-
大芝荘で女性限定のコース
南箕輪村の大芝荘は、温泉と部屋での食事がセットになった女性限定のサービスを始めた。
このサービスは女性の集客アップを図ろうと行われるもので、28日は試食会が開かれた。
サービスのうちコース料理は、海草サラダや五穀米など12品が味わえる。
サービスでは料理を食べられる個室が用意される他、大芝荘内の温泉にも入れる。
このサービスは7月20日までで女性5人からの受付となり予約が必要。
平日のみの1日限定30人で料金は税込み1人2,500円。時間は午前10時縲恁゚後2時半までとなっている。 -
八十二銀行110周年で来店感謝デー
伊那市の八十二銀行伊那支店は5月27日に支店開設110周年を迎える。
伊那市境にある伊那支店では、25日から3日間来店感謝デーを開いている。
伊那支店は、明治33年に上伊那銀行本店としてスタート。昭和18年に合併し八十二銀行伊那町支店となった。その後、昭和59年に、伊那市駅前支店から分離独立し現在の場所に移転した。
伊那支店のロビーでは、25日から支店開設110周年を記念して、漫画家、橋爪まんぷさんの作品が展示されている。
展示されている作品は新聞で掲載されている4コマ漫画や伊那市駅周辺を描いた作品合わせて82点。
また、伊那市のこれまでを写した写真も紹介している。
八十二銀行支店開設110周年来店感謝デーは25日から27日までの3日間行われている。 -
花畑牧場の生キャラメルなど販売
タレントの田中義剛さんが経営する「花畑牧場」の生キャラメルの販売が25日から伊那市内の大型店ではじまった。
アピタ伊那店の1階に設けられた特設会場には、多くの買い物客が訪れ商品を買い求めていた。
花畑牧場は、タレントの田中義剛さんが北海道十勝で経営していて、厳選した素材と手作りにこだわった商品が人気を集めている。
中でも、北海道の自然の中で生産された牛乳と生クリームなどを使った生キャラメルが人気だという。
会場では生キャラメル以外にもプリンやアイスクリームなども販売されている。
25日は、花畑牧場の社員も訪れ接客に追われていた。
花畑牧場の販売は、今月31日まで行われている。 -
味工房など大芝関連事業黒字に
去年リューアルした南箕輪村の大芝高原味工房は、好調な滑り出しで黒字決算となった。
財団法人南箕輪村開発公社の平成21年度決算報告書によると、リニューアルから丸1年が経過した大芝高原味工房は、前の年度と比べて売り上げが136%と、3割伸ばした。
ジェラートは150パーセント、パンやお焼き、味噌は、130パーセントだった。
村開発公社では、改築1年目だったことでの期待感と、10月のイルミネーション効果が大きかったと振り返っている。
ただ、冬場の集客に課題があるとして、大芝高原全体で盛り上げる方策を検討したいとしている。
村開発公社は大芝荘を運営しているほか、指定管理者として、大芝の湯、味工房、公園管理のあわせて4会計の事業を行っていて、平成21年度は、すべての会計で黒字となっている。 -
通り町で春の呑み歩きイベント
伊那谷で造られたお酒を飲みながら商店街を巡るイベント「春の呑みあるき」が21日、伊那市の通り町商店街で行われた。
これは、伊那谷で造られているお酒を味わいながら商店街を歩いてもらおうと商店主などでつくる実行委員会が開いた。
参加者は千円で呑み歩きに必要な「道中手形」を購入する。
その手形を見せれば、おかわり自由で好きなお酒を味わうことができる。
21日は、辰野から飯田までの9つの蔵元と、酒造メーカー3社の出店がいなっせ北側広場などに並び、訪れた人たちはさまざまなお酒の味を味わっていた。 -
上伊那工業交流プラザ開催
上伊那の製造業者などによる第2回上伊那工業交流プラザが19日、駒ヶ根市の駒ヶ根総合文化センターで開かれた。
これは互いの会社や製品を知ることで、ビジネスチャンスを広げようと、各市町村の商工会議所などでつくる実行委員会が開いた。
会場には交流プラザに参加したおよそ45社の展示ブースが設けられ、訪れた企業の社員が熱心に説明を聞いたり、製品を見学していた。
