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中部電力が箕輪東小で電気出前教室
箕輪町の箕輪東小学校6年生は17日、中部電力の出前教室「電気実験教室」で、磁石とコイルを使って電気を作る仕組みを楽しく学んだ。
出前教室は、地域貢献、学校教育への協力を目的とした中電の事業の一つ。東小は、6年生が理科の「電流のはたらき」という単元を学ぶ導入にしよう-と申し込んだ。
中電伊那営業所のスタッフが講師を務め、家庭にある電気製品を考えながら、電気の役割「動力・熱・情報・光」を学んだ。
電気を作ってみよう-と、磁石とコイルを使った「ブランコ実験」で、実際に磁石の中でコイルを動かし、電気を起こした。児童は検流計をのぞき込み、針が動き電気が起きたことが分かると「すごい」「動いた」と話し、磁石のS極とN極を反対にしたり、磁石の代わりに鉛筆やはさみを試して楽しんでいた。
手回し機器の実験でハンドルを回して発電し豆電球を点灯させ、早く回すと光が強く、弱く回すと光が弱いこと、発電所では水力、火力、原子力で発電していること、電気は蓄えることができないため今使っている電気は今作っていることなども学んだ。
丸山友花さんは、「実験は知らないことばかりで面白かった。細かいところまで教えてくれたので楽しかった」と話していた。
出前教室は中電伊那営業所では今年が初。南箕輪小学校ですでにあり、高遠小学校でも今後予定している。 -
県アンサンブルコンテスト中学校の部、上伊那から飯島中など5チーム県大会へ
第31回県アンサンブルコンテスト中学校の部南信大会(県吹奏楽連盟などの主催)が15日、下諏訪町総合文化センターで開かれ、上下伊那、諏訪の地区予選を勝ち抜いた25校47組が出場し、日ごろの練習の成果を披露した。上伊那勢は飯島中学校2チームのほか、赤穂中学校、箕輪中学校、辰野中学校の5チームが28日、松本市文化会館で開く県大会への出場を決めた。
このうち飯島中学校は10年ぶりの県大会進出、2チーム出場は初めて。木管8重奏でフェルナンデス作曲「シェリトリンド」を演奏し金賞に輝き、打楽器3重奏では、金田真一作曲「エオリアントリオ」で銀賞を獲得、県大会への切符を手にした。
顧問の小林孝行教諭は「部員数が少なく、1年生を交えての編成だったが、ひとり一人が頑張ってくれた」と喜んでいた。
上伊那関係分の結果は次の通り
▽赤穂中学校=クラリネット7重奏・金賞(県大会)、木管5重奏・銀賞▽箕輪中学校=金管8重奏・金賞(県大会)▽辰野中学校=打楽器5重奏・金賞(県大会)、金管8重奏・銀賞、クラリネット5重奏・銅賞、木管5重奏・銅賞▽伊那中学校=金管8重奏・銀賞、クラリネット4重奏・銅賞▽伊那東部中学校・クラリネット8重奏・銀賞▽西箕輪中学校フルート3重奏・銅賞▽中川中学校=金管5重奏・銅賞 -
夢大きく 実現に努力へ
高遠町の高遠小学校(宮下廣則校長)で17日、20歳の半分を祝う「2分の1成人式」があり、4年生30人が夢に向かって飛躍することを誓い合った。
節目を祝うとともに、将来の夢を語り合い、思い出づくりの機会にしようと6年目。児童自ら会場の飾りつけや式の内容を計画、司会進行も務めた。
伊東義人町長は「現在の自分がいるのは家族や学校、社会のおかげと認識し、感謝を忘れないでほしい」とあいさつ。宮下校長は「夢に向かって、くじけずに歩んでほしい」と激励した。
児童たちは保護者らを前に将来就きたい職業を発表。「世界に通用するサッカー選手になるためにブラジルに行って練習したい」「子ども服のデザイナーになって、人気のある服を作れるように頑張りたい」「優しい保育士になるために勉強したい」など、夢の実現に努力していく決意を新たにした。
