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吹奏楽クラブと合唱クラブ 初の合同定期演奏会
伊那西高校の吹奏楽クラブと合唱クラブ合同の定期演奏会が25日伊那文化会館大ホールで開かれました。 定期演奏会は3部構成で行われ吹奏楽と合唱合わせて16曲が披露されました。 吹奏楽クラブと合唱クラブが合同で演奏会を開くのは今回が初めてです。 箕輪町在住の音楽家、唐沢史比古さん作詞作曲の「坂道の向こうに」は伊那西高校の通学路を歩きながら沸いたイメージを曲にしたものです。 演奏会実行委員会は「今年から大ホールでの開催、そして吹奏楽クラブ、合唱クラブの合同演奏という大きな一歩を踏み出すことができた。これまで支えてくれた皆さんに感謝の気持ちを込めて演奏しました。」と話していました。
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髙木東六さん偲び 10月17日にコンサート
作曲家で伊那市名誉市民の髙木東六さんの没後10年メモリアル交流コンサートが来月17日に伊那市のいなっせで開かれます。 髙木東六さんは1945年、昭和20年に空襲で東京の家を焼かれ知人のつてで伊那に疎開してきました。 作曲家だった髙木さんは伊那で合唱指導にあたるようになり、その時使っていたピアノが伊那市創造館に保管されています。 曲づくりにも力をいれ伊那市の歌のほかこの地域の学校の校歌も数多く残すなど伊那で7年半にわたり暮らしました。 特に1950年昭和25年にヒットした「水色のワルツ」は髙木さんが天竜川沿いを歩いていた時にメロディーが浮かんできたといわれています。 その天竜川沿いには髙木さんの音楽活動を称えるモニュメントがあり「水色のワルツ」を聞くことができます。 そんな髙木東六さんの遺志を継ごうと結成された合唱団ザ・シワクチャーズ伊那のメンバーが今日、髙木さん没後10年のメモリアルコンサートに向け伊那市のいなっせで練習をしていました。 ザ・シワクチャーズ伊那は2007年に髙木さんとの心のつながりを持ち続けようと発足しました。 コンサートの実行委員長の北沢理光さんは「音楽文化を伊那の地に広めた髙木さんの功績は大きい」と話します。 コンサートは髙木さんが指導していた横浜の合唱団、ザ・シワクチャーズ横浜との合同で行われることになっていて日時は10月17日午後2時から場所は伊那市のいなっせで入場料は500円です。 また18日午前10時半から伊那市創造館でミニコンサートも行われます。
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箕輪陶芸研究会 展示会
箕輪町内の陶芸愛好者有志でつくる箕輪陶芸研究会の展示会が25日まで松島コミュニティセンターで開かれています。 会場には、会員16人が制作した壺や食器、オブジェなど80点が展示されています。 箕輪陶芸研究会は現在22人の会員が所属していて、年に2回、全国各地の窯元に研修旅行に行き技術を学んでいます。 陶芸展は活動の成果を披露しようと年に1度開いています。 近年は高さ50センチをこえる大きな作品も増え、技術が上がってきたということです。 この作品は会長の向山智充さんのオブジェです。 棚田の水の流れのある風景をイメージして制作したということです。 釉薬を3種類重ね、焼き方を工夫し模様を作ったということです。 箕輪陶芸研究会の展示会は25日まで松島コミュニティセンターで開かれています。
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第69回県書道展 高遠高校の北原さんが特選一席
第69回県書道展が、23日から伊那文化会館で始まりました。 今年は高遠高校3年の北原沙穂さんが高校の部で最高賞となる、特選の一席を受賞しています。 高遠高校3年で書道部に所属している北原沙穂さんは、県の審査で特選の一席を受賞しました。 特選29作品のうち一席に選ばれるのは一人のみで、上伊那の高校生が受賞するのは25年ぶりだという事です。 北原さんの作品は手本に忠実に書く臨書と呼ばれる作品で、中国の書家の作品を手本に丸一日かけて制作したという事です。 また、同じく高遠高校3年で書道コースの内田眞恵さんは、篆刻で特選を受賞しました。 篆刻作品で高校生が特選を受賞するのは初めてだという事です。 会場には、県の審査で入賞した作品のほか、上伊那の小学生から一般までの作品約1,000点が展示されています。 一般の部では、3人が県の審査で特選に次ぐ秀作を受賞しています。 関係者は「高校生以下の出品数がここ数年増加し、レベルも向上しているのが上伊那の特徴です。若い世代につなげていきたい」と話していました。 第69回県書道展は、25日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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燈籠祭で高遠ばやしの音色響く
