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箕輪西小学校で運動会
箕輪町の箕輪西小学校で14日、運動会が開かれました。 14日は、箕輪西小学校の全校児童102人が白組と赤組に別れ22の種目で得点を競いました。 初めての運動会となる1年生のかけっこでは、1つでも順位をあげようと懸命に走る姿がありました。 全校児童による綱引きでは、体を低くして歯を食いしばっていました。 松島ゆかり校長は「人数は少ないけれど一人ひとりが全力を出している姿が印象的だった。箕輪西小学校らしさが表れたいい運動会になったと思う」と話していました。
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直江津遭難事故から71年
9月13日は、当時の中箕輪国民学校初等科の5人の児童が修学旅行で高波にさらわれた直江津遭難事故の日です。 今年で71年。 慰霊碑前には同級生の姿がありました。 当時の同級生でつくる搏美六人力会は、箕輪中部小学校にある慰霊碑の前で13日冥福を祈りました。 搏美とは当時の牛澤搏美校長の名前からつけられています。 毎年事故のあった9月13日を直江津遭難の日として会員が慰霊碑を訪れ線香を供え黙とうをささげています。 直江津遭難事故は、1942年昭和17年の9月13日、中箕輪国民学校初等科の6年生児童が修学旅行で訪れていた新潟県上越市の直江津海岸防波堤で高波にさらわれて、5人が犠牲になりました。
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箕輪進修高校 村田さん 全国優勝
7日に埼玉県の日本工業大学で行われた第7回マイクロロボコン高校生大会で、箕輪進修高校3年の村田匡さんが優勝しました。 村田さんは、箕輪進修高校クリエイト工学科の3年生です。 マイクロロボコン大会で参加した13校、58人、79台の頂点に立ちました。 村田さんの優勝したロボットは、先輩から受け継いだものを改良しました。 マイクロロボコン高校生大会は、省資源・小さい・賢いをキーワードに日本工業大学が毎年開いているものです。 箕輪工業高校時代も合わせ全国優勝は3回目です。 1インチ(2.54センチ)角のロボットが所定のコースを自立的に走行し、タイムや正確さ、確実性を競います。 わずか1インチ角のロボット内にCPUやバッテリーを搭載し、数十センチの大きさのロボットに匹敵する機能を持つような技術が要求されます。 13日に箕輪進修高校で開かれた全国優勝報告会では、4位に入賞した原大輝さんらとともに全校生徒に紹介されました。 臼田一海校長は、「個人の努力があったが、チームとして研究しあい作りあげたものだと思う」と栄誉をたたえていました。 このマイクロロボットは、後輩たちに受け継がれていきます。
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福祉施設利用者 合同音楽会
箕輪町内の11の福祉事業所でつくる連絡会は、初めての合同音楽会を、10日、町文化センターで開きました。 音楽会には、8事業所からおよそ140人の利用者が参加しました。 町福祉施設事業所連絡会は、施設同士の横の繋がりを持つことを目的に昨年度発足しました。 音楽会は、利用者同士の交流と練習してきた歌の発表の場として、今回初めて開かれたものです。 代表の横川賢さんは「各施設の特色がでた素晴らしい発表だった」と話していました。 ある利用者は「別の施設に通っている友人に会えてうれしかった。来年の音楽会を励みにがんばりたい」と話していました。
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秋の味覚 ぶどう狩り
箕輪町福与の果樹園「雅秋園」では、ぶどうがたわわに実り秋の訪れを感じさせています。 広さ90アールの雅秋園では、10日から今シーズンの営業が始まり、訪れた人たちがぶどう狩りを楽しんでいました。 種がなく贈答用としても人気があるシナノスマイルや酸味の強いコンコードなど5種類が植えられています。 今年は梅雨が短く夏暑かったことからオープンが去年より3日早いということです。 また、4月の凍霜害の被害はなく豊作だということです。 10日は家族連れなどで賑わいぶどうを採って味わっていました。 県外から訪れた女性は15キロほどをお土産で買っていました。 雅秋園のぶどう狩りは入場料大人500円小学生250円となっていて、10月上旬まで楽しめるということです。 敬老の日の16日は、70歳以上の人は入園料が無料になるということです。
