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中尾歌舞伎 三六災害をテーマにした演目披露
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の春季公演が、中尾座で29日に行われ、三六災害をテーマにしたオリジナルの演目が13年ぶりに披露されました。
今回の演目は、中尾歌舞伎保存会オリジナルの演目「三六災害半世紀」です。
1961年(昭和36年)に伊那谷で起きた豪雨災害を題材にしています。
幕末の農村を舞台にしていて、長雨による土石流で、兄の忠勝は、妹を亡くします。
10年後、再び同じような土石流が起こり、忠勝が村や 家族を守るという物語です。
大蛇を土石流に見立てていて、大蛇との立ち回りのシーンでは、歓声とお捻りが飛び交っていました。
この演目は、災害の教訓を後世に残そうと、元国土交通省天竜川上流河川事務所長で、国土交通省砂防部長の草野愼一さんが原作・脚本を担当しました。
中尾歌舞伎保存会オリジナルの演目「三六災害半世紀」は、121chで5月3日(土)午後2時からほかで放送します。
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第96回上伊那地区メーデー
労働条件の改善などを訴える、第96回上伊那地区メーデーが、伊那市内で29日に行われました。
メーデーには、上伊那地域の連合系の労働組合からおよそ830人が参加しました。
デモ行進は、伊那文化会館を出発し中心市街地まで歩き、労働条件の改善などを訴えました。
今年は、「働く者の連帯で『ゆとり・豊かさ・公正な社会』を実現し、自由で平和な世界をつくろう」のスローガンに加え、特別スローガンとして「戦後80年、核兵器廃絶と世界の恒久平和実現!」を掲げました。
北島政光実行委員長は、「全ての働く仲間が団結し、安心して暮らせる国を目指しましょう」と話していました。
式典では、「働くことを軸とする安心社会の実現を目指す」などのメーデー宣言が採択されました。
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伊那ローメン春まつり 多くの人で賑わう
伊那市の飲食店などでつくる伊那ローメンズクラブによる「伊那ローメン春まつり」が、市役所駐車場で29日に行われました。
まつりでは、ローメンが1杯700円で提供されました。
伊那ローメンズクラブには、市内を中心に25店舗が加盟していて、ローメン春まつりは今年で13回目です。
会場では、「伊那ローメンズクラブ的子供食堂」と題し、高校生以下の子どもにローメンが無料で提供されました。
まつりではほかに、宝投げが行われ、宝をつかもうと、多くの人が手を伸ばしていました。
この日は、ローメン大使のグレート☆無茶さんが代表を務める信州プロレスによる試合も行われました。
伊那ローメンズクラブでは、6月4日のローメンの日に、並盛りを1杯500円で提供するということです。
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高遠中学校 運動記録申請数1位で表彰
長野県教育委員会が実施する、運動種目の記録をWEB上で競い合う「ながのスポーツスタジアム」の申請数で伊那市高遠町の高遠中学校が昨年度の県内の中学校で1位となりました。
30日は、高遠中学校で表彰式が行われ、長野県教育委員会の武田育夫教育長から感謝状が贈られました。
学校には、長野県PRキャラクターのアルクマもお祝いに駆けつけました。
ながのスポーツスタジアムは、2008年度から仲間と協力して記録にチャレンジしたり、体を動かす楽しさを知ってもらおうと県教育委員会が実施しています。
記録はWEB上で申請することができます。
高遠中学校では、体育の授業で全クラスが対象6種目のうち、なわとびの8の字跳びと連続ジャンプの2種目で記録にチャレンジし、その都度申請しました。
昨年度は32回申請を行い、参加した中学校およそ20校の中で中学校の部最多の1位となりました。
これまでは、記録に対しての表彰でしたが、取り組んだ回数が多い学校も評価しようと今回、初めて表彰を行いました。
県教育委員会では、今回を機会に「ながのスポーツスタジアム」を知ってもらい多くの学校に参加してもらいたいとしています。
また、小学校の部では高遠北小学校が申請回数20回で2位となりました。
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GLOP Ante.がリニューアル