伊那市高遠町で燈籠祭の宵祭りが21日行われ歴史ある高遠ばやしを継承している保存会が風情ある音色を披露しました。 燈籠祭は五穀豊穣を祝う鉾持神社の例大祭で夜になると高遠町の商店街には、ほおずき提灯が灯されました。 高遠ばやしを演奏したのは、桜町連と桜奏会で町内を練り歩きながら、笛や太鼓、三味線を奏でていました。 高遠ばやしは元禄時代に流行した能が変化したものといわれていて、今は高遠町の5つの地域と2つの団体が保存継承しているということです。 町内には風情ある音色が響き訪れた人たちが高遠の秋の風物詩を楽しんでいました。 22日の本祭りで予定されていた山車の巡行や子ども神輿は雨のため中止となっています。
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南箕輪小4年生 農業用水施設を見学
南箕輪村の南箕輪小学校の4年生の児童は今日、上伊那にある農業用水に関わる施設を見学しました。 ○N南箕輪村田畑の第一揚水機場では、天竜川近くからポンプで押し上げた水が畑や田んぼに送られる仕組みについて教わりました。 この施設は昭和47年から16年かけて作られ、辰野町から伊那市までの西山一帯の農地およそ2500ヘクタールに水を供給しています。 施設職員は「ポンプが完成したことで、西山一帯の農地では、果樹や花卉、稲作など多品種の農作物が栽培できるようになり、さらに農業が盛んになった」と説明していました。 ある児童は、「農業をするには水がとても大切だとわかりました」と話していました。 今回の見学は、農業用水に係る施設が作られた背景や、歴史を学び、果たしてきている役割を学ぼうと、今年で10年目となります。
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伊那西高校インターアクトクラブが留学生と交流
伊那市の伊那西高校のインターアクトクラブの生徒が、信州大学農学部の留学生と18日交流し、外国の文化について理解を深めました。 交流会には、中国やシンガポールなどから留学生6人が参加し、母国の文化を紹介しました。 このうちモンゴル出身の学生は、母国の食文化について説明しました。 羊の頭の食べ方について学生は「顎をはずして舌を抜いて中身を食べます」と説明すると、生徒たちは驚いた声をあげていました。 伊那西高校インターアクトクラブは、奉仕活動と国際交流を目的に活動しています。 交流会は、生徒たちに国際社会への理解を深めてもらおうと伊那中央ロータリークラブが毎年開いています。 ロータリークラブでは青少年育成の一環として、年間を通してインターアクトクラブの支援を行っていて、奉仕活動の指導や職業についての出前講座などを開いています。 交流会には伊那西高校の生徒44人のほか、下伊那農業高校の生徒も参加しました。 交流会は一泊二日の日程で、明日は高校生が留学生に日本の文化を紹介するということです。
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東部中学校の生徒が建御柱を体験
校内合唱コンクールで御柱祭をテーマにした曲を歌う伊那市の東部中学校3年3組の生徒が16日、校内で建て御柱を行いました。 建てた柱はクラスの保護者が所有する伊那市手良の山林から譲り受けたもので先月生徒が学校まで曳いてきました。 長さはおよそ10メートル、直径は28センチで建てる際はクラスの保護者が重機を使って協力しました。 3年3組では11月に行われる校内合唱コンクールで御柱祭をテーマにした曲「御山出し(やまだし)」を歌うことにしています。 曲のイメージをつかむため御柱祭についての学習や体験を行い、 16日の建て御柱がそのまとめとなります。 柱が建つと生徒は「御山出し」を歌いました。 3年3組では御柱祭に関する学習や体験を生かし合唱コンクールで力を発揮させたいとしています。 建てた柱は次の御柱祭が行われる6年後にクラスで集まり倒すことにしています。
