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上農生 オンラインで移住定住相談会開催
地域の課題解決に向けて取り組んでいる南箕輪村の上伊那農業高校の3年生は、一般を対象にした移住定住相談会をオンラインで19日開催しました。
移住定住相談会は、地域課題の解決に向けで学習をしている、グローカルコースの3年生5人が開きました。
このグループでは里山観光をテーマに学習をしていて、移住希望者をターゲットにした観光ツアーを企画しています。
ツアー作成にあたり移住を希望する人達のニーズを探ろうと相談会を企画しました。
今回の相談会には、全国各地から10人が参加しました。
最初に生徒達は、伊那谷は自然が豊かで、土地も広く住みやすい環境だと紹介しました。
また課題としては「伊那谷は知名度が低い」として、伊那の魅力をSNSなどで発信する事が必要だと話していました。
参加者からは、「農業体験ばかりでなく、移住前に地元の人達とつながりができる仕組みを考えてほしい」「移住の受け入れを地域で望んでいるのか調査し、高校生ならではのサポートを考えてほしい」などと意見が出されていました。
上伊那農業高校では、今日出た意見などを参考に移住希望者をターゲットにした観光ツアーを来年2月までにまとめる事にしています。
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コロナで規模縮小し進修祭
箕輪町の箕輪進修高校の文化祭「進修祭」が18日、行われました。
新型コロナウイルスの影響で今年は規模を縮小し、校内祭のみとなりました。
この日は、文化系クラブのステージ発表などが行われました。
演劇部は、10月に開かれる地区大会で発表する劇を披露しました。
半分人間で半分悪魔の少女を巡る物語です。
13回目となる今年の進修祭のテーマは「百花繚乱~咲き乱れる笑顔~」です。
新型コロナウイルスの影響で一般公開はせず校内祭のみとなりました。
在校生はマスクを着用したほか、3年生の生徒対象の食品販売は事前予約制となりました。
進修祭は、例年は10月開催で2日間行われますが、今年は1日のみとなりました。
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箕輪西小5年生 カヌー体験
箕輪町の箕輪西小学校の5年生は、新型コロナで中止となった臨海学習の替わりに伊那市や駒ケ根市で野外学習を16日と17日の2日間行います。
16日は伊那市高遠町の千代田湖でカヌーを体験しました。
箕輪西小の5年生18人は3・4人のペアを作りカヌーに乗りオールを使い、湖を移動していました。
子ども達は事前に学校のプールで練習をしてきましたが、自然の中では16日が初めてだという事です。
中にはバランスを崩し、湖の中に落ちてしまう子供もいましたが、水の中でも千代田湖の自然を楽しんでいるようでした。
箕輪西小学校では新型コロナの影響で臨海学習が中止となった事から、様々な体験を通して地域の自然について学ぼうと野外学習を計画しました。
箕輪町教育委員会によりますと町内の他の4つの小学校も臨海学習の替わりに、上伊那又は県内で野外学習を行う予定だという事です。
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高遠町歴史博物館 高遠と文学をテーマに特別展
江戸時代から現代までの高遠の文学作品に焦点をあてた企画展「高遠と文学」が、伊那市高遠町の歴史博物館で開かれています。
会場には、林学者中村弥六の書や俳人井上井月の句など、高遠に縁のある人物の作品138点が展示されています。
江戸時代から昭和にかけての和歌や俳句、漢詩の作品が展示されている他、昭和後期から平成にかけて高遠町内に建てられた文学碑が紹介されています。
このうち、江戸時代に伊那市西町に生まれ、開業医を営む傍ら儒学や俳句の指導をしていた中村伯先の作品は、個人が所有するもので普段は見ることができません。
特別展「高遠と文学」は、12月6日日曜日まで、高遠町歴史博物館で開かれています。 -
第8回千両千両井月さんまつり
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪し数々の俳句を残した井上井月を偲ぶシンポジウム、「第8回千両千両井月さんまつり」がオンラインで12日、開かれました。
伊那市の伊那図書館では、井月さんまつりの様子がプロジェクターで映し出されました。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにテレビ会議システムを使いオンラインでの開催となりました。
テーマは、「漂泊の俳人 再考」です。
