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長野市の金融業者が和解案提出
滞納分の税金を回収するため伊那市が提訴している長野市の金融業者が、伊那市に対し、滞納分の金額を支払うとする、和解案を提出していることが分かりました。
8日は長野地裁伊那支部でこの訴訟の口頭弁論が行われましたが、長野市の金融業者コムレイドは、口頭弁論には出席しませんでした。
この裁判は、住民税などを滞納していた市民がコムレイドに払い過ぎていた利息を、この市民に代わって伊那市が請求しているものです。
この件を担当している長谷川洋二弁護士の事務所によりますと滞納額は約37万で過払い金の総額は、約432万円だということです。
コムレイドは滞納額分の約37万円を今月25日に伊那市に支払うという和解案を提出しています。
裁判を取り下げた場合は、過払い分と滞納額分の差額約395万円はこの市民には、戻らないということです。
電話取材に対しコムレイドは、滞納額分を支払うとする和解案の提出を認めています。
伊那市ではこの件について、コムレイドが滞納税額分の一部を支払った場合には早期決着を図るため訴えを取り下げることを検討したいとのコメントを出しています。 -
伊那市食生活改善推進協議会 創立30周年を祝う記念式典
伊那市食生活改善推進協議会は、創立30周年を祝う記念式典を8日開き、健やかで心豊かな社会の実現にむけて活動するなどの大会宣言を採択しました。
伊那市のJA上伊那本所で開かれた記念式典には、会員およそ60人が出席しました。
式典では、・健康な町づくりの大切さを次世代に伝える・健やかで心豊かな社会の実現に務めるなどの大会宣言が採択されました。
協議会は、昭和55年に減塩を広めようと一般の主婦が組織し活動を始め、現在会員は126人です。
式の中で、伊那市食生活改善推進協議会の春日幸子会長は30年間の歩についてや今後の目標について話しました。
協議会では今年度、男性の料理教室の開催や高校生の食育など活動の幅を広げています。
春日会長は「新たな気持ちでより地域に密着した活動を展開していきたい」と話していました。 -
高遠版「こちずぶらり」プロジェクト始動
伊那市の伊那図書館は、アメリカアップル社の携帯情報端末(iPad、iPhone)向けに、伊那市高遠町の古い地図を見ながら現在地を確認できるソフトで、新たな情報発信する準備を進めています。
ソフトは、京都府とソフトウエア開発会社と共同で開発を行い、来年の観桜期までに完成する予定です。
画面には映し出された古地図にはGPS機能を使い現在の位置を表示、また、地図上のマークを選択すると史跡などの説明や写真などが表示されます。
伊那図書館の平賀研也館長は「今回は、高遠町出身の画家池上秀畝の絵図を使用する。地図と、最新の携帯情報端末を使い、観光や教育など幅広い分野で活用できる新たな情報発信つなげたい」と話していました。
また、平賀館長は「ソフトには多くの人のアイデアを取り入れたい、12月4日には、昔の地図を使い、高遠城址公園周辺を散策するイベントを開くので多くの人に参加してほしい」と呼びかけていました。 -
伊那市美篶地区文化祭
伊那市美篶地区の文化祭が7日、美篶きらめき館で行われ、地域住民がステージ発表をしました。
ステージ発表では、公民館で活動している団体や個人など22組、延べ210人が日頃の成果を発表しました。
ステージ発表は、住民の発表の場をつくろうと、おととし22年ぶりに復活しました。
美篶地区伝統の獅子舞や、歌、踊りなど様々な発表が行われ訪れた人を楽しませていました。 -
ヘリを使い救急患者搬送訓練
ヘリコプターを使った救急患者の搬送訓練が8日、伊那市の伊那中央病院で行われました。
訓練は、伊那中央病院と伊那消防署、県消防防災航空隊が連携し初めて行いました。
訓練では最初に中央病院から別の病院へ入院患者を搬送する想定で行われました。
松本市にある航空隊にヘリコプターによる搬送を要請すると、およそ15分で到着しました。
病院の職員らが、到着したヘリに患者を収容すると、続いて医師と看護師が乗り込み飛び立ちました。
機内では、医師が点滴や気道確保など救急処置訓練を行いました。
訓練を終え、医師の堀田正二さんは「ヘリの中では音がうるさく、コミュニケーションが取りずらい。ゼスチャーなどを使い意思疎通する工夫が必要」と話していました。