4年生は3月に、自分にあてた手紙などを町から寄贈されたタイムカプセルに収め、学校の敷地内に埋める。10年後の成人の年に掘り起こす予定だ。 -
羽広の獅子舞
伊那市西箕輪羽広地区で15日、五穀豊穣(ほうじょう)や厄除けを願う「獅子舞」があった。雌雄2匹による「舞い合わせ」には、子どもから大人まで多くの人が見学に訪れ、幽遠な舞を楽しんだ。
雄雌2匹の獅子は、仲仙寺で共に舞った後、北と南の家々を1日がかりで巡った。2匹が舞うのは、全国的にも珍しいという。
羽広獅子舞保存会の山口明雄会長は「7年後には400年祭を迎える。それに向けてがんばっていきたい」と話していた。 -
宮田村で小正月の伝統行事しし追い
宮田村の各地区で14日夕、小正月の伝統行事「しし追い(鳥追い)」があった。季節はずれの雨降りとなったが、子どもたちが羽子板などを棒で打ち鳴らして各戸を訪問。玄関先で元気に歌い、地域の安全を願った。
害を及ぼす動物を追い払い、農作物の豊作を祈願するのが由来。
駒が原地区では午後5時半過ぎから子どもたちが集まり、班ごとに各家庭をまわった。
「ほっぽや、ほっぽ」と独特の調子でしし追い歌を口ずさむ。リズムをとりながら棒で板を叩き、厄を払った。
昔から変わらない伝統の風景に、住民たちは「今年もまた良い年になりそう」と大喜び。お礼に菓子を渡していた。
駒が原地区ではこの行事を「鳥追い」とする人が多いが、町1区、町2区などでは「しし追い」と呼ぶ場合が多いようだ。 -
かるた大会、中川図書館
中川村図書館(松沢かおり館長)は14日、新年恒例のかるた大会を開いた。園児から小学生まで30人が参加、園児、小学校低学年、同高学年の3グループに分かれ、2種類のかるたを使い、2回戦の合計点で競った。
かるたは「犬も歩けば棒に当る」で始まる昔なじみの犬棒かるた、「どこでもドア」「竹コプター」など便利な道具が登場するドラえもんかるた、「せんにんはなんにん、1人でもせんにん」など言葉の遊びが楽しいダジャレかるたなど。
子どもたちは職員が読み上げると、すばやく、札の上を視線を走らせ、「あった!」と手を伸ばした。中にはお手つきをし、1回休みになったり、同時に手を伸ばし、札の上に手を重ねるなど、白熱した展開になった。
かるたの後、全体で百人一首にも挑戦した。
松沢館長は「かるた大会でかるたの楽しさを知り、時には家族でかるたを楽しむ機会になれば」と話していた。 -
赤穂小宿泊体験学習
駒ケ根市の赤穂小学校5年3組(担任・浦野紀子教諭)は13・14日、同市東伊那の農林業体験宿泊施設「駒ケ根ふるさとの家」で宿泊体験学習を行った。30人の児童が参加し、もちつきや繭玉づくり、どんど焼きなど正月の伝統行事を通じて地域の文化に親しんだ。
13日の夕食は全員で協力してカレーライスを作った=写真。「クラスの行事などで何度も作った」と言うだけあって、包丁を持った児童らは慣れた手つきで野菜を切ったり皮をむいたりしていた。
14日は朝から保護者も合流してもちつきをした。もち米は昨年、児童らが学校の田んぼで育てた伝説の米といわれる白毛もち米。代わる代わるきねを振るってもちをつき上げ、昼食にあんやきな粉でほお張った。
親子らは繭の豊作を願う小正月の伝統行事、繭玉つくりも体験。できた上がった繭玉はクラスと各家庭に思い出の土産として持ち帰った。 -
なごみ家で初めての新春歌会