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19日に東部中吹奏楽部定期演奏会
伊那市の東部中学校吹奏楽部定期演奏会が19日に伊那文化会館で開かれます。 演奏会を目前に控え部員らは熱のこもった練習を行っています。 学校が休みの17日も部員らは定期演奏会に向けて練習していました。 今年が12回目となる演奏会は2部構成で15曲を披露します。 3年生31人は引退を控えていて今回の演奏会が集大成となります。 顧問の小林孝行教諭は「演奏会を開くことができる喜びと3年生がいなくなる寂しさ。たくさんの思いを込めた特別な日にしたい。」 部長の小松ほのみさんは「これまで支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを込めて演奏したい。」と話していました。 東部中学校吹奏楽部第12回定期演奏会は19日午後1時30分から伊那文化会館大ホールで開かれます。
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長谷中生が地域の人たちと野沢菜の種まき
伊那市長谷の長谷中学校の生徒と地域住民が12日、学校隣りの畑で野沢菜の種まきをしました。 長谷中学校では地域の人たちに学校を開放しお茶を飲みながら話をしたり花を育てる活動を行っています。 地域の人たちが集う場を提供することで互いの交流を深めるもので12日は学校隣りの畑で野沢菜の種まきをしました。 生徒と住民は雨が降る中、協力しながら作業をしていました。 野沢菜は11月には収穫できるということで漬物にして地域の人たちと味わうということです。
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子どもたちが生け花を体験
長野県華道教育会によるこどもいけばな体験教室が17日伊那市の伊那商工会館で開かれました。 教室は長野県華道教育会華道展に合わせて、子どもたちに日本文化の華道に触れてもらおうと開かれたものです。 カーネーションやトルコギキョウ、バラなど色彩の鮮やかな花が用意され子どもたちは気にいった花を選び花を生けていました。 教室では子どもの自由な発想で生けてもらい会員は花と触れ合うことの楽しさを伝えていました。 華道展では県内7つの支部の239人が1点ずつ出品した作品が前期と後期に分かれて展示されます。 毎年各支部が持ち回りで開催していて伊那支部では6年ぶりとなります。 長野県華道教育会会長の馬場茂子さんの作品は秋の風情を3種類の草花で表現した作品です。 華道教育会では「幅広い世代の人たちに生花の素晴らしさを知ってもらう機会にしたい。」と話していました。 華道展は19日まで伊那商工会館で開かれていて入場料は500円となっています。
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生誕150年 中村不折展
伊那で幼少期を過ごした書家で洋画家の中村不折の生誕150年を記念した展示会が、17日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 17日はオープニングセレモニーが行われ、テープカットで展示会の開催を祝いました。 会場には、不折の油彩画や書、スケッチなど83点が展示されています。 中村不折は、明治から昭和にかけて活躍した書家で洋画家です。 今年で生誕150年になる不折は、幼少期を伊那市で過ごしました。 今回は特別協力として、東京都の台東区立書道博物館が所蔵する作品も展示されています。 書道博物館は昭和11年に不折が自宅に開設したものです。 展示されているのは20代から30代のころに描いたスケッチなど20点です。 また17日は、不折の孫の中村初子さんが美術館を訪れました。 初子さんは現在81歳で、不折が亡くなる8歳まで一緒に暮らしていました。 展示会は不折生誕150年を記念して信州高遠美術館や伊那市などが開きました。 主催者を代表し伊那市の林俊宏副市長は、「多くの人に足を運んでもらい、不折を知ってもらうとともに芸術文化のすそ野を広げる機会にしたい」と話していました。 この展示会は10月30日まで信州高遠美術館で開かれています。