伊那市横山のマウンテンバイクの施設GLOP Ante.は施設をリニューアルした記念イベントを27日開きました。
記念イベントでは施設が無料開放されたほか、マウンテンバイクの指導などが行われ、子どもから大人まで約100人が集まりました。
GLOP Ante.は令和4年にオープンし広さは約8,000平方メートルです。
今回リニューアルにより、未経験者から上級者まで安全に楽しめる多彩なコースが設定されました。
GLOP Ante.は、「初級者や、家族連れから上級者まで誰もが楽しめるマウンテンバイクパークとして地域に根ざしながら全国へと発信していきたい」と話していました。
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わん!フェスINA 初開催
犬を飼っている人が集まるイベント「わん!フェスINA」が13日伊那市のはびろ農業公園みはらしファームで開かれました。
会場には飼っている犬と遊べる場所が設けられ、愛犬を走らせて時間を競うタイムアタックが行われていました。
中々走らず、名前を呼ばれている犬もいました。
会場には他にドッグフードや、犬をイメージしたアクセサリーの店などおよそ30のブースが出店しました。 -
地域の魅力再発見 東春近ハイキング
伊那市の東春近公民館が主催する恒例行事、東春近ハイキングが27日に行われました。
午前8時40分に、およそ50人が東春近公民館を出発しました。
ハイキングは今回で41回目となり、東春近の恒例行事となっています。
毎年コースを変えていて、この日は東春近北部の、榛原や原新田方面を歩きました。
途中、天白社などに立ち寄り、地元の自然や歴史に触れていました。
およそ9キロの道のりを2時間かけて歩きました。
東春近公民館では「地域の再発見や住民同士の交流の場になればうれしい」と話していました。
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音・食・美を楽しむイベント
音・食・美を楽しむことをコンセプトとしたイベントART&MUSIC NAGOMIが27日伊那市創造館で開かれました。
イベントでは上伊那在住のメンバーでつくる男性6人グループnemoが演奏を披露しました。
家族で楽しめる音楽をモットーとしていて会場は親子連れなどで満席となっていました。
屋外では市内外の飲食店や雑貨店など約40店が出店しました。
このうち南箕輪村の植物や雑貨の店CONTEは観葉植物などを販売していました。
音・食・美を楽しむことをコンセプトとしたイベントART&MUSIC NAGOMIは2006年から毎年、上伊那各地で開かれていましたが、新型コロナウイルスの影響で中断され、今回8年ぶりの開催となりました。
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わんぱくひろば 子どもが自然体験
子どもたちが自然の中で遊び、触れ合うイベント「わんぱくひろば」が伊那市の春日公園で26日に開かれました。
会場にはターザンロープやクラフト体験など9つのコーナーが設けられました。
各コーナーを回ってスタンプを集めると、菓子などが入った景品がもらえます。
伊那市創造館の縄文弓の体験コーナーでは、およそ5メートル先の鹿の形の的に向かって、1人3本ずつ矢を放っていました。
ガールスカウトのクラフトコーナーでは、ペットボトルのキャップやビニールテープなど身近なものを使ったキーホルダーや玩具のクラフト体験が行われていました。
また、伊那文化会館でもわんぱくひろばに合わせてイベントが開かれました。
木のおもちゃで遊べるコーナーや、スタンプを押してオリジナルデザインの紙袋を作るコーナーなどが設けられ、子どもたちでにぎわっていました。 -
池上さん宅 藤の花が見ごろ
伊那市狐島の池上晃さん宅で藤やパンジーなどの花が咲いています。
藤の花はおよそ20年前に植えたということです。
池上さんは「他の花もこれから咲くので楽しみだ」と話していました。 -
自衛隊広報イベント 車両展示・試乗
伊那市の自衛隊伊那地域事務所は車両の展示などを行う自衛隊広報イベントをMEGAドン・キホーテUNY伊那店の駐車場で26日に行いました。
会場では災害派遣で使われる車両や軽装甲車の展示が行われていました。
最大で10人乗りの高機動車には乗ることもでき、来場者が走りを楽しんでいました。
他に制服の着用体験もあり、来場者が記念撮影をしていました。