宮田村の福祉交流施設なごみ家は13日、新春歌会を開いた。約40人が参加。長年歌壇で活躍する中越区の新谷悦郎さん、秀子さん夫妻を囲み、投稿があった27首の短歌を味わった。
歌会は初めてで、利用者や地域住民に事前に短歌を募集した。
「いにしえの信濃の冬を思いつつ23度のキッチンに立つ」など、日常のちょっとした風景を見事にとらえた力作も。初心者が多かったが、気持ちを素直に表現した作品が揃った。
新谷さんが各作品を添削。少し手を付け加えるだけで見えてくる情景も異なり、参加した約40人は奥深い短歌の世界を楽しんでいた。
「皆さん素晴らしい。やさしい言葉で歌っている。難しい言葉なんか使わなくてもいい。大切なのは自分の心を素直に歌いだすこと」と新谷さんは話していた。 -
邦楽サラダ16th コラボレーション
15日公演伊那市の県伊那文化会館冬の恒例「邦楽SALAD16th コラボレーション」が15日、大ホールである。
堅苦しい、古くさいなどとイメージされがちな邦楽を、味付けを変えてサラダ感覚で気軽に楽しみ、身近に感じてもらおうという演奏会。今年はドラムス、マリンバ、ピアノも加わり、ジャズあり、ポップスありの楽しい味付けで、現代の“邦楽”を披露する。
ゲストは、現代音楽に多大な影響を及ぼした「日本音楽集団」団員の米沢浩さんと熊沢栄利子さん、筝(こと)、尺八、篠笛、民謡で音楽活動をする若手3人組の邦楽ユニット「ZAN(ざん)」。
宮崎道雄の「春の海」が、昭和7(1932)年に仏のヴァイオリニストと作曲者の競演をきっかけに世界的な名声を得たという秘話に基づき、筝とヴァイオリンによる「春の海」も聞きどころの一つ。
本番前日の14日は、出演者、スタッフら全員そろって最後の仕上げに取り組んだ。音楽監督補の毛涯伸さんは、「今年は純粋な邦楽ではない曲が多い。違う音楽ジャンルから邦楽に割り込んだ、和楽器とのコラボレーションが特徴。音楽ジャンルとしては全く違うもの、サラダでしかできないものが生まれると思う」と話している。
午後1時半開場、2時開演。全席自由2千円、高校生以下無料。問い合わせは伊那文化会館(TEL73・8822)へ。 -
緑ヶ丘幼稚園で筝(こと)の演奏会
伊那市の緑ヶ丘幼稚園で13日、伊那三曲協会(福澤雅志世代表)のメンバーが、筝と尺八の演奏会を開いた。園児たちは、普段見慣れない筝(こと)や尺八などに興味を示しながら、日本独特のメロディーを楽しんだ。
同協会が幼稚園で演奏会を開くのは初めて。ピアノなどの洋楽器にはなじみのある園児たちも、邦楽器に触れる機会は少ない。そのため幼稚園は「日本の伝統的な音の素晴らしさを知ってほしい」と考え、演奏会を依頼した。
園児たちは「ひなまつり」「春の海」などを聞いた後、実際に筝に触れ、音を出すことにも挑戦。初めて筝を見た園児も多かったが、協会メンバーから弾き方を教わりながら、上手に音を奏でていた。
最後は「おめでとう」という歌を元気良く歌い、メンバーに感謝を表した。 -
高原美術館で年賀状展
駒ケ根高原美術館は06年年賀状展「芸術(アート)事始めExhibition2006・明日に向かってほえろ!」を29日まで本館1階ロビーで開いている。入場無料。
美術館の募集に応募した中学生から一般の年賀状約160枚が展示されている=写真。ちぎり絵や木版画などそれぞれ工夫を凝らした美しい作品に交じって、草間弥生、木下五郎、浜田知明、安達博文ら館内展示作品の作家から寄せられた芸術的な年賀状も並ぶ。
問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
南箕輪小5年4組と伊那養護学校小学部高学年がうどん作りで交流
