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伊那養護学校 どんぐりまつり
伊那市の伊那養護学校の文化祭「どんぐりまつり」が18日と19日に開かれました。 19日には一般公開が行われました。 どんぐりまつりは、地域の人たちと交流し、学習の成果を見てもらおうと開かれています。 ホールでは高等部の生徒が作業学習で製作した手芸品や陶芸作品を販売していました。 体育館では市内の飲食店300店舗で作る伊那飲食店組合が輪投げブースを出店しました。 伊那飲食店組合では毎年来場者に楽しんでもらおうとどんぐりまつりに出店しています。 中庭では高等部アウトドア班による豚汁販売などもあり、訪れた人でにぎわっていました。
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イルミフェスで雅楽演奏
イルミネーションフェスティバルが行われている南箕輪村大芝高原で20日、伊那雅楽会による演奏会が開かれました。 雅楽の演奏はイルミネーションの幻想的な雰囲気の中で雅楽を演奏したいとの思いから上伊那の神職らでつくる伊那雅楽会が行っているもので今年で4年目です。 雅楽は主に宮中や社寺で奏でられていたもので中国から伝わり日本古来の音楽と融合してできた音楽とされています。 10世紀頃には雅楽の形態が成立したということで世界最古のオーケストラといわれています。 伊那雅楽会は結成33年目で神社の祭礼のほか介護施設への慰問など様々な場所で演奏活動を行っています。 伊那雅楽会では「上伊那の風物詩として定着したイルミネーションフェスティバルを演奏で応援していきたい。」と話していました。 雨が降る中の演奏でしたが、大芝高原には平安の時代を思わせる伝統音楽の音色が響いていました。
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上農祭 クラス展や農作物販売
上伊那農業高校の文化祭、上農祭が20日、一般公開され地域住民など多くの人が訪れました。 94回目となる上農祭では模擬店やクラス展示のほか、実習で育てた農作物などの販売が行われました。 このうち生産環境科作物班は雑穀アマランサスやモチキビが入った伊那雑穀カレーを販売し人気を呼んでいました。 伊那雑穀カレーは栄養価が高いとされる雑穀を普及させる活動を行っている生徒らが開発に携わりました。 他に生徒が作った自動雑穀選別機もお披露目されました。 この機械はアマランサス収穫の際に混ざってしまう殻やごみを取り除き実だけを残すものです。 ふるいはアマランサスの実よりやや小さい1ミリほどの穴があいていてそこに実だけが残る仕組みになっています。 上農祭ではほかに生徒が作った農産物の販売も行われ訪れた人たちが買い求めていました。 一般公開には保護者や地域住民が足を運び学習の成果や学校での生活の一端に触れていました。
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地蜂の巣コンテスト 優勝 5.8㎏
地蜂の巣の重さを競うコンテストが20日、伊那市で開かれました。 4月の霜や夏の猛暑などの影響が心配されましたが、今年優勝は、5.8㎏と例年並みの大きさとなっています。 午前8時半、会場のみはらしファームには次々と巣が持ち込まれ煙幕を使って気絶させた蜂を取り除く作業が行われていまいた。 コンテストは、伊那市地蜂愛好会が毎年開いているもので、上伊那を中心に県内各地の29人が自慢の巣37個を出品しました。 愛好家らは、初夏に山で蜂追いをして巣を採取します。しかし、今年は、4月の霜の影響や夏の猛暑もあり、上伊那で地蜂を見つける事ができず、多くの愛好家が愛知や岐阜などに行き、巣を採ってきたという事です。 審査の結果、下諏訪町の藤森政美さんの出品した巣が5.8㎏で優勝しました。去年の優勝は3.5㎏でしたが今年は例年並みの5キロ台の大きさとなっています。 コンテストに出品された巣の一部は、1㎏あたり約8千円で売りに出され訪れた人は、お目当ての物を見つけ買い求めていました。 地蜂愛好会の田中耕一会長は、「上伊那の自然を守りながら、蜂文化を後世に伝えていきたい」と話していました。
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箕輪中吹奏楽部 ファイナルコンサート
