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高遠小学校統合30周年記念音楽会
高遠小学校の統合30周年を記念して2日、記念式典と音楽会が開かれました。 昭和59年に旧高遠町の旧高遠小学校と旧河南小学校が統合して今年で30年になります。 旧高遠小は現在の高遠町図書館の南側にありました。 旧河南小はJA上伊那東部支所の南にあり、現在も当時の校舎が残っています。 記念式典では児童が作った高遠だるまの目入れが行われ、30周年を祝いました。 音楽会では2年生が、旧高遠小校歌と旧河南小校歌を斉唱すると、一緒に歌っている人もいました。 30周年記念式典実行委員長の伊東洋明さんは、「両校の伝統をこれからも引き継いで行って欲しい」と話していました。
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南信高校生 就職内定率77.2%
長野県教育委員会は、来春卒業予定の高校生の就職内定状況を発表しました。 南信地域の就職内定率は、10月末現在77.2%で、県内4地区で最も高くなっています。 これは、14日長野県教育委員会が発表したものです。 それによりますと、来年3月に卒業を予定している南信地域の高校生の就職希望者数は1,055人で、内定者数は814人ということです。 内定率は77.2%で、前の年の同じ時期を4.4ポイント上回りました。 県内平均は69.8%で、南信は7.4ポイント上回っています。 男女別では、男子が77.4%、女子は76.7%となっています。 県全体では、3,091人が就職を希望していて、うち2,158人が内定しているということです。 県教育委員会では、今後は個々の希望に応じた支援の強化と、各高校にいる自立支援コーディネーターとの連携による指導を行い、内定率をさらに高めていく考えです。
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弥生ヶ丘高校美術部の生徒が火災予防看板
伊那市の伊那消防署に火災予防啓発のため伊那弥生ヶ丘高校美術部の生徒が手掛けた火災予防看板が設置されました。 29日は伊那消防署で看板がお披露目されました。 製作したのは伊那弥生ヶ丘高校美術部の1・2年生8人です。 看板は縦1.8メートル、横は2.7メートルで7月から制作に取り組んできました。 看板には虎と龍のにらみ合っている姿が描かれています。 虎を危険な炎に見立てています。 龍は危険な炎に立ち向かう消防士を表しています。 制作に携わった生徒の一人は「少しでも消防士の皆さんが出動する機会が減ってくれれば嬉しい」と話していました。 伊那弥生ヶ丘高校の製作した看板は2年間設置されることになっています。
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伊那市日影区の通りの愛称決定
伊那市の「日影の道に愛称を付けよう会」は伊那市地域づくり活動支援事業の一環で、地区内を南北に走る7つの通りに名前を付けました。 12日、日影区公民館で日影の道に愛称を付けよう会の田中利幸代表が名前を発表しました。 8月から1ヶ月間地域住民に愛称を募集したところ、30程の候補が上がりました。 そのうち会で21の候補に絞込み、日影区文化祭で来場者に投票してもらいました。 国道361号から南へ伸びる6つの通りと東部中学校へ登る坂道のあわせて7つに名前が付けられました。 投票の結果、木曽権兵衛前の通りが、新子西通り。 広瀬建設横の通りが法華堂通り。 日影公民館から南への通りが公民館通り。 都築木材横からの通りをひだまり通り。 清野建設横からの通りを日影東通り。 大宮口バス停からの通りを二番井通り。 東部中への坂道をすず竹坂と名付けました。 会では、来年2月頃にはそれぞれの通りに看板を設置したいとしています。 日影の道に愛称を付けよう会の中村健一事務局は「決定した名前を広め、区民に地域への愛着心を深めてもらいたい」と話していました。 来年は東西に走る通りや、古道にも名前をつけるということです。
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古布を使ったパッチワークキルト展
