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西早稲田中生徒が高遠町で農業体験
東京都新宿区の西早稲田中学校の生徒が4日、伊那市高遠町で農業体験をした。
西早稲田中学校では、給食で高遠の野菜を使っている事から、毎年夏休みを利用して農業体験に訪れている。
生徒は班ごとに分かれて作業を行い、このうち小原にあるハウスでは、生徒4人がトルゴギキョウの切り取り作業を体験した。
生徒たちは、花の数を数え丁寧に切りとっていた。 -
伊那消防署が水難救助訓練
水の事故に備えて、伊那消防署の署員らが3日、水難救助訓練を実施した。
3日は、伊那消防署の署員11人が、うきわやロープを使っての救助訓練や、ライフジャケットを着用して、溺れている人を救助する訓練を行った。
伊那消防署では、水に入る機会が増えるこの時期、水難救助訓練を毎年実施している。
これまで、ダム湖などでボートを使った訓練などを行っていたが、今年は流れのある水の中で、救助する時は、どんなことに気をつける必要があるかを知るため、流水プールでの訓練を実施した。
署員たちは、救助の時、溺れている人の楽な体制を確保する方法や、流れのゆるい場所に引き込む方法を確認しながら、訓練に励んでいた。
伊那消防署管内では、ここ数年、水難事故は発生していないという。 -
「リンパセラピールーム」さくらホテルにオープン
老廃物を体外に排出する機能を持つリンパをマッサージするリンパセラピーの常設ルームが伊那市の高遠さくらホテルに県下で初めてオープンした。
リンパセラピールームは、結婚式やイベントの控室を改装し、通年集客対策のひとつとしてオープンした。
リンパセラピーは、特殊なジェルとミストを使ったマッサージで全身に流れるリンパをスムーズにするというもの。
リンパセラピーの施術は、予約制でコースは20分2000円からある。
3日は、10分間500円で体験できるイベントが行われ、訪れた人たちがリンパセラピーを体験していた。
また、リンパセラピールームのオープンに合わせて、地元産の食材を使ったバランスに配慮したヘルシーメニューの提供やリンパセラピーを取り入れたお得な宿泊プランも行っている。 -
文化財パトロールで管理状況など確認
国の重要文化財や史跡などの管理状況や保存状態を確認する「文化財パトロール」が27日、伊那市で行われた。
県の文化財保護指導員が伊那市高遠町、長谷地区を回った。
このうち高遠町の遠照寺では、国の重要文化財に指定されている釈迦堂と、その中にある多宝塔の管理状況を確認した。
多宝塔は、室町時代の1502年に造られ、長野県にある多宝塔としては、一番古いものとされている。
指導員は、色落ちがないか、虫くいはないか、壁に蜂の巣などはないかなど、保存状態を確認していた。
この文化財パトロールは、秋にも行われる事になっている。 -
進徳館で夏の学校
夏休み中の小学生が宿題や読書をしながら過ごす「夏の学校」が、28日、伊那市高遠町の進徳館で開校した。
夏の学校は、伊那市高遠町公民館が開いたもので、今年で2年目。
今年は、高遠小学校と高遠北小学校の1年生から6年生56人が参加し、高遠高校の生徒が学習のサポートをしている。
高遠町公民館では、地域の歴史や文化に触れ郷土を愛する心を育もうと、会場を、国の史跡となっている進徳館にした。
子ども達は、朝8時半に集合し宿題などをした後、全員で論語を学習した。
「進徳館小学生夏の学校」は、8月2日まで土日を除き毎日開かれ、最終日は熱田神社や遠照寺など長谷・高遠の史跡めぐりをする。 -
前高遠美術館長竹内徹さん作品展
今年3月まで伊那市高遠町の信州高遠美術館館長を務めていた洋画家・竹内徹さんの作品展が24日、始まった。
信州高遠美術館で竹内さんが個展を開くのは今回が初めて。
会場には、竹内さんが以前、伊那市に寄贈した作品など46点が展示されている。
竹内さんは高遠町出身の洋画家で、平成14年から今年3月までの8年間、信州高遠美術館の館長を務めた。
また旧伊那市、高遠町、長谷村が合併した平成18年には、自身の作品24点を伊那市に寄贈した。
