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南箕輪村南部小みどりの少年団 結団式
南箕輪村の南部小学校は、子ども達が中心となって自然を守り、森林を育てる活動をする「みどりの少年団」に入団した。
23日に結団式が行われ、児童や関係者約200人が参加した。
上伊那地方事務所の林伸幸林務課長が、代表の児童に少年団の旗を手渡した。
みどりの少年団は、子ども達に自然の大切さを学んでもらう中で、豊かな心を育んでもらおうと、長野県が行っている。
林課長は、「自然は人間の生活を助けてくれる。大切な自然を守っていけるようがんばってください」と話していた。
児童を代表して団長の斉藤優香さんは、「これまで以上に自然の中で遊び、大切に守っていきたい」と話していた。
南部小学校では今後、学校近くの森で活動をしていくという。 -
日本画県展
日本画の公募展、第38回日本画県展が22日から29日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれている。
日本画県展は、長野県日本画会が開いているもので、会員や一般からの応募作品を審査し、展示する。今回は100点ほど展示している。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那支部の鈴木岬さんの作品が、上から3番目の県教育委員会賞に選ばれている。
以前は応募作品を審査し、選んだものだけを展示していたが、最近は応募が減っているため、全ての作品を展示している。
日本画は、和紙を板に貼ってキャンバスを作る所から始め、粉を溶いて絵の具を作ったり、塗ったものが乾くまで重ね塗りできないなど、制作に時間がかかる。
関係者は、「日本画は深みのある色合いが魅力だが、それを表現するのは難しい。手間がかかるが、その分できたときの喜びは大きい」と話していた。 -
中尾歌舞伎 春季公演にむけ稽古
伊那市の無形民俗文化財にも指定されている伊那市長谷の中尾歌舞伎の春季公演が29日に行われる。
本番を間近に控え、練習にも熱が入っている。
春の公演に向けて、3月から週に1回、4月に入ってからは週2回の練習を重ねてきた。
21日夜は、初めて衣装を身につけて稽古した。
今回上演する演目は「絵本太功記 十段目 尼ヶ崎の段」。
主役は織田信長を討った明智光秀で、主君を倒し、反逆者となった光秀と、その一族の悲しみを描いている。
中尾歌舞伎は、江戸時代からの歴史があるが、太平洋戦争とともに一時、途絶えた。
昭和61年に、地区の若者がお年寄りの指導を受け、復活上演させ現在に至っている。
復活当時から演出を手がける西村清典さんは、「農村歌舞伎は、あり合わせでヘタなりにも一生懸命やっているのがいいところ。伝統を一日でも長く、続けていきたい」と話していた。
中尾歌舞伎の春季公演は、29日午後1時半から、伊那市長谷の中尾座で上演する。 -
AFS長野南信留学生歓迎会
世界各国の高校生を対象にした交換留学プログラムを行っているAFS長野南信支部は、3月に日本に来た留学生の歓迎会を19日、伊那市の春近郷ふれ愛館で開いた。
歓迎会には、ホストファミリーやAFSのスタッフ、受け入れ先の高校生などが、それぞれ一品料理を持ち寄った。
今年は、マレーシアやフィリピンなどから5人の高校生が南信地区に留学している。
歓迎会では、ドイツからの留学生で伊那弥生ヶ丘高校に通うジュリア ハンバックさんが、宮沢賢治の詩「雨ニモ負ケズ」を朗読した。
また、諏訪清稜高校に通うインドネシアのアルヴィナ アーディスさんが、踊りを披露した。
留学生はこれから約1年間、日本の家庭にホームステイしながら高校に通い、日本人と同じ授業を受ける。
AFSでは、「外国人を受け入れると、半分留学したように海外の文化を学ぶことができる良い機会になると思う」と話し、来期のホストファミリーを募集しているほか、「是非若いうちに勇気をもって日本から飛び出してほしい」と、高校生に呼びかけていた。 -
全国学力テスト実施
文部科学省が行う全国一斉の学力テストが21日、小学校6年生と中学3年生を対象に実施された。
このうち伊那市の伊那東小学校では、6年生113人がテストに臨んだ。
