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村長らが高齢者を慰問
「敬老の日」を前に15日、中川村は88歳、99歳、百歳以上の高齢者宅を訪問し、村からの祝い金、社会福祉協議会からの祝い品を贈り、長寿を祝った。
対象者は最高齢103歳の三沢みちゑさん(美里)をはじめ30人、曽我村長や市瀬助役、村社協が3班に分かれ、訪問した。
このうち、88歳の谷村はる子さん(美里)は、曽我村長から村からの祝い金、社協からの記念品が手渡され、笑顔で受け取った。
曽我村長は「お元気ですね。長生きをしてください」と声を掛けると、谷村さんは「心臓は弱いし、頭も元気がないが、口だけは達者」とユーモアたっぷりに答えた。また、イノシシやサルの話などで、和やかに歓談した。
中川村の百歳以上6人(男1、女5)、88歳は26人、99歳1人。高齢化率は26・47%。 なお、18日は村井知事が百歳を迎えた平田作市さん(下平)を訪問し、県からの祝状と祝品を贈呈する。 -
中川西小・東小で運動会
中川村の2小学校で16日、空模様を気にしながら、秋の大運動会を開いた。
このうち、東小学校では1、2、3年生のかけっこ、短距離走、1本の綱に力と心を合わせ全力で引いた綱引に続き、祖父母と低学年児童が協力しあって玉を投げ入れる「大空に向かって」。迫力満点の騎馬戦「大草城の合戦」。練習の成果を披露した組体操「南方の華」など、採点種目13を含む23プログラムのラストは全校による「豊年おどり」で飾った。
一方、西小学校はマーチングバンドの演奏が入場。全力で走り抜けた5年の「球より早く」で競技スタート。1本の竹に群がり、懸命に引いた「竹取物語」。1、2年のダンス「きんにくたいそう」と続いた。このほか、運動会定番の綱引や大玉送り、迫力満点の「騎馬戦」などが続き、採点種目13種目を含む24プログラムを楽しんだ。 -
牧ケ原祭盛大に
文化の秋、感動の秋、青春の熱き祭典始まる-。中川村の中川中学校の文化祭「第31回牧ケ原祭」は「ジグソーパズル」をテーマに16、17日開催。開祭式では、テーマのジグソーパズルを披露。全校の集合写真をパソコンでモザイク処理した206ピースを全生徒で完成させ、ステージを飾った。引き続き、恒例の郷土学習発表。1年1組は村の歴史やハチ博物館について、2年2組は寸劇仕立てで方言について調べたことを発表。3年1組は福祉やボランティアについての活動をまとめた。
また、選択技術では個性豊かなロボットが勢ぞろいし、コンテストで盛り上がり、2年の選択音楽はクラシックギターで「愛のロマンス」を響かせた。
2日目各種展示のほか、午前中は吹奏楽部の発表、青春企画。午後は校庭(雨天サンアリーナ)で「生徒の集い」閉祭式は午後2時30分から。一般公開は17日午前9時-午後3時まで -
西原ぶどう祭にぎわう
中川村片桐の西ケ原ぶどう生産組合(西村宗俊組合長、15軒)のブドウ園内の農村交流施設で17、18日、ぶどう祭を開催。村内外からぶどう狩りに訪れた来場者でにぎわっている。
現在、早生系の藤稔(ふじみのり)、安芸(あき)スイートが中心で、初日は関西、中京方面から観光バス13台が来場。ツア客らは大房をはさみで切り取り、園内でほおばったり、5キロ、10キロと買い求めていた。
施設内では豚汁が振舞われ、ブドウと豚汁で、「食欲の秋」をたん能していた。
17日も豚汁サービス、焼肉コーナー(自費)を行う。ぶどう狩りは10月22日まで、早生系に続き、玉豊、中性種のシナノスマイル、ピオーネ、ナガノパープル、晩生の高妻、ロザリオビアンコと続く。入園料(食べ放題)は大人千円、小学生未満半額。直売は1キロ800円。 -
食のつどい」に140人
中川村は9日、文化センターで「食卓から健康を、みんなで考えよう食育」をテーマに「食のつどい」を開き、村の取り組みや団体の活動報告、講演を通じて、「食」について理解を深めた。
