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宝永の絵図 引き渡し式
箕輪町の南小河内区と北小河内区に伝わる山や水の権利などについて描かれた「宝永の絵図」の引き渡し式が17日夜、南小河内公民館で行われた。
絵図は、今から300年前の江戸時代に描かれ、南小河内と北小河内の両区で1年ごと交代で保管している。
この日は、両区の役員など16人が見守る中、昨年保管していた北小河内区から、南小河内区へと絵図が引き渡された。
絵図を受け取った南小河内区の清水義男区長は、「かつては山の恵みにより集落が維持できた。今後も、山の権利を記した絵図を村の宝として受け継いでいきたい」とあいさつした。
北小河内区の丸山亮区長は、「大切な絵図面を次の世代に引き継ぐことがわれわれの責務。絵図の存在は、両区をより強い絆で結ぶシンボル的な存在」と話していた。
式が終わると、約3メートル四方の絵図が広げられ、立ち会った区会議員らは興味深げに地図を見ていた。
絵図はこれまで、折りたたみ保管していたため、一部が裂けるなど痛んでいたということで、先月業者に依頼し修復した。
ある役員は、「噂には聞いていたが初めて見た。地区を支えた歴史の一端に触れることが出来た」と話していた。 -
おごち保育園で交通安全教室
箕輪町おごち保育園で15日、交通安全教室が開かれ、園児と保護者が交通ルールを学んだ。
この日は、ヤマト運輸による交通安全教室が開かれ、走ってくる車に向かってタイヤを転がし、車は急に止まれないことを実演した。
ヤマト運輸は、社会貢献事業として保育園や小中学校で交通安全教室を開いている。
教室では、車の周りで遊ばないことも学び、もしボールなどが車の下に入ってしまったときは運転手に教えることを確認した。
最後に横断歩道の渡り方を練習した。黒ネコが、左右を確認し手を上げて横断歩道を渡ってみせると、次は親子で練習した。子どもたちは、左右をしっかり見て安全を確認し、横断歩道を渡っていた。 -
箕輪町共同作業の家新築を検討
箕輪町の平澤豊満町長は、箕輪町共同作業の家の施設整備について、新築の方向で検討していることを明らかにした。16日開いた箕輪町議会一般質問で答えた。
共同作業の家は昭和61年に建設され、62年に開所した。
建設から23年が経過して建物が古くなり、一部に痛みが生じているという。
平澤町長は、「今後できるだけ早い時点で新築を考えている」とし、建設場所については「今、建物がある沢の周辺が一番いいと考えているが、保護者などと検討したい」と話した。 -
箕輪町ごみ資源化事業
モデル地区は木下区箕輪町は本年度、生ごみの資源化推進のためモデル地区を設定して事業を行う。
生ごみの資源化は、各家庭から出た生ごみを集めて処理し、堆肥を作るもので、箕輪町は本年度予算に200万円を盛り込んでいる。
15日開いた箕輪町議会一般質問で平澤豊満町長は、木下区の区会議員の了解を得たとして、「区内の常会をモデル地区に選ぶ」と話し、「生ごみは収集するごみの4割を占めている。削減につながるよう期待したい」と話した。
具体的な方法について町では、収集と堆肥化を業者に委託する方法と、地域に大型の生ごみ処理機を設置する方法を想定しているが、住民と共に考え、取り組みやすく続けていける方法をとりたい竏窒ニしている。
作った堆肥については、農地や家庭菜園で使用してもらう予定。
実施時期は未定だが、地区が決定したらできるだけ早く実施したい竏窒ニしている。 -
梨オーナーが袋かけ体験
箕輪町木下でJA上伊那の梨オーナー園が13日開園し、県内外から訪れたオーナーが作業に汗を流した。
梨のオーナー制度は、希望する人が一定区画のオーナーとして袋かけや収穫を体験し、収穫した梨を受け取る。
