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中川村当初予算案の主な事業(新規・拡充事業)
中川村は21日、08年度当初予算案に合わせ、村50周年記念事業やチャオ周辺活性化事業、子育て支援策、安心安全な村づくり、教育設備の充実などを柱とする08年度の主な事業(新規・拡充事業)を発表した。
項目別の新規、拡充事業は次の通り
◇村50周年記念事業(記念式典、記念誌の発行、伝統芸能映像記録作成など)=931万円◇チャオ活性化事業(1)中央清水線改良、前沢橋歩道橋梁工事、村道「ふれあい公園線改良事業=7993万円(2)天竜川ふれあい公園整備=3203万円(3)片桐診療所建設(用地買収、設計)=1085万円
◇少子化対策・子育て支援(1)片桐保育園耐震補強大規模改修工事=2910万円(2)妊婦健診の2回を5回に拡大=196万円
◇新たな医療制度・後期高齢者医療制度への移行=6145万円
◇安心・安全のむらづくり(1)地区集会所耐震事業=73万円(2)防災計画策定事業(ハザードマップ全戸配布)=229万円(3)防災行政無線デジタル化整備=7400万円(4)緊急情報配信システムの整備=21万円(5)小型ポンプ付き積載車購入(2台)=1750万円
◇教育設備の充実(1)理兵衛堤防調査・報告書作成=240万円(2)学校社会体育館整備=2069万円
◇道路改良(1)中組下平線改良=5000万円(2)林道陣馬形線改良事業=1192万円
◇観光・産業振興=(1)農地・水・環境保全向上対策=469万円(2)野生鳥獣被害対策(駆除対策補助の拡大)=633万円(3)望岳荘の整備(渡り廊下設置、トイレ改修)=800万円(4)空き家活用推進事業(改修費補助)=150万円
◇第5次中川村総合計画の策定(10-19年までの10カ年)=320万円 -
中川村08年度当初予算案を発表
中川村は21日、08年度当初予算案を発表した。一般会計は総額31億2000万円で前年当初比0・1%減。一般・特別会計・水道会計の総額は45億8775万円で、前年比10%減、医療制度改革によるもの。一般会計は01・05年度骨格予算を除けば、13年前の95年並の予算規模。「09年度末の過疎債期限を見据え、必要な事業を確実に実施する堅実予算」(曽我村長)とした。
歳入は村税が4億7675万円で前年当初比3・6%増、税制改正と税源移譲による。地方交付税は1・9%増の16億2000万円、うち普通交付税は15億6000万円を計上。内訳は通常分15億500万円、地域再生対策費5500万円。繰入金は6240万円、うち財政調整基金からは4000万円、ふるさと創生基金から2240万円とした。村債は過疎債を基本に4億582万円、4・6%減。給食センター大規模改造事業などが完了したため。
歳出の総務費は防災行政無線デジタル化(7400万円)、村50周年記念事業(931万円)などで23・7%の大幅増の5億2242万円。民生費関係では片桐保育園耐震補強工事(2910万円)などが新規に加わり5億8279万円で微増。衛生費1億6252万円は横ばい。農林水産業費は林道陣馬形線改良事業(1192万円)が加わり、7・7%増の3億3652万円、土木費は天竜川ふれあい公園、ふれあい公園線整備(5753万円)などまちづくり交付金事業などで6・9%増の4億634万円、教育費は給食センター改修工事の完了により38・5%減の2億4461万円。公債費は6億5869万円で2・2%減、公債比率は21・1%と高いが、04年度がピークで徐々に減少する。このうち、38・4%の2億5275万円は過疎債元利償還分として交付税措置される。08年度末の村債残高は39億8833万円の見込み。
一方、性質別では人件費は1・9%減の6億9810万円。物件費は5・0%増の4億179万円、扶助費は6・1%減の1億3379万円、補助費は13・5%増の3億2170万円。普通建設費は4億7485万円で2・8%の微増、公債費は2・2%減の6億5869万円。