伊那地域事務所では「車両や展示品に接してもらい、自衛隊を身近に感じてもらいたい」と話していました。 -
春風亭愛橋さん 春の落語会
伊那北高校の卒業生で駒ヶ根市出身のプロの落語家、春風亭愛橋さんの落語会が、伊那市西町の旧井澤家住宅で19日に開かれました。
落語会は、地域の人たちに楽しんでもらおうと旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会が初めて開きました。
落語会にはおよそ70人が訪れ、会場は笑いに包まれていました。
前座では、伊那市の歌と踊りの出前グループこまち~ずが、唱歌や歌謡曲などを披露しました。
伊那部宿を考える会の木下敏夫会長は「訪れた人たちに、笑って楽しんで健康になってほしい」と話していました。
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伊那谷の所蔵品 高遠町歴史博物館
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
25日は、高遠町歴史博物館所蔵の、高藩探勝絵巻です。 -
イラスト作家「かぜすず風作品展」
伊那市のイラスト作家伊藤勉さんによる「かぜすず風」作品展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、伊藤さんのオリジナルキャラクターのイラストを中心におよそ300点が展示されています。
伊藤さんはペンネーム「かぜすず風」で活動しています。
仕事をしながら、イラスト作家として個人や企業からの依頼を受け作品を制作しています。
イカをモチーフにしたオリジナルキャラクター「ま いか」のイラストもあります。
ほぼ毎日、SNSに「ま いか」のイラストに言葉を添えて投稿しています。
伊藤さんは「作品を見て笑って和んでもらいたい」と話していました。
かぜすず風作品展は、30日(水)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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南ア林道バス 歌宿までの運行開始
伊那市長谷の戸台パークと南アルプスをつなぐ林道バスの運行が25日から始まりました。
初日のこの日は戸台パークに新たに整備されたバス停で出発式が行われ、白鳥孝市長とバスのドライバー、先頭に並んだ利用客の3人でテープカットが行われました。
午前8時5分発の始発便には県内外からの利用客8人が乗り込みました。
南アルプスと戸台パークをつなぐ南アルプスクイーンラインの運行は5月31日までは歌宿まで、6月1日からは北沢峠までとなっています。
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伊那公園 御衣黄桜が満開
伊那市の伊那公園では、薄緑色の花を咲かせる桜「御衣黄」が現在、満開となっています。
園内に植えられた5本の御衣黄が満開になり、今が見ごろとなっています。
御衣黄はこの後、花の中心部が徐々に赤く色づいていき、薄緑の花びらとのコントラストが楽しめるようになります。
伊那公園桜愛護会によりますと、御衣黄は4月の末まで楽しめるということです。
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上伊那の障がい者福祉事業所による自主製品販売会 ナイスハートバザール
上伊那地域の障がい者福祉事業所による自主製品の販売会、ナイスハートバザールが、伊那市のベルシャイン伊那店で5日に開かれました。
ベルシャイン伊那店の1階催事場には、上伊那地区7つの事業所が出店していました。
伊那市の伊那ゆいま~るは、ペットボトルケースや、ポーチなどの小物を販売していました。
南箕輪村のほっとジョイブは手作りのパンとバウムクーヘンを販売していました。
ナイスハートバザールは毎年2回ほど開かれていて、9月には駒ケ根市で開かれる予定です。
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伊那商工会議所が新入社員を激励
伊那商工会議所主催の新入社員激励会が14日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
激励会には伊那市内の21社から約160人が出席しました。
激励会で唐木和世会頭は「会社に入ると必ず悩みも出てきます。1人で悩まないよう友人や上司など
相談できる相手を作ってください」と呼びかけていました。