テストは今年で3年目。小学校が国語と算数、中学校が国語と数学の2科目。
調査は、義務教育の水準向上のため学力、学習状況の把握をしようと文部科学省が全国一斉に実施した。
県教育委員会によると、県内では小中学校合せて549校で実施した。
伊那ケーブルテレビエリア内では、伊那市・箕輪町・南箕輪村の全ての小中学校でテストが行われた。
この結果は、8月末頃に各学校に報告されることになっている。 -
第5回いな歌謡祭
伊那市などのカラオケ教室の生徒が練習の成果を披露する「いな歌謡祭」が19日、いなっせで開かれた。
いな歌謡祭は、伊那地域のカラオケ教室に通う生徒が練習を披露する場として開かれていて、今回で5回目。
今回は伊那市を中心に60人ほどが参加し、歌や踊りなど58曲を演奏した。
会場には、家族や友人など延べ500人ほどが駆けつけ、歌声に耳を傾けていた。
参加者らは、袴や着流し、ドレスなどに身をつつみ、自慢の歌声を披露していた。
主催するJAC・歌謡アカデミー代表の今井ひろしさんは、「みんな年々上手になっている」と話し、歌謡祭の成功を喜んでいた。 -
南箕輪小で1年生を迎える会
南箕輪村の南箕輪小学校で20日、1年生を迎える会が開かれ、ゲームなどをして交流を深めた。
会ではまず、上級生の拍手の中、6年生に連れられ1年生118人が会場に入場した。
児童会長の池田大也君が、「早く学校生活になれ、友達をたくさん作って下さい」と新入生に呼びかけていた。
続いて全校児童でゲーム「猛獣狩りに行こう」をして交流を深めた。
このゲームは、近くにいる人達で指定された人数のグループを作る。子ども達はグループを作ると、名前や好きな物など自己紹介していた。
また、6年生から1年生に手作りのメダルがプレゼントされ、新1年生はお兄さん、お姉さんからの贈り物を喜んでいるようだった。 -
伊那小4年生が伊那ケーブルテレビを探検
伊那市の伊那小学校4年忠組が21日、伊那ケーブルテレビを探検に訪れた。
クラス替えで4月から新メンバーとなった忠組は現在、今後、総合活動の時間にどんなことをするかを考えている。
その中で、自分たちの住む町にある会社や商店に何らかのヒントがあるのではないかと、町を探検することにした。
伊那ケーブルテレビを訪れた子どもたちは、映像が各家庭に届くまでにどんなことが行われているのか、説明を受けながらさまざまな機材を見学した。
また、実際にアナウンスも体験した。
忠組では、探検の中で発見したことを参考にしながら、今後、総合活動の時間にどんなことに取り組んでいくか考えるという。 -
信州ボタニカルアート協会展
植物を精密に描くボタニカルアートの作品展が、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
作品展は、県内で活動する信州ボタニカルアート協会が開いたもので、会場には会員12人の作品200点ほどが並んでいる。
ボタニカルアートは、植物のかたちを正確に表現するもので、印刷技術のない時代に図鑑代わりに使われていた。
色付けには透明度の高い水彩絵の具を使い、色を塗り重ねることで深い色合いを表現している。
ボタニカルアートは正確に描かなければならないところが難しいというが、ある会員は、「注意深く見ることで新たな発見もできて楽しい」と話していた。
会場にはほかに、樹木図鑑の挿絵に使われることになっている点で描かれた「点描画」や、桜が有名な伊那市にちなみ、ソメイヨシノやオオヤマザクラなどさまざまな桜を描いた企画展示もある。
作品展は19日まで。 -
手良小学校 お花見給食
伊那市の手良小学校で16日、全校児童約150人が校庭でお昼を食べるお花見給食を楽しんだ。
メニューは、いなりずしや唐揚げなどが入った特製弁当。
子どもたちは、学年の枠を超えた縦割り班を作り、自己紹介などをしながらお昼を食べた。
校庭の桜は13日に満開になったが、翌日の雨で散り始め、この日は桜の舞う中でのお花見給食になった。
子どもたちは、お弁当に舞い落ちる桜をよけながらも「桜吹雪がきれい」と話し、桜とみんなで食べるお昼を楽しんでいた。 -
第20回上伊那工芸展
陶磁や染織などの工芸作品を集めた上伊那工芸展が19日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