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春日街道辰野町方面に延伸へ
慢性的な渋滞が問題となっている箕輪町の伊北IC周辺について、県は、平成32年度までに春日街道を辰野町側に延伸し渋滞緩和を図る計画です。 これは10日に開かれた箕輪町議会9月定例会で、町が説明したものです。 現在伊北ICに繋がる国道153号は、伊那西部広域農道と春日街道を利用する車が合流するため、通勤時間帯に慢性的な渋滞が発生しています。 県の計画では、国道を利用する車の分散を目的に、春日街道をさらに辰野町側に1,230メートル延伸するものです。 県によりますと、国に交付金の要望をしていて、採択されれば来年度から用地買収を行い、平成32年度までの工事完了を目標にとりかかるということです。
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新図書館構想 年度内提示へ
箕輪町の平澤豊満町長は、移転新築する計画の町図書館について具体的な規模や用地などを示した建設計画を、今年度末までに示したいとの考えを9日、明らかにしました。 これは、9日の町議会で議員の質問に答えたものです。 平澤町長は町の図書館について「残された任期の中で、具体的な方向付けをしたい」と答え、「用地取得、建設費合わせて、概算で10億円程度を見込んでいる」と答弁しました。 建設場所については、JA上伊那箕輪支所周辺の中心市街地や役場周辺などを軸に、そのほかの場所も含め検討をしていく計画です。また、財源については、費用の半分を国の補助金で、残りを財政調整基金の取り崩しや、起債などで対応していく計画だという事です。 平澤町長は「来年3月までに具体案を示し、パブリックコメントなどで町民の声をきいていきたい」としています。
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秋の気配 スズムシ人気
JA上伊那箕輪町支所で、5日、スズムシの無料配布が行われ、秋を求める人たちが次々に支所に訪れていました。 配布は支所の営業開始となる午前8時半から行われスズムシを目当てに次々に訪れていました。 スズムシの無料配布は、箕輪町支所が独自に毎年行っているもので、5年ほどになります。 箕輪町支所管内の組合員が育てているもので、例年と同じ1000匹、200人分が用意されました。 一つの籠に4匹入っていて、支所内には涼しげな鳴き声が響いていました。 オスとメスの両方が入っていないと鳴かないということで、訪れたひとは中身を吟味して、籠を受け取っていました。 スズムシの配布は今年も好評で、午前中にはほぼ終了したということです。
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第18回みのわ美術展 8日まで
日本画、洋画、彫刻、工芸の作品が並ぶ、みのわ美術展が、4日から箕輪町文化センターで始まりました。 会場には、56点が展示されています。会員が研鑽を積み重ねてきた作品の発表の場にしようと毎年開かれていて、今年で18回目になります。 会の活性化を図ろうと公募も行っていて今年は6作品が選ばれました。 みのわ美術会の中澤達彦会長は「新しい感覚を取り入れて若い人にも興味を持ってもらいたい」と話していました。 第18回みのわ美術展は8日(日)まで箕輪町文化センターで開かれています
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東みのわ保育園安全祈願祭・起工式
来年6月の開園を目指す東みのわ保育園の安全祈願祭と起工式が4日箕輪町南小河内で行われました。 4日は町の関係者や建設業者などおよそ70人が出席し、工事の安全を祈りました。 東みのわ保育園は、長岡保育園とおごち保育園を統合し建設されるものです。 総事業費は7億4千万円、建築面積は1,800㎡です。 地中熱による冷暖房や、太陽光発電、雨水をトイレに利用するなど、自然エネルギーを活用します。 工期は来年5月20日で、6月上旬の開園を目指します。 起工式では公募で東みのわ保育園の名称が採用された唐澤秀行さんと中村八重子さんに記念品が渡されました。 唐澤さんは、「子どもたちが社会に関わる第一歩は保育園。環境のいい保育園を作ってください」とあいさつしました。 平澤豊満箕輪町長は、「自然エネルギーの活用や、0歳児保育など多様な保育ニーズに対応し、地域の期待に応える運営をしていきたい」と話していました。
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県代表として箕輪中合唱部 関東甲信越ブロック出場へ