発表では「今なぜ食育か」と題して、村保健センターの米山ゆみ管理栄養士が、村の05年度ヘルス・スクリーニング結果と全国の基礎調査と比較し「メタボリックシンドロームを引き起こす肥満の割合は、男性では30代、40代、女性では40代、50代が高い。女性の50代、60代は高血糖の割合が多い。食習慣の関与が非常に大きいため、学習と実践が課題」とした。
また、保育園栄養士の丸山安都子さんは「『食育の日』の取り組み」について発表。食生活改善推進協議会は「日常生活の中で健康づくりの食事の知識や工夫をお隣から地域へ伝えるなど食育の推進を行なっている」と活動を報告した。
最後に、飯田市役所の井上弘司さんが「食育のススメ」と題して講演した。
会場では夏野菜を使った料理や手作りパン、おやつの展示、試食もあり、来場者はレシピなどを質問していた。 -
西原ブドウ園14日開園
中川村片桐の西原ぶどう生産組合(15軒)のブドウ園のブドウが色づき、14日開園、10月22日まで、ブドウ狩りと直売が行われる。期間中の16、17日は園内の農村交流施設でぶどう祭りを予定する。
同組合は3・7ヘクタールで、早生系の藤稔(ふじみのり)、安芸スイート、玉豊、中性種のシナノスマイル、ピオーネ、ナガノパープル、晩生の高妻、ロザリオビアンコなど10種類余をレインカット方式で栽培している。
ぶどう祭りでは、豚汁サービス、焼肉コーナー(自費)を予定。
入園料(食べ放題)は大人千円、小学生未満半額。直売は1キロ800円。
22アールで、藤稔など6品種を栽培する宮下健彦さんは「西原のブドウは昼夜の温度差が程よく、甘くておいしい」と話していた。
詳細はグリーンセンターなかがわ(TEL88・3248) -
平和の火リレー
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広島平和公園に燃え続ける反核「平和の火」を手に、県と県内自治体に平和行政を要請する第19回反核平和の火リレーは11日、中川村役場に到着、曽我村長や村職労の歓迎を受けた。自治体職労や社民党、社青同などでつくる県平和友好祭実行委員会主催。
松川町から引き継いだ火は国道153号を沿道の人々に、スローガン「走りつづけよう、ヒロシマ・ナガサキ・オキナワの心を」をアピールしながら北上、飯島町、駒ケ根市、宮田村を経て伊那市役所に向かう。
松川町走者から、引き継いだ火を先頭に、勢いよく走りこんできた一行を迎えた中川村の歓迎式で、実行委員会代表は、有事の際でも基本的人権を侵害しない、平和憲法擁護などを盛り込んだ要請書を手渡した。
曽我村長は「核は過去の問題ではない、今進んでいる問題。平和護憲運動をどう伝え、共有するかが課題。暑い中、平和のために頑張って」と、激励し、新しい走者にトーチの火を移した。 -
飯沼の棚田で稲刈り
中川村大草飯沼地区の棚田で10日、稲刈りがあった。
飯沼地区農業活性化研究会(入田護会長)の会員ら約20人が4台のコンバイン、2台のバインダーで50アールに実った酒米ミヤマニシキを刈り取った。
同会は5月14日に田植え機で植え付け。順調に生育、秋陽気に恵まれまずまずの出来。
収穫した米は村内の米沢酒造に玄米で持ち込み、特別純米酒「おたまじゃくし」になる予定。
入田会長は「ずっしり重く、粒も大きく、酒米としても上出来」と話していた。 -
かかしでスズメを追い払い
総合的学習の一環で米づくり取り組む中川村の中川西小学校5年生(高橋初男教諭、30人)は6日、体験田にかかし6体を立てた。 体験田は周囲の水田よりも一足早く出穂したため、格好のスズメの標的になり、田の東側から食害が出始めた。同クラスでは班毎、材料を持ち寄り、かかしを製作した。
かかしは麦わら帽子をかぶり、Tシャツを着た素朴なものや、スズメを思い切りおどかそうと、ビーチボールの頭に、キラキラ光る反射テープの髪、ボデーにCDを付けるなど工夫した。
また、田全体にスズメおどしの反射テープを張るなどした。
子どもたちは「かかしを立てたら、スズメが来なくなった」「かかしの効果は抜群」と満足そう。 -
水道安全給水を願い水神祭
