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防災ヘリで訓練
ヘリコプターを使った救急救助訓練が21日、伊那市高遠町の山田河原駐車場で行われた。
山間地で発生する救助活動が迅速に行えるようにと、高遠消防署と県消防防災航空隊が合同で初めて実施した。
訓練は林道を走っていた車が沢に落ち、けが人が多数出たとの想定で行われた。
高遠消防署が松本市にある航空隊にヘリコプターによる救助を要請すると、およそ15分で到着。次に上空のヘリコプターから署員がワイヤーを使ってけが人がいると想定した現場に下りた。
現在、高遠消防署にはヘリコプターから下りる訓練を受けた署員が5人いて、いざという時に出動できる体制を整えている。
救助では担架にけが人を乗せ、航空隊員と連携を取りながら慎重にヘリコプターまで運んでいた。
高遠消防署では山間地での災害など、車で現場まで行くことができない場合、ヘリコプターでの救助は重要になってくる竏窒ニしている。
蟹澤昭二署長は、「気温が低く雪が積もっている時の救助の厳しさを改めて感じた。今後も高度な救助技術の習得と現場で役立つ知識を身に着け、万一の時に備えたい」と話している。 -
高遠高校芸術コース作品展
高遠高校の芸術コースで、美術・書道を専攻している生徒の作品展が、伊那市役所で開かれている。
会場の伊那市役所1階市民ホールには、1年生から3年生の作品50点ほどが並んでいる。
この展示は、地元の人に生徒の作品を見てもらおうと、今年初めて行われた。
どの作品も授業の中で制作したもので、絵画は50号ほどの大きな作品が多いのが特徴。
関係者は、「1人1人テーマも違うし、書き方も違う。それぞれの子の思いをイメージしながら見てほしい」と話していた。
この展示は22日まで。 -
各地で獅子舞
伊那市西箕輪仲仙寺で18日朝、羽広区の小正月の伝統行事、五穀祭があり、羽広の獅子舞が奉納された。
羽広の獅子舞は雄獅子と雌獅子が同時に踊る全国的にも珍しい舞で、400年の歴史がある。
「阿吽の舞」では、雌獅子は口を大きく開けて静かに舞う一方、雄獅子は口をほとんどふさいだまま、は勇壮に舞う。
仲仙寺本堂では、笛や太鼓に合わせ、剣を手にした「剣の舞」や悪魔払いの舞などが、約15分にわたりって続き、アマチュアカメラマンなどが2頭の獅子の舞を写真に収めていた。
舞い合わせは前日の練習で初めて行ったが、保存会では「息が合い、うまく踊れたのではないか」と話していた。 -
高遠小2分の1成人式
伊那市の高遠小学校で15日、10歳の節目を祝う2分の1成人式が行われた。
同校の2分の1成人式は、今年で9年目を迎える恒例行事。4年生40人が参加し、保護者も集まって成長を祝った。
式典で児童代表の伊東知優さんは、「いろいろな人にお世話になったことを感謝しています。私たちの成長した姿を見てください」とあいさつした。
続いて児童が一人ずつ、「プロ野球選手になって日本代表に選ばれたい」「考古学者になって新しい化石を発見したい」など、将来の夢を発表した。
高遠町地域自治区長の伊藤俊規さんは、「10年後もずっと両親や友達を大事にできる人でいてください」とあいさつしました。
また鈴木孝敏校長は、「夢が実現できるよう健康で頑張っていきましょう」と呼びかけた。 -
高遠町で土手崩れ
16日午前11時ごろ、伊那市高遠町の千年町で、水路の土手が崩れ土砂が民家へ流れ込んだ。
土砂災害が発生したのは高遠町の千年町で、近くを流れる用水路の六道井から水があふれ、幅13メートル、高さ8メートルに渡り土手が崩れた。
これにより近くの伊東誠司さんの敷地に水や土などが流れ込んだ。発生当時、この家には妻の美津枝さんと1歳の子どもがいたが、けがななかった。
用水路を管理する長野県美篶土地改良区によると、この用水路を流れる水は、農業や防火用として利用されていて、最近の冷え込みにより水が氷ったため堰き止められ、水位は通常の6倍の60センチに達していたという。今後は見回りを徹底し、再発防止に努めたい竏窒ニしている。 -
アルストロメリアの出荷本格化
出荷量全国一を誇る上伊那の冬の花アルストロメリアの出荷が本格化している。