7日に埼玉県で開かれる第80回NHK全国学校音楽コンクールの関東甲信越ブロックに出場が決まっている、箕輪町の箕輪中学校合唱部の壮行会が3日、中学校で開かれました。 合唱部は先月24日に岡谷市で開かれた長野県大会で金賞に選ばれ、県代表として初めて出場します。 3日は、自由曲の「この楽器を」を全校生徒に披露しました。 コンクールは7日に埼玉県で開かれ、関東甲信越地方から16校が出場します。
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オレオレ詐欺未然に防ぎ感謝状
オレオレ詐欺を未然に防いだとして3日、伊那警察署から長野銀行箕輪支店に感謝状が贈られました。 3日は、長野銀行箕輪支店支店長の北原昭彦さんが伊那警察署の青木辰夫署長から感謝状を受け取りました。 先月8日に、箕輪町に住む80歳の女性から「定期預金を解約し600万円をおろしたい」と申し出がありました。 しかし、行員が高齢者の多額の現金の払い戻しを不審に思い、女性の自宅へ行き事情を聞いた所、詐欺だと分かり未然に防ぐことが出来ました。 伊那警察署管内の今年に入ってから7月末までの特殊詐欺による被害は8件で、被害額は4500万円にのぼるということです。 伊那署によると2日から3日にかけて「株をやって損をした」「取りに行くからお金を用意して欲しい」などの不審電話が市内で連続発生しているということで「不審な電話だと思ったらまずは警察に連絡して欲しい」と呼びかけています。
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小出太鼓 打DA鼓が3位入賞
第16回日本太鼓ジュニアコンクール長野県予選大会が1日箕輪町文化センターで開かれ、上伊那からは、伊那市西春近の小出太鼓打DA鼓が3位に入りました。 打DA鼓は、「打楽」という組太鼓でエントリーし、県内各地から参加した12団体中、3位に入り健闘しました。 優勝したのは、北安曇郡松川村の信濃国松川響岳太鼓子供会です。 「化心」という曲で躍動感あふれる演奏を披露しました。 信濃国松川響岳太鼓子供会は、来年3月に福島県で開かれる全国大会に県代表として出場することが決まりました。 地元のみのわ太鼓保存会ジュニアチームは、「暴れ天龍黄金飛沫」という曲を15人で演奏しました。 残念ながら3位以内に入ることはできませんでした。 太鼓のジュニアコンクール長野県予選大会は、今回で16回目になります。 審査委員長は、「演奏は格段に上達した。楽しみながら、めりはりをつけたたくともっと良い」と講評しました。 会場は立ち見も出る盛況ぶりで、訪れた人は、迫力ある太鼓の音色に聞き入っていました。
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やさしいエアロビ教室
日頃の運動不足解消などを図ろうと箕輪町で「やさしいエアロビクス教室」が28日から、始まりました。 エアロビ教室は日頃の運動不足の解消と参加者の親睦を深めようと、箕輪町の生涯学習課が毎年開いているものです。 教室は9月末までに5回が予定され、28日はその第1回です。 町内の50代から70代までの13人が参加しました。 講師はスポーツ指導員の木下順子さんがつとめました。 参加者は軽快な音楽と、掛け声に合わせて、前に後ろにステップを踏みながら、腕を上げたりおろしたり、身体のストレッチを中心に汗を流していました。 「やさしいエアロビクス教室」の第2回は9月4日に予定されていて、誰でも参加ができます。
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町議会9月定例会 20議案を提出
箕輪町議会9月定例会が2日開会し、一般会計補正予算案など20議案が提出されました。 一般会計補正予算案は1億5千万円を追加するものです。 主な事業として、太陽光発電設置者に対する補助として1,400万円、住宅リフォーム補助として1,000万円などとなっています。 箕輪町議会9月定例会は、9日、10日に一般質問、17日に委員長報告、採決が行われます。
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箕輪町地震総合防災訓練