講演では、文学研究家の堀井正子さんが、「井月のバトン」と題して、話をしました。
堀井さんは、「井月は、俳諧の道の神と拝めた松尾芭蕉に自分の思いを重ねていた」と解説し、芭蕉の句を暗記していたことを紹介しました。
この日はほかに、芥川龍之介の主治医で昭和初期に井月の句集の出版のため尽力した下島空谷について、出演者らによるトークショーが行われました。
「千両千両井月さんまつり」は、放浪の俳人として伊那を訪れた井上井月の生涯やその時代について考えるイベントです。
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箕輪西小学校で運動会
秋の運動会シーズンがはじまり、上伊那の小学校で12日、運動会が開かれました。
箕輪町の箕輪西小学校でも運動会が開かれ、全校児童109人が紅組と白組に分かれて短距離走など13種目を行いました。
今年は新型コロナウイルスの影響で、児童同士が密になる綱引きなどは行わず、種目数を減らし、時間を短縮しての運動会となりました。
高学年のリレーでは、接戦で、児童たちが懸命に走っていました。
低学年合同種目の「しっぽとり」では、背中につけたチームカラーのたすきを取り合いました。
1年生のかけっこでは、小学校での初めての運動会に、子どもたちは懸命にゴールを目指して走っていました。
続いて、3・4年合同のダンス表現が披露されました。
最後は、5・6年生による組体操です。
児童らは、練習の成果を披露していました。
箕輪西小学校では、「コロナの影響で、例年とは違ったかたちの運動会だったが、子どもたちの活躍する姿が見られた」と話していました。
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直江津遭難の教訓伝える
78年前、修学旅行中に新潟の海で亡くなった5人の児童の冥福を祈り箕輪中部小学校の児童が11日慰霊碑に花を手向けました。
この事故は1942年、昭和17年9月13日に中箕輪国民学校、今の箕輪中部小学校の児童5人が修学旅行で訪れていた新潟県直江津の海で高波にされわれ命を落としたものです。
慰霊碑は亡くなった児童の同級生が建立したもので亡くなった5人の名前が刻まれています。
箕輪中部小学校では毎年全校児童が慰霊碑に花を手向け冥福を祈りますが、今年は新型コロナウイルスの影響で代表の児童以外は離れた場所から手を合わせていました。
箕輪中部小学校では事故の教訓を受け継ぎ命の大切さを伝えていきたいとしています。 -
南部小児童がボッチャを体験
南箕輪村の南部小学校の児童は、総合学習の一環でパラリンピック競技の「ボッチャ」を9日体験しました。
この日は、南部小の3年1組の児童23人が4つのグループに分かれてボッチャを体験しました。
長野県障がい者スポーツ協会に所属し、障害者スポーツの普及活動をしている加藤正さんが講師として学校を訪れ、審判を務めました。
パラリンピックの正式種目になっているボッチャは、目標となる白いボールをめがけて、自分のチームの色のボールを投げ、いかに近づけられるかを競うスポーツです。
南部小3年1組は、総合学習の一環で障害者スポーツについて学んでいて、実際に障害を抱えている人への理解を深めようと今回の体験授業が行われました。
加藤さんは「ボッチャは障害があってもなくても楽しむことができる。体験を通してパラスポーツや障害者への理解を学んでほしい」と話していました。
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子どもたちが箏に親しむ
子どもたちが箏に親しむジュニア和楽器講座が7日伊那市のいなっせで開かれました。
講座は「日本の音を未来に実行委員会」が開いたもので、上伊那の小学生から高校生までの7人が参加しました。
講座は文化庁の伝統文化親子教室事業の支援を受けていて今年で
2年目です。
集まった7人の受講生のうち4人が初めての参加となります。
講師は2人で実行委員会会長の伊東忍さんは箏の基本的な奏で方について指導していました。
気賀沢美香さんは初めての受講生のために指の太さに合わせて演奏に使う箏爪を作っていました。
講座は10回開かれることになっていて来年1月には発表会が計画されています。
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平澤真希さん動画「ネイチャーピアノ」公開
伊那市出身のピアニスト平澤真希さんが自然の中で演奏した様子を撮影した動画「ネイチャーピアノ」が完成しました。
こちらが「ネイチャーピアノ」です。
8月上旬に入笠山にピアノを持ち込み撮影しました。
早朝から撮影を始め、鳥のさえずりや葉のこすれる音など自然の音と共に演奏を収録したということです。