伊那消防署によると、松本市内の病院へ搬送する場合、所要時間はヘリだと自動車の3分の1のおよそ20分だという事です。
伊那消防署の有賀治人署長は、「今後はヘリによる搬送が増えると予想される。今日の訓練を検証し、いざという時に遅れのないよう活かしていきたい」と話していました。 -
伊那公民館優良公民館表彰 受賞
伊那公民館は、ニーズにあった特色のある事業を行った公民館に贈られる優良公民館表彰を受賞しました。
5日は、伊那公民館の武田登館長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
この表彰は、文部科学省が昭和23年から毎年行っているもので、今年は全国で59館が表彰されました。
伊那市では昭和61年に伊那公民館が、平成18年に西箕輪公民館が受賞していて、伊那公民館は2度目の受賞です。
表彰は、夏休み期間中の子ども達に、規則正しい生活を身につけてもらおうと実施した「夏休みおいで塾」や、中高年に生きがいを持ってもらおうと開いた「伊那おやじの会」など、子どもや中高年の居場所づくりに努めたことなどが評価されたものです。
白鳥市長は「生涯にわたって、公民館で学べるのは素晴らしいこと。地域の為になる事業を広げていってほしい」と話していました。 -
中尾歌舞伎秋季公演
伊那市長谷の伝統芸能、中尾歌舞伎秋季公演が7日、長谷の中尾座で行われました。
上演されたのは、「奥州安達原三段目 袖萩祭文の段」です。
4年ぶりに上演された演目で、源氏に滅ぼされた奥州安部一族の復讐を描いています。
平家、源氏、安部一族、それぞれが婚姻により親族となっていますが、政治的な争いにより家族が崩壊する姿を描いた悲劇です。
中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる農村歌舞伎で、太平洋戦争中に一時途絶えましたが、昭和61年に地域の若者が復活させました。
現在は春と秋の年2回、定期公演が行われ、伊那市の無形文化財に指定されています。
芝居の後半は、源義家と安部貞任、宗任の対決や旗を使って見えを切るなどの見せ場があり、会場から拍手が起きていました。 -
ガールスカウト花壇整備
伊那市と南箕輪村のメンバーでつくるガールスカウト第26団は7日、伊那市の伊那公園にある花壇で球根植えなどをしました。
伊那公園には、ガールスカウトが管理している花壇があります。
この日は、小学生を中心に35人ほどが集まり、花壇の整備をしました。
夏の間、花壇を彩ったサルビアを抜き、その後に、チューリップの球根を植えました。
球根はおよそ150球用意していて、ピンクや黄色など色ごとに分けて植えました。
子どもたちは、来年の春の開花を楽しみに作業していました。 -
国立信州高遠青少年自然の家の開所20周年記念式典
伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家の開所20周年を祝う記念式典が5日、開かれました。
記念式典には、関係者や地域住民などおよそ150人が集まりました。
自然の家は、青少年の健やかな身体と豊かな心を育むことを目的に平成2年に建てられました。
平成7年から年間およそ10万人が利用していて、20年間で177万人が訪れています。
式では山本裕一所長が「広く地域の方に支援してもらいながら、子ども達の抱える問題に真正面からぶつかっていきたい」と挨拶しました。
この後開かれた講演会では、2代目の所長として5年間勤めた松下倶子さんが「成人式を迎えた国少への期待」と題し、自身の思いを話しました。
松下さんは、政府の行政刷新会議の事業仕分けで、国少の運営を「自治体、民間への移管」とされていることに触れ「量的に評価をされやすいが、成長にとっては質が大事ということ。豊富な自然体験の活動の成果はずっと先にやってくる。長い目で見る必要がある」と話していました。 -
新年に向け正月用の縁起物づくり
11月に入り、早くも新年を迎える準備が進んでいます。
伊那市東春近では、正月用の縁起物づくりが行われています。
所せましと置かれた「帆掛け宝船」。この縁起物を作っているのは、東春近の田中豊文さんです。
田中さんは今76歳で、仕事を辞めた55歳の時からお世話になった人のためにと毎年、年の暮れになるとわらを編んで縁起物を作っています。
今年は、干支のウサギの切り絵を帆に貼ったものや、わらの扇などを新たに作っています。