南箕輪村の伊東栄子さんのパッチワークキルト展が13日から伊那市西町の旧井澤家住宅で始まりました。 会場にはタペストリーや小物などおよそ20点が展示されていて、半分ほどは古い着物などの布を使った作品です。 この作品は、夜空の星をイメージして作られたもので、4センチ角の絣の古布がおよそ1,700枚使われています。 伊東さんは40年ほど前から趣味でパッチワークの作品を制作しています。 伊東さんは、「古布の藍染めの色合いを楽しんでほしい」と話していました。 パッチワークキルト展は18日月曜日まで旧井澤家住宅で開かれています。
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公衆衛生専門学校の学生が歯磨き指導実習
歯科衛生士を目指している公衆衛生専門学校の学生が13日、伊那市の竜西保育園を訪れ園児に歯の磨き方を教えました。 13日は、公衆衛生専門学校の学生12人が、年少から年長までの園児およそ100人に歯の磨き方を教えました。 公衆衛生専門学校では子供への歯科指導を学んでもらおうと、毎年保育園で実習を行っています。 園児は自分で歯を磨いたあと、仕上げ磨きをしてもらっていました。 このほかに学生が手作りした人形劇も行われました。 好き嫌いせず食べること、食事の後は必ず歯を磨くこと、全ての歯を綺麗に磨くことが大切と園児に呼びかけました。 公衆衛生専門学校では、「子供だけでは上手にみがけていないことがあるので、親が仕上げ磨きをしてあげることが大切」と話していました。
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土地家屋調査士協会が伊那市内の小学校に図書を寄贈
公益社団法人長野県公共嘱託登記土地家屋調査士協会伊那事業所は1日、伊那市内の小学校に図書を寄贈しました。 この日は、役員3人が伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に「じめんのボタンのナゾ、いちばんえらいボタンをさがせ」14冊を届けました。 この本は、富山県の児童が道路にある金属鋲に疑問を持ち、自由研究でまとめた内容を描いたものです。 土地家屋調査士の中坪秀次さんは「この本のように、小さなものも社会にとって大事な意味を持つということを知ってもらいたい」と話していました。 図書は市内の全小学校に1冊ずつ寄贈されます。
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松島王墓に関する講演会
箕輪町松島にある前方後円墳「松島王墓」に関する講演会が10日、地域交流センターで開かれました。 講演会は、町郷土博物館の開館40周年を記念して開かれたものです。 地元松島出身で東海大学の主任教授北條芳隆さんが講師を務め、「松島王墓古墳と原東山道」をテーマに話をしました。 北條さんは、日本各地の前方後円墳について「交通の要所に築かれていることが多いことから、航路や交通路を守るような形で作られた可能性が高い」と話しました。 その上で、5世紀頃に整備され伊那谷を南北に通り現在の滋賀県と宮城県を結んだ原東山道について「松島王墓古墳のあたりが各ルートの分岐点だったため、交易が盛んに行われていたと考えられる。交易拠点として市が立つ場所は、非日常的な空間とされその中でなら商取引が許されるという特別な空間でもあった。その様な場所だからこそ松島王墓古墳が築かれ、特別な空間を象徴する宗教的施設として機能していたのかもしれない」と話していました。
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富県南福地でふれあいの集い
ふるさとの味を忘れないよう子どもたちに受け継いでいこうと、10日伊那市富県の南福地公民館でふれあいの集いが開かれました。 地域の子どもたち30人ほどが五平餅づくりやそば打ちを体験しました。 ふれあいの集いは、南福地地域社協が毎年開いているもので10年ほどになります。 地域の味を子どもたちに伝えていこうと使う米やそばは、全て地元産です。 五平餅は、子どもたちが丸め、大人が味をつけ焼きました。 南福地は、135戸あり、まとまりが良いということです。 この日も大人たちが連携して次々に五平餅が出来上がっていました。 そば打ちは、地域のそば打ち名人から教わりました。 子どもたちも水回しを体験させてもらっていました。 出来上がると、大人も子どももできたての五平餅とそばを味わっていました。
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雨の休日 各地で七五三