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長野県工芸美術展
県内の工芸作家の作品が並ぶ第8回長野県工芸美術展が17日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には木工や手芸、陶芸など105点が展示されています。 この美術展は、一般公募の作品展で、長野県工芸美術会が開いています。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、南箕輪村の磯(いそ)千恵子(ちえこ)さんのキルト作品「花ごころ」が長野県教育委員会賞を受賞しました。 美術会では、「それぞれの作品の個性を楽しんでほしい」と話していました。 美術展は22日(木)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那女声コーラス10月に演奏会
伊那市の女性を中心につくる伊那女声コーラスのメンバーは10月に開かれる演奏会に向けて練習に励んでいます。 中秋の名月の15日夜、遅くまで練習に励む伊那女性コーラスの歌声が夜空に響いていました。 演奏会ではさだまさしさんの曲を中心に20曲ほどが歌われます。 演奏会は3年に1度行われていて21回目となります。 今回は人のつながりが縁で埼玉県の合唱グループを招き共演します。 伊那女声コーラスは発足56年目で40代から80代の女声およそ30人で活動しています。 会長の野沢伊代子さんは「演奏会では発声をしっかりして美しい音色を披露したい」と話していました。 演奏会は10月8日土曜日午後2時から伊那文化会館で行われ、入場料は500円となっています。
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東京芸大と共演 市民合唱団初練習
東京芸術大学の初代校長を務めた高遠町出身の伊澤修二の縁で、伊那市で毎年開かれている音楽祭で芸大の学生オーケストラと共演する市民合唱団の練習が、昨夜から始まりました。 14日夜は、上伊那から80人ほどが集まり、練習が行われました。 今回共演する曲は、マスカーニ作曲のカヴァレリア・ルスティカーナより、「オレンジの花は香り」です。 この曲は、以前にも音楽祭で演奏したということですが、そのときは日本語の歌詞でした。今回はイタリア語で歌います。練習でも、イタリア語の発音から確認していました。 伊澤修二記念音楽祭は、10月29日(土)に、予定されています。 一部と二部に分かれ開かれ、市民合唱団が出演する第二部は、午後2時から伊那文化会館で開かれます。 合唱団の練習は、本番までに毎週水曜日の夜、あわせて7回予定されていて、これからでも参加を受け付けるということです。練習では本番で指揮する学生による練習も予定されています。 なお今回の音楽祭は第30回の記念演奏会で、第2部では東京芸大の澤 和樹学長が指揮し、迫 昭嘉音楽学部長がピアノを弾く曲目も予定されています。
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朝顔テーマに朗読駅伝
県内各地の特産品が登場する詩や小説を朗読する信州朗読駅伝が11日箕輪町の地域交流センターを会場に行われました。 町内で活動する読み聞かせサークルなどが参加し、朝顔のついたタスキをつなぎました。 会場が箕輪町ということで、上古田の朝顔、ヘブンリーブルーにちなみ、朝顔をテーマにした詩や小説を朗読しました。 信州朗読駅伝は、地域の名産品が登場する文学作品を朗読することで、本に親しんでもらい、地域振興につなげようと長野県図書館協会が県内各地で開いていて、箕輪町では今回初めて開かれました。 このうち箕輪進修高校の北原龍馬さんは、まどみちおさんの詩「アサガオ」を朗読しました。 朗読駅伝には、元SBCアナウンサーの小山菜穂子さんがゲスト講師として参加し、朗読を披露しました。
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西箕輪小学童クラブ 来年度移転へ
現在 西箕輪小学童クラブが利用する建物 伊那市の西箕輪小学童クラブは来年度 現在の場所から西箕輪小学校に隣接する場所に移転します。 西箕輪小学童クラブは、現在小学校から数百メートル離れた元老人憩いの家を利用しています。 西箕輪小学校に空き教室が無い事から、平成25年度にこの場所に移転してきました。 しかし、敷地が狭い事や建物の老朽化、衛生面について保護者から不安の声が出ていました。 伊那市教育委員会では、西箕輪小学童クラブを小学校に隣接する西箕輪中学校の学校林に今ある建物を壊し来年度中に移転する事にしました。 施設規模などについては未定だという事です。 西箕輪小学童クラブには、今年度54人が登録しています。
