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民話「孝行猿」資料館開館
伊那市長谷に伝わる民話、孝行猿の資料館が、伊那市長谷の南アルプス生涯学習センター「入野谷」内に完成した。
14日は市の関係者など約70人が、完成した資料館を見学した。
資料館は、孝行猿の話のゆかりの地、伊那市長谷市野瀬にある入野谷の2階に設けられ広さは約28平方メートル、工事費など事業費は約570万円となっている。
孝行猿の資料館はこれまで個人の住宅内にあったが、平成19年に閉館となったため、今回あらたに設置された。
孝行猿の話は、猟師に打ち殺された親猿を3匹の子猿が助けようとする民話で、伊那市無形文化財に指定されている。
資料館には物語をイメージする囲炉裏のある部屋がつくられ、殺された親猿を助けようとする子猿の姿が彫刻で表現されている。
また小学校の道徳の時間に教材として読まれていた「孝行猿の話」を掲載した本が展示されている。
ほかには、長谷に関する映像記録を見ることができるコーナーや展示パネルなどがある。
14日は資料館完成を祝う記念式典も開かれ、長谷小学校の児童が「孝行猿の歌」を披露した。
式典ではほかに、地元の民話を紙芝居で伝える活動をしているグループが孝行猿の紙芝居を披露した。
資料館は伊那市長谷の南アルプス生涯学習センター「入野谷」内にあり入場無料で見学することができる。 -
新入社員激励会
伊那商工会議所主催の新入社員激励会が12日、伊那商工会館で開かれた。
激励会には、この春入社した152人が出席した。
伊那商工会議所は、市内の企業を対象に毎年、合同の激励会を開いている。
向山公人会頭は「目標をしっかり持ち、やる気、元気、根気を持って、企業になくてはならない人になってほしい。今、仕事があることに感謝して頑張って」と激励した。
これを受け、新入社員を代表して南信美装伊那の齋藤貴紀さんは、「会社の戦力になれるよう日々努力し、初心を忘れず真摯な姿勢で頑張っていきます」と誓いの言葉を述べた。
本年度の激励会参加は31社152人で、昨年度と比べ企業は1社、新入社員は25人増えている。 -
エネルギー利用技術研究会 事例発表会
上伊那電気主任技術者協会のメンバーでつくるエネルギー利用技術研究会は、22回目となる事例発表会を、8日、伊那市西箕輪の伊那技術形成センター開いた。 上伊那電気主任技術者協会は、上伊那を中心とする50社ほどの企業から61人が参加している。
協会の活動の一つとして、エネルギー利用技術研究会があり、毎年1回、この時期に事例発表会を開いている。
8日は、節電や、二酸化炭素削減の取り組みなど15の事例が発表された。
この22回目を数える伝統ある発表会の活動について広く一般にも知ってもらおうと、20回の記念として、これまでの活動の中から100の事例を集めた記録メディアも作成した。
上伊那電気主任技術者協会会長で(株)東信鋼鉄の川上 国男さんは、「企業でのエネルギー有効利用の取り組みは、一般の取り組みの参考になると思う。研究会の活動で地域に貢献したい」と話していた。 -
高遠城址公園 コヒガンザクラ見頃に
伊那市の高遠城址公園のコヒガンザクラが見頃を迎え、9日から花見客の本格的な入りこみが始まった。
公園東側の駐車場は、県外からの観光バスで埋まった。
公園を管理している伊那市によると、8日は51台だったのに対し、9日は150台近くのバスが入ったという。
有料入場者数も8日の4,300人に対し、9日は倍以上の1万人と見込まれる。
公園内の桜は5分咲きで、場所によっては満開となっている。
桜の下では、ビニールシートを広げ、花見を楽しむ人たちの姿が見られた。
花見客の入りこみは、10日、11日にピークを迎えるものと見られる。
伊那市では、10日から市役所駐車場を発着するシャトルバスを運行するほか、JR東海による桜祭り号も運行される。