動画はおよそ7分で、演奏しているのはオリジナル曲など2曲です。
4日は、平澤さんが伊那市役所で記者会見を開き、完成した動画について説明しました。
動画の制作は、新型コロナ感染拡大で発表の場が少なくなったアーティストを支援する、県の「頑張るアーティスト応援事業」を受けて行ったものです。
動画は動画配信サイトyoutubeや、長野県文化芸術情報発信サイトから見ることができます。
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伊那北高校に校歌の楽譜贈る
新型コロナウイルスの影響で中止となった伊那北高校の文化祭ペン祭に代わる行事として校歌の楽譜の贈呈式が4日行われました。
これまで正式な楽譜がなかったことから創立100周年の節目に
日本フィルハーモニー交響楽団に依頼したものです。
伊那北高校卒業で日本フィルハーモニー交響楽団所属の山岸淳子さんが楽譜を届け、ピアノ伴奏用、吹奏楽用、オーケストラ用の3つを生徒に手渡しました。
この楽譜を元に伊那北高校出身のピアニスト平澤真希さんが演奏し生徒が校歌を歌いました。
今年が伊那北高校創立100周年となることから記念事業として
実行委員会が企画したものです。
校歌は1927年、昭和2年の旧制伊那中学校時代に作られました。
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コロナ対策して兜陵祭
伊那市高遠町の高遠高校では、新型コロナウイルス対策をとっての文化祭、第60回兜陵祭が4日行われました。
今年は、コースやクラス発表は行わず、文化祭執行部の企画や有志によるステージ発表などが
行われました。
新型コロナウイルス対策として、会場の体育館には椅子を置き、生徒同士は間隔を空けて座ります。
3密を避けるかたちで行われた企画、「クラス対抗宝探しゲーム」では、生徒らが校内に隠されたゴムボールを探していました。
今年の兜陵祭は、新型コロナの影響で5月に中止が決まっていましたが、生徒会を中心に、コロナ対策を取ることを前提に準備を進め、この日の開催にこぎつけたということです。
この日は、発表のほかスポーツフェスなどが行われたということです。 -
田楽座 7か月ぶりの公演へ
伊那市富県を拠点に活動している歌舞劇団田楽座は、7か月ぶりに観客を入れての公演を19日に行います。
稽古場公演は、地元の人に感謝を伝えようと年に1度開かれていて今年で27回目になります。
今年は「お囃子や花笠音頭、獅子舞など10演目を披露する予定です。
今年はコロナにより2月から、およそ30公演などがキャンセルとなっていて、稽古場公演は久々に観客を前にしての舞台となります。
今回は、長野県民限定で完全予約制となっていて、観客もこれまでの200人から3分の1以下の70人に制限しました。
また、ステージと観客席の距離をとり、客と触れ合う演出も行わないという事です。
代表の中山洋介さんは、コロナの中でも楽しんでもらえるステージにしたいと話します。
「第27回稽古場公演- まつりの音色に願いを込めて-」は、伊那市富県の田楽座稽古場で19日から22日まで開催されます。
完全予約制で入場料は1人1500円です。電話 78-3423
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絵島の法要 今年は友好提携50周年の節目
江戸時代、絵島生島事件で江戸城から高遠に追放され生涯を終えた大奥の女中絵島を偲ぶ法要が、1日に、伊那市高遠町の蓮華寺で行われました。
今年で280回目となる絵島の法要には伊那市観光協会会長の白鳥孝伊那市長などおよそ10人が参加し、絵島の墓に花を手向けていました。
江戸時代中期、幕府内の政権争いにより起きた「絵島生島事件」で、大奥御年寄の絵島が高遠に、歌舞伎役者の生島が東京都の三宅島へ流されました。
法要は、絵島を偲び毎年行われています。
「絵島生島事件」が縁で旧高遠町が昭和45年に三宅村と友好町村盟約を結び、現在も交流が行われていて、今年で50周年の節目となります。
三宅村との友好提携50周年を祝い予定されていたイベントは、新型コロナの影響で延期となっていて、市では来年度実施したいとしています。 -
箕輪町で子ども対象琴教室
日本伝統の音楽に触れるこども対象の琴教室が、箕輪町で29日から始まりました。
初日のこの日は、自分に合う爪を作り、琴の絃の名称など基本から学びました。
箕輪町の篠田 仁美さんが指導しています。
文化庁の補助を受けて教室を開いていて今年で5年目です。
今年は町内からリピーター6人を含む10人が参加しました。
琴は、諏訪の和楽器店が貸し出しています。
10月末までの7回の教室を予定していてその間、琴を自宅に持ち帰ることもできます。
