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リトミック教室開講
箕輪町公民館の「おかあさんといっしょ リトミック教室・前期」が4月30日、町文化センターで始まった。19組の親子がピアノのリズムにのって体を動かしたり、パネルシアターを楽しんだ。
ピアノに合わせて体を動かしたり、カスタネットや鈴を使ってリズム感覚を育てる入門講座で、05年4月2日縲・6年4月1日生まれの子どもとその保護者が対象。辰野町で音楽教室を主宰する玉田恵美子さんが指導する。
第1回目の講座では、玉田さんが弾く「いとまきの歌」の緩急に合わせ、親子は手をつなぎ円になって歩いた。音楽が早くなったら、早く、遅くなったらゆっくりと、音がやんだら円の内側に置かれたフラフープの中に入る。低音を繰り返したら、床にゴロゴロ寝転がり、高音を繰り返したら後ろ歩き。
また玉田さんが「これは魔法の音。これから動物さんに変身」と言ってピアノを弾けば、子どもたちはウサギになってピョンピョン跳ねたり、カメになって四つんばいで歩いた。
リトミック教室・前期は5月14、28日、6月11、25日、7月3、17、31日に予定している。 -
箕輪町08年度予算執行方針説明会
箕輪町は30日、08年度予算執行方針説明会を同町の地域交流センターで開いた。町職員などに当初予算の概要や予算執行に当たっての留意事項を説明・指示した。
平沢豊満箕輪町長は予算執行に当たって次の留意事項を指示した。
◇窓口で相談に来た町民に「予算がないからできません」という対応は禁止
◇最少コストで最高品質の町民サービスの提供
◇コスト・スピード・チェンジ・サービスを意識した予算執行
◇事務事業を見直し、アウトソーシングなど民間活用
◇各課間の連携調整を強化し、全庁をあげた組織横断的な事業執行
◇職員一人ひとりの職務分担領域の拡大
◇町民の目線に立った事業の執行と協同の町づくりを進めるため、地域と十分連携し、事業を推進
◇事業の執行方法を見直し、コスト意識を持って、計画性のある事業執行
◇予算を使い切るという考えを排し(契約差金などの予算不用額については不執行としする)事業目的を達するためにより効率的な執行方法を考えて執行
◇建設事業について計画的な執行、事業の重点化、効率的な執行で建設コストを縮減
◇補助金・交付金は補助効果、補助先の効率化を十分精査し執行
◇委託については効率化のために積極的に外部委託を検討するとともに、委託内容を十分精査し、適切かつ効率的に執行
◇経常的経費については「枠配分方式」を継続し、原則として善年度当初予算額の95%以内で年間予算分を考慮し編成したので(5%削減ルール)年度中途の補正予算での増額は行なわないことを踏まえ、効率的に執行
◇職員の資質向上のため、職員研修を積極的かつ計画的に行なうべく、予算総務課所轄の「職員研修費」に集中計上したので、効果のある研修を行なう
◇地域住民の生活に影響のある緊急事項に対応すべく所要の予算を計上したので、関係課長は別に定めるところにより総務課長と協議し、効果のある執行をする
◇国の地方再生の補助金をどのように行政に取り入れ活用するかをそれぞれの担当の範囲で考える -
箕輪町母子寡婦福祉協議会総会
箕輪町母子寡婦福祉協議会(会員60人)は26日、総会を箕輪町の松島コミュニティセンターで開き、08年度の事業計画と予算案を承認した。
08年度の新規事業として、毎月第3土曜日(午前11時縲恁゚後3時)に定例会を開き、会員間での情報交換や親睦を図る。最初の定例会は5月17日で日帰りバスハイクを予定(昼神温泉、昼神の森)。
そのほか主な事業計画は▽母子生活自立支援講習会(7月26日・駒ケ根市総合文化センター)▽県母子寡婦福祉大会(10月19日・松本市音文センター)▽親と子のいきいき講座(11月30日)竏窒ネど。また町のふれあい広場や文化祭にも参加する。
松田八重子会長はあいさつの中で「昨年の総会時に、上伊那郡下において母子寡婦福祉協議会が、飯島と中川と箕輪の3町村になったことをお知らせしたが、今年度さらに中川が抜け、飯島と箕輪の2町となった。社会の母子家庭は年々増えていく中で、この会が減少していく方向にあるということは寂しく、残念。いきいきとした暮らしをしていくためにも、母子家庭、介護福祉の増進と生活基盤の安定充実を図るため、会員相互の絆を深め、活動の組織の拡充、強化を目指していかなくてはならない」と話していた。 -
箕輪西小学校で青空学級
