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10月の求人倍率0.38倍
ハローワーク伊那は27日、10月の上伊那の月間有効求人倍率が0.38倍だったと発表した。7月から4カ月連続で増加したが、倒産など企業側の原因による離職者が増加していて雇用情勢は依然として厳しい状況にある。
10月の上伊那の月間有効求人倍率は0.38倍で、9月の0.37倍より0.01ポイント上昇した。
しかし、10月も県平均の0.43倍を下回っていて、県内では上田の0.33倍に次いで2番目に低い地域となっている。
新規求人数は790人で、9月に比べ4.5パーセント増加しているが、前年同時期に比べ25パーセントの減となっている。
一方、新規求職者数は965人で、2カ月連続で900人台となっている。
10月は、事業所の閉鎖による100人規模の人員整理があり、事業主の都合による離職者は288人となつている。
上伊那地域の雇用情勢は、4カ月連続して増加したものの、依然として0.3倍台と低迷していて、厳しい状況が続いている。 -
伊那市商工会優良従業員表彰
伊那市商工会による優良従業員表彰式が、勤労感謝の日の23日、伊那市長谷の仙流荘で行われた。
優良従業員表彰は、事業所に長年勤める人を対象に行われ、本年度は8企業から19人が表彰された。
表彰されたのは、勤続30年以上が3人、10年以上が10人、5年以上6人。
受賞者を代表して、勤続35年で全国商工会連合会会長表彰を受けた仙醸株式会社の廣瀬利一さんは、「長年勤めてこられたのも、会社や同僚、そして常に支えてくれた妻のおかげです」と感謝し、「今後も悔いなく、仕事に励んでいきたい」謝辞を述べた。
伊那市商工会の森本光洋会長は、「不景気な時代でますます大変になりますが、なにより健康に留意して頑張ってほしい」と受賞者を激励した。 -
中央高速バス25周年で特別切符
伊那谷と東京新宿を結ぶ中央高速バスは、12月で開業25周年を迎える。新宿線を運行している伊那バスは、25周年を記念して特別切符を発売する。
年間で60万人、開業以来1500万人を運んだ新宿線。
鉄道の便が悪い伊那谷で、中央自動車道開通後、伊那と東京を結ぶ公共交通機関として、伊那バスなど6社が運行を始め定着した。
今回開業25周年を記念して発売されるのは、小学生以下500円運賃と往復運賃に新宿京王百貨店の商品券5,000円をセットにした年末お買い物きっぷの2種類。
伊那バスターミナルから新宿までを利用した場合、小学生以下は、1,230円の割引、大人は、1,100円の割引となる。
伊那バスでは、高速料金の休日割引に対抗する意味もこめ、今回の特別きっぷ発売を決めた。
高速料金の休日割引の影響で、利用者は4月から前の年に比べて1割減が続く状況。
今回の措置で伊那バスは、マイカーを利用する家族連れに特にアピールしたい考え。
特別切符の販売期間は、12月14日から25日までで、伊那バスでは、バスの良さを見直してもらうきっかけにしてもらいたいと話している。 -
商売繁盛・五穀豊穣願う えびす講祭り
商売繁盛や五穀豊穣を願うえびす講祭りが、19日伊那市西町のえびす神社で行われた。
えびす講祭りは、神社ができた大正15年・1926年から続く恒例行事で、農作業が一段落するこの時期に行われるならわし。
午後5時から、宝投げが行われると、境内には多くの人が集まり福を呼び込もうと、声を出したり、手を伸ばしていた。
宝投げでは、餅と一緒に商品券が投げられ、手にした人は早速、みかんや、豆腐、栄養ドリンクなどと交換していた。 -
第2弾い~な伊那プレミアム賞品券発行へ
市民から要望があったい縲怩ネ伊那プレミアム商品券の第2弾が12月19日と20日に販売されることになった。
13日、伊那市役所で関係者が記者会見し、内容を発表した。