伊那市高遠町にある西村勝雄さんのハウスでは、ピンクや白色など12種類のアルストロメリアが咲き、出荷作業が行われている。
16日は選別作業を行い、咲いている花を切り取った。
上伊那では年間を通じてアルストロメリアを栽培しているが、生産者の高齢化が進んでいる。
西村さん宅では、2年前から息子の邦明さんが、花の栽培を担当していて、出荷のピークは4月ころまで続くという。 -
高遠地区交通安全祈願祭
伊那市高遠地区交通安全協会の交通安全祈願祭が10日、高遠町の鉾持神社で行われた。
交通安全祈願祭は毎年行っていて、この日は協会の役員や地域自治区長ら約30人が参加した。
鉾持神社の社殿で宮司が祝詞を上げ、交通安全協会の前田茂会長ら5人が玉串を捧げて今年1年の安全を願った。
高遠地区では去年、トラクターの事故で1人が亡くなっている。
前田会長は、「交通死亡事故0を目標に取り組み、地域の安全安心の構築のために微力ですが貢献したいと思います」とあいさつした。 -
伊那市高遠町と長谷の園児作品展
伊那市高遠町と長谷の園児による作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
作品展は、小さいうちから美術館を身近に感じてもらおうと毎年開いている。
会場には、年長児が描いた作品56点が並んでいる。
保育園ごとテーマを決めていて、紅葉や桜、将来の夢などを描いた。
美術館の竹内徹館長は、「身近なふるさとの風景や将来の夢、楽しかったことが素直に描かれている。それぞれ子どもなりの表現ができていて、温かさを感じる」と話していた。
この作品展は15日まで。 -
氷の記憶
上伊那地域は9日、この冬初めての本格的な雪に見舞われた。
寒さが増し冬も本番になると、ある記憶が頭の片隅をよぎる。 -
園児がお年寄りともちつき
伊那市の高遠第2、第3保育園の園児たちは9日、地元のお年寄りと一緒に餅つきをした。
保育園給食に野菜を提供している「コヒガン桜の会」の女性4人が保育園を訪れた。
コヒガン桜の会は、2年ほど前から野菜を提供している。
今回は、保育園がそのお礼にと交流会を企画した。
もちつきでは、コヒガン桜の会の女性たちも手伝い、手際よく作業を進めた。
子どもたちも、「よいしょ」という掛け声とともに力いっぱい杵を振り下ろし、もちつきに励んでいた。
つき上がったもちは、ごま、きなこ、あんこなどをまぶして完成。
子どもたちは自分の好きな味のもちを皿にとり、口いっぱいにほうばり、笑顔を見せていた。
お年寄りも子どもに話しかけるなどして、交流を楽しんでいた。 -
晴れの成人式
平成生まれが大人の仲間入り2009年を迎え、上伊那各地では成人式が行われ、新成人たちが志を新たにした。
今年は1988(昭和63)年の4月2日から1989(平成元)年の4月2日までに生まれた人たちが、新たに大人の仲間入りをする。
〈伊那市長谷〉
長谷地区では1日、成人式が行われ、男性16人、女性13人が成人を迎えた。
式典では、中学校時代の恩師小松淳さんが「みなさんには長谷という故郷があり、温かい思い出がある。厳しい世の中だからこそ、自分に与えられた使命を着実に果たし、一歩一歩進んでほしい」と新成人を激励した。
新成人を代表して中山康利さんが、「これからは責任ある行動が求められる。自分のことだけでなく、広い視野を持って行動できるようになりたい」と決意を述べた。
式が終了した後、小学校へ移動し、小学6年生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こした。
タイムカプセルが姿を現すと歓声が上がり、中からは、当時使っていたノートやテスト、20歳になった自分を想像して描いた自画像などが出てきて、新成人たちは、当時の思い出話に花を咲かせていた。 -
美篶小学校の児童が酒造会社「仙醸」を見学
伊那市の美篶小学校3年2組の児童22人が25日、高遠町の酒造会社「仙醸」を見学した。
3年2組の児童は今年、総合学習の取り組みでアマランサスについて学んでいる。仙醸では、アマランサスを使った甘酒づくりをしていることから、加工から完成までにの作業を学ぶため、今回の同社を訪問することを計画。
児童らは、伊藤好専務から説明を受けながら、加工工程を見学。