箕輪町の箕輪西小学校で25日、縦割りグループの青空班でのジャガイモの植えつけと児童会のイベント「青空フェスティバル」があった。
同校では青空班として、毎年1縲・年生の縦割りグループでの活動に取り組んでいる。
今年度の新グループ(112人、18グループ)での最初の活動として同校近くの畑にジャガイモの種芋を植えた。ジャガイモは7月の「カレー会・キャンプ」で食べる。
ジャガイモの植えつけの後は、学校敷地内で児童会主催の青空フェスティバルを開いた。
児童会役員が校舎外に隠した「箕輪西小青空学級」と1文字ずつ書かれた石をグループごとに探し回った。
年少の児童たちは年長の児童について歩きながら、「ないなあ」「ここにもない」と植木の下をのぞいたり、草をかきわけて調べていた。 -
ジャガイモオーナー農場
箕輪北部営農組合が主催するジャガイモオーナー農場のジャガイモの植えつけが26日、箕輪町沢(愛来里の北側)であった。
同組合では遊休荒廃農地の解消、生産性の向上を高めるなどの目的から、組合員所有の遊休農地10アールを使い、ジャガイモ栽培のオーナーを一般から募集。今回、町内外の約30組がオーナーとして、1区画につき20個の種芋を植えた。
種芋はくぼみが少なく、味が良いと評判のキタアカリ。
「収穫が楽しみ。うまくとれればいいけど」と参加者の声。諏訪市や駒ケ根市から来た参加者もいた。
箕輪北部営農組合はほかにもオーナー制によるサツマイモの栽培やダイコンやハクサイの堀採りイベントも企画している。サツマイモの植えつけは6月に予定。 -
福与城址まつり
第12回福与城址まつりが29日、県史跡に指定されている箕輪町の福与城址で開かれた。多くの家族連れなどが集まり、暖かな日差しが降り注ぐ高台の城址で春のひとときを楽しんだ。近くの箕輪南小学校の児童らによる勇壮な城山太鼓の演奏や三日町保育園の園児らの歌と踊りなども披露され、詰め掛けた来場者を楽しませた=写真。会場には地元住民の屋台やフリーマーケットなども出店したほか、綿あめや豚汁などが無料で振る舞われてにぎわった。祭りにはその昔、この地から移住し、現在も「福与」姓を名乗る静岡県大井川町在住の12人もはるばる訪れ、箕輪町民らとの交流を楽しんだ。
城址の一角には、昨年秋に「福与城址を守る会」が植えたスイセンも美しい花を咲かせ、有志が寄贈した多くのこいのぼりが青空にはためいていた。
福与城は諏訪氏一族の藤沢頼親の居城だったが戦国時代の1545年、攻め寄せた甲斐武田軍2万人が城を包囲。4月29日、壮絶な戦いがあったとされるのを記念して毎年この日に祭りが開かれている。 -
箕輪町で長野県市町村対抗駅伝競走大会・小学生駅伝競走大会出場激励会
箕輪町の町文化センターで25日、5月6日に松本市で開催される長野県市町村対抗駅伝競走大会と、同小学生駅伝競走大会に出場する選手たちの激励会があった。
市町村対抗駅伝競走大会は松本城太鼓門発、松本平広域公園陸上競技場着の8区間39・3キロコースで行われ、県内54チームが出場する予定。
「箕輪町」チームは今回、出場選手の顔ぶれを大幅に変更。補欠を含め12人中7人を新しい選手で構成し、ベテランと若手をほどよくマッチングさせた、将来性重視のチームにした。
チームを代表してアンカーを走る浦野武さんは「日ごろの練習の成果を出して、少しでも上位に入れるよう努力したい」と決意表明した。
市町村対抗小学生駅伝競走大会は同競技場発着4区間一人1・5キロの計6・0キロコースで、県内の小学生4縲・年生による57チームが出場予定する。
箕輪町から出場する「箕輪もみ児ーず」は、昨年秋と今年春の2回町内のランニングチームが開いた「小学生かけっこ大会」で、やる気のある児童たちを選出。駅伝大会に向けて3月から毎週日曜日に箕輪天竜公園で練習してきた。
チームを代表して唐沢祐輝選手が「小学生という小さい体での大会ですが、そんな中でも上位に入れるようがんばりたい」と決意表明した。
##写真(たてよこ) -
美南豊屋開店
箕輪町松島仲町の雑貨店「ぷち・らぱん」の隣の貸しスペース「ぷち・らぱん・どぅ」に26日、古物商「美南豊屋」がオープンした。
蓄音機、昭和初期から40年代ごろまでのラジオ、明治や大正時代の古タンスなどが店に並んでいる。
「骨董屋をやるのが夢だった」と店主の清水弘さん。
店を開いたきっかけは、木曽の蓄音機愛好者との交流の中で蓄音機の同好会を作ろうと話が進み、「では蓄音機のコンサートが開ける場所を」ということから。「ぷち・らぱん・どぅ」の管理をしている戸田真理子さんと同郷ということもあり、さっそく同スペースを借り、開店の準備を進めた。