販売総額は2億円で、前回と同様、1万円で1万1千円分の買い物ができる10パーセントのプレミアム率となっている。
2億円のプレミアム分2千万円は、伊那市が二分の一の1千万円を補助し、残りの1千万円は、伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那、登録参加店が負担する。
今回は、10パーセントのプレミアム分に加え、より多くの店で使ってもらおうと、3店舗のスタンプを集めて商品総額50万円の抽選会に参加できるスタンプラリーも実施される。
い縲怩ネ伊那プレミアム商品券は、12月19日に1億4千万円、20日に6千万円が、伊那商工会議所やJA上伊那など6カ所で販売される。
販売限度額は1人10万円で、売り切れ次第終了となる。
登録店の再募集は、25日まで行われ、前回の552店舗以上の登録を目指す。 -
リニア説明会
ルート選定調査報告書早期提出の考えJR東海は12日、リニア中央新幹線のルート選定に関わる調査報告書を、地元の理解を得られたとして、早い時期に国に提出したい考えを示した。
JR東海は、松本市内で県内5つの期成同盟会の関係者を対象に、リニア中央新幹線のルート選定の基準となるデータの説明会を開いた。
説明会は県の要望で、沿線自治体と情報を共有しようと開かれていて、4回目の今回は、東京・大阪が開通した場合の工事費や輸送需要量のデータの算出方法などについて説明された。
説明では、東京と大阪の間でリニアが開通した場合も、東京・名古屋が開通した時と同じく、JRが想定する南アルプスを貫くほぼ直線のCルートが長野県が求める伊那谷を通るBルートと比較して、工事費や維持運営費、予想需要量すべての面で優れている結果となっていた。
説明会を終え、JR東海の宇野護執行役員は、「これまで4回の説明会を終え、地域の理解を得る事ができた。今後は、データの取りまとめを急ぎ行い、出来るだけ早い段階で、国に報告書を提出したいと」話していた。
出席した上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は「データの数字についてはわかるが、地域振興の観点から理解はできない。県に改めて、経済効果について調査を行うよう求めていきたい」と話していた。 -
信州・天竜川どんぶり街道の会発足
諏訪から飯田までの名物どんぶりで連携する信州・天竜川どんぶり街道の会が11日発足した。
岡谷のうな丼、伊那のソースカツどん、松川の黒豚とごぼうのごぼとん丼など9つのどんぶりが並ぶ。
11日は、伊那市の伊那商工会館に諏訪から飯田までの天竜川流域にある名物どんぶりが集結した。
これは、地域の特色を生かしたどんぶりで広域的に連携し、スケールメリットを活かすことで、観光を活性化しようというもの。
11日は、諏訪市、岡谷市、辰野町、伊那市、宮田村、駒ヶ根市、飯島町、松川町、飯田市にある9つのどんぶりの会が信州・天竜川どんぶり街道の会を立ち上げた。
加盟店は、150店舗にのぼる。
総会では、会の設立、名称、会則が承認され、初代会長には、伊那ソースかつどん会の平澤保夫さんが選ばれた。
平澤さんは、「力をあわせてがんばりたい」とあいさつした。
会では、来年2月に総会を開いて、具体的な活動内容を決めるという。 -
フォローアップシンポジウム
伊那商工会議所が創業希望者を支援する、創業者フォローアップシンポジウムが7日、伊那商工会館で開かれた。
シンポジウムは、起業をより成功に結びつけられるように専門家から知識を学んでもらおうと、伊那商工会議所が毎年開いている。
7日は起業を目指す人などおよそ30人が参加した。
シンポジウムは六部構成で進められ、第一部では経営コンサルタントの星井あき子さんが「マーケティング発想で魅力あるビジネスへ」と題し講義した。
星井さんは実際に人気のある商品を例に挙げ、顧客のターゲットを絞ること、独自の商品を作り差別化をはかることなど、経営戦略の必要性について説明した。