特別会計関係では、国民健康保険が4億410万円、介護保険4億3400万円、老人医療・後期高齢者医療合計1億1160万円。公共下水道事業2億4070万円、農業集落排水事業は1億4900万円。水道事業は1億2835万円となっている(08年度の新規・拡充事業は地区版) -
中川村国保運営審議会
後期高齢者支援金分保険税創設に伴う改正、応能応益割合のバランスの適正化を答申
中川村国民健康保険運営協議会(松下昌嵩会長)は18日夜、役場で後期高齢者支援金分医療費創設に伴う改正と合わせて、低所得者の軽減措置を継続しつつ、応能応益割合の見直しを答申した。村全体では多少の負担増になりそう=写真。
医療分は所得割4・2%(現行6・4%)、資産割24・8%(同34・0%)、均等割1万8700円(同1万9700円)、平等割1万8700円(現行2万円)。
新設の後期高齢者支援金分所得割2・0%、資産割7%、均等割4500円、平等割5500円。
介護分は変更無し、所得割1・3%、資産割6・6%、均等割5500円、平等割5100円。
改定時期は4月1日。
新制度では、国保税はこれまで「医療保険分」と「介護保険分(40縲・4歳)」を合わせた額を納付していたが、4月から「後期高齢者医療支援金分」が新たに加わり、3本立てとなる。この「後期高齢者医療支援金分」はこれまでの「医療保険分」の1部が「後期高齢者医療制度」の財源の1部になる。 -
上伊那家庭婦人バレー大会
第28回上伊那家庭婦人バレーボール大会(上伊那家庭婦人バレーボール連盟主催)は17日、中川村の社会体育館と中川中学校体育館で開かれた。15チームが出場。4ブロックに分かれてのリーグ戦で熱戦を繰り広げた=写真。総合優勝は得失点差により、駒ケ根市の「あすか」が勝ち取った。
結果は次の通り。
▼第一ブロック(1)マザーズA(伊那市)(2)リュシオール(辰野町)(3)どんぐり(飯島町)(4)空木(駒ケ根市)▼第2ブロック(1)コスモス(伊那市)(2)かやの(箕輪町)(3)マザーズB(伊那市)(4)辰野(辰野町)▼第3ブロック(1)あすか(駒ケ根市)(2)たんぽぽ(伊那市)(3)大和(伊那市)(4)さわやか(宮田村)▼第4ブロック(1)なかがわ(中川村)(2)南箕輪(南箕輪村)(3)みやだ(宮田村) -
「チャオ!クラフトatチャオ」が開幕
中川村片桐のショッピングセンターチャオ特設会場で15日から24日まで、「チャオ!クラフトatチャオ」を開かれている。木や土、ガラス、花、布など10人の作家がそれぞれの特徴ある作品を展示即売している。
立体でも平面でもなんでも額に入れてしまうタクラマカンの松島拓良さんは、ブリコラージュ家具から会場全体を額に入れ、見る人をあっと驚かせた。宙吹ガラスの錬星舎は、クリスタルの輝きと色ガラスの楽しさを展覧した。
「ものづくりの家」の小林あづささんは、天然の灰釉薬を使った日常使いの器を並べ、「さくらびと」の松沢広さんは木製の額のような器に菜の花を生け込み、中川村の早春を表現している。
このほか、関悦子さん(中川村、さんがギリシャヤギの毛による敷物)、法嶋二郎さん(松本市、木工家具、生活雑貨)、小池千恵さん(伊那市、陶)、伊藤あきこさん(飯島町、型染)、沢田繁子さん(中川村、針子)の作品が並んでいる。
会期中の17日午後1時30分から、松沢広さんによる「花いけパフォーマンス」、地元の花材で大きな作品を共同製作する。24日午後1時30分から、フラワーアレンジメント教室、参加費千円、定員10人。申し込みは松沢さん(TEL88・3825) -
ジャンボイチゴ、アスカルビー熟す
中川村横前のアクアロマン(宮崎博美社長)のイチゴハウスでは、ジャンボイチゴ、「アスカルビー」が真っ赤に熟している。大きい物は約50グラムと卵大。酸味と甘さのバランスがよく、さわやかな食味が人気。
同園の品種は「章姫」がほとんどだが、A、B棟の1部に約500株ほど植えられている。
