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全日本バレー小学生長野県大会
サントリーカップ第26回全日本バレーボール小学生大会長野県大会(日本バレーボール協会など主催)が2日、駒ケ根市の市民体育館など3会場で行われた。県内4地区の予選を勝ち上がった男子8チーム、女子16チームが出場し、トーナメントで優勝を争った=写真。上伊那勢は男子は辰野クラブ、女子は駒ケ根すずらんと辰野クラブが出場したがいずれも初戦で敗退した。
優勝して全国大会(8月、東京都)の切符を手にしたのは男子が若穂ジュニア(長野市)、女子が小布施スポーツ少年団(小布施町)。共に1セットも落とず、安定した戦いぶりをみせた。
上伊那関係分の結果は次の通り。
◇男子▼1回戦=辰野クラブ0竏・八千穂クラブ
◇女子▼1回戦=駒ケ根すずらん0竏・小布施スポーツ少年団、辰野クラブ0竏・須坂南部 -
ビーチバレー県予選
第20回ビーチバレージャパン大会、レディース2006大会(いずれも県バレーボール協会主催)が2日、駒ケ根市の森と水のアウトドア体験広場内のコートで行われた=写真。男女各5チームが出場してトーナメントを戦い、男子は「N・FOVA」(小松・丸山ペア)が、女子は中田・川越ペアが優勝。それぞれ全国大会(男子=7月17縲・0日・神奈川県、女子=8月11縲・4日・大阪府)に出場する。
試合は強い雨と風の中で行われた。近づいた雷鳴のため、一時競技を中断するほどの悪コンディションだったが、選手らは特に気にするでもなく、懸命にボールを追っていた。選手らは「ビーチバレーは海岸の砂浜で行われることが多いから、これくらいの風は大したことない。ボールが水を吸って少し重いのが気になるくらい」と淡々と話していた。 -
駒ケ根市総合文化センター開館20周年
駒ケ根市総合文化センターが1986年に開館して今年で20年になるのを記念して駒ケ根市と駒ケ根文化財団(渋谷敦士理事長)は2日、文化会館で記念式典と公演会を開いた。中原正純市長は式辞で「地域における教育、文化、生涯学習の拠点として20年。これを契機にさらに充実を図り、文化の殿堂として住民皆が集う施設にしていきたい」と述べた。センターを管理・運営する文化財団の渋谷理事長は「20年の実績を基に伝統文化を大切にし、さらに質の高い文化を市民に提供するよう努力していきたい」とあいさつした。
開式に当たり、駒ケ根太鼓子ども連による勇壮な太鼓の演奏が披露された=写真。
記念公演では花柳太昌一門による日本舞踊、駒ケ根太鼓保存会による演奏、駒ケ根豊年踊り保存会による踊りなど、市内の各団体による踊りや演奏が披露され、集まった市民らを楽しませた。 -
駒ケ根市で市制施行52周年記念式典
駒ケ根市は3日、市制施行52周年を記念する式典を市役所で開いた。中原正純市長が「これからも市民とともに手を携えて前進していきたい」と式辞を述べたほか、功労者の表彰などが行われた=写真。職員ら約100人が出席。市民憲章を朗読し、駒ケ根市の歌を全員で歌った。
中原市長は式辞で「1954年に大きな期待のもと、市制が敷かれてから半世紀を超えた。歴史の重みを思うと感慨深い。人口も当時の2万7千人から現在は約3万4千400人となるなど、着実な発展を続けてきた。これからも新たな決意のもとで、市民と手を携えて着実に前進していきたい」と述べた。
表彰されたのは次の皆さん。
◇市民功労表彰▽文化功労=小島利昭▽社会功労=齋藤亘、久保田元次、福澤美恵子、故春日一男、福澤信、熊澤チヨミ▽教育功労=小出勉、宮北修冶郎、小出勇▽産業功労=戸枝鉄雄、火山農産物直売所生産者組合▽スポーツ功労=小出庄一
◇多額寄付者功労=光前寺 -
協力隊を育てる会総会
国際協力機構駒ケ根青年海外協力隊(加藤高史所長)を支援する市民らでつくる駒ケ根協力隊を育てる会(会長・中原正純市長)は30日、第24回総会を市役所南庁舎で開いた=写真。会員ら約40人が出席し、05年度事業・収支決算報告、06年度事業計画・予算案などを承認した。加藤所長はあいさつで「市民からの絶大なサポートと期待に応えていきたい」と感謝の言葉を述べた。
