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高遠城址公園 桜を1本ずつ管理へ
伊那市は高遠城址公園のサクラ1本毎の場所や生育状況を調査し10年、20年先を見据えた保護育成計画を今年度策定します。
高遠遠城址公園にあるおよそ1,500本のタカトウコヒガンザクラには、番号札が付けられています。
伊那市ではこの番号を基に、平成28年度から2年かけGPSで場所を測定し、日照条件や土壌、桜の葉の付き具合など30項目を調査しました。
調査を行ったのは、平成11年から18年間、高遠城址公園の桜守をしていた稲辺謙次郎さんです。
伊那市では、調査したデータを整理しエリア毎に桜の生育や樹齢などを分析しています。
1本ずつ生育状況を調査する事で、市の担当者が桜守と共通の認識を持って管理できるようになると言います。
また、今回のデータを基に10年、20年後には長期的な視野で検証が行えると言います。
伊那市では今年度中に保護育成計画を策定することにしています。 -
北沢峠までの全線で運行
伊那市長谷の南アルプス林道バスの北沢峠までの全線運行が15日から始まりました。
始発の午前8時5分のバスには26人が乗車しました。
林道バスは4月からの運行を予定していましが土砂崩落の影響で今月12日に歌宿までの運行が始まりました。
出発の仙流荘前から北沢峠までは約1時間で標高は2,032メートルです。
午前10時頃には雨が降り出し登山者にとってはあいにくの天気となりました。
北沢峠にある山小屋、こもれび山荘です。
こもれび山荘ではスタッフが宿泊客の受け入れの準備を行っていました。
今シーズンは4月25日に営業を始めましたが、林道の土砂崩落でバスの運行が延期されたことからこれまでの利用者は例年の10分の1の30人ほどにとどまっているということです。
南アルプス林道バスの運行は11月15日までを予定していて仙流荘前から北沢峠までの運賃は片道1,130円となっています。
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南箕輪中1年観光資源を学ぶ
南箕輪中学校の1年生は、村の観光資源について学び、発信する総合学習に取り組んでいます。
14日は、1年生167人が、村役場の職員と、地域おこし協力隊の隊員2人から村の魅力や観光資源について話を聞きました。
村職員の真瀬垣まり子さんは、村最大の観光地である大芝高原には年間60万人が訪れていて、県内で38位の集客数だと説明しました。
真瀬垣さんは、「光を観ると書いて観光と言います。皆さんそれぞれが村の光を見つけて下さい」と呼びかけました。
話を聞いた後各クラスに戻り、ワークシート作成にとりくみました。
村の魅力を8つあげ、その8つについてさらに詳しく考えるというものです。
生徒たちは、自然、農業、伝統行事などと書き込んでいました。
また、近くの友達と情報を共有しながら村の魅力について考えていました。
南箕輪中学校1年生は、ワークシートを元に取り組むテーマを決め、7月に村内で調査を行います。その後、個々に新聞の形にまとめを行い9月下旬の文化祭で発表するとしています。
完成した新聞は、修学旅行で訪れた先で配布することも計画していきたいということです。
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ブランディング確立へ 観光学ぶ
南信地域のアウトドア事業者などが連携する「南信州アウトドア協議会」の、観光戦略について学ぶ講演会が12日、伊那市防災コミュニティセンターで開かれました。
北海道で自転車を活用した観光「サイクリングツーリズム」を推進する高橋幸博さんが講師を務めました。
高橋さんは「ほかの地域と似たコンテンツではなく、輪郭がはっきりした南信州ならではの観光のセールスポイントを認識することが大切です」と話しました。
高橋さんは「自分達の置かれている状況をきちんと認識した上で、明確なターゲットを決めて事業を進めていってほしい」と出席に呼びかけていました。
南信州アウトドア協議会は、南信地域の豊かな自然を活用したアウトドア事業者が、情報交換や連携したイベントの企画などをしていこうと、去年6月に発足しました。
木下啓会長は「ひとりでできなかった事が大勢でやることにより変わってくる。最終的には地域を元気にできるような活動ができればうれしい」と話していました。
会員や市町村、観光協会の職員などおよそ20人が出席し、高橋さんの話に耳を傾けていました。 -
南ア林道開通 バス運行開始