今回の作品展は、多くの作品を寄贈し、館長として長年美術館を支えてきた竹内さんへの感謝の気持ちを込め、伊那市が企画した。
会場には、竹内さんが昭和40年代から描き続けている高遠町の日常を描いた作品などが多く並んでいる。
作品展は8月29日まで。 -
新山小 高遠第4保とカレーパーティー
伊那市の新山小学校の児童は21日、地元の園児とカレーパーティーをして交流した。
新山小学校を訪れたのは伊那市の高遠第四保育園の年長児。
新山小学校では、毎年地元の保育園児を招いてカレーパーティーをしていて、昨年度に新山保育園が休園になってからは、高遠第四保育園との交流をおこなっている。
21日は、4つの班に分かれ、小学校で作ったジャガイモを使ってカレーを作った。
ジャガイモの他に何を具材にするかは班ごとに決めていて、ツナやコーン、レモン汁などを入れて、それぞれの班のオリジナルカレーを作っていた。
カレーが出来上がると、全員で味わった。
新山小学校では、交流をしてお互い顔見知りになることで、地域のつながりを作っていきたいという。 -
三宅小と高遠北小が交流
伊那市と友好関係にある、東京都三宅村の三宅小学校の児童が22日、高遠北小学校を訪れた。
交流を行ったのは、三宅小5年生の14人と高遠北小の5年生8人。
三宅村と旧高遠町は昭和45年に友好町村盟約を結んでいて、平成7年から、三宅小と同じ規模の高遠北小が交流を行っている。
高遠北小の古村奈津香さんは「川遊びをしたり、一緒の給食を食べて、沢山友達をつくり楽しい思い出にしましょう」とあいさつした。
また、三宅小の八幡亜由美さんは「高遠の写真や資料を見て、訪れるのを楽しみにしていました」と話した。
歓迎会では、お互い住んでいる地域を手書きの図や写真を使って紹介した。
児童らは、校舎見学や給食を一緒に食べた後、国立高遠青少年自然の家を訪れ、川遊びなどで交流を行った。
三宅小の児童は、高遠に3日滞在する予定で、三宅村にはない水田の見学をしたほか、高遠歴史博物館や蓮華寺を見学するという。 -
高遠城址公園観光協議会が寄付
高遠城址公園の環境整備を行っている高遠城址公園観光協議会が15日、桜の育成基金に10万円を寄付した。
観光協議会の植田康雄会長が、白鳥孝伊那市長に寄付金を手渡した。
寄付金は、今年の観桜期に高遠城址公園に出店した店や業者などに呼び掛け、60店が協力し、10万円が集まった。
植田会長は、「高遠城址公園の桜の保護育成に役立ててほしい」と話していた。
白鳥市長は、「大事に使わせていただく」と感謝していた。
寄付金は、高遠城址公園桜育成基金に積み立て、タカトオコヒガンザクラの保護のために使われるという。 -
インド・ネパール料理店でフラメンコライブ
南箕輪村久保のインド、ネパール料理店、アンナプルナで17日、フラメンコライブが開かれた。
フラメンコライブは、伊那市高遠町のフラメンコグループ「ラス・デュエンデス」で講師をしている羽生田 由佳さんが開いた。
17日は羽生田さんと娘の希規(きき)さんが踊った。
グループの中に、この店で働いているメンバーがいたことからライブが実現した。
店には、フラメンコファンや、常連客などおよそ30人が訪れた。
娘の希規さんも4年ほどフラメンコを習っていて、難しい振付の踊りを披露していた。
グループ名のラス・デュエンデスは小悪魔な女達という意味で、見ている人を引きつける様な踊りでお客さんを魅了していた。
フラメンコグループ「ラスデュエンデス」は、来月開かれる伊那まつりでも、フラメンコの衣装で踊りに参加するという。 -
芝平山絵図虫干し
伊那市の指定無形文化財に指定されている、芝平山絵図の虫干し行事が15日、高遠町の北原(きたばら)農業生活改善センターで行われた。
芝平山絵図の虫干し行事には、地区長や総代ら20人が参加し、保管されていた木箱の中から絵図を取り出していた。
芝平山絵図は、302年前の宝永5年に作られたもので、高遠と諏訪の芝平山での境界線を示したもの。
当時は食料など、山から受ける恩恵が今以上だった為、杖突峠から入笠山にかけて山の所有に関する紛争が絶えなかったといわれている。