9月1日の防災の日に合わせ、各市町村では防災訓練が行われます。 このうち箕輪町では31日、地震総合防災訓練が町内15地区一斉に行われました。 訓練は、東海地震と大雨による土砂災害などの複合災害を想定して行われました。 午前8時20分。 地震発生の可能性が高くなっているとの警戒宣言が発令され、その5分後には避難勧告が出されました。 箕輪町大出の大出コミュニティセンターには、住民126人が自宅から避難してきました。 常会ごと避難者の人数を確認すると自主防災組織の本部に報告していました。 午前8時45分、地震発生を知らせるサイレンがなると住民らは地面にしゃがんで頭を守る姿勢をとっていました。 避難者の人数と負傷者を把握すると、町が今年度運用を始めたデジタル防災行政無線を使って、役場に設けられた対策本部に報告していました。 各地区ではこの後、消防団の指導のもと初期消化や救護訓練が行われました。 他に、今回モデル地区となった木下区は、障害者や支援を必要とする人の為の福祉避難室を箕輪進修高校の体育館に開設しました。 住民らは仮設トイレの組み立て方や目の不自由な人への支援方法を学びました。 平澤豊満町長は「セーフコミュニティ国際認証都市として災害に強い街づくりを進めていきたい」と話していました。
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伊那北高フェンシング部町長に入賞報告
8月4日から7日まで大分県で開かれた全国高校総体、フェンシング競技で入賞した箕輪中学校出身の伊那北高校生6人が30日、箕輪町役場を訪れ平澤豊満箕輪町長に入賞の報告をしました。 入賞したのは、女子個人エペ競技に出場した2年の上田果歩さんと、男子個人サーブル競技に出場した3年の大槻達哉君の2人で、男子団体フルーレの5人はベスト8でした。 上田さんは、全身を突きのみで攻撃する「エペ」で、長野県初の準優勝を果たしました。 大槻くんは、上半身を突いたり切ったりする「サーブル」で同じく準優勝を果たしました。 男子団体は、胴体を突きのみで攻撃する「フルーレ」で長野県初のベスト8に入りました。 生徒たちは、「箕輪中学校時代からの気心のしれた友達で、チームワークは最高でした。しかし目標は優勝だったので、少し悔しい」と話していました。 山本政典監督は「今年のチームはまとまりがあり、技術も高かったのでベスト8は残念」と話していました。
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箕輪町新たに7キロ柵設置
箕輪町は、ニホンジカなどの食害に対応するため三日町から福与までの7キロにわたり新たに防護柵を設置します。 これは、29日町文化センターで開かれた、野生鳥獣対策協議会で報告されました。 箕輪町ではこれまで、竜東地区の辰野町境から長岡までのべ7.8キロに渡り防護柵を設置してきました。 今年度は、その延長として、三日町から伊那市境の福与までの7キロを設置します。 事業費は3,990万円で、半分を町が、4割を国が、1割を地元が負担します。 また、猟友会の活動を支援するために、鳥獣被害対策実施隊を設置したい考えを示しました。 実施隊が設置されれば、隊員は、町の非常勤特別職として身分が保証されるほか、狩猟税の軽減、銃を所持する許可更新の講習免除などの優遇処置が受けられます。 町では、この実施隊の設置条例案について、9月定例町議会に提出する予定です。 箕輪町の平成24年度の鳥獣被害は、24ヘクタール、およそ1600万円で、昨年度初めて、減少に転じています。
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松島神社で蚕玉祭・二十二夜祭
養蚕にちなんで産業の発展を願う蚕玉祭と五穀豊穣などを願う二十二夜祭が28日箕輪町の松島神社で行われました。 蚕玉祭には15人ほどが参加し、境内にある蚕玉神社で神事が行われました。 蚕玉祭は養蚕の神様である蚕玉様に感謝するお祭りです。 養蚕は日本の産業の基となったことから、今では製造業の発展を願い祭りが行われています。 28日は五穀豊穣などを月に祈願するとご利益があるとされる二十二夜祭も行われました。 境内には茅の輪が設置され、訪れた人たちは8の字を書くようにくぐりぬけていました。 紙で作った人形に名前などを書き、息を吹きかけて奉納する厄除けの形代(かたしろ)祈願もあり、訪れた人たちは無病息災を祈っていました。
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信州ベンチャー企業優先発注事業に上伊那3社認定
県内の中小企業の育成のため県が行っている「信州ベンチャー企業優先発注事業」に上伊那3社の新商品が認定されました。 伊那市高遠町で有害鳥獣対策製品の開発・製造などを行う㈲会社ヒットビジネスのくくり罠「アニマルヒット2(ツー)」と「アニマルヒット3(スリー)」が認定されました。 はねあげる速さが早いこと、設置が簡単なことが特徴です。
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養蚕農家 繭出荷へ準備進む