実行委員会によると製造業界は発注企業と受注企業だけの関係がほとんどで、取引のない企業については、その概要などについてよく知らないのが現状だという。
実行委員会では、上伊那地域は松本、長野に次いで3番目の工業出荷額があることから各企業が技術や情報を共有し生かすことで、ビジネスチャンスが広がるものと期待している。
交流プラザではほかにプレゼンテーションもあり、各企業が自社製品をPRしていた。
駒ヶ根工業高校の生徒や伊那技術専門校で学んでいる人たちも会場を訪れ、ものづくりについて理解を深めていた。
実行委員会では3回目の交流プラザも開催する計画で、製造業の発展につなげていきたい竏窒ニしている。 -
バラまつり期間中 周遊バス運行へ
伊那市は、来月、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれるバラまつり期間に合わせ、高遠町を巡回する周遊バスを初めて運行する。
17日高遠町総合支所で開かれた、高遠町地域協議会の中で白鳥孝伊那市長が報告した。
伊那市によると、年々バラまつりに訪れる人は、増加傾向にあるが、多くの観光客がバラを見たら帰ってしまうという。
そこで、市では地域や商店街の活性化を目的に、今回初めて周遊バスを運行する。
バスは、まつり期間の、6月12・13日、19、20日4日間運行される。
ルートは、高遠町の商店街を経由して、しんわ丘ローズガーデンと高遠さくらホテルを結び周回する。
料金は1日乗り放題で、大人500円、小学生以下は無料で、利用した人に対しては、さくらホテルの入浴料の割引など特典がついているという。
白鳥市長は、「桜ばかりでなく、歴史と花の高遠町をPRし、通年観光のきっかけにしたい」と話していた。 -
宮島酒店で大処分市
日本酒「信濃錦」の蔵元、宮島酒店による薪や樽の
大処分市が16日、伊那市荒井で開かれた。
大処分市は、かつて酒造りに使われた木桶や樽などを活用してもらおうと開かれた。
会場となった宮島酒店の資材置き場特設会場には朝から多くの人が訪れ目当ての品を買い求めていた。
並べられた品は大小あわせて約240点で、特に小さいサイズの樽は、人気を集めていた。
並べられた品はその日のうちにほぼ完売し、宮島酒店では、盛況を喜んでいた。 -
ローズランチ 今年も
伊那市の高遠さくらホテルは、6月から始まるバラまつりにあわせたローズランチの新作メニューを7日発表した。
ローズランチは、1日限定30食。税込み2,000円。
前菜は、サーモン・マグロスモーク・タコのバラ園飾り、スープは、牛バラ肉豆入りのバジル風味の野菜スープメインは、エビ・ホタテのグリルサフランライス添え
デザートは、バラクレープとグレープフルーツシャーベット、これにパンかライス、独自ブレンドのローズティーが付く内容。
丸山拓(ひろし)総料理長は、「今年は、シーフードをメインに女性をターゲットにした」として、「特製ソースとのハーモニーを楽しんでもらいたい」と話している。
ローズランチは、しんわの丘ローズガーデンのばらまつり期間中の6月5日から1か月間の提供予定。 -
伊那市商工会女性部が八重桜の花摘み
伊那市商工会女性部高遠支部の会員らが2日、伊那市高遠町文化体育館横で桜茶で使う八重桜の摘みとり作業をした。
八重桜は女性部が販売している桜茶「桜志津久」に使うもので、同日は会員約10人が摘み取り作業などにあたった。
今年は4月に気温の低い日が続いたことから、例年より開花が遅れ、作業も10日ほど遅くなったという。
作業が終わると摘み取った花を一面に広げ、枯れているものや虫のついているものなどを取り除く、選別を行った。
選別された花は一度塩で仮漬けし、その後蔭干ししてから本漬けを行ない来年の春まで寝かせる。
できあがった桜茶「桜志津久」お花見の時期に高遠城址公園を訪れた花見客に振る舞うほか、販売も行っている。
女性部では「高遠の特産品として作り続けていきたい」と話している。 -