虫干しの行事は毎年1回、7月15日に、北原、御堂垣外(みどがいと)、荒町、栗田、四日市場、芝平(しびら)の旧6カ村が持ち回りでおこなっている。
最後に確認のハンコが木箱におされ、今日から1年間北原で管理されることになっている。 -
東ティモールの高校生と高遠中生徒が交流
2002年にインドネシアから独立した東ティモールの高校生が12日、伊那市の高遠中学校を訪れ、生徒達と交流した。
高遠中を訪れたのは、東ティモールの高校生12人。
今回の交流会は、高遠町出身で東ティモール特命全権大使の北原巖男さんの縁で実現した。
歓迎セレモニーで、高遠中の望月弘樹君は、東ティモールの言葉であいさつした。
東ティモールのクレメンティーナさんは「今日は楽しい時間を過ごしましょう」とあいさつした。
この後、高遠中の生徒が太鼓の演奏を披露し、東ティモールの高校生も一緒に太鼓の演奏を楽しんでいた。
最初は慣れない手つきだったが、時間が経つにつれ、リズムよくバチをたたいていた。
東ティモールの高校生一行は、6日から来日していて、高遠や白馬村、東京に滞在し、15日に帰国する予定。
高遠中学校では今後、日本大使館を通じて、手紙のやり取りなどを行い、交流を続けていきたいとしている。 -
高遠でブルーベリー狩り
伊那市高遠町の勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」は、今年から畑を開放して摘み取り体験を始めた。
収穫の時期を迎えたブルーベリー畑には、今朝、地域の住民が摘み取りに訪れていた。
勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」は、桜以外の観光資源を開発しようと6年前に発足した。
勝間にあるさくらの里近くの30aの畑には、無農薬で育てた6種類のブルーベリー千本が植えられている。
摘み取り体験は、小学生以上1人500円で食べ放題、100g200円で持ち帰ることもできる。
入園には予約が必要で、7月いっぱい楽しめるという。 -
旧長藤中学校昭和33年度卒業生「燦燦会」が同級会
旧高遠町立長藤中学校の昭和33年度卒業生でつくる燦燦会の同級会が、27日から28日にかけて開かれた。
28日は、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンを訪れた。
燦燦会は、旧高遠町立長藤中学校の昭和33年度卒業生でつくる同級会で、本年度67歳になる。
中学を卒業してからすでに50年以上が経っているが、年に1度はみんなで集まり、同級会を開いている。
今回は同級生の一人、矢沢雄一さんが、伊那市振興公社の職員としてローズガーデンの管理をしていることから、バラ園の見学を企画した。
メンバーは、バラを見学しながら懐かしい友人との会話を楽しんでいた。 -
入笠湿原 スズラン見ごろ
入笠山の入笠湿原のスズランが見ごろを迎えている。
入笠湿原一帯には80万株のスズランの群生を見ることができる。
24日は多くの登山客が訪れカメラに収めていた。
スズランは今月いっぱい楽しめそうだ。 -
ミヤマシロチョウを守ろう
県の天然記念物、ミヤマシロチョウを守っていこうと、伊那市の小学生が22日、入笠山でエサとなるメギの植栽作業を行った。
植樹は、ミヤマシロチョウの幼虫のエサとなるメギを増やしミヤマシロチョウが生息する環境づくりをしようと平成15年から行われている。
同日は高遠小学校と高遠北小学校の4年生、合せて55人が参加し、県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんから指導を受けた。
この後、子ども達は、グループに分かれて穴を掘り100本用意されたメギの苗を植えていった。
ミヤマシロチョウは、標高1500メートルから2000メートルの山岳地帯に生息し7月上旬から8月中旬にかけてみられる。 -
しんわの丘ローズガーデン見頃
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラが見ごろを迎えている。
ローズガーデンでは現在、80種類のバラが見頃を迎えている。