尚、満開は、11日と予想されている。 -
伊那公園賑わい守る花見小屋
一方、桜の名所の一つ、伊那市の伊那公園も今がちょうど満開。昭和40年代には、高遠に負けないほどの賑わいを見せたという伊那公園。時代の移り変わりとともに人出も減った。
そんな伊那公園に、1軒の花見小屋がある。
北沢福明(よしあき)さんは、30歳で花見小屋を出し、今年で41回目の春を迎えた。
公園を訪れる花見客は、ずいぶん減りったが、北沢さんの顔を見に足を運ぶ常連客も少なくない。
店構えは、昔のまま。定番のそば、うどん、おでんなどほとんどのメニューは、15年以上前から据え置きの500円。店内外には、懐メロが、今では目にすることがなくなったカセット型の装置で鳴っている。
伊那公園には、以前3件の花見小屋があったが、今では1軒だけになった。
今年は、4月1日から小屋をあけたが、赤字覚悟だ。
おとといは、1日の売り上げが1,200円だった。
今年は、花が散り終わる18日までの営業を計画している。
最近は、福祉施設からの利用者が増えている。
弁当などを持ち込むパターンが多く利益にはならない。それでも北沢さんは、笑顔をたやさず接客する。9日も車椅子での利用者が大勢訪れた。
伊那公園には、150本の桜がある。
一時は、高遠城址公園に負けないほどに賑わった公園も、企業や職場での大人数の宴会が減り、少人数で短時間、若い人の利用も減った。
高遠城址公園への花見客の入りこみが本格化した9日、伊那公園では、1軒の花見小屋が営業していた。 -
KOA入社式
新年度がスタートした1日、企業や行政機関で入社式や辞令交付式が行われた。
箕輪町に本社を置く電子部品メーカー・KOA(株)では入社式が行われた。
今年度は、昨年度より3人少ない35人が入社した。
式の中で向山孝一社長は、「KOAは、今年、創業70年を迎える。新たに入社した皆さんとともにあたらな歴史が始まる事に感慨深く感じる。
外へ出れば私がKOAです、といえるKOAマン KOA レディになってほしい」と挨拶した。
新入社員は、「世界にKOAの商品を販売する営業マンになりたい」「プロジェクトリーダーとなり開発に貢献したい」などと、一人ひとり自己紹介した。
入社した35人は、今後、ビジネスマナーなどの研修をうけ、会社の原点であるものづくりの実習を経て、6月に正社員として登用される予定。 -
2月の有効求人倍率は0.48倍
月の上伊那の月間有効求人倍率は0.48倍となり、前の月の0.43倍より0.05ポイント上昇したが、依然として厳しい状況が続いている。
ハローワーク伊那の発表によりますと、2月の上伊那の月間有効求人倍率は0.48倍で、前の月の0.43倍より、0.05ポイント上昇した。
県平均の0.49倍を0.01ポイント下回り、県内12地区の中では、下から5番目となっている。
内訳で見ると、企業の求人数は770人で、前の月の819人より、49人少なくなった。
一方、職を探している新規求職者数も減少していて、2月の求職者数は906人、前の月の966人より、60人少なくなった。
製造業などでは新規の求人が増えてきているが、年度の切り替えとなる3月、4月は離職者が多くなり、求職者が増えることから、ハローワーク伊那では、有効求人倍率も下がるとみていて、「持ち直しの動きはあるが厳しい」としている。 -
伊那と木曽 ビジネスマッチングプラザ
国道361号をキーワードに広域的なつながりで新たなビジネスチャンスをつかもうと、おととしから交流をしている伊那・木曽・高山地域ビジネスマッチングプラザ。伊那地域の炭と木曽地域の石鹸が融合した新しい商品が生まれた。
箕輪町にある株式会社伊那炭化研究所の炭を細かく粉状にして、塩尻市贄川(にえかわ)の化粧品製造販売業、友絵工房が石鹸にした。試作品が出来上がった段階だが、商品化を目指して本格的に取り組んでいくという。