新作について田中さんは「良いわらだけを選りすぐって、間隔を均等にする。なかなか難しい」と話していました。
田中さんはものを作ることが好きで、毎年この時期が来るのを楽しみにしているということです。
田中さんは「作る楽しみもあるが、喜んでくれる楽しみもある。そういうものを作るときは会話もしないで熱中してしまう」と話していました。
今年は、宝船70個を目標にしていて、12月25日頃までほぼ毎日作業をするということです -
鈴木岬さん俳画百展
伊那市高遠町で俳画塾を開いている鈴木岬さんの作品展が4日から、伊那市のベルシャイン伊那店で始まりました。
会場には、風景や植物などを描いた俳画およそ130点が展示されています。
鈴木さんは、高遠町の画家・竹内徹さんの実の妹で、長野県日本画会の会員です。
27年前から俳画に取り組んでいて、自宅で俳画塾を開いています。
俳画は、言葉を使わない俳句と言われ、絵で季節感や情緒を表現しているということです。
今回は、およそ2年間に描きためた作品が展示されています。
鈴木岬さんの俳画展は9日(火)まで、ベルシャイン伊那店で開かれています。 -
フェスティバル吟と舞
詩吟の楠洲流青年部によるフェスティバル吟と舞が3日夜、伊那市のいなっせで開かれました。
小学生から大人までが出演し、22のプログラムで詩吟と舞を披露しました。
このフェスティバルは今年で4年目です。
楠洲流青年部が、広く一般の人にも詩吟を知ってもらい、詩吟人口の底辺拡大につなげようと開いています。
今年は、会員のうち経験年数の浅い人から全国大会に出場している人まで、さまざまなレベルの人が出演しました。
出演者は、ステージで日頃の練習の成果を発揮し、熱心に吟じていました。
また詩舞と剣舞の発表もあり、詩吟に合わせて舞が披露されました。
フェスティバルでは、来場者が皆で詩吟に挑戦するコーナーもあり、会場全体で吟を詠じていました。 -
交流の場へ 一棚古本市開催
伊那市の伊那図書館で、本棚を利用した古本のフリーマーケット「一棚古本市」が3日、開かれました。
一棚古本市には、伊那市や南箕輪村の10人が出店しました。
この古本市は、人と本、人と人の交流の場にしようと、伊那図書館が初めて企画したものです。
本を棚に並べて販売する方法で、今回、旧上伊那図書館で昭和5年から使用されていた本棚が使われました。
本の購入には、現金に加えて、伊那図書館が発行した図書館地域通貨「りぶら」も、クーポン券として利用されました。
本を販売した店主たちは、情報交換をしたり、訪れた客と本の話をして交流していました。
伊那図書館では、「古本市を通して交流が図られ、さらに地域通貨の利用で新たなコミュニケーションが広がったらうれしい」と期待を寄せていました。 -
御園区民祭賑わう
伊那市の御園区で3日、恒例の区民祭が開かれ、多くの区民で賑わいました。
御園区民祭は毎年秋に開かれていて、今年で24回目になります。
この日は、公民館の外に設けられたステージで、演芸が行われました。
大正琴の演奏など10のプログラムがあり、それぞれに日頃の練習の成果を披露していました。
また、伊那中学校1年生で落語をしている秋風亭隼太朗こと、長岡隼人君による落語もありました。
訪れた人たちは、青空の下で演芸を楽しんでいました。
また、公民館の中では作品の展示も行われました。
生け花や盆栽、パッチワークなど、公民館の生涯学習教室で取り組んだ作品や趣味の作品など、区民の力作が並んでいました。 -
劇団 伊那舞台 6日・7日公演
伊那を拠点に活動している劇団伊那舞台の第7回公演が、6日、7日の2日間行われます。
本番に向けて、団員の練習にも熱が入っています。
劇団伊那舞台は、本番に向けて、連日、稽古を行っています。
4日夜も、劇団の事務所で通し稽古が行われていました。
伊那舞台は、毎年秋に公演を行っていて、今回が7回目です。
今回上演するのは、中谷まゆみ作の「ビューティフル・サンデイ」という作品です。
ある日曜日、同性愛者の秋彦が恋人と暮らす部屋のベッドに、見知らぬ女・ちひろが寝ていました。
驚き、問い詰める秋彦ですが、ちひろは、ジョークであしらいます。
そこに、恋人の浩樹が帰ってきて、ちひろと意気投合してしまいます。
言葉を交わすうちに、3人に奇妙な信頼関係が芽生えていくというハートフルコメディです。