今年3月の南アルプス林道沿いの斜面の土砂崩落で、運行を見合わせていた林道バスが、12日から運行を開始しました。
この日の始発の便には、開通を待っていた登山客が乗り込んでいました。
富山県から訪れた登山客は「毎年この時期に来て南アルプスに登るのが恒例になっている。ようやく開通になったと聞いて急いで来た」と話していました。
南ア林道では今年3月に土砂崩落があり、およそ60メートルに渡って道路が塞がれました。
4月中旬から復旧作業を行い、今月になって復旧がほぼ完了したことから開通となりました。
例年4月から運行を始める林道バスも、開通を待っての運行開始となりました。
この日は、関係者が仙流荘前のバス停に集まり、テープカットなどで運行開始を祝いました。
白鳥孝市長は「夏山シーズン前に間に合って良かった。3,000メートル級の山頂のすぐ下までバスが行くので多くの人に利用してもらいたい」と話していました。
12日から標高1,680メートルの歌宿まで、15日からは標高2,032メートルの北沢峠までの区間が運行開始となります。
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南ア遭難事故防止へ 遭対協総会
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の定期総会が8日伊那市長谷の長谷総合支所で開かれました。
定期総会では、協会の救助隊に入っている伊那市役所の加藤知樹さんが功労者表彰を受けました。
平成21年に入隊し在籍8年になります。
加藤さんは「今後も技術を磨き、いざという時には適切な救助活動を行っていきたい」と話していました。
現在救助隊員は34人でほとんどが市の職員と伊那警察署の署員です。
昨年度、南アルプス北部地区での山岳遭難は5件あり1人が死亡しています。
救助隊はその5件全てに出動していまいす。
協会長の白鳥孝伊那市長は、「今年も5万人余りの登山者が予想される。
先人が残してくれた山を大切に、遭難事故防止対策に取り組んでもらいたい。」と出席者に呼びかけていました。
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南箕輪村の大芝の湯 昔の掛け時計を展示
南箕輪村の大芝の湯で、明治や昭和の時代に使われた掛け時計の展示会が開かれています。
明治40年代に作られた掛け時計など5点が展示されています。
展示会を企画したのは、大芝高原を活用した観光振興に取り組んでいる南箕輪村の地域おこし協力隊の小谷野滉さんです。
6月10日の時の記念日に合わせて初めて企画しました。
時計は伊那市西箕輪の登内時計記念博物館から借りてきたものです。
全て、明治から昭和の時代にかけて作られた日本製の振り子時計で、ゼンマイの力で歯車を回し振り子の動きで針の進むスピードを制御する仕組みです。
時計の展示会は8月31日まで大芝の湯で開かれていて7月1日、8月1日には展示する時計の入れ替えを予定しています。 -
弥生高1年 総文祭参加者もてなすマップ作成
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の1年生は、8月に開催される全国高等学校総合文化祭・信州総文祭を前に、全国から訪れた人をもてなすマップ作りに取り組んでいます。
5日は、弥生の生徒5人が、伊那市荒井の菓子庵石川を訪れ石川 信頼社長から話を聞きました。
今年8月に、県内各地を会場に高校の文化系クラブの全国大会・信州総文祭が予定されています。
伊那市では、郷土芸能部門の大会が開催されます。
大会に訪れた人たちをもてなそうと、弥生ケ丘高校の1年生244人は48の班に分かれ、マップの制作に取り組んでいます。
そのうち1年D組のこの班は、「お土産になるお菓子」をテーマに市内の菓子店を紹介するマップを作ることにしました。
取材の皮切りとして、弥生の卒業生でもある石川さんを訪れました。
生徒は、商品のこだわりや写真の扱いなどついて質問していました。
マップは、模造紙の半分サイズでそれぞれの班が作成し、今月23・24日の弥生ケ丘高校の文化祭一般公開で発表されます。
総文祭で伊那市には、全国から1,500人を超える大会出場者のほか、1万人ほどが来場することが見込まれるということです。
弥生ヶ丘高校では、作成されたマップのうち優秀な3~4点を選び、合わせて1万枚程度印刷し配布する予定です。
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箕輪町の赤ちゃんに「君のいす」プレゼント