箕輪中学校吹奏楽部の3年生の最後の舞台となるファイナルコンサートが20日、箕輪町文化センターで開かれました。 このコンサートは3年生の引退に合わせ、最後にもう一度全員で演奏しようと企画され、今年で3回目です。 この日は、コンクールでの課題局など16曲が披露されました。 顧問の金子正洋教諭は「3年生は部活での経験を活かし、人との繋がりを大切にしてほしい」と話していました。
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特別展 松島王墓を考える
箕輪町にある上伊那唯一の前方後円墳「松島王墓古墳」に関する特別展が19日から、箕輪町郷土博物館で始まりました。 特別展は、町郷土博物館の開館40周年を記念して開かれました。 松島王墓古墳は、箕輪町松島にある前方後円墳です。 県の史跡となっていることから手がつけられないため、これまで本格的な調査が行われておらず詳しいことが分かっていません。 今回は、古墳の形状、地域の伝承、出土した埴輪、周辺地域にある遺跡との関連の4つの視点から松島王墓古墳の謎に迫ります。 開館40周年記念特別展は、来月17日日曜日まで、町郷土博物館で開かれていて、入場は無料です。 期間中は、記念講演会や町内の古墳を見て歩くイベントなどが計画されています。
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第4回日本画院高遠展-今に生きる日本画の心-
関東を中心とした日本画の作家でつくる日本画院の作品展「今に生きる日本画の心」が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 日本画院は、関東のほか長野県、山梨県などを中心に全国の日本画の作家、約200人が所属しています。 信州高遠美術館で作品展を開くのは今回が4回目で、身近な風景や植物などを題材にした68点が展示されています。 日本画院では、伝統的な日本画の画材、岩絵の具を使いながら、西洋の技術を取り入れているということで、洋画のようなタッチの作品も数多く展示されています。 日本画院では、「伝統的な日本画に西洋の新しい技術をとりいれたモダンな作品を楽しんでもらいたい」と話しています。 第4回日本画院高遠展-今に生きる日本画の心-は11月24日まで信州高遠美術館で開かれています。
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箕輪町学校給食アイディア料理コンテストの審査会
箕輪町が小中学生を対象に応募している学校給食アイディア料理コンテストの審査が、9日に行われました。 コンテストには、小学6年生と中学生から272点の応募があり、各学校の代表者、6人のレシピが選ばれました。 9日夜は、入賞者が、自分の料理をPRし、審査が行われました。 箕輪中部小学校の上條雪奈さんは、「栄養たっぷりの学校給食」 箕輪北小の今井 歌乃さんは、「秋の野菜でお腹は満腹献立」 箕輪東小の漆戸 愛理さんは、「秋野菜たっぷり献立」 箕輪西小の柴 尚玖くんは、「野菜いっぱい赤そば風給食」 箕輪南小学校の神戸 優月さんは「私のおすすめメニュー献立」 箕輪中学校2年の尾坂 樺月さんは「秋野菜のおいしい給食」です。 それぞれの給食を審査員が試食し、季節感・味・彩りなどを採点していました。 審査の結果、箕輪西小の柴 尚玖君のレシピが最優秀賞に選ばれました。 最終審査まで残った優秀献立は、それぞれの学校で給食のメニューにされる予定です。
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JAXA黒川怜樹さん夢についての講演会
独立行政法人宇宙航空研究開発機構JAXA広報部、黒川怜樹さんの講演会が11日、伊那市の西春近北小学校で開かれました。 記念講演は、今年度、西春近北小学校の創立140周年を記念して、同窓会やPTAなどにより開かれたものです。 黒川さんは、宇宙飛行士の毛利衛さんが宇宙で相撲をとっている実験映像を使って、無重力だと力が逃げてしまうことを説明していました。 また、宇宙服の値段が一着10億円で、重さが120キロと説明すると、児童たちは驚いていました。 黒川さんは、「夢をあきらめないで欲しい、周りの人たちも安易に無理だなどと言わず、応援してあげてください」と話していました。 西春近北小学校の140周年記念式典は11月2日(土)に開かれることになっています。
