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暑中信州寒晒蕎麦 高遠町内の7店舗で提供始まる
伊那市高遠町のそば店でつくる高遠そば組合は、江戸時代に高遠藩が将軍家に献上していたとされる「暑中信州寒晒蕎麦」の提供を、13日から始めました。
高遠城址公園の近くにあるきし野では、訪れた人が早速注文をしていました。
寒晒蕎麦は、1722年に高遠藩が将軍家に献上を始めたとされています。
冬の寒い時期に蕎麦の実を川に1か月ほど浸します。
こうすることで、アクが抜け雑味が少なくなるということです。
また、その後実を寒風にさらし日中の気温差を利用して溶けたり凍ったりを繰り返すことで、甘みが増すとされています。
こちらが寒晒蕎麦です。
徳川家は白を重んじていたということで、高遠そば組合では当時と同じように蕎麦の実の殻を完全に取り除き白い部分だけを使って提供しています。
寒晒蕎麦は、1人前1,200円となっています。
各店舗150食限定で、なくなり次第終了となります。
提供店舗は、ご覧の通りとなっています。 -
高遠高校で兜陵祭始まる
伊那市高遠町の高遠高校の文化祭「兜陵祭」が12日から始まりました。
12日は、体育館で校内祭が行われました。
全校生徒がカウントダウンにあわせて風船を飛ばし文化祭の開会を祝いました。
今年のテーマは「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ・・・私達の青春だ!!」です。
やりたいことを諦めることなく全力で取り組み、自分が主役となる文化祭にしようという意味が込められています。
生徒会が制作した動画に教諭たちが登場すると、会場は盛り上がっていました。
12日はほかに、クラスごとの発表が行われ、ダンスや合奏、制作した動画の上映が行われました。
兜陵祭では13日の午前10時から一般公開が行われ、展示や音楽専攻の生徒らによる発表が行われるということです。
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三宅小学校の児童が高遠北小学校を訪問
伊那市の友好都市、東京都三宅村にある三宅小学校の児童が4日高遠北小学校を訪れ交流しました。
三宅小学校の5年生15人がお揃いの水色のTシャツを着て高遠北小学校を訪れました。
両校の5年生同士が交流しドッジボールを楽しみました。
旧高遠町と三宅村は昭和45年1970年に友好町村盟約を結びました。
江戸時代、大奥の女中だった絵島と歌舞伎役者の生島の悲恋「絵島生島事件」で絵島は高遠に、生島は三宅島に流されたことが縁となっています。
小学校の交流は平成7年1995年から始まり、三宅島の雄山大噴火で一度中止となりましたが、その後は全島避難している間も毎年行われているということです。
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ミクロネシア児童ら 高遠小で交流会
ミクロネシア諸島の児童や生徒24人が28日に伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ児童と交流しました。
これは国立信州高遠青少年自然の家の交流事業で行われたものです。
体育館で交流会が開かれ、ミクロネシアの児童・生徒は地域の伝統的な踊りを披露しました。
23日の土曜日に来日して東京都に滞在し、前日国立信州高遠青少年自然の家に到着したという事です。
高遠小学校の児童は校歌を披露しました。
国立信州高遠青少年自然の家での受け入れはコロナ禍以来4年ぶりだということです。
ミクロネシアの児童・生徒たちは国立信州高遠青少年自然の家での自然体験や、ホームステイを行い、7月2日に帰国するという事です。 -
高遠町内3つの小中学校で市営プール活用し授業 本施行
伊那市高遠町の高遠小学校で、今年度初めての水泳の授業が24日に、高遠スポーツ公園プールで行われました。
高遠小を含む高遠町内の3つの小中学校では、2年前から試験的に市営プールで授業を行っていて、今年度から本施行となります。
高遠スポーツ公園の屋内プールで水泳の授業を行うのは、高遠小学校、高遠北小学校、高遠中学校の3校です。
24日は、高遠小の全校児童が今シーズンの初泳ぎを楽しみました。
