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創業支援へ 連絡会議 発足
新たな雇用や商工業の活性化を図り起業の支援に取り組む伊那市創業支援連絡会議が発足し23日伊那市役所で初会合が開かれました。 連絡会議は人口減少が進む中、後継者不足や空き店舗の増加などの課題解決について考えようと伊那市が開いたもので商工団体や金融機関など10人が集まり意見を交わしました。 出席者からは「金融機関としては創業する人に融資したいと考えている。しかし窓口に来てくれるまでそういう人がどこにいるかわからないのでそこの情報が共有したい」といった声や「創業の支援だけではなく、その後のサポートも必要だ」と いった意見が出されていました。 伊那市中心商店街の商店主有志の平成25年の調査によりますと市内の商店306店舗中48店舗が空き店舗となっています。 また営業している店舗のうち半数が後継者の育成が課題だと考えているということです。 会議で市が示した資料によりますと伊那市の平成21年から26年の開業率は3.54%、廃業率は5.2%で県平均と比べて開業率は0.28ポイント上回り、 廃業率は0.31ポイント下回っているということです。 伊那市では関係機関が連携することで創業をサポートするための施策について情報を共有し商工業の活性化につなげていきたいとしています。
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伊那市内酒蔵紹介リーフレット完成
伊那商工会議所は、伊那市で作られた地酒を多くの人に親しんでもらおうと、市内の酒造会社5社を紹介したリーフレットを作製しました。 リーフレットには、市内の酒蔵とワイン醸造所5社を紹介しています。 日本酒は味と香りで4つのタイプに分け、それぞれにあったおつまみや、家庭でも作れる日本酒を使ったカクテルを紹介しています。 21日は、伊那商工会館でリーフレット完成の記者会見が開かれました。 リーフレットは、1万部作られ、市内の観光施設や飲食店などに配布されます。 なお10月1日には市内の飲食店12店が参加し、市内の酒造会社が作った地酒で一斉にカンパイするイベントが予定されています。
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赤そばの里がオープン
ヒマラヤのネパール原産の赤そばを栽培している箕輪町上古田の赤そばの里が17日オープンしました。 17日はテープカットなどのオープニングセレモニーが行われました。 標高900メートル、広さ4.2ヘクタールの赤そばの里は箕輪町上古田の住民でつくる古田の里赤そばの会が管理しています。 現在5分咲きですが町内外から多くの人が訪れ花を観賞したりカメラに収めたりしていました。 赤そばは一般のそばと比べて背丈を低く倒れにくいですが実の収量は3分の1ほどだということです。 また赤そばの里では訪れた人たちに地元の農産物を味わってもらおうと販売テントも設けられています。 ほかには打ちたての赤そばを味わえるコーナーも設置されています。 赤そばの会によりますと見頃は来週末ころで10月中旬まで楽しめるということです。
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長野県南信工科短期大学校短期課程機械科 修了式
今年4月に南箕輪村に開校した県南信工科短期大学校の短期課程機械科の初めての修了式が、16日に行われました。 修了式では、大石修治校長から修了生1人1人に修了証書が手渡されました。 短期課程機械科を修了したのは24歳から57歳までの男性9人です。 上伊那を中心に木曽町や飯田市出身の人もいて、4月からの半年間で機械加工技術などを学んできました。 大石校長は「半年間で培った知識と実践力にさらに磨きをかけ、柔軟な発想力と多様化するものづくり技術に対応してください。素晴らしい将来の舞台を自ら切り開いてください」と述べました。 修了生を代表して、木曽町出身の村井征文さんが挨拶しました。 修了生9人のうち就職を希望している8人は就職先が決まっていて、7人が製造業に、1人が溶接業で働くということです。 10月からは、新たに10人が短期課程機械科に入校することになっています。
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萱野高原でマグロ解体ショー
箕輪町の萱野高原で11日、マグロの解体ショーが行われました。 11日は、かやの山荘を運営する親山海クラブの2人が、重さ45キロのマグロを解体しました。 マグロの解体ショーは、山の上でも海の幸を楽しんでもらおうと、かやの山荘が毎年行っていて、今年で13回目です。 マグロは今月8日に千葉県の市場で買い付けたものです。 試食用のさしみが出されると、訪れた人たちが味わっていました。 また解体したマグロは1さく千円から3千円で販売され、訪れた人たちが買い求めていました。 毎年リピーターが訪れる人気のイベントだということで、11日は70人ほどが訪れました。