10日は、日中風雨が強くあいにくの休日となりました。 そんな中、各地の神社では、七五三の行事が行われました。 伊那市西町の春日神社では、7歳、5歳、3歳の地域の子どもたち20人が参加しました。 神社関係者によりますと、七五三は本来11月15日に行われますが、近年では、それに近い祝日にお祭が行われているということです。
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Bー1グランプリ始まる 伊那中生徒が応援に
ご当地グルメによる、まちおこしの祭典B-1グランプリin豊川が9日から愛知県豊川市で始まり、伊那市からはローメンがエントリーしました。 B1グランプリにはローメンでギネス記録を達成した伊那中学校の生徒たちが応援に駆けつけました。 伊那中学校は、9月に行われた文化祭でローメンを2311皿並べギネス記録に認定されました。 9日はギネス挑戦で協力してもらった伊那ローメンズクラブを応援しようと生徒会役員12人が会場を訪れました。 B-1グランプリは、地域の食でまちおこしをしようと行われていて、今年で8回目です。 全国各地から、64団体が豊川市に集結し、自慢のご当地グルメをPRします。 伊那市からはローメンズクラブが出展しブースの前には、長蛇の列ができ、クラブのメンバーたちは大忙しでした。 本大会出展は今回が3回目で、スープ風のローメンを提供し買い求めた人たちは、早速味わっていました。 伊那中学校の生徒たちは、ローメンの列に並んでいる人たちを前に伊那市にちなんだクイズを出したり音楽に合わせて踊りを披露していました。 B-1グランプリは、10日も行われ、来場者が投票した割り箸の重量で入賞団体が決まります。
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箕輪進修高校創立90周年記念式典
箕輪町の箕輪進修高校が今年で創立90周年を迎え、9日、記念式典を開きました。 箕輪進修高校は1924年(大正13年)に中箕輪実業補習学校として創立しました。 昭和39年には箕輪工業高校となり、平成20年の高校再編で、南信地域では初となる多部制単位制の箕輪進修高校として生まれ変わりました。 90年間で、およそ1万2千人が卒業しています。 卒業生で作る記念事業実行委員会では、今後、沿革史の発行を計画しています。
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特別支援学級と伊那養護学校作品展
上伊那の小中学校の特別支援学級と伊那養護学校の児童や生徒のなかよし作品展が8日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 会場には、段ボールで作った作品や水彩画など児童と生徒の作品およそ560点が展示されています。 作品展は、子ども達の表現活動の発表の場と、地域の人に障害者に対する理解を深めてもらう目的で毎年開かれていて、今年で40回目です。 作品の中には紙粘土とダンボールを使って、運動会の組体操を表現したものも並べられています。 ある関係者は「作品を通して子どもたちの普段の生活を感じとってほしい」と話していました。 作品展は、12日火曜日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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郷土の絵本シリーズ第3弾発刊
伊那市の漫画家橋爪まんぷさんと箕輪町の作家小沢さとしさんの絵本「娘を恋した黒牛」が発刊されました。 10月25日は、絵本を販売する伊那市のブックス&カフェニシザワいなっせ店で2人のサイン会が開かれました。 絵本は、郷土の伝説や民話をもとに描かれた創作絵本シリーズ第3弾です。 伊那谷と木曽谷を結ぶ辰野町小野の牛首峠の名前の由来を悲恋物語として絵本にしました。 シリーズは、橋爪さんが絵を小沢さんが文を担当しています。 絵本を出版している箕輪町の白鳥舎によりますと、シリーズは全10巻を目指していて、第4弾は中川村に伝わる伝説を取り上げるということです。 絵本は、1冊1,050円で、ブックス&カフェニシザワいなっせ店などで購入することができます。
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手良小児童が馬耕に挑戦
