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高遠城址公園 開花宣言
天下第一の桜として知られる高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラが8日開花しました。 今年は、去年と比べて一週間遅い開花宣言となりました。 8日は高遠城址公園で開花宣言のセレモニーが行われました。 去年から一番早く咲く南口ゲート付近の桜を基準木にしていて5、6輪咲いたら開花宣言を出すことにしています。 市の職員が開花したことを防災無線で伝えるよう電話で連絡していました。 伊那市内の桜を管理する稲辺謙次郎さんです。 ここ数日は、いつ咲くのかやきもきしていたということです。 8日の伊那地域の最高気温は、21度と5月上旬並の暖かさとなり、南口では午後になって一気に花が開きました。 訪れた観光客は、咲いた桜をカメラに納めたり、敷物を広げて花見を楽しんでいました。 伊那市では、高遠城址公園の桜は15日頃から見ごろと予想しています。
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桜守佐野藤右衛門さんのコレクションと小松華功さんの陶芸
伊那市高遠町の高遠城址公園の花見シーズンに合わせて、京都府在住の桜守佐野藤右衛門さんのコレクションと、陶芸家小松華功さんの作品を並べた展示会が5日から、信州高遠美術館で始まりました。 佐野さんのコレクションは、自身が所蔵する掛け軸や漆工芸品など、桜に関する作品78点です。 京都府在住の佐野さんは、祖父、父と親子三代にわたる桜守で、展示品は全国各地から集めたものです。 特に、江戸時代中期から後期にかけて活躍した画家の作品が多く並んでいます。 衣笠山桜図屏風は、江戸時代後期のもので、枝が折れても次の花を咲かせる生命力の強さが表現されています。 他にも、室町時代につくられた陶磁など様々な分野の桜に関する作品が並べられています。 小松さんの作品は、桜に関する陶芸作品30点です。 辰野町出身で京都府在住の小松さんは、20年前に佐野さんと出会い、指導を受けながら桜を燃やした灰を釉薬として使用しています。 佐野さんと小松さんによる展示会は、来月25日日曜日まで、信州高遠美術館で開かれています。
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上伊那一斉に入学式
上伊那8市町村の全ての小学校と中学校で4日入学式が行われ、小学校では1,750人、中学校では1,870人が新たなスタートを切りました。 このうち箕輪町の箕輪西小学校には、13人が入学しました。 入学式で、新一年生は、在校生や保護者の拍手に迎えられて入場しました。 松島ゆかり校長は、「箕輪西小の自慢は、あいさつと仲良し。あいさつは魔法の言葉でみんなと仲よくなれます」と話しました。 このあと児童会長の唐澤依織里さんが「学校にははじめてのことがたくさんあります。わからないことがあったらいつでも聞いてください」と新入生たちに呼びかけていました。 新1年生たちは、保育園で練習してきた歌を元気に歌い、学校生活をスタートさせていました。 式の後、教室では、担任から名前を呼ばれると元気に返事をしていました。 担任からは、交通事故にあわないよう気をつけることや規則正しい生活のリズムを習慣づけるよう話がありました。 4日は、上伊那8市町村全ての小学校と中学校で入学式が行われ、小学校には1,750人が、中学校には、1,870人が入学しました。
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高遠城址公園 公園開き
天下第一の桜として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園で1日、公園開きが行われさくら祭りがはじまりました。 伊那市では開花を10日、満開を14日と予想しています。 1日は、公園内の桜雲橋前で神事が行われ、今シーズンの無事を祈りました。 式では高遠町内の保育園児が桜雲橋前で元気に歌を披露しました。 その後、伊那市観光協会会長の白鳥孝市長らと手をつないで橋を渡り問屋門の開門を宣言しました。 公園内には、およそ1500本のタカトオコヒガンザクラが植えられています。 ここ数日の暖かさで蕾も膨らみはじめました。 高遠城址公園の桜などを管理する稲辺謙次郎さです。 稲辺さんは、「今年の大雪で水分が木に十分いきわたった事で花の色が濃く、数も多いのでは」と期待しています。 1日は、市内の製造業が集まって取り組んでいるご当地お土産プロジェクトのメンバーが桜保護などに役立ててもらおうとさくらコマの売上金の一部2万円を伊那市に寄付しました。 桜の開花は10日、見ごろは14日と予想されていて、30日までのさくら祭り期間中さくら茶のサービスや高遠囃子の巡行、篠笛の演奏などが計画されています。 また、伊那市は1日からスマートフォン用のアプリ高遠さくらナビすいすイーナの提供を始めました。 アプリは無料でダウンロードが出来ます。 高遠城址公園までの渋滞情報や観光スポット、飲食店の情報などを見ることが出来ます。 伊那市では「多くの観光客の方に利用して欲しい」と話していました。