同社では、アマランサスの種子からごみを取り除いたり、ポップする作業を行っており、児童らは興味深そうにその様子に見入っていた。
児童たちからは「甘酒にはどのくらい種子が入っているのか」、「作るにはどのくらい時間がかかるのか」など、質問が出された。
仙醸の伊藤専務は「子ども達に地産地消など、食について学んでもらう良い機会になったと思う。」と話していた。
3年2組では、3学期に自分たちで収穫したアマランサスを食品に加工する予定。 -
保育園児がさくらの里で歌披露
クリスマスイブの24日、伊那市の高遠第一保育園園児が、特別養護老人ホームさくらの里を訪れ、歌のプレゼントをした。
年長園児がさくらの里を訪れ、施設利用者にクリスマスにちなんだ歌を披露した。
お年寄りは歌に合わせ、手拍子をしたり、一緒に口ずさんだりして、園児からのプレンゼントを喜んでいた。 -
高遠小で母親たちが大型紙芝居上演会
伊那市の高遠小学校で24日、親子文庫の母親たちが手作り紙芝居などを披露した。
親子文庫の母親たち20人ほどが、日本の昔話「カエルの雨乞い」と「ことろのばんば」を上演した。
「カエルの雨乞い」では、物語に登場するカエルの格好をして登場し、子どもたちと一緒にカエルの鳴き声で雨乞いをしたり、雨音を鳴らしたりした。
もう一つの物語「ことろのばんば」では、母親たちが10月くらいから制作してきた大型紙芝居を披露した。
「ことろのばんば」は、子どもを捕まえる老婆「ばんば」に捕まった男の子を助け出すため、女の子がばんばのもとへ向かい、つぼを割って男の子や一緒に捕まっていた子どもたちを助け出すという物語。
母親たちの迫力ある紙芝居に、子どもたちは熱心に聞き入っていた。 -
養殖したカワニナ放流
ホタルの舞う地域づくりのためカワニナを養殖している伊那東小学校教諭の野口輝雄さんは20日、伊那市高遠町の弘妙寺で、田中勲雄住職立会のもと、カワニナ400匹を境内の池などに放流した。
野口さんは、ホタルのエサとなるカワニナの養殖を4年ほど前から始めていて、今年は養殖ボランティアを募るなど活動の幅を広げている。
8月から野口さんや伊那東小学校、ボランティアが養殖してきたカワニナ1万2千匹を、上伊那14カ所に放流した。
弘妙寺では夏になると何匹かホタルが舞うということで、田中住職がもっとたくさん舞ってほしいと願い、今回放流を依頼した。
カワニナは冬を越し、春から夏にかけて水温が15度以上ないと交尾をしないということで、野口さんは、標高が千メートル以上ある弘妙寺での結果を今後の活動に生かしたい竏窒ニいう。 -
保科正之・お静像地鎮祭
来年3月に完成予定の保科正之と母お静の像などの工事の安全を祈る地鎮祭が17日、伊那市の高遠町歴史博物館であった。像を建立する伊那市観光協会や工事関係者が集まり、工事の無事を祈った。
正之の像は、肖像画を参考にしながら、7歳から26歳まで高遠で過した青年の頃の像を建立する。
またお静の像は、東京都の成就院にあるお静地蔵のレプリカと、立像の2種類を作り、併せて2人の足跡を記した顕彰碑も建立する。
総工費は500万円で、県の元気づくり支援金、市民からの寄付、観光協会の費用などでまかなう。
完成は来年3月の予定。
伊那市観光協会会長の小坂樫男伊那市長は「ドラマ化に向けた取り組みも地元をはじめ全国にまで広がっている。ここを訪れた人に功績を学んでもらい、保科正之、お静の事を、もっと多くの人に知ってもらいたい」と語った。 -
原田コレクションと伊那谷ゆかりの作家展
伊那市高遠町出身の作品収集家、故原田政雄さんのコレクションなどが並ぶ作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
会場には、原田さんのコレクションなど、およそ60点が並んでいる。
原田さんは戦後、生活の苦しかった芸術家の面倒を見るなど交遊が広く、付き合いのあった芸術家の作品など、およそ660点をコレクションしている。
集めた作品のほとんどは旧高遠町に寄贈されていて、美術館で管理しているため、定期的に作品を入れ替えながら展示をしている。
高遠美術館の竹内徹館長は、「著名な画家の作品が多く、原田さんの交友の広さが感じられる。素晴しい作品がたくさん並んでいるのでぜひ見に来てください」と来場を呼びかけている。
