聴していた市民は、「残念。本当に法案の意味を理解しているのか疑問が残る」と話していました。 この請願の採択を求める署名およそ2900人分が議長あてに提出されていました。 この請願については、市議会最終日に、採決が行われる予定です。
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旧陸軍伊那飛行場 遺構保存求め議案提出へ
伊那市議会総務委員会は、伊那市上の原に残る旧陸軍伊那飛行場に関する建物や資料などについて、白鳥孝伊那市長に保存に向けた対策を求める議案を市議会最終日に提出します。 これは16日開かれた総務委員会で遺構保存に関する議案が示され、全会一致で可決しました。 伊那飛行場については、敗戦の混乱により資料が失われ、周辺地域は宅地化が進み当時の状況を知る事が難しくなっています。 今後は近くにバイパス整備も見込まれている事から、市議会では戦後70年の節目にあたり、後世につたえる取組が必要としています。 決議では、伊那飛行場の遺構保存に向け、市長に対し必要な対策や道路整備などの開発にあたっては、保存に配慮するよう求めています。 伊那飛行場の遺構保存に関する議案は、議会最終日の18日に提出される見通しです。
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小水力発電を活用し農業を守る
上伊那地方事務所や伊那市、春富土地改良区は、農業施設の維持管理の負担軽減に向け、用水路の水を活用した小水力発電施設を伊那市富県に建設します。 16日は、県や市、土地改良区の関係者およそ60人が出席し発電所建設の安全祈願祭と起工式が行われました。 伊那市富県に建設されるのは、農業用水路の23メートルの落差を利用する水車式の小水力発電施設です。 事業費は3億7千万円で、国の補助などを活用し地方事務所が建設します。 完成後に春富土地改良区に譲渡し、維持管理をおこないます。 発電出力は197キロワットで、水路に水が通る農繁期の4月から9月にかけ発電を行います。 140世帯の1年間分の電気をまかなう規模だという事です。 発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を活用して全て中部電力に売電し、収入を農業用水路などのポンプ場の維持管理に充てる計画です。 発電所の完成は、平成29年12月を予定しています。
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藤原さんマツタケ豊作に期待
伊那市富県新山のマツタケ名人の藤原儀兵衛さんの山では収穫が始まっています。 「今年も豊作の年になりそう」と藤原さんは期待しています。 藤原さんはこの道50年以上の大ベテランです。 収穫は9月のはじめから始まっていて15日も、近くにある山で汗を流していました。 藤原さんは、贈答用などの注文を受け自分の山からマツタケを採って出荷しています。 今年は、猛暑日が続き地面の温度が高かったため平年より一週間ほど遅いということです。 これから気温が下がって空気が乾くと品質の良いものが収穫できると藤原さんは話します。 マツタケの収穫は10月いっぱいまで続くということです。 一方、マツタケ料理を提供している伊那市高遠町の竹松旅館です。 ずらりとマツタケが並びます。 寿司にすき焼き土瓶蒸しなどマツタケ三昧の料理が味わえるということで地元をはじめ県内外からも訪れます。 15日も予約の電話が鳴っていました。 お昼には、松本市から訪れた人たちがコース料理を味わっていました。 竹松旅館では、「今年は良いものが揃って入ってくる。豊作の年になると思う」と話していました。
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伊那市社会福祉協議会が豪雨災害の被災地に土のう袋送る
伊那市社会福祉協議会は、関東・東北の豪雨災害の被災地栃木県鹿沼市に、土のう袋を送りました。 15日はボランティア6人が土のう袋を発送するための梱包作業を伊那市福祉まちづくりセンターで行いました。 14日に松本市のNPO法人ローカル・コミュニティ代表の高田克彦さんからの要請で、伊那市が土のうに使う袋2,000袋を社協に提供しました。 高田さんは災害ボランティアコーディネーターとして3年程前から社協で講演などを行っていて、その縁で今回支援を要請したということです。 鹿沼市では現在、泥の除去作業などに使用する土のうが不足しているということです。 土のう袋は16日には現地の鹿沼市ボランティアセンターに到着する予定です。
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北澤ユウジさん果実大使に任命
JA上伊那は、きのこ大使に任命されている北澤ユウジさんを15日、新たに果実大使に任命しました。 15日は、北澤さんに任命書と法被が贈られました。 JA上伊那では、ユウジさんに知名度があるとして今年3月にきのこ大使として任命しています。 イベントなどで好評だったことから果実大使として任命することになりました。 任期は来年の3月31日までで、各地で行う消費宣伝会や農協祭などで上伊那産の果実をPRしていくことになっています。
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第39回上伊那花卉品評会
カーネーションやアルストロメリアなど上伊那の主力となっている花を集めて審査を行う「第39回上伊那花卉品評会」が11日、伊那市役所で開かれました。 品評会には、上伊那花卉生産者会議の会員37人から219点が出品されました。 会場には、上伊那が県下有数の産地となっているカーネーションやアルストロメリア、トルコギキョウなどが並びました。 最優秀賞にあたる「長野県知事賞」には、飯島町の竹澤孝生(たけざわ たかお)さんのカーネーションが選ばれました。 全体的なバランスやまっすぐ伸びた茎などが評価されたということです。 審査会の後は、消費者に関心を高めてもらおうと予約販売も行われ、多くの人が訪れていました。