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無事故願い 白いタヌキ展示
去年12月に高遠町の国道152号で事故にあい倒れていた白いタヌキを剥製にした、富士見町在住の樋口誠さんが27日、高遠町総合支所を訪れました。 事故がなくなることを願って4月下旬まで白いタヌキの剥製を展示しています。 樋口さんが去年12月に仕事で駒ヶ根市に向かう途中、国道152号でひかれているタヌキを見つけ、それが希少なアルビノ白タヌキだったということです。 アルビノ白タヌキは数万分の1の割合で生まれ、「全ての幸運を呼ぶ」とも言われて縁起物として珍重されているということです。 樋口さんはこれまでに原村で3匹のタヌキの事故に遭遇していて、そのなかの白いタヌキを剥製にしたところ幸運が訪れたと話していました。 高遠町総合支所によりますと、高遠町での動物事故の連絡は年間30件ほどあるということです。 剥製は、平成23年に原村でひかれていた白いタヌキと併せて2体が今月末まで高遠町総合支所に展示されます。 4月からは、お花見客にも見てもらえる高遠町歴史博物館などに展示することになっています。
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作家デビュー 東さんサイン会
伊那市在住で5日にデビュー作の文庫本「ひぐらし神社、営業中」が発売になった東朔水(あずま・さくみ)さんのサイン会が21日に伊那市のTSUTAYA伊那店で開かれました。 「ひぐらし神社、営業中」は、ユーモラスで心温まる内容の文庫本で5日にポプラ社から発売されました。 東さんは、伊那北高校の卒業生で伊那市高遠町在住です。 サイン会には、多くの人が列をつくり、握手をしたり、一緒に写真を撮ったりしていました。 中には、中学時代の同級生や高校時代の恩師もかけつけ、東さんを激励していました。 本は、一冊620円(税抜)で、TSUTAYA伊那店などで購入できます。
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JR飯田線 活性化を
リニア中央新幹線とのアクセスや観光資源としての活用も見込まれるJR飯田線の活性化に取り組んでいこうと、JR飯田線活性化期成同盟会が28日発足しました。 28日駒ヶ根市のアイ・パルいなんで開かれた設立総会には、上伊那地域や飯田下伊那地域の市町村や県、経済団体の関係者などが参加しました。 JR飯田線活性化期成同盟会は、リニア中央新幹線のアクセス路線としてや伊那谷を縦断する貴重な観光資源としての活用も見込まれる飯田線の活性化に取り組んでいこうと、沿線自治体や商工会議所が発起人となりました。 設立総会で、会長には、白鳥孝伊那市長が選任されました。 白鳥市長は、「リニアが通るチャンスを活かしたい。2つのアルプスがある伊那谷を走る魅力を存分に活かして地域一丸となって取り組みたい。」とあいさつしました。 期成同盟会では来年度フォーラムやシンポジウムの開催、国やJR東海への要請活動、利便性向上に関する調査・研究、電車通勤の促進などの事業を行います。
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97歳の守屋保江さん ゲートボールで健康功労賞
伊那市高遠町片倉に住む97歳の守屋保江さんは、ゲートボールを通して健康維持に務め地域の模範であるとして、日本ゲートボール連合の健康功労賞を受賞しました。 27日、守屋さんと伊那市体育協会ゲートボール部の柿木茂部長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 守屋さんは、大正5年生まれの97歳。 35年ほど前にゲートボールを始めました。 現在も現役で、今年1月から3月にかけ行われた高遠町地区のリーグ戦も、11試合1度も欠席することなく参加しました。 日本ゲートボール連合の健康功労賞は長野県内で10人が受賞していて、守屋さんが最高齢での受賞となっています。
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高遠中が第1回信州おもてなし大賞