参加した子どもたちは、教わった通りに絃を鳴らしていました。
篠田さんは、「日本の伝統楽器を通して日本人の心に響く音を学習しつつ伝えていってもらいたい」と話していました。
教室では、何曲か演奏できるように仕上げ、町の文化祭で披露するということです。
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高遠北小学校が小規模特認校に指定
伊那市高遠町の高遠北小学校が市内全域から通うことができる小規模特認校に指定されることが26日に決まりました。
高遠北小学校は、高遠町長藤にあり、全校児童数は51人です。
東京芸術大学初代校長を務めた伊澤修二の功績をたたえる音楽祭に参加するなど特徴のある文化的教育活動を行っています。
小規模特認校とは、こうした特徴ある教育を行っている学校に、通学区の垣根を超え、市内全域から就学することができる小学校を指定するものです。
伊那市内では、2008年度に新山小学校が、2018年度に伊那西小学校が指定されていて、高遠北小学校は3校目になります。
高遠北小学校では、今後の構想として、外部指導者を招いて図画工作の授業を行うなど、芸術文化の教育の強化・充実を図っていくとしています。
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駒工で自走ロボット記録会
駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校の情報技術科の3年生は、自分たちで制作した自走ロボットのスピードを計る記録会を開きました。
20メートルの白線のコースをコースアウトせずにどれだけ早く走れるかを競う記録会です。
スタートの合図で旗が振られます。自走ロボットのスイッチが押されると白線を読み取り自走します。
情報技術科の3年生は、1年生の時にロボットの基盤をつくり、2年生の時、車体を設計、3年生でセンサーの制御などを行い、3年間かけてロボットを制作してきました。
例年は、トーナメント形式で優勝者を決めますが、今年は新型コロナの感染対策で大会の時間を短縮するため、記録タイムで優勝者を決めることになりました。
コースは、コの字型や鋭角など難易度の高いコースで、逆走してしまう車両が多くありました。
27日の記録会では高野天地さんがもっとも早い記録を出しました。
この記録会が自走ロボット制作の集大成となり、3年生は今後、本格的に、就職活動や受験勉強に入っていくということです。
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ジオパークガイド養成講座
南アルプスジオパークを案内する「ジオパークガイド」の今年度1回目の養成講座が25日伊那市高遠町で開かれました。
25日は認定ガイドの伊藤穂波さんがジオパーク内にある高遠城址公園を実際に案内しました。
講座には高遠高校の2年生で「地域の科学」を選択している16人が参加しました。
ジオガイド養成講座は、4月からの開講を予定していましたが、新型コロナの影響で開催が遅れた他、一般からの参加は中止となりました。
伊藤さんは「この下を9mほど掘ると粘土層があり、その下を水が流れていて、かつては10か所ほどの井戸があった」などと、高遠城にまつわる地形や歴史について説明していました。
受講生は来年2月までに7回の講座を受け、ガイド認定を目指します。
なお、南アルプスジオパークガイドは昨年度までに166人が認定されていて、高遠高校出身者は79人に上っています。
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いなっせ前 軒下コンサート
伊那市のいなっせ前で、「伊那フルートアンサンブル」の軒下コンサートが21日夜、開かれました。
コンサートは、NPO法人クラシックワールドが開いたもので、上伊那を中心に活動している伊那フルートアンサンブルが出演しました。
この日は、メンバー16人がポップスなど8曲を演奏しました。
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「休みをもう一日」田畑の奇習 盆正月
区の役員の家などをバリケード封鎖してもう一日休みを要求する南箕輪村田畑に伝わる奇習「盆正月」の行事が、16日に行われました。
「もう一日休みを勝ち取るぞ」
掛け声とともに作業が始まりました。
今年は新型コロナ感染対策で、区の役員宅の封鎖は行わず田畑公民館のみを封鎖しました。
物置にある幟旗や、用意した門松などを玄関に飾り付けました。
公民館には、PTA関係者で作る田畑区の伝統行事を守る会のメンバーが集まりました。
盆正月は、区長などの家を封鎖し、盆休みの1日延長を求める田畑に伝わる風習です。