今回は20回の節目を記念して、上伊那工芸会を創設した人形作家の原淑子さんと染色作家の小林一博さんの遺作展を兼ねている。会場の3分の2をさいて、二人の作品を展示している。
原淑子さんは、大正15年に伊那市に生まれ、人間国宝に師事。県展審査員などを歴任し、昭和60年に上伊那工芸会を立ち上げ、初代会長に就任。平成2年、65歳で亡くなっている。
一方、小林一博さんは、昭和16年に箕輪町に生まれ、15歳で上京。染色の道に進んだ。県展審査員などを歴任し、上伊那工芸会の2代目会長を務めた。平成12年、60歳で亡くなった。
会場には、そんな2人の意思を受け継ぐ会員23人の作品も並んでいる。
現在の会長、御子柴明寛さんは、「こんなにがんばっていますよと今は無き二人の先生に言いたい。先生方に切り開いていただいた上伊那の工芸にさらに磨きをかけていきたい」と話している。
さまざまな団体が集まって活動している上伊那工芸会は、県下でもまれな存在だという。 -
産学で人材育成
成果発表信州大学農学研究科は、企業と連携し人材育成事業を行っている。16日発表会が開かれ、学生が研究結果を報告した。
信州大学農学研究科は、文部科学省が進める人材を大学と企業が育成していく事業を平成18年度から行なっている。
今年度は、週2回、3カ月間のインターンシップを大学院生7人が体験した。
そのうち、養命酒製造株式会社でインターンシップを体験した機能性食料開発学専攻修士2年生の浅井浩太郎さんは、若い女性向けのお酒の販売促進に取り組んだ成果を発表した。
浅井さんは、「自分は研究職に就くのだと漠然と考えていたが、営業職に近い仕事を体験し、やりがいをもって仕事をすることが大切だと分かった。社会に出てからの自分の働く姿がイメージできるようになった」と話していた。
大学の成果報告によると、インターンシップに参加した学生は、主体性や実行力、創造力など社会人としての基礎力がアップしていることが分かった。
受け入れ企業は、学生に対する期待感よりも社会貢献と考える企業が多いことから、大学では今後、学生の専門的な知識を活用できるようにすることが、インターンシップを活性化させるために重要竏窒ニしている。 -
かっぽれで保科正之公大河ドラマ化PR
伊那市高遠町の高遠城址公園で15日、東京の大道芸人が江戸芸かっぽれを披露した。
この催しは高遠ゆかりの名君、保科正之公大河ドラマ化の運動を花見客にPRしようと、伊那市観光協会が開いた。
かっぽれを披露したのは、光江流社中の桜川梅光江家元率いる26人。
桜川さんらは昨年、東京で開かれた体力づくり元気フェスティバルに出演し、そこで高遠で健康体操をしているグループ「いきいきサポーター」のメンバーと知り合ったことが縁で今回、高遠を訪れることになった。
踊りが始まると周りは人だかりとなり、手拍子や掛け声で賑やかになった。
桜川さんによると、かっぽれは、元気の出るおめでたい大道芸として江戸の末期に始まり、次第に寄席や歌舞伎などでも踊られるようになったという。
この催しを企画した伊那市観光協会は、「さまざまな場面を通して、保科正之公をPRしていきたい」と話していた。
協会では大河ドラマ化実現を目指し100万人の署名集めていて、その数は14日現在で33万1840人となっている。 -
春の伝統行事、やきもち踊り
伊那市山寺に伝わる春の伝統行事・やきもち踊りが12日、山寺の白山社・八幡社合殿で行なわれた。羽織、はかまに身を包んだ保存会のメンバー36人が、集まった見物客の前で、ユーモラスな踊りを披露した。
やきもち踊りは、白山社・八幡社の春の例祭で毎年奉納されているもので、200年ほど前から踊り継がれている。県の無形民俗文化財に指定されており、足を振り上げ、飛び跳ねるユニークな動作などが特徴。前踊り、中踊り、後踊りに分かれていて、途中、2回、宴を挟み、魚の塩焼きを食べながらどぶろくを酌み交わし、キセルでたばこを吸う。
酔いが回り、足元がおぼつかなくなった踊り手に、観客からは「もっと足を上げろ」などとげきが飛んでいた。
最後の後踊りが終わると、踊り手は一斉に境内から逃げ出す。逃げ遅れて最後になった人には、1年間、厄がついて回ると言われているため、踊り手は下駄も履かずに飛び出す。