長野県が県内の団体などが実践するおもてなしの活動の中から、他の模範となる活動を表彰する第1回信州おもてなし大賞で、伊那市の高遠中学校が、大賞を受賞しました。 27日は、長野市内で表彰式が行われ、高遠中学校の小松 民敏校長と生徒会長の矢澤 亘君が阿部守一県知事から表彰を受けました。 おもてなし大賞は、長野県が県内の企業や団体または個人が実践するおもてなしの中から、模範となる取り組みや優れた功績を表彰するものです。 第1回となった今年、県内から41の応募があり、大賞3団体のうちの1つに、高遠中学校が選ばれました。 高遠中では、高遠さくら祭りの観桜期中に、校庭を無料駐車場として開放し、中学生が案内やトイレ清掃などを行っています。 こうした活動が「おもてなし」の振る舞いが学校教育の中ではぐくまれているとして大賞に選定されました。 受賞にあたり、矢澤君は、「学校に伝わる伝統の活動で、大賞受賞は先輩達たちから続く活動の賜物。観桜期には、是非、高遠中の駐車場を利用して高遠の桜を見に来てください」と話していました。
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高遠ぶらり食べ歩きチケット
伊那市観光協会は、高遠を訪れる観光客の滞在時間を増やそうとお得なサービスが受けられる「高遠ぶらり食べ歩きチケット」を4月から販売します。 チケットは、1部500円で1枚100円相当の猫のシールが5つついています。 有効期間は、4月1日から11月30日までで、高遠町内の15の飲食店などで使うことができます。 1個120円の高遠饅頭が100円に、高遠そばが100円引きで食べられるなどの特典があります。 チケットは、4月1日から伊那市役所内の伊那市観光協会など3か所で販売されます。 さらに、高遠町の参加店舗などにも協力をよびかけ販売していく計画です。 高遠ぶらり食べ歩きチケットは、1,000枚50万円分を制作する計画です。
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高遠藩大甲冑展 はじまる 6月22日まで
高遠藩最後の藩主、内藤頼直が、版籍奉還に伴い旧領内111か所に奉納した武具などを展示した高遠藩大甲冑展が21日から伊那市高遠町の歴史博物館で始まりました。 会場には、甲冑を中心に35点が並んでいます。 武具を奉納した際の覚書もあり、行き先が明確に記されています。 江戸から明治へ世の中が大きく変わりつつあった明治2年、高遠藩の最後の藩主、内藤頼直は、版籍奉還を行い、高遠藩の領地と領民を朝廷に返還しました。 2年後の明治4年、頼直は、高遠を中心に、北は塩尻市洗馬、南は駒ヶ根市中沢までの旧領内111か所に甲冑などの武具を奉納しました。 平成20年からの調査でこれまでにわかっているものを今回展示しました。 中には現存するのは珍しいとされる馬面や馬鎧もあります。 これは防御というより、敵に対して威嚇する効果をねらったものだということです。 歴史博物館では、「時代の移り変わりとともに内藤家から地域へと伝えられてきた武具は、長い歴史を歩んできた生き証人ともいうべき文化財」と話しています。 高遠藩大甲冑展は、6月22日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
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伊那市高遠町の工場で火事
15日午後6時頃、伊那市高遠町上山田の都築木材株式会社の住宅部材工場で、鉄骨2階建ての建物を焼く火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市高遠町上山田の都築木材が管理する工場内の、木の切りくずなどを置いている鉄骨2階建ての小屋の一部で、およそ22平方メートルと木の切りくずが燃えました。 火はおよそ2時間後に消し止められました。 この火事によるけが人はいませんでした。 出火原因については、現在伊那署で調べを進めています。
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高遠武家屋敷跡に解説板
長野県埋蔵文化財センターは、伊那市高遠町の東高遠若宮武家屋敷跡に遺跡解説板を14日設置しました。 東高遠若宮武家屋敷は、若宮地区にあります。 埋蔵文化財センターは、平成17年度から18年度にかけて今から170年前の建物跡を調査しました。 この地区には、9件の藩士宅があったということです。 そのうち小松家住宅跡では、建物の柱を支える礎石が7つの部屋を形作るように配置されて発見されました。 これは文献に描かれていた高遠藩士小松純八の屋敷間取り図と一致したということです。 現存する県の宝、旧馬島家住宅跡については、曳移転工事にともない基礎部分の調査が行われました。 部屋の床下からじちん地鎮や産育儀礼に関する遺構が発見され、高遠焼の土管もみつかりました。 解説板は、地域の文化財を知り、興味を持ってもらおうと埋蔵文化財センターが建てているもので、県内では、千曲市の平安時代の役所の遺跡に続く2番目の設置となりました。 14日は、当時発掘調査を担当した職員による説明会も行われ、地域住民が興味深そうに話に聞き入っていました。 センターでは、「絵島が高遠に流されて300年、高遠焼が生まれて200年の今年、この解説板を建てることにより、馬島家や小松家についてもより理解が深まってもらえると思う。」と話していました。