伊那・木曽・高山ビジネスマッチングプラザは、おととし、権兵衛トンネルが開通したことをきっかけに、伊那木曽地域の企業が参加してスタート。去年からは、岐阜県高山市の企業も加わった。
26日は、伊那市内で4回目の交流会が開かれ、各地域から20社が出席し、自社製品を売り込むとともに、新商品開発や販路拡大に向け交流した。
マッチングプラザを主催している伊那商工会議所では、「伊那から高山までの国道361号をキーワードにして、地域経済の活性化につなげていきたい」としている。 -
ルビコンエンジニアリング 下請法違反で勧告
伊那市福島のルビコンエンジニアリングは、下請け業者に対し、協力値引きなどと称して、下請け代金を減額して支払っていたとして、公正取引委員会から再発防止などの勧告を受けていたことがわかった。
公正取引委員会によると、ルビコンエンジニアリングは、平成20年9月から1年間にわたり、一部の下請け業者に対して、支払い代金の減額を要請していたということで、下請代金支払い遅延等防止法の規定に違反する事実が認められたとして、再発防止などを勧告した。
減額の総額は、27社1086万円に上るということだが、ルビコンエンジニアリングでは昨年12月に下請け業者に返還している。
ルビコンエンジニアリングでは、「コストダウンの観点から、下請け業者に一定の値引きをお願いしていたことが問題とされた。勧告を真摯に受け止め反省し、コンプライアンスの確立を目指したい」とコメントしている。 -
高遠城址公園でぼんぼり設置
桜の名所、伊那市の高遠城址公園で桜の開花前に23日、ぼんぼりの飾り付けが行われた。
23日は、高遠城址公園観光協議会のメンバー60人が参加し、クイを打ちつける作業等を手際よく行っていた。
今年のぼんぼりは、去年より10基少ない133基着集まった。
ぼんぼりは桜まつり期間中、夜間点灯される。
日本気象協会は高遠城址公園の桜の開花は4月5日と予想している。公園開きは4月1日に行われる。 -
地価公示価格
国土交通省は、平成22年1月1日現在の地価公示価格を18日、発表した。
県内の地価の状況は、商業地は18年連続、住宅地は13年連続して下落し、下落幅も拡大した。
調査は、全国でおよそ2万7800箇所、県内では337地点で行われた。
伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内で下落幅の大きい地点は
伊那市では、荒井の商業地が1平方メートル当り4万5800円から4万3200円でマイナス5・7%。
狐島の住宅地が3万5600円から3万4100円でマイナス4・2%。
箕輪町では、松島の中心市街地の商業地が、4万6000円から4万3600円でマイナス5・2%。
南箕輪村は、沢尻の住宅地が、2万2400円から2万1800円でマイナス2・7%となっている。
県全体では、商業地が18年連続下落し、平均で5・1%のマイナス。
住宅地は13年連続下落し、平均3・8%のマイナスとなっている。 -
子ども地球サミット2010開催へ
エコをテーマとしたイベント「子ども地球サミット2010」が、今年の夏も、南箕輪村で開かれる。
16日は記者会見が開かれ、イベントを企画・運営する飯田市の会社が概要を説明したほか、主催者を代表して唐木一直村長が、意気込みを語った。
今年は、7月30日から8月1日までの2泊3日で、小学3年生から6年生までの約100人に、参加してもらい、エコミュージカルの公演のほか、村内に滞在して、様々な体験をしてもらう計画。
また、去年に続き、海外の子どもも招待する予定で、シンガポール、カザフスタン、エジプトなど6カ国を想定している。
ミュージカルでは、初年度から特別講師を務めている元宝塚歌劇団の但馬(たじま)久美さんのほか、韓国を代表する伝統音楽演奏者・キム・ドクスさんが出演する。
また、今回は、地元の人たちにイベントへの関心を高めてもらおうとサミットを応援する「応援団」を発足していて、団員を募っている。 -