A、B棟では「章姫」同様イチゴ狩りができるが、販売は直売のほか、同村田島のたじまファームのみ。1パック(700グラム入り)千円で販売している。
同園では「『章姫』よりも日保ちがする」と話している。
なお、同園のイチゴ狩り入園料は2月末まで、小学生以上1500円、幼稚園児千円、3月1日から小学生以上1200円、幼稚園児千円。
詳細は同園(TEL88・4115) -
優勝すとろべりぃ
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中川村公民館の07年度トリムバレーボールリーグ戦(ウインターカップ2007)2部リーグの閉会式が12日夜、社会体育館であった。昨年11月、24チームが参加し開幕、当夜までに各チームとも20試合を消化し、閉会式に臨んだ。
優勝は16勝4敗のすとろべりぃチーム、準優勝は同じ勝率のアヒルチーム、得セット率で優勝を逃した。
上位10チームの栄誉をたたえ、表彰した後、片桐公民館長は「昨年11月半ばから今日まで、長期間のリーグ戦を頑張っていただいた。今季のトリムバレーで培った熱気と、チームワークをサマーカップにつなげて」とあいさつした。
結果は次の通り
▽優勝=すとろべりぃ(16勝4敗、得セット率0・767)(2)アヒル(16勝4敗、得セット率0・756)(3)チームいっちゃ(4)黄昏シスターズ(5)MMC、さくらんぼーず(7)TYR(8)大当り(9)SPFD(10)ビッグシャウト! -
中川トリムバレー閉会式
中川村公民館の07年度トリムバレーボールリーグ戦(ウインターカップ2007)1部リーグの閉会式が7日夜、社会体育館であった。昨年11月、23チームが参加し開幕、当夜までに各チームとも20試合を消化し、閉会式に臨んだ。
優勝は20勝0敗の他力本願チーム、準優勝は同じ勝率のフルーツパフェチーム、得セット率で優勝を逃した。 上位10チームの栄誉をたたえ、表彰した後、片桐公民館長は「日頃の練習の成果を発揮し、運動不足の解消を図り、選手相互の親ぼくを図ることができた。寒くて、暗い冬をトリムに掛ける情熱で吹き飛ばしていただいた。この情熱をサマーカップにつなげて」とあいさつした。
結果は次の通り
▽優勝=他力本願(20勝0敗、得セット率0・952)(2)フルーツパフェ(20勝0敗、得セット率0・870)(3)はづき&せる(4)K-1(5)マイ・ウェー(6)南原2番せんじ(7)パセリ(8)カフェオレ(9)このあと慰労会(10)南原0番もぎたて -
杉本組合長昭和伊南病院着任式
駒ケ根市長交代に伴い、1日付で新たに就任した杉本幸治伊南行政組合長は8日、昭和伊南総合病院で着任式に臨んだ=写真。杉本組合長は集まった職員約70人に対し「地域医療を取り巻く状況は大変厳しい。こんな時だからこそ、地域一丸となって医療を守っていかなければならない。市民の期待に応えられるよう、私も先頭に立って全力で取り組んでいきたい。一緒に頑張ろう」と呼び掛けた=写真。
杉本組合長は、国の施策を待っていては遅い、上伊那全体での医療連携を考えながら、緊急の課題である医師確保を図っていかなければならない竏窒ニ危機感もあらわに訴えた。 -
中川村産大豆使用のこだわりの豆腐、3月から定期的に販売
中川村役場で5日、中川村産大豆使用の豆腐、販売検討会議があった=写真。村営農センターが呼び掛け、大豆(ギンレイ)生産者、製造のすいれい豆腐、販売店、JAら9人が集まり、3月から来年2月まで、月1回村産大豆を使ったこだわり豆腐の製造、販売することを決めた。
村産大豆960キロを使用し、充填方式で絹ごし豆腐を製造、1丁(300グラム)を税込み105円で、村内4店舗で販売する。製造・出荷は原則、毎月第1金曜日とし、土・日曜日を中心に販売する。 製造量は3月、12月縲・月は大豆60キロで500丁を、4月縲・1月は90キロの大豆で750丁を製造、販売する計画。賞味期限は10日間。
初回は3月7日に製造、8日販売を予定する。
販売店はたじまファーム、マルトシ食品館、Aコープ南向店、玉屋商店 -