清水さんは「そのうちに店の2階で蓄音機のコンサートを開きたい」と意気込みを話す。
店に並んでいるラジオや蓄音機は、清水さんが自分で、しっかりと音がでるように修理したものばかり。
「利益がどうというより、修理をするのが好き。なんか捨てるものがもったいなくて」。
問い合わせは、古物商「美南豊屋」(TEL73・6360)へ。
##写真(たてよこ) -
長岡十沢地蔵例大祭
箕輪町長岡で24日、長岡十沢地蔵尊例大祭があった。地域住民や商工会関係者や町議員など約40人が参加した。
願い事をかなえるといわれる十沢地蔵は、古くから4月23日に宵祭を24日に本祭を開いている。長岡十沢地蔵尊保存会長の宮本定雄さんは「私が子どものころには、飯田線の臨時列車が2本出て、大勢の人でにぎわっていた」と振り返る。
地元住民だけでなく県外からもお参りに来る人もいる。
訪れる参拝者たちが地蔵に肌襦袢(はだじゅばん)を着せることもあり、保存会では毎年例大祭に合わせ、一年間に重ね着された肌襦袢を脱がし、新しい一枚を着せている。昨年度は54枚の肌襦袢が着せられていた。
例大祭に訪れた参拝者たちは地蔵の頭や腰を撫で、願い事をしていった。
「孫が高校に合格したのでそのお礼に」「毎年来ている。腰が治るようにお願いした」と参拝者たち。
長岡保育園の園児たちも参拝。一人ひとり地蔵を撫でていった。
保存会では毎月4、14、24日に、ふきながしを飾り、十沢地蔵周辺の清掃をしている。 -
箕輪町の保育園で英語あそび始まる
箕輪町の保育園で23日、本年度の英語あそびが始まった。初日は松島保育園で、年長園児が、エー・トゥー・ゼット(本社・松本市、外国語指導助手派遣業務など)が派遣した講師のマシュー・スコットさんから30分間のレッスンを受けた。
英語あそびは箕輪町の「一味違う子ども」育成事業として06年度に始まった。昨年度までは講師がレッスンの時間のみ各園を訪問していたが、本年度からは、レッスンの日には午前9時半から午後3時まで園に滞在。昼食をともにするなど園児とふれあう。
マシューさんのレッスンは、英語で名前を言い合うなど、簡単な英語を繰り返すことから。動きに合わせて言葉を発したり、絵カードを使うなど、楽しみながら英語に慣れる。レッスン後は園庭で園児と一緒に遊んだ。
園児が英語に慣れるため、マシューさんが園児に話す言葉はすべて英語。昼食時に園児から「タマネギってなんていうの」と聞かれると「オニオン」と答えるなど、園児の質問に簡単な英語で答えていた。
マシューさんの言葉を聞き取ろうと耳をそばだてたり、自分の知っている英語を口にする園児の姿も見られた。
マシューさんはオーストラリア出身で34歳。日本人の妻と1歳半の娘がいる。安曇野市の穂高東中学校で英語指導助手を5年間務めていたことがあるが、園児に英語を教えるのは初めて。
マシューさんは堪能な日本語で「今までこんなに小さな子どもたちに教えたことがないので、おもしろい。がんばります」と意気込みを話していた。 -
下古田介護予防拠点施設引取り検査
箕輪町は23日、同町下古田に新築した下古田介護予防拠点施設の引取り検査をした。同施設を訪れた平沢豊満箕輪町長ら関係者は設計業者の説明を受けながら、施設の内外を確認した。
下古田介護予防拠点施設は、老朽化した下古田公民館に代わり、地域のコミュニティ施設として、また町内でも高齢者の多い同地区の介護予防拠点として、国の補助金や町や地元の負担金により建設。
場所は県道与地辰野線沿い、下古田公民館と同道路を挟んで東側に位置する。総面積1140平方メートル、建築面積約355平方メートル、木造平屋建て。バリアフリーとなっており、玄関にはスロープが、廊下に手すりが設けられているほか、男女トイレとは別に「みんなのトイレ」として車椅子に乗った人でも使用しやすい広めのトイレが設置されている。
大広間はステージがあり、またアコーディオンカーテンにより仕切ることもできる。ステージにはテレビ、オーディオセット、プロジェクターなどが設置されている。
調理室には業務用の機材などが備わっており、学校の給食室などに近い設備となっている。
そのほか、畳敷きの和室が2部屋、パソコン倉庫とその奥に耐火構造の文書庫がある。
平沢町長は「体を動かすスペースと、和室ということで地域の人たちがお互いにコミュニケーションをとりながら脳の活性化を図る。それに併せ食生活改善ということで台所の整備。3拍子揃った介護予防拠点だと思う」と話していた。 -