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園児と祖父母がコロッケ作り
伊那市東春近にあるNPO法人山の遊び舎はらぺこで8日、園児が祖父母と一緒にコロッケ作りをしました。 8日は園児と祖父母あわせておよそ50人が参加しコロッケ定食を作りました。 コロッケは園児が畑で収穫したジャガイモとゴボウなどが入ったジャガイモコロッケ。 祖父母の手を借りながら、包丁でゴボウと玉ねぎ、人参をみじん切りにしていました。 ジャガイモが茹で上がると、熱そうに皮を剥いていました。 できたコロッケは園児が収穫した新米と一緒にテーブルに並び、祖父母と味わいました。 保育士の小林成親さんは「園児が作った物を祖父母と一緒に味わうことができて良かった」と話していました。
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いなっせ10周年 いな少年少女合唱団フレンドコンサート
いなっせ開館10周年記念企画として、いな少年少女合唱団と横浜の赤い靴ジュニアコーラスのフレンドコンサートが13日、伊那市のいなっせで開かれました。 いな少年少女合唱団は今年8月、地方都市では初めてとなる、第18回「花とライオン児童合唱音楽賞」を受賞しました。 この賞は全国の児童合唱団を支援している団体が毎年選考していて、優秀な歌唱力と長年に渡る音楽活動を行った団体に贈られているものです。 この日は両団体あわせて30曲を歌いました。 いな少年少女合唱団は受賞後初のコンサートという事で、ロビーには受賞の盾と賞状が飾られ、訪れた人達にお披露目していました。 両団体は、伊那市の名誉市民でもあり、赤い靴ジュニアコーラスの指導者でもある故髙木東六さんが縁で3年前からコンサートなどで交流を行ってきました。 赤い靴ジュニアコーラスは1997年に第2回「花とライオン児童合唱音楽賞」を受賞しています。 会長の北沢理光さんは、「お互いに良き友として、良きライバルとして長い付き合いを続けたい」と話していました。
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由紀さおりさん招き童謡で伝える会
歌手の由紀さおりさんを招いた童謡で伝える会が、13日と14日に伊那市内の保育園で開かれました。 13日には、伊那市の富県保育園で、富県や東春近、高遠地区の保育園の保護者や園児を対象に開かれました。 古くから歌い継がれてきた童謡を通して、親子のふれあいやふるさとを思うきっかけにしてもらおうと、童謡のよさを伝える活動をしている由紀さんを招きました。 由紀さんは、めだかの学校や大きな古時計などの童謡を園児や保護者と一緒にうたいながら、歌詞の意味を問いかけていました。 由紀さんは、「ゆたかでたおやかでやさしい響きを持つ日本語を小さなこどもに伝えるには、保護者に歌っていただく以外にてだてがない。童謡を聞いて想像してイメージを広げることは、感性、感受性、情緒感を育てることにつながる。」と来場者に訴えていました。 13日は、保護者・園児合わせて200人ほどが、由紀さんと童謡を歌いながら子育てや言葉の大切さについて思いをあらたにしている様子でした。
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南アふるさと祭り 賑わう
伊那市長谷の恒例のイベント南アルプスふるさと祭りが13日、伊那市長谷の美和湖公園で行われました。 祭りは、中山晶計ふるさと祭り実行委員長の開会宣言でスタートしました。 旧長谷村時代から行われていて、今年で30回目です。 オープニングでは消防団による、「あまちゃんのテーマ」曲などが演奏され、訪れた人は手拍子をして聞いていました。 祭りでは、長谷の7地区による子どもみこしがお囃子の音色に合わせて会場内を練り歩きました。 他に、地元の野菜を使った豚汁や五平餅が販売され家族連れなどが味わっていました。 この売り上げの一部を使い、去年から交流している、東日本大震災の被災地、岩手県宮古市の田老第一小学校の子どもたちに伊那のお土産、「サクラコマ」を送るということです。 中山実行委員長は「祭りを通して地域の絆が深まればうれしい」と話していました。