昼前には、2年生と5年生が授業を行いました。
高遠町内の3つの小中学校では、ろ過機の故障や漏水などによりそれぞれ修繕が必要となっていたため、2年前から試験的に市営プールを利用しています。
24日の伊那地域は、23日の雨から一転強い日差しが降り注ぎ、最高気温は31.4度まであがりました。
屋内プールのため炎天下や雨天時でも授業を行うことができます。
低学年が利用するスペースには、高さ40センチほどのプールフロアが設置されているほか、転落防止用のネットも設置されています。
高遠小学校では、8月末まで各学年12回ほどの授業を行う計画です。
なお伊那市教育委員会では、昨年度小中学校の水泳の授業の在り方について考える検討委員会を設け、各学校が民間施設の利用を含めた授業の方法について定めたということです。 -
古布を使ったぞうり教室
伊那市民俗資料館が主催する古布を使ったぞうり教室が高遠町の旧馬島家住宅で23日、開かれました。
教室は、布ぞうりの技術を継承し多くの人に作り方を覚えてもらおうと開かれたもので、市内を中心に10人が参加しました。
講師を務めたのは高遠町山室の北原房子さんです。
布団などを裂いた長さ1mほどの古布をぞうりづくり専用の器具を使い編んでいきます。
北原さんは「形をこまめにみながらきつく編んでいってください」などと参加者にアドバイスしていました。
1足作るのに5時間ほどかかるということで、参加者たちは北原さんのアドバイスを受けながら手を動かしていました。
布ぞうりは、やわらかく肌触りのよさが特徴で、洗濯をして長く使用できるということです。
教室は30日にも予定されていますが定員に達したため参加受付けは終了しています。
尚、11月に予定されている教室は、10月から募集するということです。 -
平和願うバラを植樹
バラ祭り開催中の伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンに世界平和を願う「シモーヌ・ヴェイユという品種のバラ」が21日、新たに加わりました。
しんわの丘ローズガーデンは今年、プレオープンから20年を迎えました。
これを記念し伊那市内に工場があり精密温度制御装置などを製造する伸和コントロールズ株式会社と世界平和に貢献することを目的にフランスで設立された団体ルネサンス・フランセーズの日本代表部が共同でシモーヌ・ヴェイユのバラの苗木5本を伊那市に寄贈しました。
21日は植樹式が行われ、伊那市の関係者など10人が出席しました。
このバラは2015年、ルネサンス・フランセーズの設立100周年を記念して作られたものです。
会の名誉会長で世界に正義と平和を訴えたフランスの女性政治家のシモーヌ・ヴェイユに由来しています。
この団体ではバラを通じた世界平和を強く求めていく活動として全国各地の自治体などに寄贈しています。
シモーヌ・ヴェイユのバラは香りが強く春と秋に花が楽しめるのが特徴だということです。
21日に植樹したバラは来年の5月頃楽しめそうです。
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田楽座とマルシェがコラボ
伊那市富県のまつり芸能集団田楽座と上伊那の飲食店などが協力し、公演とマルシェを組み合わせたイベント「あなたのお蕎麦de田楽座」が高遠町の高遠閣で15日に開かれました。
会場の高遠閣です。
1階では、飲食店の販売コーナが並び、訪れた人達が蕎麦や弁当、菓子を購入していました。
会場は飲食可能となっていて、訪れた人達は、食事をしながら太鼓や踊りを楽しんでいました。
このイベントは、田楽座や市内の飲食店、地域住民でつくる田楽座高遠公演応援団が、地域で活動する人達の交流や、地元の良さを改めて知ってもらおうと企画しました。
獅子舞では、初めに獅子が客席をまわると、中には泣いてしまう子どもの姿も見られました。
また、関連イベントの玉すだれのワークショップに参加した市内の小学生は、練習の成果を披露していました。
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伊那市出身の版画家 山岸主計 没後40年展
伊那市出身の版画家山岸主計の没後40年展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、木版画24点と油彩画10点など、山岸主計の作品40点が展示されています。