新入社員を代表してアルプス中央信用金庫の小松隼人さんが決意を述べました。
伊那商工会議所では毎年、新入社員の激励会を開いていて今年が44回目となります。
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宮下かね子さん がん経験描いた絵本の売上を寄付
伊那市富県の宮下かね子さんは、乳がんを患った経験をまとめた絵本の売り上げを、24日に伊那市に寄付しました。
この日は、宮下さんと、イラストと文字を担当した上松町の大畑哲也さんが市役所を訪れ、伊藤徹副市長に売り上げの一部、3万円を手渡しました。
現在76歳の宮下さんは、52歳の時に乳がんと診断され、左乳房を切除しました。
その経験をもとにした絵本「かねちゃんのおっぱいどこいったの?」を去年自費出版しました。
1冊1,200円で販売し、これまでにおよそ500冊が売れました。
宮下さんは、乳がんの手術の後に、肺にもがんが見つかり、現在も抗がん剤で治療を続けています。
自身の経験から、がんと闘っている人が前向きになれるよう、絵本の売り上げの一部を、伊那市の「がん患者アピアランスケア助成事業」に寄付しました。
アピアランスケアは、副作用による脱毛や乳房の喪失など、外見の変化をウィッグや補正具などでケアするもので、伊那市はその購入費用を補助しています。
宮下さん自身も治療の中で髪の毛が抜けてしまい、ウィッグを使っていました。
宮下さんは、伊那市のほかに、東春近の児童養護施設たかずやの里や、松本市のがん患者支援団体など6団体にも寄付をしています。
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モバイルクリニック 10月から妊産婦専用車両導入へ
伊那市は、現在1台で運用している移動診療車モバイルクリニックに、新たに妊産婦健診専用の車両を10月に導入します。
24日は、市役所で開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が概要を説明しました。
伊那市では、2019年度からモバイルクリニックを運用していて、内科、産婦人科、婦人科の診療を1台の車両で行っています。
昨年度の利用200件のうち55件が妊産婦の利用だったということで、需要が高まっていることから、導入することになりました。
車両は現在開発中で、10月頃の運用を目指すということです。
また、モバイルクリニックが市内の中学校・高校に出向き、女子生徒の体の悩みなどをオンラインで医師に相談することができる「ティーンズスマート相談室」を今年度から開催します。
昨年度、中学校と高校それぞれ1校で試験運用し、今年度は6つの中学校、4つの高校で開催を予定しています。
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天竜川漁協 鮎の稚魚放流
鮎釣り解禁を前に、南箕輪村の天竜川で稚魚の放流が24日に行われました。
この日は、天竜川漁業協同組合の組合員が、南箕輪村で鮎の稚魚を放流しました。
鮎は主に琵琶湖産で、全長およそ10センチ、重さ10グラムです。
ホースを使って100キロを放流しました。
成長すると、全長25センチほどになります。
今シーズンは6月上旬までに、1.2トンの鮎の稚魚を放流する計画です。
放流をしていると、鮎の匂いにつられ、イタチの姿も見られました。
天竜川漁協では多くの人に鮎釣りを楽しんでもらおうと、去年からルアー釣りを全面解禁しています。
この日は他に、伊那市の天竜川でも鮎の稚魚を放流しました。
天竜川水系の鮎釣りの解禁日は6月21日の午前6時です。
遊魚料は年間券が1万1,000円、1日券が2,750円です。
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ローメン×ソースかつどん×餃子
伊那ローメンズクラブ、伊那ソースかつどん会、伊那餃子会の3団体は合同で大阪万博のペアチケットなどが当たる「美味し伊那 ご当地グルメスタンプラリー」を開きます。
23日は関係者が伊那市の伊那商工会館で記者会見を開き、イベントの概要を発表しました。
3団体が合同のイベントは今回が初めてです。
伊那ローメンズクラブの唐澤正也会長は「3団体が協力し、伊那の飲食店を盛り上げていきたい」と話していました。
スタンプラリーには3つの団体に加盟する市内の27の飲食店が参加します。
スタンプは参加店で異なり1000円以上食事すると1個もらえます。
同じ店舗のスタンプは無効です。