推奨みやげ品審査会
伊那市観光協会の推奨みやげ品の審査会が、16日、伊那市役所で開かれ、新たに、高遠町にある赤羽菓子店の「麦ころがし」が登録された。
赤羽菓子店の麦ころがしは、国産の栗が白あんに練り込まれている和菓子で、無添加の原料が使われている。
伊那地域で親しまれていた「麦こがし」をヒントにつくられ、郷土の色が出でいる点などから認定された。
16日は、伊那市観光協会などの7人が審査員となり、新規登録の麦ころがしの他、登録を更新する23品を審査した。
観光協会では平成12年からこれまで56品を推奨みやげ品として認定していて、認定された商品は、推奨みやげ品である事を示すシールを貼って観光イベントやキャンペーンで販売する事が出来る。
16日更新の審査が行われた23品については一週間後に結果がでることになっている。
赤羽菓子店の麦ころがしは、4月に認定証が授与される。 -
伊那小6年夏組 卒業記念植樹
伊那市の山寺活性化協議会が12日、ともに地元の活性化を考えてきた伊那小学校6年夏組の子どもたちのために、記念植樹会を開いた。
12日は、伊那小学校6年夏組の児童およそ30人が、山寺区にある高尾公園の土手に、集まり、樹齢20年のもみじを植樹した。
これは、卒業を間近に控えた夏組の子どもたちのために、山寺活性化協議会が企画した。
夏組は、総合学習の取り組みとして4年生の時から山寺区や伊那北駅周辺の活性化を考えてきた。
その中で、協議会とも一緒に活動し、伊那北駅前での朝市を企画し、自分たちも参加するなどしてきた。
今回の植樹には、夏組の子どもたちへの感謝と、地元を大切に思う気持ちを忘れないでほしいという気持ちを込めた。子どもたちは「伊那北駅前周辺が、今より明るく親しまれる場所になってくれたらいいな、その守り神にこの木がなってくれると思います」「ずっと賑やかな明るい場所になって欲しい」などと話していた。
子どもたちは交代しながら、もみじの根元に土をかけていた。
伊那小学校の卒業式は、18日(木)に行われる。 -
伊那飲食店組合新春大会
伊那飲食店組合の新春大会が8日、伊那市内で開かれた。
新春大会は組合員の交流を図ろうと開かれたもので、会場には約100人が集まった。
大会の中で伊藤敏春組合長は「今、食の安心、安全を望む声が高まっている。飲食店として食の安全を考え、お客様を大切にしていきたい」とあいさつした。
伊那飲食店組合は、約300店が加盟していて、互いの結束を図りながら集客に努めている。
組合に加盟している各店舗では、食中毒などを出さないよう食品衛生管理を徹底するとともに、厳しい経済状況のなかサービスの充実を図り、活気ある店づくりを進めていく竏窒ニしている。 -
子育て応援宣言 上伊那医療生協に登録証交付
箕輪町の上伊那医療生活協同組合が「社員の子育て応援宣言」登録企業となり10日、南信労政事務所から登録証が交付された。
「社員の子育て応援宣言」は、従業員が仕事と子育ての両立ができるような職場環境づくりを進めようという県の事業。
南信労政事務所の中島義則所長が、上伊那医療生協を訪れ、登録証を手渡した。
県ではこれに登録することにより、企業のイメージアップにつながり、職場が活性化される竏窒ニしている。
登録されたのは上伊那では2件目、病院関係では県内で初となる。
上伊那医療生協では、職員向けの病児保育室を設置していて、子どもが病気のときでも安心して働ける環境が整えられている。
今後は育児休業が取りやすい職場環境づくりやノー残業デーの推進に取り組んでいくという。 -
高遠さくらホテルリニューアル
伊那市の高遠さくらホテルのリニューアル工事が完了し、7日から宿泊利用が再開される。
6日は、リニューアル完成内覧会が開かれた。
関係者約20人が出席し、テープカットで完成を祝った。
平成7年のオープン以来、初めての大規模改修で、今回の工事では外観は改修せず、利用客のニーズに応えて、和室中心だった客室を洋室にした。