しかし、近年は、保存会の会長、原長四郎さんが、立場上、逃げ遅れ役をしており、今年も原さんが最後になった。
原さんはこのあと行われた直会で、厄落としをしたという。 -
花見客に高遠そばをPR
花見客に高遠そばをPRしようと、伊那市そば打ち名人の会が8日、高遠城址公園の花見客に手打ちそばを販売した。
そば打ち名人の会が観桜期に合わせて手打ちそばを販売するのは、今回初めての試み。高遠そばの味を県内外から訪れる花見客に知ってもらおうと企画した。
昼時になると、高遠町歴史博物館の中庭に設けたブースに観光客が集まり、名人の会のメンバーが作った手打ちそばを味わっていた。
手打ちそばの販売は15日までの1週間行われる予定で、名人の会では今年の秋に開催する「麺街道フェスタ」のPRにもつなげたい竏窒ニしている。 -
グラウンドを花見客に貸し出し
高遠城址公園の花見客が最も多くなる土日に合わせ、伊那市の高遠高校は11日、訪れた花見客に学校のグラウンドを駐車場として貸し出した。
グラウンドの貸し出しは高遠高校が毎年行っているもので、この日も午前8時半からグラウンドを無料で開放し、生徒や保護者、教諭らが車の誘導や案内図の配布を行った。
高遠高校では、主に諏訪方面からの花見客の受け入れを行っていて、300台分の駐車スペースは2時間ほどで満車になった。
ある生徒は、「高遠の桜は満開もきれいだし、散っているところもきれい。遠くから来てくれている人たちに、花見を楽しんで帰ってもらいたい」と話していた。
グラウンドの貸し出しは、来週の土日も行う。 -
郷土をささえた書画展
美術愛好家の所蔵品を展示した書画展が、伊那市の伊那文化会館で開かれている。
会場には池上秀畝、中村不折をはじめとする作家の掛け軸や屏風など約150点が並んでいる。
この展示会は、伊那市を中心とした美術愛好家でつくる芝田会が開いている。
会員70人が所蔵する郷土出身の芸術家などの作品を一般の人にも見て楽しんでもらおうと始まり、今回が7回目。
作品は風景や動物を描いたもの、長さが5メートル以上ある屏風などさまざま。
芝田会では、「見ごたえある作品が多いので、大勢の人に見てほしい」と話している。
この書画展は12日まで。 -
伊那西小1年生が初めての給食
伊那市の伊那西小学校の1年生は9日、初めての給食を楽しんだ。
伊那西小学校では3日に入学式が行われ、1年生にとってはこの日が初めての給食となった。
子どもたちは、エプロンや帽子、マスクを身に付け、給食の準備。まずは列を作って給食室まで取りに行った。牛乳など重たいかごもあり、苦労して運んでいた。
教室に戻ると、おかずやパンなど、当番に分かれて、てきぱきと準備を進めていた。
この日のメニューは、フランクフルトに中華スープ、寒天サラダなど。戸惑うことなく食べられるよう、保育園で親しんできたメニューを用意したという。
担任の清水美保教諭は、「役割の練習や給食室を見学するなどしてきました。今日はとてもスムーズにできました」と話していた。
伊那西小学校では、熊やサルなどの野生動物や、不審者対策のため、毎日集団で登下校している。
1年生は給食を食べた後、ほかの学年の授業が終わるまで、遊んだり勉強したりして過ごすという。 -
公衆衛生専門学校入学式
歯科衛生士を目指し2年間学ぶ公衆衛生専門学校の入学式が7日、行われた。
今年は、県内外から18人が入学した。
式辞で中村好昭校長は、「仲間と学び、2年後には歯科衛生士として巣立ってほしい」と述べた。
新入生を代表して笹川智香さんは、「理想とする歯科衛生士を目指し、努力していきたい」と誓いの言葉を述べた。
入学した18人は学科やさまざまな施設での実習を2年間行い、歯科衛生士の資格取得を目指す。
県公衆衛生専門学校は昨年度長野校が閉校となり、県内では伊那校のみとなった。
歯科衛生士科は来年度から3年制となり、今年入学した18人は最後の2年制となる。 -
伊那技術専門校で入校式
伊那技術専門校で7日、入校式が行われ、試験に合格した74人が出席した。今年度の入校応募者は130人で、定員の90人を大きく上回った。
今年度は、訓練期間が2年間のメカトロニクス課に14人、情報システム科に10人、1年間の木工科に24人、半年間のパソコン活用科と機械科に26人の計74人が入校した。