この作品展は来年の2月22日まで開かれていて、会場には伊那谷ゆかりの作家の作品も併せて展示されている。 -
高遠町子育て支援センター移設の方向
伊那市は、利用者の少ない高遠町子育て支援センターを、統合により来年度廃園となる美篶東部保育園へ移設する方向で検討を進めている。
これは、10日開かれた高遠町地域協議会で、市側が説明した。
現在の高遠町子育て支援センターは、高遠町図書館に併設する形で2006年にオープンした。
伊那市が移転先として考えている美篶東部保育園の後利用については地元で利用したいとの要望がなかったため、市では、センター利用者にアンケートをして移設の方針を決めた。
理由として▽他の市内3施設が毎日開設しているのに対し、高遠町の支援センターは週3日の開設で利便性が低い▽利用者の数が一日平均13.5人で、富県の39・2人、上の原の36・7人、竜南の27.6人と比べると市内4施設の中で一番利用者が少ない▽移設することで美篶地域の利用者増加を図る竏窒唐ーている。
地域協議会の委員からは、「母親が気軽に通えるのは近くにあるから。存続させてほしいとのお母さんの意見を大事にしてほしい」といった意見があった。
これについて伊那市では、市内全体の施設の充実と利便性を考えた場合、移設が望ましい竏窒ニしている。
高遠町地域協議会では、次回1月下旬の協議会までに地域の意見を集約し、移設か存続か、協議会としての意思を決め伊那市に要望する竏窒ニしている。 -
みろくそば祭り
伊那市高遠町の弥勒で7日、そば祭りが行われ、多くの人が打ちたてのそばを味わった。
この日は約500食のそばが用意され、家族づれなど多くの人が、今年の新そばを味わった。
このそば祭りは、地域で使われなくなった畑や田んぼを有効利用するためソバを育てている「みろくそばの会」が開いた。
会では今年8月に種をまき、草刈りなどを協力して行って10月に収穫をした。台風などの被害もなく、今年は出来が良いという。
そばを打つのも会員同士で教え合い、そば祭りでは、1食500円でふるまった。
12年前から毎年行っていて、年々訪れる人も増えているという。
みろくそばの会会長の池上裕敏さんは、「口コミの影響もあって毎年好評を頂いている。来年以降も変わらずに続けていきたい」と話していた。 -
新酒「やまむろ」発表
地元高遠の酒米を使った「純米酒やまむろ」の新酒が9日、発表された。
この純米酒やまむろは酒米栽培・醸造・販売すべて地元でこなし、特産品ブランドとして4年前から販売を行っている。地元で取れた酒米「ひとごこち」が100%使用されている。
この日は、商品開発を行っている高遠うまい酒研究会や酒米を栽培している農事組合法人山室のメンバーなど11人が、新酒の出来と順調な販売が出来るよう鉾持神社中段にある松尾社で祈願した。
この後、醸造した仙醸で今朝絞られた新酒を味わった。
これまで直まきで酒米を栽培していたが、今年から田植えに切り替えたところ収穫の量も多く品質も良くなったという。
やまむろは、720ミリリットル入りで価格は1200円。限定600本で12日金曜日から高遠町の酒屋で販売される。 -
冬支度 雪吊り、雪囲い作業始まる
伊那市高遠町の満光寺で8日、庭の植木を雪から守る雪吊りや雪囲いの作業が始まった。
雪吊りは、木々の枝が雪の重みで折れないよう、保護するもの。
この日は、伊那広域シルバー人材センター東部地区高遠班のメンバー5人が作業にあたっていた。
作業は、長さ8メートルから12メートルの支柱を松に固定し、上から放射状にワラの縄を張り巡らせ、枝を吊る。
作業にあたった人達は、脚立などを使い、縄を下し、枝に結びつけていた。
この日作業した松は、樹齢が約500年の黒松で、武田信玄の弟、武田信廉が信玄の遺言により、この寺に植えたといわれている。
この松を一目見ると、極楽へ往生できると言う噂が広がり、極楽の松と呼ばれている。
庭のツツジなどには、雪よけのワラの帽子がかぶせられ、ボタンには雪囲いがされていた。
作業は10日頃に終わる予定という。 -
ニホンジカ広域捕獲
ニホンジカによる農作物や高山植物の被害を防ごうと、県や上伊那の市町村などでつく協議会は6日、伊那市高遠町の入笠牧場でシカの捕獲をした。