県内外から30組、約90人が訪れ、箕輪町木下の果樹園で袋かけを体験した。
この果樹園は、管理者のいなくなったほ場を利用してオーナー園としたもので、JAの職員によると上伊那では初の梨オーナー園だという。
訪れた人たちは地元農家のアドバイスを受けながら、まだ小粒の梨に袋をかけていた。
JA上伊那では、梨の収穫期となる10月の初めに収穫祭を開き、オーナーに収穫を体験してもらうという。 -
福与の農地を守る会 焼酎用サツマイモの苗植え
箕輪町福与区の住民有志でつくる「福与の農地を守る会」は13日、遊休農地50アールに焼酎用サツマイモの苗1万本を植えた。
会員18人が3カ所の畑を順番に回り、「黄金千貫」と「紅あずま」の2種類の苗植え作業に汗を流した。
会は、6年前に地区の遊休農地を有効活用していこうと住民有志により発足した。
5年前から箕輪町のブランド焼酎「いも焼酎みのわ」の原料となるサツマイモを栽培。現在は330アールの畑で焼酎用サツマイモのほかソバなどを育てている。
現在会員は18人で、古くから住んでいる専業、兼業農家のほか、新たに家を建て移住して来た人も参加しているという。
会長の那須千元さんは、「住民が協力し畑を作ることは、荒廃農地を無くす一つの手段。今後は、若い人も関心を持ち参加するような組織にしていきたい」と話していた。 -
企業のためのアイデア講座
箕輪町商工会は10日夜、新しい企業展開に役立ててもらおうと、企業のためのアイデア講座を町地域交流センターで開いた。経営者や従業員など40人が参加した。
長野市で国際特許・商標事務所をひらいている弁理士の綿貫隆夫さんが、「ひらめき人間になろう」と題して話した。
綿貫さんは、「真の創造性は、既存の要素の新しい組み合わせ」と説明し、「人間としていい生き方をしている精神状態だと、いいアイデアが出る。ひらめきには集中とリラックスというメリハリが大事」と話していた。
このアイデア講座は3回シリーズで8月まで開く。 -
箕輪中学生が保育実習
箕輪町の箕輪中学校の生徒は10日、松島保育園で保育実習をした。
保育実習は、小さい子どもとの接し方や子育ての大変さを理解してもらおうと、家庭科の授業の一環で毎年行っている。
箕輪中の3年生30人が保育園を訪れ、子ども達と一緒に遊んだ。
年長児を担当した生徒達は、園の畑で落花生の苗植えやラディッシュの収穫を手伝った。
また年中、年少を担当した生徒達は、庭で園児と一緒に遊具などで遊んだ。
松島保育園の保育士は、「一緒に遊ぶ中で子ども目線での接し方を学んでもらいたい」と話していた。 -
箕輪町保育課題検討委員会 答申
箕輪町の保育園の運営形態や施設整備などについて検討してきた委員会は11日、「民間の保育園等の誘致や、保育園数の削減などの検討が必要」と、平澤豊満町長に答申した。
箕輪町保育課題検討員会の松下勲委員長が、検討結果を平澤町長に答申した。
委員会は、昨年9月に箕輪町から諮問を受け、10回にわたり町の保育サービスについて検討を進めてきた。
答申ではまず、運営形態については保護者の多様化するニーズに応え、サービスを向上させるために、民間の保育園や幼稚園等の誘致が必要としている。
また施設整備については、老朽化に伴う園舎の建て替えに合わせ、統廃合も検討することが必要としている。
このうち町内の2つの園については、統合も視野に入れた計画的な検討が必要としている。
松下委員長は、「子どもたちが、これからの社会の中で柔軟な変化に対応できる資質を身につけられるよう保育サービスの充実を図ってほしい」と要望した。
平澤町長は「答申の趣旨に従い、具体的な検討を進めていきたい」と述べた。 -
箕輪町商工会が農商工連携事業着手へ
箕輪町商工会は今年度、工業技術や経営力を農業に生かす新しい事業、農商工連携事業に取り組む。