式の中で遠藤昌之校長は、「世界的な不況の中、日本の技術者の核となれるよう努力をして学んでほしい」と話した。
また、入校生を代表して駒ヶ根市の田中雅人さんは、「目標とする知識や技能を身につけ、社会で活躍できるよう努力します」と誓いの言葉を述べた。
今年度、伊那技専の入校応募者は130人で、去年の78人と比べ約1.6倍に増加した。また入校者の平均年齢も昨年度の27.2歳から31.2歳に上がっている。
技専ではこの要因について、経済情勢の悪化による失業者が増加し、この機会に必要な技術を身につけようという人が増えたため竏窒ニみている。
この日、入校した学生は、資格取得や企業での実習などを通して働くために必要な技術を身につけることになっている。 -
高遠の御堂垣外で春祭り
伊那市高遠町の御堂垣外地区で5日、およそ60年ぶりとなる春祭りが行われた。
会場の公民館広場には、屋台が出るなどして、多くの地区住民が訪れ、公民館ではフラダンスのグループによる発表が行われた。
御堂垣外地区では、みこしや屋台、演芸などがある大きな祭りは60年近く行われていなかった。
そこで、地区の活性化のためにと今回祭りが計画された。
この祭りを盛り上げようと、高遠北小学校の新1年生の保護者と1年生によるフラメンコもあった。
祭りに訪れた地域の人たちは、おひねりを投げるなどして踊りを楽しんでいた。
祭りを計画した地区の祭事部では、「活気があっていい。地区の活性化につながると思うので来年以降も続けていきたい」と話していた。 -
萱野高原に大山桜植樹
箕輪町の萱野高原で5日、オオヤマザクラの植樹が行われ、苗木100本を植えた。
苗木は中部電力伊那営業所から50本、残りの50本は箕輪町出身者でつくる東京箕輪会と中京箕輪会から寄贈された。
作業には、地元の生産森林組合役員らでつくる萱野高原活性化委員会と苗木の寄贈者ら約50人が参加した。
数人ずつに分かれ、かやの山荘近くや林道沿いなどに丁寧に苗木を植えていた。
萱野高原の植樹活動は、平成17年に町の発足50周年記念事業の一つとして始まった。
高原一帯がピンク色に見えるような桜の山にしたい竏窒ニ取り組み、この日の100本も含め、これまでに680本を植樹している。 -
手良小でヤギの赤ちゃん誕生
伊那市の手良小学校で4日午後4時ころ、ヤギの赤ちゃんが生まれた。
同校の3年生が去年からメス1頭を借りて育てていて、秋に妊娠、今回めでたく子ヤギ誕生となった。 -
伊那北高校入学式
上伊那の多くの小中学校や高校で6日、入学式が行われ、新入生は希望を胸に新しい生活をスタートさせた。
このうち伊那北高校では普通科229人、理数科40人、合わせて269人が入学した。
松山敏彦校長は、「薫ヶ丘の学び舎で同じ志を持った仲間と学業などを全うしてほしい」と式辞を述べた。
新入生を代表して戸田大志君は、「目標を達成するために勉強、部活動に励み、仲間と共に充実した学校生活を送りたい」と宣誓した。
入学した1年生は7日、在校生との対面式を行うほか、課題テストに望む予定。
上伊那の高校では6日、伊那北高校をはじめ伊那弥生ヶ丘高校、高遠高校の3校で入学式があった。 -
留学生が箕輪町長を表敬訪問
箕輪町の家庭に滞在し、伊那北高校に通うデンマーク出身の留学生が2日、平澤豊満箕輪町長を表敬訪問した。
町役場を訪れたのは、ディテ・ミケルスンさん(17)。箕輪町松島のホストファミリー須藤敬美さんとともに訪れた。
ディテさんは、国際的な高校生の留学機関AFSの留学プログラムで日本に来た。
6日から伊那北高校2年の理数科クラスで勉強し、来年2月まで滞在する予定という。
ディテさんは、「高校では美術をやりたい。家では日本の料理も習いたい」と話していた。
平澤町長は、「しっかり勉強して、留学生活を楽しんでください」と話していた。 -
小中学校で入学式
入学式シーズンの到来。3日は、伊那市と南箕輪村の小中学校10校で入学式が行われた。
このうち、伊那市の新山小学校では、竹内遥希君と山岸亜未瑠君の2人が入学した。
新山小学校の岩崎勝幸校長は、「学校では、正しい心を強くするよう勉強を頑張って下さい」と2人に声をかけた。