上伊那木材協同組合は、箕輪町で生まれた赤ちゃんに上伊那の木材で作ったオリジナルの木の椅子をプレゼントしています。
去年4月以降に箕輪町で生まれた赤ちゃんに贈られる「君のいす」は、赤ちゃんの名前が焼き入れられた世界に一つだけのオリジナルの椅子です。
箕輪町の7か月児相談の時に保護者から希望があれば申し込みを受け付け、10か月児相談で引き渡しています。
上伊那木材協同組合から、提供するとの申し出があり今年度から事業が始まりました。
椅子をプレゼントしている上伊那木材協同組合には20数社が加盟しています。
木材の利用を促進するために加盟企業が出し合った資金が活用されています。
椅子を作っているのは箕輪町の箕輪建設工業です。
白鳥 和夫社長が、自ら製作しています。
試作も行い、安全を考慮して金具を使わない現在の形になりました。
今年度はおよそ200人の箕輪町の赤ちゃんに椅子が贈られる予定です。
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宮島酒店 山のパノラマ写真をラベルに
伊那市荒井の造り酒屋宮島酒店は、信州の山々のパノラマ写真をラベルにした特別純米酒3種類を2日発売しました。
信濃錦のラベルを取り外し広げると、中央アルプスのパノラマ写真が登場しました。
ラベルは縦12センチ、横78.6センチです。
西駒ヶ岳や宝剣岳など、中央アルプスの山の名前が記されています。
これは、宮島酒店が2日発売した特別純米酒のシリーズです。
「甘口」には中央アルプス、「うま口」には南アルプス、「辛口」には北アルプスのパノラマ写真が巻き付けられています。
写真を撮影したのは登山が趣味だという宮島酒店の宮島敏社長です。
山好きの人への贈り物や、伊那の土産品として活用してもらおうと今回制作しました。
「パノラマラベル」の特別純米酒 信濃錦は720ミリリットル入りで、中アの「甘口」が1,500円、南アの「うま口」と北アの「辛口」が1,300円となっています。
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年に1度のかんてんぱぱ祭 イベント賑わう
伊那市の伊那食品工業株式会社は、年に1度のかんてんぱぱ祭を2日に行い、訪れた人たちがイベントや買い物を楽しみました。
かんてんぱぱガーデン内には、2つのステージが設けられ、朝から夕方まで音楽やダンスなどの発表が行われました。
午前10時からは伊那市出身でNHKテレビラジオ体操の元インストラクター、有賀暁子さんによるストレッチ体操が行われました。
また、地元の伊那西高校吹奏楽クラブは、アニメソングなどを披露しました。
本社前では、北海道の物産展が行われ、人気を呼んでいました。
伊那食品工業と取り引きのある企業の商品を中心に販売されました。
祭りは、地域の人たちに感謝の気持ちを伝えようと15年前から毎年行われています。
昭和33年に創業した伊那食品工業は、今年で60周年となります。
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アクト・ジャパン 六道原工業団地の用地取得
神奈川県横浜市に本社を置く株式会社アクト・ジャパンは、伊那市美篶の六道原工業団地の土地売買契約を伊那市と締結しました。
28日は市役所で調印式が行われ、アクト・ジャパンの青木伸栄(のぶひで)社長と白鳥孝市長が土地売買契約を交わしました。
アクトジャパンが取得した土地は、伊那市美篶の六道原工業団地のおよそ3,600㎡で、売買価格は4,400万円となっています。
アクト・ジャパンは、ハイブリッドICや液晶の部品を、南箕輪村の伊那工場で製造しています。
車の配線に使われる部品の量産などに対応できる設備を整えるために新たに土地を取得し、現在の伊那工場から移転します。
新しい工場は、延床面積2,000㎡、鉄骨平屋造を計画しています。
青木社長は「今いる従業員がそのまま働けるということもありこの場所を選んだ。従業員の生活を支えていけるよう何年できるかわからないが頑張っていきたい」と話していました。
白鳥市長は「近隣では今後国道153号バイパスの整備も進みアクセスも良くなる。伊那の地からさらに飛躍していただきたい」と話していました。
今回の移転に伴い、アクト・ジャパンでは5人の増員を予定しているということです。
着工は7月の予定で、来年3月の完成、操業開始を目指します。 -
生活情報アプリ「いなテレデータ」6/1からサービス