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東南アジアの大学生 伊那市を訪問
東南アジアの大学生が、13日から4泊5日の日程で伊那市を訪問しています。 13日は高遠町地区で、歴史や文化に触れました。 伊那市を訪れているのは、東南アジアのラオス、ミャンマー、ベトナムの大学生75人です。 絵画や彫刻などの芸術を専攻している大学生が訪問しています。 この日はグループにわかれ、現在雛人形展が開かれている旧馬島家住宅などを見学しました。 伊那市では、海外からの教育旅行団を誘致するインバウンド事業を行っていて、ラオスとミャンマーからの受け入れは、初めてです。 旧馬島家住宅では、市観光協会のボランティアガイド「い~なガイドの会」が、大正から昭和の古い雛人形について説明しました。 一行は、17日まで伊那市内に滞在し、企業を見学したり、農家民泊を体験することになっています。
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高遠高校 中高一貫校検討へ
高遠高校将来像検討委員会の委員長を務める、伊那市の白鳥孝市長は高遠高校に付属中学を設置し中高一貫校とした場合の導入効果などについて検討、研究する必要があるとの考えを12日示しました。 これは12日、開かれた伊那市議会3月定例会の中で議員の質問に答えたものです。 高遠高校は定員120人に対し平成19年度から今年度まで7年連続で定員割れとなっています。 議員からは「定員割れが続くと、県教育委員会が進める再編計画で存続が難しくなる。地域高校として存続していくためにも中高一貫校について検討を進めるべき」との質問がありました。 白鳥市長は「県内では、これまで進学校としての中高一貫校が設置されてきた。高遠高校は、特色あるコース制度による学びや地域との連携を軸足においている。導入効果について検討と研究を進めたい」と答えていました。 この件に関し白鳥市長は、将来像検討委員会で協議するのが望ましいとしています。
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アートスクール作品展
伊那市高遠町の信州高遠美術館は3月31日まで、「アートスクール作品展」を開いています。 アートスクールは高遠美術館が美術館や芸術に親しんでもらおうと、年間10回ほど開かれているもので、風景画や染色、陶芸などを学んでいます。 会場には生徒およそ20人の絵画や染色、陶器の作品50点が並んでいます。 絵画は地元洋画家の竹内徹さんなどが講師をつとめていて、水彩画やデッサン、アクリル画などさまざまな画法で描かれています。 陶芸は伝統の「高遠焼き」を継承する浦野真吾さんが指導していて、湯のみや皿などが並んでいます。 アートスクール作品展は今日から3月31日(月)まで、信州高遠美術館で開かれています。
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ワンコインガイド事前勉強会
天下第一の桜の名所として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園で、花見客に公園内のガイドを行う 「ワンコインガイド」の事前勉強会が7日、高遠城址公園で開かれました。 この日、勉強会に参加したのはボランティアで花見客を案内する「い~なガイドの会」のメンバー17人です。 およそ30分かけて、公園内の見所や歴史を紹介するもので、去年の4月から始まりました。 料金は1グループワンコインの500円となっていてガイドが1人つきます。 この日は、公園内の碑や桜の状態などについて意見や感想を言い合いました。 い~なガイドの会では、今年の春は急いでいる人や桜以外の観光も楽しみたいという人へのガイドの仕方も考えているということです。 ワンコインガイドは、去年75件の利用があり、今年は100件以上を目指しているということです。
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伊那谷遺産 新たに9件追加