山岸主計は、1891年明治24年に伊那市美篶で生まれ、15歳で上京し木版彫刻を学びました。
35歳の時にアメリカに渡り、美術館や博物館を見て歩きながら各地で写生し個展を開きました。
1939年昭和14年から4年間、従軍画家として中国や台湾などを訪れていて、様々な国の街並みなどが木版画で表現されています。
こちらのコーナーでは、完成した作品と合わせて、制作過程で使った版木が展示されています。
会場には他に、中央アルプスの経ヶ岳を描いた油彩画なども展示されています。
また作品展に合わせて、美術館で収蔵している木版画など21点も展示されています。
山岸主計の没後40年展は、8月18日日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
ローズガーデンでプロカメラマンが撮影サービス
バラが見ごろとなっている伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで、プロのカメラマンによる記念撮影サービスが、16日に行われました。
イベントは、現在開催中のバラ祭りに合わせて、初めて行われたものです。
訪れた人は、園内で1番気に入った「推しバラ」の前に立ち、無料で写真を撮ってもらうことができます。
撮影したのは、宮田村を拠点に出張撮影を行っている「Kodama no film」のスタッフです。
夫の兒玉孝大さんと妻の真理子さんは、共にプロのカメラマンで、今年1月に愛知県から宮田村に移住してきました。
15分ほどで印刷が終わり、参加者に手渡していました。
16日は、正午までの2時間に9組の撮影をしていました。
企画した伊那市では、「思い出として残してもらい、また足を運んでもらえればうれしです」と話していました。 -
新しい本との出会いを「ほんのまくら」
伊那市の高遠町図書館は、普段選ばない本にも親しんでもらおうと、題名と表紙を隠し、書き出し文だけで本を選ぶ企画を11日から始めました。
企画は、高遠町図書館で11日から始まりました。
枕詞の「まくら」から、企画を「ほんのまくら」と名付けました。
本は新聞紙で包まれ、題名や表紙が分からなくなっています。
表紙には本の書き出しが貼りだされていて、これをたよりに本を選び、借りることができます。
高遠町図書館では、普段選ばない本との新しい出会いを楽しんでもらおうと、初めて企画しました。
子ども向けが30冊、大人向けが30冊の合わせて60冊が用意されました。
「ほんのまくら」は、なくなり次第企画終了となります。
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美術館でジャズの演奏
伊那市高遠町の信州高遠美術館で9日、市民バンドによるジャズの演奏が行われました。
演奏したのはジャズ愛好会でつくる「いなっせJAZZ Friends」のメンバー7人です。
会場となった信州高遠美術館には約30人が集まり演奏を楽しんでいました。
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進徳館の日で様々なイベント
江戸時代の高遠藩の藩校「進徳館の日」に合わせた行事が、伊那市高遠町で25日に行われました。
進徳館は、信州教育の源流となったといわれる高遠藩の藩校です。
進徳館の館内に展示されている孔子・孟子などの五聖像の前で、白鳥孝市長など関係者が拝礼しました。
進徳館では、伊那市内で活動する茶道教室の表千家 竹村社中が野点を行いました。高遠中学校の生徒が、ボランティアで、茶などを運んでいました。
会場を高遠閣に移して、第30回 進徳館の日の行事が行われました。
会場には、今年生誕150年となる高遠町出身の画家・池上秀畝が手掛けた絵と書が、きょうのみの限定公開で展示されていました。
白鳥市長は、「実践・体験を重視する伊那市の教育の象徴として進徳館を守り伝えたい」とあいさつしました。
イベントでは、高遠中学校の田中幸一校長と、原洋一教諭が、観光ボランティアとして活動する生徒たちについて講演しました。
高遠中学校では、高遠城址公園の桜を見に訪れた観光客に対し、駐車場やトイレの提供、桜茶のふるまいなどを行っています。先輩たちから受け継いだ「おもてなしの心」を大切にしながら、SNSで映えるスポットや、案内標識の作成など、新たなおもてなしにチャレンジしたことなどを紹介していました。