高嶺ルビー新そば試食会
宮田村のタカノは5日、中川村田島の望岳荘で「高嶺ルビー新そば試食会」を開いた。 中川村の曽我村長、宮田村の清水村長をはじめ、両村関係者や中川赤そばまつり実行委員長ら約80人が招待され、昨年収穫した新そばを石臼挽き、手打ちで味わった。
高嶺ルビーはまつり会場になった田島の転作田2・5ヘクタールで栽培、初めて約230キロを収穫した。
試食に先立ち、同社企画室の臼井俊行室長は「昨年の赤そばまつりには1万8千人が来場し、赤いソバの花を楽しんで頂いた。今日はその畑で獲れた新そばをたん能し、そば談義に花を咲かせて」とあいさつ。
来賓の曽我村長は「赤そばまつりは村の観光イベントの目玉として大きく育ってきた。次回の祭りは一層盛大にやろう」と呼び掛けた。
この日のメニューはゆで立ての赤そば、赤そば粉を入れたそば豆腐、たれに高嶺ルビーはちみつを用いた五平もちなど。
瞬く間に1枚平らげて、元県議の小原勇さんは「腰が強く、しっかりした味わい。従来の赤そばとは食感が違う」と満足そう。前原村議会議長は「少し固めで、のどごしにもうひと工夫ほしい」と辛目の批評を。
そば談義の中で、富永朝和さん(中川赤そば花まつり実行委員長)は「4月から、望岳荘内『いろり』で赤そばの手打ちそばをメニューに加える。現在、そば打ちの研修に派遣している」などの報告もあり、高嶺ルビーにかける関係者の夢は一層膨れ上がった。
なお、中川村の赤そばの販売は、タカノが通信販売で取り扱っている。 -
節分厄よけ盛大に
中川村葛島の延寿院(伊佐栄豊住職)の節分会護摩祈とうが3日、同寺の本堂で盛大に行われた。雪降りの中、上下伊那を中心に県内外から約300人の信徒が参拝、本堂に祭られた不動明王像に厄よけや無病息災、家内安全、諸願成就などを祈願した。
伊佐住職は願木に点火、赤々と燃え上がる護摩の火を前に「星供祈願文」を奏上、願主の名前を読み上げ、御加持(おかじ)を行い、集まった信徒や家族ひとり一人の身体健全、厄難消滅を祈願した。
祈とうに先立ち、伊佐住職は「節分に雪が降ると、豊作になり、氏神様がけがれを白く変えるという言い伝えがある。また、立春から陽の気に入り、努力した人に恵みがある」と法話した。
この後、信者らはお札やお守り、福豆、節分まんじゅうなどを受けた。 -
保育園で節分、
「節分(3日)」を前に1日、飯島町、中川村の各保育園では一斉に豆まきが行われ、園児らは豆つぶてで心にすむ「泣き虫鬼」「いじめっ子鬼」を追い払い、福を呼びこんだ。
中川村片桐保育園(宮崎浩子園長)では、宮崎園長がヒイラギの枝にイワシの頭を刺した絵を見せて「鬼はヒイラギのチクチクとイワシの匂いが嫌い。玄関に飾っておくと鬼が入ってこない」と話し、スライドで節分のいわれを説明した。
この後、園児らは炒った大豆が入った手作りのますを持って、緊張して待つほどに、太鼓の音とともに、色画用紙に毛糸を張りつけるなど、工夫した鬼の面を着けた年長組が乱入。園児らは小鬼に向って「鬼は外」「鬼は外」とバラバラと投げつけた。続いて、棍棒を手に恐ろしげな大鬼登場で、節分は盛り上がり、全園児が協力し、保育園に住む邪悪な鬼を追い払った。
一方、みなかた保育園では恵方巻きづくりに挑戦。家から寿司飯を持参。ラップの上に海苔を乗せ、平に寿司飯を広げ、卵焼きやかんぴょう、ソーセージ、ホウレンソウなどを具にして、くるりと巻いた。具が端にきたり、飯がはみ出すなどもあったがまずまずの出来映え。みんなで今年の恵方、南南東に向いて、丸かじりし、健康と多幸を祈った。
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伊南行政組合長に杉本駒ケ根市長
駒ケ根市長の交代に伴い、伊南行政組合は1日、新組合長に杉本幸治駒ケ根市長を選任した。任期は市長在任期間。
構成4市町村の首長らが集まって審議し、互選により決定した。組合長はこれまで中原正純前駒ケ根市長が務めていた。
杉本市長は同日付で駒ケ根市土地開発公社と同開発公社の理事長に就任した。任期はいずれも2年。 -