劇団伊那舞台の第7回公演「ビューティフル・サンディ」は、6日は午後7時縲怐A7日は、午後2時縲恂・輪町文化センターで上演されます。
入場料は500円です。 -
伊那市ますみヶ丘で男性が熊に襲われる
伊那市ますみヶ丘で5日、男性が熊に襲われました。男性は、頭と腕に軽い傷を負いましたが命に別状はありません。
男性が熊に襲われたのは、伊那市のますみヶ丘公民館南西のスギ林です。
襲われた男性は73歳で、宮城県からますみヶ丘の親戚の家に泊まりに来ていました。今朝6時ころ、親戚宅から15mほど離れたスギ林を歩いていたところ、突然繁みの中から熊が現れ襲いかかってきたという事です。
この男性によりますと、熊は立った状態で160センチメートルほどあったという事です。
熊を振りはらった後男性は、親戚宅に助けを求めました。
伊那市内での人身被害は、平成20年9月に西箕輪与地でキノコ採りの男性が襲われて以来となります。
今回の被害を受け伊那市では、ますみヶ丘など西部地域に回覧を出したほか、安心安全メールで注意を呼び掛けました。
また、伊那猟友会に対して、協力を要請していきたいとしています。
市内のクマの目撃情報は、今年4月26日から11月1日までに58件あり、このうち、ますみヶ丘では14件となっています。
ますみヶ丘にある伊那西小学校では、8月31日から各家庭で児童を送り迎えし、対応できない家庭のために下校バスを運行する対応をとっています。
学校ではこの対応を来週も継続するということです。 -
伊那市 お父さんの子育てガイドブック完成
伊那市は、父親の育児参加をサポートするためのガイドブックを初めて作り、1日から市役所等で配布を始めました。
「お父さんの子育てガイドブックー男の子育てー」は、父親にも子育てにかかわってもらおうと、県の補助を受け6千部作られました。
内容は、6歳までの間の子供との接し方や読み聞かせの方法、離乳食の作り方など、父親の役割や子育てのヒントが記されています。
担当する職員は、「子育ては不安な事が多いので、どちらかにまかせるのでは無く、両親が協力して行ってほしい」話していました。
冊子は、妊娠届出時に市役所で配布される他、当面の間は、乳幼児健診や出生届出時にも配布される事になっています。 -
オリンパス(株)辰野事業所の樋代卓司さん 黄綬褒章受章
オリンパス株式会社辰野事業場に勤める樋代卓司さんは、その道の業務に専念し、功績をあげた人などに贈られる黄綬褒章を受章しました。
県内のオリンパスでは、3人目の受章となります。
樋代さんは、昭和27年生まれの58歳。
駒ヶ根工業高校工業化学科を卒業後、オリンパス光学工業株式会社伊那工場に入社しました。
顕微鏡などの光学機器に使われる金物部品の表面処理業務におよそ40年間携わり、高い技術を取得しました。
陽極酸化処理と呼ばれるこの技術は、アルミニウムを着色したり摩耗を防ぐ為に表面に薄い膜をはることです。
樋代さんは「ここで得た技術を伝えるためにも、後進の指導に取り組んでいきたい」と話していました。 -
御園 循環タクシー路線示される
来年度の伊那市の公共交通について検討する協議会が、4日伊那市役所で開かれました。
伊那本線の廃止により公共交通がなくなった御園地区に循環タクシーを運行させる計画などが示されました。
4日は、協議会に来年度のバスとタクシー路線の運行計画が示されました。
運行計画では、伊那本線の廃止により、公共交通がなくなった御園地区と公共交通がない上牧地区を通る循環タクシーの路線が新たに示されました。
市街地循環バスでは、外回りを廃止し、全て内回りにすることで、待ち時間や、運行時間を短縮する案が示されました。
また、手良・新山・高遠・長谷などを循環しているそれぞれのバスについて、交通量の少ない場所で降りるときは、バス停でない場所でも降りられるフリー降車を取り入れたいとの案も示されました。
委員からは、「降りるときだけでなく、乗るときもフリーにできないか」などの意見が出されていました。
計画は、出された意見を反映して、次回26日の協議会で検討される予定です。 -
中尾歌舞伎 秋季公演にむけ練習に熱
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、7日の秋季公演本番に向けて、練習に熱が入っています。
2日は、衣装を着けて、練習が行われました。
中尾歌舞伎は、江戸時代からの歴史がありますが、太平洋戦争中に一時途絶えました。