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池坊伊那支部青年部20周年
いけばなの池坊伊那支部青年部の創立20周年を記念した花展が13日と14の2日間、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、12人の役員による合作をふくめ40点のいけばな作品が並んでいます。 20周年記念花展は、14日まで、伊那市のヘルシャイン伊那店2階文化ホールで開かれています。
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荒井神社で奉納こども相撲大会
伊那市荒井神社で13日奉納こども相撲大会が開かれました。 荒井区の小学1年から6年までの児童88人が、神社境内にある土俵で力の入った取り組みを繰り広げました。 この相撲大会は、荒井神社の例大祭にあわせ毎年開かれているもので、今年で32回目になります。 男子は47人、女子は41人が参加しました。 各学年、男女別にトーナメントを行い優勝者を決めました。 土俵のまわりには、保護者も大勢つめかけ、境内には、声援が響いていました。
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中学生ロボットコンテスト南信大会
中学生ロボットの南信1位を決める中学生ロボットコンテスト南信大会が13日伊那市で行われました。 決勝戦は、伊那市の東部中学校と辰野中学校の対戦です。 東部中は、チーム名「機動要塞グングニル」辰野中は、「Kmijima1号」です。 ルールは、直径7センチ、幅4.5センチのリングを指定された場所に水平に置き、高く積み上げるほど高得点となります。 東部中は、ロボットもさることながら操作のコンビネーションもよく、順調に得点をかさね、12対6のダブルスコアで辰野中を下し優勝しました。 大会には、南信地区を中心に北は飯山、南は飯田からも参加があり合わせて6校から21チームが参加し予選リーグと決勝トーナメントが行われました。 中には女子チームもあって、競技の途中にハンダゴテを手に種理する姿もありました。 大会は、中学生の創造力を高めようと開かれていて今年で10回目になります。 11月には、更埴市で県大会が開催されることになっています。
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熱田神社で9年ぶり 中尾歌舞伎公演
江戸時代から伝わる伊那市の無形文化財中尾歌舞伎の秋季定期公演が、12日、伊那市長谷の熱田神社と東春近の白山神社で行われました。 このうち、熱田神社での公演は平成16年以来9年ぶりで、屋外での1日2公演は初めてです。 演目は、江戸時代の下町を舞台にした「人情噺文七元結」です。 主人公は、博打と酒が好きな長兵衛。その娘のお久は、長兵衛の借金を返すために自ら吉原に行き身売りします。 長兵衛は「期限までに返さなければ娘を女郎(じょろう)として店に出す」という条件で50両を借ります。 しかしその帰り道、売り上げをすられ川に身投げしようとする見ず知らずの文七という男に、長兵衛は50両全てを渡してしまいます。 中尾歌舞伎は江戸時代の1770年頃、中尾地区に来た旅芸人が神社で演じたのが起源とされています。 太平洋戦争を機に自然消滅していましたが、地域の若者が中心となって昭和61年に復活させ、今年で26年目を迎えます。 物語の最後では、命を救われた文七と奉公先の主人が長兵衛の家を訪れ、文七の嫁としてお久を貰いたいと切り出しました。 熱田神社での公演終了後、出演者達は急いでマイクロバスに乗り込み、次の公演場所へと向かっていました。
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上農文化祭で伊那雑穀カレー販売へ