4階は和室6部屋を洋室にし、1部屋にベッド2台を入れている。背の高い利用客に対応するため、大型ベッドの部屋もある。
また、畳スペースも設置している。
3階は、マットレス3つを配置した部屋があり、腰かけたり、そのまま休むなどくつろげるという。
また、すべての部屋に地デジ対応の液晶テレビを導入している。
改修費は4千万円。
7日から宿泊利用が再開されることになっていて、すでに予約が入っているという。 -
いーな伊那プレミアム商品券利用74%
今月31日が有効期限となっている、いーな伊那プレミアム商品券の利用は2月末現在で約74%となっている。
第2弾となるプレミアム商品券は総額が、2億2千万円で去年の12月19日から販売が始まり3日間で完売した。
伊那商工会議所のまとめによると、2月末現在で使われた額は、約1億6300万円、率で、74%。
使われた業種別でみると、大型店が最も多く6800万円、次いでJAとスーパー・食料品店が2100万円づつとなっている。
商品券の有効期限は今月末までで伊那商工会議所では、早めの利用を呼びかけている。 -
1月の有効求人倍率は0.43倍
1月の上伊那地区の月間有効求人倍率は、0.43倍で、前の月の0.44倍を0.01ポイント下回り、8カ月ぶりに低下した。
1月の上伊那の月間有効求人倍率は0.43倍で、前の月の0.44倍より0.01ポイント低下した。
8カ月ぶりに低下に転じたが、0.01ポイントに留まり、ほぼ横ばいで推移した。県平均は0.44倍だった。
新たに職探しをしている新規求職者数は819人で、11カ月ぶりに800人台となっている。
一方、企業の求人も増加していて、新規求人数は966人、3ケ月ぶりに900人台となった。
3月、4月は、契約社員の契約が切れたり、退職者が多くなることから、ハローワーク伊那では求職者数は増えると見込んでいるが、一部の企業では景気回復の兆しも見え、求人数も増える要素があると見込んでいる。
求人の中身で見ると、正社員での求人は44%に留まっていて、派遣や契約などの非正規雇用が占める割合が多くなっている。 -
【カメラ・リポート】酒米でせんべい
米にこだわる造り酒屋がせんべいを作った。米の風味がする歯ごたえのよいせんべい。
このせんべいを作ったのは伊那市荒井の蔵元・宮島酒店。たまりしょうゆと青唐辛子みその2種類を作った。 -
伊那ロータリーが弥生高で指導
伊那ロータリークラブに所属する地元企業による課外授業が、24日、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で行われた。
これは、伊那ロータリークラブが青少年育成事業として5年前から行っている。
この日は、金属加工や金融、流通・販売などに携わる地元の企業の関係者が弥生ヶ丘高校の1年生の前で、それぞれの事業内容や理念などを説明した。
そのうち、伊那市に本店を置くアルプス中央信用金庫、総務部の田中久弘次長は、信用金庫の業務内容などを説明した。
また、銀行と信用金庫の違いを説明し、「信用金庫は地域で生まれ、地域とともに育っていくもの。地域のみなさんとのつながりを強め、職員それぞれが個々の能力を発揮することが、最大の地域貢献につながると考えている」と話した。
ある女子生徒は、「信用金庫が地域とのつながりを大切にしていることがわかった。今後の進路の参考にしたい」と話していた。 -
箕輪町に(株)ヌイテック進出
箕輪町木下にあるリズム時計工業の空き工場に新たに東京の株式会社ヌイテックが入り生産稼働を始めることになった。
ヌイテックは東京に本社を置き、自動車シート用縫製部品の製造販売を行っている。
ヌイテックは東証一部上場の自動車メーカーの100%出資子会社で、主な取引先が愛知県と東京都にあることから、その中間地点にあたる長野県で生産拠点を探していた。