戦後、40年のときを経て、昭和61年に地域の若者が、お年寄りの指導を受けて復活させ、今年で25年になります。
今回上演するのは、「奥州(おうしゅう)安達原(あだちがはら) 三段目 袖萩祭文(そではぎさいもん)の段」です。
4年ぶりに上演する演目で、源氏に滅ぼされた奥州安部一族の復讐を描いた物語です。
平家・源氏・安部一族、それぞれが婚姻により親族となっていますが、政治的な争いにより家族が崩壊する姿を描いた悲劇です。
初めて中尾歌舞伎に出演する長谷小学校の池上幸穂さんは、母・袖萩とともに復讐と政治に振り回されるお君役を演じます。
池上さんは、「歌舞伎は思ったよりも難しいけれど、一生懸命練習しています。本番、観に来てください」と話していました。
この中尾歌舞伎秋季公演は、7日(日)、午後1時30分から、伊那市長谷の中尾座で上演されます。 -
伊那市表彰式典
文化の日に合わせ3日、各市町村で功労者の表彰式が行われました。
伊那市では、市役所で式典が行われ、永年地域の発展に尽くした功労者に白鳥孝市長から表彰状が贈られました。
今年度表彰されたのは、地方自治功労として市政の発展に尽くした前伊那市長の小坂樫男さんをはじめ個人12人と1団体です。
団体では、教育文化功労として59年間にわたり、クラシック音楽会などを企画運営した伊那市音楽協会に表彰状が贈られました。
白鳥孝市長は、「伊那市が順調な発展を遂げてこられたのは、皆さまの多大なご尽力のおかげと心から感謝申し上げます」と式辞を述べました。
受賞者を代表して小坂樫男さんは、「今日を契機に、
また、市政に対して協力をしていきたい」と謝辞を述べました。 -
下水道使用料金などの改正
伊那市の上下水道事業運営審議会は、下水道使用料金などの改正はやむを得ないとする審議結果を白鳥孝市長に答申しました。
1日の夜、審議会が伊那市役所で開かれ、審議会の横森孝心会長が白鳥市長に答申書を手渡しました。
市では現行の使用料のまま運営を続けた場合、平成23年度から平成25年度までの3年間の赤字額がおよそ11億円になるとしています。
一般家庭の支払っている使用料は2か月で平均6200円だったものがおよそ7100円となります。
また、改正に伴い合併前の旧市町村ごとに異なっていた下水道使用料金は統一されます。
審議会は、水洗化率の向上目標は必要最低条件として取り組む事、市民へ経済状況などの情報公開を徹底するなどの附帯意見をつけました。
白鳥市長は「答申を重く受けとめ健全化に向け取り組んでいききたい」と話していました。
この下水道料金などの改正案は伊那市議会12月定例会に提出され可決されれば来年4月から実施されます。 -
ごみの減量化 伊那市へ提言
伊那市のごみ減量化・資源化推進委員会は2日、これまで検討してきた、ごみの減量やリサイクルなどについて伊那市に提言しました。
この日は、今年度最後の委員会が伊那市役所で開かれ、北原文明委員長が白鳥孝市長に提言書を手渡しました。
提言には、レジ袋削減にむけ消費者と事業者、行政が協議する場を設ける事、資源ごみの収集ステーションに目立つ看板を設置すること、分別のエキスパートの養成、などがもり込まれています。
白鳥市長は「ごみの削減は重要課題。実施できるものはすぐに実施し、ごみにかかわる地域の活動に活用していきたい」と話していました。 -
市街地の再生に向けた指針案示す
伊那市の中心市街地再生プラン策定委員会が2日に開かれ、各分科会から、プランの具体的な取り組みを示す指針の案が報告されました。
この日は5回目の委員会が伊那商工会館で開かれ、4つの分科会が9月から検討してきた指針の案が報告されました。
案では、来年度、再来年度実施する短期プランとして、市街地のビューポイントの発掘、空店舗を活用した情報発信拠点の設置、いなっせやセントラルパークなどを「街のステージ」とした、発表の場の提供、バラのまちづくり、などがあげられました。
これらの案は、内容を精査し、11月26日に開かれる伊那市中心市街地再生協議会に「伊那市中心市街地の再生に向けた指針」の案として提案することになっています。 -
阿部知事 伊那合同庁舎で県幹部と懇談会
阿部守一長野県知事が1日、伊那合同庁舎を訪れ、上伊那地方事務所長ら県幹部と懇談しました。
午前11時過ぎ、阿部知事は県幹部と懇談するため、公務としては初めて上伊那を訪れました。
懇談は、冒頭のみ公開で行われました。