議事終了後、元隊員の帰国報告会が行われ、宮田村出身で03年度第3次隊員としてアフリカ大陸南東のマダガスカル共和国に赴いた昭和伊南総合病院看護師春日広美さんがボランティア活動について発表した。 -
駒ケ根市もてなしのまちづくり協議会発足
駒ケ根市が観光振興の基本計画として05年3月に初めて策定した『もてなしのまちづくり計画』の方向性に沿った具体的な実践に向けて1日、市民主導による「もてなしのまちづくり協議会」が発足した。『竏窒ワちづくり計画』策定の参加メンバーを含む市内の観光・商工関係団体の代表者など約30人が市役所南庁舎に集まり、今後の活動の方針などを確認した。会長には名桜大国際学部長の小濱哲さんが選出された。小濱さんは「駒ケ根が元気になる方法をみんなで考えていこう」とあいさつした。
『竏窒ワちづくり計画』では綿密な調査・研究の末、市の観光の将来像が示されたが、計画策定が行政主導だったこともあり、具体的な取り組みの方向性は定まっていなかった。閉塞状況を打開しようと市は先ごろ国土交通省総合政策局が補助金などを支援する観光地域づくり実践プランの選定を受けるための計画書を作成して提出し、選定に向けて必要な観光ルネサンス事業検討会の推薦を取りつけた。協議会では今後随時会議を開き、市が提出した実践プランをもとにアクションプログラムを作成。約5年間をかけて事業を推進していく。 -
駒ケ根市で生涯学習フォーラム
豊かな生涯学習社会の実現を目指し「ともに学び、ともに育つ」をテーマに1日「第13回学校と地域竏註カ涯学習フォーラム」(信濃教育会、上伊那教育会など主催)が駒ケ根市で開かれた。地域に根ざした体験学習に取り組んできた市内の幼稚園・保育園、小中学校、高校など10会場でそれぞれ学級活動が行われ、上伊那全域から訪れた多くの教育関係者が参観した。
中沢小学校(北原三千生校長)では地元の伝統産業を受け継いでいこうと全校で取り組んできた「炭焼き」について各学年がそれぞれ決めたテーマ別に公開授業を行った。6年生は地元の経験者に聞くなどして調べた炭焼きの方法について発表=写真。校内に設置された本格的な炭焼き窯に親子で原木を入れた。4年生はカヤを使った伝統的な炭俵作りに挑戦した。
赤穂小学校5年生はセネガル人に指導を受けたアフリカンドラムの演奏を、東中学校の生徒は獅子舞、お囃子、巫女の舞など、地域に伝わる伝統芸能を発表した。
午後は全体会が市文化会館で開かれ「学社融合の取り組みをどうすすめたらよいか」をテーマにパネルディスカッションが行われた=写真。駒ケ根市の小林晃一教育次長が実践発表を行い、信濃教育会の牛越充さんをコーディネーターに八重洲学園大教授の浅井経子さん、信濃教育会の中村雅則さん、上伊那教育会の松井ちはるさん、駒ケ根市立中沢公民館長の下島大輔さんが意見を交わした。会場を埋めた教育関係者らはメモを取りながら真剣な表情で議論に聞き入っていた。 -
JA助け合いの会研修会
JA上伊那生活部会伊南地区助け合いの会は29日、介護研修会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員ら約30人が参加し、身体機能改善トレーニング指導士の山岸洋子さんを講師に迎えて無理のない介護の方法について研修を受けた。
山岸さんは寝ている人の上体を起こす動きを例に挙げ「力を入れなくても優しさいっぱいでやれば楽にできるが『こんちくちょう』と思いながらでは、なかなか起こせない」と説明=写真。二人一組になった参加者らは実際にやってみて「本当だ」「不思議」と驚きの声を上げていた。
研修会に先立って総会が行われ、任期満了に伴う役員の改選で、会長に橋爪千春さん(宮田村)、副会長に大場道子さん(中川村)、監事に宮澤サト子さん(飯島町)と小原広美さん(駒ケ根市)がそれぞれ選出された。任期2年。 -
駒ケ根市消防団郡大会出場選手激励会
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は30日早朝、上伊那郡大会(9日、伊那市)に出場する選手の激励会を同市小町屋のホームセンターの駐車場で開いた。中原正純市長、小平団長以下団員らが見つめる中、小型ポンプ操法とポンプ車操法の各1チームが厳しい訓練で培った一糸乱れぬ見事な動きを披露した。