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歯のポスター 審査会
歯の衛生に関するポスターコンクールの審査会が14日伊那市内で開かれ、最優秀作品4点が選ばれました。 コンクールには、上伊那の小中学校33校から599点が寄せられました。 14日は、上伊那医師会や教育関係者17人が審査にあたりました。 審査の結果、小学校低学年で1作品、高学年で2作品、中学校で1作品の合わせて4作品の最優秀賞が決まりました。 小学校低学年の部最優秀賞は、赤穂東小3年の宮下千聖さんの作品が選ばれました。 高学年の部は、赤穂南小6年の城田承美さんの作品が選ばれました。 同じく高学年の部で東春近小4年の飯島嶺士君の作品が選ばれました。 中学生の部では、南箕輪中2年の追野彩夏さんの作品が選ばれました。 佳作までの入選作品50点ほどは、10月から市役所や図書館で展示されることになっています。
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演劇合同発表会 伊那西が8年連続県へ
第37回上伊那地区高等学校演劇合同発表会が11日開かれ、伊那西高校が上伊那の代表校に選ばれました。 伊那西高校が県大会に出場するのは8年連続14回目です。 発表会には、上伊那5つの高校の演劇部が参加しました。 伊那西高校演劇クラブはオリジナルの脚本「テロメアの結び」を披露しました。 都会の一角で、定住する家もなくネットカフェやテントで暮らす女性たちの物語です。 上伊那地区高等学校演劇合同発表会は、学生同士の交流と、クラブ活動のレベルアップにつなげようと、上伊那地区高等学校演劇連盟が毎年開いています。 伊那西高校が出場する県の発表会は10月に塩尻市で開かれます。
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福島合社で浦安の舞を奉納
伊那市福島にある福島合社の例大祭が10日行われ、地元の子どもたちが浦安の舞を奉納しました。 例大祭では地元の伊那北小学校に通う6年生の女子児童8人が舞を奉納しました。 福島合社の神職、唐沢光忠さんによりますと「浦安」とは心が安らかという意味で平和を祈る「心の舞」と言われているということです。 日本の初代天皇即位から2600年にあたる昭和15年にその区切りの年を祝い平和の祈りをこめて浦安の舞が誕生したとされています。 その年の11月10日に全国の多神社で一斉に舞われたのがはじまりで今日まで続いているということです。 福島合社は1914年大正3年に当時の福島村にあった8つの神社が一つになったもので毎年この時期に地区の平穏や五穀豊穣に感謝し例大祭が行われています。
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東京芸大が中学生に合唱指導
伊那市の西箕輪中学校の生徒が東京芸術大学の大学院生たちから13日、合唱指導を受けました。 高遠町出身で東京音楽学校、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の縁で毎年、記念音楽祭が伊那市で開かれています。 今年音楽祭が30回目を迎えることから記念事業の一環で合唱指導が行われました。 これまでは、市内の中学校の合唱部や吹奏楽部を対象に指導が行われていましたが、今回はより多くの生徒たちに音楽の楽しさを体験してもらおうと全校生徒が対象になりました。 西箕輪中学校には、佐野靖教授など3人が訪れ、文化祭で発表する学年合唱の指導にあたりました。 このうち2年生の指導には、大学院生の黒川和伸さんがあたり、歌う姿勢や声の出し方などをアドバイスしました。 黒川さんは、「歌詞に共感する事が大切です。自信を持って大きな声で伝えてください」と生徒たちに呼び掛けていました。 合唱指導は、依頼のあった市内3つの中学校で行われました。 26日からは、市内4つの小学校で打楽器の体験授業が行われることになっています。 伊那市では「子どもたちに音楽の素晴らしさを感じてもらえる機会になってほしい」と話していました。