中川村は5日、片桐の牧ケ原水源の水神碑の前で、恒例の水神祭を行った。
村や議会、水道運営審議会、水道事業者ら20人余が出席、施設の安全な運転と住民への安定供給を水神に祈った。
曽我村長や審議会長らが塩や洗米、お神酒で清め、関係者が玉ぐしを奉てんした。
神事に先立ち、曽我村長は「水道事業に携わるみなさんの努力で、蛇口をひねれば、安全でおいしい水が飲める。これからも継続的に供給できるようにご協力を」とあいさつ。
中川村上水道の現在の処理水量は、7水源で1日1500トン。水神は3カ所に祭られている。 -
中川西小避難訓練、視界ゼロの怖さを全校児童が体感
中川村の中川西小学校は4日、地震発生後に校内から火災が発生したと想定して避難訓練を行った。全校児童が煙の中を歩行する体験もあり、火災の怖さを実感。突発的な災害にも冷静に対処できるよう、心構えを肌で学んだ。
伊南広域の南消防署の協力で、特殊な装置を使って発煙。煙が充満した校内の廊下25メートルほどを全校児童が歩いた。
マスクを口と鼻に当て、姿勢を低くして歩行。しかし、立ちこめる白い煙は子どもたちの視界を遮った。
6年生は1人づつ歩いたが、ある男子児童は「まわりや友達の姿が何も見えない。一人だったら怖い」と体験の感想を話した。
この日は、校舎東側の保健室から火災が発生したと想定し、普段とは違った避難経路の使用法も訓練。
防火戸も実際に閉め、非常階段などを使用して校庭へ逃げた。
気賀澤厚典校長は「今日の経験を活かして安全に避難してほしい。災害はいつ発生するか分からない。家族とも話し合い、自分の命は自分で守ってください」と全校に呼びかけた。 -
水泳参観、中川西小
中川村の中川西小学校は25日、各学年ごと水泳参観を行い、夏休み中の練習の成果を披露した=写真。
このうち、2年生はは低学年プールで、並んでバタ足、水に顔をつける、だるま浮、なカエルさん、水中じゅんけんなど水慣らしや、壁面をキックし、背伸びバタ足、クロールなどを精いっぱいの泳ぎを見せた。
プールサイドでは保護者がずらりと並び、「すっかりに水に慣れて、楽しそう」などと話しながら、わが子の力泳を見守っていた。 -
「リトルバーズ-イラク・戦火の家族たち」上映会
中川村教育委員会は26日夜、綿井陽健第1回監督作品「リトルバーズ-イラク・戦火の家族たち」の上映会と綿井監督の記念講演があった。
約200人が来場、03年3月の米軍のイラク空爆以来、ニュース番組でイラクからの中継レポートを続けたビデオジャーナリスト綿井健陽さんが1年半の取材映像を基に製作した映画「リトルバーズ、-イラク戦火の家族たち」を鑑賞した。
記念講演会では、今年3月、再び、バクダットに訪れた綿井監督は、映画で登場した家族に、2年振りに再会。その時の様子を映像を交えながら紹介した。この中で「バクダッドは誘拐や殺人が横行し、外国人が外を歩ける状態でなかった。アリ・サクバン家の奥さんは外出できない状態が続き、子どもたちも学校に行く以外は家の中に閉じこもっていた。アリさんの弟は車から銃を乱射され、亡くなった。米軍の非人道兵器クラスター爆弾で右目を負傷した少女、ハディールは右目に爆弾の破片が入ったまま。おじさんも家の前で殺害された。いつ、どこで、だれが殺されるか分らない」と話し、戦争の悲惨さ、不条理さを訴えた。 -
「水」をテーマに少年ふるさと教室
中川村公民館の村の自然や文化に知識と理解を深める少年ふるさと教室が27日あり、浄水場や下水道処理施設を見学し、「水」について理解を深めた。
文化センター前に集合した小学4-6年生10人はバスで美里の沢入浄水場に移動。村水道課の小林好彦さんから、水道水ができるまでの説明を受け、実際に取水した水の大きな砂やごみを取り除く沈砂池や、小さなごみを薬を使って大きな固まりにして、沈める薬品沈澱池、約1メートルの砂の層で小さなごみを取り除くろ過池などを見て回った。
また、公共下水道の処理施設、大草浄化センター、片桐浄化センターも見学し、上下水道の大切さに理解を深めた。 -
村防災訓練、西小で集中訓練も