南箕輪小学校5年4組(31人)と伊那養護学校小学部高学年(15人)が12日、うどん作りで交流した。
居住地交流で、1学期に伊那養護学校の児童3人が南箕輪小を訪問。5年4組の児童とゲームをして遊び、給食やそうじを一緒にした。
今回は本年度2回目の交流で、南箕輪小が伊那養護学校を訪問。皆が一緒に活動できるように-と、うどん作りに挑戦した。
児童は6班に分かれ、ビニル袋に入れた生地を10分間かかとで踏んで練った。製麺(めん)機を使ったことがある小学部の児童が教諭と一緒に手本を見せ、続いて南箕輪小の児童が順番に製麺機で生地を長く伸ばして切った。
南箕輪小の児童は、「伊那養護学校の友達と一緒に生地を踏んで作った。うどん作りは初めてで面白い」と話していた。
両校の児童は、ゲームや遊具遊びなどを楽しんだあと、自分たちで作ったうどんを一緒に味わった。 -
オリジナルの獅子舞作りへ
伊那市の伊那小学校4年毅組(竹内薫教諭、30人)は13日、同市富県の歌舞劇団・田楽座との獅子舞交流をした。富県の稽古場を訪れた児童たちは、間近で見るプロの民俗芸能の披露に興奮し、目を輝かせながら拍手を贈っていた。
昨年から、総合活動で獅子舞の練習をしている毅組は、自分たち独自の・ス獅子舞・スの研究のために、田楽座に交流を申し入れた。伊那市西箕輪の羽広獅子舞との出会いをきっかけに、昨年10月末の校内音楽会では、獅子頭、囃子(はやし)、舞などを見真似でつくり、披露。ダンボール製の獅子頭は、羽広の雄雌2頭に対して、子獅子を含めた3頭を作った。
交流は獅子頭の種類や起源などの解説のほか、国内各地域に伝わる舞の種類を実演するなどの講座。児童らは「獅子舞はどういうアイデアで舞がつくられるの」「外国にも獅子舞はあるの」「舞うときに気をつけていることは」など、矢継ぎ早に質問を投げかけていた。
稽古場では、毅組の手作り獅子舞の発表や田楽座の太鼓の演奏などのミニ公演もあった。
池上春樹君は「獅子舞のことがよく分かってうれしかった。これでもっとうまく獅子舞がつくれると思う」と目を輝かせ、少し興奮ぎみだった。 -
韓国料理作りに挑戦
高遠高校の学校公開講座「アジアのことば」の第12回が13日あり、韓国料理作りに挑戦した。
受講する生徒16人とともに地域住民5人が参加。日韓親善伊那谷の会運営委員長の鄭康雄さん=南箕輪村大泉=と妻の雀順喜さんの指導で、祝いごとの際に食卓に並ぶという家庭料理で、牛肉や春雨、野菜などをいためて綿糸卵を飾る「チャプチェ」と、「トック」と呼ばれる韓国の雑煮を作った。
「韓国は辛さが印象的」と話す生徒たちは、味付けの分量を確めながら納得いくまで何度も味見。出来上がった料理は昼食に味わい、友人同士で批評し合ったり、雀さんらの話に耳を傾け、韓国の食文化に触れた。
講座は3年の総合学習の時間を開放し、生徒と地域住民がともに授業を受けて交流を図る初の試み。これまでに韓国の言語や歴史などを学んできた。
次回がまとめの最終回。「互いの国の文化を知ることは大切なこと。学んだことは必ずどこかでプラスになる」と鄭さん。
生徒の一人(18)は「いろいろな面から日本と韓国の違いに驚くことが多かった。言葉も歴史とかも難しいけど、もっといろいろなことを知りたい」と話していた。 -
中川中で百人一首大会
中川村の中川中学校で12日、新年恒例の百人一首大会があった。
全校生徒224人は35班に分かれ、クラスマッチ方式で競った。 ルールはお手つきは1回休み、同時の場合はじゃんけん。クラスの取り札を合計し、1人当りの札数で、優勝、準優勝を決めるほか、学年別で最高枚数取得者も表彰する。