富田公民館安全祈願祭
箕輪町の富田公民館の増改築にあたり23日、町や施工業者など関係者が同公民館前に集まり、安全祈願祭を開いた。
高齢者に対応するため、また介護予防の拠点としての役割を担うための増改築で、費用は約5千万円。そのうち4900万円は国からの補助金が充てられ、残りは町や地元の負担などでまかなわれる。
箕輪建設が施工、エーアンドシー設計事務所が設計。
建物西側の広間を中心に増築。広間は今まで約65平方メートル(ステージ部分を除く)だったものを、約100平方メートルに拡張する。
改築としてはスロープや手すり、車椅子に乗った人でも使用できるトイレの設置のほか、調理室の設備の変更など。
完成予定は9月1日。
平沢豊満箕輪町長は「富田区のみなさんが交流の場として集い、語り合い、明るく元気で長生きができる、そんな公民館になって欲しい」と話していた。 -
第1回みのわ祭り実行委員会
箕輪町のみのわ祭り実行委員会が21日夜、町役場であり、08年みのわ祭りについて話し合った。会長は、みのわ祭り検討委員会の会長を務めた唐沢修一さんが就任。検討委員会で提言された会場や日程を承認した。
みのわ祭りについては、07年の反省会であった「20年の節目を迎え、祭りを検討する時期にきている」「祭りは仕事のようで負担。上から言われて役員がやる祭りがこれ以上続くなら、やめたほうがよい」などの意見から、検討委員会(各種団体の代表や中学生含む公募委員ら32人)を立ち上げ、昨年11月から2月にかけて、運営方法などを検討。運営を担う実行員会は、行政主体から民間主体への移行を目指し「行政、民間の半々で構成し、会長は民間とする」ことを提言した。
08年みのわ祭り実行委員会は検討委員会の提言に基づき、公募による委員の募集や検討委員会メンバーから参加者を募り、構成。町の行政や民間団体、サークルなどに所属する26人が現在名を連ねている。今後、さらに実行委員会参加を呼び掛け拡充を図る方針。
第1回の実行委員会で承認した日時は、例年通り7月の最終土曜日で、7月26日。会場は国道153号バイパス(十沢交差点縲恂・輪町交番入口交差点)とバイパスから天竜公園へと続く道、バイパスの隣りを平行して走る工専道路。
ポスター図案などの募集方法は、昨年一般公募し、集まった点数が少なかったことを考慮し、「デザインを委託し、数点の候補から選ぶようにしてはどうか」「作品1点に絞らず、小学生などに書いてもらった作品をすべて張るのはどうか」などの意見が出た。
今回は、小学生から一般まで公募することに決定。賞金の代わりに図書券などの賞品に変更となった。唐沢会長は「小学校などに足を運び、協力を呼びかけたい」とした。
また、納涼花火大会の協賛金についても協議。協賛金は商工会役員を中心に事業者を回り集金してきたが、集金の負担が大きく、協賛金のあり方について検討委員会から実行委員会での検討が提言された。1戸500円で全戸から集めている市町村もある竏窒フ意見も検討会では出ていた。
実行委員会は他市町村の協賛金の集め方などを参考に、今後検討していく。
第2回の実行委員会は5月12日、午後7時から町役場で予定。 -
箕輪町早起きソフトボールリーグ開幕
箕輪町早起きソフトボール協会は20日、08年度のリーグ戦を開幕した。今年は町内の在住者や在勤者などによる56チームが参戦し、9月の最終日曜日まで、熱戦を繰り広げる。
箕輪町早起きソフトボールリーグは40年近く続いている。昨年度からは、それまでの4リーグ制から3リーグ制に変更。番場原運動場や上古田運動場で、毎週日曜日の早朝にそれぞれ2試合ずつ行われる。
20日の早朝5時半に番場原運動場であった開幕式では、昨年の優勝チームや準優勝チームなどが優勝旗やカップを返還。
選手たちを代表し、一の宮チームの山下浩一主将が「我々選手一堂は、早起きソフトボールリーグを通じ、箕輪地域の更なる発展とソフトボールを通し人と人とのふれあいでコミュニケーションをとり、怪我の無いよう最後まで闘い抜くことを誓う」と選手宣誓。
平沢豊満町長が始球式を行い、リーグの開幕を飾った。 -
中曽根のエドヒガンザクラ満開
箕輪町の中曽根公民館北のエドヒガンザクラ(権現桜)が満開となった。
樹齢千年といわれ県内にあるエドヒガンの巨木の3本の指に入り、県の天然記念物に指定されている。
県の内外から訪れた観光客やアマチュアカメラマンたちは、「すごいもんだな」「大きい」と感嘆し、咲き誇る権現桜の姿をカメラに収めている。 -