伊那市の手良小学校5年生が6日馬を使った田おこし「馬耕(ばこう)」を学校近くの畑で行いました。 6日は5歳の木曽馬一頭と、飼育をしている横山晴樹さんらが学校近くの畑を訪れ、5年生20人と馬耕を体験しました。 馬耕は、馬に「犂」を引かせて田んぼを耕す方法で、上伊那でも昭和30年頃まで行われていたということです。 今年度、手良小5年生は総合学習の一環で米作りに取り組んでいて、10月に収穫を行いました。 児童は機械を使わず昔ながらの方法を体験したいと、馬で田おこしをすることにしました。 木曽馬は、伊那市高遠町で不登校の子どもなどが共同生活をしているフリーキッズヴィレッジで3年前から農耕馬として飼育されています。 横山さんは馬に親しんでもらおうと去年から上伊那の小学校で農耕体験に出張しています。 児童は人力でも犂を引き、その重さを体感していました。 手良小の5年生は今年この田んぼで120キロの米を収穫していて、今週末の収穫祭でおにぎりや餅にして食べるほか、残った稲わらでしめ縄も作ることにしています。
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新山保育園入園希望者 再開条件の20人に達する
園児数の減少により休園となっている伊那市富県の新山保育園の来年度の入園希望者数が、再開に必要な20人ちょうどに達したことが5日、分かりました。 伊那市では、再開決定の時期について今後検討していくということです。 5日は、有志でつくる新山の保育園・小学校を考える会のメンバー3人が伊那市役所を訪れ、子育て支援課の担当者から説明を受けました。 新山保育園は、平成21年度から休園となっていて、平成27年度までに再開しなければ、平成28年度に廃園となります。 再開には、定員の半分の20人の園児が必要です。 伊那市が1日までに行った来年度の入園希望調査と転園希望調査によりますと、新山保育園を希望した人は20人ちょうどだったということです。 伊那市では、書類審査の結果や転勤などによる引っ越しにより、20人を切ることも考えられるとして、再開決定の時期については今後検討していくということです。 会では、引き続き他地区からの転園を呼び掛けていく考えです。 また、4月再開を見据えて「花いっぱいプロジェクト」を立ち上げていて、保育園のまわりに花壇を設置するなどし、花いっぱいの園舎で子ども達を迎えたいとしています。
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山寺義士踊りが100周年を迎え記念碑建立
江戸時代の赤穂浪士討ち入りにちなんだ踊りを継承する、伊那市山寺の「山寺義士踊り保存会」は100周年を記念して今日、地元きたっせに記念碑を建立しました。 建立された記念碑は、高さ150センチで「伝承百年山寺義士踊り」と書かれています。 現在、保存会の会員は山寺区の男性およそ110人です。 3日は、そのうち7人が義士踊りを披露しました。 山寺の義士踊りは1915年(大正4年)に、大正天皇の即位で奉納されてから、今年で100年を迎えました。 約8分ほどの踊りとせりふで構成されています。 中でも寺坂吉右衛門が「待った」と言って場外から威勢良く現われ、大石内蔵助の前にひざまずく場面が見せ場になっています。
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伊那部文化祭
伊那市西町の伊那部文化祭が3日に行われました。 伊那部集会所では、物品販売や地域住民の作品展示が行われました。 井澤家住宅から見つかったという古い写真も展示され、訪れた人の関心を集めていました。 明治36年に撮影された上伊那教育会の写真や大正13年に撮影された当時の伊那中の野球部の選手の写真、春日神社の建築中の写真などです。 伊那部宿を考える会が協賛事業として展示したもので、初公開のものもありました。
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火ぶせの神 箕輪町松島で例大祭
火ぶせの神秋葉三尺坊と深沢鎮火大神の例大祭が3日箕輪町松島の深沢公園で行われました。 箕輪町松島の松島王墓がある深沢公園内には、火ぶせの神が、神仏それぞれまつられています。 3日は、例大祭で、神式と仏式それぞれでお祭りをしました。 まずは、深沢鎮火社です。 消防団や団体の代表者らが石碑の前に集まり、神事で防火を祈願しました。 神事が終わると、今度は、秋葉三尺坊のお堂に移動します。 ここでは、仏式でお経の転読祈祷が行われました。 その昔、一緒に奉られていた火ぶせの神は、明治の神仏分離令により、2か所に別れました。 大正5年、村の商工会の祭りに若者たちが三尺坊の像を神輿に乗せ松島の商店街を曳き回したところ、500件が焼ける松島の大火が起きたということです。 村人は、火ぶせの神、秋葉様のたたりだとおそれ、このお堂が建立されました。 祈祷の最後には、「オン ヒラヒラ ケンヒラケンノウ ソワカ」と火事を防ぐと言い伝えられている秋葉真言を21回となえました。 この例大祭は、松島区内の防火を祈るお祭りで、300年続いているということです。