伊那CATVがSTBを無料レンタル
伊那市の伊那ケーブルテレビジョン(株)は、テレビ放送の完全デジタル化移行にともない、加入世帯にたいし、デジタルチューナーSTB(セットトップボックス)1台を無料で貸し出す。
6日は、伊那ケーブルテレビ本社で記者会見が開かれ、向山公人社長が、STBの無料レンタルについて、説明した。
無料レンタルは、2011年7月24日のアナログ放送終了に向けて行う。
対象となるのは、アパートやマンションなどの共聴世帯を除く、伊那ケーブルテレビの加入世帯、2万2千世帯で、すでにSTBを導入している世帯も対象となる。
無料レンタルされるSTBは、地上デジタル放送のほか、東京キー局、コミュニティチャンネル、BSデジタル放送など、32チャンネルを楽しむことができる。
加入世帯へは詳細を書いたダイレクトメールを郵送する。STBの無料レンタルは6月1日から開始する予定。
伊那ケーブルテレビでは、このサービスの提供に際し、4億円縲・億5千万円の負担を見込んでいる。
なお、県内のCATV局でのSTBの無料レンタルサービスは、4局目となる。 -
推奨みやげ品登録証授与式
伊那市観光協会の推奨みやげ品に新たに高遠町にある赤羽菓子店の「麦ころがし」が登録され、市役所で28日、登録証が授与された。
赤羽菓子店社長の赤羽敏さんに、推奨みやげ品審査委員長の伊藤正さんから登録証が授与された。
「麦ころがし」は、伊那地域で親しまれていた、大麦を炒って粉にした麦こがしを使った焼き菓子で、無添加の原料を使っている。
賞味期限は夏場でも3週間と持ちがよく、土産品に適している。
平成7年に発売して以来、高遠まん頭に次ぐ人気のロングセラー商品という。
伊藤審査委員長は、「今後も新しいみやげ品の開発にご精進いただきたい」とあいさつした。
今回の新規登録を含め、推奨みやげ品は56品目となっている。 -
新規求人が1年5カ月ぶり千人台
3月の上伊那の有効求人倍率は0.51倍で、15カ月ぶりに0.5倍台となった。中でも、新規求人数は1046人で、1年5カ月ぶりに千人台となった。
ハローワーク伊那の発表によると、3月の上伊那の有効求人倍率は0.51倍で、前の月の0.48倍より0.03ポイント上昇した。
県内のほかの地区と比べると、依然低めとなっているが、県平均の0.53倍に近づいていて、ハローワーク伊那では「回復傾向にある」としている。
内訳でみると、企業の新規求人数は1046人で前の月の770人より約280人増加した。
新規の求人数が千人台になるのは1年5カ月ぶり。
主に製造業などでの求人が増えたことが要因となっているが、正社員での求人は3分の1程度で、非正規雇用での求人が増えているのが現状。
一方、職を探している新規求職者数は1195人で、前の月の906人より289人増えたが、前年同月と比べると8.1%減少している。
実際に職に就いた就職者数は346人で、2カ月連続で増加した。
ハローワーク伊那では、今後も緩やかな回復傾向で推移するとみているが、正社員の求人が少ないことなどから、「依然として厳しい状況」としている。 -
小沢花の会 芝桜まつり始まる
伊那市の小沢花の会による芝桜まつりが、27日から広域農道沿いの花の公園で始まった。
小沢花の会では毎年この時期に芝桜まつりを開いていて今年で11回目となる。
小沢花の会によると、今年は天候不順により例年より3日ほど花が咲くのが遅いということで、現在、芝桜は3分咲き。
27日は、あいにくの天候となったが早くも観光客が訪れていた。
小沢花の会によると花の見頃は連休明けということだが、「多くの方に足を運んでいただきたい」と来場を呼びかけている。
期間中、2日から4日までライトアップされる。 -
「お酒は二十歳になってから」
伊那小売酒販組合などは、22日、未成年者の飲酒防止を、通学途中の高校生などに呼びかけた。
22日朝は、上伊那のJRの5つの駅で、キャンペーンが行われた。
これは、県下一斉に行われている未成年者の飲酒防止キャンペーンにあわせて毎年行われている。