箕輪町は、農業・工業・商業の均衡のとれた発展を目指している。
その中で近年、農業を工業的な技術で支援することや、観光・商業と併せて振興していくことが必要になっているという。
そこで箕輪町商工会は、独自に連携事業に取り組むことを決めた。
計画では、これから商工会の会員を対象に事業プランを募集し、夏ごろまでに事業を決める。
事業を提案した会員が、町内の畑で作物を栽培し、その作物を使って研究開発を進める。
畑は、箕輪町が大出地区に広さ約7アールの畑を確保した。
今後、商工会で栽培用にビニールハウスも建てる予定という。
商工会は今年度、この事業の実験補助運営管理費として50万円を予算に盛り込んでいて、今後、相談に応じるなど側面的な支援をしていくという。 -
フェンシングアジア選手権
箕輪中3年平松竜成君出場箕輪町の箕輪中学校3年の平松竜成君が、今年7月にシンガポールで開かれるフェシングのアジアジュニア・カデ選手権大会に出場する。
平松君は8日、父親と共に箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に出場あいさつをした。
平松君が出場するのは、14歳から17歳対象の部門で、種目はサーブル。サーブルは上半身に剣が触れると得点になる。
今年1月のジュニア・カデ選手権大会で5位に入賞し、アジア選手権への初出場を決めた。
アジア選手権は、アジア各国から例年延べ500人ほどが出場する大会という。
平松君は、「海外の選手と戦うのは初めて。海外選手の技、スタイルを見て自分に取り入れ、進歩して帰ってきたい」と話していた。
平松君は現在、土曜日と日曜日に中京大学に行き、大学生と一緒に練習して技を磨いているという。
平澤町長は、「自信につながると思うので是非がんばって」と激励していた。 -
箕輪町議会6月定例会開会
共同作業の家を障害者就労支援センターへ移行箕輪町議会6月定例会は9日開き、箕輪町共同作業の家を障害者就労支援センターに移行する条例案が提出された。
この条例案は、国の法律に基づいて、障害者が通っている共同作業の家を、就労継続支援施設に移行するというもの。
共同作業の家は現在、町の委託で箕輪町社会福祉協議会が運営している。
就労支援センターに移行された場合、委託から指定管理者制度に変わる。
今まで通り、通所者が工賃を得るための作業訓練などを行うが、通所者の仕事の場を増やすなど、より積極的な取り組みをするという。
この条例案は、今議会で可決されると10月1日から施行となる。
6月定例会の会期は22日まで。一般質問は15、16日。 -
箕輪町で出張職業相談
箕輪町役場で9日、伊那公共職業安定所による出張職業相談があった。
雇用対策の一環として箕輪町が初めて、伊那公共職業安定所の協力を得て行った。
午前9時から正午までの相談時間に49人が訪れ、専門相談員1人が対応にあたった。
1月から求職中という女性は、「今後、情報提供してもらえるというので少し目の前が広がった」。50代の男性は、「家から近い役場で相談をやってもらえてありがたかった」と話していた。
町では、「少しでも待ち時間が短縮できて、住民の役に立てれば」と話している。
出張職業相談は7月7日にも開く。 -
宝永の絵図修復後披露
箕輪町内に残る、今から300年前に描かれた「宝永の絵図」が7日夜、北小河内公民館で修復後初めて、区会議員らに披露された。
絵図は、南小河内と北小河内の両区で、1年ごと交代で管理している。
17日に南小河内区へ絵図を渡す交換式を前に、北小河内の区会議員らが集まり、畳6枚ほどの大きさのある絵図を広げた。
絵図は、今まで折りたたみ保管されていたため、一部破けたり、裂けるなど痛んでいたということで、先月業者に依頼し修繕した。
絵図には、現在の辰野町から諏訪、伊那市高遠町の片倉一帯の山林が描かれている。