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南信工科短大で燃料電池のミニカーづくり
今年4月に開校した南箕輪村の南信工科短大で、子どもを対象にした燃料電池のミニカーづくりの講座が10日開かれました。 つくったのは「空気マグネシウム燃料電池」を使って走るミニカーです。 この燃料電池は、マグネシウムの板に塩水をたらすことで、酸素と科学反応して発電します。 講座には村内の小学生とその保護者10組が参加しました。 南信工科短大で子ども向けの講座が開かれるのは初めてで、学校を知ってもらうとともに、ものづくりの楽しさを味わってもらおうと、村公民館と共催で開かれました。 講座には電気・制御技術科の学生4人もボランティアで参加し、子どもたちに作り方を教えていました。 南信工科短大では、今後もこうした講座を企画していて、ものづくりの楽しさを伝えていきたいとしています。
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ぶどう狩り「雅秋園」 今シーズンの営業始まる
箕輪町福与の果樹農園「雅秋園」の今シーズンの営業が、8日から始まりました。 雅秋園の畑では、香りが強く果汁が多いナイアガラ、種が無く食べやすいデラウェア、加工用としても人気のあるコンコードの3種類を味わうことができます。 8日は雨で客足が心配されましたが、正午近くになると親子連れや高齢者施設のお年寄りが訪れ、ぶどうの香りや味を楽しんでいました。 雅秋園のぶどう狩りは、中学生以上が500円、小学生が250円、小学生以下は無料で、時間制限はありません。 直売所ではぶどうの他、梨やりんごも購入することができます。 雅秋園の今シーズンの営業は10月上旬までを予定していて、営業時間は午前9時から午後6時までです。
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アウトドアアクティビティ体験 芝フェス初開催
南箕輪村の大芝高原一帯でアウトドアアクティビティを体験するイベント「芝フェス」が3日初めて行われました。 芝フェスでは、ヨガやマウンテンバイク、スラックラインなど7つの体験コーナーが設けられました。 芝フェスは、大芝高原や村の自然を活用したアクティビティを楽しんでもらい、利用促進につなげようと南箕輪村や村商工会などで作る実行委員会が初めて企画しました。 高原内にあるみんなの森では、森林セラピーロード認定10周年を記念して森林による癒しを体験するイベントが行われました。 村によると、セラピーロードは一日におよそ200人が利用していて、地域の人たちに浸透しているということです。 訪れた人たちは植物を観察したり、立ち止まって森の音に耳を澄ませていました。 また、大泉所ダムではカヌー体験が行われました。 初めてカヌーに乗る人も多く、参加者は一生懸命パドルを漕いでいました。 実行委員会によりますと、芝フェスには県内からおよそ150人が参加したということです。
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リニア開通を見据え伊那市の未来を考えるシンポジウム
リニア中央新幹線の開通を見据え、伊那市の未来を考える「伊那商工会議所将来ビジョンシンポジウム」が3日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 シンポジウムでは行政や市内企業の経営者5人によるパネルディスカッションが行われ、「リニア時代に向けて伊那市で攻めるべきもの、守るべきもの」をテーマに意見を交わしました。 攻めるべきものについて、白鳥孝伊那市長は「中間駅は人が利用しなければ1時間に1本が2時間、3時間に1本と減ってしまう。そうならないために、農業、工業、サービス業を組み合わせ産業構造を深く高くしていく事が今必要だ」と話していました。 伊那ケーブルテレビジョンの向山賢悟社長は「伊那市には誘客につながる魅力あるコンテンツがある。観光情報や生活情報、就職情報など、伊那市のことがすべてわかる情報発信サイトがあると武器になるのではないか」と話していました。 伊那商工会議所は、2027年のリニア中央新幹線開通を見据え、産業力の強化や地域資源を生かした魅力づくりに取り組む平成26年度~28年度の3年間の将来ビジョンを策定しました。 これまでに、朝マルシェなど市街地でのイベントや入笠山を中心とした観光コースの調査研究などに取り組んでいて、シンポジウムはそのまとめとして開かれました。 会場には地元企業や一般などおよそ150人が訪れました。