高遠スポーツ公園文化体育館では、進徳館の日記念少年剣道大会が開かれました。
伊那市内の小学校低学年から中学生まで19チーム163人が出場しました。
剣道大会は、「文武両道」を掲げた進徳館にちなんで行われていて今年で26回となります。
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伊那市 男女共同参画推進会議
誰もが自分らしく生きるための社会「男女共同参画」を進める伊那市の推進会議が4日に市役所で開かれました。
今年度1回目の会議が開かれ、各種団体からの推薦や公募の委員12人が委嘱されました。
会長には、伊那市公民館運営協議会の下島一道さんが選ばれました。
伊那市では第4次伊那市男女共同参画計画を定め、2022年度から2026年度までの5年間で28のアクションプランを進めています。
そのうち、地区役員の女性登用の割合について、昨年度の9.2%から2026年度には、20%を目標にしています。
また、市職員の課長級以上に占める女性の割合は昨年度8.5%で、10.5%を目標にしています。
委嘱された委員の任期は2年間で第4次伊那市男女共同参画計画について審議していきます。
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池上秀畝をテーマに歴博講座
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、高遠町出身の画家、池上秀畝をテーマにした歴博講座が、5月19日に開かれました。
この日は、元上田市立美術館館長で、伊那文化会館でも8年間学芸員を務めた、滝澤正幸さんが話をしました。
滝澤さんは、美術史を専門とし、秀畝についての研究を行っていて、講座では、秀畝が生きた時代の美術界や作品について話しました。
滝澤さんは「秀畝は日本の伝統的な絵画方式を守る『旧派』の代表として活躍していたが、卓越した画力で新派的な美意識の画風も描くことができた」と話していました。
歴博講座は、高遠町歴史博物館が、2015年から地域の研究者や学芸員などの研究発表の場として開いているものです。
今回の講座は、16日まで開催中の、池上秀畝生誕150年の企画展に合わせて開かれ、会場には30人が訪れました。
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片岡鶴太郎さん講演
俳優で画家の片岡鶴太郎さんの講演会が伊那市高遠町総合福祉センターやますそで1日、開かれました。
片岡さんは、役者として映画やドラマなどで活躍する一方で、芸術家として絵画なども手がけています
伊那市高遠町の信州高遠美術館でこれまで3回個展を開いています。
2012年には、伊那市芸術文化大使に委嘱されています。
講演会は、事前に募集した質問に片岡さんが答える形で開かれました。
芸術に目覚めたきっかけは椿の花だったと紹介しました。
「38歳の時、2月の早朝、ドラマ撮影に向かうため自宅の玄関を出ると、赤いツバキが目に入った。凛と咲く花に心がきゅっとするような感銘を受けた。そのツバキを表現しようと絵に挑戦した」と話していました。
講演会では、片岡さんの作品も紹介されました。
講演会は、高遠町公民館の公民館講座「高遠町桜大学」の一環で開かれたもので、およそ200人が訪れました。
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倒木による停電 復旧
1日午前2時30分頃、伊那市高遠町の一部、130戸で倒木による停電がありました。午前9時50分頃に復旧しています。
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サクラサクミライ 願い書いた短冊のお焚き上げ
伊那市高遠町の高遠城址公園さくら祭りで行われたイベントで集まった、被災地への祈願や願い事が書かれた短冊のお焚き上げが30日に行われました。
お焚き上げは、東高遠の諏訪社で行われ、イベントを企画した伊那市観光協会などが、伊藤光森宮司の大祓詞にあわせ、短冊を火の中に入れました。