この日は、伊那小売酒販組合や、伊那税務署、コンビニエンスストアの店員など、60人ほどが参加した。
JR伊那市駅では、15人ほどが高校生に飲酒防止を呼びかけながら、啓発用のティッシュを配っていた。
キャンペーンを行った伊那税務署によると、全国的に、高校生がお酒を買って飲酒し、事故を起こしたり、犯罪に巻き込まれる事案が発生しているという。
税務署では、キャンペーンを通して、未成年者の飲酒を防ぐともに、酒販店も法律を守り、未成年には売らないことを徹底して欲しいと呼びかけていた。 -
ふるさと就職面接会
来春、大学や短大を卒業する学生を対象にした第1回ふるさと就職面接会が23日伊那市内で開かれた。
参加企業は、製造業を中心に29社が参加した。去年は、35社だった。
求人数は188人。上伊那の主力、製造業からの参加は20社で、去年より2社増え、求人数も若干増加している。
それぞれのブースでは、参加企業の人事担当者が、学生に対して自社製品の説明や採用予定などについて説明していた。
また今年は、長野県警も参加していて、伊那警察署の署員が対応していた。
23日は、地元での就職を希望する166人の学生が参加したが、中には諏訪地域からの学生も参加するなど厳しい雇用情勢を反映していた。
ハローワーク伊那の柳沢幸(みゆき)所長は、「雇用情勢は、製造業で若干の明るい兆しはあるものの、依然として厳しい状況が続いている」と話している。 -
上伊那の景況悪化傾向
アルプス中央信用金庫の伊那谷の景況調査によると、今年、4月から6月の上伊那の景況の見通しは、悪化傾向が強まり、深刻度がさらに強まるとしている。
あるしんが3ヶ月ごとに発行している伊那谷経済動向・中小企業景気レポートによると、今年、1月から3月までの業況は、前期より、業況判断指数でマイナス54.6から、マイナス40.2と14.4ポイント改善した。
しかし、4月から6月の来期は、今期に比べて、11ポイント後退する予想で、更に低調感が増し、悪化する見通しだという。
唯一、不動産業は、需要が多い時期なので好転が見込まれているが、他の業種では、総じて悪化傾向が強まり、深刻度が強まる景況見通しだとしている。
他に、今回、あるしんでは、デフレ不況下の経営についての特別調査を行っている。
物価や地価などの下落といった「デフレ」がどのような影響を与えたかという質問に対し、8割を超える企業が、悪影響があるとしている。
マイナス面の影響が大きいものについては、複数回答で、「他社との価格競争の激化」が58%、「販売価格・発注単価の引き下げ要求」が48.9%、「消費マインドの低迷」が37.9%などとなっている。
デフレ回復へ期待するものとしては、複数回答で、「政府による需要刺激策」が61.2%、海外経済の回復・成長が30.1%などとなっているが、「当分回復しない」という回答に26.9%の企業が回答している。
あるしんでは、「業種別にみてもデフレ進展による悪影響に違いは見られず、デフレ不況感が蔓延しているように思われる」としている。 -
リニアCルート支持が拡大
社団法人長野県世論調査協会によると、リニア中央新幹線の県内通過ルートに関する質問に対し、伊那市と駒ヶ根市では、南アルプスを貫くCルート支持が伊那谷を通るBルートを初めて上回った。
調査は、今月9日から12日にかけ、県内に住む20歳以上を対象に行われ、男女合せて800人から回答があった。
「リニア中央新幹線のどのルートが良いか」という質問に対し、伊那市と駒ヶ根市では、伊那谷を通るBルート支持が36.6%、南アルプスを貫くCルート指示が39%で、Cルート支持がBルートを上回った。
一年前調査結果と比較すると、Bルート支持が60%から4割程減少した。
一方、Cルート支持は、22.5%から39%と2倍近く増加した。
県全体では、Bルートが35.4%、Cルートが34.4%と拮抗した。 -
さくらの湯200万人突破