例年は深夜、区長らが寝静まったころにひっそりとバリケード封鎖を行いますが、今年は午後9時頃から作業を行い子どもたちも行事に参加しました。
長持ちなども担ぎ出し、ひまわりなどの花や鏡餅、夏野菜を飾り付けました。
玄関前に「お正月」と石灰で書いて完成です。
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短い夏休みが明け2学期スタート
伊那ケーブルテレビ放送エリア内のトップを切って、伊那市高遠町の高遠小学校では18日から2学期が始まりました。
高遠小学校の5年生の教室です。
登校した児童たちがドリルや工作など宿題を提出していました。
高遠小学校では、新型コロナの影響で休校となった分の授業日数を確保するため、当初予定されていた31日間の休みが14日間となり、短い夏休みとなりました。
始業式では4年生の児童が2学期に頑張りたいことを発表しました。
竹内大晴君は「マラソン大会や音楽会を頑張りたい」、小松瑠海君は
「新しいことに挑戦したい」などと話していました。
原文章校長は「2学期に大切にしてほしいことは日々の授業です。わからないことがわかるようになった時、授業は楽しくなります」と話していました。
高遠小学校の2学期は当初の予定より7日間長い91日間となっています。
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先祖の霊を迎える振りまんど
13日は先祖の霊を迎える振りまんどが南箕輪村田畑で行われました。
振りまんどは地域の伝統行事を伝えていこうと地区住民でつくる田畑まんどの会が行っているものです。
田畑神社近くの坂道では集まった人たちが大麦の麦わらを束ねたものに火をつけ坂を下りながら振り回していました。
今年は新型コロナウイルスの終息も願い行われたということで田畑まんどの会では「大変な世の中だが地域の伝統行事として伝えていきたい。」と話していました。
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地域との連携を深める
高遠高校振興会の総会が7日伊那市高遠町の高遠高校で開かれ、地域との連携を深め開かれた学校としての役割を果たすなどとする重点目標が承認されました。
総会には高遠高校振興会会長の白鳥孝伊那市長など17人が出席しました。
総会では今年度の重点目標としてコース制の特色を活かした地域型体験型学習活動の充実を図ることや地域づくりの中核校として役割を果たしていくことなどが承認されました。
高遠高校では新型コロナウイルスの感染拡大防止のため地域との
交流が中止、縮小されていますがそれをICTを活用した交流を検討する機会ととらえオンラインを使った脳トレ体操や読み聞かせの動画の配信などに取り組んでいく予定です。
振興会は高遠高校同窓会や伊那市教育委員会などで構成されていて地域づくりの中核校としての活動を進めています。
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南小河内の伝統行事「おさんやり」
箕輪町の無形文化財に指定されている南小河内の伝統行事おさんやりが、16日に行われました。
今年は新型コロナの感染対策で規模を縮小して行われました。
地区内の広場には、長さ10メートル、高さ3.5メートルのお舟が置かれています。
初めに太鼓が演奏されました。
その後、輪になってヨイソレ節が披露されました。
いよいよ白い服を着た担ぎ手たちが、重さ400キロほどのお舟を持ち上げ巡行が始まります。
例年は、2時間ほどかけて地区を練り歩きますが、今年は新型コロナ感染対策で、行事を簡略化し、50メートルほど歩いて折り返すのみとなりました。
おさんやりは、区内を流れる「大堰」が天竜川の流れと逆の方向に流れていることから疫病がはやったとされ、その厄を払うために始まったとされています。
行事を中止とすることも検討しましたが、疫病を払う行事を行いたいとの区民の声があり実施することになりました。
次々に担ぎ手を変えて、広場に戻ると竹の周りを3周しました。
その後、横に倒した舟を何度も前後に揺らし、舟を壊します。
壊れた舟は、担ぎ手たちが次々に解体していました。
解体した木片は、それぞれのうちで持ち帰り、玄関に飾るということです。
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キャリアフェス実行委員が合宿
伊那市で11月に開かれる中学生キャリアフェスの実行委員会の夏休み合宿が11日から2日間の日程で開かれました。
実行委員会は市内6つの中学校の2、3年生12人で構成されていてキャリアフェスの運営を担います。