中川村は27日早朝、06年度地震防災訓練を村内全域で実施した。住民や消防団、日赤奉仕団など関係機関が参加し、重点地区(竹ノ上、小和田、牧ケ原、南原)では地域集中訓練を、各地区では自主防災訓練を実施し、防災意識の高揚を図り、有事に備えた。
駿河湾沖を震源域とする大地震が発生、村内は震度6を想定。
地域集中訓練会場となった中川西小学校グランドでは、午前6時、現地本部が設置され、重点地区の住民らが続々と集まり、人員報告。引き続き、南消防署職員の指導で、消火栓訓練。男性に混じり、女性も筒先を抱え、重いホースを持って走り、火点に向かって放水するなど初期消火訓練に挑戦した。
応急救護訓練では、AEDの取扱いについて消防団が実演、風呂敷を使った手当法の実技講習もした。
各地区では組、班を単位に各地区指定避難場所に避難誘導。人員報告や防災学習会、防災行政無線の試験放送などに励んだ。
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議長に前原茂之氏
中川村議会は25日、改選後初の臨時議会を開き、正副議長、常任委員、議会運営委員などを決めた。
正副議長選挙は単記・無記名投票で行われ、議長に前原茂之氏(64)=無所属3期目、沖町=が当選し、副議長には桃沢時江氏(60)=共産4期目、田島=が選ばれた。
申し合わせ任期は2年。
就任あいさつで、前原氏は「村を取り巻く厳しい環境の中、伝統ある村議会の名を汚すことなく、活力ある議会に向け、議長の責務を全うしたい。秩序ある円満な議会運営ができますように協力を」と呼び掛け、桃沢氏は「10人の議員で、自立した村づくり、村民が主人公の村づくりに向け、議論を尽くし、全力を傾注したい」と誓った。
前原茂之議長(64)98年8月初当選、社会福祉委員長、社協会長を歴任。
桃沢時江副議長(60)94年8月初当選、建設経済委員長、伊南行政組合議会議員を歴任。 -
熱戦の中川村バレー祭
第15回中川村バレー祭(村公民館主催)は20日、村民グラウンドなどで開いた。性別、年齢別の4部門に58チームが出場。炎天下にも負けない、熱い戦いを繰り広げた。
村が東西に分かれて対戦した当時から続く、伝統のバレーボール大会。今年も地区や仲間でチームをつくり、数多くの参加があった。
一般男子は今年も土のグラウンドで熱戦を展開した。ギラギラとまぶしい真夏の太陽が照りつけたが、試合に集中。チームプレーの醍醐味を満喫した。
結果は次の通り。
【男子一般】▽1コート(1)田島A(2)横前A(3)柳沢A(4)KTボーイ(5)呑んべーず(6)中田島▽2コート(1)南田島(2)南原(3)中央(4)牧ケ原(5)柏原(6)沖町A▽3コート(1)葛北B(2)渡場A(3)三共A(4)中組ユース(5)北組▽4コート(1)はちぶせ(2)中通(3)美里(4)南陽(5)下平
【男子40歳以上】▽5コート(1)田島A(2)横前B(3)サザンスターズ(4)KT(5)柳沢B(6)沖町B▽6コート(1)三共B(2)下平A(3)四宮観光(4)葛北A(5)渡場B(6)坂戸クラブ
【女子一般】▽7コート(1)沖町B(2)牧ケ原女子(3)中組A(4)中田島(5)美里(6)横前A▽8コート(1)KTガールズ(2)南原(3)田島B(4)柳沢(5)渡場(6)南田島▽9コート(1)柏原(2)下平(3)三共(4)南陽(5)葛北
【女子40歳以上】(1)KT(2)田島A(3)横前B(4)中央(5)柏原(6)沖町A(7)柳沢B -
中川村農業委員一般選挙の書類事前審査に10派
中川村選挙管理委員会は22日、9月10日の任期満了に伴う中川村農業委員選挙の届出書類事前審査を役場で開いた。定数10に対し、同数の10派が出席し、審査を受けた。
選挙委員定数が14から10に削減された農業委員選挙は29日告示、定数オーバーなら、9月3日、投開票で10人の選挙委員が決まる。
立候補予定者は次のみなさん(受付順)