16日は多くの観光客が訪れ花を写真に納めたりしていた。
バラは6月いっぱい楽しめそうだ。 -
染色アーティスト 藤沢まゆさん染色展
伊那市高遠町在住の染色アーティスト、藤沢まゆさんの作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
会場には藤沢さんの染色の作品11点が並んでいる。
藤沢さんは高遠町出身の23歳で、高校卒業後、東京にある美術の専門学校で染色と出会い、作品づくりを始めた。
地元で作品づくりをしたいと今年4月に高遠に戻り、今回初めて地元で展示会を開いた。
藤沢さんは、ぬかやもち粉を混ぜた染色用の糊で絵を描き、その上に一色ずつ色を染めていく手法で作品づくりをしている。
布の柔らかい質感を活かすために、水色やピンクなど淡い色を使うようにしているという。
藤沢さんの作品展は、来月18日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている。
美術館の入館料は、一般500円、小学生150円となっている。 -
山岸書道教室作品展
伊那市の美篶の書道教室「山岸書道教室」の作品展が16日まで、伊那市高遠町のガーデンテラス四季の杜で開かれている。
会場には、書道教室に通っている30人の作品52点が並んでいる。
「筆を使って書きたい言葉」を書いた毛筆作品と、鉛筆など、筆以外の物を使って書いた硬筆の手紙などが展示されている。
作品展は、普段展示する機会がない硬筆の作品もみてもらおうと開いた。
テーマは「想いを書く」。両親や友達への感謝の気持ちを手紙にしたり、ペットに宛てた手紙など様々な作品が並んでいる。
指導者の山岸美峰さんは「字を書くことが少なくなった現代で、それぞれの想いを書いて作品にすることの楽しさを知ってもらいたい」と話していた。 -
バラ祭りに合わせて周遊バス運行
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれているバラ祭りに訪れた人たちに、商店街にも寄ってもらおうと12日から高遠の商店街を通る周遊バスの運行が始まった。
このバスは、ローズガーデンの交通渋滞緩和や商店街の活性化を目的に運行された。
商店街では、バス利用者にバラの小鉢をプレゼントするほか、各店舗で商品の割引きサービスなどを行っている。
周遊バスの運行と商店街でのサービスは、13日、19日、20日にも実施される。 -
ローズガーデンで詩の朗読イベント
伊那市高遠町の本のイベント、ブックフェスティバルのプレイベントが、12日、高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれ、参加者がバラの中での詩の朗読を楽しんだ。
イベントにはおよそ15人が参加した。
このイベントは、本を通して地域活性化を図ろうと去年から開催されているブックフェスティバルの実行委員会が高遠の魅力を感じてもらおうと開いた。
この日はバラ園の中で、信州大学農学部の演劇サークルによるバラにちなんだ詩の朗読が行われた。
参加した人たちはバラの中ゆったりと流れる時間を楽しんだ。
また、世界中でベストセラーになった「アンネの日記」の主人公、アンネ・フランクの形見として知られる「アンネのバラ」についての説明もあり、アルプスバラ会の春日千定代表がバラの特徴などを説明した。
実行委員会が企画する高遠ブックフェスティバルは9月に開かれる予定。 -
アンネのバラの集い・周遊バス運行も
伊那市高遠町の本のイベント、ブックフェスティバルのプレイベントが、12日に高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれ、参加者がバラの中での詩の朗読を楽しんだ。
本を通して地域活性化を図ろうと、去年から開催されているブックフェスティバルの実行委員会が、高遠の魅力を感じてもらおうと開いたもの。
この日は、バラ園の中で、信州大学農学部の演劇サークルによる、バラにちなんだ詩の朗読が行われた。
参加した人たちはバラの中でゆったりと流れる時間を楽しんだ。