中原市長は代表者に激励金を贈呈=写真。「市民の期待に応えて郡大会では何としても優勝してほしい。積み重ねてきた技術の成果を正々堂々と発揮すれば必ずや良い結果が得られるだろう」と激励した。
郡大会への出場者は次の皆さん。
▼小型ポンプ操法=第2分団4号・小町屋(指=田中健一(1)向山正浩(2)石綿晃(3)樋屋直哉▼ポンプ車操法=第5分団1号・栗林(指=坂井比呂六(1)坂井弘樹(2)矢澤国明(3)寺澤徹(4)伊藤光一▼ラッパ吹奏=(1)第4分団 -
駒ケ根市に法務大臣メッセージ伝達
「第56回社会を明るくする運動」に合わせて30日、上伊那保護司会南部分区の吉澤康道分区長と林富士男さん、城田幸子さんの保護司3人が駒ケ根市役所を訪れ「犯罪や非行のない明るい社会を築こうとするこの運動が、住民の参加と理解を得て活発に行われるよう協力を」などとする法務大臣のメッセージを中原正純市長に手渡した=写真。中原市長は「この地域は本来平穏で特に悪い状況ではないが、犯罪や非行のない地域づくりを地域全体の課題としてこれからもやっていきたい」と述べた。
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【小学校で炭焼き指導 宮下秀春さん】
1991年、特色ある学校づくりのため、中沢の伝統産業である炭焼きを学習に取り入れようと学校に炭焼き窯を造ることを思い立った中沢小学校とPTAが窯造りの指導を依頼。「子どもたちのためなら」と快く引き受けた。
窯造りの作業にはPTAの役員らが中心になって取り組んだが、炭焼きを経験したことのない世代で要領がまったく分からず、作業は思うようにはかどらなかった。初めての取り組みでもあり、理解不足からか協力する人の数も少なかったが、苦労の末何とか完成にこぎつけた。
やれやれと思ってホッとしたのもつかの間、仕事はそれで終わりではなかった。教職員や児童らは炭焼きのことを何も知らない。原木の切り出しから火入れ、炭出しまで一部始終を丁寧に説明し、手取り足取り根気よく教えた。
いよいよ窯に火を入れて炭を焼き始めると、夜中や朝方を含め1日10回も学校に通っては火加減などを調節した。
「微妙な温度管理が必要だからね。でも炭焼きは昔からそういうもの。夜でも朝でも特に苦にはならないよ」
どんな炭が焼けたかと期待する児童らに「あせるな」と教えた。
「造ったばかりの窯ですぐに良い炭は焼けない。だから最初はおぞい木を入れるんだ。3回目ぐらいからだな、良い炭が焼けるようになるのは。そうしたらナラの木を入れる。炭はやっぱりナラだからね」
◇ ◇
炭焼きをしていた父の姿を子どものころから見て育った。
「根っから山が好きでね。中学を出て以来ずっと山仕事をしていた。40歳ごろから造り酒屋の長生社で働いたが、定年になってまた山の仕事に戻った。山には今でも年間200日ぐらいは出るかな。頼まれるわけじゃないがよその山に行ってカラマツに巻きついたつる草を取ったりもしているよ。何しろ山が好きなんだ」
父の代に1町歩だった山は5町歩に増えている。自分の窯は山の中にあったが、小学校に窯を造った年に自宅近くに新しく造った。長い経験に裏打ちされたこだわりで良質の炭を焼いて出荷を続けている。
「もう300回も焼いているかな。まだいけると思うよ。でも今度新しい窯を造ろうと思っていろいろ考えているところなんだ」
◇ ◇
小学校の窯も老朽化したため昨年新たな窯を造ることになり、再びその指揮を取った。
「今度は20センチばかり背を高くした。炭のためには良くないが、前の窯の時は出入りに苦労したからね」
最初の窯を造ったころの炭焼きの回数は年に2回だったが、新しい窯ができて4回に増えている。
「時には大変だと思うこともある。でもね、子どもたちと炭焼きをするのは楽しいんだ。大きなパワーをもらっているよ」
(白鳥文男) -
駒ケ根商工会義所永年勤続表彰