萱野高原山開き
箕輪町の萱野高原で20日、高原の山開きを行い、今シーズンの安全を祈願した。今季は10日早いオープンとなり、同日開催した「ミズバショウ祭り」には、高原の春を楽しもうと訪れた町内外の約100人が振る舞いのとん汁やおにぎりを味わったり、高原を散策したりして楽しんだ。
町観光協会主催の高原山開きには関係者約30人が出席し、神事を行った。観光協会長の平沢豊満町長は「萱野高原は住民や関係者のおかげで憩いの場として定着してきた。貴重な観光資源として、さらなるみなさんの協力で育ててほしい」とあいさつした。
標高1200メートル、伊那谷を一望できる萱野高原。高原を訪れた人たちは「箕輪町民謡を楽しむ会」による萱野高原音頭の踊りや、地元アマチュアバンド「たそがれシーラック」の演奏などを満喫し、700株の水芭蕉が群生するなどの高原を散策した。水芭蕉は5月上旬まで楽しめるという。
この日は、「信州かやの山荘」がオープン、11月10日までの営業を開始した。宿泊予約などの問い合わせは、(TEL0265・79・2822)へ。 -
イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン
箕輪町のジャスコ箕輪店の沖剛一店長らが18日、同町の社会福祉協議会を訪れ、昨年度のイオン幸せの黄色いレシートキャンペーンによって購入した品物を登録団体に寄贈した。
イオン幸せの黄色いレシートキャンペーンは、イオンやジャスコの各店舗が展開しているキャンペーン。毎月11日に発行している黄色いレシートを店内に設けられた同キャンペーンに登録している地域のボランティア団体などのBOXに投函すると、レシートの金額の1%がその団体への寄贈品の購入費にあてられる。
07年度は計25万円分が集まり、登録団体の「若草園」「せせらぎ会」「ハッピーテール」など町内の6団体に、デジタルカメラやホワイトボードなどが贈られた。
登録の問い合わせは、ジャスコ箕輪店(TEL79・1411)へ。 -
松島神社例大祭 19、20日の両日にぎわう
箕輪町松島区の松島神社例大祭が19、20日の両日、同神社などであった。地元小学生が本堂で「浦安の舞」を奉納したり、鼓笛隊が区内を練り歩いたりした。バナナチョコレートや焼きぞばなどの露店も境内に並び、両日にぎわった。
区内の女子児童12人が巫女(みこ)の衣装をまとい6人1組ずつに分かれ、「すず」「扇」の舞をそれぞれ奉納。ビデオカメラなどを片手に持った保護者ら約40人が本堂に集まり、舞姫たちのかわいらしい姿を笑顔で見守った。
本堂で「浦安の舞」を披露する舞姫たち -
エッセー集「風景の中の人びと 伊那谷の里山今昔点描」出版
箕輪町
赤羽稔章さん「一番印象にあるのが農村の戦前戦後の風景。今となっては全てが思い出になるが、そこには自然の風景があり、セミが鳴いていたり、ニワトリの声がしたり、音も自然も必ずくっついている。戦争中で食べるものもない状況だったが、それでも今とは違う温かな暮らしがあった。それを書きたいと思った」
生まれ育った伊那市高遠町荊口の風景、子ども時代の思い出、父母との関わり、今の暮らしの中での思いや散歩のことなどをつづったエッセー集「風景の中の人びと 伊那谷の里山今昔点描」を出版した。
長野県内の公立小中学校で教員を勤め退職。現在は長野県陸上競技協会上伊那支部陸協副会長(日本陸連S級公認審判員)を務めている。
出版は今回が3冊目となる。1冊目は「実南天」(1998年)、2冊目は「残月の小道」(2003年)。いずれもエッセー集で、「実南天」は教員時代の作品や妻の看病の様子、「残月の小道」は小さいころのこと、教わったことなどを自然と結びつけて書いた。
「何かもう1回出してみたい」。そんな思いで06年の始め、高遠のころのことを書いた3、4編の短いエッセーを手に東京の郁朋社を訪ねた。「やりませんか」という言葉をもらい出版を決め、同年の暮れころから本格的に執筆を始めた。
「うそは書けない」と高遠町誌、三義村誌などを参照し、取材もし、表現にもかなり神経を使った。
「小さいとき、夕焼けはいいな、山の中はきれいだなと感じていた。山の中で子どもが大勢いたわけではない。小学校の同級生はたった5人。孤独ではないけど、寂しかったんだと思う。寂しいから自然の美しさに引かれ、感じたのかもしれない」
ずっと心に残る自然の美しさ、心の風景が全編を通じてつづられている。
「160ページの本にするのは大変だったけど、仕上がった本を手にして、これが本かなと思った」と満足の1冊になった。