「さくらびと」の松沢広さん(30)中川村片桐横前
「花の魅力は自己表現できること。花を通して、地域の皆さんに何か伝えることができれば」-。昨秋、愛知県からUターンし、11月23日、中川村横前にギフトフラワーショップ「さくらびと」をオープンさせた。2カ月が経過し「自分のやること、なすこと全てが店の評判になる。責任を感じている」。
中川村片桐に生れ、高校卒業後、在学中、アルバイトしていた飯島町の花屋に就職。1年後「基本をしっかりと勉強しよう」と、東京都品川区の専門学校「日本フラワーカレッジ」で1年間、花の育て方から管理、デザイン(ブーケ、アレンジフラワー)、花店の経営、生花の草月流など、花全般について学んだ。
「花を使った仕事をしたい」と東京の生花店に就職。この店はブライダルブーケに力を入れており、カラー、チューリップ、バラなど様々なブーケを手掛けた。
また、「母の日」には行列ができるほどの人気店で、ここにお客様で来たのが奥さんの真凡(まなみ)さんだったとか。ブライダル・花屋全般を学ぶ中で「お客様は商品よりも人につく。花を売ることは自分を売ること、花はひとつの媒体かもしれない」と感じたとか。また、葛西でフラワーアレンジの講師も務めた。
その後、移った愛知県の生花店では葬儀関係を勉強し、30歳を機に「故郷で、花屋をやろう」とUターンした。
店名は、桜の花をめでる人を意味する「sakuRabito」「花の力でここまでこれた。花のつながりが広がっていけば」と思いを込めた。
「あなたらしく、美しいブーケをあなたのために」と、同店が特にこだわるのが、オリジナルのブライダルブーケ。注文を受けると、カタログを見ながら、好きな花、色、2人の思い出の場所などを聞く。次にドレスの色や形を考慮し、スケッチを描き、イメージを膨らませる。スケッチのブーケを会場の雰囲気や、テーブルクロスの色との調和を図り、最終的なデザインを決定する。挙式前日までに、松本市や愛知の市場で花を仕入れ、生き生きとした花でブーケを制作するという。「1つのブーケを作るのに、打ち合わせを3、4回させていただき、ブーケに込める花嫁の想いをブーケに表現したい」と話す。
また、ギフトについて「希望を聞きながら、相手の年代、性別、好みなどのほか、贈る人の好みに合わせて花束を作る」とし、例えば10代縲・0代の女性には、パステル系の色のグラディーションでかわいらしい、優しい雰囲気に。30代縲・0代はワインレッドなどを使いシックにまとめる。高齢者に贈る場合は原色に近いはっきりした色の花が好まれる。男性には単色系で、クールでスタイリッシュなデザインを心掛けているという。
このほか、同店では毎週月・木曜日午後6時30分から、アレンジ教室を開いている。フラワーアレンジメントのほか、花の管理、水あげなど基本をしっかり指導したいという。
なお、ブーケは2週間前までに要予約、教室は少人数制のため前日までに要予約。営業時間午前10時縲恁゚後6時。定休・木曜日。(TEL88・3825) -
「い~なちゃんカード」「つれてってカード」がシステム利用提携
伊那市コミュニティーカード協同組合(中村紘司理事長)と駒ケ根市・飯島町・中川村のつれてってカード協同組合(矢沢哲也理事長)のカードシステム利用提携調印式が24日、伊那市内であった。2月1日から、商店街で使うカードのポイント機能の運用を開始。エリア拡大で、商店街の活性化に結びつける。
両組合は96年から、それぞれカードを発行し、事業を展開してきたが、老朽化に伴うシステム更新で同じシステムを採用。そのため、提携が可能となった。行政の枠を超え、カード利用できるのは全国に例がないという。プリペイド機能の共同利用も準備中で、5月を目途に始める予定。
カードは買い物や飲食した際、100円につき1ポイントがつく。どちらかのカードを持っていれば、両組合の加盟店で利用できる。
式で、中村理事長は「消費圏の拡大で、商店街の活性化に役立てたい」、矢沢理事長は「希望と夢を持ち、伊那谷の基軸となる商店街のカードにしたい」と期待を込めた。