伊那ケーブルテレビジョンは、スマートフォンやタブレット端末に、生活情報や安心安全情報を届けるアプリ「いなテレデータ」のサービスの提供を、6月1日から始めます。
生活情報アプリ「いなテレデータ」は、スマートフォンやタブレット端末向けに情報提供を行うサービスで、伊那ケーブルテレビで取り上げたニュースの記事や、各市町村からのお知らせなどの情報を提供します。
また、地震などの災害時には、国内のどこにいても最寄りの避難所を検索することができ、地図やコンパス表示で案内します。
安否登録・確認の機能もついていて、災害用伝言板も利用できます。
また、伊那地域以外でも、現在いる場所に避難指示や勧告、国民保護情報などが出された場合は、プッシュ通知で情報を提供します。
このアプリは、アプリのダウンロードサイトでJC-Smartと検索し、選択局でいなテレデータを選ぶと使うことができます。
(お問い合わせ 電話73-2022)
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ロン・都伊那店でメンズスーツのイージーオーダー受注会
伊那市西春近の洋服店、ロン・都伊那店で、27日と28日の2日間、生地やデザインを選んで自分にあったサイズのスーツを作る事ができるイージーオーダー受注会が開かれています。 ロン・都伊那店の春の大感謝祭に合わせて初めて開かれたものです。 仕立ては明治23年に創業し東京都に本社を置く銀座山形屋が行います。自社工場で仕立てを行う国内縫製にこだわったオーダースーツの専門店です。 今回は男性用スーツをメインとした受注会で生地は300種類の中から選ぶ事ができます。 デザインのサンプルから、シルエットやポケットの形、パンツのタックの数などを選び、それにあったボタンや裏地を選びます。 価格は、上下セットが4万9千円からとなっています。 受注会は28日まで、伊那市西春近のロン・都伊那店で開かれていて時間は午前11時から午後7時となっています。
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信大農学部が産学官連携で畜産の技術革新に取り組み
信大農学部では産学官連携で畜産の技術革新に取り組む「次世代型家畜生産技術の研究開発プラットフォーム」が設立されきょうその研究が紹介されました。 25日は信大農学部で研究に関するパネル展が開かれました。 次世代型家畜生産技術の研究開発プラットフォームは農林水産省が進めている産学官連携事業の一つで畜産業の発展を目的に設立されました。 信大農学部に事務局をおき産学官14団体ほどで構成されていますバイオテクノロジーを活用した飼料の開発やICT技術による飼育管理などを研究し家畜に過度なストレスを与えることのない環境を提供するとしています。 これらにより、生産性の向上や管理の省力化などにつなげていく考えです。
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あるしんレポート「好調感後退」
アルプス中央信用金庫が発表している中小企業景気レポートによりますと1月から3月の業況判断指数は6ポイントで、前期の14.4より8.4低下し、好調感が後退しました。 あるしんレポートによりますと、今期の業況は、よかったとする企業が27.7%、悪かったとする企業が21.7%で、好転から悪化した企業割合を差し引いた業況判断指数は6ポイントとなっています。 前期の判断指数は14.4で8.4ポイント低下しました。 前々期から2期連続上向き傾向でしたが、今回は好調感が後退しました。 また、4月から6月の次期については、判断指数がプラスからマイナスに転じる見通しです。 また、あるしんが行った経営者の健康管理と事業継続の調査によりますと、1週間あたりの経営者の労働時間は、40時間以上60時間未満が最も多く51.1%、健康診断を受ける頻度は、1年間に1度以上が86.1%でした。 ストレス発散法については、多かった順で、趣味・娯楽が39.7%、運動・スポーツが34.2%、仕事における達成感が32.1%となっています。
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味工房パン・アイスに よもぎの加工作業