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西駒山荘回顧展
建て替えが進められている中央アルプス西駒山荘の歴史を振り返る「回顧展」が、2日から、伊那市の創造館で始まりました。 回顧展は、大正4年に建てられた西駒山荘の歴史を振り返えろうと、登山愛好者などでつくる西駒こまくさ会が開いたものです。 西駒山荘は、大正2年に中箕輪尋常高等小学校の生徒ら11人が死亡した駒ヶ岳遭難を機に、山小屋の必要性を感じた地元有志によって建設されました。 会場には、山荘が完成した頃や戦時中、昭和24年の大改修の頃の写真などが、年代ごとに展示されています。 これらは、一般の人から提供を呼び掛けたもので、およそ20人から90点ほどが集まりました。 この写真は、山荘建設から3年後に撮影されたもので、石室の内部でとられた数少ない写真だということです。 この写真は戦時中のもので、武運長久とかかれた旗が写っていて、戦時色が色濃くにじみでています。 西駒山荘回顧展は、12月1日まで伊那市創造館で開かれています。 9日午後1時半からは、関係者による講演会が開かれることになっています。
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南中 ボランティア活動報告会
南箕輪村で2日から村民文化祭が始まりました。 初日の2日は、今年の8月に東日本大震災の被災地でボランティアを行った南箕輪中学校の生徒が、その活動を報告しました。 南箕輪中学校では、被災地の状況を見たり聞いたりすることで今後の支援や防災の在り方につい考えるきっかけにしていこうと、抽選で選ばれた生徒41人が今年の8月に2泊3日の日程で宮城県の南三陸町を訪れました。 現地では、草取りなどのボランティアの他、仮設住宅に住む被災者から震災当時の話を聞きました。 生徒らは「辛い体験をしたにも関わらず、笑顔で迎えてくれた」「現地ではいまでも瓦礫の撤去作業が行われていて、復興にはまだ時間がかかると感じた」などと感想を発表していました。 文化祭では他に、盆栽や絵画など村内の60団体がおよそ960点の作品を展示しています。 文化祭は3日までで、あすは午前9時から午後4時半までステージ発表が行われます。
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みのわ太鼓発足35周年記念公演
箕輪町の太鼓チーム、みのわ太鼓の発足35周年、ジュニアチームの発足10周年記念公演が町文化センターで2日行われました。 2日はみのわ太鼓やみのわ太鼓ジュニアチームのほか、県内の太鼓チームが演奏を披露しました。 記念公演は2日から始まったみのわ町民文化祭の一環で行われました。 みのわ太鼓は昭和53年、ジュニアチームは平成15年に発足しました。 現在は月に4回練習を行っていて、町内外のイベントで演奏を披露しています。 ジュニアチームのメンバーは発足当時15人でしたが、現在は29人と年々増えているということです。 みのわ太鼓保存会の三澤興宣(おきのり)代表は、「太鼓に興味がある人が増えているのを感じ、継続は力だと感じている」と話していました。 みのわ町民文化祭は、箕輪町公民館などでつくる実行委員会が行っているもので、会場内には写真や工芸品などが展示されています。 文化祭は4日までで、3すはダンスや吟詠の発表、4日は合唱や楽器の演奏などが披露されます。
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伊那小学校5年謹組が手作り舟で川下り
伊那市の伊那小学校5年謹組の児童は、西春近の天竜川で自分たちが作った舟で川下りをしました。 2日は5年謹組の児童24人がベニヤ板で作った舟に試乗しました。 総合学習の一環で、自作の舟で天竜川を下ることを目標に活動しています。 これまで学校のプールで試乗し改良を重ねてきたということで、2日は初めて天竜川で舟に乗りました。 児童は50メートルほどの距離を下り、舟の乗り心地や川の流れを体感していました。 謹組では、2日の体験をもとに改良を重ね、さらに長い距離を下ることができる舟を作っていくということです。