また、世界中でベストセラーになった「アンネの日記」の主人公、アンネ・フランクの形見として知られる「アンネのバラ」についての説明もあり、アルプスバラ会代表の春日千定さんが、バラの特徴などを説明した。
高遠ブックフェスティバルは9月に開かれる予定。
12日からは、バラ祭りに訪れた人たちに、商店街にも寄ってもらおうと、高遠の商店街を通る周遊バスの運行も始まった。
周遊バスの運行は、ローズガーデンの交通渋滞緩和や、商店街の活性化が目的。
商店街では、バス利用者にバラの小鉢をプレゼントするほか、商品の割引きサービスも行ってる。
周遊バスの運行と商店街でのサービスは、13日と、来週の土日にも実施される。 -
草もち作りで交流
伊那市高遠町の高遠第2第3保育園の園児は8日、地域のお年寄りと草もちを作って交流した。
交流会は、園児とお年寄りが共に楽しい時間を過ごす場にしようと開かれたもので今年度2回目。
高遠第2・3保育園の園児25人と御堂垣外の高齢者クラブの6人が草もちを作って交流した。
草もちに使ったヨモギは今年の春、園児達が散歩の中で摘んだもの。
米の粉に熱湯を入れてよくこねた後、園児達はつぶしたヨモギを混ぜ合わせる作業を手伝った。
子ども達は交代しながらすりこぎをつかって混ぜ合わせていた。
その後子ども達は、お年寄りに生地を小さくちぎってもらい手のひらでまるめた。
中には手のひらに草もちがひっついてしまい上手く丸めることが出来ない子どもの姿もあった。
子ども達は、きなこをつけて出来たての草もちを味わっていた。
高遠第2第3保育園では今年度お年寄りとの交流を6回計画していて次回は9月の保育園の運動会で交流するという。 -
ローズガーデン バラ祭り始まる
伊那市高遠町の高台にあるバラ園、しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが6日から始まった。
6日は、バラ祭り開催を祝うオープニングイベントが行われた。
イベントでは、高遠中学校の吹奏楽部による演奏や、バラの苗木が当たる抽選会などが行なわれた。
イベントの中で白鳥 孝伊那市長は、「花は観光客をひきつける。城址公園の桜にバラと、様々な花で通年観光につなげていきたい」と挨拶した。
また、去年の6月、ガーデンで挙式をあげたカップルの結婚1年目を記念した植樹も行われた。
去年結婚したマシアス・マイケルさん、山岸 理恵さんカップルの山岸さん側の両親が、パパメイヤンと呼ばれる品種の黒バラを植樹した。
伊那市によると、ローズガーデンには、去年4万人の観光客が訪れ、おととしの2万人から倍増している。
今年は、バラ祭り期間中の土日、バラ園と、さくらホテルや高遠商店街を結ぶ周遊バスを運行する予定。
バラ祭りは、20日(日)までで、期間中は、バラの苗木や、バラにちなんだ商品の販売、ガーデンでの挙式などが予定されている。 -
入笠山で開山式
標高1955メートル、南アルプスや富士山を一望できる入笠山で5日、開山式が行われた。
開山式は、伊那市と富士見町で作る「入笠山観光連絡協議会」が毎年この時期に行っている。
伊那市と富士見町の境にある入笠山登山口で、関係者や登山者らが1年間の無事を祈願した。
今年は御柱の年ということで、富士見町木遣保存会による安全祈願が行われた他、諏訪アルプホルンクラブによる演奏が行われた。
式が終わると登山者達は、仲間と話しながら頂上を目指して歩いた。
頂上では、目の前に広がる景色を眺めながら写真を撮ったり、仲間達と弁当を広げていた。
入笠山では、これから秋にかけて季節ごとの景色や花が楽しめる。 -
高遠高校生が商店街でインタビュー
伊那市高遠町の高遠高校情報ビジネスコースに学ぶ3年生は28日、高遠の商店街でインタビュー調査した。
情報ビジネスコースの3年生25人が、5つの班にわかれ、商店街で町の魅力や必要なもの、高校生にできることなどについて質問した。
このうち、2008年にオープンした古本やコーヒーを提供している「本の家」では、経営者の1人李チョミョさんが、生徒たちの質問に答えていた。
李さんは、「今後の高遠のためにもみなさんのような若い力がぜひ必要」と励ましていた。