▽柳生仁氏(59、新)=美里▽大島澄男氏(61、現)=小和田▽松沢吉久氏(57、新)=横前▽京沢豊氏(63,新)=北組▽片桐武氏(63、新)=上前沢▽平沢延俊氏(66、新)=桑原▽大島隆氏(61、新)=田島▽大場隆夫氏(63、新)=中田島▽下平宗男氏(62、新)=柏原▽北島勝義氏(60、新)=葛北 -
第15回静かな夜のお話会
中川村図書館は18日夜、10人余が参加し、静かな夜のお話会を開いた=写真。
ハスの花が飾られ、香が焚かれた会場で、ひろさちや原作の紙芝居「お盆のはなし」でスタート。インドの法衣をまとった杉沢館長が読みを担当「釈迦の弟子、もくれんが餓鬼道におちた母に、食べ物を与えようとすると:」と盆のいわれを説いた。
続いて、長尾久美子さんがブラックシアターで芥川龍之介の名作「蜘蛛の糸」を上演。 また、小林真紀さんはコカリナで「浜辺の歌」を演奏、参加者はしみじみと聞入った。
このほか、松村満久さんが創作童話「はなのお経」の読み聞かせ、熊井紀江さんが平和への祈りを込めて詩「無言館」を朗読した。 -
伊南行政組合が来春採用消防職員募集
伊南行政組合は07年4月採用の消防職員を31日まで募集している。要件は1984(昭和59)4月2日縲・7(同62)年4月1日に生まれた人で、救急救命士の資格を持つか、取得見込みの人。06年8月1日現在、駒ケ根市、飯島町、中川村、宮田村に住所を有するか、両親などが伊南4市町村内に住んでいて、採用後に市町村内に住むことが確実なことが必要。
第1次試験は9月17日に行われる。問い合わせ、申し込みは伊南行政組合事務局(TEL83・2111内線751)、または伊南行政組合消防本部(TEL82・2211)総務課へ。 -
中川で交通事故
12日午後零時15分ごろ、中川村四徳の県道西伊那線を走っていた名古屋市北区の会社員中山裕珠さん(24)運転の乗用車が約5メートル下の四徳川に転落。後部座席に乗っていた同市の会社員福本健二さん(27)の長女夢歩ちゃん(2)が右腕の骨を折る重傷を負ったほか、同じく後部に乗っていた名古屋市の女性(24)が右腕打撲、男性(25)が頭の打撲などの軽傷を負った。中山さんにけがはなかった。
中山さんは友人の家族らとともに四徳温泉に向かう途中だった。駒ケ根署は中山さんが運転を誤ったものとみて事故原因を調べている。 -
お盆のにぎわい
中川村の桑原キャンプ場は盆休みに入り、お盆の里帰りで帰郷した家族連れや、キャンプを楽しむ県外者で今年1番のにぎわいを見せている。
テントサイトでは子どもたちは広い芝生を走りまわったり、四徳川で水遊びをするなど大はしゃぎ。1昨年整備した石釜も人気で、ピザやパンを焼く家族でフル稼働。
釣堀場でも家族で釣り糸を垂れ、幼児らはつかみどりに興じた。
雑誌で知って初めて訪れたという滋賀県の加藤均さん一家は「川遊びが出来て、子どもたちは満足している」。3年連続、3家族9人でキャンブを楽しんでいるという松本泰明さん(愛知県)は「最小限の設備で、自然な感じがいい」と話していた。 -
美里のマスつかみ大会
中川村美里の美里釣りクラブ(白沢文雄会長)は14日、美里分館と共催で「マスつかみ大会」を長岩沢で行なった。
20年前から青少年健全育成を目的に実施されているお盆恒例のイベントに、子どもや大人約60人が参加した。
長岩沢を3カ所で堰き止め、25センチ前後を中心に、500匹、70キロのニジマスを放流。中には40センチ以上の大物も混じった。
「ここにいっぱいいる」「大物がそっちに逃げたぞ」と大騒ぎしながら、命からがら逃げ回るニジマスを追いかけ、子どもも大人もマスつかみに熱中した。
捕まえたニジマスは会員にわたぬきをしてもらい、家に持ち帰った。 -
伊藤允子さん(62)
「完成した時の喜び、作品をほめてもらった時のうれしさ。子どもから大人まで気軽に楽しめるアート」-。
14世紀のイギリスの学術書から誕生した「3DBООKS(飛び出す絵本)から始まった3Dアート。4、5枚のカードをカットし、遠近法により、除々に立ち上げ、立体感を出す、アメリカ生まれの今、注目の自分で創るインテリアアート。
◇◇