伊那市観光協会では、さくら祭りで、願い事や能登半島地震の被災者へのメッセージなどを短冊に書き、結紐に結ぶイベント「花結い~サクラサクミライ~」を実施しました。
公園開きの3月23日から、さくら祭り終了の4月18日までに、1万5千を超える願い事が集まりました。
伊那市観光協会では、「被災地の1日も早い復興を願い、今後も人と人が繋がるイベントを企画していきたい」としています。
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観光客受け入れ強化 サイクルスタンド設置
伊那市はサイクリングに訪れる観光客の受入れ強化に取り組んでいます。
29日は市内5か所のコンビニエンスストアにサイクルスタンドが設置されました。
スタンドが設置されたコンビニエンスストアのひとつ、伊那市高遠町のセブンイレブン高遠小原店です。
自転車の活用推進に取り組む伊那市地域おこし協力隊の石井基裕さんが作業を行いました。
伊那市産のアカマツを使用していて、木材をネジで固定するだけで組み立てることができ5台駐車することができます。
ロードバイクにはスタンドが付いていないものが多く、駐輪の際には横に寝かしているということです。
スタンドの設置には、伊那市が創設した補助金が活用されています。
自転車を活用した街づくりに取り組む伊那市では、スタンド設置により増加するサイクリストの受入れに対応します。
商品化したアカマツのスタンドの利用促進も図りたい考えです。
また誰でも利用できるタイヤの空気入れも設置されました。
29日は、市内のコンビニエンスストア5か所にスタンドが設置されました。
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県内外の作家の作品展示 美術交流展2024in高遠
県内外の作家の美術交流展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、上伊那を中心とした県内の作家16人と、群馬県や東京都などの県外の作家36人の作品52点が展示されています。
交流展は、2016年から開かれていて、群馬県前橋市の酒井重良さんの娘が長谷に住んでいたことが縁で、それぞれの地域の作家の交流の場にしようと始まりました。
始めた頃、県外の作家は群馬県がほとんどでしたが、今では東京都や愛知県など、規模を広げています。
作品は、水彩画や油絵、書、彫刻など、ジャンルも技法も様々です。
美術交流展2024in高遠は、6月9日(日)まで、信州高遠美術館で開かれています。入場は無料です。
最終日の9日午前11時からは、市民バンドによるジャズコンサートが予定されています。
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高遠さくら祭り 有料入園者数10万7,368人
今年の伊那市高遠町の高遠城址公園さくら祭りの有料入園者数は10万7,368人でした。
伊那市では団体客やインバウンドの回復の兆しが見られるとしています。
28日は高遠町総合福祉センターやますそでさくら祭り反省会が開かれました。
今年の高遠城址公園の有料入園期間は4月6日から18日までの13日間で、有料入園者数は10万7,368人でした。
このうち団体客は1万6,773人と、去年の8,147人にくらべ倍となっています。
大型・中型バスは623台と、去年の386台と比べ大幅に増加しています。
また、今年は22年ぶりに入園料を100円増額しましたが、入園者数には影響がみられなかったとしています。
伊那市では「団体ツアーやインバウンドの回復の兆しが見られる。しかしコロナ禍前の水準に戻るには時間がかかりそうだ」としています。
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高遠町総合支所 安全祈願と起工式
伊那市は、高遠町に新たに建設を予定している総合支所の工事の安全祈願祭と起工式を、27日に行いました。
27日は、建設地の高遠町文化センター駐車場で安全祈願祭と起工式が行われました。
建物は、鉄骨造りの2階建てで、延床面積はおよそ940平方メートルです。
1階には、住民窓口の他、大会議室、相談室が、2階には古文書などを保管する文書庫が設けられます。
こちらは完成イメージ図です。
街並みに調和した和風の建物となっていて、ペレットストーブや太陽光発電設備、蓄電池を設置し、有事の際は防災拠点の施設となります。