生徒の一人は、「高遠の商店街のことは何も知らなかったので新たな発見があった」と話していた。
「高遠再発見」と題して行なわれた今回のインタビューは、街の一員であることを再認識してもらおうと初めて行なわれたもので、今回の調査は、8月の文化祭で発表されることになっている。 -
高遠城址公園桜まつり反省会
今年の高遠城址公園桜まつりの反省会が26日開かれ、伊那市や交通機関、商工会などが出席し、渋滞緩和策などについて意見を交わした。
今年の城址公園の桜まつり期間中の入園者は、昨年より2万7190人少ない24万9493人だった。
昨年特に問題となっていた交通渋滞については、今年試行した市役所からの無料シャトルバスの運行や、伊那インターの前後のインターの利用呼び掛けなどにより改善されたとする一方で、高遠市街地への人の流入が減ったため、観光客を呼び込む方策が必要とする意見が出された。
また、満開時の雪で桜の枝が折れたことについては、夜中でも大勢の職員で雪降ろしをする、それでも足りなければ地元消防団に依頼するなど、桜を守る危機管理体制の確立を求める声があった。
伊那市では、今回出された意見を来年の桜まつりに反映させていきたい竏窒ニしている。 -
ポレポレの丘で花と音楽の夕べ
アイリス祭りが開かれている伊那市高遠町のポレポレの丘で22日、花と音楽を楽しむコンサートが開かれた。
コンサートでは、演歌歌手の藤和也さんが、特設ステージで熱唱した。
ポレポレの丘は現在、ジャーマンアイリスが3分咲きとなり、アイリス祭りが開かれている。
花の中で音楽を楽しんでもらおうと、初めてコンサートが開かれた。
観客は、開放的な野外コンサートを楽しんでいた。
ポレポレの丘には、約6万株のアイリスが植えられている。
また、九輪草などの山野草も今が見ごろとなっている。
アイリス祭りは6月中旬まで開かれている。 -
地域自治区長 高遠・伊藤俊規さん、長谷・中山晶計さん再任
伊那市高遠町の地域自治区長に伊藤俊規さんが、伊那市長谷の地域自治区長に中山晶計さんが再任された。
地域自治区長は、合併特例法に基づき、市長が選任する。
24日、市役所で辞令交付式が行われ、白鳥孝伊那市長から伊藤さんと中山さんに選任書が手渡された。
伊藤さんは「対話と現場主義を心がけ、市民目線に立ち職務を行いたい」。中山さんは、「地域住民を大事に、幸せを実感できる地域作りをしていきたい」とあいさつした。
白鳥市長は、「高遠町や長谷は過疎や獣害などの問題を抱えている。今まで以上に連携を取りながら働いてほしい」と話していた。
地域自治区長の任期は平成24年5月22日までの2年間。 -
進徳館開校150年 進徳館の日
高遠藩の藩校、進徳館が開校してから今年で150年を迎える。
伊那市高遠町の高遠閣では22日、進徳館教育を見つめなおすイベントが行われた。
「進徳館の日」と名付けられたこのイベントは、進徳館創立135年を記念して始まったもので、今年で16回目になる。
会場には約300人が集まり、講演などに耳を傾けた。
進徳館は、1860年に高遠藩の藩校として、人材育成を目的に創設され、明治時代の廃藩置県までの13年間続き、南信地域の近代教育の基礎を築いた。
校名の「進徳館」は中国の哲学、易経の「立派な人格を持った人となるためには、徳を進め、学問や仕事を身につけなければならない。忠信を尽くすことで徳は進むのである」という一文が由来とされている。
今回は創設150年を記念して初代信州高遠美術館館長の堀井英雄さんによって書かれた進徳館精神を意味した四字熟語「進徳修業」という書が進徳館に贈られ、イベントの中で紹介された。
式典が終わると、進徳館の卒業生で東京藝術大学初代校長の伊澤修二の末裔、伊澤純也さんが講演した。
伊澤さんは、修二の経歴を紹介しながら、「修二を世に出したのは高遠での教育のおかげ」と説明した。
また講演のほか、高遠小学校の児童による舞踊「孤軍高遠城」などが披露された。
参加した白鳥孝伊那市長は「まちづくり、地域づくりの基本は人づくり。進徳館教育を継承し、素晴らしい教育が広がればうれしい」と話していた。