伊那谷の先人が残した土木建築物や自然災害の歴史が残された遺構を後世に伝えていこうという、伊那谷遺産に新たに9件が追加されました。 国土交通省・天竜川上流河川事務所は治水や自然災害の歴史を後世に引き継いでいこうと伊那谷遺産プロジェクトを立ち上げました。 平成24年から指定を始め、これまでに89件が登録されています。 今回新たに追加された9件のうち、伊那ケーブルテレビ放送エリア内に関係するものは6件です。 このうち「ふるさと美篶の水の話」は、1995年、平成7年に美篶小学校4年1組の児童が1年間にわたり、学習の一環として行ったものです。 美篶地区にどのように水がひかれたか、一番井と二番井、北原平八郎の苦労について調べ、まとめた冊子です。 このほか、伊那市長谷の溝口路頭や、伊那市高遠町の板山路頭、伊那市美篶青島の千社参り、伊那市高遠町の芝平集落と芝平石灰岩採掘場跡、天竜川左岸や三峰川沿いなどに見られる段丘崖及び断層崖の斜面樹林が選ばれました。 選定対象地域は、上伊那地域と飯田下伊那地域の22市町村で、今回追加分を含め98件が選ばれています。 伊那谷遺産は当初100件を目標に選定を進めてきましたが、今後も地域の意見を基に、数にこだわらず逐次追加して行く考えです。
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春の全国火災予防運動 7日まで
3月7日まで全国一斉に春の火災予防運動が行われています。 2日は、上伊那在住のアイドルグループ、パラレルドリームが一日消防署長を務め、火災予防を呼びかけました。 伊那消防署の一日消防署長を務めたアイドルグループ、パラレルドリームが、アピタ伊那店で買い物客に火災予防を呼びかけました。 伊那消防署の武井修署長から委嘱書を受け取ったメンバーは、署内を見学しました。 伊那消防組合管内では、去年1年間に62件の火災が発生していて、うち26件が建物火災、損害額は、1億1,700万円となっています。 アピタ伊那店のふれあい消防広場では、一日消防署長のパラレルドリームが、買い物客にチラシなどを配り、火災予防を呼びかけました。 伊那消防署などでは、「春先は空気が乾燥し風も強いので、火の取り扱いに十分注意してほしい」と呼びかけています。
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【3.11の今】 「高遠町と猪苗代町 保科正之が紡ぐ絆」
「助け」(江花さん) 「絆」(小桧山さん) 「支える気持ち」(北原さん) 福島県耶麻郡猪苗代町。 3年前の原発事故の風評被害に今も苦しんでいます。 旧高遠町と猪苗代町は高遠城主保科正之が縁で平成16年に友好提携しています。 しかし伊那市との合併をさかいに交流が衰退傾向にあったといいます。 そんな時、高遠地区住民有志が民間の活力で交流を継続させようと、故伊東義人さんを会長に伊那市友好協会が発足しました。 現在会員は100人程で互の催しに積極的に参加し、交流しています。
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国少で親子のひなまつりイベント
3日のひな祭りを前に、親子で交流するイベントが1日と2日の二日間、伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家で行われています。 このイベントは、親子で交流を深め、ひな祭りを楽しんでもらおうと国少が初めて行いました。 11家族、35人が参加し、2日間にわたり、雛人形の形のケーキを作ったり、レクリエーションをして交流を深めます。 レクリエーションでは、体を使ったじゃんけんや、輪になって相手を追いかけるゲームをして楽しみました。 ロビーには、地域住民から寄贈された雛人形や、高遠高校美術部が制作した顔出し看板も飾られ、雰囲気を盛り上げていました。
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上伊那ベテラン卓球選手権
30歳以上の会員が出場できる上伊那ベテラン卓球選手権南箕輪大会が23日に村民体育館で開かれました。 大会は、54歳以下と55歳以上のシングルス、ダブルスなど4種目で行われました。 このうち55歳以上のシングルス2部には、26人が参加し、予選リーグと決勝トーナメントが行われました。 10代のころから卓球をはじめ、45年という箕輪町から参加した65歳の主婦は、「卓球は個人競技なので、気軽に楽しむことができる生涯スポーツ。勝っても負けても健康のために続けられます。」と話していました。 大会の結果、シングルス2部では、南箕輪卓球クラブの有賀恒夫さんが優勝しました。
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製造業ご当地お土産シンポジウム