教員時代、文集に寄せた作文を読み、涙してくれた同僚がいた。「ぼくの作品を読んで感動してくれる人がいるなら書いてみよう」。そう思い、始めた執筆。何かを表現したいと、作詞や書にも取り組んでいる。
手元に届いた真新しい本の題字は自らが書いた。4月下旬、全国の書店に並ぶ。(村上裕子) -
箕輪町図書館19年度利用統計
箕輪町図書館が07年度の図書館利用統計を発表した。
箕輪町図書館の蔵書数(3月31日現在)は6万8428冊。
07年度貸し出し冊数は12万1986冊(前年度比3%減)で、町民1人当たり4・6冊の貸し出しとなった。
内訳は絵本4万6524冊(前年比1%減、小数点以下四捨五入以下同)、児童書2万1177冊(前年度比2%増)、文芸書1万5618冊(前年度比15%減)、ビデオ7519本(前年度比16%減)、雑誌1万0055冊(前年度比12%増)など。
箕輪町図書館での人気の本は▽一般書(コミック類は除く)=(1)「東京 07」(まっぷる)昭文社(2)「還らざる道」内田康夫(著)、祥伝社(3)「日本語の故郷一唱歌ゑほん」小沢吉良(絵)、小学館▽児童書(コミック類は除く)=(1)「かいけつゾロリのきょうふのプレゼント」原ゆたか(作・絵)、ポプラ社(2)「かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん」原ゆたか(作・絵)、ポプラ社(3)「かいけつゾロリとなぞのひこうき」原ゆたか(作・絵)、ポプラ社▽絵本=(1)「がたんごとんがたんごとん」安西水丸(作)、福音館書店(2)「どうぶつのおかあさん」小森厚(文)、福音館書店(3)「ころころころ」元永定正(作)、福音館書店竏秩B -
萱野高原特別保護地区公聴会
県は17日、萱野高原鳥獣保護区特別保護地区の期間更新に伴う公聴会を箕輪町役場で開いた。平沢豊満箕輪町長をはじめ、三日町、福与区の両区長や両生産森林組合長など公述人8人が、県職員から説明を受け、それぞれの意見を述べた。
鳥獣保護区は鳥獣の保護や管理を図るために「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」(鳥獣保護法)に基づいて県や国が指定する区域のこと。指定区域での狩猟は禁止(有害鳥獣捕獲の許可を得た場合は除く)となる。鳥獣保護区の中でも、特に重要な地区は特別保護地区に指定することができ、現存する建物を除き、建築物や工作物の設置などに鳥獣の生息に支障がきたさないよう制限を設けることができる。
鳥獣保護区、特別保護地区ともに期間は10年間で、県内では145カ所の鳥獣保護区と10カ所の特別保護地区がり、上伊那には箕輪町の萱野高原特別保地護地区のほかに伊那市長谷の三峰川上流特別保護地区がある。
萱野高原鳥獣保護区と特別保護地区は1968年に指定。現在までに3回の更新を経ており、鳥獣保護区は1220ヘクタール、そのうち南西の133ヘクタールが特別保護地区に指定されている。
県では10月31日をもって同鳥獣保護区特別保護地区の期間終了となることから、特別保護地区指定更新に対する意見を聞くために、今回聴講会を開いた。
県は指定目的として、地区内には「小鳥の森」や、植物園、水芭蕉の自生地があるなど自然環境豊かな土地であり、多用な鳥獣の生息地となっている、ことなどを挙げた。
また農業などの被害状況として指定区域内での農業および林業被害はないが、下流域の三日町地区においてニホンジカによる果樹の芽の食害やイノシシによる水田の踏害などが発生している、と発表した。
平沢豊満箕輪町長は「景色をパノラマ的に眺望でき、箕輪町の観光資源になっている。箕輪町猟友会からも強い要望がある」と賛成。
笠原清宣上伊那農業協同組合箕輪町支所長は「有害鳥獣の増加と同地域が保護区であることとの間に因果関係があるのか、専門家に調査すること」を条件に賛成。
小林弘人箕輪町猟友会長は「狩猟者の立場から、指定地域内は道路整備が整い、通年、車両、歩行者の入場通過が多いこと、民家に隣接しているため、指定解除一般猟区では安全が確保できない。猟犬による人畜への被害も考えられる。要請により駆除等必要があればすべての状況に精通した者が従事すれば問題はないと考えられる」と賛成。ほかの公述人もすべて賛成意見を述べた。
村井仁長野県知事は今回の聴講会の意見を踏まえ、5月13日に同地域の鳥獣保護区特別保護地区の更新に対する諮問を長野県環境審議会にする。 -