駒ケ根商工会義所(渋谷敦士会頭)は28日、第52回永年勤続従業員表彰式を駒ケ根商工会館で開いた。市内の事業所に長く勤務した86人の勤続者のうち、出席した約40人一人一人に渋谷会頭が表彰状を手渡した=写真。渋谷会頭はあいさつで「企業の価値の一つに、長く勤める人がどれくらいいるか竏窒ェある。社員を大事にする会社で今後も自信を持って励んでほしい」と呼び掛けた。
表彰されたのは次の皆さん。
▼40年=小林紀充(北澤電機製作所)三富孝良(塩澤製作所)▼30年=木下久人(IAM電子)小林幸子(同)三石二美男、池上文夫、三好征(以上伊藤電工)山村光秋(伊南電工)木下武敏(春日モータース)下島静子(キョウリツ)飯島昇(天竜精機)木下千代子(中澤木材)田中みゆり(松井自動車工業)▼20年=田村高志(IAM電子)伊藤一美(伊勢喜)宮崎英子(北川製菓)今井美保(北澤電機製作所)友野まゆ美(同)宮原美津子、原田キク子、吉瀬恒子、米澤豊秋(以上キョウリツ)飯島伸一(小林工業所)木下富士子(駒ケ根観光開発)中村孝志(堺澤建設)小松英雄(セイビ社)渡辺和男(竹花工業駒ケ根支店)片桐謙治(同)宮脇幸治(天竜精機)下平正浩(同)下島幸作(ナパック)赤羽敏彦(同)森弘子(原製作所)森山泰子(同)木下斉(富貴屋建設)湯澤八重子(宮澤印刷)征矢美恵子(同)▼10年=横山和信(IAM電子)井口孝文(同)小松由幸、竹村茂、久保田公明、内山豪(以上伊勢喜)小松原明美(伊那醤油)宮下英滋、堀内臣成、高木洋子、古田眞由美、赤須志穂、中城雅志、気賀澤司(以上北澤電機製作所)竹村雅美(キョウリツ)米山隆弘(小林工業所)武井剛(同)林公浩(駒ケ根観光開発)酒井敏幸(駒ケ根管工業)大西さおり(駒ケ根商工会議所)平澤京子(駒ケ根労務協会)西村秋子(佐寿伊島田屋商店)伊藤幸子(同)澤森恒(セイビ社)工藤千都子(第一物産)小林幸平(竹花工業駒ケ根支店)征矢紫郎、吉瀬誠、中田周作、廣田地孝、佐野協児、荻原亮二、須藤卓宏(以上天竜精機)北原清吉、紫芝修、中島俊治、加藤昭治、湯澤裕紀(以上ナパック)中村侑子(富貴屋建設)小原忍(松井自動車工業)小澤忍(同)寺平不朽志、滝澤仁、宮澤純子(以上宮澤印刷)久保田かづみ(宮田観光開発)高坂今朝盛(同)萩村泰人(ヨウホク)吉澤崇人(同)吉澤純(吉澤組) -
警察犬指導手に感謝状
駒ケ根署は29日、自殺の恐れのある行方不明者の発見に貢献したとして警察犬指導手の田中京子さん=駒ケ根市下平=に対し、感謝状を贈った=写真。
田中さんは8日、飯島町で40歳の女性が行方不明になったとの通報を受けた同署の要請を受け、所有している警察犬ペガ・フォン・トーキョーシゲル号(シェパード・6歳)とともに出動。捜索開始から約1時間後に女性を発見した。女性は刃物を自分で腹に刺すなどしていたため、発見が遅れれば状況はさらに悪くなっていたと思われる。田中さんは「自殺の恐れがあるということだったので、早く見つけ出さなければ竏窒ニ思っていたが、何とか役に立ててよかった」と話している。
田中さんは約20年前から自宅敷地内の訓練場で犬の訓練を行い、警察からの要請を受けて南信各地に出動して行方不明者などの捜索に当たっている。年間の出動件数は十数回に上る。 -
駒工自走ロボット大会
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は29日、光センサーを搭載した自走ロボット大会「3代目白線流し」を開いた。情報技術科3年生31人のうち予選を勝ち抜いた10人が出場し、優勝を目指してタイムを競った。
レースは1度に2人ずつが対戦するノックアウト方式。出場者らが合図の声とともにロボットをスタートさせ、心配そうな表情で愛機の動きをじっと見つめる中、ロボットはジージーとモーターの音をたてながらコースの白い線に沿ってカーブやコーナーをスムーズに進んだ=写真。中には鋭角コーナーで何度もコースアウトを繰り返したり、3分間の制限時間内にゴールできず、無念のリタイアとなるロボットもあった。コースの周囲に集まった同級生や1・2年生らからは「頑張れ」「あきらめるな」などと大きな声援が飛んでいた。