国語科教諭が読み手になって、上の句から読み上げると、取り札を囲んだ生徒たちは、札の上をすばやく視線を滑らし「ハイ!」と手を伸ばした。
目の前にありながら、遠くの人に取られてしまった生徒は、悔しそうな声を上げた。
枚数が少なくなると、いよいよ競技は白熱、勢い余って札も舞い上がった。 -
和紙のちぎり絵サークル作品展
箕輪町公民館の文化系サークル「和紙のちぎり絵サークル」は31日まで、アルプス中央信用金庫箕輪支店ロビーで作品展を開いている。
サークルは発足から18年近くになり、会員は15人。発足当初から続けている人、入会3年目くらいの人などちぎり絵歴はさまざまだが、松島在住の岡田美智湖さんの指導で月2回、松島コミュニティセンターで和気あいあいと学んでいる。
今回の作品展は、緑が美しい「樹の下にて」、かやぶきの家に雪が積もった「冬晴」、水面に夕日が映る「諏訪湖夕映」など風景作品を主体に16点を展示。和紙特有の柔らかな風合いがあり、景色を切りとってきたかのように美しく表現した作品に、関心が集まっている。
岡田さんが指導するちぎり絵は、見たままを絵に表現する自然(じねん)流。いろいろな和紙を選び、重ね、自分の出したい色を表現する。「重ね張りした美しさや雰囲気、和紙の毛羽を生かした表現などを見てほしい」と話している。 -
赤穂小4・6年スキー教室
駒ケ根市の赤穂小学校4・6年生のスキー教室が12日、駒ケ根高原スキー場で行われた。色とりどりのスキーウエアに身を包んだ児童らは快晴・無風の絶好のコンディションに恵まれた白銀のゲレンデで、歓声を上げながら雪の上に思い思いのシュプールを描いていた=写真。
習熟度別にグループに分かれた児童らはそれぞれインストラクターの指導を受けながらスキーを楽しんだ。初心者はスキーの付け外しや転び方の練習から。慣れないスキーとあって、雪の上に倒れたまま起き上がれない児童の姿も見られた。
上級者は早速リフトに乗ってゲレンデ頂上へ。「気持ちいいー」などと叫びながらスピードを出して友達と競争しながら何度も滑り降りていた。
同小は2月1日に3・5年生のスキー教室を、10日に1年生のそり教室を、24日に2年生のスケート教室をそれぞれ予定している。 -
信大農学部で企業合同説明会
信州大学農学部で10日、06年度の就職予定者を対象とした企業合同説明会があった。3年生や大学院1年生ら約140人が参加。学生たちは、県内を中心とした19社の説明を熱心に聞き、進路選択の一歩を踏み出した。
同学部は県内出身の学生が全体の約1割で、県外出身者が圧倒的に多い傾向にあるが、ここ数年、県内就職者数が増加。昨年は3割弱が県内に就職した。また、同学部卒業生の就職を希望する企業の要望もあったため、双方のニーズを結び付ける合同説明会を企画した。
参加企業は同学部のOBがいる企業が中心で、伊那市の食品製造会社・伊那食品工業、駒ヶ根市の建設会社・ヤマウラなども参加した。
今年度の卒業生の就職内定率は12月末現在で6割程度だが、例年3月ころには9割以上になるという。 -
コラボ×コラボ06
信州を拠点に活動する4人の作品展「コラボ×コラボ06」が2月6日まで、飯島駅前ヤナギヤ2階のアミカホール2002で開かれている。4作家が独自の感覚で制作した抽象的油彩画、ミクストメディア、立体など30点余を展示した。
出展作家は飯田市の林正彦さん、桐生好さん、飯島町の原隆夫さん、松川町の魚田一人さん。