総事業費は、およそ4億9,600万円となっています。
旧庁舎は1966年に建てられ、半世紀以上が経ち老朽化していたことから建設されるものです。
完成は、来年5月を予定しています。
また、旧庁舎の解体工事はすでに終了していて、今年度中に駐車場として整備します。
これにより、新庁舎の建設で減少するおよそ40台分の駐車スペースが確保できるということです。 -
田楽座 6月15日に高遠閣で公演
伊那市富県を拠点に活動するまつり芸能集団・田楽座は6月15日に公演「あなたのお蕎麦de田楽座」を開きます。
27日は田楽座や当日出店する飲食店などのメンバーで作る田楽座高遠公演応援団が会場の下見をしていました。
公演当日は市内の蕎麦店など6団体が出店します。
田楽座が高遠閣で公演するのは初めてで、食べながら観覧することができます。
公演では太鼓や獅子舞など8演目のほか、子どもたち有志による和太鼓演奏も披露されます。
また田楽座は、太鼓や玉すだれの体験会を小学生向けにそれぞれ6月8日と14日に開き、参加者を募集しています。
参加者は公演当日に出演することになっています。
午前11時半から飲食店での販売が始まり午後1時開演です。
公演の前売り券は大人のみ50食限定の蕎麦付きチケットが3,200円、通常チケットは大人2,500円、小中学生500円で販売中です。
詳しくは田楽座にお問い合わせください。
お問い合わせ 田楽座78-3423 -
江崎孝坪生誕120年展
伊那市高遠町出身の日本画家、江崎孝坪の生誕120年展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で26日から始まりました。
会場には、歴史画の屏風や花鳥画など、16点が展示されています。
江崎孝坪は、1904年に高遠町で生まれ、今年で生誕120年となります。
歴史上の人物の服装や儀式、出来事を忠実に再現した歴史画を得意とし、黒澤明監督の「七人の侍」で、時代に合った衣装かを調べる衣装考証を担当しました。
ほかに、戦時中を題材にした作品や、挿絵・はがきなどの小作品も展示されています。
江崎孝坪生誕120年展は、8月18日(日)まで、信州高遠美術館で開かれています。
入館料は、一般500円、高校生・18歳以下は無料です。
なお、6月9日までは一般も入館料が無料となっています。
■休館日:火曜日
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伊那ケーブルテレビに予備免許交付 周波数は86.7MHz
コミュニティーFMの開局準備を進めている伊那ケーブルテレビジョンに対し、23日総務省信越総合通信局から電波を出すことが可能となる予備免許が交付されました。
放送を聞くことができる周波数は、86.7MHzです。
23日は、長野市にある総務省信越総合通信局で、藤田和重局長から伊那ケーブルテレビジョンの向山賢悟社長に無線局予備免許通知書が手渡されました。
予備免許が交付されたことで、電波を出すことが可能となります。
電波障害などについて調査を行い、問題がなければ免許が交付され開局することができます。
周波数は、86.7MHzで、伊那市、箕輪町、南箕輪村で放送を聞くことができます。
向山社長は、「地域密着のケーブルテレビ事業を地域の皆さんに支えられながら40年という長きにわたりサービスを提供させてもらってきましたが、有線のケーブルテレビに、無線のコミュニティFMが加わることで、地域情報や、生活情報、娯楽情報、もしものときの災害情報も含め、さらに充実したきめ細かい情報を提供し、地域メディアとしての役割をしっかり果たしていきたい」と話しました。
伊那ケーブルテレビでは、予備免許交付を受け、今後アンテナ設置や放送機器の整備を行い、今年夏ごろの開局に向けて準備を進めていく計画です。 -
台湾の高校生と高遠高校の生徒が交流
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は、日本を訪れている台湾の台中市立西苑高級中学の生徒と21日に交流しました。
この日は日本の高校にあたる台中市立西苑高級中学の生徒19人が教育旅行の一環で高遠高校を訪れました。
歓迎セレモニーでは、高遠高校の生徒が部活紹介を行いました。