また裏面には、集落で山や水の権利などで争ったとき、奉行所が裁定した記録が残っている。 -
箕輪RC35周年記念植樹
箕輪ロータリークラブは5日、創立35周年を記念して箕輪町のながた荘近くに、ブルーベリーやキイチゴの苗木を植えた。
雨の降る中、会員ら約10人が作業し、ブルーベリーやキイチゴ、ユスラウメの苗木30本を植えた。
植樹した3種類は全て実のなるもので、宿泊客が散策時に取って食べられるようにと、ながた荘の希望に応え選んだ。
箕輪ロータリークラブの佐々木喬会長は、「35周年という一つの節目を迎えた。今後も地域貢献のために頑張っていきたい」と話していた。
箕輪ロータリークラブでは、35周年記念事業として今回の植樹のほか、箕輪町と南箕輪村への本の寄贈などを計画している。 -
ジャスコ箕輪店で避難訓練
火事を想定した避難訓練が6日、箕輪町のジャスコ箕輪店で行われ、施設内全店舗の従業員約120人が参加した。
ジャスコ箕輪店では、災害発生時に従業員一人ひとりが割り当てられた役割をこなせるよう年に2回訓練をしている。
今回は、できるだけ災害発生時に近い状況を体験してもらおうと、箕輪消防署が設置した煙体験ハウスの中を通った。
従業員らは、視界1mほどの煙の中をハンカチや手で口を覆い、体勢を低くして通過していた。
箕輪消防署では、「広い店内でも煙は一気に広がる。落ち着いて迅速な行動がとれるよう、普段から意識をしていてほしい」と呼びかけていた。 -
フェンシング長野県大会
フェンシングの長野県大会が6日、箕輪町の町民体育館で開かれ、選手たちが練習の成果を発揮した。
会場では、8月に奈良県で開かれる高校の全国大会インターハイの予選と、小・中学生の県大会を同時に開催した。
大会には上伊那郡内の選手を中心に約30人が出場。相手の胴の部分をついて得点するフルーレ種目を行った。
高校生にとってはインターハイにつながる重要な試合ということもあり、ポイントをとった選手たちは大きな声をあげ、ガッツポーズを見せていた。
7日は、高校生の部は団体戦と残りの2種目、小・中学生の部は小学生と中学生女子の試合がある。 -
箕輪南小で地域住民と児童の集い
箕輪町の箕輪南小学校で6日、地域住民と児童の集いが開かれた。
この集いは年1回開いている恒例行事。この日は参観日で学校を開放していて、地域の人たちと児童が歌などを発表しあって交流した。
発表は、2学年ずつの3ステージと地域の人の全4ステージ。
1・2年生は、一人ずつ家族を紹介するお話リレーの発表をした。「お父さんは楽しそうにビールを飲んでいます」「妹はぼくのまねをします。そんな妹が大好きです」など、大きな声で発表していた。
地域からは、三日町地区のコーラスグループ「ひまわりコーラス」が参加して、唱歌など2曲を歌った。
集いの最後は5・6年生が合唱を披露。地域の人や家族に感謝の気持ちを込めて、「ベストフレンド」という曲を熱唱していた。 -
箕輪エコエコ研究会発足
箕輪町内の異業種の経営者などで組織する、自然エネルギーを活用した新商品の開発を目指すグループ「箕輪エコエコ研究会」が4日夜、発足した。
箕輪町産業会館にメンバーが集まり、新組織立ち上げに向け組織の名称決定や役員の選出などをした。
メンバーは、平成18年から、太陽光や農業用排水など自然エネルギーを活用した商品の開発研究をする「箕輪ブライトプロジェクト」として活動してきた。
今年3月に3年間の活動を終えたが、より完成度の高い装置の開発や新分野の研究を進めようと、新組織を立ち上げることになった。
名称は、エコロジーとエコノミーをかけ、語呂がよいことから、「箕輪エコエコ研究会」に決まった。
新会長には、アルミ加工などを手掛けるバンブーの竹内眞治社長が選ばれた。