加盟店は衣料品、飲食、理・美容など約310店。カード発行は「い縲怩ネちゃん」が6千枚、「つれてって」は1万4500枚(更新済み)。
各組合は2月1縲・日、提携記念イベントを企画。ポイント5倍セールや買い物券プレゼントなどの特典がある。
問い合わせは、各組合(い縲怩ネちゃんTEL72・7000、つれてってTEL81・7300)へ。 -
消防職員意見発表会出場者激励会
2月7日に野沢温泉村で行われる第29回県消防職員意見発表会に伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)の代表として出場する南消防署の森谷智子消防副士長を激励する会が22日、同消防本部で開かれた。森谷副士長は集まった職員約50人を前にして本番さながらの堂々とした事前発表を行い、竹上消防長から激励金を贈られて職員から大きな拍手を受けた。竹上消防長は「うまくまとめてあり、訴えるものもあって良い内容だ。本番でもプレッシャーに負けず、伊南の代表として堂々と臨んでほしい」と激励した。
森谷副士長の発表は「少しの工夫で火災予防」と題し、同じ原因の火災が多く発生していることから、住民への広報のやり方にもっと工夫が必要だ竏窒ネどと呼び掛ける内容。 -
白梅咲き始める
「梅1輪いちりんほどのあたたかさ(嵐雪)」-。竜峡小梅の産地、中川村渡場の梅林では、早くも白梅が2、3輪とほころび始めた。
百花に先んじて、高い香気を放って咲く白い花は、清澄の空に映え、凛として気高い。 -
飯沼棚田産美山錦を使った「今錦おたまじゃくし」が完成、おり酒、原酒の試飲会
中川村大草の米沢酒造(米沢博文社長)が、飯沼棚田の美山錦だけを使ったオリジナル新酒「おたまじゃくし・おり酒、原酒」が完成、22日の新発売を前に、19日夜、JA中川支所で試飲会があった。来賓の村、商工会、JAをはじめ、酒米を栽培した飯沼農業活性化研究会、米沢酒造、南部酒販組合ら関係者のほか、一般村民ら約70人が参加。しぼりたての原酒、おり酒を口に含み「フレッシュで、調和の取れた味わい」に、地域活性化への期待を膨らませ、完売を確信した。
米沢社長は「39俵を12月に仕込み、若手の蔵人が力強い麹を作り、今井杜氏以下4人が蔵に泊まり込んで世話をした」と経過に触れ「小さなオタマジャクシがカエルになって、地域の活性化になれば」とあいさつ。
この後、発酵中のおり酒を互いに注ぎあって、乾杯した。
中組の鈴木信さんは「甘くてまろやか、トロトロしている」。南部酒販組合の下平勝治さん(飯島町)は「フレッシュで甘口、口当りがいい」。池上明さん(飯島町)は「味のバランスがいい。かろやかで、飲み口すっきり」と話していた。
「今錦おたまじゃくし」は一升瓶換算で原酒で1400本生産。
値段はおり酒720ミリリットル1743円、生原酒720ミリ1712円、1・8リットル3413円、特別純米酒と「秋あがり特別純米酒」は720ミリリットル1386円、1・8リットル2730円。
おり酒・生原酒の販売は村内、飯島町内の酒販店で22日から、特別純米酒は4月中旬以降、秋あがり特別純米酒は9月以降を予定。 -
中川中で百人一首大会、
中川村の中川中学校で17日、新年恒例の百人一首大会があった。
全校生徒は28班に分かれ、クラスマッチ方式で競った。
ルールはお手つきは1回休み、クラスの取り札を合計し、クラス平均で優勝、準優勝を決めた。
国語科教諭が読み手になって、上の句から読み上げると、取り札を囲んだ生徒たちは、札の上をすばやく視線を滑らし「ハイ!」と手を伸ばした。
目の前にありながら、遠くの人に取られてしまった生徒は、悔しそうな声を上げた。
お手つきにならないように、下の句まで聞いて、慎重に取るなど、それぞれのスタイルで百人一首を楽しみ、枚数が少なくなると、いよいよ競技は白熱。体は前のめりになり「バン!」と音を立てて、札を取り、勢い余って札も舞い上がった。 -
かるた大会、