カードに10個集めると「大阪万博のペアチケット」や「信州プレミアム牛肉」などが抽選で当たるA賞に、5個集めると「さくらの湯の入浴券」や「千円分の食事券」が抽選で当たるB賞に応募できます。
参加店でA賞、B賞に応募するとき、カードは500円分の食事券として使用できます。
スタンプラリーは29日に伊那市役所で開かれる伊那ローメン春まつりから始まり、10月31日まで行われます。
賞品の抽選は応募期間を2回に分けて実施されます。
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映画「鹿の国」 25日から旭座で上映
諏訪信仰をテーマにした映画「鹿の国」が25日から伊那市の旭座で上映されます
20日は伊那市出身で「鹿の国」のプロデューサーの北村皆雄さんが伊那市内で会見を開きました。
「鹿の国」は、諏訪大社の四季の祭礼を追った作品です。
豊作を願い鹿の頭を捧げる、鎌倉から室町時代に行われていた祭礼と諏訪信仰の謎に迫るドキュメンタリー映画です。
2021年からおよそ3年かけ、儀式の再現も含め県内で撮影されました。
1月から全国の45館で上映され、観客動員数は2万6千人だという事です。
映画「鹿の国」は25日から伊那市の旭座で上映され、時間は午前10時半からです。
26日には弘理子監督の舞台挨拶が予定されています。
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SILVAさん食養生ワークショップ
歌手・アーティストとして活動するSILVAさんによる、食生活や生活習慣の改善、食養生のワークショップが、伊那市高遠町の蕎麦「きし野」で21日に行われました。
SILVAさんは、1998年に歌手デビューし、TV出演や、ステージなどで1日も休みがない生活が続きました。
合間に点滴を打ちステージに立つような状態になったことから疑問を感じ、自身の体調と向き合う中で、食を通した養生に取り組むようになりました。
10年前から各地で食養生についてワークショップを開いています。
この日は、8組が参加して、SILVAさんの話を聞きました。
SILVAさんは、夜8時以降から昼食まで16時間食事をとらず腸を休ませていることや、野草を自然療養に取り入れていることなどを紹介しました。
「早くて安いものは便利だが、弊害もある。情報をうのみにせず、自分で調べて知識・知恵を身につけてほしい」と話していました。
SILVAさん手作りのショウガの酢漬けやつくしの煮つけなども用意され、参加者が味わっていました。
SILVAさんは蕎麦好きで、きし野にもそばを食べに通っていることが縁で、今回、きし野で、ワークショップが開かれました。
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伊那東大社例大祭 小学生が浦安の舞奉納
伊那市の伊那公園内にある伊那東大社の例大祭が19日と20日に行われ、地元の小学生が浦安の舞を奉納しました。
19日の宵祭りには、竜東地区の中央、日影、境、上新田、下新田、上の原の総代や区の役員など40人が出席しました。
まず初めに、出席者が行列をつくり、社務所から拝殿まで歩きました。
そのあと、地元の小学5・6年生14人が、2組に分かれ浦安の舞を奉納しました。
浦安の舞には、安らかな心で平和を祈る意味があります。
児童たちは、3月下旬から、全部で13回練習を重ねてきたということです。
伊那東大社は、明治42年、1909年に竜東地区の69の神社が合祀され、6地区の守りの神様として建てられました。
例大祭ではほかに、地元の中学1年生3人が巫女を務めました。
総代会では、「1年間無事で過ごしてもらいたい」と話していました。
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「呑みあるき」5月31日開催
伊那谷の地酒を味わうことができる呑みあるきイベントが5月31日に伊那市の通り町商店街などで開かれます。
22日伊那商工会館でイベントを企画した信州伊那街道呑みあるき実行委員会が記者会見を開き、概要を説明しました。
伊那谷の蔵元や酒造メーカーの日本酒やビールなどを楽しむことができるイベント「第28回信州伊那街道初夏の呑みあるき」は来月31日土曜日、午後3時30分から午後7時まで伊那市のセントラルパーク、いなっせ北側広場、通り町商店街で開かれます。
辰野町から飯田市の13社が参加し約70の銘柄を楽しむことができます。
ほかに、ローメンやおたぐりなどの屋台が並びます。