そんななか去年3月にリズム時計が工場を閉鎖し、立地条件や労働力の確保が見込めることなどから町の仲介により空き工場を活用することを決めた。
現在は3月からの本格稼働を目指し従業員の訓練が行われている。
町で事業を始めるにあたり、24日、地域交流センターで記者会見が開かれ、松下和好社長が「箕輪町に来てみると環境がいいと感じる。皆さんの協力を頂いて工場進出にこぎ付ける事が出来た。今後も宜しくお願いします。」とあいさつした。
リズム時計の大川康寛社長は「工場の解体を予定していたが、建物は存続できることになった。町には大変お世話になった。」と話した。
ヌイテックは今年秋頃までに100人ほどの従業員を確保し、初年度の売り上げは2億円を見込んでいる。 -
伊那タクシーとつばめタクシー統合
伊那バスグループの、伊那タクシー(株)とつばめタクシー(株)は、今月21日から経営を統合し営業をスタートさせた。
景気低迷による需要の減少に伴い今月21日つばめタクシーが伊那タクシーに経営統合をした。
呼び名は、これまでの両社の名称を残し伊那・つばめタクシーに、正式名称は、伊那タクシー(株)とした。
本社の建物に、名称が書かれた看板が設置された他、すべての車両のナンバーを電話番号の下4桁にした。
統合により伊那タクシー(株)では、車両の台数が増えたことで効率的に乗客を運べる事や、経費の削減が可能になると話している。
伊那タクシー(株)では、より多くの人達に利用してもらえるようサービスの向上を図っていきたいとしている。 -
いーな伊那プレミアム商品券
2並びの日に抽選会平成22年2月22日、2が並んだこの日にちなみ、総額で2億2千万円発行した第2弾いーな伊那プレミアム商品券の「お楽しみ抽選会」が開かれた。
抽選は関係者が出席し、伊那市の伊那商工会館で、午後2時22分22秒にスタートした。
第2弾いーな伊那プレミアム商品券は、総額で2億2千万円発行され、昨年12月に売り出された。
商品券にはお楽しみ抽選会の応募券が添えられていた。
締め切りの2月15日までに約7300枚の応募があり、抽選で液晶テレビやゲーム機、図書カードなどが67人に当たった。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「プレミアム商品券が、地域経済の景気回復の足がかりに繋がってくれれば」と話していた。
2月15日現在、商品券の利用率は約65%となっている。
商工会議所では、「利用期日が3月末までとなるので、忘れずに使ってほしい」と呼びかけている。 -
みんなで学ぼう食の安全
上伊那地域の事業者でつくる伊那食品衛生協会は18日、食品の安全、安心を考えるシンポジウムを、伊那市の伊那文化会館で開いた。
シンポジウムは今年で6回目で、18日は消費者や製造・流通に係る事業者・行政などおよそ200人が参加した。
17日は、群馬大学教育学部の高橋久仁子教授が、「メディアに惑わされない食生活」と題し講演した。
高橋さんは、「飲んでやせるとも体脂肪の燃焼を促すとも書いていないのにそう思わせるようなキャッチコピーが増え警戒が必要。宣伝広告文ではなく、読むべきは栄養表示」と呼びかけた。
またこの日は、パネルディスカッションも行われ、伊那市消費者の会や伊那食品衛生協会の代表者らが意見を交わした。
伊那食品衛生協会では、シンポジウムを通し今後も食の安心安全に力を入れたい考え。 -
銭湯で健康づくり
地域にある銭湯を活用して生活習慣病の予防や健康増進を図っていこうと、19日伊那市荒井の菊の湯でモデル事業が実施された。
19日は、日ごろから銭湯を利用している人たち約20人が参加した。
伊那市荒井の銭湯、菊の湯は、この日健康情報発信の場へと早代わり。
参加者たちは、保健師による血圧測定や保健指導を受けたり、健康運動指導師による有酸素運動を行っていた。