レースはリノリウム製の黒いマットに幅約2センチの白いビニールテープを張った全長約17メートルのコースで行われた。コースは直線や緩やかなカーブのほか、直角や鋭角のコーナーを組み合わせた複雑なもので、いかに無駄な動きをなくしてスムーズに速く走れるかが試される。
ロボット製作は同科の必修課題。2月に行われた予選大会には同科の31人全員が参加し、それぞれ2年間かけて作り上げた手製の愛機で決勝大会進出を懸けて戦いに臨んだ。 -
地湧金蓮花が300日咲き続ける
駒ケ根市福岡の大口信夫さん宅で中国雲南省の秘蔵花、地湧金蓮花(ちゆうきんれんか)が昨年の9月2日から延々と300日も咲き続け、話題を呼んでいる。300日の節目となる28日、駒ケ根市の市民チャンピオンに認定された。
バショウ科、草丈1・8メートル、黄金色の花の直径約40センチ、高さ25センチ。花弁のように見えるのは花苞で、花は1センチほどの小花。昨年9月2日から咲き始め、冬の間は、無加温のビニールハウスで越冬させた。茎も葉もすっかり枯れたが、つぼみは健在。春の日差しとともに、次々と花苞を広げ、300日に到達してもまだまだ咲き続ける勢いだ。
2000年の淡路花博でデビュー。大口さんは01年種苗会社から、20センチの棒状の苗を取り寄せ栽培。4年目の昨年9月初めて開花した。国内では開花例は少なく、300日咲いたという報告例は皆無。
大口さんは「花の寿命は長いとは聞いていたが、まさか、300日咲くとは思わなかった。いつまで咲くのだろうか」と話していた。
大口さん宅は開花中はオープンガーデン。自由に花を見ることができる。 -
東中で防犯訓練
駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)は28日、校内への不審者侵入を想定した防犯訓練を行った。駒ケ根署の警察官が扮(ふん)した不審者1人が日本刀(模擬刀)を持って職員玄関から校内に侵入。教職員がさすまたや木刀などを持ち「武器を捨てろ」などと説得しながら取り囲もうとするが、不審者は時折日本刀を振り上げて「ついてくるな」「生徒を出せ」「殺すぞ」などと叫び、かまわず廊下を進んで2階へ。各教室では「不審者侵入」の校内放送を聞いた教諭の指示で生徒がドアの内側に机などでバリケードを作り、不審者の侵入を防いだ。侵入から数分後、教職員は暴れる不審者を3階でようやく確保し、ほっとした表情を見せた=写真。
体育館に集まった生徒たちに対し、スクールガードリーダーの小出光恵さんは「落ち着いた行動に感心した。皆さんを見守っている人たちに感謝する心掛けを持って」と講評した。小木曽校長は「皆真剣にできていた。万一の場合には先生の指示に従って集団行動を取ることが何よりも大事だ」と呼び掛けた。 -
駒ケ根市交通安全推進協議会総会
市内の交通安全推進関係団体などでつくる駒ケ根市交通安全推進協議会(会長・中原正純市長)は27日夜、06年度総会を市役所で開いた。理事、幹事ら約20人が出席し、06年度事業計画・予算案などを承認した。新規事業として、自動車の交差点進入速度抑止に効果がある高輝度反射板の取り付け、高齢運転者優先駐車スペースの公共施設駐車場などへの設置などがある。
議事終了後、駒ケ根署の渋谷保人交通課長が講話を行い、出席者は市内の交通事故発生状況や道路交通法の改正点などについて学んだ=写真。 -
【記者室】三六災害から45年
1961(昭和36)年のちょうど今ごろの時期、梅雨前線による集中豪雨が伊那谷一帯を襲った。天竜川とその支流が各地で氾濫、土石流などを引き起こして100人以上の犠牲者を出した竏秩Bいわゆる三六(さぶろく)災害だ▼天竜川を管理する国土交通省天竜川上流河川事務所は土砂災害の前兆をいち早く知るための監視カメラを管内に41基設置している。このうち数カ所の画像を常時モニターできるシステムを駒ケ根市と飯島町に整備した▼だが大自然は人間の努力をあざ笑うかのように時折猛威を振るい、三六災害から45年がたっても相変わらず全国各地で大雨による土砂災害が後を絶たない。被害に遭う人が一人もいなくなるよう、さらなる整備をお願いしたい。(白鳥記者)