1枚につき1杯飲むことができる試飲チケットは12枚綴りで前売券は税込み2,500円、当日券は3,000円です。
前売券は約800枚用意され市内の酒販店などで4月26日から販売が始まります。
イベントに関する問い合わせは酒文化いたや、電話72-2331で受け付けています。
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県内116社が協力 絵本を寄贈
長野県内の116社が協力し、県内の児童養護施設と乳児院に絵本など366冊を22日に贈りました。
この日は伊那市東春近の児童養護施設たかずやの里で贈呈式が行われました。
協賛企業代表で株式会社キタノヤ電器の北原國人会長が、一般社団法人長野県児童福祉施設連盟の西村武副会長に絵本を手渡しました。
取り組みは今年で16回目を迎え、県内の企業116社が協力しました。
贈られた絵本など366冊は、県内21か所の児童養護施設と乳児院に配られます。
たかずやの里には17冊が贈られました。
今回は、長野市在住の児童文学作家、丸田かね子さんが、各施設に2冊ずつ自身の絵本を贈りました。
北原会長は「絵本を読み、思考力・表現力を豊かにしてほしい」と話していました。
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フリーキッズ 里親支援事業
高遠町商店街です。
里親養育包括支援機関、上伊那フォスタリング機関「こごみのねっこ」の拠点があります。
里親に興味を持ってもらうリクルート活動を行います。
里親は、事情により家庭で暮らせない子どもたちを自分の家庭に迎え入れて、養育するものです。
上伊那地域には3月末現在、19世帯の里親がいますが、まだまだ足りない状況です。
里親制度には、週末だけや3か月ほどの短期など種類も多くあり、制度を知ってもらうこと、そして里親を増やすことを目的に、長野県からの委託を受け活動しています。
こごみのねっこにはスタッフ2人が常駐していて、制度について話を聞くことができます。
この場所は、午前9時30分から午後6時30分まで開いています。
里親相談のほか、子どもたちが集まれる場所にもしていきたい考えです。
奇数月の第3日曜日と、偶数月の月末の金曜日には、実際の経験を聞くことができる里親カフェを開きます。
また、こごみのねっこでは、26日(土)に伊那市保健センターで同様のイベントを開きます。
詳しくは、こごみのねっこ、電話070-3239-5530にお問い合わせください。
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伊那市 集落支援員と地域おこし協力隊に委嘱 新たに8人任命
伊那市は新たに、集落支援員3人と地域おこし協力隊員5人を任命し、1日に委嘱しました。
この日は、市役所で委嘱式が行われ、新規採用者と継続する隊員に白鳥孝市長が委嘱状を手渡しました。
集落支援員には、新たに3人が委嘱されました。
3人は、自治会組織の在り方を検討し、運営を支援する自治会サポーター、個人が保有するモノや場所を共有しあうシェアリングエコノミーのコーディネーター、ICTを活用した市民教育を行うデジタルシティズンシップ教育講師としてそれぞれ活動します。
地域おこし協力隊員には、新たに5人が委嘱されました。
全員が県外からの採用となります。
白鳥市長は、「各地域の隊員と連携し、新たな視点を持って魅力ある地域づくりに取り組んでほしい」と訓示しました。
継続者を含めた人数は、集落支援員が17人、地域おこし協力隊員が18人です。
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近藤音楽教室 能登復興願いコンサート
伊那市の近藤音楽教室の卒業生らによる能登半島地震復興チャリティコンサートが12日に、伊那文化会館で開かれました。
コンサートでは、狐島の近藤音楽教室の卒業生を中心に、現役生徒の保護者など50人が演奏を披露しました。
最初に、男性16人によるハンドクラップ演奏が行われました。
手をたたいたり、指をならしたりして音を奏でるもので、息の合った演奏を披露していました。
演奏会は、能登半島地震の被災地の完全復興を願い、近藤音楽教室が企画したものです。
入場料は1人1,500円で、全て被災地に充てられます。
12日は、ピアノやフルートの演奏、合唱など13演目が披露されました。
近藤音楽教室では、「私たちの音楽が来場者の心に響きわたることを願って『一音入魂』の精神で演奏しました。被災地の一日も早い復興を願っています」と話していました。