伊那市内の企業が企画から製造までを手掛ける「製造業ご当地お土産プロジェクト」のシンポジウムが22日伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。 シンポジウムには製造業者などおよそ100人が参加しました。 製造業ご当地お土産プロジェクトは、企画から製造まですべての工程を市内の企業数社で完結させる「完全地産」のものづくりに取り組むもので、これまでに「サクラコマ」を販売しています シンポジウムではパネルディスカッションが行われ、参加企業がお土産プロジェクトの可能性について話しました。 部品成型を担当する(有)工藤樹脂工業の工藤正彦社長は、「注文書を受けて部品だけ作るのとは違い、地元に関わる製品を作っているという達成感がある」、 金属加工を担当する(有)美和製作所の池上武社長は、「異業種の人と具体的な交流ができ、仕事の幅が広がった」と話していました。
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農業施設被害 過去最大
JA上伊那は、今回の大雪による19日現在の被害をまとめました。 パイプハウスの倒壊を中心にした施設被害は、356棟、3億3,700万円余りで、施設被害としては過去最大となっています。 2回の大雪による内訳は、2月8日が259棟、2億5,600万円、14日は、97棟、8千万円余りです。 市町村別では、伊那市が175棟、1億6,100万円、駒ヶ根市が72棟、7,800万円、飯島町が52棟、4,600万円などとなっています。 作物別では、水稲育苗施設が110件、1億1,000万円、野菜施設が107棟、1億円、花卉施設が75棟、7,100万円などとなっています。 作物被害は、アルストロメリアなど花卉を中心に2,106平方メートル、377万円余りとなっています。 21日は、JA上伊那災害対策本部の2回目の対策会議が開かれ、復旧に向けた対応策を話しあいました。 御子柴茂樹組合長は、今回の大雪で出張先から戻れず、14日から17日まで山梨県のJR甲府駅に足止めされたということです。 JA上伊那では、パイプハウスの部材や施工業者の人員確保を行う考えです。 ただパイプハウスの注文が殺到し、生産者の希望に沿った復旧が出来ないことが懸念されるとして、現在作物を栽培している施設を最優先に対応する考えです。 次に優先するのは、今年の作物栽培に向けての施設で、水稲や野菜などの育苗に係る施設をあげています。 今回振った2回の大雪は、今年の稲や野菜、花卉の栽培に暗い影を落としています。
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ペタッと貼ってピタッと飲酒運転根絶を
伊那警察署と伊那交通安全協会は、飲酒運転根絶を啓発するシールをつくり、13日伊那飲食店組合に手渡しました。 シールは、台紙からはがし簡単に衣服にはりつけることができます。 これまでバッジやワッペンなどで啓発してきましたが、より使いやすく、効果的なものをとシール式にしました。 13日は、伊那警察署で贈呈式があり、伊那飲食店組合の林孝司組合長に3,000枚が手渡されました。 組合には、伊那市と南箕輪村の305店舗が加盟していて、1店舗あたり10枚ほどが配られます。 これは、ハンドルキーパー運動の一環で、シール式による啓発は県内でも珍しい取り組みだということです。 伊那警察署管内の飲酒運転による交通事故は増加傾向にあるということで伊那署では、効果に期待しています。
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遠照寺で「水行」
伊那市高遠町山室の遠照寺で、水をあびて身を清める修行「水行」が14日極寒の中行われました。 遠照寺の松井教一住職の長男で、副住職の松井大歩上人ら9人が水行をしました。 松井大歩上人は、修行が厳しいことで有名な千葉県の遠寿院で100日間にわたる大荒行を終え、今日遠照寺で帰山報告をしました。 遠寿院では、午前3時起床、午前0時就寝で、その間に7回水行を行ったということです。 松井さんの足は、きびしい修行のあとを物語っています。 遠照寺での水行は、修行の締めくくりとして行われたもので、水温3度の水を20回ほどかぶります。 松井さんのほかの8人は、遠寿院で100日間の修行をともにした全国各地の僧侶たちです。 遠照寺には、檀家らがつめかけ、極寒の中行われた水行を見守っていました。
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また大雪 交通機関に乱れ