現在上伊那地域には4軒の養蚕農家があります。その中の一人、箕輪町の大槻文利さんは、9月の繭の出荷に向け準備を進めています。 自宅横の作業場では、朝から大槻さんと妻のかつえさんが、作業をしていました。 28日は9月の出荷に向け、紙で縦横2センチ程に仕切られたマブシと呼ばれる箱に蚕を移し、8個まとまった束を、天井からつるされた針金にかけていました。これは、より多くの繭を作る場所を確保すると共に、風通しを良くすることで、繭を均一に乾燥させる事ができるという事です。 蚕は、上に上る性質があるという事で、中には針金を伝い、天井に繭を作る蚕もいました。 今回飼育している蚕は、26日、蚕の表面が透明となり糸を吐く状態に成長したためマブシに移しました。マブシに移された蚕は、2日間かけ糸を吐き、繭を作ります。 県によりますと、上伊那の養蚕農家の数はピーク時の昭和31年には1万3千軒ありましたが現在は4軒のみとなっています。 大槻さんは、この中で最も多く蚕を飼育していて年間に約500キロ余りの繭を出荷しています。 今回の繭は、9月4日に出荷する予定で、その後、9月8日から今年最後の蚕の飼育が始まるという事です。
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駒ヶ岳遭難事故から100年
1913年大正2年に発生した中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難事故から100年となりました。 箕輪町の箕輪中部小学校では27日、慰霊の日の行事が行われました。 27日の朝、全校児童が花を持って学校に登校しました。 箕輪中部小学校には、遭難の碑が建立されていて、児童たちは、花を手向け手を合わせていました。 この行事は、遭難事故を後世に伝えようと児童会が中心となり毎年事故があった8月27日に行われています。 駒ヶ岳登山の遭難は1913年大正2年の8月26日に今の箕輪中部小学校、当時の中箕輪尋常高等小学校で引率していた教師や児童37人のうち11人が犠牲となりました。 その後、上伊那教育会は遭難現場に、記念碑を建立しました。 27日は、全校児童700人が集まり命の大切さを考える会が開かれました。 会には、遭難犠牲者の遺族らでつくる偲岳会のメンバーも参加しました。 会では、委員会の代表児童が西駒遭難事故について話をしたり、2年生と4年生が命の大切さについて作文を発表していました。 また、5年生は命の歌を発表していました。 岡田誠校長は、「自分や仲間、生きているものを大切にすることが命を亡くした当時の人たちの思いに答えられると思う。これからも心を育てていきましょう」と呼びかけていました。
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講演会「父、新田次郎と私」
百周年記念事業の一環として遭難事故を題材にした山岳小説で映画にもなった「聖職の碑」の作者、新田次郎の次男、藤原正彦さんによる講演会が25日箕輪町文化センターで開かれました。 お茶の水女子大学名誉教授の藤原さんは作家としても活動しています。 講演会では「父、新田次郎と私」という演題で話をしました。 藤原さんは「父は学校卒業後、気象台に入り富士山頂で越冬しながら気象観測を行っていた。 その時の経験が後に山岳小説を書くうえで役にたったと思う。」と話していました。 また「太平洋戦争末期、満州に渡り気象観測を行っていた際、ソ連侵攻にもかかわらず逃げずに、軍事機密扱いだった観測情報を処分し捕虜になった。」として「気骨のある人だった。」と話していました。 会場にはおよそ500人が集まり藤原さんの話を熱心に聞き、「聖職の碑」を書いた新田次郎の人柄に触れていました。
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パネルシアター研修会
箕輪町図書館による幼児から小学生向けのパネルシアター研修会が22日、箕輪町地域交流センターで開かれました。 研修会には箕輪町のボランティアや学校関係者などおよそ30人が参加しました。 淑徳短期大学講師の藤田佳子さんがつとめ、幼児から小学生向けのパネルシアターの仕組みと演技方法を中心に実演を交えて説明しました。 藤田さんは「遊びだけではなく授業に取り入れることが出来る、英語を交えると遊びながら自然と英語が学べる」と話していました。
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千葉市の児童が乗馬体験