星井さんは「ビジネスはあきらめなければ成功します。途中で投げ出さず、頑張って最後までやりぬいてください」と呼びかけいた。 -
上伊那管内の高卒者求人厳しく
就職内定率48.6%上伊那地域の来春高校新卒者の今年9月末現在の就職内定率は48.6%で、前年を23%下回る厳しい状況となっている。
ハローワーク伊那が来春卒業予定の高校生の求人・求職状況をまとめた。
求人数は207人で、前年の同じ月の548人に比べ62.2%低下。求職者数は292人で20.2%の低下。求人倍率は0.71倍で、0.79ポイント下回っている。
就職内定者数は142人で、前年の同じ月の262人に比べ45.8%の減。就職内定率は48.6%と23%のマイナスとなっている。
県全体でみると13.7%の減で、上伊那が大きく落ち込んでいる。
ハローワーク伊那では、製造業の求人数が前年に比べて60%近く落ち込んでいるのがその要因とみている。 -
来春の高校新卒者 就職内定率40.5%
長野労働局は4日、来春の高校新卒者の求人・求職・内定状況をまとめ発表した。就職内定率は40.5%と、前の年の同じ時期と比べ13.7ポイント下回っている。
長野労働局の発表によると、今年9月末現在で、求人数は2135人、前年同期と比べ1734人の減少。
求職者数は2597人で374人の減少。
求人倍率は0.82倍で、0・48ポイントの低下。
就職内定者数は1052人で、557人の減少。
就職内定率は40.5%で、13.7ポイント下回っている。
長野労働局では、高校新卒者の厳しい就職環境に対応するため、引き続き企業に対する求人要請に力を入れていくとともに、学校訪問など個別支援を強化していくという。 -
オリンパス藤原政治さん信州の名工に
平成21年度の長野県卓越技能者知事表彰「信州の名工」にオリンパス伊那工場の旋盤工藤原政治さんが選ばれた。
伊那市富県新山の藤原さんは、昭和53年4月に高遠高校を卒業後、近所の人に薦められ長谷工機に入社。その後信濃オリンパスを経て、平成5年からオリンパス伊那工場に勤務している。
30年余りに渡り旋盤工として働き、今は、伊那工場の中でも新製品の試作や一品もの、特注品などを担当する部署の課長を務めている。
医療器具の部品や顕微鏡のパーツなどが主な加工品で1000分の2ミリの正確さが求められる。
今では、課長としてグループをまとめる藤原さん。休日返上で、後輩たちの指導にあたることもあるという。
「世界に通用するため、日本人のものづくりへの想いが試される」と藤原さんは話していた。 -
9月の求人倍率0.37倍
ハローワーク伊那は、9月の上伊那の月間有効求人倍率が0.37倍だったと発表した。
7月から3ヶ月連続で増加したが、新規求職者数も増加していて、雇用情勢は依然として厳しい状況。
9月の上伊那の月間有効求人倍率は、0.37倍で、8月の0.34倍より0.03ポイント上昇した。
しかし、9月も県平均の0.40倍を下回っていて、県内では、上田の0.30倍に次いで2番目に低い地域となっている。
新規求人数は、756人で、8月に比べ5.1パーセント増加していますが、前の年の同じ時期に比べ、27.7パーセントの減、産業別では、医療・福祉を除くすべての業種で下回った。
一方、新規求職者数は、988人で、2ヶ月ぶりに900人台に増加している。
これは事業所の閉鎖による人員整理で数十人規模の離職者が出たためだという。
上伊那地域の雇用情勢は、3ヶ月連続して増加したものの、依然として0.3倍台と低迷していて、厳しい状況が続いている。 -
地元企業を支援「経営革新塾」
伊那商工会議所などが主催する経営改革を目指す地元企業を支援する「経営革新塾」が、21日夜に開講した。
講座は、経営者や、幹部、後継者などを対象に開いているもので、今年で5年目。