林さんはウレタンに赤土を塗り、増殖する土をイメージした完成度の高い作品を展示。原さんは黒く塗りつぶしたアクリル板に心象風景を描く静的作風を表出した。魚田さんは麻袋を張り付け、焼いたり、焦がすなどして、素材の持つ質感を表現した。
和紙にリズミカルに書画風に描いた桐生さんなど、4人4通りの表現方法が目を引く。
松川町資料館でも31日まで同時開催。 -
三十六歌仙画帳展
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は「三十六歌仙画帳展」を3月7日まで開いている。平安時代、藤原公任によって選ばれた小野小町、在原業平、柿本人麿など当代の歌人36人の歌と肖像を描いた雅やかな作品を展示=写真。愛知県在住の旧家に代々伝わるもので、作者は不明だが繊細で優美な筆致からかなりの力量のある絵師と書家の手になるものだという。
午前9時30分縲恁゚後5時。入館料は大人千円、大・校生800円、小・中学生500円(小・中学生は毎週土曜日無料)。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
小学校スキー教室始まる
駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場で今シーズンの小学校スキー教室が始まった。快晴に恵まれた11日は赤穂南小学校の5・6年生が教諭らに引率されて訪れ、早速雪の上にシュプールを描いていた。
色とりどりのスキーウエアに身を包んだ児童らは能力別に分かれてインストラクターの指導を受けた。初級クラスでは緩やかな斜面を使い、スキーをハの字に開いて曲がるボーゲンなどの練習を繰り返した=写真。最初はこわごわ滑っていた児童も次第に雪の感触に慣れたのか、スピードを上げて滑り下りたり、歓声を上げて友達同士で競争したりするなど、スキーの楽しさを満喫していた。 -
伊那谷の美シリーズ8「春日清彦」展
伊那文で27日から伊那市の県伊那文化会館は27日から、伊那谷の美シリーズ8「春日清彦」展を美術展示ホールで開く。
春日清彦(1907縲・2)は、現在の伊那市富県の出身。遺族が郷里の伊那市に遺作80余点を寄贈したのを記念して展覧会を開催。東京美術学校時代の初期作品から晩年までの油彩画を軸に、素描、風刺漫画の原画など貴重な資料を展示。伊那谷の風土と芸術家の個性がはぐくんだ美の世界を紹介する。
春日は、県立伊那中学校(現伊那北高校)から東京美術学校(現東京芸術大学)に進学し、長原孝太郎の教えを受ける。プロレタリア美術運動の指導者、須山計一、松山文雄らとの交遊を通じ風刺漫画を雑誌に投稿したことで治安維持法違反で検挙・投獄された後、台湾で教職に就く。戦後は長野師範学校、後に信州大学教育学部で教べんをとりながら、中央画壇に出品することなく独自に制作を続ける。
作品は、「フォーヴィズムを基調とした素早い筆触と暖かみのある色彩の中に漂う詩情が特徴」という。
会期は2月19日まで。午前10時縲恁゚後5時半。毎週月曜日、2月14日休館。観覧料は一般300円、高校生以下無料。前売券は200円。問い合わせは伊那文化会館(TEL73・8822)へ。 -
富県小3縲・年生 スキー・スノボ上達目指して
伊那市西春近のスキー場「中央道伊那スキーリゾート」で11日、同市の富県小学校3竏・年生(101人)が恒例のスキー・スノーボード教室を開いた。児童たちは晴天の中、積雪110センチの良質のゲレンデに、笑い声を響かせながらシュプールを繰り返し描いた。
3・4年生は全員がスキーを、5・6年生はスキーと3年前から取り入れたスノーボードのどちらかを選択して学習。伊那市内の小学校の中で今シーズン、最も早く教室を開いた。