初日は伊那市の産業と若者が息づく拠点施設alllaに白鳥孝伊那市長を招き話を聞きました。
白鳥市長は「大人になると都市部に出ていく人が多くいる。地元のよさを知ってもらい住み続けてもらいたい。」と話していました。
キャリアフェスは地元の大人と交流することで将来について考えようと開かれるものです。
11月12日を予定していて密を避けるため市内2、3か所での開催を予定しています。 -
伊那まつりポスター原画展
新型コロナウイルスの影響で中止となった今年の伊那まつりのポスター原画展が、市役所で開かれています。
会場には、市内の中学校6校から寄せられたポスター原画95点が並んでいます。
市内6校の中学2年生が、春休みに384点のポスター原画を制作しました。
各学校での選考を通った95点を例年と同じように伊那まつりの題字などを加えラミネートした、手作りポスターとして展示しています。
祭りは中止となり、入賞作品の選考は行いませんでしたが、ポスターを見て雰囲気を楽しんでもらおうと、伊那まつり実行委員会が企画しました。
「翔」をテーマに寄せられた作品の中には、竜や、い~なちゃんなどをモチーフに描かれたものが並んでいます。
ポスター原画展は21日(金)まで市役所1階市民ホールで開かれています。
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劇団歩 特別公演で一人芝居
箕輪町文化センター付属劇団「歩」は、18日から特別公演を行います。
新型コロナ感染対策のため、定員を100人に制限し、一人芝居を披露します。
9日は、町文化センターで稽古が行われました。
今回の演目は「花いちもんめ」です。
第二次世界大戦中に満蒙開拓団として満州に渡った母親の物語です。
当初は違う演目を予定していたということですが、新型コロナ感染防止のため1人芝居を選びました。
出演するのは団員で伊那市の伊東初絵さんです。
演出家の飯島岱さんは、コロナ禍だからこそできる表現を追求していきたいと話します。
劇団歩の特別公演「花いちもんめ」は町文化センターで18日から20日の午後7時半から行われます。
各回100人限定で、電話で予約を受け付けています。
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高校再編について理解深める
長野県教育委員会が進める県立高校第2期再編について理解を深める高校再編を考えるシンポジウムが8日伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
シンポジウムは住民有志でつくる高校再編を考える上伊那の会が
開いたもので駒ケ根工業高校同窓会長の鈴木正志さん、飯田OIDE長姫高校教諭の石澤育博さん、NPO法人子ども・若者サポートはみんぐ事務局長の戸枝智子さんの3人がパネラーを務めました。
鈴木さんは工業専門の学校をなくすのは矛盾を感じるとして「市町村の各議会と県議会に工業高校を残すことなどを求める請願を提出していく」と話していました。
県教育委員会は再編・整備計画の1次案として伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を統合するほか上伊那地域に総合学科高校と総合技術高校を設置し再編対象校については来年公表するとしています。
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大泉の住民 まんど作り
南箕輪村大泉の住民有志でつくる「大泉まんどの会」のメンバーと南箕輪小学校の児童・保護者は8日、お盆に行う迎えまんどのまんどを作りました。
この日は、大和泉神社にまんどの会のメンバーや南箕輪小の児童・保護者ら40人が集まり、お盆で振るまんどを作りました。
使った麦のワラは、6月上旬に刈り取ったものです。
子どもたちは、会のメンバーに教わりながらワラをなっていました。
今年は新型コロナウイルスの影響で13日の迎えまんどのみ行うということです。 -
箕輪中2年生 萱野高原登山
箕輪町の箕輪中学校2年生は、新型コロナウイルスの影響で中止となった西駒登山の代わりとして5日、萱野高原に登りました。
この日は、2年生およそ230人が、箕輪町三日町の萱野登山口から山を登りました。
7月下旬に行われる予定だった西駒登山が、新型コロナウイルスの影響で中止となったことから、生徒たちに登山を経験してもらおうと行われたものです。
箕輪中学校では、毎年西駒登山の前に練習として萱野高原に登っています。
生徒らは、互いに声を掛け合って、山頂を目指していました。
山頂では生徒らが、西駒ケ岳の方を向き、大正2年に遭難事故にあった、箕輪中の前身となる中箕輪尋常高等小学校の児童らの死を悼んで黙とうをささげていました。