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オリジナルツアー企画・観光素材を募集
上伊那地域おもてなし向上プロジェクトでは、広く一般から、上伊那地域を旅するツアー企画・観光素材を募集しています。 募集するのは、飯田線を活用するツアー、ジオパーク・パワースポット・妖怪伝説など独自の視点で上伊那地域を巡るこだわりのツアー、身近でありながら見過ごしがちな観光素材です。 中高年世代の女性、小学生のいる家族など、旅行客のターゲットをきめ、ツアーコースを企画します。 審査基準は、新たな視点から上伊那地域の魅力を紹介する独自の視点があるか、実現可能かなどです。 採用されたツアーコースは、来年度の大型観光キャンペーンの信州ディスティネーションキャンペーンで旅行会社に商品として提案されます。 企画を募集している上伊那地域おもてなし向上プロジェクトは、市町村、商工団体、観光関連団体などで組織していて、事務局は上伊那地方事務商工観光課です。 オリジナルツアー企画は、9月30日まで募集しています。 募集案内、応募用紙は、上伊那地方事務所商工観光課のホームページから入手できます。
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南箕輪村 地域おこし協力隊来年度増員予定
南箕輪村は、観光や移住定住に関する地域おこし協力隊を、来年度から2人採用する考えです。 1日に開会した村議会9月定例会で、唐木一直村長が報告しました。 現在、南箕輪村では2人の地域おこし協力隊が今年度から活動をしています。 大芝高原の味工房を拠点としていて、村のPRやイベントの協力などを行っています。 地方創生の取り組みの中で、イベントの開催や大芝高原を中心とした観光面の発信に力を入れたい考えで、新たに2人を募集します。 唐木村長は「観光振興で新たなイベントの企画や婚活イベントも行っていく。他市町村に比べて若干遅れていると感じている移住定住分野も担ってもらいたい」と話しました。 地域おこし協力隊の募集については、9月議会の一般会計補正予算案に200万円計上されています。 採用は、来年4月1日を予定しています。
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地域おこし協力隊員が伊那で交流
都市部から移住して県内の市町村で活動する地域おこし協力隊の交流会が30日と31日の2日間伊那市などで行われました。 31日は交流会に参加している45人が4つのグループに分かれ、各フィールドで現地視察や意見交換をしました。 伊那市東春近のゲストハウス赤石商店。 箕輪町出身の埋橋幸希さんが、空き家だった祖母の家を改築し、今年3月に開業しました。 ここには、6人の協力隊員が訪れました。 案内人は、中心市街地の活性化やまちなか居住に取り組んでいる伊那市の協力隊員齋藤俊介さん。 主体的にみんなですごせる場所としての「学びのまちプロジェクト」をこの場所でスタートさせました。 赤石商店の埋橋さんが、開業に至る経緯を語ります。 自分にとって楽しいまちとは何か。全員でディスカッションしたあと、中心商店街へと向かいます。 通り町で店舗や談話室を見学し、それぞれが自分の地域で何ができるのかを考えました。 地域おこし協力隊は、人口減少が進む地域に都市住民を新たな担い手として受け入れ、地域活性化の支援などに従事してもらう総務省の制度で、県内では59の市町村で241人が活動しています。
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東ティモール大使が事前合宿候補地 伊那市を視察
伊那市を2020年の東京オリンピック事前合宿の候補地にあげている東ティモールの特命全権大使らが、市内のスポーツ施設を30日、視察しました。 30日は、アレイショ特命全権大使や、伊那市ふるさと大使で日本東ティモール協会会長の北原巖男さんらが伊那市を訪れました。 はじめに伊那市民体育館を訪れ、市の職員が設備や利用状況などを説明していました。 アレイショ大使は、「事前合宿にはとても素晴らしい所だ」と話していました。 30日は他に、陸上競技場やますみヶ丘クロスカントリーコースなどを視察しました。 伊那市と東ティモールは、元東ティモール特命全権大使を務めた伊那市高遠町出身の北原さんが縁で民間レベルの交流が行われています。 今年開催されたリオデジャネイロオリンピックに、東ティモールからは、陸上とマウンテンバイクの競技に3人が出場したということです。 伊那市では、今年6月定例市議会で白鳥孝市長が誘致したい考えを示しています。 同行した北原秀樹教育長も期待を寄せています。 アレイショ大使は、視察結果を国へ報告し、最終的に国が事前合宿地を決めることになっています。
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カモシカシードル醸造所 完成