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地湧金蓮花がなーんと300日も咲き続けました
駒ケ根市福岡の大口信夫さん宅で中国雲南省の秘蔵花、地湧金蓮花(ちゆうきんれんか)が昨年の9月2日から延々と300日も咲き続け、話題を呼んでいる。300日の節目となる28日、駒ケ根市の市民チャンピオンに認定された。
バショウ科、草丈1・8メートル、黄金色の花の直径約40センチ、高さ25センチ。花弁のように見えるのは花苞で、花は1センチほどの小花。昨年9月2日から咲き始め、冬の間は、無加温のビニールハウスで越冬させた。茎も葉もすっかり枯れたが、つぼみは健在。春の日差しとともに、次々と花苞を広げ、300日に到達してもまだまだ咲き続ける勢いだ。
2000年の淡路花博でデビュー。大口さんは01年種苗会社から、20センチの棒状の苗を取り寄せ栽培。4年目の昨年9月初めて開花した。国内では開花例は少なく、300日咲いたという報告例は皆無。
大口さんは「花の寿命は長いとは聞いていたが、まさか、300日咲くとは思わなかった。いつまで咲くのだろうか」と話していた。
大口さん宅は開花中はオープンガーデン。自由に花を見ることができる。 -
【目指せ!甲子園】駒ケ根工業チーム紹介
甲子園出場をかけた第88回全国高校野球選手権長野県大会が7月8日に幕を開ける。出場する上伊那8校を順次紹介していく。
◆駒ケ根工業
わずか5人と少ない3年生に昨夏のレギュラーはいない。経験不足からまとまりがなかったが、昨秋から指揮を執る篠原新監督のもと、基本を忠実にした「大胆野球」を合言葉に心機一転、一からチームづくり。攻守ともに成長を遂げた。
投手は2枚。右上手投げの主戦宮脇は直球に3種の変化球を織り交ぜ、緩急を使って打ち取る。失策や失点、走者を背負った際にも、本来の投球を崩さない精神的強さが持ち味だが、スタミナにやや不安を抱える。脇腹の故障から復活し、大会にピークを合わせるようにコンディションを調整している。安定間のある右横手投げの木下が控える。
守備面は失策の連鎖反応が怖いところ。強肩で身体能力が高い捕手の佐野、持ち前の堅実なプレーでチームを引き締める遊撃の川上、中堅の飯島が中心となる。
打線は、トップの飯島が自慢の足を生かして敵陣をかき回す。中軸に座る1年の細川はミートがうまく器用で「センスがある」と監督の評価も高い。打力のなかった下位も好機をつくって盛りたてる力をつけた。
「細かいことを意識して、丁寧にやったら打てない」(篠原監督)と、ポイントを押さえたフルスイングを心掛けている。打線に波はあるが、リズムをつかむと止まらない。主軸の川上を中心に、少ない好機に一気にたたみかける集中打を得意とする。「いい試合をするのではなく、勝つ試合をする」(篠原監督)。
◆川上陽介主将
チーム力がない新チームだったが、練習を積んで試合をきっちりこなせるようになり手応えを感じている。失策の後のカバーもでき、下位打線の打力もあがった。出せる力を全て発揮できるように試合に臨みたい。 -
駒ケ根ソースかつ丼会総会
駒ケ根ソースかつ丼会(下平勇会長、43店)の06年度総会が26日、商工会館であった=写真。
伊那市がソースかつ丼の元祖の名乗りを上げてから初めての総会に約20人の会員が出席した。
下平会長は「92年、食による町起しとして、会が発足し、以来、13年間PRに努め、駒ケ根といえばソースかつ丼の町として全国に知られるようになった。ソースかつ丼の本場は駒ケ根、本当においしいかつ丼は本場、駒ケ根ソースかつ丼と、認知されるように努力したい」と、伊那市を意識し「歴史」と「本場」を強調した。
06年度事業は、基本方針に「元祖論争により、今までの努力や成果が失われないように、力強く本場づくりに取り組み、お客様に喜んでいただける『ソースかつ丼の本場駒ケ根』づくりの推進」-を掲げ、具体的事業に▽のぼり旗の作成▽ソースかつ丼旨みソースの販売▽看大新入生へのかつ丼無料券-など広告宣伝活動、「駒ケ根名物ソースかつ丼」商標申請、地域ブランド取得に向けた検討委員会の設置-などを掲げた。