箕輪町子育て支援センター開所
箕輪町は15日、子育て支援センターを同町松島の「いきいきセンター・サンライズ」内に開所した。利用対象は0縲・歳児とその保護者(保育園に通園兄・姉がいる場合は一緒に来所も可)。午前9時から午後4時まで(水、日曜日定休。祝日、年末年始、盆は休み)利用できる。
子育て支援センターは親子が楽しく遊べる場所の提供のほか、育児、子育てなどの悩みの相談にも応じるための施設で、専門の保育士2人(うち1人は園長クラス)がつく。
デイサービス室をプレイルームに、会議室を相談室に使用するなど「いきいきセンター」の施設をそのまま利用。開所にあたり、庭をフェンスで囲ったほか、遊具も整備した。ブランコや滑り台の設置など、これからさらに遊具を充実させていく。
いきいきセンターとしての高齢者や身体障害者などのサークル活動の場としての機能は、そのまま保持。サークルなどは水曜日や木曜日に同施設を利用する。
町では子育て中の親子や高齢者などとのふれあいを同施設の特色の一つとしている。
平沢豊満箕輪町長は開所式で「施設的にはもとは保育園として使われていたので大変広く庭も遊具も充実している。箕輪町としては初めての経験なので、周辺の子育て支援センターのいいところは取り入れ、今の時代に合ったかたちで改善をしていきたい」とあいさつ。
14日にはさっそく9組の親子が利用した。
親たちは「子育て支援センターが近くにできてうれしい」「今までは伊那や辰野に通っていたので、ぜひ利用したい」と話していた。
問い合わせは、箕輪町子育て支援センター(TEL71・1560)へ。 -
箕輪消防署一般見学
今年3月に完成した箕輪町の「地域交流センターみのわ」と箕輪消防署で12、13日、施設の一般見学会があった。
同施設は地上1階地下1階で「地域交流センターみのわ」が地下1階に、箕輪消防署が地上1階にある。消防署は1日に移転しており、すでに新庁舎で業務を行っている。
12日は見学会の初日ということもあり多くの見学者たちが両施設を訪れた。
消防署内では署員が見学者たちに施設内を案内。「この通信室にはみなさんが火災や救急の時にかけた電話がつながります」「ここは食堂。昼食は各自弁当持参ですが、朝食、夕食は自分たちで作ります」「仮眠室は10部屋あります。何かあったら通信室から連絡が入ります」などと説明していった。
火災現場へ出動する際の装備を収めた出動準備室では、一つのロッカーに3セットの装備が収納されており、回転させることによって、新しい装備が現れるシステムに見学者たちから感心する声が上がった。
また駐車場ではずらりと並んだ消防車両に子どもたちが目を輝かせた。親たちは運転席に座った子どもや、ポンプ車のワイヤー収納ボックスの上に立った子どもの姿を写真に収めていた。 -
箕輪北小で交通安全教室
箕輪町の箕輪北小学校で11日、交通安全教室があった。1、2年生138人が交通ルールを守り、安全に歩行するために伊那警察署箕輪町警部交番所の倉田千明所長や箕輪町交通安全協会の会員らの指導を受けた。
まず玄関前に集合した児童たちに倉田所長が「細い道から大きい道に出るときは特に注意する。車が来ないかよく見ること」「渡っている途中で信号が点滅したら、すぐに渡ってしまう。渡り始める前に点滅したら無理に渡らないこと」など横断歩道や信号の渡り方、道路の歩き方を指導。
その後、児童たちは2人一組で手をつないで要所要所に安協会員などの立つ学校周辺の道路を歩いた。「走らなくていいんだよ」「はい、右、左、右を見て、手を上げて」など教えられながら、安全な歩き方を学んでいた。 -
木下長寿クラブ連合会定期総会
箕輪町木下区の高齢者たちでつくる木下長寿クラブ連合会(今岡富作夫会長・約270人)の定期総会が9日、同町の木下公民館であり、08年度の事業計画や予算などの議案を承認した。
08年度の主な事業は▽花園作業▽健康づくり講演会▽箕輪南宮神社の清掃作業▽親睦旅行竏窒ネど。
また同会にはマレットゴルフ部やコーラス部など5つの部があり、今年度もそれぞれ月1縲・回の活動を予定している。 -
箕輪進修高校入学式
箕輪町の箕輪進修高校で9日、入学式があった。第1期生となる161人(第I部クリエイト工学科40人・普通科68人、第II部普通科41人、第III部普通科12人)が入学した。
同校は多部制・単位制で、I部(午前)・II部(午後)・III部(夜)の3つの学習時間帯が設けられており、修得単位を卒業単位数まで積み上げることで卒業できるシステム。ほかの部の講義を受講して単位を取得することもでき、自分の計画に基づいて学習できる。