銭湯で健康づくりをしようというこの取組みは、県内で公衆浴場を営む業者の組合と財団法人長野県生活衛生営業指導センターが国と県の補助を受け、毎年県内2カ所でモデル事業として展開している。
一時は300以上あった銭湯は、現在では37軒に、上伊那地域では、菊の湯も含めて3軒しかない。
年々減少傾向にある銭湯を健康に関する情報発信の場として活用することで、新たなニーズを掘り起こそうという狙いもある。
財団法人長野県生活衛生営業指導センターでは、利用者には健康増進を図ってもらい、庶民の生活に密着している銭湯には、新たな活用法でファンを増やしてもらいたいと話している。 -
東京で企業立地セミナー
上伊那の8市町村や県、商工団体などで作る「上伊那地域産業活性化協議会」は、首都圏の企業を上伊那に誘致しようと、18日、東京都千代田区で企業立地セミナーを開いた。
セミナーを開いた上伊那地域産業活性化協議会は、平成19年10月に設置されたもので、地域産業の活性化を図ろうと取り組みを行っている。
このセミナーは、環境・人材など地域資源が豊富で、立地条件がよいことなど上伊那の魅力をPRするために、今回初めて開かれたもので、首都圏の企業や金融機関など約50人が参加した。
セミナーでは、カメラの製造からトマト栽培に事業転換した、中川村に工場を持つGOKOカメラ株式会社が上伊那での事業について講演したほか、上伊那地域の紹介、情報交換などが行われた。
セミナーでの感触について、伊那市の職員は「上伊那のよさ、上伊那で事業展開する魅力を伝えられたと思う」と話していた。
協議会では、こうした活動を通して、企業を上伊那に誘致し、産業の振興・雇用の創出につなげたいとしている。 -
高遠リサイクルフリーマーケット
使わなくなった衣服や日用品などが並ぶ、高遠リサイクルフリーマーケットが11日、伊那市高遠町福祉センターやますそで開かれた。
11日は県内外から訪れた出品者のおよそ30ブースが並んだ。
このフリーマーケットは、地域の活性化を目的に毎年開かれているイベントで、今年で15回目になります。
各ブースには古着や家財道具が並んだ他、手作りの工芸品なども販売され、訪れた人たちは商品を手にとりながら希望の品を探していた。
主催者の丸山宏一さんは「フリーマーケットを通じて、たくさんの人が高遠に訪れてくれたらうれしい」と話していた。 -
カジカの骨酒販売開始
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」は10日から、清流に生息する川魚「カジカ」の骨酒の提供を始めた。
カジカはきれいな川に住む魚。昔は長谷地区の川でも見ることができたが、今ではほとんど見られなくなった。
仙流荘では、宿泊客が少なくなる冬場の目玉商品として、カジカが一匹丸ごと入った骨酒を提供しようと考えた。
まず、養殖のカジカを日干ししたものを数分あぶり、香ばしさを出す。それを竹の器の中に入れ、日本酒を注ぐ。
2、3分ほど待つと、香ばしく焼いたカジカの香りとうま味が染みだし、酒全体にこくが出るという。
骨酒は、宴会や宿泊客からの要望があった場合、提供する。価格は1800円で予約が必要。 -
外国人就労準備研修 閉講式
日系外国人の再就職支援のための研修がこのほど終了し、9日伊那公民館で閉講式が行われた。
閉講式では、研修を終えた日系外国人14人に修了証が手渡された。
この研修は、日本に住む日系外国人の再就職を支援しようと、厚生労働省がおこなったもので去年11月に始まった。
研修では日本語の読み書きや、面接の受け方、労働法規の習得のほか、職場体験が行われた。
受講した人たちは、「この3カ月間で、たくさんの事を覚えることができました。これから日本での生活が楽になると思います。」と話していた。
講師の派遣など、この研修をサポートした日本国際協力センターによりますと、今回の研修を受けた人は全国で約6000人いて、そのうち就職が決まっているのは、今のところ30%ほどにとどまっているという。