東京都出身。1980年、3Dアートの第1人者、藤井理恵さんの作品展で藤井さんに出会い「やってみないか」と誘われ、軽い気持ちで体験教室に。時間内に完成出来なかった作品を、藤井さんはきれいに組み立てて自宅に届けてくれた。「そこまでやってくれるなら」と、藤井さんの熱意にほだされ、教室に通うようになった。藤井さんは初めて会った時から、3Dアートの担い手にと白羽の矢を立てていたようだ。
最初はアメリカの風景画の作成が中心で、「作る以上はおかしな物は作れない」と真剣に作品づくりに励んだ。「子どもがなく、夫婦2人でのんびり暮らしていたため、カルチャースクールの講師になろうという欲は無かった。しかし、いい作品を作ろうという気持ちはひと一倍あった。他人との競争でなく、自分の感性の生かした作品を作りたいと思った」。
89年に講師に、92年にはアメリカ本部の講師になり、日本橋三越の文化センターの講師に迎えられた。翌年はよみうり日本テレビ文化センターからも声がかかった。「カルチャースクールは夢を追うもの。生徒さんは優雅に楽しくやりましょうという奥様方がほとんどで、講師も生活感がない方が喜ばれた」。
背伸びしない、自然体で教えるセミナーは、生徒に好評。感性豊かで、格調高い作品は高く評価され、追っかけのファンができるほどになった。
97年独立しアトリエ・ミミパンソンをオープン。スタッフ5人を抱え、のんびりと楽しく教えていた。
そんな時、夫の和男さんは定年を機に第2の人生は田舎暮らしをしようと提案。「そんなに長野県に行きたいのなら、一緒に行ってあげよう」と、土地を探し、03年中川村に家を建て、移転した。「中川村のみなさんはいい人ばかり。後から来て、お仲間に入れていただき、みんなと仲良く暮らせてうれしい」。
現在、自宅(アトリエ・ミミパンソン)と中川村田島のア・ラ・ソンテなかがわで3Dアートを教えている。
詳細は伊藤さん(TEL88・4858)2人暮らし。大口国江
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盆花市にぎわう
中川村田島のたじまファームで11日から13日まで盆花市が開かれている。13日の盆入りを前に、先祖の霊に供える盆花を買い求めようと、町内外から大勢訪れ、色とりどりの花々をじっくりと品定めして、2束、3束買い求めていた。
シマカヤやオミナエシ、アスター、キク、テッポウユリなどを束ねた大束は500縲・00円。オミナエシやススキ、アスターなど単品も多数用意し、格安で販売している。
また、盆棚用の盆ござ、アカシも並べた。 -
中川村農業委員選挙の事前説明会に10派
中川村選挙管理委員会は10日、9月10日の任期満了に伴う中川村農業委員選挙の事前説明会を役場で開いた=写真。定数10に対し、同数の10派が出席した。
選挙委員定数が14から10に削減された農業委員選挙は22日午後1時から、事前審査。29日告示、定数オーバーなら、9月3日、投開票で10人の選挙委員が決まる。 -
男女共同参画地域フォーラム県・村合同実行委員会
男女共同参画地域フォーラム県・村合同実行委員会の初顔合わせが8日、中川文化センターであった=写真。12月9日、中川村で開く男女共同参画地域ファーラムinなかがわの開催要綱を決めた。
村からは男女共同参画推進委員や各種団体代表ら約50人が、県からは男女共同参画推進県民会議、連合婦人会、県女性会議など諸団体代表ら約20人が参加した。
男女共同参画地域フォーラムinなかがわは、12月9日午後12時30分から、「男女が共に輝くために-ともに歩もう「男(ひと)」と「女(ひと)」をテーマに中川文化センターで開く。主催・村・県男女共同参画推進県民会議など。
趣旨は地域における男女共同参画社会の形成に向け、意識の向上を図るために開催。対象は中南信地区の県民、村民約300人。内容は開会行事に続き、事例発表・寸劇「地域で男女参画を」、アトラクション(陣馬太鼓、梅干元気体操)、記念講演で締めくくる。講師は向井万起男さん(慶応義塾大学医学部助教授、医学博士)、妻は宇宙飛行士の向井千秋さん。演題は「女房が宇宙を飛んだ」。