新山小は、児童数の減少が進んでいて、全校児童36人と伊那市で一番小さい学校。今年度から、自然に囲まれた教育環境を生かし、市内全域から通学可能な「小規模特認校」となった。
新入生の一人山岸君は障害があり、より良い環境で教育を受けさせようと、制度を利用し地区外からの入学となる。
山岸君の両親は、「地域を上げ学校や子どもたちを支えていることに共感し、新山小への入学を決めた」と話していた。
また、地区に住む竹内君の両親は、「保育園では1人だけの卒園式で寂しそうだったが、同級生ができ、子どもも喜んでいる」と話していた。
式では、4年生から6年生でつくる新山子供太鼓のメンバーが演奏を披露し、2人の入学を祝った。
入学式のピークは6日で、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校20校で行われる。 -
教育目標の学校評価
市教育委員会が公表伊那市教育委員会は、重点施策に対する達成状況の点検、評価をまとめ公表した。
これは法律の改正に伴い今回初めて行われたもので、平成19年度の重点施策の達成状況を対象としている。
重点施策は学校教育の充実や生涯学習の振興、文化財の保存活用、スポーツ振興の4分野に分かれていて、内容別に52項目をAからDまでの4段階で自己評価している。
このうち学校教育の充実では、総合的な学習が、「各校特色を生かした取り組みが行われている」としてA評価となっている。
学力向上については、「学力検査などを基に授業改善に取り組み、学習習慣を身に付ける必要がある」としてB評価となっている。
市教育委員会では、これらの結果を検証し地域全体の教育の向上につなげたい竏窒ニしている。 -
上伊那地方出身作家美術展
上伊那出身の作家の作品を一堂に集めた美術展が2日、伊那市坂下のはら美術で始まった。12日まで。
会場には、上伊那出身の画家や彫刻家の作品150点が並んでいる。
これまで、はら美術では伊那市出身の作家の作品を集めた美術展はあったが、上伊那全域の作品を集めたのは今回が初めて。
作品は、県内の四季折々の風景や花、人物を題材にしたもので、地元で活動している作家や、東京で日展の理事をしている作家などそれぞれの作品を見比べることができる。
中でも、上伊那に美術を広めたさきがけともいわれる、伊那市中央区出身でフランス在住の画家安川博さんの作品は、柔らかいタッチが特徴という。
会場1階には、池上秀畝など物故作家の掛け軸や彫刻なども展示している。 -
校名「高遠高校」で決着
高遠高校の第2次校名検討委員会が30日開かれ、これまで通りの「高遠高校」に決まった。
平成18年度に検討が始まってから2年が経過しての決着となった。
この日、高遠高校で検討委員会が開かれ、委員8人が出席した。
校名については平成17年度に、創立80周年を迎えたことから、学校、保護者、同窓会などで組織する「将来の高遠高校を考える会」で校名変更の案が出た。
しかし同窓会などから「変更ありき」だとして、反対する声があり、関係者の間で混乱が起きていた。
考える会ではアンケートを実施し、それを受けた検討委員会では、高遠高校が最も多かったことなどから、現状通りとする案が出され、了承された。
校名決定に時間がかかったことについて学校では、「県の高校改革プラン実施計画が始まる中、もし校名が変更になった場合、さまざまな混乱が予測されたため」と説明している。 -
信州高遠ドリームコンサート
伊那市高遠町の「国立高遠青少年自然の家」の利用者によるコンサートが28日、伊那市民会館で開かれた。
信州高遠ドリームコンサートは、青少年団体の発表の場を設け、広く一般の人たちに活動を理解してもらい、団体ごとの交流の場にしてもらおうと、今回初めて開かれた。
コンサートには、県内外から9団体、約200人が参加し、それぞれ練習してきた歌やダンスを披露した。
このうち、辰野町の信州豊南短期大学の三味線部は、津軽じょんがら節や秋田音頭などを演奏した。
またこの春、保育園を卒園し、4月から小学校に入学する高遠町の子どもたちは、「ドキドキドン一年生」など元気良く歌っていた。
主催した高遠青少年自然の家のスタッフは、「県内外から多くの人に集まってもらいうれしい。素晴しい交流の場になった」と話していた。