弓道部は、体育館で弓を引きました。
台湾の生徒は、写真を撮りながら見ていました。
書道部は書道パフォーマンスを行い、ようこそ高遠へという意味の漢字を書きました。
台湾の生徒は、自身の学校を紹介しました。
その後、高遠閣に移動して班ごと交流しながら昼食をとりました。
互いにスマートフォンを使いながらコミュニケーションをとっていました。
また、書道による交流もありました。
長野県では、国際交流の推進や交流人口の増加を目的に、海外からの教育旅行の受け入れを積極的に行っています。
今月は海外から県内に10校約200人が訪れています。
台湾の生徒たちはきょう伊那市内にホームステイし、関東地方を観光して25日に帰国すると言うことです。
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入笠山開山祭
18日の伊那地域の最高気温は28.8度まで上がり7月中旬並となりました。
伊那市と富士見町にまたがる標高1955mの入笠山で18日、開山祭が行われました。
標高1955mの入笠山頂上です。
南アルプス最北部に位置する入笠山は、山頂近くまでゴンドラや車道が通じていて、登山口から頂上までは30分ほどで登ることができます。
県内外から多くの登山客が訪れ、頂上を目指して歩いていました。
18日は、天候にも恵まれ山頂では360度のパノラマを楽しむことができました。
富士山を眺めることもできます。
登山者たちは頂上で、景色を楽しみながら食事をしたり、記念撮影用の手持ち看板を持って写真を撮っていました。
18日は、登山口で山開きの神事が行われました。
伊那市と富士見町などでつくる入笠山観光連絡協議会が毎年この時期に行っています。
伊那市や富士見町、JA上伊那などの関係者およそ70人が出席し、今シーズンの安全を祈りました。
諏訪アルプホルンクラブによる演奏も行われました。
入笠山では、様々な山野草を楽しむことができ、5月下旬からスズランが開花するという事です。 -
高遠町図書館 シャボン玉イベント
伊那市高遠町の高遠町図書館は、親子連れがシャボン玉を作って楽しむイベントを18日開きました。
イベントでは、大小さまざまなシャボン玉の道具が用意されました。
人が入ることができる大きさの道具も用意され、子どもたちがその中に入って楽しんでいました。
このイベントは、高遠町図書館が開いたもので、親子連れおよそ130人が訪れました。
高遠町図書館では「訪れた人に楽しんでもらい、図書館の取り組みに興味を持ってもらいたい」と話していました。
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高遠町出身の洋画家 伊藤三千人さん油絵展
伊那市高遠町出身の洋画家 伊藤三千人さんの油絵展が、ベルシャイン伊那店で開かれています。
会場には、伊藤さんの油絵およそ40点が展示されています。
伊藤さんは91歳で高遠町勝間出身の洋画家です。
一水会の元委員で現在は神奈川県で暮らしています。
高遠高校在学中には画家の中川紀元から指導を受けました。
今回は、これまでに描いた伊那谷の風景を中心に展示しています。
こちらは伊那市長谷の巫女淵の紅葉を描いた作品です。
伊藤三千人さんの油絵展は21日(火)までベルシャイン伊那店で開かれています。
展示されている作品は購入することができます。
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遠照寺ぼたん祭り
ぼたん寺として知られる、伊那市高遠町山室の遠照寺のぼたんが現在見頃を迎えています。
12日からぼたん祭りが始まりました。
遠照寺には、180種類、およそ2,000株のぼたんが植えられています。
市内外から訪れた人たちが写真を撮ったりして花を楽しんでいました。
花の上には日よけや雨よけの役割をする傘が付けられています。
1983年に松井教一住職の母親が地域おこしのために、3株の苗を植えたことが始まりで、檀家と協力して育て、40年余りが経つということです。
今年の開花は去年並みの4月29日ですが、花の咲きが早く去年より5日ほど早い9日に見頃を迎えました。
遠照寺によりますと、ぼたんは5月下旬まで楽しめるということです。
ぼたん祭りは6月2日までを予定していて、参拝料は500円、高校生以下は無料です。