議事終了後、伊那市が元祖の名乗りを上げたことについて、下平会長は「本場として、刺激になった。一層気を引き締め、会員が一丸となって、お客様に喜んでもらえる本場づくりにまい進したい」と冷静に受け止める。 -
高齢者優先駐車場設置
高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及を図ろうと県警本部が進める紅葉マーク普及促進事業を受けて駒ケ根署は27日、同署の駐車場のうち玄関近くの2区画に紅葉マークのシートを貼り付けて優先駐車場とした=写真。同日、同署管内の駒ケ根市は市役所のl区画を、飯島町は役場の2区画をそれぞれ優先駐車場とした。優先駐車場は今月から長野市内の2カ所で試験的に設置されていたが、実用設置は県下で初という。
紅葉マークのシートは1辺1メートルの正方形。白地の中央に黄色とオレンジ色の紅葉マーク、左右には青地に白抜き文字で高齢運転者優先駐車場と書かれている。材料・工事費は約2万円。優先駐車場設置により、高齢者にマイカーへの紅葉マーク装着を促すとともに、駐車場内での接触事故が減るなどの効果が期待できるという。同署は官公庁やショッピングセンターなどに設置を勧めていきたい竏窒ニしている。
紅葉マークは道路交通法により70歳以上の運転者が車の前後に装着する努力義務が定められている。装着している車に対して割り込みや幅寄せをすると、反則金などが課せられる。 -
伊南防犯連合会総会
伊南防犯連合会(会長・中原正純駒ケ根市長)は27日、06年度定期総会を駒ケ根署で開いた。理事ら約40人が出席し、新たに青色回転灯装着車1台をリースで導入することなどを承認したほか、06年度事業計画・予算案などを承認した。
議事に先立ち、防犯功労者の表彰が行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
▽県防犯協会連合会功労者表彰=竹澤佳ヱ(伊南防犯女性部赤穂地区副部長)小林節子(伊南少年友の会員)▽伊南防犯連合会功労表彰=飯島町田切地区、吉澤静子(伊南防犯女性部赤穂地区副部長)中谷洋子(伊南防犯女性部宮田地区副部長)藤塚義誠(伊南少年友の会 -
小学生犬にかまれ軽傷
27日午前8時すぎ、駒ケ根市の赤穂南小学校近くで登校中の女子児童(7歳)が路上にいた犬の頭をなでようとしたところ、左の手首からひじにかけて2カ所をかまれた。児童は全治1週間から10日のけがを負った。犬は芝犬のような薄茶色の中型犬で青い首輪をつけていたという。駒ケ根市は市民に注意を呼び掛けるとともに、犬と飼い主を探している。
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不法滞在で中国人16人摘発
27日、駒ケ根署、飯田署、県警本部警備部第一課と東京入国管理局は合同で駒ケ根市内と飯田市内の5カ所を一斉に捜索し、不法滞在の疑いで中国人の男女16人を摘発した(駒ケ根署3人、飯田署13人)。
調べによると摘発されたのはいずれも中国人で19歳から50歳の男11人、女5人。不法滞在期間は7日縲・年11カ月。市民からの通報を受けて摘発を行った。 -
ソースかつ丼会が総会
駒ケ根ソースかつ丼会(下平勇会長、43店)の06年度総会が26日、商工会館であった=写真。
伊那市がソースかつ丼の元祖の名乗りを上げてから初めての総会に約20人の会員が出席した。
下平会長は「92年、食による町起しとして、会が発足し、以来、13年間PRに努め、駒ケ根といえばソースかつ丼の町として全国に知られるようになった。ソースかつ丼の本場は駒ケ根、本当においしいかつ丼は本場、駒ケ根ソースかつ丼と、認知されるように努力したい」と、伊那市を意識し「歴史」と「本場」を強調した。
06年度事業は、基本方針に「元祖論争により、今までの努力や成果が失われないように、力強く本場づくりに取り組み、お客様に喜んでいただける『ソースかつ丼の本場駒ケ根』づくりの推進」-を掲げ、具体的事業に▽のぼり旗の作成▽ソースかつ丼旨みソースの販売▽看大新入生へのかつ丼無料券-など広告宣伝活動、「駒ケ根名物ソースかつ丼」商標申請、地域ブランド取得に向けた検討委員会の設置-などを掲げた。