挨拶の中で阿部知事は「現場の声を聞く機会を持つことは、県民の声を反映させる近道だと思っている。
地域の実情や、県民の思いにあった取組みができるよう地方分権に力をいれ、行政と県民が同じ方向を向いて歩んでいけるようにしていきたい」と話しました。
懇談会では、上伊那地域の製造業がおかれている現状や、組織をいかに運営していくかなど意見交換が行われたということです。
上伊那地方事務所の市川武ニ所長は「上伊那の製造業は海外依存率が高く円高の影響をうけている現状を伝えた。直接話す機会を大切にしていきたい」と話していました。 -
伊那公民館文化祭
第33回伊那公民館文化祭が1日から3日まで、伊那公民館で開かれています。
会場には、講座やサークルなどで取り組んだ作品、およそ2千点が並んでいます。
伊那公民館には、およそ90のサークルなどがあり、文化祭はその活動の発表の場として開かれているものです。
会場2階の展示スペースには、陶芸や絵画、写真など11グループの作品が展示されています。
3階には、2年間で学んだ書道の成果を発表した展示など18グループが展示しています。
伊那公民館の武田登館長は「1つに偏らずに様々なジャンルの作品が展示されているので、多くの人に見に来てもらいたい」と話していました。
伊那公民館文化祭は、3日まで開かれていて、最終日には公民館講堂で大正琴や歌、マジックなどのステージ発表が行われます。 -
伊那市 平成23年度予算編成会議
伊那市の部課長以上の職員を対象とした、新年度予算編成会議が1日開かれ、白鳥孝市長は「事業の選択と集中を行うよう」指示しました。
白鳥市長は「国の来年度の予算方針が不透明であり、経済も円高・デフレにより先行きが見えない状況となっている中、歳入の確保、歳出削減に取り組み、事業の選択と集中を徹底し、重点的かつ効率的な予算配分を進めてほしい」と指示しました。
平成23年度の経費は、投資的経費を除き、一般財源ベースで今年度と同額のおよそ209億円となる見込みです。
伊那市では、11月下旬までに各部局からの見積もりを受け、査定・折衝を行い来年1月下旬に予算案を内示する事にしています。 -
園児が「光と影の世界」楽しむ
伊那市の竜西保育園で10月29日、光と影の世界を楽しむイベントが行われ、園児が保護者と一緒に楽しみました。
この日は、午後5時に庭に並べられたランタンに火が灯され、辺りは幻想的な雰囲気に包まれました。
イベントは、竜西保育園の「収穫祭ハロウィン」の一環で行われたもので、子ども達に普段とは違った雰囲気を楽しんでもらおうと「暗闇と光のファンタジー」と題して夜の園舎で行われました。
ランタンは、園児がペットボトルを使って手作りしたもので、およそ100個が庭に並べられました。
子ども達は保護者と一緒にランタンのほのかなあかりを眺めていました。
また、園の中では影の世界を楽しんでもらおうと、お化け屋敷や影絵などが企画され、子ども達が楽しんでいました。
小林政子園長は「普段とは違った雰囲気で親と子の触れ合いの場にもなった。楽しんでもらえて良かった」と話していました。 -
新山小で地域公開参観日
昨年度から小規模特認校に指定されている、伊那市の新山小学校で30日、地域公開参観が行われました。
地域公開参観は祖父母参観に合わせて行われたもので、この日は保護者の他学区外から3家族が訪れ、授業の様子を見学しました。
新山小学校は、昨年度から少人数の特色ある学習環境を活かし、市内全域から入学、または転学することのできる「小規模特認校」に指定されています。
地域公開参観は昨年度から行われていて、現在、見学にきた子ども2人が学校で学んでいます。
見学後に入学を決めた児童の保護者は「」と話していました。
見学に訪れた親子は授業に参加しながら、新山小ならではの教育を体感していました。
見学したある親は「」と話していました。
岩崎勝幸校長は「新山小の普段通りの生活を見てもらい、小規模校ならではの良さを感じてほしい」と話していました。 -
伊那中学校吹奏楽部
伊那市の伊那中学校吹奏楽部の定期演奏会が31日、伊那文化会館で開かれました。
定期演奏会は今年で7回目で、31日は、コンクールの自由曲をはじめポップスやクラッシックなど10曲を演奏しました。
生徒達は、この演奏会に向けて練習を重ねてきたということで、息のあった音色を響かせていました。
会場には、保護者などが訪れ演奏に聞き入っていました