伊那市高遠町の高遠温泉さくらの湯の来場者が、21日、200万を突破し、記念セレモニーが行われた。 セレモニーでは、くす玉を割って200万人達成を祝った。
200万人目となったのは、高遠城址公園の花見の帰りに立ち寄った諏訪市の小林きさみさん。小林さんと200万人目の前後の二人に、記念の品として入浴券などが贈られた。
さくらの湯は、H6年4月にオープンし、H13年に100万人、H17年に150万人を突破した。
ナトリウム分が多くツルツルとした泉質で、年間10万人以上が訪れている。
さくらの湯を運営する伊那市観光(株)の伊藤 俊規(としのり)取締役は「これまで利用して頂いた200万人の皆さんに感謝したい。これからも末長く利用してください」と話していた。 -
高遠城址公園 22日から無料開放
桜が散り終わりに近づいた伊那市の高遠城址公園は、21日で有料期間を終了し、明日から無料開放される。
高遠城址公園の有料期間は、今月1日の公園開きから21日までの21日間となり、満開の期間は1週間でした。
今年は、17日の雪の影響で公園内の木が折れ、初めて入園禁止措置を午前中にとり、午後は無料で開放した。
伊那市では、これらの影響で、例年より1割程度入場者が減っているのではないかとみている。
今シーズンの入場者数は、5月中に集計される事になっている。 -
高遠城址公園 雪被害
16日夜遅くから今朝にかけて上伊那地域は雪となり、各地で雪による被害が発生した。
高遠城址公園では桜の枝が折れる被害があり、来場者の安全確保のため正午からの開園となった。
深夜1時過ぎ、高遠城址公園の桜を管理する桜守が、公園内を歩きながら長さ7メートルの竹の棒を使って枝に積もった雪を落としていた。
公園内に出店を出している店主らも屋根に積もった雪を落としていた。
夜が明けた高遠城址公園。園内には折れた桜の枝が散乱し、桜守や伊那市の職員らが運び出し作業に追われていた。
園内は雪や折れた枝が落ちてくる可能性があるとして、朝から入園禁止となった。
公園を訪れた観光客は警備員から事情を聞き、入園できないことを残念がっていた。
折れた枝は近くの花の丘公園の駐車場に運びこまれた。
正午近くになって、公園の安全が確認されたため開園し、並んでいた観光客らが次々に園内に入っていた。
開園が遅れたことや足場が悪いことから、17日だけ入園料が無料となったが、照明機器の故障により、今夜のライトアップは中止となった。
関係者によると、桜が満開の高遠城址公園に雪が降り、入園禁止になったのは初めてのことだという。
17日は他に雪の影響で木が倒れ、伊那市美篶中県と伊那市高遠町のループ橋近くの国道361号が通行止めとなった。
伊那警察署によるとループ橋近くは通報があってから1時間後の午前5時30分頃に、また美篶中県は通報があってから、1時間半後の午前8時過ぎに撤去作業は終了した。
この倒木によるケガ人などはなかったという。 -
民話「孝行猿」資料館開館
伊那市長谷に伝わる民話、孝行猿の資料館が、伊那市長谷の南アルプス生涯学習センター「入野谷」内に完成した。
14日は市の関係者など約70人が、完成した資料館を見学した。
資料館は、孝行猿の話のゆかりの地、伊那市長谷市野瀬にある入野谷の2階に設けられ広さは約28平方メートル、工事費など事業費は約570万円となっている。
孝行猿の資料館はこれまで個人の住宅内にあったが、平成19年に閉館となったため、今回あらたに設置された。
孝行猿の話は、猟師に打ち殺された親猿を3匹の子猿が助けようとする民話で、伊那市無形文化財に指定されている。
資料館には物語をイメージする囲炉裏のある部屋がつくられ、殺された親猿を助けようとする子猿の姿が彫刻で表現されている。
また小学校の道徳の時間に教材として読まれていた「孝行猿の話」を掲載した本が展示されている。
ほかには、長谷に関する映像記録を見ることができるコーナーや展示パネルなどがある。
14日は資料館完成を祝う記念式典も開かれ、長谷小学校の児童が「孝行猿の歌」を披露した。