中川村図書館(杉沢かおり館長)は12日、新年恒例のかるた大会を開いた。園児から小学生、大人まで約40人が参加、園児、小学校低学年、同高学年、百人一首の4グループに分かれ、5種類のかるたと百人一首を使い、2-3回戦の合計点で競った。
かるたは「犬も歩けば棒に当る」で始まる昔なじみの犬棒かるた、電車や汽車、飛行機などさまざまな乗り物が登場する「のりものカルタ」、「にんじん嫌いの忍者」など言葉の遊びが楽しいダジャレかるたなど。
子どもたちは職員が読み上げると、すばやく、札の上を視線を走らせ、「あった!」と手を伸ばした。中にはお手つきをし、1回休みになったり、同時に手を伸ばし、札の上に手を重ね、じゃんけんで決めるなど、白熱した展開になった。
各部門の優勝者は次のみなさん(敬称略)
▽保育園の部=大竹あやめ▽小学校低学年の部=山上琴未▽高学年の部=若林幸佑▽百人一首=大竹竜馬 -
駒ケ根商工会議所新年祝賀会
駒ケ根商工会議所(山下善広会頭)は9日、08年の新年祝賀会を駒ケ根市の駒ケ根商工会館で開いた。会員、来賓など約100人が出席。今年の年男と山下会頭らが掛け声とともに景気良く酒樽の鏡を割り、出席者がお神酒で乾杯するなどして今年が良い年になることを祈った。
山下会頭はあいさつで「経済の飛躍を願いたいが、厳しい状況が続きそうだ。問題解決のために適切な施策を講じていきたい。地域産業発展のために、幅広く情報を開示して開かれた商工会議所つくりを進めていこう」と呼び掛けた=写真。 -
2学期終業式
中川村の中川西小学校(気賀沢厚典校長)は26日、2学期の終業式を行い、最も長く、忙しかった学期を締めくくり、13日間の楽しい冬休みに入った。
式では1年生が「お日様まぶしい日曜日、ホースで水まく水曜日、木から落ちて木曜日」など自作の詩「ようびうた」を朗読し、学級で飼育しているヤギのナナちゃんについて、食べ物や散歩コースなどを発表し、最後に「千の風になって」を歌い、2学期の成長ぶりを示した。
5年生はそれぞれのレベルに合わせた段数で、跳び箱「台上前転」を披露した。
気賀沢校長は「どの学年もすばらしく充実した」と2学期を振り返り「元旦には1年の計を立て、昔から伝わる伝統行事を大切に、お正月を楽しんで」と呼び掛けた。 -
伊南行政組合議会、全協
伊南行政組合議会は26日、第6回定例会を開き、一般職の職員の給与を改定する条例など条例案件2、07年度一般会計補正予算1の計3議案をいずれも原案通り可決して閉会した。一般会計補正は伊南行政本部・北消防署の建設工事費1820万円減額などにより、歳入歳出それぞれから1430万円を減額して総額20億9420万円とするもの。
議会全員協議会では昭和伊南総合病院の上半期業務状況が報告された。4縲・月の純損失は約7310万円で昨年同期比約1億6440万円の悪化。医師の減員などの影響で延べ患者数は入院が5800人(12%)の減、外来は10680人(14%)の大幅減となった。病院は経営健全化緊急対策の素案として、高利起債の繰り上げ償還や経営形態の見直し検討などの対策を示し、「引き続き医師の確保に全力を尽くし、一層の経営改善に努力したい」としている。 -
ナンテン出荷最盛期
中川村の特産品、ナンテン(南天)の出荷が最盛期を迎えた。23日までに、美里、南陽、渡場地区から数千本がJAを通じて、関東、関西に出荷される。
ナンテンは「難転」に通じ、枝物は正月の縁起物として生花や門松に、実ナンテン(房)は仏花として用いられる。
南斜面の畑(4アール)でナンテンを栽培する寺沢長五さん(85)=南陽=は「今年は花もよく咲き、実付きもいい。栽培に手間がかからず、軽作業で高齢者向き」と話していた。 -
中川村ボランティア団体クリスマス交流会
中川村のボランティア団体と村社会福祉協議会は16日夜、恒例のクリスマス交流会を中川文化センターで開いた。村内で活動する18団体の会員など約70人が参加し、にぎやかに交流を楽しんだ。サンタクロースとトナカイも登場し、乾杯の音頭をとるなどして雰囲気を盛り上げた=写真。踊りや歌などを披露する演芸大会が行われたほか、ダンスやビンゴゲームなど楽しい催しが目白押しで、参加者は一足早いクリスマスの夜を存分に楽しんでいた。