今年は、定員を上回る35人が参加を申し込んだ。
21日は、元プロ野球選手で、現在メジャーリーグの解説者としても活躍中の、高橋直樹さんが講演した。
高橋さんは、マリナーズのイチロー選手が、大リーグの球威に対応するために、メジャー1年目にバッティングのスタイルを変えた事などを紹介し、変化に対応することの必要性を話した。
また、高橋さんは、「夢を持っていても、夢を叶えるために何をすればよいかという目的意識を持ち、実際に行動しないと成功しない」と話していた。
この経営革新塾は、月に2回のペースで、11月下旬まで開かれる。
事業を見つめなおすための心構えやノウハウを学ぶほか、個々にあったビジネスプランの作成など実践的な講座を予定している。 -
秋まつりに向け飾り菓子準備
伊那市内の菓子店で作る高遠菓子商組合は、高遠城址公園で31日から開かれる秋まつりに向け和菓子作りに追われている。
伊那市高遠町の菓子屋あかはねでは、今週末から開かれる「高遠城址の秋まつり」に向け飾り菓子作りが行われている。
地元の菓子屋4店で作る高遠菓子商組合は、地域活性化と和菓子の普及を目指して高遠城址公園で開かれる秋まつりに去年から共同制作の飾り菓子を出展している。
6月から構想を練り始め9月から制作を開始、現在まさに追い込みの時期に入っていて、徹夜する日も少なくないという。
モミジや枯れ葉など、秋らしいものをコンセプトに作品づくりが進められていて、モミジ、ツバキ、柿などすべてが和菓子で作られている。
高遠城址の秋まつりは31日土曜日からで、飾り菓子は高遠城址公園の北口近く、高遠閣の1階に展示される予定。 -
まっくんプレミアム商品券第2弾
南箕輪村商工会が販売する20%のプレミアムが付いた商品券「まっくんプレミアム商品券」の第2弾が24日発売された。
24日は朝から400人近くが村役場の前に並び、商品券の販売開始を待った。
まっくんプレミアム商品券は村の商工業の活性化を目的に、南箕輪村から補助を受け商工会が販売したもので、前回好評だったことを受け第2弾が発売された。
販売が始まると、訪れた人たちは一人ずつ購入窓口へ進み商品券を購入していた。
前回の販売では並んだのに購入できなかった人が大勢いたということで、今回は購入限度額を5万円から3万円に下げ、前回と同様の2千セット、総額2千400万円分を用意した。
商工会によると、前回の商品券についてはこれまで8割以上が利用されていて、利用内容は食料品や日用品の購入、家賃の支払いなど生活に関わるものが多いという。
商工会の田中秀明会長は「多くの人に買っていただいてうれしい。村の商工業の活性化に大きな効果があると思う」と話していた。
商品券は午前11時頃には完売となった。
今回のまっくんプレミアム商品券の使用期限は来年の2月28日まで。 -
伊那街道秋の呑みあるき
伊那谷にある12の蔵元の酒を、千円で好きなだけ飲み比べが出来るイベント「伊那街道秋の呑みあるき」が23日、伊那市の通り町で行われた。
このイベントは、商店街をゆっくり歩きながら酒を味わってもらおうと、春と秋、年2回行われている。
イベントには、伊那谷にある全12の酒蔵が集まり、参加者は、千円で道中手形とお猪口を買い、好きな酒を飲むことが出来る。
通り町には、イベントをPRする行燈が飾られ、参加者はブースの前で足を止め、飲み方や、おすすめ品などを聞き、いろいろな種類を呑み比べていた。 -
伊那谷経済依然として厳しい状況
上伊那地域の業況は、若干の改善がみられるものの、依然として厳しい状況が続いている。
アルプス中央信用金庫は、7月から9月の経済動向をまとめ発表した。
それによると、上伊那地域の業況については、好転企業割合から悪化企業割合を差し引いた数値がマイナス69.4と4月から6月の数値より8.6ポイント改善した。