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原口製パン所に市教委から感謝状
伊那市内の小中学校の給食からパンが消えて1か月がたちました。 今年9月まで、50年以上にわたりパンを供給してきた原口製パン所には、1日感謝状が贈られました。 伊那小学校、4年秋組の教室です。 主食は、お米。 献立からは、パンがなくなりました。 児童たちは、おいしそうにご飯をほおばっていました。 原口実さん。 伊那市上の原で有限会社原口製パン所を経営しています。 原口製パン所は、先代の原口実蔵さんが終戦直後に伊那市坂下で創業しました。 伊那市の学校給食には、昭和35年から供給をはじめ、平成3年からは1社のみで市内の小中学校にパンを納品し続けてきました。 パンを切って丸める分割器と呼ばれる機械。 学校給食を供給するにはなくてはならないものですが、老朽化が進み買い替え時期に来ています。 しかし、高価なこの機械を導入するコスト、後継者がいないことなどから、今年伊那市内の学校給食への供給を断念することにしました。 原口製パン所では、箕輪町の小学校など11の小中学校などにパンの供給を続けます。 伊那市教育委員会では、米を主食とする給食を進める国の方針にもそって、10月からパンをなくすことにしました。 1日は、市役所で感謝状を贈りました。 大きな責任から開放された原口さん。 安堵とともにさみしさもあります。
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平成26年度県立高校生徒募集定員発表
長野県教育委員会は、来年度の県立高校の生徒募集定員を、31日に発表しました。 上伊那の状況をお伝えします。 辰野高校は普通科120人、商業科40人の募集です。 上伊那農業高校は、生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造、それぞれ40人の募集です。 高遠高校は、普通科120人の募集。 伊那北高校は、普通科200人、理数科40人の募集です。 伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。 赤穂高校は、普通科160人、商業科80人の募集です。 駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術の3つの学科一括で、120人の募集となっています。 箕輪進修高校です。 普通科Ⅰ部・Ⅱ部合わせて80人、Ⅲ部は40人、工業Ⅰ部のクリエイト工学科は40人です。 なお、選抜試験は前期が来年2月6日に、後期が3月11日に行われる予定です。
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「K・絵画サークル」作品展
伊那市高遠町を拠点に活動している「K・絵画サークル」の作品展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 会場には、アクリル画や油彩画、日本画など、教室の生徒の作品43点が展示されています。 K・絵画サークルは、元高遠高校の美術教諭で国画会会員の北原勝史さんが講師を務めています。 伊那市を中心に30代から70代の11人が月2回の教室に通っています。 絵画のジャンルが違う人同士が一つの教室で学ぶことで、お互いに良い影響を与えあっているということです。 平成21年に発足したK・絵画サークルは、毎年作品展を開いて、代表の大脇弘造さんは、「県展にも入選するメンバーもいて、年々レベルが上がってきている」と話していました。 K・絵画サークルの作品展は11月5日(火)まで、伊那市のいなっせで開かれています。
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伊那市手良中坪の歴史を紙芝居で紹介