南箕輪村の上伊那農業高校は、上伊那産の雑穀を使った伊那雑穀カレーを、去年に引き続き今年も20日の文化祭で販売します。 上農高校の生産環境科作物班では、「地産地消や地域振興に役立てようと」雑穀を普及させる活動を8年前からしています。 作物班では、伊那雑穀カレーを200食限定で販売し、去年に引き続き売上金のすべてを、東日本大震災の被災地、宮城県に義援金として送るということです。 伊那雑穀カレーは雑穀アマランサスやもちきびを使用し、小麦や乳製品は一切使われていないので、アレルギーの人でも食べられるということです。 尚、雑穀の選別に時間がかかることを農家の人から聞いた作物班は、自動雑穀選別機をつくり、20日にお披露目するということです。 今年はこのほか、雑穀の事を知ってもらおうと、子供向けに紙芝居の上演も計画しています。 上伊那農業高校の文化祭の一般公開は20日(日)で、農産物の販売もあります。
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ちずサミット
タブレット型端末器などのデジタル機器を使った地域情報の蓄積、編集、発信の可能性を探ろうと、11日伊那市創造館でちずサミット デジタルコモンズシンポジウムが開かれました。 全国各地で地域づくりをプロデュースしたり、デジタルアーカイブの研究・活用に取り組んでいる5人が講演しました。 会場には、各地の図書館職員や教育関係者が訪れ、講師の話に耳をかたむけました。 地図アプリを制作している京都の高橋徹さんは、これまで手がけたアプリを紹介しました。 古い地図の上にGPS機能で現在地を表示し、自然や歴史を体感できるしくみです。 東京で地域アーカイブの活用について研究している中村佳史さんは、タッチパネルを水平に置く工夫で、複数で情報を楽しむことができ、世代を超えた物語が生まれると話していました。 中村さんは、「デジタルアナログのそれぞれのよさをどういう形で発信するかがポイント。経済と文化の良い関係性を築いていくことが求められる。」と締めくくりました。 シンポジウムでは、ちずを切り口にデジタル機器やデータを使った地域の活動プログラムについてその可能性を探りました。
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南箕輪中が伝統の落ち穂拾い
南箕輪中学校で10日、伝統の落ち穂拾いが行われました。 10日は、全校生徒およそ450人が地区ごとに分かれ落ち穂を拾いました。 落ち穂拾いは、地区の農家にお願いし、稲刈りが終わった田んぼで毎年行っています。 1人1キロを目標としていて、生徒たちは稲刈りのときに落ちた穂を拾っていました。 落ち穂は自宅で干した後、学校に集めるということです。 去年は集めた米を精米して、南三陸町へ送りました。 南箕輪中学校では今年の8月に南三陸町へボランティアに行くなど震災後から交流を続けています。 今年は集めたお米を各地域に引き取ってもらい、それと引き換えに寄付をつのって、南三陸町に義援金として送るということです。
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まほらいな市民大学 入学式
人づくり地域づくりを目的とした伊那市の生涯学習講座「まほらいな市民大学」の入学式が10日に行われ、73人が2年間の学習をスタートさせました。 伊那市のいなっせで入学式が行われ、50代から80代まで73人の新入生が出席しました。 式辞で学長の白鳥孝市長は「学習意欲にもえて入学したみなさんに2年間を大切に過ごしてもらいたい」と式辞を述べました。 新入生を代表して西町の神山民江さんは「日々の暮らしに追われる中、再び学習できる事に感謝し、社会に貢献できるよう学んでいきたい」と挨拶しました。 まほらいな市民大学は平成10年から始まり、今年は16期生が入学しました。 学生は、月2回開かれる教室で健康、芸術文化、人権、奉仕活動など6つの分野の学習を行うことになっています。
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伊那図書館 ライブラリー大賞候補に
これからの日本の公共図書館のあり方を示唆する先進的な機関に対して贈られる「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」で伊那市の伊那図書館が大賞受賞候補となっています。 ライブラリー・オブ・ザ・イヤーは、東京に本部をおくNPO法人が、2006年から表彰しているもので今年は推薦された24機関の中から、伊那図書館を含む4機関が優秀賞に選ばれました。 伊那図書館は、タブレット端末を使ったアプリケーション「高遠ぶらり」を活用した街中探索や、地域通貨「りぶら」で本と地域商店をつなげる取り組みなどが評価されました。 今月29日に横浜市で開かれる図書館総合展で一般公開の審査が行われ、優秀賞4機関の中から大賞が決定する予定です。