伊那市横山で地元産のリンゴを使ったシードルを製造するカモシカシードル醸造所が完成し、27日内覧会が開かれました。 シードルは年内の商品化を目指しています。 27日は市の関係者や農家、酒販店などが参加し、内覧会が開かれました。 カモシカシードル醸造所は東京都で福祉施設を運営している有限会社グルップボエンデが異分野の事業展開として運営するものです。 醸造所は木造平屋の一部二階建て、延べ床面積はおよそ200平方メートルです。 試飲、販売のスペースがあるほか、工場部分には発酵タンクなどの設備があります。 横山の8軒のリンゴ農家と契約していて、さらに自社農園で20種類705本のリンゴを栽培しています。 所長の入倉(いりくら)浩(こう)平(へい)さんは、祖母が伊那市出身で、幼少期に訪れていたことから伊那に醸造所を構えることにしました。 地元のリンゴを原料に使うことで後継者不足に悩むリンゴ農家の支援や荒廃農地の防止にもつなげたいという思いがあります。 今後仕込みを始め、年内の商品化を目指します。 カモシカシードル醸造所ではは早生種、中生種、晩生種など季節ごとのリンゴで3種類作るほか、信州大学と連携し赤い果肉の「ハニールージュ」を使ったものもつくりたいとしています。
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ふるさと就職面接会
来春卒業予定の大学生・短大生などを対象にしたふるさと就職面接会が、18日、伊那市のいなっせで開かれました。 今年度は大手企業の採用活動が活発で売り手市場となっていて、地元企業では、人材確保に苦労する状況となっています。 今年のふるさと就職面接会には、前年の同じ時期より3社多い60社が申し込みました。 管内だけでなく、本社が管外にある企業も参加しました。 一方学生は、前年の同じ時期に比べ19人少ない46人が参加しました。 内訳は、大学生が32人、短大生が3人、専修学校が8人、男性28人、女性18人です。 伊那職業安定協会によりますと、今年度の採用状況は、業種に関係なく採用計画に達していない企業が多いということです。 要因としては、大手企業の採用活動が活発なことが考えられるということです。 ハローワーク伊那では、「学生の確保が大変だが、地元で働く魅力を伝え内定者を確保してほしい」と話していました。 なお、首都圏の学生が面接会に参加しやすくするため、上伊那地域若者人材確保連携協議会が東京から伊那市まで無料で運行した就活応援バスには、4人が乗車しました。
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11日は山の日 南アに登山者
11日は国民の祝日山の日です。 南アルプス登山の拠点となる北沢峠には多くの人が訪れ、仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳を目指していました。 午前9時、北沢峠に到着した南アルプス林道バスは家族や会社の同僚などと登山を楽しむ人たちで一杯でした。 バスを降りると、山頂に向け準備を整えていました。 北沢峠の看板を前に記念撮影しているのは茨城県から家族5人で訪れたグループです。 67歳になる母親の希望で1泊2日の予定で仙丈ヶ岳に登ります。 地図を見ているこちらの男性は、きのうから6泊7日の予定で南アルプスを縦走するという事です。 南アルプス林道バス営業所によりますと7月の一日あたりのバス利用者数は、およそ420人でした。 8月は天候にも恵まれ、きのうまでの9日間で一日平均560人が利用しています。 伊那市では山の日の関連し、21日にますみヶ丘平地林で工作体験や27日・28日に南アルプスで婚活イベントを開催する予定です。
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夏の食を学び自由研究に
オリジナルカレーを作って食べ物の旬や夏野菜について学び夏休みの自由研究に役立ててもらおうというイベントが、10日、伊那市のかんてんぱぱガーデン健康パビリオンで開かれました。 小学生夏休み自由研究対応企画として初めて開かれたもので、小学生の親子13組30人が参加しました。 食についてのワークショップなどを行っている長野市のアンバーラボ代表の久保田 あすかさんが講師を務めました。 久保田さんは、「汗をかいたら塩気のあるもの、元気を出すときには甘いものなど、味の種類で役割があります」と話しました。 参加者はその役割を考えながら、カレーに旬の野菜をトッピングしてオリジナルカレーを作りました。 ズッキーニにナス、コーンといった野菜の他、アーモンドやガーリックなどをトッピングし、色とりどりのカレーが出来上がっていました。 子どもたちが作ったオリジナルカレーを撮影し、野菜の役割などを書き込めば、夏休みの自由研究として仕上げることができます。 企画した伊那食品工業㈱では、「旬を学び、自分の体にどのような栄養が必要なのか考える機会にしてほしい」と話していました。