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市長と語りた伊那 東部中生と意見交換
総合的な学習で「私たちの伊那市」をテーマに学んでいる伊那市の東部中学校3年生は13日、白鳥孝市長を学校に招き、意見交換を行いました。 東部中の3年生は、9月30日から始まる文化祭で総合的な学習の発表を行うことになっていて、発表の前に市長の話を聞こうと今回招いたものです。 意見交換では、生徒が「ICTを活用した授業の数が少ないと感じていますがどうお考えですか?」と質問しました。 白鳥市長は「教育は重点を置く分野でもあり、ICTを活用した授業の機会を今後増やしていきたいと考えています」と答えていました。 また、「林業整備を行うと伊那市の自然が破壊されてしまうのではないか」との質問に、白鳥市長は「手を入れるところとそのまま残すところを分けて行うので自然破壊せずに整備を進めることができます」と答えました。 白鳥市長は「伊那市は農業や酪農が盛んで働く企業もたくさんある。10年後就職する時はぜひ伊那市で就職してもらいたい」と話しました。 これを受けて代表生徒が感想を発表しました。 今年度、市長と中学生が意見交換を行うのは、伊那中学校に次いで2回目です。
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箕輪南小学校に学童クラブ設置
箕輪町教育委員会はこれまで町内5つの小学校で唯一学童クラブがなかった箕輪南小学校に新たに学童クラブ設置を検討していることが分かりました。 これは12日開かれた町議会一般質問で唐澤義雄教育長が明らかにしたものです。 学童クラブは主に日中、保護者が家にいない児童の放課後の生活の場所となるもので箕輪南小学校の体育館に併設されている空き部屋を活用する予定です。 現在10人ほどが箕輪東小学校の学童クラブを利用していて放課後に学校関係者が車で送っています。 町教育委員会が行ったアンケート調査の結果、利用を希望する家庭が増加しているということです。 設置には指導員の確保が課題ですが早ければ3学期から、遅くとも来年度からスタートさせたいとしています。
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第49回伊那北高校合唱コンクール
第49回伊那北高校合唱コンクールが9日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、3年A組が最優秀賞に選ばれました。 今年で49回目を迎えた伊那北高校合唱コンクールでは、1年生から3年生までの18クラスが発表しました。 審査の結果、最優秀賞にあたる金賞には、3年A組が選ばれました。 クラス発表のほかPTAや部活動、有志団体の発表も行われました。 音楽部合唱班は、3日に埼玉県で行われたNHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックコンクールに長野県代表として出場した際に披露した曲を歌いました。 第49回伊那北高校合唱コンクールの模様は、10月15日からご覧のチャンネルで放送します。
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伊那美術展 高校生と会員が語りあう
伊那文化会館で開かれている第92回伊那美術展で、入賞した高校生と美術協会会員が語り合う特別企画が10日に行われました。 展示会場に伊那美術協会の会員が集まり、高校生の入賞者3人から制作に関する話しを聞きました。 ジュニア大賞を受賞した伊那西高校2年生で美術部の赤羽日向さんは、伊那市坂下の路地裏で見つけた物置を題材に油絵を制作しました。 赤羽さんは実際の場所にはなかったゴミ袋を左下に描き加えましたが、会員からは「絵を圧迫しないようによく考えて付け加えた方がよい」とアドバイスがありました。 伊那美術協会の展示会には、毎年30点ほどの高校生の作品が寄せられるという事で、今回の特別企画は次世代育成を目的に初めて行われました。 伊那美術展は、9月11日まで伊那文化会館で開かれています。
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伊那文化会館が中学生対象に演劇ワークショップ