業種別では、製造業がマイナス71.2、建設業がマイナス72.2、卸売業がマイナス72.7、小売業がマイナス63.4、サービス業がマイナス65.2、不動産業がマイナス66.7で、すべての業種でマイナス領域となっている。
4月から6月の調査と比べて製造業、小売業、サービス業で改善がみられた。
中でもサービス業の改善幅はマイナス83.3から18.1ポイント上昇しましたが、信金では、依然として全ての業種で深刻な状況に変わりはないとして、依然として厳しい状況が続いているものと見ている。 -
いーな伊那プレミアム賞品券 9割使用
有効期限は10月末いーな伊那プレミアム賞品券の有効期限を10月末に控え、購入された券の9割が使用されていることがわかった。
賞品券を発行した伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那では、券をむだにすることのないよう期限内の使用を呼びかけている。
10月15日現在のまとめによると、発行された3億3千万円のうち使用されたのは、2億9900万円で使用率は9割となっている。
内訳は、大型店の直営部門での使用が9700万円で32.5パーセント、JAでの使用が5500万円で18.4パーセント、スーパー・食料品が3300万円で11パーセント、運輸・燃料・旅行が2400万円で8パーセントなどとなっている。
伊那商工会議所では、思ったより大型店に流れず、地域の商店街などで使われていると分析している。
市民からは、第2次の発行を求める声もあるということで、検討が進められている。 -
南信工営リフォームフェア
伊那市西春近の南信工営株式会社は17、18日の2日間、「快適!リフォームフェア」を開いている。
南信工営は、住宅のリフォームなどの建築業の会社。フェアは、リフォームに関する相談を受け、訪れた人たちに商品に触れてもらおうと開催されている。
今回は、キッチンやトイレなど水回りに関する物を中心に展示している。
社員らは、通気性の優れた壁材や、汚れに強いユニットバスなどそれぞれの特徴を、水やマジックを使い説明していた。
また今回は初めて工作教室も開かれ、子ども達は、社員に教わりながらアニメのキャラクターや、リース作りを楽しんでいた。
18日は午前10時から午後4時まで。 -
リニア中央新幹線県民世論調査
BルートがCルート上回る社団法人長野県世論調査協会によると、リニア中央新幹線の県内通過ルートに関する質問に対し、伊那谷を通るBルートが、南アルプスを貫通するCルートを上回った。
調査は、9月2日から10月7日にかけ、県内の20歳以上の男女千人を対象に行い、男性319人、女性332人から回答があった。
「県内通過ルートについてどのように思うか」という質問に対し、県全体では伊那谷を通るBルートが47%、次いで南アルプスを貫通するCルートが33%だった。
4月に行った調査結果に比べ、Bルートは41・3%から5・7ポイント増加し、Cルートは21・7%から10ポイント余り増加した。
地域別でみると、上伊那はBルートが53・2%で、Cルートが38・7%だった。
南信のほかの地域では、諏訪ではBルートが67・6%、Cが21・6%、飯田・下伊那ではBルートが24・6%、Cが65・2%という結果になっている。 -
東京大阪間沿線経済団体リニア早期建設促進大会
第20回東京大阪間沿線経済団体リニア中央新幹線早期建設推進大会が15日、茅野市の茅野市民館で開かれた。
大会には、長野県や東京都、愛知県など沿線7都県の経済団体の関係者約1800人が参加した。
大会はリニア中央新幹線の早期実現に向け、沿線の経済団体が連携・協力していこうと平成2年から毎年開かれている。
長野県商工会議所連合会の加藤久雄会長は、「伊那谷を通るBルート実現へ向け県内が一枚岩となり問題解決していきたい」とあいさつした。
来賓として出席した村井仁長野県知事は、「実現には最も実りのあるルートが必要」と話し、地域振興の観点から、Bルート実現へ向け経済団体に連携強化を求めた。