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4Kディスプレイ県庁に設置
信州の魅力を4Kの高精細映像で発信しようと長野県庁1階ロビーに98インチの大型4Kディスプレイが設置され8日、オープニングセレモニーが行われました。 式典には阿部守一知事や、総務省信越総合通信局の清水智之局長、県内のケーブルテレビ関係者らが出席しました。 式典では除幕式が行われ、北アルプス槍ヶ岳の4K映像が映し出されると関係者から拍手が送られました。 このディスプレイは、県が信州各地の美しい自然や食文化、伝統行事などを4Kの高精細映像で放映することにより、観光誘客を図り、地方創生につなげようという「信州4K NAGANOの綺麗コンテンツ発信事業」の取り組みの一つとして設置されました。 県庁1階ロービーに設置された4Kディスプレイは98インチの全国最大となるサイズで周りを県内産41種類の木材で囲っています。 県庁舎への設置は、宮崎、徳島に続く3例目となります。 放映される映像は、日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会に制作を委託した25本の映像です。 また、11日にはテレビ松本ケーブルビジョンが中心となって4K生中継する、山の日記念全国大会の式典の様子や槍ヶ岳山頂からの映像をパブリックビューイングする予定です。 県によりますと、防災情報や県庁を訪れる人に向けた歓迎メッセージなど4K映像にこだわらずディスプレイを有効活用していきたいとしています。
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伊那ローメンZUKUラブ キャベツの栽培を上農生に依頼
伊那ローメンZUKUラブは、12月のB-1グランプリに出展するローメンに使用するキャベツの栽培を、上伊那農業高校の生徒に依頼しました。 伊那ローメンZUKUラブの中川義徳会長ら3人が、1日に南箕輪村の上伊那農業高校の畑を訪れ、生徒に委嘱状を手渡しました。 生徒が栽培するのは、12月のB-1グランプリに出展するローメンに使用するキャベツです。 園芸科学科の1年生から3年生が実習の一環で栽培します。 この日の苗植えに合わせてZUKUラブが栽培の依頼に訪れました。 これまでは地元の業者から仕入れていましたが、B-1グランプリでの伊那市のPRに高校生も参加してもらおうと、今回初めて栽培を依頼しました。 上農高校ではローメン用のキャベツとして100玉を栽培します。 収穫は11月中旬の予定で、B1グランプリは12月3日と4日に東京の臨海副都心で開かれます。
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みのわ祭り2016 花火大会もにぎわう
2016みのわ祭りが30日行われました。 夜には花火大会が開かれ、会場は多くの人たちでにぎわいました。 会場となったみのわ天竜公園には県内外から多くの人が集まり、花火を楽しんでいました。 実行委員会によると、打ち上げ花火や手筒花火、仕掛け花火など様々な種類が1会場で楽しめるのは珍しいということで、年々ファンが増えているということです。 今年は商工会青年部とみのわ手筒会合同のやぐら神輿の花火が初めて登場しました。 手筒花火では会員26人で30本を打ち上げました。 フィナーレでは13人での揃いうちが披露されました。 踊りイベントには、14団体、760人が参加しました。 参加者は、練習してきた踊りを披露していました。
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県観光土産品合格商品コーナー設置
県の観光土産品に合格した上伊那の商品をPRする販売コーナーが伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷に設置されました。 南アルプスむらにはそばや、漬物、五平餅など上伊那の5つの食品製造業者が合わせて13品を販売しています。 販売コーナーは上伊那観光土産品公正取引協議会が設置したもので今年で6年目となります。 並べられた品は2年に1度行われる長野県観光土産品統一審査会で合格したもので上伊那では7社36品、県全体では442品が合格商品となっています。 協議会では「今年は山の日制定による登山客や観光客の入り込みに期待している。上伊那ならではの特産品を知ってもらう機会にしていきたい。」と話していました。 販売コーナーは9月29日まで設置されます。
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クライミングウォール無料体験会