来賓として出席した平沢豊満箕輪町長は「多様化した生徒のニーズに対応した箕輪進修高校は地元の多くのみなさんの魅力ある高校づくりに向けた熱き想いの結晶。同校には多部・単位制高校として、多様化した生徒のニーズに十分応えられる多くのコースが設定されている。箕輪進修高校の1期生として、どうかひとり一人が積極的に前を向き、すばらしい高校づくりに邁進して欲しい」と祝辞を述べた。
新入生代表の同校クリエイト工学科の神取亮さんは「生徒の本分を踏まえ、自己の向上と本校の発展のために努力することを誓う」と宣誓した。
その後、同校の同窓会から新入生たちに新しい校章が贈られた。 -
コカリナサークル「明音」コンサート
箕輪町の明音寺(上野徳明住職)で8日、同町住民でつくるコカリナサークル「明音(あかね)」(会員15人)が明音寺仏教婦人会に演奏を披露した。
「明音」は昨年9月から毎月2回コカリナの練習をしている。会場は、会員の中に明音寺の関係者がいる縁から、同寺を借りている。今回、明音寺から依頼され、仏教婦人会の総会でのコンサートとなった。
「四季の歌」「世界中の子どもたちが」など歌を交えて9曲を披露。「故郷(ふるさと)」では、コカリナの演奏に合わせて、コンサートを鑑賞していた仏教婦人会の会員も歌った。 -
若草園開園式および入学式
箕輪町の心身障がい児母子通園訓練施設「若草園」で8日、開園式と今年度の入学式があった。
同園は、子どもたちが屋外で遊べるように、また保育園に違和感なく入園できるように竏窒ネどの理由から、3月の修了式を最後に箕輪町の地域活動支援センターから三日町保育園に併設された新施設に移転した。
木造平屋建てで、面積は198・74平方メートル(約60坪)。広々としたホール兼プレールームのほかに、トイレ、沐浴室、相談室、事務室などが設けられている。
施設移転に伴い、開園日がこれまでの月・水・金曜日から、月縲恚燉j日の連日に変更となった。
三日町保育園と若草園の園長を兼任する唐沢みつ子園長は入学式で「近くには小学校をはじめいろいろな施設があり、城山や牛小屋もある。慣れてきたらいろんな所に出かけ、自然や人と親しみながらいっぱい遊びましょう」とあいさつした。
若草園は現在5組の親子が利用している。
##写真(たてよこ) -
箕輪町臨時議会で補正予算可決
箕輪町臨時議会は8日開き、箕輪進修高校の多部制単位制転換・校名変更記念事業補助金、箕輪西小学校の雨どいが凍結により破損したための補修工事費、庁内LAN等ウィルス対策ソフトの変更経費など総額320万6千円の補正予算案を可決した。
箕輪進修高校は5月に多部制単位制転換・校名変更の記念式典を予定しており、補助金135万円は同実行委員会に支払われる。
また箕輪西小学校の雨どいは凍結により6カ所が破損。落下の危険があるため補修工事費として112万6千円がかかる。両校の補助金、補修工事費のため教育費247万6千円が上乗せされ、08年度の教育費は7億3925万円となった。
庁内LAN・地域イントラネット・学校用パソコンなどに使用しているウィルス対策ソフトを変更したことにより、総務費が73万円増額し、11億0178万6千円となった。
増額した予算320万6千円は予備費で賄う。 -
箕輪少年野球連盟定期総会
箕輪少年野球連盟(三沢和年会長)は5日、今年度初の定期総会を箕輪町産業会館で開いた。連盟に所属する6チームの監督やコーチ、保護者など26人が出席し、08年度の事業計画や収支予算などの議案を承認した。
箕輪少年野球連盟には箕輪の箕輪中部ヤンキース、箕輪ジャイアンツ、箕輪彗星クラブ、箕輪タイガース、守屋スネークスと南箕輪の南小ドラゴンズが所属している。
08年度の事業計画(出場大会など)は▽審判講習会(19日、大芝屋内運動場)▽春季リーグ戦(27日、5月6日、番場原第1球場)▽上伊那春季大会(5月31日、6月1日)▽トーナメント大会(6月8日、上古田グランド)▽箕輪大会(6月22日、番場原第1、第2球場)▽上伊那少年野球連盟長野日報杯▽辰野大会(8月3日、荒神山球場、富士山グランド)▽箕輪町長杯(8月10日、番場原第1球場)▽秋季リーグ戦(9月28日、大芝球場)▽上伊那秋季大会(10月4日)▽上伊那選手権大会(10月11日、19日)▽総会(11月29日)竏秩B
08年度の箕輪少年野球連盟執行部は次のみなさん
▽会長=三沢和年▽副会長=中坪敏彦▽審判部長=大槻丈人▽事務局長=藤沢正美竏秩B