式典ではほかに、地元の民話を紙芝居で伝える活動をしているグループが孝行猿の紙芝居を披露した。
資料館は伊那市長谷の南アルプス生涯学習センター「入野谷」内にあり入場無料で見学することができる。 -
新入社員激励会
伊那商工会議所主催の新入社員激励会が12日、伊那商工会館で開かれた。
激励会には、この春入社した152人が出席した。
伊那商工会議所は、市内の企業を対象に毎年、合同の激励会を開いている。
向山公人会頭は「目標をしっかり持ち、やる気、元気、根気を持って、企業になくてはならない人になってほしい。今、仕事があることに感謝して頑張って」と激励した。
これを受け、新入社員を代表して南信美装伊那の齋藤貴紀さんは、「会社の戦力になれるよう日々努力し、初心を忘れず真摯な姿勢で頑張っていきます」と誓いの言葉を述べた。
本年度の激励会参加は31社152人で、昨年度と比べ企業は1社、新入社員は25人増えている。 -
エネルギー利用技術研究会 事例発表会
上伊那電気主任技術者協会のメンバーでつくるエネルギー利用技術研究会は、22回目となる事例発表会を、8日、伊那市西箕輪の伊那技術形成センター開いた。 上伊那電気主任技術者協会は、上伊那を中心とする50社ほどの企業から61人が参加している。
協会の活動の一つとして、エネルギー利用技術研究会があり、毎年1回、この時期に事例発表会を開いている。
8日は、節電や、二酸化炭素削減の取り組みなど15の事例が発表された。
この22回目を数える伝統ある発表会の活動について広く一般にも知ってもらおうと、20回の記念として、これまでの活動の中から100の事例を集めた記録メディアも作成した。
上伊那電気主任技術者協会会長で(株)東信鋼鉄の川上 国男さんは、「企業でのエネルギー有効利用の取り組みは、一般の取り組みの参考になると思う。研究会の活動で地域に貢献したい」と話していた。 -
高遠城址公園 コヒガンザクラ見頃に
伊那市の高遠城址公園のコヒガンザクラが見頃を迎え、9日から花見客の本格的な入りこみが始まった。
公園東側の駐車場は、県外からの観光バスで埋まった。
公園を管理している伊那市によると、8日は51台だったのに対し、9日は150台近くのバスが入ったという。
有料入場者数も8日の4,300人に対し、9日は倍以上の1万人と見込まれる。
公園内の桜は5分咲きで、場所によっては満開となっている。
桜の下では、ビニールシートを広げ、花見を楽しむ人たちの姿が見られた。
花見客の入りこみは、10日、11日にピークを迎えるものと見られる。
伊那市では、10日から市役所駐車場を発着するシャトルバスを運行するほか、JR東海による桜祭り号も運行される。
尚、満開は、11日と予想されている。 -
伊那公園賑わい守る花見小屋
一方、桜の名所の一つ、伊那市の伊那公園も今がちょうど満開。昭和40年代には、高遠に負けないほどの賑わいを見せたという伊那公園。時代の移り変わりとともに人出も減った。
そんな伊那公園に、1軒の花見小屋がある。
北沢福明(よしあき)さんは、30歳で花見小屋を出し、今年で41回目の春を迎えた。
公園を訪れる花見客は、ずいぶん減りったが、北沢さんの顔を見に足を運ぶ常連客も少なくない。
店構えは、昔のまま。定番のそば、うどん、おでんなどほとんどのメニューは、15年以上前から据え置きの500円。店内外には、懐メロが、今では目にすることがなくなったカセット型の装置で鳴っている。
伊那公園には、以前3件の花見小屋があったが、今では1軒だけになった。
今年は、4月1日から小屋をあけたが、赤字覚悟だ。
おとといは、1日の売り上げが1,200円だった。
今年は、花が散り終わる18日までの営業を計画している。
最近は、福祉施設からの利用者が増えている。
弁当などを持ち込むパターンが多く利益にはならない。それでも北沢さんは、笑顔をたやさず接客する。9日も車椅子での利用者が大勢訪れた。
伊那公園には、150本の桜がある。
一時は、高遠城址公園に負けないほどに賑わった公園も、企業や職場での大人数の宴会が減り、少人数で短時間、若い人の利用も減った。