伊那市長谷の仙流荘ではクライミングウォールの無料体験会が開かれました。 無料体験会は、伊那市が山岳観光のイメージアップと山岳スポーツの普及を目的に今回初めて行ったものです。 体験会には親子連れなどが訪れていました。 体験会では、市の職員で南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の3人が常駐し、挑戦をする子供たちに、手や足の置く位置をアドバイスしました。
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信州山の日 南アで沢登りツアー
24日は県が定める信州山の日です。 伊那市内では、山の魅力を知ってもらおうと様々な関連イベントが行われました。 南アルプスのガイドをする「南アルプス里山案内人」は、沢登りツアーを行いました。 三峰川の支流の一つ、伊那市長谷の小黒川の大久保谷を川筋に沿って上流へと向かいました。 里山案内人は、今年度、南アルプスの四季折々の風景を楽しんでもらおうと、来年2月までに5回のツアーを企画しています。 今回はツアー第一弾として行われました。 沢登りには上伊那を中心に7人が参加しました。 参加者の多くは、沢登りが初めてで、川の水しぶきを受けながら歩いていました。 このツアーを企画した伊那市地域おこし協力隊で里山アテンダントの小淵幸輝さんは、今回のルートについて「かつては、山仕事などで使われていましたが今は殆ど知られていない場所。 ここは、白岩岳へとつながっています」と話していました。 ルートは片道3キロで、途中には高低差2メートル以上の滝が30個あります。 参加した人たちは、滝につくと、すべらないように、手や足の位置を確認しながら、よじ登っていきました。 里山案内人は、8月と10月、来年2月のツアーを計画していて、参加者を募集しています。
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信州山の日 飲食店も盛り上げ
飲食店も24日の信州山の日を盛り上げました。 市内の15の飲食店では、山の日にちなんで山盛り特別メニューが提供されました。 伊那市前原の食堂萬楽です。 萬楽では、値段を据え置き650円で、山盛りローメンが提供されました。 麺は、1.5倍、キャベツは山盛りです。 昼時に訪れた来店者は、ほとんどがこの山盛りローメンを注文していました。 ローメンが山盛りならかつ丼も負けてはいません。 伊那市中央のしらかば。 山の日特別メニューとして登場したのが、1,600円のアルプスソースかつ丼です。 アルプスの峰々に見立てたトンカツの中央には、キャベツを乗せて残雪を表現しました。 さらにソフトクリームです。 いなっせ1階のニシザワいなっせ店では、210円でアルプスソフトを販売。 山盛りのソフトクリームが提供されました。 24日のメニューは、8月11日の山の日にも提供されることになっています。
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どろカップファイナル 32チーム340人が参加
どろの中でサッカーを楽しむイベント「どろんこサッカー全国大会 どろカップ」が23日、伊那市東春近で行われました。 2006年から始まり10回目となった今回で大会は最終回となりました。 どろカップファイナル大会には県内を中心に東京や名古屋などから32チーム340人が参加しました。 最終回のこの日は、松本山雅の元選手らでつくるチームとのエキシビジョンマッチも行われました。 どろカップは伊那市の魅力を全国に発信しようと伊那商工会議所青年部が2006年から行ってきました。 今回10回目の節目となる事から大会を最終回としました。 最後には表彰式が行われました。 大会の結果、ベトナムから駒ヶ根市へ工業技術の研修に来ている20代の男性でつくるチームが優勝しました。 伊那商工会議所青年部によりますと、どろカップにはこれまで延べ456チーム、4,400人が参加したという事です。
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地域産業創出シンポジウムin伊那バレー
財団法人長野県テクノハイランド開発機構設立30周年を記念したシンポジウムが19日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ、行政や産業界の関係者によるパネルディスカッションが行われました。 パネルディスカッションには、4人がパネリストとして参加しました。 パネルディスカッションでは、「伊那バレーのものづくりの新たな方向性」をテーマに、将来のものづくり産業がどうあるべきかについて意見を交わしました。 伊那市の白鳥孝市長は「様々な分野がある中でも、“健康長寿”をキーワードとした医療開発に各企業が協力して取り組むことが可能ではないか」と話しました。 KOA株式会社の向山孝一会長は「伊那谷の企業は連携できる。地場企業にある信頼関係を次の世代にバトンタッチしていくことが大切だ」と話しました。 シンポジウムは、地域特性を反映したものづくり産業の発展に役立てる企画・実施拠点として設立された財団法人長野県テクノハイランド開発機構が開いたもので、会場にはおよそ200人が訪れました。