また、役員選出も行ない、実行委員長に大場靖子さん(村男女共同参画推進委員会長)、同副に矢沢勝さん(同副会長)、竹中則子さん(県共同参画をめざす会)を選んだ。
今後の日程は▽9月=チラシ、ポスター作成▽11月中=第2回実行委員会、当日係分担、仕事内容を決める▽12月8日=会場準備-など。 -
村議選きょう投開票
) 任期満了に伴う中川村議員選挙は6日、村内10カ所に設けた投票所で午前7時から午後8時まで投票が行われ、即日開票で10人の新議員が決まる。開票は知事選に続き午後9時50分から委員会室で行われ、大勢の判明は午後11時ころになりそうだ。
投票状況の速報は第1報から6報まで、午前10時から午後8時まで、約2時間間隔で、各時点での投票者数、投票率を全村放送で知らせる。
開票速報は全票が開き終わった時点で発表する。
5日午後6時までの不在者投票は昨年4月の村長選の645人を上回る730人。
議員の当選証書交付は7日午後4時役場で行なう。 -
中川村議選挙合同個人
演説会に300人)
6日投票の中川村議選立候補者の合同個人演説会は3日夜、中川文化センターであった。立候補者12人がくじ引き順に、持ち時間5分間で、立候補の動機や、自立の村づくりに向けた重点施策、抱負など公約を示し、支持を訴え、300人が熱心に耳を傾けた=写真。村明るい選挙推進協議会が各陣営に開催を要請した。
候補者はそれぞれの語り口で、身振り手振りを交え「自立の村づくり」「産業の振興」「少子高齢化対策」「福祉の充実」などを訴えた。
また、現職は4年または8年の実績を、新人はフレッシュ度をアピールするなど、5分間に主張や信念を凝縮させて、熱弁を振るった。 -
あす投票、当落線上に4、5人、今だ混とん
任期満了に伴う中川村議選はいよいよ6日、村内各地の集会施設10カ所で一斉に投票が行なわれ、即日開票で10人の新議員が決まる。定数が16から12、さらに10と再削減されて初めての選挙は、2人オーバーの少数激戦を展開している。大幅削減に加え、約千票の大空白地帯など、特殊な環境の中、現職も新人もかつてない混とんの中で、し烈な選挙戦を戦い、その中から半数余が当選圏内に滑り込み、当落のボーダーライン上にいると見られる4、5人は残された1日に命運を掛け、死力を尽くす。トップ争いもデッドヒート、堅実に票の上積みを図る現職、全く予想がつかない新人の集票力などが入り混じり、当選後の議会人事や発言力など、さまざまな思惑もからみ、こちらも目が離せなくなっている。
候補者1人当りの有権者数が極端に少ない激戦区では「票が絶対数が少ない」と危機感を募らせ、「危ない」「弱い」の風評が有利に働き、巻き返しが功を奏しつつあり、2本の『貧乏くじ』はだれとだれが引くのか、予想もつかない。
一方、地区からの候補者が減り、環境が良くなった候補は「血縁、知人を足がかりに食い込み、決して無風、安泰でない。新人には期待票が集まる」と新人の動きに警戒する。 地域型選挙を展開する陣営では「選挙の流れは確実に変わってきている。全村的対応や若者への浸透が課題」と口をそろえる。しかし、一方では「最後は地域心理が働く、葛島モンローと言う言葉さえある」と言う人も。
また、投票率は知事選と同時選挙の影響で、アップすると言う人もいるが、10投票区のうち、立候補者がいないの投票区が6カ所もあることから、良くて前回並みの87%が妥当と思われる。
昨年2月、自立の道を選択した中川村は、少子高齢化や産業振興などさまざまな課題を抱える。議会は16人が10人に減員され、少数精鋭が求められる。その村政を託すにふさわしいフレッシュで頼りになる議会人10人を選ぶ選挙は明日に迫る。泣いても笑っても、あと1日。各陣営は最終日、地元と村民が集まるチャオや牧ケ原文化公園周辺を集中的に遊説する。村内は終日、ヒートアップした候補者の「最後のお願い」の嵐にさらされ、有権者は貴重な1票の重みを実感しつつ、「たった1人」を決める。