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高遠石工に注目 特別展きょうから
江戸時代、高遠から全国各地に出向き、石仏や石塔などを作った石工の資料を集めた特別展が9日から伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています 特別展「高遠石工 鑿(のみ)に込めた想い」は、江戸時代ブランドとして認められていたとされる高遠石工の作品について広くしってもらおうと、企画されました。 会場には、高遠町歴史博物館や図書館、個人が所蔵する資料、89点が展示されています。 江戸時代に高遠藩内の農家では、農閑期の現金収入を得る為に、石仏や石塔作りなどをしていました。優れた腕を持つ人達は、全国各地に出向き、高遠石工と呼ばれました。高遠藩では、石工の活躍により、1856年には、税収のおよそ半分を石工が占めたという事です。 現在確認されているだけで、北は青森県から南は山口県まで19都県で高遠石工によってつくられた石仏があります。 このうち、江戸時代後期に336体の石像をつくった守屋貞治の資料では、伊勢の殿様から菩薩像を作った褒美で受け取った「数珠」が展示されています。 この数珠は、守屋家に代々伝えられ今回初めて、一般に公開されました。 博物館によると、お金の代わりに数珠を受け取った、貞治の無欲さや仕事に対する姿勢を表す品だという事です また、1839年に戦国武将武田信玄の墓の、石垣などを改修した時の仕様書や注文書などといった、石工の仕事について知る貴重な資料が展示されています。 この特別展「高遠石工 鑿(のみ)に込めた想い」は、12月15日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
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まほらいな市民大学 修了証書授与式
伊那市の生涯学習講座、まほらいな市民大学の第14期生の修了証書授与式が9月27日伊那市のいなっせで行われました。 2年間の講座を修了したのは、男性12人、女性47人の59人です。 最高齢者は80歳、最年少者は56歳です。 健康・体力づくり、芸術文化歴史などの6つの分野で各種講座を受講し、2年間で51単位の取得を目指しました。 皆勤者はいませんでしたが、欠席3回までの精勤者は4人、 平均取得単位数は、約34単位でした。 式では、学長の白鳥孝市長からひとりひとりに修了証書が手渡されました。 白鳥市長は、「生涯学習のいしずえ礎がしっかり出来たと思う。生涯現役としてますます活躍してください」と式辞を述べました。 修了生を代表し、伊藤正光さんは、「視野が大きく開けた思いがしている。学んだことを基に原発問題や憲法改正など真実は何かを自問していきたい」と答辞をのべました。
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高遠町出身の小説家、島村利正展
伊那市高遠町出身の小説家、故島村利正さんに関する展示会が、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 島村さんは戦後の日本で高く評価された作家で、数々の賞を受賞し、芥川賞候補にも選ばれたことがあります。 生涯で残した作品は長編が4作、短編が50編におよびます。 木曽川を舞台にした、短編作品、蘇水峡の原稿は鉛筆で書かれています。 会場には写真や机など、執筆活動に関するものが多数並べられています。 また島村さんは釣りが大好きで天竜川でもよく釣りをしたそうです。 島村利正さんの展示会は11月10日(日)まで高遠歴史博物館で開かれています。
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楠洲流聖楠会 第42回吟道大会