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木曽と南アルプスを結ぶ パノラマライナー運行開始
JR中央本線が通る木曽町の木曽福島駅と南アルプスの玄関口となる伊那市長谷の仙流荘を結ぶバス「パノラマライナー」が16日から運行を開始しました。 第1便の出発式が起点となる伊那市駅前で行われ、パノラマライナーが木曽福島駅に向かいました。 木曽福島駅前には専用のバス停が設置されました。 午前9時40分にバスが到着すると、JR中央本線のワイドビューしなのを利用して関西から来た登山客がさっそく乗り込んでいました。 パノラマライナーは中京や関西方面の登山客に南アルプスに来てもらうとともに、伊那と木曽の地域交流を図ろうと運行されます。 伊那市駅を起点に、木曽町の木曽福島駅と長谷の仙流荘を結びます。 期間は7月の土日祝日と、8月1日~16日までの23日間で、1日2往復します。 料金は木曽福島駅から仙流荘が2千円、木曽福島駅から伊那市駅が1,200円、伊那市駅から仙流荘が800円です。 運行はジェイアールバス関東が行います。 16日の木曽福島駅からの利用者は12人でした。 今後は、利用状況を見ながら秋や春のシーズンにも運行を検討していく考えです。
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伊那産のシードル2年目の販売
市内の飲食店店主らが集まって作る「アスタルシードルクラブ」は伊那産のりんごを使った発泡酒「シードル」の2年目の販売を18日から始めます。 15日は伊那市内で出荷作業が行われ、クラブのメンバー7人が商品にラベルをかけていました。 アスタルシードルクラブは、地元のりんご農家の支援に繋げようと2年前に発足しシードル作りに取り組んできました。 去年初めて商品を出荷し2シーズン目を迎えます。 今年は2種類のシードルを販売します。 去年に引き続き販売する「fuji」は辛口で豊かな香りが特徴だということです。 今年から新しく販売する「15blend」は15品種をブレンドした一本で深みのある味が特徴だということです。 2種類のシードルは18日から、市内の30か所の飲食店で提供される他、伊那ワイン工房や井田屋酒店で一般販売されます。
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三峰川電力の発電所竣工
水力発電事業を行っている三峰川電力株式会社の第一・第二発電所の更新工事が完了し15日、伊那市長谷の第一発電所で竣工式が行われました。 東京に本社を置く三峰川電力は1963年から水力発電事業を行っていて伊那市に4か所、茅野市に2か所など県内外合わせて15か所に発電所があります。 伊那市長谷の第一第二発電所は運転を開始してから50年以上が経過していたことから今回設備を新しくしました。 2つの発電所の年間発電量は合わせておよそ1億8,000キロワットを見込んでいます。 一般家庭5万世帯分の年間電力消費量に相当し発電した電気は丸紅新電力株式会社に売電されるということです。 竣工式には関係者およそ80人が集まり施設の完成を祝い安全な操業を願いました。 三峰川電力では平成32年までに国内30か所での中・小水力発電所の開発を目指していて再生可能エネルギーの普及に努めていきたいとしています。
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伊那リゾート ラベンダー植苗
伊那スキーリゾートのゲレンデを活用してきのこ狩りを楽しむことができるきのこ王国では、栽培エリアの西側斜面に、訪れた人に花を見ながら散策を楽しんでもらおうと、ラベンダーの苗を植えました。 7日は、きのこ王国を運営する伊那リゾートのスタッフ3人が作業にあたっていました。 植えたラベンダーは1000株で、面積は300平方メートルです。 伊那スキーリゾートの第4ゲレンデだった場所を、きのこ狩りを楽しめるスペースにしていて、訪れた人たちに、花も楽しんでもらおうと、ラベンダーを植えることにしました。 伊那リゾートでは、将来的には、スキーシーズン以外は、花を楽しめるような散策エリアを整備していきたいとしています。 7日から始めた植え付け作業は現在3分の1程度終了していて、1000株植え終るのは来週までかかります。 ラベンダーの花が楽しめるのは来年春だということです。