学年を問わず、個々の能力に応じて分かれた、スキー9グループ、スノーボード3グループの計12グループを伊那スキーリゾートのインストラクターが指導した。
初心者はブーツの履き方から、立ち方、板をハの字にして滑る「プルークボーゲン」などを学んだ。児童らは何度も転んで、雪の感触を味わいながら、思い思いに滑降を楽しんだ。
3年生の田路泰志君(9つ)は「パラレルのコツを覚えて、きれいにかっこよく滑りたい」と話し、「時間があれば毎日スキーがしたい」と笑みをこぼしていた。
伊那スキーリゾートでは上伊那の小学校を中心に17日縲・月中旬まで、スキーやスノーボードの教室が開かれる。2月に入ってからは、飯田市や県外の愛知県からも小・中学生が訪れるという。 -
地元ゆかりの音楽家シリーズVI「堀尾諭委&田中健デュオリサイタル」伊那文で14日
伊那市の県伊那文化会館主催、地元ゆかりの音楽家シリーズVI「堀尾諭委&田中健デュオリサイタル」が14日、同会館小ホールである。
出演は東京音楽大学出身の2人。ソプラノの堀尾諭委さんは駒ヶ根市出身。オペラアリア、ドイツリート、フランス歌曲と幅広いレパートリーを持ち、現在はイタリア・フィレンツェで勉強中。透明感のある歌声に定評がある。ピアノの田中健さんは伊那市出身。東京音大大学院修了後、同大学ピアノ伴奏助手として勤務しながら、数々の演奏会やコンクールに出演して研さんを積んでいる。
二人とも音高・音大生によるフレッシュコンサート(会場・伊那文化会館)の出演経験があり、梢の会にも所属。地元での演奏会は堀尾さんは3度目、田中さんは初。
プログラムは、1部イタリア歌曲、2部ピアノ・ソロ、3部フランスの作品、4部オペラ・アリア。
二人は、「イタリア歌曲などの歌と、ショパンの名曲のピアノソロで盛りだくさんのプログラム。ステキな演奏会になると思う。まだまだ若い二人ですが、たくさんの名曲を精一杯皆さんにお届けしたい」とリハーサルにも熱が入っている。
午後7時開演。入場料一般千円、高校生以下500円。当日は各200円増し。問い合わせは同会館(TEL73・8822)へ。 -
七久保新田耕地がしし舞披露
飯島町七久保の七久保小学校は10日、体育館で七久保新田耕地(伊藤章男総代)に伝わるしし舞を見学した。
同校は郷土の伝統芸能を見学することで郷土文化を知り、郷土愛を育もうと、毎年新春に地区内のしし舞を見学している。
新田耕地のしし舞は4月第3土、日の稲荷神社の例祭に合わせ奉納している。
伊藤総代ら20人が訪れ「五穀豊じょうを祈願するおめでたいしし舞で、1年間健やかで、しっかり勉強して」と呼び掛け、笛と太鼓の演奏による「道中囃子」でスタート。例祭では男性がキツネの面を付けて踊る「狐踊り」と続いた。
「ソラーイ」の掛け声でししが登場し、数え歌、練りなど勇壮な舞を披露した。 -
宮田村中越区で昔の遊び大会
宮田村中越区で7日、正月ならではの遊びをみんなで楽しむ「昔の遊び大会」が開かれた。地区の小学生がほぼ全員参加。かるたやコマまわしなど、にぎやかに満喫していた。
地区児童会がどんど焼きにあわせて開催。約20人の子どもたちが自宅から昔ながらのゲームやおもちゃを持参した。
百人一首を広げる女の子たち。一方で男子はコマまわしに夢中。慣れた手つきで、伝統の遊びに興じていた。 -
ミュージカル「不思議の国のアリス」足ながおじさんチケット受け付け開始