ボランティア団体連合会長の池上ふさこさんはあいさつで「1年間のボランティアの疲れを取り、来年も素晴らしい活動ができるように思い切り楽しんで」と呼び掛けた。 -
冬至のユズ湯、一足早く
「温まるし、いい香りだね」-。中川村の望岳荘で8、9日、冬至(22日)を前に、一足早くユズ湯を提供している。
村内産のユズ、約15キロを男湯、女湯に浮べた。
温暖な気候でユズが採れる中川村ならではのサービスに、来場者は大喜び。
ユズはミカン科、体を温め、血行を促進し、冷え性、神経痛、リューマチなどの症状緩和などの効能がある。
入場者は「ユズがたくさん入って、香りがいい」と話していた。 -
税に関する標語や書道の入選者を表彰
中川村の中川中学校で5日、税に関する標語、書道、作文の入選者を表彰した。税務署をはじめ、税務関係諸団体が募集、書道には148点、標語に176点、作文には68作品の応募があった。今年は特に作文の部で橋枝紗知子さん(中川中3年)が県議会議長賞を受賞するなど、多くの児童生徒が入賞した。
入選は次のみなさん(敬称略)
◇「税に関する標語」▽伊那税務署長表彰最優秀=「税金を 納めて約束 あなたの未来」矮松草野(中川中3年)▽同・優秀=「税金は 未来の子供も 支えてる」斉藤秀一(同1年)、▽関東甲信越税理士会長野県支部連合会長賞=「税金を 活かして使おう みんなの知恵で」沢田翼(同1年)▽上伊那地方事務所長賞=「かんがえたい みんなの税で 使い方」出張怜莉(同1年)
◇「税に関する書道」▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞(金賞)=高木香代(東小6年)、荒井麻有(西小6年)▽同(銀賞)=三石友貴(東小6年)、丹羽優花里(西小6年)
◇税に関する作文▽県議会議長賞=橋枝紗知子(中川中3年)▽伊那税務署長賞=松村祐奈(中川中3年)▽上伊那地方事務所長賞=西川紗来(同2年)▽関東信越税理士会伊那支部長賞=上久保奈美(同3年)▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞(金賞)=中島のぞみ(同3年)▽同(銀賞)=堺沢愛里、片桐由香、川田茉季(以上同3年) -
中川村と猟友会中川支部が協定
中川村は6日、役場で上伊那猟友会中川支部(小川竹三郎支部長、34人)と災害時における不明者の捜索や情報収集・伝達に関する協定を締結した。
村内の地理、地形に熟知し、山地における捜索範囲の選定や、捜索時の地点把握、消防団員などでは、情報収集が困難な場所でも有益な情報が得られ、結果的に捜索時間の短縮、早期発見につながると期待されている。同支部から申し出があり、締結の運びとなった。
曽我村長は「有害鳥獣駆除でも協力していだいている上に、行方不明者の捜索への協力は大変あり難い。最近、大鹿村境で行方不明者が出て、2日間捜索をした。山や森のことを知っている会員の皆さんの協力は大変心強い」と歓迎。
小川支部長は「猟友会は有害鳥獣駆除ばかりでなく、山地に放置されたごみの収集などの活動もしている」と話していた。
会員は村の要請を受け、出動するほか、自発的にも活動する。 -
パンク修理で中川の女性死亡
6日午後1時半ごろ、中川村葛島のタイヤ修理・販売業「中川タイヤ商会」で、同所の家業手伝い野村正子さん(68)がパンクの修理を終えたタイヤを動かそうとしたところ、タイヤ固定のためにホイールに取り付けた金属製のリングがはじけて顔などを直撃した。野村さんは駒ケ根市内の病院に運ばれたが、あごなどを骨折していて午後3時24分に死亡した。
駒ケ根署の調べによると、タイヤは5トントラック用のもので、リングは直径44センチ、重さ約3キロ。同署はリングの取り付け方法に不備があった可能性もあるとみて事故の原因を調べている。