上伊那の5つの詩吟の教室でつくる楠洲流聖楠会は6日、伊那市のいなっせで吟道大会を開き、日ごろの練習の成果を発表しました。 楠洲流聖楠会は、上伊那に150の支部があり、約500人が月に2回から4回の練習を行っています。 吟道大会は、毎年この時期に開かれていて、今年で42回目となります。 この日は、奈良時代から現代までの日本の漢詩などを吟じました。 数人で吟じる合吟では、息のあった吟を披露していました。 楠洲流聖楠会の北原荘洲会長は、「腹の底から大きな声を出し、聞いている人に漢詩を作った詩人の心を伝えていきたい」と話していました。
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坂下神社例大祭で子ども神輿
伊那市の坂下神社で秋の例大祭が5日から始まり、子ども神輿が地区を練り歩きました。 子ども神輿は、地元の坂下神社の例大祭を盛り上げようと、坂下子供育成会が毎年宵祭りに行っています。 小学生やその保護者およそ70人が参加して、天狗に扮した子供を先頭に、太鼓と笛の音に合わせ、区内を回りました。 坂下神社例大祭は、5日の宵祭りと6日の本祭りの2日間で、6日は、女子児童による浦安の舞いが奉納されるほか、有志による神輿も繰り出す予定になっています。
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「人と暮らしの伊那谷遺産」 新たに10件を追加
先人たちの足跡を後世に伝える「人と暮らしの伊那谷遺産」に新たに10件が追加されました。 伊那ケーブルテレビ関係分では、▽伊那市高遠町から静岡県の秋葉神社まで続く古道、秋葉街道▽秋葉街道の峠のひとつで重要な交通路だった伊那市長谷の分杭峠▽江戸時代、物資を運び、諏訪大社への信仰の道として使われた伊那市高遠町の杖突峠▽伊那谷から木曽へ米を運んだ南箕輪村の権兵衛峠が追加されました。 「人と暮らしの伊那谷遺産」のこれまでの登録件数は、今回追加された10件を含めて89件となっています。選定委員会では、選定数100を当面の目標としていて、候補となる遺産を募集しています。
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三六災害伝承のためのプロジェクト 来年度設置へ
土木、自然、暮らしにまつわる先人たちの足跡を後世に残していこうと活動している「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト選定委員会」は、三六災害にまつわる資料をデータ化し保存、公開するためのプロジェクトを来年度立ち上げます。 3日、駒ヶ根市内で4回目の会議が開かれ、「語り継ぐ 濁流の子プロジェクト」を来年度発足させることを決めました。 「濁流の子」は、昭和36年に伊那谷を襲った三六災害で被災した子供たちの作文をまとめたものです。 プロジェクトでは、この「濁流の子」を災害伝承のシンボルとして活動を展開していきます。 実施主体は、飯田市と国土交通省が共同で運営している天竜川総合学習館かわらんべ、信州大学附属図書館、天竜川上流河川事務所です。 濁流の子を含む、三六災害に関わる本や写真、映像、行政の資料などを収集し、デジタル化して公開します。 委員からは、「市町村の図書館や博物館と一緒に活動する仕組みが必要」、「教育委員会と連携して防災教育に活用するべき」などの意見がありました。 プロジェクトは、来年度から平成30年度までの5か年計画で、次回の委員会で、具体的な行動計画を策定することになっています。
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伊那中学校吹奏楽部13日定演に向けて練習
伊那市の伊那中学校吹奏楽部の3年生は、13日(日)に開かれる定期演奏会に向けて、練習に励んでいます。 3日は飯田市で打楽器の教室を開いている渡辺光さんを招いてパーカッション演奏の練習をしました。 演奏会で引退する3年生は、机やデッキブラシを使って音を出すパーカッション演奏を披露します。 生徒役と教師役に分かれて、数学の授業や給食など学校生活を表現します。 渡辺さんは「恥ずかしがらずに、堂々とかっこよくやりましょう」とアドバイスをしていました。 ある生徒は「皆のリズムが合うと快感ですごく楽しい」と話していました。 定期演奏会では、パーカッション演奏のほか、部員全員でポップスやクラシックなどを演奏する予定です。 伊那中学校吹奏楽部 第10回定期演奏会 10月13日(日)午後2時開演 場所:伊那文化会館大ホール