南箕輪村の大芝高原味工房のパンやジェラートに使われるよもぎの加工作業が24日に行われました。 草もち、パン、ジェラート、これらの商品にはすべて村内でとれたよもぎが使われています。 この日は、大芝高原味工房で、今年1年分のパンやジェラートに使われるよもぎの加工作業が行われました。 作業には、従業員が村内でとったおよそ200キロのよもぎが使われます。 よもぎは、洗ったあと火を通して、機械で細かくすり潰していきます。 ペースト状になったものを小分けの袋に入れて瞬間冷凍し、1年間使います。 味工房では「オープン当初からある味工房のお馴染みの味のひとつ。なつかしい味を楽しんでもらいたい」と話していました。 この日加工したものは7月頃から使われることになっています。
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南アジオパーク 基本計画を策定
南アルプスジオパークを活用した地域社会の発展を目指し、方向性をより明確なものにしようと、基本計画が策定されました。 伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村でつくる南アルプスジオパーク協議会が22日に伊那市役所で開かれ、基本計画案が承認されました。 計画では、基本方針として「保護・保全」、「研究・教育」、「地域振興」を活動の3本の柱に据えています。 登山者のマナー向上のため啓発活動を行う、ジオパークを身近に感じる学習を実施する、市町村や観光協会などと連携して地域振興を図るなど、活動計画が目に見える形で示されています。 これまでは具体的な計画がなく、再認定審査の際、審査員から指摘を受けていたということです。 計画期間は2018年度から2025年度までの8年間となっています。 協議会会長の白鳥孝伊那市長は「これまでの取り組みを整理し、役割を明確にして連携しながら取り組んでいきましょう」と呼びかけていました。 協議会ではこのほか、ジオパークの標識をこげ茶色やオレンジ色を使って統一したものにしていくとしたガイドラインが示され、承認されました。
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見頃のバラを見に商店街へ
伊那市山寺の八幡町商店街から荒井の通り町商店街にかけて並べられたバラが花を咲かせ始めています。 バラの見頃に合わせて商店街で行われる「伊那まちバラぶらり」が20日から始まりました。 商店街ではバラが咲き始め、すでに見頃を迎えているものもあります。 荒井のセントラルパークではイベント開幕を記念してミニコンサートが行われました。 バラをきっかけに市街地に足を運んでもらおうと始まった企画で、今年は1,200鉢を超えるバラが並んでいます。 期間中は様々なイベントが企画されていて、八幡町商店街では、ローストビーフや海鮮を使ったバラ丼の試食やワインの試飲のほか、バラが無料で配られました。 伊那まちバラ咲く街角連絡協議会の若林敏明さんは「商店街のみなさんが丹精込めたバラを見に、それに合わせて商店街のそぞろ歩きを楽しんでいただければうれしい」と話していました。 イベントは6月17日までで、フローティングフラワーづくり体験やキャンドルナイトが行われます。 見頃は、今週末頃から6月初旬までだということです。
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道の駅「大芝高原」登録証 伝達
7月21日にグランドオープンを予定している南箕輪村の道の駅「大芝高原」の国土交通省からの登録証の伝達式が今日、役場で行われました。 18日は飯田国道事務所の尾出清所長から唐木一直村長に登録証が伝達されました。 道の駅は、全国に1145か所あり、大芝高原は県内で47番目の登録となります。 道の駅は、ドライバーの休憩や観光情報の発信、地域振興が行える機能を持つ施設で、平成5年から国交省が登録をしています。 道の駅「大芝高原」は、味工房を中心とする一帯で、24時間無料で利用できる駐車場とトイレがあり休憩場所としてだれでも活用できます。 その他に道路情報、地域の観光情報などの情報発信、地域づくりの拠点としての機能が期待されます。 道の駅「大芝高原」のグランドオープンは、7月21日の予定です。
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伊那まつり Tシャツ・うちわ図案決まる
8月4日と5日に行われる第61回伊那まつりのTシャツとうちわのデザインが今日決まりました。 Tシャツのデザインに採用されたのは、伊那市西町の唐澤真実さんの作品です。 ドット柄で竜を表現したデザインが斬新でこれまでにない雰囲気だと評価されました。 Tシャツは1200枚製作され、7月中旬から販売されます。 うちわのデザインに決まったのは、赤穂高校の木村琴美さんの作品です。 雲で「伊那まつり」という文字を表現した点が工夫されていると評価されました。 うちわは協賛企業に配布される他、祭りの参加者にも配られるということです。