伊那市手良中坪の歴史を調査する活動を行っている中坪の歩み研究委員会が手良保育園で30日地域の歴史を紹介した紙芝居を披露しました。 30日は中坪の歩み研究委員会の会員2人が保育園を訪れ、手作りの紙芝居2作品を園児に披露しました。 30日上演した「清水庵物語 観音夢語り」という作品は、中坪にある清水庵の由来について描かれたものです。 清水庵には60年に一度御開帳される観音様が祀られています。 観音様は、戦国時代に織田軍によって寺が焼かれたときに空を飛んで逃げ出したと言い伝えられています。 この観音様が村人にお告げをしたことで現在の清水庵が建てられたということです。 住民有志9人で平成8年に発足した中坪の歩み研究委員会は、地域の歴史を調べ、毎月冊子を発行しているほか、紙芝居の制作も行っています。 高橋忠会長は、「紙芝居をきっかけに、地域の歴史について関心をもってほしい」と話していました。
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伊那・高遠町図書館 ライブラリー・オブ・ザ・イヤー大賞に
これからの公共図書館のあり方を示し、先進的な活動をしている機関に贈られる、「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」の大賞に、伊那市立伊那図書館と高遠町図書館が選ばれました。 これは、東京に本部を置くNPO法人知的資源イニシアティブが2006年から表彰しているもので、これからの公共図書館のあり方を示し、先進的な活動をしている機関に贈られています。 きのう、横浜市で最終選考会が開かれ、審査員による投票の結果、今年推薦された24の機関のうち、伊那市立図書館が大賞に選ばれました。 伊那図書館と高遠町図書館では、2011年から、デジタル化した古地図を使い、街を歩くイベントの開催や独自の地域通貨を用いて除籍本の引換えなどを行っています。 図書館から出て地域で活動している点や知るという新たなスタイルを築いた点が評価されたという事です。 伊那図書館の平賀研也館長は「今後も、図書館が地域の情報の基盤となる活動をしてきたい」と話、高遠町図書館の北山ひろみ館長は「高遠町にねむっている歴史史料を新たに発掘し、多くの人たちに見てもらえるよう活動していきたい」と話していました。 今後、伊那図書館、高遠町図書館では、地域資料のデジタル化などを通して、新たな魅力を発信していきたいとしています。
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箕輪西小学校4年生が里山整備
箕輪町の箕輪西小学校4年生が地域住民らと一緒に29日、上古田の区有林の間伐と、春先に植樹したヒノキを鹿の食害から守る為の薬剤を塗る作業を行いました。 作業は、子ども達が森に親しみ環境への理解を深める、みどりの少年団の活動として毎年行われています。 この日は、4年生11人と地元住民などあわせて20人が参加し、上古田の区有林のヒノキ5本を間伐しました。 間伐は木の成長に必要な太陽の光が当たるようにする為に行います。 木は直径15センチほどに成長した樹齢およそ20年のもので、子ども達は大人の手を借りながら切っていました。 春先に植樹し高さ50センチほどに成長したヒノキなどを鹿の食害から守るために薬剤を塗る作業も行いました。 これは、雪が積もると鹿の食料がなくなり、雪から少し顔を出したヒノキの新芽が食べられ成長が止まるのを防ぐものです。 薬剤の効果は出ていて、去年50本塗ったうち被害が出たのは3本だったということです。 この日間伐した木は、箕輪西小学校で行われる木工教室で使うということです。
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伊那東小学校 3Rの取り組み評価
伊那市の伊那東小学校は財団法人リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催する平成25年度推進功労者表彰で、文部科学大臣賞を受賞しました。 この賞はリサイクルなど循環型社会の形成に取り組んでいる団体に贈られるものです。 伊那東小学校はゴミの減量化、資源化のほか途上国支援など取り組みを海外に広げた点が評価されました。 伊那東小では20年前からPTAによるアルミ缶回収を行っていて、学校東側プールの隣に回収ボックスを設置しています。 平成23年度には児童会に「環境エコ委員会」を設置しました。 学校内の省エネの呼びかけやポスター制作などの活動をしています。 紙のリサイクルでは給食で出る牛乳のフタを集めてネパールに植樹する活動もしていて、これまでに403本の苗木を植林したということです。 伊那東小の校内には省エネに関するモニターが設置され、学校の電気使用量、太陽光発電の仕組みなどがわかるようになっています。 表彰式はあす東京で開かれることになっています。