2月に駒ケ根市文化会館で開かれるミュージカル「不思議の国のアリス」を無料で観劇できる「足ながおじさんチケット」の申し込み受け付けが始まった。対象は小学生未満。誰でも応募できるが、公演の感想文を書くことが条件となっている。主催者によると9日現在、約100人分の席が用意できているという。公演は2月9日午後7時。一般公演は10日縲・2日まで全4回行われる。
昨年の公演「アルプスの少女ハイジ」を団体で見た伊那市の小学生らが感想文を書いて送ってくれたことにヒントを得た主催者が、地域文化の振興のために子どもたちを無料で招待したい竏窒ニ初めて発案した。趣旨に賛同する事業主や個人などが1口1千円のチケット代を出資。後日、子どもたちの感想文が主催者を通じて手元に届くことになっている。
主催者は観劇申し込みと出資申し出の双方を受け付けている。事務局は「席がなくなることもあるので早めの申し込みを」と呼び掛けている。問い合わせ・申し込みはこまがね演劇文化創造劇場(TEL83・5923)へ。 -
東中かるた会
駒ケ根市の東中学校(向山健一校長)で生徒会の主催による恒例の新春かるた会が開かれた。全校生徒が参加し、5、6人ずつの班に分かれて27グループが一斉に百人一首の札を取り合った=写真。昨年までは生徒全員が体育館に集まって行っていたが、暖房があまり効かないことなどから生徒の体調を考え、今年は各教室のほか、家庭科室や学習室など9会場に分散して行うことにした。
畳敷きの第2家庭科室では、両手をひざに置いて正座した生徒たちが耳をすまして真剣な表情で待ち構え「花の色は竏秩vなどと校内放送で歌が読み上げられる度に激しく札を取り合った。相手より先に札を取った生徒は思わずガッツポーズを出し「よっしゃ」などと叫んでいたが、時にはお手つきをしてしまう生徒もあり「しまった」「間違えた」などと口にしながら残念そうな表情を浮かべていた。 -
3学期始業式
駒ケ根市の7小中学校のうち、前後期制を採用している赤穂中学校を除く6校で10日、3学期の始業式が一斉に行われた。中沢小学校(北原三千生校長)では児童代表が3学期に向けての決意を発表するなどして、気持ちも新たに新学期のスタートを切った。
全校児童を前に1年生の林望弥美さんと小林優希君はそれぞれ「2学期でできなかった問題ができるように頑張りたい」「頑張って算数の問題がいっぱい解けるようになりたい」、5年生の北原和香菜さんは「宿題と児童会活動をしっかりとやることが目標。頑張って達成し、思い出の残る学期にしたい」と決意を発表した=写真。
北原校長は児童らに「全校の皆さんが元気に登校してくれて、こんなうれしいことはない。『1年の計は元旦にあり』という。どんな小さなことでもいいから自分で決めた目当てを持ち、達成できるまであきらめずに頑張ってほしい」と話し、詩『まけじだましい』を朗読して「この詩のように、つらいこと、悲しいことがあっても負けずに戦ってください」と呼び掛けた。 -
美道会「書き初め展」
南箕輪村田畑の金井きく美さんが主宰するかな書道「美道会」の書き初め展が10日、アルプス中央信用金庫南箕輪支店ロビーで始まった。新春にふさわしい書道の作品に、訪れた人々が関心を寄せて眺めている。
美道会は、村公民館講座で学んだ人たちが集まり、毎週、北殿公民館で勉強を重ねている。
12人が出品し、かな書の作品は額装した9点。金井さんは自詠の歌、生徒は島木赤彦の短歌などそれぞれが気に入った歌人の歌を流れるような美しい字体で書いている。小学生の書初めは6点で、「いろり」「雪の正月」「初日の光」など整った大きな字で伸び伸びと書いた。
金井さんは、「かな作品の優雅さを見ていただきたい」と話している。展示は16日まで。