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初の山小屋用味噌が完成
伊那市観光株式会社が運営する山小屋で使用する初めての手作り味噌が完成し、15日にお披露目されました。 去年3月に山荘の管理人3人が仕込んだ味噌で、伊那産の大豆およそ60キロを使い、170キロの味噌が完成しました。 この日は、伊那市観光株式会社社長の白鳥孝伊那市長宅で味噌がお披露目されました。 伊那市観光が運営する西駒山荘、こもれび山荘、塩見小屋の管理人が集まり、焼きおにぎりや豚汁などで味噌を味わいました。 西駒山荘の宮下拓也さんは「優しい味で美味しい。これならお客さんに喜んでもらえる」、こもれび山荘の竹元直亮さんは「自信を持って美味しいと言える味噌ができました」、塩見小屋の岡和宣さんは「思っていた以上に美味しいものができた」と、話していました。 味噌づくりは、地元産の材料でつくった味噌を使って登山客をもてなそうと、去年初めて行われました。 この日は、来年用の味噌の仕込みも合わせて行われました。 手作り味噌を使った料理は、西駒山荘、こもれび山荘、塩見小屋で6月頃から提供されるということです。
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セントラルパークをランチの会場に
中心市街地にある公園を有効に使おうと、パラソルや机、椅子を並べてランチを楽しむ「セントラルパークピクニック」が15日、行われました。 この日の昼前、伊那市荒井のセントラルパークにはパラソルや机、椅子が並び、集まった住民有志が近くの飲食店に出前を注文していました。 3月に行われた、セントラルパークの活用について考えるワークショップで、公園として使われることが少ないと感じた参加者が、今回企画しました。 発案者のひとり土田智さんは「自分達が楽しんで使うことで、それを見た人たちがいろんな活用方法を考えるようになっていけば」と話していました。 昼時になると、近くの飲食店から出前が届きました。 参加者は「市街地の飲食店の活用にもつながる」「いつもとは違った新鮮な雰囲気でお昼を食べることができて楽しい」と話していました。 参加者は、ピクニック気分でランチを楽しんでいました。
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「伊那谷で働くリアル」撮影
上伊那広域連合が学生の地元就職を支援するために企画した若手社員による座談会番組「伊那谷で働くリアル」の収録が、10日、伊那ケーブルテレビで行われました。 番組には、上伊那の企業にUIターンで就職した若手社員5人が出演しました。 出演者は、上伊那で働くことを選んだ理由、働き始めて気付いたこの地域のメリット・デメリットなどについて話しました。 この番組は、上伊那広域連合が、地元企業で働く魅力を知ってもらいたいと初めて企画しました。 様々な形で情報発信しようと、伊那ケーブルテレビで収録し放送するほか、地元のフリーペーパー月刊かみいなにも掲載されます。 上伊那広域連合がまとめた昨年度の高校卒業者の進路別の状況によると、上伊那全体で1,520人が卒業し、うち664人が大学などに進学、343人が専修学校などに進学しました。 大学などに進学した664人のうち501人は県外に進学しています。 こうした中で、地元に帰ってきて就職してもらうために情報提供していこうと今回、番組収録が企画されました。 この番組「伊那谷で働くリアル」は、6月にご覧のチャンネルで放送します。
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上伊那地域5か年計画 リニア見据え準備
長野県がまとめた上伊那地域の5か年計画についての説明会が8日、伊那合同庁舎で開かれ、リニア時代に向けて準備を進めていくなどとする内容が説明されました。 県や市町村の職員、およそ90人が参加しました。 県では、5年ごとに県全体や10圏域の5か年計画を定めています。 上伊那地域の計画では、2027年に開通が予定されているリニア中央新幹線の開通を見据えて「世界とつながり、豊かな暮らしが営まれる伊那谷」がテーマになっています。 4つの重点政策が掲げられていて、1つ目は、自動運転技術や木質エネルギーの活用など地域のブランドを充実させる「伊那谷らしく豊かで活力に満ちた暮らしづくり」。 