竹内さんは、「このグループは有志の集まり。遊び心を持ち、物作りを楽しみたい」と話していた。
会では新規会員の募集を行っていくほか、今年の秋頃から新規事業に取り組む計画をしている。 -
みのわ祭りポスター図案決まる
みのわ祭りを町内外にPRするポスターとうちわの図案選考会は4日夜、箕輪町役場で開き、ポスターに箕輪北小学校6年の勝野紗瑛さんの作品、うちわに同小5年の下平杏奈さんの作品が選ばれた。
今年は、町内の小学生を中心に66点の作品が寄せられ、みのわ祭り実行員会のメンバーが審査した。
ポスターに選ばれた勝野さんの作品は、町のイメージキャラクターもみじちゃんが祭りを楽しんでいる様子を描いている。
団扇に選ばれた下平さんの作品は、色使いや字体などのデザインが評価された。
ポスターは千枚、うちわは4500本用意し、PRに役立てるほか、まつりの参加者に配る。 -
お母さんの健康講座
子育て中のお母さんたちを対象にした健康講座が4日、箕輪町子育て支援センターで開かれ、日ごろセンターを利用しているお母さん12人が参加した。
同講座は、子育てで疲れているお母さんたちに、心も体も健康になってほしいと初めて開いた。
講師を務めた健康運動アドバイザーの山岸洋子さんは、「なりたい自分を意識して行動などを変えると、自分が成長できる」と話し、「頑張りすぎず、あきらめないことが大事」とアドバイスしていた。
お母さんたちは、心を落ち着かせて深呼吸し、肩を上下させるなどして体をほぐしていた。 -
コカリナサークルが演奏披露
箕輪町を中心に活動するコカリナサークル「風明音の会」は30日、沢公民館で演奏を披露した。
風明音の会は、10月に開かれるコカリナのコンサートを前に、木のオカリナ「コカリナ」を広くPRしていこうと、町内の各地区を回って演奏を披露している。
今回は、沢公民館で開かれた地区の交流イベント、沢地区ふれあいサロンに合わせて演奏し、メンバーらは昔懐かしい歌謡曲など5曲を披露した。
丸山宗男会長は、「歌いながら聴いてくれたので、気持ち良く演奏できた。より多くの人にコカリナの良さをアピールしていきたい」と話していた。 -
町水道事業組合 水神祭
箕輪町水道事業組合は1日、町内への安全な水の供給を願って、松島区の北島水源で水神祭を開いた。
町内の水道事業関係者や町の職員ら約20人が参加して神事が行われた。
町水道事業組合では、毎年全国水道週間に合わせて水源の草刈りと水神祭を行っている。
町内では現在、1日に約8千トンの水が利用されていて、箕輪ダムから6千400トン、北島水源から千トンの水が供給されている。
特に北島水源は、ダムができる前から町内の水道水を支えてきた大事な水源だという。
町水道事業組合の小松良輝組合長は、「町内の水を守る立場の重要性を再認識して、安全な水が供給できるよう努めていきましょう」と呼びかけていた。 -
箕輪町で梅の出荷始まる
箕輪町のJA上伊那選果場では、梅の出荷が始まっている。
この日は、加工用の梅約2,4トンが出荷され、ごみがないかなど簡単なチェックが行われてた。
出荷時期を迎えているのは、小粒の品種・竜峡小梅で、主に県内や中京方面に出荷されている。
小梅の出荷は6月中旬まで続き、それ以降は、やや大きめの梅が出荷されるという。 -
絵本作家宮西達也さんおはなし会
絵本作家宮西達也さんによるおはなし会が30日、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれた。会場には約400人が集まり、宮西さんの読み聞かせを楽しんだ。
おはなし会は、町内の絵本読み聞かせグループなどでつくる「おはなし応援団」が、読み聞かせの大切さを知ってもらおうと開いた。
宮西さんは静岡県在住の絵本作家で、小学校の教科書でも作品が扱われている。