高遠城址公園への花見客の入りこみが本格化した9日、伊那公園では、1軒の花見小屋が営業していた。 -
KOA入社式
新年度がスタートした1日、企業や行政機関で入社式や辞令交付式が行われた。
箕輪町に本社を置く電子部品メーカー・KOA(株)では入社式が行われた。
今年度は、昨年度より3人少ない35人が入社した。
式の中で向山孝一社長は、「KOAは、今年、創業70年を迎える。新たに入社した皆さんとともにあたらな歴史が始まる事に感慨深く感じる。
外へ出れば私がKOAです、といえるKOAマン KOA レディになってほしい」と挨拶した。
新入社員は、「世界にKOAの商品を販売する営業マンになりたい」「プロジェクトリーダーとなり開発に貢献したい」などと、一人ひとり自己紹介した。
入社した35人は、今後、ビジネスマナーなどの研修をうけ、会社の原点であるものづくりの実習を経て、6月に正社員として登用される予定。 -
2月の有効求人倍率は0.48倍
月の上伊那の月間有効求人倍率は0.48倍となり、前の月の0.43倍より0.05ポイント上昇したが、依然として厳しい状況が続いている。
ハローワーク伊那の発表によりますと、2月の上伊那の月間有効求人倍率は0.48倍で、前の月の0.43倍より、0.05ポイント上昇した。
県平均の0.49倍を0.01ポイント下回り、県内12地区の中では、下から5番目となっている。
内訳で見ると、企業の求人数は770人で、前の月の819人より、49人少なくなった。
一方、職を探している新規求職者数も減少していて、2月の求職者数は906人、前の月の966人より、60人少なくなった。
製造業などでは新規の求人が増えてきているが、年度の切り替えとなる3月、4月は離職者が多くなり、求職者が増えることから、ハローワーク伊那では、有効求人倍率も下がるとみていて、「持ち直しの動きはあるが厳しい」としている。 -
伊那と木曽 ビジネスマッチングプラザ
国道361号をキーワードに広域的なつながりで新たなビジネスチャンスをつかもうと、おととしから交流をしている伊那・木曽・高山地域ビジネスマッチングプラザ。伊那地域の炭と木曽地域の石鹸が融合した新しい商品が生まれた。
箕輪町にある株式会社伊那炭化研究所の炭を細かく粉状にして、塩尻市贄川(にえかわ)の化粧品製造販売業、友絵工房が石鹸にした。試作品が出来上がった段階だが、商品化を目指して本格的に取り組んでいくという。
伊那・木曽・高山ビジネスマッチングプラザは、おととし、権兵衛トンネルが開通したことをきっかけに、伊那木曽地域の企業が参加してスタート。去年からは、岐阜県高山市の企業も加わった。
26日は、伊那市内で4回目の交流会が開かれ、各地域から20社が出席し、自社製品を売り込むとともに、新商品開発や販路拡大に向け交流した。
マッチングプラザを主催している伊那商工会議所では、「伊那から高山までの国道361号をキーワードにして、地域経済の活性化につなげていきたい」としている。 -
ルビコンエンジニアリング 下請法違反で勧告
伊那市福島のルビコンエンジニアリングは、下請け業者に対し、協力値引きなどと称して、下請け代金を減額して支払っていたとして、公正取引委員会から再発防止などの勧告を受けていたことがわかった。
公正取引委員会によると、ルビコンエンジニアリングは、平成20年9月から1年間にわたり、一部の下請け業者に対して、支払い代金の減額を要請していたということで、下請代金支払い遅延等防止法の規定に違反する事実が認められたとして、再発防止などを勧告した。
減額の総額は、27社1086万円に上るということだが、ルビコンエンジニアリングでは昨年12月に下請け業者に返還している。
ルビコンエンジニアリングでは、「コストダウンの観点から、下請け業者に一定の値引きをお願いしていたことが問題とされた。勧告を真摯に受け止め反省し、コンプライアンスの確立を目指したい」とコメントしている。