自治体の枠を超え、上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会が捕獲を行うのは今年で5年目となる。
この日は、上伊那猟友会のメンバーら約100人が参加し、オス1頭、メス36頭を捕獲した。
上伊那地方事務所によると、昨年度、管内の野生鳥獣による農林業被害額は約2億1000万円。
そのうち、ニホンジカによる被害は約1億円と半分近くを占めている。
捕獲したニホンジカは、南アルプスの野生鳥獣被害について研究をしている信州大学農学部の竹田謙一准教授らが、大きさや体重を測定した後、解体し、栄養状態や妊娠しているかなどを調べていた。
また肉や血液は、県や国の調査機関に送られ、ジビエに適しているか、人体に影響のあるウィルスを保有しているかなどについて検査するという。
協議会では、伊那市長谷や高遠、中川村であと3回、個体調整を行い、約200頭のニホンジカを捕獲する計画。 -
保科正之ドラマ化署名30万人突破
高遠ゆかりの保科正之のNHK大河ドラマ化実現を目指して行なわれている署名が5日、30万人を突破した。
5日昼過ぎに駒ヶ根市の堀尾寛子さんが伊那市役所で署名をして30万人目となった。
30万人突破を記念して市役所では、記念のセレモニーが行なわれた。
29万9999人目は長谷の伊藤美恵子さん、30万1人目は西町の小林幸江さんだった。
3人には、大河ドラマをつくる会会長の小坂樫男伊那市長から保科正之についての本や、みはらしいちご園の入園権が贈られた。
保科正之大河ドラマ化に向けた署名活動は、旧高遠町時代の平成16年10月から100万人を目指してスタートし、4年2ヶ月で30万人を突破した。
これまでに全国組織が結成されるなど活動も広がりを見せている。大河ドラマをつくる会では、年明け早々にもNHKを訪れ、30万人突破を報告するとともに再度ドラマ化を要請したい竏窒ニしている。 -
高遠中学校のキャリアスタートウィーク
08年度の実施報告伊那市高遠町の高遠中学校では、地域ぐるみで子ども達の仕事への意識を育てるキャリアスタートウィークを実施している。
3日夜は、キャリアスタートウィーク実行委員会が高遠中で開かれ、学校職員やPTA、商工会職員などが参加して、今年度の実施報告などをした。
キャリアスタートウィークとは、文部科学省から指定を受けた中学校が、地域の事業所の協力を受け、5日以上という長期間の職場体験を行うもの。
高遠中では、長期間の実施は企業側の負担が大きくなるということで、6月と10月の2回に分けて行っている。
また、将来について親子で考え、働くことの意味や希望する職種への理解を深める機会としても活用されている。
実行委員会では、キャリアスタートウィーク実施後の生徒や保護者、事業所に対するアンケートの結果も公開された。
「体験が充実していたか」という生徒への質問では、ほぼ全員が「充実していた」と答えている。
保護者に対する「体験を通して子どもの成長を感じたか」という質問では、92%が「成長を感じた」と答えた。
また事業所に対する「来年以降協力するか」という質問では、100%近くの事業所が「協力したい」と答えている。
高遠中では今後、キャリアスタートウィークへの理解を深めてもらえるよう、地域の事業所などに呼びかけていくという。 -
さくらの里が高遠小に感謝状
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里は27日、7月に寄贈された車イスのお礼にと、高遠小学校に感謝状を贈った。
高遠小学校の保健委員会のメンバーが、さくらの里を訪れ、伊藤順一所長から感謝状を受け取った。
高遠小学校は、児童会の呼びかけで保健委員会が中心となってアルミ缶などを集め、7月に車イス2台を贈った。
車イスは大変役に立っているということで、今回、感謝状が贈られることになった。
伊藤所長は、「よい贈り物をありがとう。大切に使っています。お年よりも喜ぶので、また遊びにきてください」と話していた。
子どもたちは歌を披露して、お年寄りと交流していた。
歌を披露したあとは、子ども達が車イスを押して、部屋までお年寄りを送っていた。 -