JR東海の金子慎常務は、「早期着工に向け理解を頂きたい」とあいさつした。
今回の大会決議では、ルートや駅の建設について「地域と十分に調整を図るよう求める」との文言が新たに加えられ採択された。 -
伊那総合物産展示会・商工祭 11日まで
地元の産業や技術、製品を紹介する第61回伊那総合物産展示会・商工祭が10日から、伊那商工会館で始まった。
物産展・商工祭は伊那商工会議所と伊那市が毎年開いているもので、今年は地元企業90社、131ブースが出展した。
今年は「イナエコフェア」をテーマに、ソーラーパネルや火を使わないIHコンロなど、環境や安全に配慮したエコ製品が数多く並んだ。
食のコーナーでは、伊那市の特産品を目指す雑穀アマランサスのブースが設けられ、日本に数台しかないというアマランサスをホップさせる機械が店頭で稼働し、訪れた人の目を引いていた。
またデジタル情報通信エリアには伊那ケーブルテレビも出展していて、デジタル放送の相談会や商談会、インターネット体験などが行われている。
伊那総合物産展示会・商工祭は11日まで。 -
手良物産展 初開催
伊那市手良地区のものづくりを紹介する手良物産展が、9日から手良公民館談話室で始まった。
普段は、談話室として使われている一室が展示スペースとなっていて、農産物や花、果樹類のほか、企業や職人の製品が所せましと並べられている。
農家もふくめ、20社ほどが参加していて、伊那では、栽培している農家はめずらしいとされるハート型をしたミニトマト、トマトベリーや、下手良出身の漫画家向山知成さんの作品が掲載されている雑誌、少年マガジンも置かれている。
手良物産展は、生産者の心意気を感じてもらおうと今回初めて開催された。
たたみやセンス、パソコンモニターからねぎ、トルコギキョウ、なし、ぶどう、りんごが並ぶ手良物産展は、11日日曜まで開かれていて、展示品の格安販売も予定されている。 -
旧井澤家住宅のスタンプ完成
伊那部宿を考える会は、伊那市西町の旧井澤家住宅を広くPRしようとスタンプを作った。
スタンプは直径7.5センチの円の中に、旧井澤家住宅が描かれている。
伊那市在住の漫画家、橋爪まんぷさんがデザインした。
このスタンプは、井澤家住宅の見学者が自由に使うことが出来るほか、伊那部宿を考える会がPR用に利用するという。 -
8月の有効求人倍率0.34倍
ハローワーク伊那は2日、8月の上伊那の有効求人倍率が0.34倍だったと発表した。
求人倍率は7月に続き、2カ月連続で増加したが、ハローワークでは、求職活動を辞める人も増えていると見ていて、雇用情勢は依然として厳しい状況という。
8月の上伊那の月間有効求人倍率は0.34倍で、前の月の0.3倍より0.04ポイント増加した。
依然、県平均の0.38倍を下回っているが、7月に続き2カ月連続での増加となった。
企業の求人数に大きな変化はないが、職を探す求職者数は大幅に減少していて、8月の有効求職者数は、前の月の5502人より470人少ない5032人となった。
このことから、8月の有効求人倍率は、求職者数が少なくなったことで回復に転じたことになる。
しかし、実際に職に就いた人の数は216人しかおらず、ハローワーク伊那では「一端職探しから離れる人も増えてきているのではないか」と見ている。
また、「前に比べて需要が出てきているのは確かだが、期待したほどの回復につながっていない。今後は、人を雇う余裕が出てくる会社と、経営を維持するのが精一杯な会社とに二極化していくのでは」と話している。 -
【カメラ・リポート】信州デスティネーションキャンペーン プレイベント10月から始まる
長野県とJRがタイアップした大型観光キャンペーン信州デスティネーションキャンペーンが来年の秋実施される。
来年の本番を前に、今年10月から、キャンペーンのプレ企画が、県内各地で予定されている。