千葉市の子どもたちが自然の中で過ごす、農山村留学が23日から始まり、子どもたちが箕輪町のパカパカ塾で乗馬体験をしました。 箕輪町を訪れたのは、千葉市内の3つの小学校の6年生と教職員、併せて53人です。 千葉市では、小学校の6年生を対象に夏休みを利用して、「人や自然と触れ合う体験事業」を行っていて、箕輪町が受け入れするのは今年で7回目になります。 23日は、あいにく雨が降ってしまいましたが、子どもたちが一番楽しみにしていた、乗馬体験を箕輪町のパカパカ塾でしました。 子どもたちは、箕輪町内15軒の民家に宿泊したり、箕輪南小学校の児童と交流するなどして、3泊4日を過ごします。
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どろんこフナ掴み大会
箕輪町公民館松島分館による、「どろんこ天国フナ掴み取り大会」が24日、箕輪町松島の田んぼで開かれました。 どろんこ天国は、自然体験活動として箕輪町公民館松島分館が10年前から毎年開いているもので、24日は松島区の園児や小学生、その保護者およそ70人が集まりました。 春先から育ててきたフナは4センチほどに成長していて、子ども達がどろだらけになって捕まえていました。 中には15センチ程のフナや鯉を掴む子どもがいて、大人たちから大きな歓声が上がっていました。 松島分館では、地区の子ども達の交流の場や親子が触れ合う機会として続けていきたいと話していました。
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「東みのわ保育園」に決定
箕輪町の長岡保育園とおごち保育園を統合し来年6月の開園を目指す新しい保育園の名称は、「東みのわ保育園」に決まりました。 23日、平澤豊満町長が議会に報告しました。 名称は、6月下旬から7月末まで募集を行い3歳から88歳までの60件の応募があったということです。 2日の選考委員会で東みのわ保育園に決定しました。 東みのわ保育園の本体工事は、7月下旬の入札で不落となりましたが、19日に改めて行った入札で箕輪町の日之出建工が3億1,780万円で落札しました。 23日の臨時町議会で工事請負契約締結に関する議案が全会一致で可決されました。 工期は、当初より2か月延長した来年5月20日で6月上旬の開園を目指します。
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箕輪町の高齢者宅を町長が訪問
今年88歳以上になる人を祝う箕輪町の長寿者訪問が、20日から始まり、平澤豊満町長が祝い品を贈りました。 大正12年生まれで今年90歳になる大出の唐澤義次さんは、今まで大きな怪我や病気も無く、長年農業に携わってきました。 毎朝7時に起きて朝食を食べ、新聞を読み終えたら散歩することが日課です。 長生きの秘訣は「バランスの良い食事をしっかり取り、適度に運動する事」と話します。 現在は、長男夫婦との3人暮らしで、月に1度遊びに来るひ孫の成長が楽しみだということです。 町内で今年88歳以上となるのは、573人ということです。 このうち、100歳以上は10人で、最高齢は107歳となっています。
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箕輪進修高校卓球部全国制覇
今月6日から開かれた全国高校定時制通信制体育大会の第46回卓球大会で優勝した、箕輪進修高校の報告会が21日、開かれました。 箕輪進修高校卓球部は、今年6月に開かれた長野県大会の卓球団体で優勝し、県代表として全国大会に出場しました。 箕輪進修高校は去年秋の新人戦までは、全日制の大会に出場していましたが、今年から定時制通信制の大会に出場することにしました。 全国大会には51校が参加して、箕輪進修高校は初出場で初優勝しました。 21日は卓球部員が全校生徒に優勝報告をしました。 選手らは秋に開かれる北信越大会に向け、気持ちを新たにし練習していました。
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箕輪町南小河内伝統「おさんやり」
箕輪町南小河内に伝わる伝統行事で、町の無形民俗文化財に指定されている「おさんやり」が16日に行われました。 午後4時半、40人の担ぎ手がお舟を持ち上げ、地区内およそ2キロを練り歩きました。 おさんやりは、区内流れる用水路「大堰(おおせぎ)」が天竜川とは逆に流れることが疫病の原因と考えられたため、その厄を払おうと始まったとされています。 途中、4か所の辻で民謡「ヨイソレ」を披露しました。 日が沈み、暗くなると堂(どう)の前(まえ)と呼ばれる広場に立てられた木のまわりを3周し、お舟を壊しました。 お舟の破片は、厄除けになるといわれ、各戸の玄関に1年間飾られます。 訪れた住民は、破片を拾い集めていました。