議事終了後、伊那市が元祖の名乗りを上げたことについて、下平会長は「本場として、刺激になった。一層気を引き締め、会員が一丸となって、お客様に喜んでもらえる本場づくりにまい進したい」と冷静に受け止める。 -
男女共同参画研究集会
第42回駒ケ根市男女共同参画推進研究集会は25日、駒ケ根文化センターで開いた。実行委員会の主催。互いの人権を尊重して、家庭や地域生活について考えようと、200人以上の市民が参加した。
6つの分科会に分かれて意見交換。介護や育児、仕事など、男女の関わり、あり方を見つめ直した。
全体会では男女共同参画を推進しようと、昨年夏に発足した「いきいき市民の会」が寸劇を披露。
介護や家事、育児など普通にある家庭の様子を再現し、男女の垣根を越えて協力し合う大切さを訴えた。 -
17代目アルプスレディ決定
駒ケ根市の観光PRの顔となる「アルプスレディ」(市観光協会主催、伊那毎日新聞社後援)の選考会が25日あり、市内在住、在勤の3人を17代目のレディに選んだ。2年間、各地で開くキャンペーンや行事に参加する。
短大2年生の唐澤亜樹さん(19)=駒ケ根市上穂栄町=、会社員の高坂美保さん(23)=飯島町田切=、歯科衛生士の塚本梓さん(21)=飯島町南町=の3人。
「景色も良いし、食べ物も美味しい。企業をはじめ元気な駒ケ根をアピールしたい」と高坂さん。
塚本さんは「視野を広げたいと応募した。落ち着きある自然の良さを多くの人に伝えたい」と話した。
市内外から14人の応募があり、駒ケ根駅前アルパで開いた選考会には11人が出席。協会役員ら5人の審査員が個別面接し、表情や話し方から選んだ。
7月22日に市内で開かれるイベント「KOMA!夏」と浴衣まつりが初仕事となる。 -
駒ケ根市に防災カメラ映像送受信開始
土砂災害の前兆をいち早くつかんでもらおうと国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三所長)は駒ケ根市に対し26日、中央アルプス駒ケ岳の千畳敷と駒ケ根高原こまくさ橋の2カ所に設置してある防災用監視カメラによる動画映像の提供を始めた。市役所で行われた送受信開始式には中原正純市長はじめ市職員と同事務所の担当者など約40人が出席。テレビモニターのスイッチが入れられて監視カメラの画像が画面に映し出されると、見守る職員らから大きな拍手が起こった。中原市長は「現地の状況を居ながらにして即座に把握できることとなって大変頼もしく、うれしい。災害防止に有効に生かしていきたい」とあいさつした。
画像は災害時にも信頼性の高い光ファイバーを通じて国土交通省から市役所に伝達される。同所管内では飯島町、大鹿村に続いて3番目の接続。
同事務所が設置している監視カメラは河川13、砂防28の計41基。このうち駒ケ根市には今回画像の配信を始めた2基を含め5基のカメラが設置されている。同事務所は今後これらについても整備を進め、順次画像を配信していきたいとしている。 -
小中学生アルプスふれあいキャンプ
自然体験活動を通して子どもたちの自主性や社会性の育成を図ろうと駒ケ根市教育委員会と駒ケ根市内校長会は24日、06年度アルプスふれあいキャンプ(第1次)を同市赤穂北割一区の駒ケ根キャンプセンターで開いた。市内の小中学生約40人が参加し、はんごう炊さんやゲームなど、自然の中でのキャンプを楽しんだ。スタッフとして高校生のほか、駒ケ根VYS、看護大の学生ら約40人が参加し、かいがいしく小中学生らの面倒をみた。
参加した小中学生は当初互いに顔を知らない同士で表情も固かったが、全員で「だるまさんが転んだ」などのゲームをするうち徐々に緊張感もほぐれ、打ち解けて楽しそうに笑い合っていた。
中原稲雄教育長はあいさつで「人と人との触れ合いがこのキャンプの目的。互いにバカになり、仲良しになって楽しく過ごしてください」と呼び掛けた。
キャンプは1泊2日。25日はミニウォークラリーなどを楽しむ。第2次キャンプは7月30日から3泊4日の日程で戸倉山キャンプ場で開かれる。