木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞
信州そば品評会信州そばの品評会で、伊那市高遠町の木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞を受賞した。 26日、品評会の表彰式が長野市で行われた。
この品評会は、信州そばの品質向上を目的に毎年行われている。
木曽屋の「絵島八割蕎麦」は、そば粉配合率70%以上の乾そばの部で、出品40点の中から選ばれた。
今回の農林水産省総合食料局長賞は2年連続の受賞。
熊谷和寛社長は、「生産者、製粉業者、加工業者の3者の連携がうまくできた。さらにいいものを作っていきたい」と話していた。 -
さくらホテルでカニバイキング
3980円でカニ食べ放題のバイキングが23日から、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで始まる。
19日夜、そのカニバイキングの試食会が開かれ、ホテルを運営する伊那市観光株式会社社長の小坂樫男伊那市長やホテル従業員が料理を味わった。
カニバイキングは、一年間の感謝を込めて安い値段で豪華料理を楽しんでもらおうと毎年行われているもので、今年で3回目になる。
メーンのカニは、北海道やロシアで採れたもので、塩ゆでのみの調理で、カニのそのままの味を楽しむことができる。
カニバイキングは23日から12月7日まで。料金は1人3980円、プラス6300円で宿泊と朝食を付けることができる。
丸山拓料理長は、「市外から来る人が多いが、ぜひ地元の人たちにも味わってもらいたい」と話している。 -
特別養護老人ホームさくらの里で高遠高校生が交流
伊那市の高遠高校の生徒は19日、伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里でお年寄りと交流した。
高遠高校福祉コースの2年生と音楽コースの生徒がさくらの里を訪れ、歌を披露した。
高遠高校では、地域のお年寄りとの交流を深めようと、定期的にさくらの里を訪れている。
今回は、音楽コースの生徒が歌をうたい、福祉コースの生徒は、お年寄りの隣りでリズムをとりながら交流した。
秋にちなんだ童謡などが歌われると、お年寄りは口ずさんだりしながら楽しんでいた。
福祉コースの教諭は、「日常生活の中でお年寄りと触れ合う機会がない生徒が増えている。交流を通して、自然に手助けや話ができるようになってほしい」と話していた。 -
貸出本123万4567冊達成記念
高遠町図書館は19日、これまでに貸し出した本の総数が123万4567冊に達した記念イベントを開いた。
この日、ちょうど123万4567冊目となる本を借りたのは、友人とともに図書館を訪れていた高遠小学校の5年生、伊東ゆいさん。伊東さんは「びっくりしたけど嬉しい」と話していた。
開館22年目を迎える高遠町図書館では、これまでも貸し出し総数が100万冊に達した時などに、記念イベントをしてきた。
また、この日は伊東さんと、その前後に本を借りた2人に、花のポットなどが贈られた。
北山ひろみ館長は「ぜひこれからも、図書館を利用してください」と話した。
高遠町図書館では、利用者一人当たりが借りる本の数が多く、去年の一人当たり平均は8.4冊となっている。
これは、県内の図書館およそ100カ所の中でも、9番目に多いという。 -
動物などの木工作品紹介
石井紀男さん高遠美術館で伊那市高遠町在住の石井紀男さんの木工作品展「森の美術館」が19日から、信州高遠美術館で開かれている。
会場には動物や昆虫などをモチーフとした作品およそ45点が展示されている。
石井さんは10年前に伊那市に移り住み、伊那技術専門校で木工技術を学んだ。
その後、さまざまな木を使ったオブジェを制作してきたが、作品を多くの人に見てもらおうと今回初めて個展を開いた。
作品の一つ「フクちゃん」は、フクロウをモチーフとしていて、お腹の部分が時計になっている。
ブナ、ウォールナットなど6種類の木を使用して、木の質感を生かした。
また、動く作品が多いのも特徴。
石井さんは「小さい子供たちに見てもらい、平面ではない、立体の面白さを感じてもらいたい」と話していた。
作品展は12月21日(日)まで。