2つ目は、地元に残ってグローバルに活躍できる人材を育成する「伊那谷の未来を担う人づくり」。 3つ目は、中央アルプスの国定公園化や南アルプスのアクセス強化など広域観光を推進する「二つのアルプスを活かした交流圏域づくり」。 4つ目は、田舎と都市圏の二地域居住などライフスタイルの提案やアクセスの整備を推進する「リニア開業を見据えた伊那谷づくり」です。 堀田文雄局長は「リニア開通まで、もう9年しかない。まずはそこに向けて準備を進めていくということが一番の課題になってくると思う」と話していました。 このほか、5年後の観光人口を25万人増やすなど数値目標も示されていて、県では「各自治体と連携しながら、目標達成に向けて取り組みを進めていきたい」としています。
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「わかめアニキ」被災地の海産物を販売
キャンピングカーで全国を回り東日本大震災の被災地の海産物を販売する坂詰和仁さん、通称「わかめアニキ」が、伊那市のベルシャイン伊那店で5日に販売をしました。 こちらが、通称わかめアニキこと、千葉県船橋市の海産品卸業「㈱リアス」の専務坂詰和仁さんです。 ㈱リアスの主力製品は生産者から直接買い付けた宮城県石巻市のわかめです。 東日本大震災発生後、生産者と販売業者を繋ぎ、被災地の海産物をPRしようと、キャンピングカーで寝泊まりしながら全国を回っています。 この日は、ベルシャイン伊那店の一画でわかめやその加工品、わかめ入りの餃子などを販売しました。 またこの日は、坂詰さんと親交のある岐阜県高山市シンガーソングライター杉山修さんのコンサートも行われ、会場を盛り上げていました。
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GW 県外から観光客上伊那へ
ゴールデンウィークが28日から始まり、上伊那の観光地には県外からの観光客が訪れています。 「ゼロ磁場」として知られる伊那市長谷の分杭峠です。 昨年度はのべ1万8,000人、GW中は多い日で1日に440人が訪れたということです。 ピークの8年ほど前はおよそ10万人が訪れていました。 伊那市観光㈱によりますと、今年の観光客の入り込みのピークは3日、4日を見込んでいて、シャトルバスを2台体制で運行するということです。 南箕輪村大芝高原のオートキャンプ場も家族連れでにぎわっていました。 大芝高原には34のオートキャンプサイトと4棟のバンガローがあります。 GW中は3日・4日は予約でいっぱい、その他の日は7割ほど埋まっているということです。 長野地方気象台によりますと、GW前半は晴れの予想ですが、2日以降天気が崩れる見込みだということです。
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花の丘公園 八重桜見ごろ
伊那市高遠町の花の丘公園では、八重桜が見ごろです。 園内には50種類以上、およそ2,000本の桜が植えられていて、現在は八重桜が見ごろです。
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今期の業況 好調感が後退
アルプス中央信用金庫がまとめた伊那谷経済動向によりますと今期の業況について良かったとする企業の割合が減少したことからあるしんでは好調感が後退したとしています。 あるしんが取引先約200社を対象に行った業況調査によりますと良いと回答した企業が27.7%で前期の33.1%を下回ったことから今期は好調感が後退したとしています。 また来期の見通しについては良いと予想する企業が17.5%まで落ち込む結果となっています。 これについてあるしんでは「元々経済的には上向きとなる要因がなくこれまでの反動が出てきたのではないか」と話しています。
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伊那商工会議所 新入社員激励会
4月から伊那市内の企業に入社した人を対象にした新入社員激励会が26日伊那市の伊那商工会館で開かれました。 激励会は伊那商工会議所が毎年開いているもので今年は伊那市内の18社から128人が参加しました。 伊那商工会議所の川上健夫会頭は「何か1つでもいいから特技や長所を見つけてください。それを磨けば会社が良くなり伊那市も良くなります」と話しました。 新入社員を代表して日本濾過器株式会社の北原優花さんが挨拶しました。 北原さんは「ここに集まった仲間でありライバルの皆さんと地域に役立てるよう頑張りたい」と話しました。