中学生を対象にした伊那文化会館の演劇ワークショップが10日に行われ、専門家から、楽しみながら芝居をするための指導を受けました。 ワークショップには、伊那市の春富中学校の演劇部と合唱部の部員20人が参加しました。 東京都在住の演出家で劇団を主宰する田上豊さんが講師をつとめ、楽しみながら芝居をするコツを指導しました。 田上さんは、イス取りゲームやジェスチャーを使った伝言ゲームなどをしながら、演劇をする上で大事な、伝え合う事、助けあう事、演じ合う事の3つのポイントを子ども達に指導していました。 ワークショップのまとめとして、一部のセリフが黒塗りで消された台本が配られ、生徒たちが自分たちで穴埋めして実際に演じていました。 ワークショップを行った伊那文化会館では、子ども達に演劇に興味を持ち、楽しみ方を知ってもらいたいと話していました。
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アマランサスの収穫と調理を体験
総合的な学習の時間で雑穀アマランサスについて学習している 伊那市の東部中学校の生徒が9日アマランサスの収穫と調理体験を行いました。 伊那市長谷のアマランサスの畑で東部中1年3組のおよそ30人が収穫作業を行いました。 クラスでは農業体験を通じて地産地消の意識を育て農業の大切さを知ろうとアマランサスについて学習しています。 アマランサスは南米原産の雑穀で栄養価が高いとされています。 また伊那市では地域おこしの活動として食品業者が特産品づくりに取り組んでいます。 収穫を終えると長谷の気の里ヘルスセンターに運び天日干しをしてから調理しました。 作ったのはアマランサス入りの餃子とパスタです。 およそ1時間半ほどかけて調理を終えると生徒たちが味わっていました。 このクラスではアマランサスについて研究している大学教授の話を聞いたり、栽培農家との交流などにより地域の食材としてさらに理解を深めていくとしています。
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伊那弥生ヶ丘高校音楽会 3年D組最優秀賞
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の音楽会が9日伊那文化会館で開かれ、3年D組が最優秀賞に選ばれました。 音楽会はクラスマッチ形式で行われ、1年生から3年生までの18クラスが練習の成果を披露しました。 弥生ヶ丘高校では、クラスの団結力を高めようと、毎年音楽会を開いています。 今年は地域の人たちと交流を深めようと、保育園の園児や地域の音楽団体を招待しました。 竜西保育園の園児は、生徒と一緒に元気に歌っていました。 審査の結果、最優秀賞には「はじまり」を歌った3年D組が選ばれました。
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直江津遭難 児童が冥福祈る
74年前、修学旅行中に新潟の海で亡くなった5人の児童の冥福を祈ろうと箕輪中部小学校の児童が9日慰霊碑に花を手向けました。 1942年9月13日に中箕輪国民学校、今の箕輪中部小学校の児童5人が修学旅行中に新潟県直江津の海で高波にさらわれ命を落としました。 慰霊碑は海の事故で亡くなった児童の冥福を祈り建立されたもので9日は登校した児童が碑に花を手向け手を合わせていました。 箕輪中部小学校では、命の大切さを改めて感じ事故の教訓を受け継いでいきたいとしています。
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上下伊那の26か所で狼煙リレー
戦国時代に武田信玄が情報伝達手段として使ったとされる狼煙を再現するリレーが、3日、上下伊那の26か所で行われました。 このうち、伊那市の東春近では、子ども達が火を起こす事から挑戦しました。 30分ほどが経過し、ようやく火が起こると歓声があがりました。 午前10時に下伊那の根羽村からスタートした狼煙リレーは、午前10時17分に伊那市の西春近まで到達しました。 ほぼ同じ時刻には、富県の住民が高烏谷山のつが平からあげた狼煙も確認されました。 スギの木でつくった松明に一斉に点火すると、勢いよく煙が登っていきました。 狼煙は、戦国時代に武田信玄が情報伝達手段として使っていたとされています。 リレーはそれを再現する事で地域の歴史を学び連携を深めようと2008年から毎年行われています。 この日は上下伊那の13市町村が参加し、南の根羽村から北の箕輪町まで26か所で狼煙がリレーされました。