集まった人たちは、宮西さんの軽妙なしゃべりに、時に笑いながら聞き入っていた。
宮西さんは「絵本を読んで、やさしさや思いやりのある人になってください」と子ども達に呼びかけていた。 -
箕輪町で焼酎イモの植え付け作業
箕輪町の木下・富田地区の住民で作る南部営農組合は29日、焼酎用のサツマイモの苗植え作業を行った。
この日は組合員およそ15人が参加して、木下区の広さ30アールのほ場に苗を植えた。
箕輪町では5年前から町のブランド焼酎「いも焼酎みのわ」を生産していて、毎年町内3つの営農組合が焼酎用のサツマイモを栽培している。
この日が町内では今年最初の苗植え作業で、参加者らが焼酎用のサツマイモ「黄金千貫(こがねせんがん)」の苗を植えた。
南部営農組合の大野智司組合長は「今年からほ場を新しくしたので収量の増加に期待したい」と話していた。
収穫作業は10月に行われる予定で、「いも焼酎みのわ」の新酒は12月に完成することになっている。 -
一の宮遺跡 箕輪西小児童が見学
箕輪町の箕輪西小学校の6年生は27日、学校近くの一の宮遺跡の発掘現場を見学した。
この日は、6年生の児童17人が発掘現場を訪れ、箕輪町郷土博物館の学芸員赤松茂さんから、出土した土器などの説明を聞いた。
この発掘現場は工場の建設予定地で、町が委託を受け今年の4月から調査を進めている。
広さは、およそ6百平方メートル。これまでに5千年前の縄文時代の竪穴式住居跡や、千年前の平安時代に人が埋葬された跡などが見つかっている。
住居跡からは、縄文土器や耳飾りなどが、また平安時代の埋葬跡からは、一緒に埋められたと推測される皿やお椀などの陶器が出土している。
担任の小林高志教諭は、「教室での授業とは違い、生きた歴史に触れる事ができ、子供たちにとっていい経験になった」と話している。 -
みのわ祭り踊り一体化へ
今年のみのわ祭りは、踊りイベント「みのわワクワクソング」と「箕輪天竜音頭」を、同じ時間内に交互に踊ることが決まった。
26日に実行委員会が役場で開かれ、イベント内容や会場配置など、祭りの骨格部分の確認が行われた。
みのわ祭りの中心イベントの一つ、踊りのあり方について話し合いが行われ、従来の踊りの種類で時間帯を分け行なう方式を止め、時間の短縮、大勢で踊りを楽しむために一体化させる。
踊りの時間は、2時間で去年より合計時間で30分短縮する予定で、曲の回数や間隔、休憩など進行については、今後、協議が進められる。
この他に、障害がある人にも、会場で祭りを楽しんでもらおうと、新たに、福祉テントを設置すること等も決まった。 -
北小河内お茶飲み会
箕輪町の北小河内公民館で26日、地区住民の集いが開かれた。約60人が参加し、みんなで準備した昼食を味わいながら、こま回しなどの曲芸を楽しんだ。
お茶飲み会は、地域の人が顔を合わせ、おしゃべりをして楽しくすごそうと、住民のボランティアグループ「北小河内住民ふれあい会」が開いていて、今年で8年目になる。
今回は、飯田市在住の出前演芸ボランティア宮島節男さんが、皿回しやこま回しを披露した。
会場の人たちは、拍手をしながら曲芸を楽しんでいた。 -
松島美容室がボランティア
箕輪町松島の松島美容室は25日、伊那養護学校の児童、生徒のヘアカットをボランティアで行った。
松島美容室は伊那市や駒ヶ根市を含め全部で5つの店舗を経営している。
その5店舗のスタッフ40人全員が伊那養護学校を訪れた。
松島美容室では、何か地域の役に立ちたいと4年前から年に一度ボランティアで同校を訪れている。
障害のある子どもは、美容室で長時間座っているのが難しくなかなか外で髪を切る機会がないため、保護者にも好評で年々希望者も増えているという。
松島美容室の関重春社長は、「こうした経験を通して、技術はもちろん、心の面でも人に喜んでもらえるヘアカットを目指したい」と話していた。