キャンペーン期間中は全国のJRの駅や列車内にポスターが張り出されるなど、全国に信州の魅力を発信し、誘客を図る。 -
「信州デスティネーションキャンペーン」
プレ期間PR長野県とJRがタイアップして、全国から観光客を誘客しようという「信州デスティネーションキャンペーン」のプレ期間が、1日から始まり、県内各地で一斉PRが行われた。
このうち、伊那市ますみヶ丘のグリーンファームでは、県と市の職員が、来店者にパンフレットを手渡していた。
信州デスティネーションキャンペーンのプレキャンペーン期間中は、全国のJR各駅に、長野県をPRするポスターなどが張り出されるほか、県内各地でさまざまなイベントが用意されている。
この日は、パンフレットに興味を持つ人も多く、職員に質問したり、何冊も求める人の姿もあった。
なお、デスティネーションキャンペーンの本番は、来年の秋を予定している。 -
メディカル・リブ落成式
内視鏡など、医療用処置具の開発・製造会社、メディカル・リブの本社工場が、伊那市西箕輪に完成し、29日、落成式が開かれました。
今後は、地域の医療機関などと連携し、さまざまな取り組みを展開したい考え。
メディカル・リブは、岡谷市に本社を置く「リバグループ」のグループ会社で、内視鏡など医療用処置具の開発、製造を行っている。
これまでは工場を持たず、グループ本社の「リバー精工」の中で業務を行っていたが、そこが手狭となり、今回伊那市に本社工場を建設することになった。
本社工場の敷地面積はおよそ5400平方メートル、総事業費は3億9千万円で、新たな従業員を地元で採用する計画。
医療用処置具の製造には申請が必要で、許可が取れるまでに時間がかかるため、本格稼働は5年後を目途にしている。
その間、徐々に従業員を増員し、工場もあと2棟建設する予定。 -
伊那商工会議所桜パンフ完成
伊那商工会議所は、市内の桜や桜の名所を巡るウォーキングコースを紹介した桜パンフレットを制作した。
28日、商工会議所の酒井稔さんと、パンフレットの写真を撮影した伊那市の写真愛好家向山世男さんが出席し、伊那市の伊那商工会館で記者会見を開いた。
伊那商工会議所では、市内に点在する公園や、地元で大切に保護されてきた桜の木など魅力ある桜を多くの人に知ってもらおうとパンフレットを作った。
パンフレットでは桜の紹介のほか、観光客に滞在してもらい、歩きながら桜の名所を巡るウォーキングコースも紹介している。
パンフレットの写真は、一昨年、伊那商工会議所主催の桜を題材にした写真コンテストで最優秀賞を受賞した向山さんが撮影した。
向山さんは「残雪と桜の両方を楽しめるポイントは全国的にも珍しい。写真をみて多くの人が来てくれたら」と話していた。
伊那商工会議所では、「伊那市には多くの魅力ある桜があることを伝え、市街地の活性化にも繋げていきたい」としている。
このパンフレットは3万部刷られ、全国の旅行代理店などに置かれる予定。 -
えごまクッキー販売
エゴマの栽培に取り組んでいるグループ「えごま・ごまプロジェクト」は、新たに、えごまを使ったクッキーの販売をする。
販売されるのは、エゴマを生地に加えたエゴマクッキー。種類は、プレーンと抹茶味の2種類。
グループでは、エゴマの実や油を販売してきましたが、よりエゴマに親しんでもらおうと、クッキーを販売することにした。
クッキーの開発と製造は、試作段階でもあり、少数生産にも対応してくれる伊那市西箕輪の知的障害者通所授産施設、アンサンブル伊那に依頼した。
アンサンブル伊那では、喫茶店の営業を行っていて、年間を通じて18種類のクッキーを作り販売をしている。
普段から、商品には自信を持って出荷しているということだが、外部から開発や製造の依頼が来たことで、利用者の新たな自信につながったという。
このエゴマクッキーは南箕輪村の日帰り入浴施設大芝の湯や大芝荘で、14枚入り500円で売られている。