上伊那地域に降っている雪は、14日夜から15日の昼前にかけて降り続く見込みで、多いところで40センチの積雪が予想されています。 交通機関にも乱れが出ています。 気象台は、午前10時50分に大雪警報を中部と南部に出しました。 この雪の影響で、上伊那の高校は、すべて午前中で授業を終えました。 伊那小学校、西春近北小学校、高遠小学校、高遠中学校、箕輪町の北小を除く4小学校は下校時刻を早めました。 この雪の影響で交通機関にも乱れが出ています。 JR飯田線にも遅れが出て、下校途中の高校生などに影響がありました。 辰野発午後5時20分飯田行きと飯田発午後5時44分辰野行き以降は上下線とも運休となっています。 伊那市駅では、多くの高校生たちが足止めとなっていました。 JR中央線の特急あずさとスーパーあずさは、上り下りとも運休となっています。 中央自動車道は、午後4時半現在、上りは、諏訪インターチェンジと須玉インターチェンジ間が、下りは、小淵沢インターチェンジと諏訪インターチェンジの間が雪と事故のため通行止めとなっていて、高速バスは、名古屋線を除き午後の便から運休となっています。 長野道は、午後5時現在、安曇野インターチェンジと更埴インターチェンジの間が上下線とも通行止めです。 消防によりますと、午後4時現在3人が転倒などによりけがをしたということです。 JA上伊那では、果樹の支柱の点検や補強をするとともに、パイプハウスのビニールを取り外すよう注意を呼びかけています。 また、伊那文化会館では、あす予定していた行事を中止としました。 中止になったのは開館25周年記念事業の中村不折講演会です。 降雪により東京都在住の講師の交通手段が確保できないため、中止となりました。 文化会館では「楽しみにしていた皆様には大変申し訳ありません。」とコメントしています。
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高遠町で伝統のだるま市
伊那市高遠町で江戸時代から続く伝統のだるま市が11日開かれ、だるまを買い求める人で賑わいました。 およそ400年前から続くといわれている高遠のだるま市は家内安全や五穀豊穣などを願う鉾持神社の祈願祭に合わせて毎年開かれています。 参道には大小様々なだるまが並び訪れた人達が値段交渉をして買い求めていました。 値段交渉が成立すると威勢の良いかけ声と手拍子で手締めを行って家内安全や商売繁盛を祈っていました。 露店には縁起物飾りをはじめ、おもてなしと書かれただるま、キャラクターだるま、緑色や黄色などのだるまが並び訪れた人たちの目を引いていました。 商店街では高遠町の店主らでつくる本町実業団による桜だるまの販売も行われました。 今年初めてピンク色の桜だるまを販売し予約を含め450個が売れたということです。 天候に恵まれた11日は、地元を始め県内外から多くの人が訪れ歴史ある高遠町の風情を楽しんでいました。
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だるま市前に人形飾り設置
11日伊那市高遠町で開かれるだるま市を前に高遠町の商店街には人形飾りが設置されました。 人形飾りは訪れた人たちに楽しんでもらおうと設置されたもので、今年は7つの個人と団体が制作しました。 10日は伊那市商工会の森本光洋会長らがその出来栄えを確認していました。 霜町実業団の人形は「セブンとメトロンおもてなし」で商店街に飾られています。 中島みね子さんの人形「長谷案山子」またグループホーム桜による「タカトオコヒガンザクラと福だるま」は総合福祉センター前に飾られています。 伊那市役所職員有志の「ルパン三世」は高遠町総合支所前に、春日医院の「おもてなしダルマ」は春日医院前に飾られています。 アルプス中央信用金庫と八十二銀行の人形「スノーワールド雪だるまと仲間たち」は八十二銀行高遠支店に、また本町実業団の「大だるま」は商店街に飾られています。 だるま市は11日午前7時から午後5時まで行われ高遠町の鉾持神社参道には縁起物の福だるまの露天が並びます。
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ポレポレの丘でそり滑り
子供達には恵みの雪となったようです。 伊那市高遠町のポレポレの丘で親子40人あまりがそり滑りを楽しんでいました。 そり滑りは、自然の中で子どもたちが工夫して遊び場を作る「プレーパーク」の一環で開かれました。企画したのは住民有志でつくる「チームポレポレ」です。このグループは、毎月、ポレポレの丘でプレーパークを開催しているほか、この場所を使ったイベントを企画しています。 そり滑りは、今回が2回目で冬の自然を楽しんでもらおうと行われました。 子どもたちはそりに乗ると斜面を一気に、滑り降りていました。 代表の宇野俊輔さんは、「ポレポレの丘が一年をとおして自然を楽しめる場所である事を多くの人に知ってもいたい」と話していました。